JP2005516732A - 使い捨て排泄物収集器 - Google Patents

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雅人 田中
ダグラス、スコット、ヘンリー
裕子 田中
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    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/44Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices
    • A61F5/443Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices having adhesive seals for securing to the body, e.g. of hydrocolloid type, e.g. gels, starches, karaya gums

Abstract

この使い捨て排泄物処理装置は、長手方向中心線、横断方向中心線、着用者側表面、及び反対側表面を有する。この使い捨て排泄物処理装置は、排泄物を収容するための可撓性バッグ、及びこの装置を着用者の身体に付着するための接着フランジを具備する。この可撓性バッグは、接着フランジによって取り囲まれた開口部を有する。この接着フランジは、外周及び内周を有する。この接着フランジは、接着層及び基材を具備する。この基材は、外周から内周まで長手方向中心線に沿って伸びる少なくとも一つの底部スリットを有する。あるいは接着層は、外周から内周まで長手方向中心線に沿って伸びる表面スリットを有してもよく、及びこの表面スリットは、装置が着用される場合は、肛門と尿道の間に位置付けられる。

Description

本発明は、乳児、小児、又は成人に使用される排泄物処理装置に関する。さらにとりわけ本発明は、可撓性バッグ、及び装置の使用中に、着用者の動きに適合することができ、接着フランジの脱離を避けることができる接着フランジを具備する排泄物処理装置に関する。
排泄物処理装置は、主に、失禁に悩む人々及び特に寝たきりの患者が着用するように設計された物品として既知である。こうした排泄物処理装置は、着用者の肛門周囲領域又は尿道口領域に付着され、糞便物質、尿、及びその他の身体排出物を捕捉して直ちに収容することを目的としている。
代表的な排泄物処理装置は、例えば米国特許第3,577,989号に開示されている。それは、上部が開いた部分を有する袋、及び袋の上部が開いた部分の周囲に固定された薄い環状の楕円形状のフランジを具備する使い捨て排泄物捕捉バッグを開示する。フランジは、使い捨てバッグを着用者に付着する手段としての接着剤物質の層を具備する。使い捨てバッグは、着用者の肛門の周囲への付着のために具体的に設計されている。
別の代表的排泄物処理装置は、例えばGB2152387Aに開示されている。それは、細長いバッグ及び偏平リングを具備する糞便収集器を開示している。細長いバッグは、バッグがその一末端部で開口部を有するように、縁のところで結合する熱可塑性シートの一対のパネルを具備する。偏平リングの表面は、感圧及び耐水性接着剤の層によりコーティングされている。偏平リングの内側の縁は、細長いバッグの開口部とちょうど一致する、ほぼ円形の開口を画定する。偏平リング及び細長いバッグは、リングの内側の縁に沿って共に固定される。糞便収集器の偏平リングは、着用者の肛門周囲領域に接着して付着される。
こうした装置に必然的に関連している問題は、ヒトの身体への付着である。この分野で多く用いられる手法は、肛門周囲領域又は尿道口領域へ付着する接着フランジを装置に提供することである。着用者の皮膚の所望領域における装置の完全な付着は、接着フランジを具備する排泄物処理装置にとって重要な柱である。装置の不完全な付着は、重大な問題、特に糞便/尿の不完全な収集及び糞便/尿の漏れをもたらす結果となる。例えば、排泄物処理装置の接着フランジが、着用者の排出器官の開口部(例えば肛門開口部又は尿道開口部)の周囲の皮膚に完全に付着されていない場合、糞便又は尿のような排泄物は、フランジと皮膚の間に侵入し、その結果、排便過程の間に装置のフランジに向かって顕著な圧力が発生する。こうした顕著な圧力は、接着して固定された装置の脱離をもたらす結果となる。
上記の先行技術に開示されるように、排泄物処理装置に用いられる接着フランジは、従来フランジの中央に位置する開口部を有し、並びに、開口部を連続して取り囲む基材及び基材に支持される接着層を具備する。接着層を支持するための基材は、従来、不織布材料、発泡体、又はプラスチックフィルムのような非弾性材料から製造される。接着層は、接着層が開口部を連続して取り囲むように、基材上に適用される。そのため、装置が着用される場合、接着フランジは、排出器官開口部の外周全部の皮膚に接着して付着される。
こうした従来の接着フランジでは、接着フランジが、歩く、這う、走る、座る、及び排便するといった着用者の装置使用中の動作により生じる皮膚の動きによって、着用者の皮膚からしばしば/時々脱離することが認められている。これは、排出器官開口部の外周全部の皮膚に連続して付着される接着フランジの基材が非弾力性であり、接着フランジがこうした着用者の皮膚の動きに十分に適合していないためである。装置使用中に皮膚の激しい動きが起きた場合に従来の基材は、接着フランジがこうした皮膚の動きに従うのを妨害する傾向がある。これは、着用者の皮膚からの接着フランジの部分的/完全な脱離(即ち上記の「不完全な付着」)をもたらす結果となる。こうした脱離は、排泄物の不完全な収集/漏れをもたらし、接着フランジの脱離が起きた場合に、着用者に皮膚の痛みさえ頻繁に/時々感じさせる。とりわけ会陰(即ち、肛門と尿道口開口部との間の領域)での接着フランジの脱離は、会陰は普通非常に敏感であるので着用者に深刻な皮膚の痛みを与える傾向がある。
会陰に性器を有する女性の着用者の場合には、会陰での接着フランジの付着は、深刻な不快感を与える。加えて、女性の着用者は会陰に近い尿道口開口部を有するため、排出された尿は会陰に流れる傾向がある。これは、接着フランジを構成する接着層が尿と接触する結果となり得る。尿と接着層の接触は、会陰での接着フランジの脱離を促進し、接着層の変質をもたらす。
それ故に、装置の使用中において、装置が着用者の皮膚の所望領域にしっかりと付着され続けるように着用者の動きに適合し、装置の使用中に、着用者が不快感及び皮膚の痛みをもたらされない排泄物処理装置への要求がなお存在する。
この使い捨て排泄物処理装置は、長手方向中心線、横断方向中心線、着用者側表面、及び反対側表面を有する。この使い捨て排泄物処理装置は、排泄物を収容するための可撓性バッグ、及びこの装置を着用者の身体に付着するための接着フランジを具備する。この可撓性バッグは、接着フランジによって取り囲まれた開口部を有する。この接着フランジは、外周及び内周を有する。この接着フランジは、接着層及び基材を具備する。この基材は、外周から内周まで長手方向中心線に沿って伸びる少なくとも一つの底部スリットを有する。あるいは接着層は、外周から内周まで長手方向中心線に沿って伸びる表面スリットを有してもよく、この表面スリットは、装置が着用される場合は、肛門と尿道の間に位置付けられる。
本発明をとりわけ指摘し、明確に請求する請求項によって本明細書はまとめられているが、本発明は、添付図面と合わせて説明される好ましい実施形態の以下の記載により更に理解が深まるものと考えられ、図面中で同様の参照番号は、同一の要素を特定する。
引用された参照文献はすべて、それらの全体を本明細書に参考として組み込む。いかなる参照文献の引用も、特許請求する本発明の従来技術としての有用性についてのどのような決定にも関する容認ではない。
最初に、読者の本発明に対する理解を助けるため、いくつかの用語の定義が提供される。
用語「具備する」とは、最終結果に影響をもたらさないその他の工程及びその他の成分を加えることができることを意味する。この用語は、用語「〜から成る」及び「本質的に〜から成る」を包含する。
本明細書で使用する時、用語「使い捨て」とは、一般に、洗濯、又は別の方法で修復若しくは再使用することを意図しない装置を記述する(即ち、それらは一回使用したら廃棄され、好ましくは、リサイクル、堆肥化、又は環境に適合する方式で処分されることを意図する)。
本明細書で使用する時、用語「排泄物」又は「身体排出物」とは互いに代替でき、糞便物質、尿、経血などに挙げられるヒトの身体の排出器官開口部から放出されるすべての排出物を含む。本明細書で使用する時、用語「排出器官開口部」とは、排泄が起きた場合に、排泄物が通過してヒトの身体から排出する開口部を指す。こうした排出器官開口部には、尿道、膣開口部、肛門などが挙げられる。
図1〜図3は、着用者の排出器官開口部の周囲の皮膚(例えば肛門周囲領域)に配置される本発明の使い捨て排泄物処理装置の一つの実施形態を示す。図1及び3に示される排泄物処理装置100は、長手方向中心線L1を有する。本明細書で使用する時、用語「長手方向」とは、使い捨て排泄物処理装置100が着用される場合に、起立した着用者を左半身及び右半身に二等分する鉛直平面とほぼ一致する(例えばおよそ平行である)装置100の平面の線、軸線、又は方向を指す。図1〜図3に示される排泄物処理装置100はまた横断方向中心線T1を有する。本明細書で使用する時、用語「横断方向」又は「横方向」とは互いに代替でき、長手方向にほぼ垂直の使い捨て排泄物処理装置100の平面内に位置する線、軸線、又は方向を指す。図1〜図3に示される排泄物処理装置100は、二つの表面を有し、一つは着用者側表面110であり、もう一つは反対側表面120である。着用者側表面110は、装置100が着用される場合にほぼ着用者に向いて配向される、装置100の表面である。着用者側表面110は、装置100の使用中に、典型的には着用者の皮膚と少なくとも部分的に接触する。反対側表面120は、装置100が着用される場合にほぼ着用者から離れて配向され、衣類を着用している場合には少なくとも部分的に衣類に向かって配向される装置100の表面である。排泄物処理装置100は、開口部140を有する可撓性バッグ130、開口部140を取り囲む接着フランジ150、及び装置100の反対側表面120上に配置された補助タブ160を具備する。
本明細書で使用する時、可撓性バッグ130とは、糞便物質、尿などのような排出された排泄物を収容するための可撓性容器である。バッグ130は、その使用目的に応じて、即ち装置が寝たきりの患者用であるのか又は失禁に悩む活動的な患者用であるのかに応じて、いかなる形状又は大きさでも提供されることができる。例えば、主に管状又は長方形の細長いバッグが、寝たきりの患者及び失禁に悩む高齢者に典型的には利用される。幼児又は成人のようなより活動的な着用者については、排泄物処理装置100は好ましくは、装置100が身体の輪郭に従い、着用者が通常の衣類の下で目立たぬように着用できるような解剖学的形状であるべきである。とりわけ好ましい形状は、立方体形状のバッグ、球形状のバッグ、円錐(又は切頭円錐)形状のバッグ、角錐(又は切頭角錐)形状のバッグ、四面体(又は切頭四面体)形状のバッグ、円筒形状のバッグなどのような三次元の形状のバッグである。更に、バッグが膨んでいない場合は、バッグは実質的に円形、楕円形、正方形、長方形、多角形の形状を有してもよい。
図1〜図3に示される好ましい実施形態では、バッグ130は、バッグ130が膨んでいない場合は長手方向/横断方向に対称である、長方形の形状である。バッグ130は、図1〜図3に示されるように、長手方向に伸びる側縁部S、横断方向に伸びる末端縁部E1及びE2、並びに末端縁部E1に位置する折り畳まれたガセットパネル131を有する。側縁部S並びに末端縁部E1及びE2は、バッグ130の横断方向末端部及び長手方向末端部にそれぞれ相当し、バッグ130の周囲Pを画定する。
バッグ130は、例えば装置100が活動的な着用者(即ち、寝たきりの患者ではなく)に着用される場合など、様々な着用条件下において、排泄物のために十分な容量を提供するように好ましくは設計される。バッグ130は、どのような捕捉された物質でも安全に収容するように設計されており、典型的には液体不浸透性であるが、通気性である。バッグ130は、例えば座るなどの典型的着用条件で、バッグ130に圧力が働いた場合に、使用中の破裂に抵抗するための十分な強度を有するように設計されている。
必要とされるバッグ130の形状に応じて、バッグ130は、単一の材料片、又は複数の別個の材料片から製造されてもよく、これら別個の材料片は、同じであってもよいし、異なっていてもよく、それぞれの周囲で密閉される。図4(a)〜4(c)に示される好ましい実施形態では、排泄物処理装置100を構成するバッグ130は、単一ウェブシート10から製造されている。図4(a)に示されるように、ウェブシート10は、長手方向縁部11及び12、並びに横断方向縁部13及び14を有する。ウェブシート10は、図4(b)に示されるように、折り畳み線15、16、及び17に沿ってWのような構成に折り畳まれる。ウェブシート10は次に、長手方向縁部11、12並びに横断方向縁部13及び14に沿って、ヒートシール、接着剤などのような当業者に既知の手段により、バッグ130を形成するために封止される。図4(a)〜4(c)に示されるような方法により製造されたバッグ130は、折り畳まれたガセットパネル131を末端縁部E1に有する。折り畳まれたガセットパネル131により、バッグ130が排出された排泄物を収容する際に、バッグ130を膨らませることができる。折り畳まれたガセットパネル131により創出されるバッグ130のこうした膨張は、使用中に余分の貯蔵容量を提供し、及び排泄物(即ち、排便)が突然激しく溢れ出た場合であっても、装置100の、着用者の身体からの望ましくない脱離を回避する。
他の方法として、こうした可撓性バッグは、二つの別個のシートから製造されてもよい。図5及び図6に示される別の実施形態では、排泄物処理装置200は、着用者側表面210及び反対の直面表面220を有し、開口部240を有するバッグ230、開口部240を取り囲む接着フランジ250、及び装置200の反対側表面220上に配置された補助タブ260を具備する。バッグ230は、丸みを帯びた五角形の形状である。バッグ230は、着用者直面シート231及び反対シート232から製造される。着用者直面シート231及び反対シート232は、シート231及び232の周囲Pに沿って、ヒートシール、接着剤などのような当業者に既知の手段により、バッグ230を形成するために封止される。
バッグ230は、バッグ230が排泄物を収容した場合に、バッグ230を鉛直に膨らませるために、好ましくは、少なくとも一つの折り目を反対側表面220上に有する。折り目の数は、例えばバッグの構成、バッグの大きさ及び/又はバッグの材料などの状況に、明らかに依存する。図6に示される実施形態では、排便があった場合にバッグ230が鉛直に膨らんで三次元の形状を有することができるように、折り目270及び280が、装置200の反対側表面220上に形成される。バッグ230の膨張は、使用中に余分の貯蔵容量を提供する。折り目270は、アルファベットの「Z」のような構成を、長手方向中心線L2に沿って取られた、装置200の反対側表面220の断面図の中に有する。そのため、こうした折り目は本明細書では「Z型折り目」と呼ばれる。図6に示されるような実施形態では、横断方向に配向された一つのZ型折り目は、装置200の反対側表面220上に形成される。長手方向に配向されたその他の折り目280、280は、図6に示されるように、装置200の反対側表面220上に形成される。折り目280、280は、長手方向に配向された二つのZ型折り目を具備する。二つのZ型折り目280、280は、長手方向中心線L2をはさんで向かい合って長手方向中心線L2に平行に配置される。二つの向かい合うZ型折り目は、ギリシャ文字の「Ω(オメガ)」のような構成を、横断方向中心線T2に沿って取られた、装置200の反対側表面220の断面図中に有する。こうした二つの向かい合うZ型折り目の組み合わせは、本明細書では「Ω型折り目」と呼ばれる。このように、一つのZ型折り目270及び一つのΩ型折り目280が、図6に示される実施形態において、装置200の反対側表面220上に形成される。
バッグ130は、一層又は複数の層、好ましくは二層又は三層を具備することができる。典型的には少なくとも部分的に排泄物と接触するバッグの内側の層は、内層と呼ばれる。典型的には少なくとも部分的に着用者の皮膚及び着用者の衣類と接触するバッグ130の最外層は、外層と呼ばれる。バッグの層は、バッグが液体不透過性であるように、いかなる材料から提供されてもよい。層は特に、不織布又はポリマーフィルムのようないかなる材料を具備してもよい。好ましい実施形態において、層は、不織布層及びポリマーフィルムを具備する積層体から形成されてもよい。バッグ130の外層は、好ましくは、不織布層により提供される。不織布の外層は、着用者の皮膚に従順な表面を提示し、そのため皮膚の健全さを非常に向上させる。一つの好ましい実施形態では、バッグ130は二層を具備し、これは不織布層を外層として、及びフィルムを内層として具備する。あるいは、バッグ130は三層、すなわち一つのフィルム層と、二つの不織布層を具備してもよい。好ましくは、フィルムは、二つの不織布層の間にはさまれてもよい。層のこの順序は、着用者の皮膚との接触においてとりわけ心地良い感覚を有する閉じた繊維構造を結果としてもたらすことになる。
バッグ130のための好適な不織布層は、フェルト布地、スパンレース布地、流体ジェット絡み合わせ布地、エアレイド布地、湿式布地、乾式布地、メルトブロー布地、短繊維カーディング布地、スパンボンド布地、ステッチボンド布地、有孔布地、及び上記の組み合わせなどを含んでもよい。バッグ130を構成する単一の不織布層又は複数の不織布層は、疎水性であってもよいし、親水性であってもよい。例えば、バッグ130がフィルム層を具備する場合、不織布層は親水性又は疎水性のいずれであってもよい。バッグ130がフィルム層を具備しない場合、好ましくは少なくとも一つの不織布層は疎水性である。バッグが液体不透過性であることを確実にするため、不織布層の両方を疎水性にすることが更に望ましい。典型的には、不織布層を、フッ素化学薬品又は他の疎水性仕上げ剤のような表面活性物質により処理し、必要な疎水性を提供する。しかしながら、不織布層は、ホットメルト接着剤などの液体不透過性物質のコーティング、又はシリコンコーティング若しくはゴム、植物性ワックス、及び鉱物性ワックスなどその他の疎水性化合物のコーティングにより同様に処理してもよいし、又は例えば、ナノ微粒子又はプラズマコーティング技術を使って、物理的に処理してもよい。また、触り心地の柔らかさを改善するために、不織布層を薬剤で処理することもできる。薬剤としては、植物油、動物油、又は合成油、シリコン油などが挙げられるが、これらに限定されない。これらの薬剤の存在は、着用者が不織布層を脂っぽい又は油っぽいという感覚を持たずに、不織布層に絹様又はフランネル様の感触を付与することが既知である。更に、陰イオン性、非陰イオン性、陽イオン性、及び非陽イオン性の界面活性剤を包含する界面活性物質を加えて、柔軟性及び表面の滑らかさを更に高めてもよい。その上、所望の治療効果又は保護コーティングのローション効果を提供するために、不織布層にローションを含浸させてもよい。ローションコーティングは、通常の接触や着用者の動き及び/又は体熱により、着用者の皮膚に移り得る。一般に、ローション形態の鉱物油は、着用者の皮膚に滑らかな保護コーティングを付与する際に有効であるとして認識されている。不織布層を、クリーム製剤の固体油相に含浸させることや、例えば、ベビーオイルを含有する、圧力、熱、又は水によって破ることのできるカプセルの配列を不織布層の中に組み込むこともまた可能である。
バッグ130に好適なフィルム材料は、熱可塑性材料を含んでもよい。熱可塑性材料は、特にポリエチレン、ポリプロピレン、非晶性ポリオレフィンなどをはじめとする全ての種類のポリオレフィン;繊維又はポリマー結合剤を含む融解可能な構成成分を含有する材料(セルロース−木材パルプ、綿、黄麻、麻などの天然繊維を含む);ファイバーグラス、レーヨン、ポリエステル、ポリオレフィン、アクリル、ポリアミド、アラミド、ポリテトラフルオロエチレン金属、ポリイミドなどの合成繊維;ハイメルト/ローメルトの二構成成分から成るポリマー、コポリマーポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセテート/塩化物コポリマー、コポリマーポリアミド、いくつかの構成物質が融解可能でないブレンドを含む材料などの結合剤;エクソン・ケミカル社(EXXON Chemical Co.)(米国イリノイ州)がエグゼア(EXXAIRE)という名前で供給する微小多孔性フィルム、又は三井化学(Mitsui Chemical Co.)(日本)がエスポアール(ESPOIR)NOという名前で供給する微小多孔性フィルムなどを含む空気及び蒸気透過性材料;並びにデュポン(DuPont)(フランス)から入手可能なハイトレル(Hytrel)(商標)、及びエルフ・アトケム(ELF Atochem)(フランス)から入手可能なぺバックス(Pebax)(商標)などのモノリシック構造の通気性材料から選択することができる。好ましい実施形態では、着用者の身体から出る水蒸気が捕捉されて液化し、それにより使用開始から短時間で暑くじっとりとした不快な状態が生じるという問題を回避するために、いかなる層に含まれるフィルムも、好ましくは、空気などの気体及び水蒸気などの蒸気に対して透過性である。
バッグ130は、更に吸収材料をその中に含有してもよい。吸収材料は、いかなる好適な方式によって、バッグ130の内部に位置付けられてもよい。例えば、吸収材料はバッグ130内に固定されずに配置されてもよいし、又はバッグ130の内側に固定されてもよい。バッグ130の内側に吸収材料を固定するために、吸収材料を不織布及びフィルム基材に固定するいかなる既知の技術が用いられてもよい。吸収材料はまた、いかなる所望の形状又は構成(例えば、長方形、楕円形、円形など)を有するように配置されてよい。吸収材料は、排出された身体の流体を吸収及び保持できるいかなる材料を含んでもよい。吸収材料は、一般に使い捨ておむつ及び他の吸収性物品に使用される多種多様な液体吸収材料、例えば一般にエアフェルトと呼ばれる粉砕木材パルプを具備してもよい。その他の好適な吸収材料の例としては、縮緬セルロースの詰め物;コフォームを包含するメルトブローポリマー;化学的に剛化、変性、又は架橋されたセルロース繊維、捲縮ポリエステル繊維などの合成繊維;ピートモス;ティッシュラップ及びティッシュラミネートを包含するティッシュ;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;超吸収性ヒドロゲル形成ポリマー材料;吸収性ゲル化材料;又はその他の既知のあらゆる吸収材料又はこれらの材料の組み合わせ若しくは混合物が挙げられる。また、吸収性構成要素の構成及び構造は様々であってよい(例えば、吸収性構成要素は変動する厚さの領域(例えば、中央部分に厚みが出るような浮き上がりなど)、親水性勾配、超吸収性勾配を有してもよいし、又は一以上の層又は構造を具備してもよい)。
補助タブ160は、図3に示されるように、バッグ130の反対側表面120上に配置される。補助タブ160は、装置100が着用者に付着された後、補助タブ180を引っ張ることにより、バッグ130が三次元形状に容易に膨らむように提供される。
別の実施形態によると、補助タブ160はまた、装置100の操作補助として提供されることができ、即ち装置100を着用者の身体に適用するために、及び/又はその使用後又は使用中に装置100を取り外すために、装置100を保持するための手段として、バッグ130を三次元の形状に膨らませるその機能に加えて又は代わるものとして提供されることができる。
この別の実施形態は、図3及び6に図解された物品を参照することにより説明されるが、本発明による排泄物処理装置のいかなる別の実施形態にも等しく適用できる。
図3及び6に図解されるように、装置100、200を保持するための手段160、260は、長手方向中心線L1、L2に実質的に垂直に配向され、バッグ130、230の反対側表面120、220にその二つの末端部において付着されるが、その中間部分は前記反対側表面に結合されない、可撓性材料、例えばフィルム材料の細長いストリップとして、提供されることができる。中間部分は、装置100、200を保持するための、ユーザーの少なくとも一本の指の挿入を目的とする空間を画定する。ストリップは、図3及び6に示されるように、それがバッグの反対側表面から突き出るか、あるいはその表面に平らになり得るような長さを有することができる。もちろん、装置100、200を保持するための手段160、260は、着用者本人による、及びまた着用者の世話をする人、例えば看護婦であって、装置100、200を着用者の身体に適用及び/又は着用者の身体から取り外すために装置100、200を取り扱う人による使用を目的とする。
装置100、200の適用及び/又は取り外しのための操作補助として提供される補助タブ160、260は、もちろん本出願に記載されるその他の対応する機能、例えば装置の着用者の身体への適用についての図16の実施形態に関して、又はその後の取り外しについての図7、8、及び9に示されるようなフランジ300の取り外しタブ370に関しての機能に代わるものを構成することができる。
本発明の一つの可能性のある実施形態によると、例えばユーザーは、バッグ130、230の反対側表面120、220を手に接触させて、装置100、200を彼の/彼女の手の平の上に置き、及び一本の指、例えば中指をストリップの中間部分と装置の反対側表面の間に画定される空間に挿入することができる。そのためユーザーは、例えば装置を着用者の身体に適用するために、いかなる力も使わずに装置100、200を保持することができる。装置100、200を保持するための手段160、260により、ストリップとバッグ130、230の反対側表面120、220の間の前記空間に単に指を挿入して、前記手段を引っ張ることにより、着用者の身体から装置を容易に取り外すこともまた可能になる。
図3及び6に図解される実施形態では、手段160、260は典型的には、長手方向に関して、それぞれの長手方向軸線及び横断方向軸線L1、L2及びT1、T2の交差点の実質的に近くに位置付けられる。あるいは、手段160、260は、装置100、200の長手方向の末端縁部の一つの近くに、又は末端縁部の一つのところに位置付けることができる。例えば手段160、260は、装置100、200の前末端縁部、即ち使用中に着用者の身体の前部分に対応する末端縁部に位置付けることができる。この位置で手段160、260は、装置の最終的な処分のために使用後に取り外す場合か、又は例えば装置の点検のために使用中に部分的に取り外し、その後に装置を再適用する場合のどちらかの場合において、装置100、200を着用者の身体から取り外すために特に有用である。本発明の更に別の実施形態によると、図3及び6に図解されるように、可撓性材料の細長いストリップから成る補助タブ160、260は、例えば着用者の身体への適用及び/又はそこからの取り外しのために、装置を操作及び保持するために指の挿入を可能にする等価の手段により置き換えることができる。
例えば、本発明による排泄物処理装置を保持するための手段は、指の挿入のための開口部を有し、バッグの反対側表面に提供されるポケットによって代わりに構成されることができる。ポケットは、図3及び6中の補助タブ160、260の位置に対応する位置において、装置の長手方向軸線に沿って典型的には設置されることができるか、あるいは異なる場所、例えば可撓性材料のストリップに関して既に上で説明したように、排泄物処理装置の前末端縁部のより近くに又は前末端縁部のところに設置されることができる。典型的には、ポケット中の指挿入のための開口部は、長手方向軸線及び横断方向軸線の交差点によって固定される、装置の中央の方に向いているが、当業者により決定され得るように、バッグの反対側表面上のポケット自体の位置に応じて、及び排泄物処理装置がどのように操作されるべきか、及び/又は適用/取り外しされるべきかに応じて異なる配置も可能である。
ポケットはバッグの反対側表面上に、別個の要素として、例えばバッグの反対側表面上の所望の場所に既知の手段により好適に固定又は結合された可撓性材料のシートとして、指の挿入のための開口部を所望の位置及び配向で画定するために、好ましくは提供されることができる。いかなる好適な可撓性材料、例えばポリマーフィルム又は不織布/フィルム積層体のようなバッグと同じ材料も用いることができる。あるいはポケットは、例えばバッグの材料内にスリットにより提供されるなど、排泄物処理装置内に一体化して形成されることもできる。スリットはバッグの反対側表面上の好適な所望の位置に提供され、典型的には横断方向軸線に平行に走り、それにより指の挿入のための開口部を画定する。もちろん、バッグの液体不浸透性は保証される必要があり、そのためスリットは典型的には、指の挿入のためのスリット及び開口部が提供されるべき、バッグを構成する又はバッグ構造の少なくとも一部を構成する多層材料構造の外側の層のみに関係し得る。
もちろん、これまでに開示された排泄物処理装置を保持するための別の手段はまた、着用者の身体への適用及び/又は身体からの取り外しのために装置を操作するための手段としてのそれらの使用に加えて、又は代わるものとして、装置の着用者の身体への適用後に、単に指を指挿入用開口部に挿入して引っ張ることによりバッグを所望の三次元形状に膨らませるために提供されることができる。
開口部140は、図1〜3に示されるように、尿及び/又は糞便物質のような排泄物を、バッグ130内への貯蔵前に着用者の排出器官開口部から受け取るために装置100の着用者側表面110上に形成されることができる。開口部140は、接着フランジ150により取り囲まれており、円形、長楕円形、ハートの形状のようないかなる形状又は大きさで提供されてもよく、左右対称又は左右非対称であってもよく、好ましくは開口部は、長手方向又は横断方向のいずれかに長楕円形の構成を有する。
接着フランジ150は、開口部140の周囲に、着用者の排出器官開口部周囲の皮膚への排泄物処理装置100の接着的付着のために提供される。接着フランジ150は、排泄物処理装置100の着用者側表面110に、接着剤、ヒートボンドなどのような当業者に既知の手段により付着される。接着フランジ150は、いかなる形状により提供されてもよく、好ましくは図1に示されるように、左右対称で、長手方向又は横断方向に僅かに長楕円形の形状を有する。こうした好適な形状には:三角形の形状;円形又は楕円形の形状;半円形の形状;扇形の形状;正方形、長方形、又は菱形の形状;五角形の形状又は上記のいかなる組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。接着フランジ150は、典型的には接着層及び接着層を支持するための基材を具備する。
図7(a)及び7(b)は、排泄物処理装置100に用いられる接着フランジの好ましい実施形態を示す。図7に示される接着フランジ300は、長手方向中心線L3、及び長手方向中心線L3に垂直な横断方向中心線T3を有する。接着フランジ300について使用する時、用語「長手方向」とは、接着フランジ300が排泄物処理装置100に付着される場合に、排泄物処理装置100の長手方向L1に実質的に平行な接着フランジ300の平面内の、線、軸線、又は方向を指す。接着フランジ300について使用する時、用語「横断方向」又は「横方向」とは、長手方向に一般に垂直な接着フランジ300の平面内に位置する、線、軸線、又は方向を指す。接着フランジ300は、二つの表面を有する:一つは着用者側表面310であり、もう一つは反対側表面320である。着用者側表面310は、接着フランジ300が着用者の皮膚に付着される場合に、一般に着用者に向いて配向される接着フランジ300の表面である。着用者側表面310は、接着フランジ300の着用者の皮膚への付着中は、典型的には少なくとも部分的に着用者の皮膚に接触する。反対側表面320は、接着フランジ300が着用者の皮膚に付着される場合に、一般に着用者から離れて配向される接着フランジ300の表面である。接着フランジ300は、好ましくは、排泄物処理装置100の着用者側表面110に、接着フランジ300の長手方向中心線L3が装置100の長手方向中心線L1に対応するように付着される。接着フランジ300は外周330及び内周340を有し、接着層350及び接着層350を支持するための基材360を具備する。接着フランジ300の内周340は、接着フランジ300がバッグ130に付着される場合、バッグ130の開口部140と実質的に一致する一般に円形の開口を画定する。
接着フランジ300は、排泄物処理装置100が意図する着用者の集団に応じて、いかなる大きさで提供されてもよい。接着フランジ300の全体の長さLは、図7(a)に示されるように長手方向中心線L3に沿って測定される。接着フランジ300は、接着フランジ300が成人の着用者用に設計された排泄物処理装置に用いられる場合には、約70mm〜約120mmの全体の長さLを有してもよい。加えて接着フランジ300は、接着フランジ300が幼児の着用者用に設計された排泄物処理装置に用いられる場合には、約40mm〜約80mmの全体の長さLを有してもよい。接着フランジ300の全体の幅Wは、図7(a)に示されるように横断方向中心線T3に沿って測定される。接着フランジ300は、接着フランジ300が成人の着用者用に設計された排泄物処理装置に用いられる場合には、約100mm〜約200mmの全体の幅Wを有してもよい。加えて接着フランジ300は、接着フランジ300が幼児の着用者用に設計された排泄物処理装置に用いられる場合には、約60mm〜約130mmの全体の幅Wを有してもよい。接着フランジ300のフランジ幅FWは、図7(a)に示されるように、外周330から内周340まで長手方向中心線L3に沿って測定される。接着フランジ300は、接着フランジ300が成人の着用者用に設計された排泄物処理装置に用いられる場合には、約10mm〜約30mmのフランジ幅FWを有してもよい。加えて接着フランジ300は、接着フランジ300が幼児の着用者用に設計された排泄物処理装置に用いられる場合には、約6mm〜約20mmのフランジ幅FWを有してもよい。
上記の特定の大きさのパラメータに従う接着フランジ300の構造は、更なる快適さ及び有効性を有する製品をもたらす結果となる。例えば接着フランジ300が上記の特定の大きさより小さ過ぎる場合には、装置100が着用されている間、着用者の皮膚の所望領域に付着された排泄物処理装置100を十分に保持することは困難である。これは、接着層350の領域が、装置100の使用中に、着用者の皮膚への装置100の付着を保持する程大きくないためである。こうした装置100の不十分な付着は、排泄が起きた場合に排泄物の漏れを生じる可能性がある。対照的に、接着フランジ300が上記の特定の大きさより大き過ぎる場合には、排泄物処理装置100の包装を小さくすることは困難である。装置100のこうした不必要に大きい大きさの包装は、製品の輸送及び包装費を増加させる可能性がある。加えて、接着フランジ300が大き過ぎる場合、接着フランジ300を構成する接着層350の、着用者の皮膚との接触領域もまた大きくなり過ぎる傾向がある。接着層350のこうした不必要に大きい、着用者の皮膚との接触領域は、装置100が着用者の皮膚から取り外される場合に、着用者に痛みを与える結果となる可能性がある。
接着フランジ300の基材360は、接着フランジ300を着用者の皮膚に容易に設置することができるように、柔らかい、可撓性の、及び適応性のある材料で製造される必要がある。加えて、接着フランジ300の基材360は、疎水性の材料及び/又は通気性の材料により製造されてもよい。接着フランジ300の基材360の好適な材料には、不織布材料、連続気泡熱可塑性発泡体のような発泡体が挙げられるが、これらに限定されない。約0.5〜10ミリメートル(好ましくは、約2ミリメートル)の一般的な範囲内の厚みを有する連続気泡発泡体が、とりわけ有効であることが見出されている。他の発泡体材料又はこのような発泡体の上述した特性(即ち、柔軟性、順応性、伸張性、収縮性、通気性、及び疎水性)を有する他の好適なプラスチックシート材料を使用してもよい。
接着フランジ300の接着層350は、身体に適合性のある接着剤を含む。接着層350は、接着フランジ300を着用者の皮膚に固定するために用いられる。好ましくは、接着層350は、使用前に接着層350を汚染から保護するために、シリコン処理を施した紙又はフィルムのような剥離手段により覆われている。接着層350は、基材360の全体を覆ってもよいし、あるいは接着フランジ300が、排泄物処理装置100を着用者の皮膚から容易に取り外すための取り外しタブ370のような、少なくとも一つの、好ましくは複数の非接着部分を有するように、基材360を部分的に覆ってもよい。取り外しタブ370は接着剤を含まなくてもよいし、又は不活性化された又は覆われた接着剤を含有してもよい。取り外しタブ370は、ユーザーが装置100を着用者の皮膚から取り外すのを助ける。加えて取り外しタブ370は、装置100の着用者の皮膚への付着のために、ユーザーが装置100をつかむのを助ける。図14に示される別の実施形態では、接着フランジ300は、ほぼ長方形の形状を有し、取り外しタブ370は、各取り外しタブ370が尖った角371を有するように、長手方向に伸びる両側縁部331に沿って提供される。取り外しタブ370の尖った角371は、接着フランジ300を着用者の皮膚から剥がすために、ユーザーが取り外しタブ370を容易につかむのを助ける。
ヒドロコロイド接着剤及びヒドロゲル接着剤のようなどの医学的に承認された耐水感圧接着剤をも、装置100を着用者の皮膚に付着させるために、接着フランジ300を構成する接着層350に用いてよい。着脱時に比較的痛みが少なく、接着フランジ300を敏感な排出器官開口部領域の周囲の着用者の皮膚に固定するための所望の接着特性を提供するのにとりわけ有効な接着剤は、三次元マトリックスを形成するために可塑剤を用いて架橋ポリマーから形成された親水性ヒドロゲルである。
接着層350を形成するために、接着剤は、スロットコーティング、スパイラル若しくはビード塗布、又は印刷のような当該技術分野において既知のいかなる手段により、接着フランジ300の基材360に適用されることができる。典型的には接着剤は、構想される最終用途に応じて、20g/m2〜2500g/m2、好ましくは500g/m2〜2000g/m2、より好ましくは700g/m2〜1500g/m2の坪量で適用される。例えば、小児に用いられる排泄物処理装置については、接着剤の量は、失禁に悩む活動的な成人用に設計された排泄物処理装置の場合よりも少なくてよい。
図7(a)及び7(b)に示される接着フランジ300は、連続接着層350及び底部スリット361を有する基材360を具備する。底部スリット361は、接着フランジ300がバッグ130に付着している場合に排泄物処理装置100の長手方向中心線L1に対応する長手方向中心線L3に沿って、外周330から内周340に伸びる。あるいは接着フランジ300は、図8(a)及び8(b)に示されるように、表面スリット351を有する接着層350及び連続基材360を具備してもよい。表面スリット371は、外周330から内周340まで長手方向中心線L3に沿って伸びる。本明細書で使用する時、用語「スリット」とは、二物体間の又は物体の二部分間の狭い又は広い空間を意味する。こうしたスリットには、隙間、割れ目、V字型の切り込み、通路、溝などが挙げられる。本明細書で使用する時、用語「底部スリット」とは、接着フランジを構成する基材に提供されるスリットを意味する。本明細書で使用する時、用語「表面スリット」とは、接着フランジを構成する接着層に提供されるスリットを意味する。
接着フランジを具備する排泄物処理装置が着用されている間の、歩く、這う、走る、及び座るのような着用者の動作は、接着フランジ300が付着されている領域、例えば肛門周囲領域内の筋肉及び/又は皮膚の激しい動きを生じる。同様に、排便動作は、排出器官開口部周辺の筋肉及び/又は皮膚の激しい動きをもたらす。接着フランジを構成する基材に従来使用される材料、例えば不織布材料、発泡体、プラスチックフィルムなどは、典型的には接着フランジが様々な皮膚の動きに適合するような弾性を有しない。例えば排泄物処理装置は着用者の脚の間に付着及び配置される。このような場合、歩く、這う、走るなどのような着用者の動作は、しばしば装置の接着フランジに圧力を生じ、着用者の脚の間の領域において接着フランジを捻じ曲げ、接着フランジを着用者の皮膚から脱離させる。接着フランジ上のこうした圧力は、典型的には、股領域における着用者の皮膚の左半身及び右半身の非対称な動きにより生み出される。長手方向中心線L3に沿って伸びる底部スリット361は、接着フランジ300上に圧力が生み出されるのを回避して、着用者の皮膚からの接着フランジ300の望ましくない脱離が起きないようにする。そのため、底部スリット361を有する接着フランジ300を具備する排泄物処理装置100は、着用者の皮膚からの接着フランジ300の望ましくない脱離の結果として生じる排泄物の不完全な収集/漏れを生じず、接着フランジ300が脱離する場合に生じる傾向がある皮膚の痛みを着用者に与えない。底部スリット361はまた、これを通してバッグ130の中に空気を導入することによりバッグ130の膨張を促進する通気口としても機能する。加えて、基材360に底部スリット361を形成することは、基材360の原材料費を減少する。好ましくは底部スリット361は、装置100が着用される場合、会陰(即ち、肛門と尿道口開口部の間の領域)に位置付けられる。基材360は、図7(a)に示されるように、接着フランジ300が装置100に付着される場合、長手方向中心線L3に沿って開口部140をはさんで向かい合って配置される二つの底部スリット361を有してもよいし、又はスリットのいずれかを有してもよい。
接着フランジ300は、図8(a)及び8(b)に示されるように、底部スリットの代わりに、外周330から内周340まで長手方向中心線L3に沿って伸びる表面スリット351を有してもよい。表面スリット351は、接着層350が会陰(即ち、肛門と尿道口開口部の間の領域)と接触しないように装置100が着用される場合に、会陰に位置付けられるはずの接着フランジ330上に位置付けられる。表面スリット371のこうした配置は、接着層350と典型的には非常に敏感である会陰との接触の結果として生じる不快感を着用者に与えない。とりわけ会陰に性器を有する女性の着用者の場合には、接着フランジのような異質な物体の会陰への接触は深刻な不快感を提供する。そのため、表面スリット351を有する接着フランジ300は、女性の着用者にとって極めて望ましく快適である。加えて、排出された尿が会陰に流れる場合でも、接着層350は変質しないが、これは表面スリット351の存在が、装置100の使用中に、接着層350と尿が会陰において接触するのを実質的に回避するためである。このように、表面スリット351を有する接着フランジ300は、接着層350の会陰における変質による結果として生じる、望ましくない接着フランジ300の脱離を回避する。加えて、接着層350に表面スリット351を形成することは、接着層350の原材料費を減少させる。表面スリット351はまた、これを通してバッグ130の中に空気を導入することによりバッグ130の膨張を促進する通気口としても機能する。別の実施形態では、表面スリット351は、図9(c)に示されるように、充填材390により充填されてもよい。充填材390は、着用者に皮膚の炎症を与えないように、柔らかい、可撓性の、従順な、及び適応性のある材料から製造されてもよい。充填材390に好適な材料には、吸収性若しくは非吸収性発泡体、スポンジ、綿、ティッシュ、粉砕木材パルプ(例えば、エアフェルト)、又は人の皮膚に従順なあらゆるその他の既知の材料、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
接着フランジ300は、図9(a)及び9(b)に示されるように、好ましくは表面スリット351を有する接着層350、及び底部スリット361を有する基材360を具備する(図1、2、及び5もまた表面スリットを有する接着層及び底部スリットを有する基材を具備する接着フランジを示す)。表面スリット351及び底部スリット361の両方は、接着フランジ300が装置100に付着している場合に排泄物処理装置100の長手方向中心線L1に対応する長手方向中心線L3に沿って、外周330から内周340に伸びる。好ましくは表面スリット351は、底部スリット361に連続的に結合して、フランジスリット380を形成する。本明細書で使用する時、用語「フランジスリット」とは、連続的に結合する表面スリット及び底部スリットにより形成されるスリットを指す。より好ましくはフランジスリット380は、装置100が着用される場合、肛門と尿道口開口部の間(即ち、会陰)に位置付けられる。フランジスリット380を接着フランジ300に形成することは、表面スリット351及び底部スリット361の各々を形成することの結果として得られる上記の利益を、排泄物処理装置100に提供し、更にはそれは接着層350及び基材360の両方の原材料費を減少する。フランジスリット380はまた、これを通してバッグ130の中に空気を導入することによりバッグ130の膨張を促進する通気口としても機能する。接着フランジは、図10に示されるように、接着フランジ300が装置100に付着される場合、長手方向中心線L3に沿って開口部140をはさんで向かい合って配置される二つのフランジスリット370を有してもよいし、又はスリットのいずれかを有してもよい。別の実施形態では、フランジスリット380は、図11に示されるように、外周330の角371及び/又は内周340の角372が丸みのあるように形成されてもよい。丸みのある角371及び/又は372は、装置100の使用中に接着フランジ300が着用者の皮膚から容易に外れるのを回避するが、これは丸みのある角371及び/又は372に適用される圧力が、接着フランジ300の剥がれを生じないように分配されるからである。更に別の実施形態では、フランジスリット380は、図12(a)に示されるように、フランジスリット380の幅が外周330から内周340に向かって増加するように形成されてもよい。あるいは、フランジスリット380は、図12(b)に示されるように、フランジスリット380の幅が外周330から内周340に向かって減少するように形成されてもよい。なお更に別の実施形態では、フランジスリット380は、図13(a)及び13(b)に示されるように、充填材391により充填されてもよい。充填材391は、着用者に皮膚の炎症を与えないように、柔らかい、可撓性の、従順な、及び適応性のある材料から製造されることが必要である。充填材391に好適な材料には、吸収性若しくは非吸収性発泡体、スポンジ、綿、ティッシュ、粉砕木材パルプ(例えば、エアフェルト)、又は人の皮膚に従順なあらゆるその他の既知の材料、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
表面スリット351、底部スリット361、及びフランジスリット380は、排泄物処理装置100が意図する着用者の集団に応じて、いかなる大きさで提供されてもよい。スリット351、361、及び380の幅は、横断方向中心線T3に沿って測定される。スリット351、361、及び380は、接着フランジ300が成人の着用者用に設計された排泄物処理装置100に用いられる場合には、約1mm〜約20mmの全体の幅を有してもよい。加えてスリット351、361、及び380は、接着フランジ300が幼児の着用者用に設計された排泄物処理装置100に用いられる場合には、約1mm〜約10mmの全体の幅を有してもよい。スリット351、361、及び380の長さは、長手方向中心線L3に沿って測定される。スリット351、361、及び380のこうした長さは、図7(a)に示されるフランジ幅FWに実質的に相当する。
好ましい実施形態では、排泄物処理装置100は、装置100の使用前に特定の形態で提供される。その形態では、装置100を構成する可撓性バッグ130は、図15(a)に示されるように、最初に折り畳み線101に沿って横断方向に折り畳まれる。バッグ130は、次に図15(b)に示されるように、折り畳み線102に沿って横断方向に更に折り畳まれる。最後にバッグ130及び接着フランジ150は、図15(c)に示されるように、例えば着用者の臀部の間への装置100の容易な設置のために長手方向中心線L1に沿って長手方向に折り畳まれる。折り畳まれた装置100は、図16に示されるように、着用者の皮膚への装置100の付着のためにユーザーにより保持される。バッグ130は、バッグ130が折り畳まれた接着フランジ150の二部分の間に実質的に配置されるように折り畳まれてもよい。図16に示される装置100の折り畳まれた形態は、多数の利点を提供する。装置100の構成要素の各々(即ち、バッグ130及び接着フランジ150)が着用者の皮膚の動きに適合し及び着用者に快適さを提供するように可撓性である一方で、装置100のこうした可撓性は、装置100の着用者の皮膚への付着を困難にするが、これは装置100を付着する間に、装置100を構成する接着フランジ150を、着用者の皮膚にユーザーが十分に押し付けることができないためである。図15(a)〜15(c)に示されるように、装置100を折り畳むことは、装置100を構成する接着フランジ150を、ユーザーが着用者の肛門周囲領域(又は泌尿生殖器領域)のような排出器官開口部の周囲の所望領域に、十分に押し付けることができるような剛性を装置100に提供する。そのため折り畳まれた装置100は、着用者の皮膚への装置100の完全な付着に貢献する。装置100を折り畳むことは、更に装置100の小さい包装形態を容易にする。これは、結果として物品の輸送及び包装費を減少させる。加えて、折り畳まれていない装置100は、装置100を設置するユーザーが装置100の設置を十分に目で見て制御できずに、着用者の皮膚を覆う可能性がある。折り畳まれた装置100は、着用者の皮膚への装置100の付着を容易にする。
好ましい実施形態では、排泄物処理装置100は、図17及び18に示されるように包装されてもよい。図17及び18に示される包装400は、外側のカバー410及び外側のカバー410に結合された内側の剥離フィルム420を具備する。外側のカバー410は、小袋の形状を形成するために、ヒートシールのような当業者に既知のあらゆる手段により、側縁部413及び末端縁部415に沿って封止された第一部分411及び第二部分412を具備する。包装400は、空間のある縁部414を更に有する。第一部分411及び第二部分412は、空間のある縁部414に、接着剤のような当業者に既知のあらゆる手段により、第一部分411の一部分と第二部分412の一部分とが、互いに重なるように一時的に封止ユーザーは、外側のカバー410から装置100を取り出すために、外側のカバー410を容易に開けることができる。内側の剥離フィルム420は、外側のカバー410の内側に、装置100の接着フランジ150を構成する接着剤を完全に覆うために配置される。そのため、接着フランジ150を構成する接着剤は、装置100の使用前に内側の剥離フィルム420により汚染から保護されることができる。図19に示されるように、装置100が包装400からユーザーによって取り出された場合に、内側の剥離フィルム420が外側のカバー410の内部に残るように、内側の剥離フィルム420は、空間のある縁部414の反対の末端縁部415において外側のカバー410に結合される。ユーザーが装置100を使用する場合には、ユーザーは、最初に外側のカバー410の空間のある縁部414を開く。ユーザーは次に、装置100のタブ151をつかみ、装置100を包装400から取り出す。内部の剥離フィルム420が外側のカバー410に、末端縁部415において結合されているため、装置100の接着フランジ150は、装置100が包装400から取り出された後に、内部の剥離フィルム420から分離され、接着フランジ150を構成する接着剤が、装置100の着用者の皮膚への接着的付着のために暴露される。
本発明による装置100の設置のための排泄物処理装置100の使用は、好ましくは次の工程を含む:
(a)排泄物処理装置100の包装400を開く工程;
(b)図16に示されるように、片方の手を使って装置100のタブ151をつかんで、包装400から装置100を取り出す工程;
(c)装置100の設置のために、他方の手を使って着用者の脚など着用者の身体を支持する工程;
(d)装置100のタブ151を保持しながら、装置100を肛門周囲領域(又は泌尿生殖器領域)のような着用者の排出器官開口部の周囲領域に設置する工程;
(e)装置100のタブ151を保持しながら、装置100の接着フランジ150に適用された接着剤を、着用者の排出器官開口部周囲領域に付着させる工程;
(f)装置100のタブ151を通じて、装置100を着用者の排出器官開口部周囲領域に向けて押し付けるために力を発揮する工程;
(g)装置100の接着フランジ150上に提供されるすべての接着剤を着用者の排出器官開口部周囲領域に向けて押し付ける工程;
(h)装置100のバッグ130を開く工程;及び
(i)バッグ130上に配置される補助タブ160を引っ張ってバッグ100を三次元の形状に膨らませる工程。
本発明の特定の実施形態を説明及び記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々なその他の変形及び変更が可能であることは、当業者に明らかである。そのため、添付の特許請求の範囲に、本発明の範囲内にあるすべてのこうした変形及び変更を網羅することを意図する。
本発明の排泄物処理装置の一つの実施形態の平面図; 図1の排泄物処理装置の着用者側表面を示す斜視図; 図1の排泄物処理装置の反対側表面を示す斜視図; 図1の排泄物処理装置を構成する可撓性バッグを形成するための方法の第1の概略図; 図1の排泄物処理装置を構成する可撓性バッグを形成するための方法の第2の概略図; 図1の排泄物処理装置を構成する可撓性バッグを形成するための方法の第3の概略図; 本発明の排泄物処理装置の別の実施形態の着用者側表面を示す斜視図; 図5の排泄物処理装置の反対側表面を示す斜視図; 接着フランジの一つの実施形態の平面図; 図7(a)の線I−Iに沿って取られた断面図; 接着フランジの別の実施形態の平面図; 図8(a)の線II−IIに沿って取られた断面図; 図8(b)の接着フランジの更に別の実施形態の断面図; 接着フランジの別の実施形態の平面図; 図9(a)の線III−IIIに沿って取られた断面図; 接着フランジの別の実施形態の平面図; 接着フランジの別の実施形態の平面図; 接着フランジの別の実施形態の平面図; 接着フランジの別の実施形態の平面図; 接着フランジの別の実施形態の平面図; 図13(a)の線IV−IVに沿って取られた断面図; 接着フランジの別の実施形態の平面図; 装置が包装のために折り畳まれる場合の図1の排泄物処理装置の第1の概略斜視図; 装置が包装のために折り畳まれる場合の図1の排泄物処理装置の第2の概略斜視図; 装置が包装のために折り畳まれる場合の図1の排泄物処理装置の第3の概略斜視図; 装置がユーザーに保持される場合の図1の排泄物処理装置の斜視図; 図1の排泄物処理装置の包装の斜視図; 図17の線V−Vに沿って取られた断面図;及び 装置が包装から取り出される場合の図17の排泄物処理装置の包装の断面図。

Claims (9)

  1. 長手方向中心線、横断方向中心線、着用者側表面、及び反対側表面を有する使い捨て排泄物処理装置であって、
    排泄物を収容するための可撓性バッグ、及び当該装置を着用者の身体に付着するための接着フランジを具備し、
    前記可撓性バッグが、前記接着フランジによって取り囲まれた開口部を有し、
    前記接着フランジが、外周及び内周を有し、
    前記接着フランジが接着層及び基材を具備し、
    前記基材は、前記外周から前記内周まで前記長手方向中心線に沿って伸びる少なくとも一つの底部スリットを有する、使い捨て排泄物処理装置。
  2. 前記基材が、前記開口部をはさんで向かい合って配置される二つの底部スリットを有し、前記底部スリットの各々が、前記外周から前記内周まで前記長手方向中心線に沿って伸びる、請求項1に記載の使い捨て排泄物処理装置。
  3. 前記接着層が、前記外周から前記内周まで前記長手方向中心線に沿って伸びる表面スリットを有し、前記表面スリットがフランジスリットを形成するために前記底部スリットに連続して結合される、請求項1に記載の使い捨て排泄物処理装置。
  4. 前記装置が着用される場合、前記フランジスリットが、肛門と尿道の間に位置付けられる、請求項3に記載の使い捨て排泄物処理装置。
  5. 前記フランジスリットの幅が、前記外周から前記内周に向かって減少する、請求項3に記載の使い捨て排泄物処理装置。
  6. 前記フランジスリットの幅が、前記外周から前記内周に向かって増加する、請求項3に記載の使い捨て排泄物処理装置。
  7. 長手方向中心線、横断方向中心線、着用者側表面、及び反対側表面を有する使い捨て排泄物処理装置であって、
    排泄物を収容するための可撓性バッグ、及び当該装置を着用者の身体に付着するための接着フランジを具備し、
    前記可撓性バッグが、前記接着フランジによって取り囲まれた開口部を有し、
    前記接着フランジが、外周及び内周を有し、
    前記接着フランジが接着層及び基材を具備し、
    前記接着層は、前記外周から前記内周まで前記長手方向中心線に沿って伸びる表面スリットを有し、前記表面スリットが、前記装置が着用される場合に、肛門と尿道の間に位置付けられる、使い捨て排泄物処理装置。
  8. 前記表面スリットが充填材により充填される、請求項7に記載の使い捨て排泄物処理装置。
  9. 前記充填材が、発泡体、スポンジ、綿、ティッシュ、エアフェルト、又はこれらの混合物である、請求項8に記載の使い捨て排泄物処理装置。
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