JP2002518950A - ネットワークオペレータによってユーザプレファランスのプロフィールを作成する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 視聴者トランザクションをトラッキングし、番組内容をカスタマイズする視聴者プレファランスを確立することによって、視聴パターンについての情報を蓄積するように構築されるインタラクティブデジタルテレビシステム。個別の受信局（１３）によってトラッキングされる情報は、セットトップボックスに格納され、放送局（１２）に定期的に送信される。放送局（１２）によってトラッキングされる情報は、蓄積され、受信局（１３）から受信された情報と合わせられる。その情報を用いて、視聴者プレファランスが確立され、次に視聴者プレファランスを用いて、信号が放送局から受信局に送信される前、および／または後に、特定の視聴者に、その視聴者が関心を持つ可能性の最も高い番組を方向付けるために、番組信号の内容をフィルタリングする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （発明の背景） （発明の分野） 本発明は、テレビシステム、より具体的には、視聴者のプロフィールについて
の情報を収集し、これらの視聴者プロフィールを用いて視聴者のプレファランス
プロフィールを生成する、方法および手段に関する。

【０００２】 （関連技術の説明） インタラクティブテレビシステムの未来技術によって、テレビセットが、視聴
者に対して商品およびサービスのマーケティングを行う様々な新たな手段を提供
することを可能にすることが有望である。インタラクティブテレビシステムは、
典型的な映像番組ストリームおよび視聴者の応答を登録することに加えて、テキ
ストおよびグラフィックイメージを表示することができる。インタラクティブテ
レビの提案されている特徴としては、宣伝された商品またはサービスをオーダー
したり、ゲームショーで出場者と競ったり、または特定の番組に関する専門的な
情報をリクエストすることにより、ユーザが放映された番組とインタラクトする
ことができるような各種のマーケティング、エンターテイメント、および教育能
力が含まれる。

【０００３】 典型的に、インタラクティブ機能性は、テレビセットに接続されたセットトッ
プボックスによって制御される。セットトップボックスは、放映された番組およ
びインタラクティブアプリケーションを、ケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）または直
接衛星放送等の典型的な放映チャンネルを通じて受信する。インタラクティブア
プリケーションは、放送における信号、または視聴者がとる行動に応答して機能
するように設計され得る。インタラクティブ機能性は、テレビセット画面上に表
示され、ユーザがテレビのリモコンを介して選択を行うことを可能にするように
アイコンまたはメニューを含み得る。

【０００４】 商品およびサービスのマーケティングにおいて、宣伝された品物またはサービ
スを購入する可能性が最も高い視聴者に対し、宣伝を提示することが所望される
。製造業者およびサービス提供者は、特定の商品およびサービスに関心を持ち得
る視聴者の数を最大化するように、マーケティング戦略を調整することを試みる
。戦略は、また、提供される商品およびサービスに関心を持たず、マーケティン
グの経費を必ず浪費するような、視聴者の数を最小化するように試みられる。こ
れらのマーケティング戦略は、しばしば、潜在的な買い手の詳細な情報、または
人口統計に基づくので、買い手のプレファランスについての可能な限り多くの情
報を有することが有益である。

【０００５】 商品およびサービスのマーケティングにおいて、消費者のテレビ視聴習慣およ
びプレファランスについての正確な情報を得ることが所望される。様々なサービ
スは、個別のプレファランスに基づいてユーザに情報および宣伝を配信するため
に、インターネット放送能力を用いる。しかし、これらのサービスにおいて、典
型的には、各ユーザが、自分のプレファランスを規定するために特定の情報を提
供することが必要とされる。このようにして、ユーザは、自分に届けられる情報
および宣伝のフィルタリングを制御する。従って、ユーザは、自分に向けられた
マーケティング戦略を無効にし得る。また、一部のユーザは、受信した情報をフ
ィルタリングするために必要なプレファランス情報を提供する努力が大きすぎる
と感じるので、サービスを全く用いず、サービスを通じての全てマーケティング
を意味のないものにする。

【０００６】 従って、ユーザに全ての情報を入力させたり、視聴者に利用可能な番組（ｍａ
ｔｅｒｉａｌ）のフィルタリングを制御させたりすることなく、ユーザの視聴習
慣およびプレファランスについての情報を得る手段を利用することが所望される
。関連する情報を放送サービス提供者の手に任せることによって、ネットワーク
での番組（ｍａｔｅｒｉａｌ）の放送は、ネットワークを利用するマーケティン
グ戦略を妨げるよりも、促進する様式で、規制され得る。

【０００７】 （発明の要旨） 上記に概略を説明した問題は、本発明による、視聴者集団プロフィールおよび
視聴者のプレファランスフィルタを確立するシステムおよび方法によって、大部
分解決される。１つの実施形態において、インタラクティブテレビシステムは、
加入者の集団の視聴パターンについての情報を蓄積するように、構築される。シ
ステムは、トランザクションをトラッキングすること（例えば、番組を視聴する
こと、またはプロンプトに応答すること）、ならびに視聴者から情報をリクエス
トすることによって、この情報を収集する。オンライントランザクションは、放
送局で放送サービス提供者によって記録される。ローカルトランザクションは、
受信局のセットトップボックスによって記録され、ボックスのメモリに格納され
る。セットトップボックスによって蓄積されるデータは、その後、放送サービス
提供者に定期的に送信され、放送局で収集される情報に加えられる。

【０００８】 放送サービス提供者は、放送局でトラッキングされる情報、および、累積視聴
者データのデータベースを確立するように、個別のセットトップボックスから放
送局に送信された情報を用いる。本明細書中で、用語「データベース」は、任意
のデータのかたまりのことであり、特定のデータベースアプリケーションに対応
するフォーマットで格納されるデータの、そのようなかたまりに限定されない。
放送局の累積データベースは、また、視聴者自身が放送サービス提供者に開示し
た情報を含む。データベースに基づいて、視聴者集団プロフィールが発展し、視
聴者プレファランスフィルタ（個別のプロフィール）は、放送サービス提供者に
よって生成される。視聴者プレファランスフィルタは、その後、セットトップボ
ックスに送信され、セットトップボックスは、フィルタを用いてユーザに表示さ
れる情報をカスタマイズする。セットトップボックスおよび放送局は、これによ
り、放送局の累積データベース、およびセットトップボックスの視聴者プレファ
ランスフィルタを更新するために、データを定期的に交換する。

【０００９】 本発明の他の目的および利点は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を参照
することにより、明らかになる。

【００１０】 本発明は、様々な改変例および代替の形態が可能であるが、その特定の実施形
態が、図面の例を用いて示され、本明細書中で詳細に記載される。しかし、図面
およびその詳細な説明は、本発明を開示された特定の形式に限定するためのもの
ではなく、反対に、本発明は、添付の特許請求の範囲に記載されるような本発明
の精神および範囲に該当する、改変例、同等のもの、および代替例の全てを含む
。

【００１１】 （本発明の詳細な説明） 図１を参照すると、ソースから一連の視聴者へのテレビ番組の配信を示すブロ
ック図が示されている。各遠隔局１１は、番組信号を放送局１２に送信する。放
送局１２は、その後、１つ以上の番組信号を、１つ以上の受信局１３に送信する
。番組信号に組み込まれるテレビ番組には、録画された番組、生放送、宣伝等の
ような多数の番組タイプうちいずれかが含まれ得る。

【００１２】 図２を参照すると、放送局１２から受信局１３へと送信される信号を表す図が
示されている。この図に、圧縮音声４２、４６、圧縮映像４１、４３、４５、４
７、および圧縮インタラクティブアプリケーション４４のパケットが、時間多重
化されて、送信信号を形成する様式を示す。この図から、信号が、第１の番組４
１、４２、４３の音声および映像パケット、ならびに第２の番組４５、４６、４
７の音声および映像パケットを含むことが明らかである。各パケットは、ヘッダ
情報をおよびデータ情報を含み、モニタ２１用にフォーマットされる別個の信号
へのパケットの再構成を可能にする。この図から、一般に送信されるべき映像デ
ータの量がより多いために、典型的に、音声データ４２、４６、またはインタラ
クティブアプリケーション４４よりも、映像データ４１、４３、４５、４７のパ
ケットの方が多いことが明らかである。

【００１３】 次に、図３を参照すると、単一の遠隔局から視聴者のテレビへの放送チェーン
の１つの実施形態を示すブロック図が示されている。遠隔局１１は、放送局１２
に信号を送信し、その後、放送局１２が、信号を受信局１３に送信する。遠隔局
１１は、テレビ番組を生成する番組ソース１４、およびテレビ番組を放送局１２
への送信用の信号に変換する変調器１５を含む。遠隔局１１は、システムの必要
な部分ではないが、放送局への放送番組の典型的なソースを示すために参考とし
て示されている。この図には、通信衛星を介しての自由空間送信を表すが、放送
局へ番組を供給する任意の公知の手段が用いられ得ることも考えられている。特
定のテレビ番組が上述されているが、本発明において、宣伝、アプリケーション
、および他の番組内容の視聴者への放送が考えられ、本発明は、このようなタイ
プの番組内容を本発明の範囲内に含めるように意図される。従って、番組ソース
１４は、このような番組内容を生成するために適切なタイプであり得る。

【００１４】 放送局１２は、遠隔局から受信する信号を、処理装置１７によって操作され得
る信号に変換する復調器１６を含む。処理装置１７は、複数の番組信号を結合し
、受信局１３への送信用の信号を多重化し得る。１つの実施形態において、いく
つかの放送番組が、時間多重化を通じて単一の信号に結合されるが、これは、周
波数多重化、または別のチャンネルでの送信等の、多数の方法のいずれかによっ
て達成される。放送局１２から出力される信号はまた、典型的に、放送帯域幅を
維持するために圧縮される。結合された信号は、その後、変調器１９によって送
信信号に変換され、受信局１３に伝達される。放送局１２は、他の放送サービス
提供者も考えられるが、典型的に、ＣＡＴＶサービスオペレータまたは直接衛星
サービスオペレータ等の放送サービス提供者によって操作される。また、通信衛
星を介しての自由空間送信として送信を示したが、限定するものではなく、例示
するためのものである。

【００１５】 受信局１３は、セットトップボックス２０およびテレビ２１を含む。用語「セ
ットトップボックス」が、本明細書中で用いられているが、この用語は、送信さ
れた信号を受信および処理し、処理された信号をテレビまたは他のモニタに伝達
する、任意の処理装置を指すことが理解される。セットトップボックスは、物理
的にテレビの上に位置するハウジングの中にあってもよく、テレビの外部の他の
位置（例えば、テレビの横または後ろ、あるいはテレビから離れた位置）にあっ
てもよく、あるいは、テレビの中に組み込まれていてもよい。セットトップボッ
クス２０は、放送局１２から受信される信号を復調し、異なるテレビ番組、更新
された視聴者プレファランスフィルタ、およびインタラクティブアプリケーショ
ン等の信号の成分を分ける機能を果たす。放送局１２から受信された信号が視聴
者プレファランスフィルタを含む場合、セットトップボックスは、新たなフィル
タを、前に格納されたフィルタと置き換える。

【００１６】 本明細書中で、「視聴者プレファランスフィルタ」は、放送信号の特定の内容
を単にブロックするだけでなく、放送信号の内容をカスタマイズする基準を提供
するために用いられるデータを記述するために用いられることが理解されなけれ
ばならない。従って、視聴者プレファランスフィルタは、個別化された視聴者プ
レファランスプロフィールとみなされ得る。視聴者プレファランスフィルタは、
放送信号の一部、または個別の番組の一部をブロックし得るアプリケーションに
よって用いられ得る。例えば、アプリケーションは、コマーシャル、またはコマ
ーシャルソング等のコマーシャルの１成分をブロックし得る。視聴者プレファラ
ンスフィルタは、また、放送信号の内容を再構成または追加するアプリケーショ
ンによって用いられ得る。このようなアプリケーションの例として、電子番組ガ
イドにおいてチャンネルが提示される順序を変化させるアプリケーションがある
。視聴者がスポーツのファンである場合、このアプリケーションは、バスケット
ボールの試合があるチャンネルを、ゲームショーのあるチャンネルの前に提示し
得る。アプリケーションは、また、表示された番組の内容を変化させずに何らか
のアクションを取り得る。例えば、アプリケーションは、視聴者プロフィール（
視聴者プレファランスフィルタに含まれる）、および視聴者がその電子メールに
関心を持たない可能性に基づいて、選択的にセットトップボックスに送信される
電子メールの受信を拒否し得る。

【００１７】 視聴者プレファランスフィルタ２３は、セットトップボックス２０の構成要素
として図３に示されているが、フィルタは、セットトップボックス内で実行され
るソフトウェアアプリケーショにおけるように多くの方法で実現され得、セット
トップボックスの別個の構成要素である必要はない。（また、セットトップボッ
クスへの「フィルタの送信」は、本明細書中で、実際のソフトウェアフィルタを
送信すること、ならびに、特定のインプリメンテーションにおけるフィルタリン
グ機能を実現する、セットトップボックスでのハードウェアまたはソフトウェア
によって用いられるデータを送信することの両方を意味し得ることが、留意され
なければならない。）セットトップボックスフィルタは、視聴者プレファランス
フィルタによって残りの番組内容をフィルタリングし、フィルタリングされた番
組信号成分を表示または実行する。フィルタリングされた放送番組信号は、その
後、テレビ２１へと通過する。テレビ２１は、テレビであってもよいし、適切な
テレビフォーマット（例えば、ＮＴＳＣまたはＨＤＴＶ）を利用する映像モニタ
であってもよいし、あるいは、ビデオレコーダ等の他のデバイスによって置き換
えられてもよい。

【００１８】 受信局１３は、また、放送局へのリターンパス（図示せず）を含み得る。リタ
ーンパスにより、ユーザプロフィールおよびプレファランスを修正する際に使用
するために、セットトップボックスが、蓄積された視聴者データを放送局に送信
することを可能にする。リターンパスは、また、インタラクティブアプリケーシ
ョンによって利用されて、データを提供し得るか、または、放送サービス提供者
にフィードバックし得る。リターンパスは、標準電話回線に接続された、セット
トップボックス内にモデムを共通に備える。モデムは、電話回線を通じて放送局
との通信を確立し得る。あるいは、リターンパスは、同軸ケーブルの帯域幅の一
部を（例えば、ＣＡＴＶシステムにおいて）利用し得る。

【００１９】 図４を参照すると、セットトップボックス２０のブロック図が示されている。
放送局１２からの送信信号は、セットトップボックス２０が備え付けられた標準
的なテレビ２１を典型的に備える、受信局１３で受信される。音声／映像ストリ
ームは、典型的に、動画専門家グループ（ＭＰＥＧ）圧縮規格のうちの１つのよ
うな圧縮アルゴリズムを用いて、放送局１２が送信する前に圧縮される。送信信
号は、セットトップボックス２０に供給され、信号処理装置３０に入力される。
信号処理回路３０は、送信信号を、各番組の音声および映像部分、ならびに信号
に含まれる任意のインタラクティブアプリケーションのような成分に分解する。
処理装置３０は、番組信号のこれらの成分をフィルタリングする、視聴者プレフ
ァランスフィルタ２３を含む。例えば、番組信号が第１のテレビ番組、第２のテ
レビ番組、およびインタラクティブアプリケーションを含む場合、フィルタ２３
は、第１の番組のみが、さらなる処理および表示のために選択されるようにし得
る。他の視聴者のセットトップボックスにおいて、フィルタ２３は、第１のテレ
ビ番組およびインタラクティブアプリケーションの両方を選択するように設定さ
れ得る。（上述したように、視聴者プレファランスフィルタ２３は、放送信号の
内容をブロック、修正、増加、または他の変化を起こすように用いられ得、この
実施形態において行われるように番組のブロッキングのみに限定されない。） 図４に示す実施形態において、選択されたテレビ番組の音声パケットは、番組
の圧縮された音声部分に再構成され、その後、音声解凍装置３１にルーティング
される。音声解凍装置３１は、その後、テレビ番組の音声部分を解凍する。映像
パケットは、テレビ番組の圧縮された映像部分に再構成され、その後、映像解凍
装置３２にルーティングされ、そこで、番組の映像部分が解凍される。音声およ
び映像解凍装置３１、３２の出力は、それぞれ、インタラクティブ音声装置６１
およびインタラクティブグラフィックス装置６２に接続される。インタラクティ
ブグラフィックス装置６２は、インタラクティブアプリケーションによって生成
されるインタラクティブグラフィックスを放送映像上にオーバーレイし、合わせ
られた映像を表示装置３９にルーティングする。インタラクティブ音声装置６１
は、インタラクティブアプリケーションによって生成される音声を放送音声と合
わせ、合わせられた音声を表示装置３９に方向付け、表示装置３９は、音声およ
び映像信号をフォーマットし、テレビ用の出力信号を生成する。

【００２０】 インタラクティブアプリケーションがフィルタ２３によって選択される場合、
アプリケーションは、ＲＡＭ３６に格納され、実行される。制御システム３４は
、表示装置３９およびテレビ２１への出力用に、放送テレビ番組の音声および映
像をインタラクティブ音声および映像と合わせるために、アプリケーションによ
って生成される制御信号を、インタラクティブ音声およびグラフィックス装置６
１、６２に送信し得る。セットトップボックスの様々な構成要素が、また、直接
相互接続されてもよいし、あるいは、設計の選択に応じて単一の物理装置または
いくつかの装置に統合されてもよいと考えられる。（特定の番組のブロッキング
ではなく、放送信号の内容の増加または修正を行う実施形態について、視聴者プ
レファランスフィルタが、制御システム３４においてより適切に位置され得るこ
とが留意される。）同様に、セットトップボックスの機能は、設計の選択上の問
題により、構成要素の間で、統合されたり分割されたりし得る。

【００２１】 上述したように、送信信号から放送番組の音声および映像部分を分割すること
に加えて、信号処理装置３０は、信号から視聴者プレファランスフィルタを分割
する。この情報は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）３６にルーティングされ
る。視聴者プレファランスフィルタは、番組信号の内容をフィルタリングするた
めに、処理装置３０によってアクセスされ得る。フィルタリング機能は、制御シ
ステム３４において代わりに行われ得る。制御システム３４は、マイクロプロセ
ッサ（図示せず）で構築され、システムバス３３を通じてリードオンリメモリ（
ＲＯＭ）３５およびＲＡＭ３６に接続される。

【００２２】 制御システム３４は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル
信号プロセッサ（ＤＳＰ）、または、いくつかの他のタイプのソフトウェア命令
処理デバイスを含み得る。ＲＡＭ３６は、セットトップボックスの機能をサポー
トするために必要なだけ、スタティック（例えば、ＳＲＡＭ）、ダイナミック（
例えば、ＤＲＡＭ）、揮発性または不揮発性（例えば、ＦＬＡＳＨ）である、メ
モリ装置を含み得る。セットトップボックスに電力が印加される場合、制御シス
テム３４は、ＲＯＭ３５に格納されるオペレーティングシステムコードを実行す
る。オペレーティングシステムコードは、典型的なパーソナルコンピュータ（Ｐ
Ｃ）のオペレーティングシステムコードと同じ様式で、セットトップボックスが
電力供給されている間、連続的に実行し、セットトップボックスが、インタラク
ティブおよび他のアプリケーションを実行し、セットトップボックスがそのよう
に指定されている場合、視聴者フィルタを実現することを可能にする。セットト
ップボックスは、また、リターンパスを提供するモデム３８を含み、リターンパ
スによって視聴者データが放送局に送信され得る。

【００２３】 制御システム３４は、安全装置（図示せず）、または、認証されていないアプ
リケーションが実行されることを防ぐアプリケーションを含み得る。安全装置は
、好適には、セットトップボックスが受け取る番組の証明書を検証する手段、な
らびに、アクセスに対する認証を視聴者にまず促し、その認証を受け取ることな
しに、番組が視聴者のセンシティブな個人情報にアクセスすることを防ぐ手段を
含む。制御システム３４は、また、好適には、システムへのユーザ入力を容易に
する遠隔制御手段（図示せず）を含む。遠隔制御は、赤外線、単一ボタン、また
は多機能タイプを含む、当該技術分野において公知である任意のタイプのもので
あってよい。

【００２４】 １つの実施形態において、ユーザプロフィールは、放送ネットワーク内に蓄積
される視聴データに基づいて、放送サービス提供者によって確立される。このデ
ータは、ネットワークにおいて起こる様々なトランザクションについての情報を
含み、ペイパービューイベントのリクエストから番組の単純な選択のインタラク
ティブトランザクションまでの範囲に渡るトランザクションを含み得る。ネット
ワークトランザクションについて記録される特定のデータは、システムごとに異
なり得る。トランザクションデータは、受信局および放送局の両方で記録される
。トランザクション時に放送局にとって利用可能なデータ（「オンライン」デー
タ）は、放送局で収集される。トランザクション時に放送局にとって利用可能で
ないデータ（「ローカル」データ）は、受信局で収集される。ローカルデータは
、好適には、セットトップボックスの不揮発性ＲＡＭに格納され、セットトップ
ボックスの電源が切られる場合に失われないようにされる。ローカルデータは、
所定の量のデータが収集されるか、所定の期間（例えば、１ヶ月）が終わるまで
、セットトップボックスに蓄積される。ローカルデータは、その後、放送局に送
信される。いくつかの実施形態において、ローカルデータの放送局への送信は、
放送されるか、またはセットトップボックスに個別に送信される信号によって、
外部的にトリガされ得る。

【００２５】 受信局は、送信媒体によって、放送局と動作的に接続される。この送信媒体は
、（例えば、直接衛星送信で用いられるような）同軸ケーブルおよび自由空間の
ような媒体を含むと考えられる。送信媒体は、放送局と受信局との間に送信パス
を形成する。放送局および受信局は、また、リターンパスによって接続されてい
る。リターンパスは、典型的に、１対のモデムからなる。１つは受信局にあり、
もう１つは放送局にあり、それぞれ標準電話回線に接続される。例えば、送信パ
スの帯域幅の一部を用いること等の、リターンパスを確立する他の手段も考えら
れる。セットトップボックスのデータ格納がいっぱいになるか、または、所定の
期間が終わった時、受信局は、放送局との通信を開始し、ローカルデータを放送
局に送信する。ローカルデータが送信された後、セットトップボックスは、放送
局との通信を終了し、ローカルデータの通常の収集を再開する前にローカルデー
タ格納をクリアし得る。

【００２６】 加入する受信局の全てに接続される放送局は、放送ネットワークの加入者の集
団全体についてのデータを蓄積する。受信局から受信したローカルデータを含む
このデータは、放送局の累積データベースを形成する。累積データベースにおけ
る情報に基づいて、放送サービス提供者は、異なるタイプの視聴者に対応するプ
ロフィールを形成する、視聴パターン、プレファランス、および他の情報を決定
し得る。これらの視聴者集団プロフィールは、特定の番組の視聴者が、また、第
２の番組を観る傾向があることを示し得る。同様に、プロフィールは、特定の番
組の視聴者が特定の商品に関心を持ち、他の商品には無関心であることを示し得
る。例えば、ペイパービュー方式でアニメーション映画を観る視聴者は、スポー
ツイベントのビデオよりもアニメのビデオを購入することに、より関心を持ち得
る。プロフィールによる指示に基づいて、放送サービス提供者は、特定の視聴者
に対し、その視聴者が観る可能性が最も高い番組、あるいは購入する可能性が最
も高い商品およびサービスを、利用可能にし得る。このようにして、放送サービ
ス提供者は、宣伝および番組を、最も影響を与え得る視聴者に対しフィルタリン
グまたは方向付けることによって、ネットワークでのマーケティングの効率を高
め得る。

【００２７】 放送番組信号の番組内容のフィルタリングは、受信局の各々について、視聴者
プレファランスフィルタを生成し、視聴者プレファランスフィルタを受信局に送
信し、その後、受信局で受信した番組信号をフィルタリングすることによって達
成される。視聴者プレファランスフィルタは、視聴者集団プロフィール、および
その特定の受信局についての視聴者データのプロフィールとの関係によって、各
受信局について生成される。視聴者プレファランスフィルタは、その後、それぞ
れの受信局に送信される。

【００２８】 フィルタは、番組信号を受信局に放送するために用いられる放送チャネルを介
して送信され得るか、または、モデム接続（受信局または放送局のいずれかによ
って確立される）を介して送信され得る。フィルタが放送される場合、各フィル
タは、それぞれの受信局が各フィルタをその特定の受信局において実現されるフ
ィルタとして識別することを可能にする、識別コードを伴う。リクエストは、全
ての受信局に放送され、リクエストをその受信局自身のリクエストとして識別す
る受信局は、フィルタを受信するために、放送局とモデム接続を確立するように
促される。フィルタは、また、放送システムの条件アクセスアドレッシング能力
を用いて、更新され得る。これらの能力は、メッセージ、またはフィルタが特定
の視聴者または視聴者のグループに届けられることを可能にする。視聴者プレフ
ァランスフィルタは、さらに、モデム接続を介して更新され得る。フィルタが、
モデム接続を介して送信される場合、識別コードは、単一の受信局によってのみ
受信され得るので、フィルタを伴う必要がない。しかし、識別コードは、視聴者
プレファランスフィルタを得るために、放送局とモデム接続を確立するように、
特定の受信局に対するリクエストを伴うように用いられ得る。

【００２９】 図５〜７に、開示されたシステムの１つの実施形態の動作を示す。図５は、セ
ットトップボックスでのローカルデータの収集、および放送局へのデータの送信
を示すフローチャートである。ステップ１０１で、セットトップボックスは、ロ
ーカルデータをアップロードする所定の時間かどうかを判定する。ステップ１０
２で、セットトップボックスは、記録されるべきローカルトランザクションがあ
るかどうかを判定する。ペンディングのトランザクションがなく、ローカルデー
タを放送局にアップロードする時間ではない場合、セットトップボックスは、１
０１と１０２との間のループを回る。このループは、セットトップボックスの待
ち状態を形成する。

【００３０】 ローカルデータを放送局にアップロードする時間だと判定される場合、セット
トップボックスは、放送局との通信を確立し、ローカルデータを送信する（１０
５）。受信局は、その後、待ち状態に戻る。１０２で、記録されるべきローカル
トランザクションがあると判定される場合、セットトップボックスは、ローカル
データをトランザクション情報で更新する（１０３）。ローカルデータが更新さ
れた後、セットトップボックスは、ローカルデータ格納がいっぱいかどうかを判
定する（１０４）。格納がいっぱいでない場合、セットトップボックスは、待ち
状態に戻る。格納がいっぱいである場合、セットトップボックスは、放送局との
通信を開始し、ローカルデータを放送局に送信し（１０５）、その後、待ち状態
に戻る。

【００３１】 図６は、１つの実施形態における受信局での番組内容のフィルタリングを示す
フローチャートである。ステップ１１１で、受信局は、番組の受信を待つ。受信
局が番組を受信する場合、番組に視聴者プレファランスフィルタを適用し、フィ
ルタによって、番組が通過するか、またはブロックされるかを判定する（１１２
）。フィルタによって番組がブロックされる場合、受信局は、待ち状態を再開す
る（１１１）。フィルタによって番組が通過する場合、受信局は、番組の実行が
認証されているかどうかを判定するように、番組の証明書をチェックする（１１
３）。番組が認証されていない場合、番組は実行されず、受信局は待ち状態に戻
る（１１１）。（「実行」は、番組タイプに依存して、番組の表示、または他の
処理を含み得る。）番組が認証されている場合、番組は、番組の実行がセンシテ
ィブな個人情報へのアクセスを必要とするかどうか判定するように、チェックさ
れる（１１４）。番組がこの情報へのアクセスを必要としない場合、番組は実行
を許可される（１１８）。番組がこの情報へのアクセスを必要とする場合、視聴
者は、情報へのアクセスに対する認証を促される（１１５）。視聴者が、センシ
ティブな個人情報へのアクセスを認証（１１６）しないことを選択する場合、受
信局は待ち状態に戻る（１１１）。番組は、限定された様式で、視聴者のユーザ
プレファランスへのアクセスを進めることが、代替的に許可され得る（図示せず
）。視聴者が情報へのアクセスを認証する（１１６）場合、番組は、情報へのア
クセスを許可される（１１７）。番組は、情報へのアクセスを許可された後、番
組タイプによって、実行される（１１８）。

【００３２】 図７は、放送局でのデータの収集、ならびにユーザプロフィールおよびプレフ
ァランスの確立を示す、フローチャートである。ステップ１２０〜１２２は、本
質的に放送局の待ち状態である、ループを形成する。放送局は、まず、ユーザプ
レファランスを確立する時間かどうかを判定するように、チェックする（１２０
）。その時間でない場合、放送局は、受信局のうちの１つから受信される待機中
の任意のローカルデータがあるかどうかを判定するように、チェックする（１２
１）。ローカルデータが待機中の場合、放送局はデータを受信し（１２３）、放
送局に格納される累積データを、新たなローカルデータで更新する（１２４）。
ローカルデータが待機中でない場合、放送局は、データが記録されるべきオンラ
イントランザクションがあるかどうかを判定するように、チェックする（１２２
）。このようなデータがある場合、放送局に格納される累積データは、新たなオ
ンラインデータで更新される（１２４）。新たなオンラインデータがない場合、
放送局は、待ち状態を継続する。

【００３３】 ユーザプレファランスを確立する時間である場合、放送局は、ステップ１２５
に進む。例示的な実施形態において、受信局は、それらのローカルデータを放送
局に送信するように促される（１２５）。受信局がこのデータを送信すると、放
送局が受信し（１２６）、放送局は、その後、放送局に格納される累積データを
更新する（１２７）。放送局の累積データが、各受信局からのローカルデータで
更新された後、放送局は、累積データに基づいて、ユーザプロフィールを確立す
る（１２８）。ユーザプロフィールは、その後、各受信局についてユーザプレフ
ァランスを確立する（１２９）ように用いられる。これらのユーザプレファラン
スは、受信局に送信される（１３０）。受信局は、プレファランスを用いて、放
送局から受信した番組信号の番組内容をカスタマイズする。

【００３４】 多くの変形例および改変例が、上記の開示内容を完全に理解すれば、当業者に
とって明らかになる。上掲の特許請求の範囲は、このような変形例および改変例
の全てを含むと解釈されるように意図される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、ソースから一連の視聴者への番組の配信を示すブロック図である。

【図２】 図２は、放送局から受信局へと送信される信号を表す図である。

【図３】 図３は、単一の遠隔局から視聴者のテレビへの放送チェーンの１つの実施形態
を示すブロック図である。

【図４】 図４は、セットトップボックスのブロック図である。

【図５】 図５は、セットトップボックスでのローカルデータの収集および送信を示すフ
ローチャートである。

【図６】 図６は、受信局での番組内容のカスタマイズを示すフローチャートである。

【図７】 図７は、放送局でのデータの収集、ならびにユーザプロフィールおよびプレフ
ァランスの確立を示すフローチャートである。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年７月２４日（２０００．７．２４）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００３

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００３】 典型的に、インタラクティブ機能性は、テレビセットに接続されたセットトッ
プボックスによって制御される。セットトップボックスは、放映された番組およ
びインタラクティブアプリケーションを、ケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）または直
接衛星放送等の典型的な放映チャンネルを通じて受信する。インタラクティブア
プリケーションは、放送における信号、または視聴者がとる行動に応答して機能
するように設計され得る。インタラクティブ機能性は、テレビセット画面上に表
示され、ユーザがテレビのリモコンを介して選択を行うことを可能にするように
アイコンまたはメニューを含み得る。 ＥＰ−Ａ−９６０８１０９またはＷＯ−Ａ−９６０８１０９のようなこの分野
の公知の従来技術には欠点がある。 ＥＰ−Ａ−０４２４６４８は、番組コマーシャルがユーザの人口統計学に基づ
いて選択され得るシステムを開示している。 ＷＯ−Ａ−９６０８１０９は、多くの可能性を除いた固定データベースに基づ
いてコマーシャルメッセージを配信するデバイスに関する。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】 しかし、商品およびサービスのマーケティングにおいて、宣伝された品物また
はサービスを購入する可能性が最も高い視聴者に対し、宣伝を提示することが所
望される。製造業者およびサービス提供者は、特定の商品およびサービスに関心
を持ち得る視聴者の数を最大化するように、マーケティング戦略を調整すること
を試みる。戦略は、また、提供される商品およびサービスに関心を持たず、マー
ケティングの経費を必ず浪費するような、視聴者の数を最小化するように試みら
れる。これらのマーケティング戦略は、しばしば、潜在的な買い手の詳細な情報
、または人口統計に基づくので、買い手のプレファランスについての可能な限り
多くの情報を有することが有益である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，Ｇ Ｅ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，Ｚ Ｗ

Claims (27)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 放送局（１２）、および複数の受信局（１３）を有する、イ
   ンタラクティブテレビシステムにおいて、視聴者プレファランスによって、番組
   内容をカスタマイズする方法であって、 該複数の受信局（１３）の各々で、視聴情報をトラッキングするステップ（１
   ０３、１２４）と、 該視聴情報を該放送局（１２）に送信するステップ（１０５）と、 該視聴情報に基づいて、１つ以上の集団プロフィールを確立するステップ（１
   ２８）と、 該放送局（１２）で、該集団プロフィールに基づいて、複数の視聴者プレファ
   ランスフィルタ（２３）を生成するステップであって、該視聴者プレファランス
   フィルタ（２３）の各々が該複数の受信局（１３）のうちの１つと対応する、ス
   テップ（１２９）と、 該複数の視聴者プレファランスフィルタ（２３）の各々を、該放送局（１２）
   から該複数の受信局（１３）のうちの対応する受信局に送信するステップ（１３
   ０）と、 該視聴者プレファランスフィルタ（２３）に基づいて、該カスタマイズされた
   番組内容を得るように、該複数の受信局（１３）の各々で受信される番組信号を
   フィルタリングするステップ（１１２）と、 を包含する、方法。
2. 【請求項２】 前記フィルタリングするステップが、 前記番組信号を受信するステップと、 該番組信号を、そこから１つ以上の放送番組を得るように処理するステップで
   あって、該１つ以上の放送番組の各々が証明コードを有する、ステップと、 該１つ以上の放送番組の各々の該証明コードを検証するステップと、 該１つ以上の放送番組をフィルタリングするように、前記視聴者プレファラン
   スフィルタを適用するステップと、 を包含する、請求項１に記載の方法。
3. 【請求項３】 前記視聴者プレファランスが、センシティブな個人情報を含
   み、前記フィルタリングするステップ（１１２）は、前記放送番組が該センシテ
   ィブな個人情報へのアクセスを必要とするかどうかを判定するステップ（１１４
   ）と、該センシティブな個人情報へのアクセスを必要とする該放送番組の各々に
   ついて、視聴者に該センシティブな個人情報へのアクセスの認証を促すステップ
   （１１５）と、該センシティブな個人情報へのアクセスを必要とし、該視聴者に
   よって認証される、該放送番組の各々によって、該センシティブな個人情報への
   アクセスを許可するステップ（１１６、１１７）とをさらに包含する、請求項２
   に記載の方法。
4. 【請求項４】 前記視聴情報が、ローカルトランザクションデータを含み、
   前記トラッキングするステップ（１２４）が、前記受信局で１つ以上のローカル
   トランザクションを検出するステップ（１２１）と、複数のデータ記憶装置にお
   ける前記ローカルトランザクションと対応する、該ローカルトランザクションデ
   ータを記録するステップとを包含し、該データ記憶装置の各々は、該複数の受信
   局のうちの１つに対応する、請求項１に記載の方法。
5. 【請求項５】 前記視聴情報が、オンライントランザクションデータを含み
   、前記トラッキングするステップ（１２４）が、前記放送局で１つ以上のオンラ
   イントランザクションを検出するステップ（１２２）と、該放送局に対応するデ
   ータ記憶装置における該オンライントランザクションに対応する、該オンライン
   トランザクションデータを記録するステップ（１２４）とをさらに包含する、請
   求項４に記載の方法。
6. 【請求項６】 前記確立するステップ（１２８）が、データベースに前記視
   聴情報を蓄積するステップと、該データベースに基づいて、前記視聴者プレファ
   ランスフィルタを生成するステップ（１２９）とを包含する、請求項５に記載の
   方法。
7. 【請求項７】 前記データベースが、個人データをさらに含み、前記確立す
   るステップ（１２８）が、複数の視聴者から該個人データを得るステップをさら
   に包含し、該視聴者の各々が、前記受信局のうち１つと関連付けられる、請求項
   ６に記載の方法。
8. 【請求項８】 前記視聴者プレファランスフィルタを送信するステップ（１
   ３０）が、リクエスト信号を前記受信局（１３）に放送するステップを包含し、
   該リクエスト信号が、１つ以上の該受信局に、１つ以上のモデム接続を介して、
   前記放送局との通信を開始するように促す、請求項１に記載の方法。
9. 【請求項９】 前記視聴者プレファランスフィルタを送信するステップ（１
   ３０）は、前記放送局（１２）が１つ以上のモデム接続を介して前記受信局（１
   ３）との通信を開始するステップを包含する、請求項１に記載の方法。
10. 【請求項１０】 前記視聴者プレファランスフィルタを送信するステップは
    、放送送信媒体を介して該視聴者プレファランスフィルタを前記受信局に放送す
    るステップを包含し、各前記視聴者プレファランスの変更に対応する前記受信局
    （１３）うちの１つは、該対応する視聴者プレファランスの変更を識別し、該視
    聴者プレファランスフィルタを格納する、請求項１に記載の方法。
11. 【請求項１１】 前記フィルタリングするステップが、前記受信局の各々で
    、アプリケーションを実行するステップを包含し、該アプリケーションが、前記
    視聴者プレファランスフィルタへのアクセスを有し、該アプリケーションの実行
    が、該視聴者プレファランスフィルタに依存する、請求項１に記載の方法。
12. 【請求項１２】 ネットワークオペレータによって、ユーザプレファランス
    のプロフィールを作成する方法であって、放送局（１２）および複数の受信局（
    １３）を有するインタラクティブテレビネットワークにおいて実現される方法で
    あって、 該放送局でオンラインデータを記録するステップであって、該オンラインデー
    タが複数のオンライントランザクションと対応する、ステップ（１２６、１２７
    ）と、 該受信局でローカルデータを記録するステップであって、該ローカルデータが
    複数のローカルトランザクションに対応する、ステップ（１２３、１２４）と、 該ローカルデータを該放送局に送信するステップ（１２５）と、 該放送局で該オンラインデータおよび該ローカルデータから該ユーザプレファ
    ランスのプロフィールを作成するステップ（１２８）と、 を包含する、方法。
13. 【請求項１３】 前記ユーザプレファランスを反映するデータを前記受信局
    に送信するステップ（１３０）をさらに包含する、請求項１２に記載の方法。
14. 【請求項１４】 前記ユーザプレファランスに基づいて、前記放送局から前
    記受信局に送信される放送信号をフィルタリングするステップをさらに包含する
    、請求項１３に記載の方法。
15. 【請求項１５】 前記放送局および前記受信局が、送信媒体に接続され、１
    つ以上の番組信号が、該送信媒体を介して該放送局から該受信局に送信される、
    請求項１２に記載の方法。
16. 【請求項１６】 前記送信媒体が帯域幅を有し、該送信媒体が該帯域幅の一
    部を占めるリターンパスを備え、前記ローカルデータを前記放送局に送信するス
    テップが、該リターンパスを介して該ローカルデータを送信するステップを包含
    する、請求項１５に記載の方法。
17. 【請求項１７】 前記放送局および前記受信局が、１つ以上の番組信号を該
    放送局から該受信局に送信するように構築される、第１の送信パスに接続され、
    該受信局の各々が、前記ローカルデータを該受信局から該放送局に送信するよう
    に構築される、１つ以上の代替的送信パスに接続される、請求項１２に記載の方
    法。
18. 【請求項１８】 インタラクティブテレビネットワークにおいて番組内容を
    カスタマイズするシステムであって、 １つ以上の番組信号を送信するように構築される放送局（１２）と、 送信媒体を介して該放送局（１２）に接続され、該１つ以上の番組信号を受信
    するように構築される、１つ以上の受信局（１３）と、 を備え、 該システムは、該１つ以上の受信局についてトランザクションデータを記録し
    、ユーザプロフィールを該受信局に送信するために、該放送局で該トランザクシ
    ョンデータに基づいて１つ以上の該ユーザプロフィールを確立し、該ユーザプロ
    フィールに基づいて該番組信号の該番組内容をカスタマイズするように、構築さ
    れる、 システム。
19. 【請求項１９】 前記トランザクションデータがローカルトランザクション
    データを含み、前記１つ以上の受信局が該ローカルトランザクションデータを記
    録するように構築される、請求項１８に記載のシステム。
20. 【請求項２０】 前記１つ以上の受信局（１３）が、それぞれランダムアク
    セスメモリ（３６）を備え、該１つ以上の受信局の各々が、前記ローカルトラン
    ザクションデータを該ランダムアクセスメモリに格納し、該ローカルトランザク
    ションデータを前記放送局に定期的に送信するように構築される、請求項１９に
    記載のシステム。
21. 【請求項２１】 複数のモデムをさらに備えるシステムであって、該モデム
    のうちの１つが、前記放送局に接続され、残りの該複数のモデムの各々が、前記
    受信局のうちの対応する受信局と接続され、該受信局に接続される該モデムが、
    該放送局に接続される該モデムとの電話通信を確立するように構築され、該受信
    局が、該対応するモデムを介して、該ローカルデータを該放送局に送信するよう
    に構築される、請求項２０に記載のシステム。
22. 【請求項２２】 前記放送局（１２）が、１つ以上のユーザプレファランス
    フィルタを生成し、前記対応するモデムを介して、該１つ以上のユーザプレファ
    ランスフィルタを前記１つ以上の受信局（１３）のうちの１つに送信するように
    構築され、該受信局のうちの１つが、該ユーザプレファランスフィルタのうちの
    １つによって、該受信局のうちの１つによって受信された、前記１つ以上の番組
    信号をカスタマイズする、請求項２１に記載のシステム。
23. 【請求項２３】 前記トランザクションデータが、オンライントランザクシ
    ョンデータを含み、前記放送局（１２）が、該オンライントランザクションデー
    タを記録するように構築される、請求項１８に記載のシステム。
24. 【請求項２４】 前記放送局（１２）が、１つ以上のユーザプレファランス
    フィルタを生成し（１２９）、該１つ以上のユーザプレファランスフィルタを前
    記１つ以上の受信局のうちの１つに送信するように構築され、該受信局のうちの
    １つが、該ユーザプレファランスフィルタのうちの１つによって、該受信局のう
    ちの１つによって受信される、前記１つ以上の番組信号をカスタマイズする、請
    求項１８に記載のシステム。
25. 【請求項２５】 前記番組信号は、前記番組内容に対応するデータ、および
    前記ユーザプロフィールに対応するデータを含む、請求項２４に記載のシステム
    。
26. 【請求項２６】 前記システムが、１つ以上のリターンパスをさらに備え、
    該リターンパスの各々が、前記１つ以上の受信局（１３）のうちの対応する受信
    局に関連付けられ、該リターンパスの各々が、該対応する受信局に接続される受
    信局モデム、該受信局モデムに接続される電話回線、および前記放送局に接続さ
    れる放送局モデムを備え、 該放送局（１２）が、前記送信媒体を介してプロンプト信号を該受信局のうち
    の１つに送信する（１２５）ように構築され、該受信局のうちの１つが、該プロ
    ンプト信号に応答して、該対応するリターンパスを介して該放送局との通信を確
    立するように構築され、該放送局が、該リターンパスを介して該１つ以上のユー
    ザプロフィールを該受信局のうちの１つに送信するように構築される、 請求項２４に記載のシステム。
27. 【請求項２７】 前記放送局（１２）が、前記１つ以上の番組信号を前記１
    つ以上の受信局（１３）に送信する前に、前記１つ以上のユーザプロフィールに
    よって、該１つ以上の番組信号をカスタマイズするように構築される、請求項１
    ８に記載のシステム。