JP2002516242A - 積み重ねた封筒を通い箱に収納する装置 - Google Patents

積み重ねた封筒を通い箱に収納する装置

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JP2002516242A JP2000550618A JP2000550618A JP2002516242A JP 2002516242 A JP2002516242 A JP 2002516242A JP 2000550618 A JP2000550618 A JP 2000550618A JP 2000550618 A JP2000550618 A JP 2000550618A JP 2002516242 A JP2002516242 A JP 2002516242A
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トーマス フーバー
ヘルムート フォルグ
レイナー ポウィック
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ベーヴェ・システック・アクチェンゲゼルシャフト
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07CPOSTAL SORTING; SORTING INDIVIDUAL ARTICLES, OR BULK MATERIAL FIT TO BE SORTED PIECE-MEAL, e.g. BY PICKING
    • B07C1/00Measures preceding sorting according to destination
    • B07C1/02Forming articles into a stream; Arranging articles in a stream, e.g. spacing, orientating
    • B07C1/025Devices for the temporary stacking of objects provided with a stacking and destacking device (interstack device)

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  • Packaging Of Special Articles (AREA)
  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各封筒の内容物の折り方の違いから、スタック内での位置によって封筒の厚さが異なる場合に問題が生じる。特に、高くなった封筒のスタックが横移動する際に封筒がそろって積み上げられた状態を維持できずに、本来の移動方向から逸脱し、個々の封筒が詰まったりスタック全体が崩れたりする恐れがある。 【解決手段】 積み重ねられた封筒2を通い箱19に入れるための装置は水平に重なった複数の封筒を積み重ねるための垂直積み重ね軸箱4を有し、そこから封筒が前記軸箱の下方に配置された水平なプラットホームに束で送られる。水平に移動する排出押し出し器9がプラットホーム7の領域に備えられている。封筒の束2aを収納する積み替え箱11がプラットホーム7上の排出押し出し器9の反対側に移動可能なように取り付けられている。前記積み替え箱11はプラットホーム7に向かって開いていて、プラットホームに面する終端上で開口する閉鎖装置12を有する。積み替え箱11は水平回転軸の回りに90°を回転でき、垂直方向に位置変更可能である。充填機構18が積み替え箱11の移動領域の下方に備えられていて、前記積み替え箱11は対応する通い箱19の上辺の近くまで位置を変えることができる。保持装置21は充填機構18の領域に備えられていて、前記保持装置は少なくとも1個の垂直に移動する保持要素26と、通い箱の縦方向に垂直および水平に移動している前方送り要素31を備えた前方送り装置22を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は積み重ねた封筒を通い箱に収納する装置に関する。本装置は水平に重
ねられた複数の封筒を積み重ねる垂直な積み重ね軸箱と、積み重ね軸箱の下方に
設置されて積み重ね軸箱から排出された封筒の束を収納する水平な収納装置と、
収納装置の領域内で水平方向に移動可能な排出押し出し器と、充填ステーション
と、前記通い箱を充填ステーションの下方領域へ移動させることができる水平な
通い箱搬送装置とを含む。積み重ね軸箱は開口可能な底扉を有し、前記底扉から
一定距離おいた上方に分離装置が設置されている。分離装置により、枚数が通い
箱の収納可能枚数の分冊である封筒の束を積み重ね軸箱内で分離することができ
る。
【0002】
【従来の技術】
このような従来の装置における収納装置(BOEWE SYSTEC AGの
パンフレット、D−86135 Augsburg、“EPOS−封筒梱包出力
システム”、1996年3月参照)は垂直移動可能な搬送装置から構成されてい
て、動作サイクルの開始時に積み重ね軸箱の近傍かつ下方に配置される。積み重
ね軸箱から排出された封筒の束は搬送装置の上に落下し、搬送装置は続いて下方
へ一定距離移動する。既に収納された束の上に積み重ね軸箱から次の封筒の束が
置かれ、重ねられた封筒が次第に搬送装置上に高いスタックを形成し、搬送装置
はさらに下方へ移動しつづける。封筒の枚数は通い箱の収納可能枚数に一致する
。次に、高くなったスタック全体は排出押し出し器によりメールボックス等の通
い箱(この時点では90°傾けられて垂直方向を向いている)の中へ水平に移動
される。メールボックスは封筒のスタックが中へ入った後に再度90°傾けられ
て通常の水平な搬送位置を向き、取り外される。封筒のスタックを積み重ねる際
、その高さは400〜500枚の封筒を収納できる通い箱の内側の長さに一致し
ている。しかし、各封筒の内容物の折り方の違いから、スタック内での位置によ
って封筒の厚さが異なる場合に問題が生じる。特に、高くなった封筒のスタック
が横移動する際に封筒がそろって積み上げられた状態を維持できずに、本来の移
動方向から逸脱し、個々の封筒が詰まったりスタック全体が崩れたりする恐れが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
垂直に隣り合って置かれた複数の封筒が水平な積み重ねテーブル上に積み重ね
られて、いわゆる積み重ねロッドを形成していて(欧州特許第659,669B
1号と米国特許第5,347,790A号を比較されたい)、それにより積み重
ねロッドの長さが通い箱の内側の長さに一致する場合に同様の問題が生じる恐れ
がある。この積み重ねロッドはスライドにより水平に移動され、底が2個のフラ
ップで形成されている取り入れ軸箱の中に入る。フラップを開くと、積み重ねロ
ッドはその下にある通い箱の中へ落下し、それにより通い箱の中に入るべきすべ
ての封筒が同時に移動されるため動作の中断が起こり得る。さまざまな高さや長
さの通い箱を充填する際にさらなる問題と動作の中断が起こり得る。
【0004】 従って、本発明の基本的な目的は上述の種類の通い箱の中に積み重ねられた封
筒を入れる装置を作成することであり、動作時の特段の安定性により特徴付けら
れ、かつ動作に大幅な構造的変更を加えずにさまざまな高さおよび/または長さ
の通い箱への充填を高い信頼性で行なうことができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
これは本発明により以下のように実現される。収納装置は、封筒の束をそれぞ
れ収納するプラットホームであり、プラットホームは封筒の束用に少なくとも2
個の垂直方向の側方ガイドを有し、側方ガイドは互いに一定距離をおいて配置さ
れていて、各封筒の束を1個づつ収納するためのほぼ正方形である積み替え箱が
移動可能なようにプラットホーム側面に排出押し出し器の反対側に配置されてい
て、積み替え箱はプラットホームに向かって開いていて閉鎖装置を有し、閉鎖装
置はプラットホームに面していない端が開口可能であり、積み替え箱は水平回転
軸の回りに90°回転可能であり、回転軸は垂直方向に移動可能であり、充填ス
テーションは積み替え箱の移動領域の下方に配置されていて、積み替え箱はそれ
ぞれの通い箱の上辺付近まで入り込むことができ、少なくとも1個の垂直移動可
能な保持要素を有する保持装置と、通い箱の縦方向に垂直および水平移動可能な
前方送り要素を有する前方送り装置が充填ステーションの領域内に配置されてい
て、それにより封筒を誘導するために保持要素と前方送り要素が上方から通い箱
の中へ移動可能であり、封筒は通い箱の中へ連続的に入れられ、通い箱が満杯に
なるまでの間、封筒の束は垂直方向に整然と保持される。
【0006】 このように本発明は、従来なされてきたように収納可能枚数と同じだけの多数
の封筒を一度に通い箱に入れるのではなく、枚数が通い箱の収納可能枚数の分冊
になるように封筒を束に分けて、通い箱が満杯になるまでそれらの封筒の束を逐
次個別に通い箱に入れていく、という考えに基づいている。封筒の束の高さは約
60〜100ミリメートルの間であってよい。このような封筒の小さい束はたと
え折り目位置に不都合があっても、取り扱いが簡単で装置の信頼性も高く、装置
の動作信頼性が際立って向上する。このような封筒の小さい束は、封筒の厚さに
よるが、例えば30〜50枚の封筒を含むことができ、本発明の装置の中で最初
に積み重ね軸箱からプラットホームの上へ、次に排出押し出し器により初め水平
であった積み替え箱へ移動する。積み替え箱は水平回転軸の回りに90°回転し
て、充填すべき通い箱の上辺の近くまで下方へ移動する。積み替え箱の中の封筒
は前記の積み替え箱の回転動作により縦位置になるように移動する。通い箱の高
さに依存するが、積み替え箱は通い箱の上辺の近くまで多少移動する。このよう
に、積み替え箱の底扉が開いた後で通い箱の中へ下向きに滑り落ちる封筒の落下
高度は最小限に制限される。封筒はさらに、保持要素と前方送り要素の間に形成
された自由空間の中へ移動し、上述の要素より誘導される。これにより動作信頼
性の向上に寄与する。以下により詳細に述べるように、通い箱の中の封筒のスタ
ックは前方送り装置により圧縮することも可能であり、通い箱の効率的な充填が
実現される。本新規装置はまた、構造寸法が小さいことも特徴である。
【0007】 本発明の開発で、プラットホームが垂直軸の回りに180°回転可能であるこ
とが特に有利な点である。この開発により封筒を選択的に通い箱の中へ移動させ
ることが可能であり、それぞれの郵便サービスが如何に要求・所望するかに応じ
てすべての封筒の折り返し片を上向きあるいは下向きのいずれかに設定できる。
プラットホームには1個のロータリードライブのみが必要とされるため、これを
実現する構造的な手段は非常に単純である。
【0008】 本発明のさらなる利点はサブクレームに記述されている。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1,2に示されるように、封筒2は送りベルト1により逐次連続的に積み重
ね装置3に送られる。積み重ね装置3は垂直な積み重ね軸箱4を有し、その中へ
封筒2が水平に1枚づつ積み重ねられる。積み重ね軸箱4は水平移動可能な分離
スライドを備えた分離装置5と水平移動可能な閉鎖スライドを備えた底扉6を有
する。分離スライドと閉鎖スライドは従来型の装置であるため詳細には図示しな
い。分離装置5と底扉6の協動により、以下に詳述するように封筒の束を分離す
ることが可能であり、これらの封筒の束を積み重ね軸箱4の下に配置された水平
なプラットホーム7へ積み替えることが可能である。
【0010】 プラットホーム7は封筒の束を収納するよう設計されていて、互いに間隔を置
いた少なくとも2個の垂直な側方ガイド8を有する。側方ガイド8間の距離はそ
れぞれの封筒2の長さに合わせることができる。プラットホーム7は好適には垂
直軸Aの回りに180°回転可能であり、封筒2の折り返し片を選択的に向き変
えして積み替え箱の中に入れることができる。
【0011】 方向Bに水平移動可能な排出押し出し器が水平なプラットホーム7の領域に備
えられていて、その押し出し器によりプラットホーム7の上に置かれている封筒
の束が、排出押し出し器9の反対側にあるプラットホーム7の側面に配置された
積み替え機構10へ向けて方向Bに移動することができる。
【0012】 積み替え機構10は図3,4,5に詳細に示され、移動可能な、ほぼ正方形の
積み替え箱11を有し、封筒の束を1個収納すべく指定されている。積み替え箱
11は図1で明らかなように、プラットホーム7に向かって開いている。積み替
え箱11はプラットホームに面していない終端11aにおいて開口可能な閉鎖装
置12を有する。閉鎖装置12は2個のピボット回転可能なフラップ12a を
有し、それらは積み替え箱11の側面領域に配置されていて、空気シリンダ12
b等により、開口または閉鎖位置にピボット回転することができる(図6)。積
み替え箱11はさらに、排出押し出し器9の送り方向Bに対して横断的に伸長し
ている水平回転軸A1の回りに回転可能である。回転軸A1は、垂直移動可能な
キャリッジ14内で支持されて積み替え箱に固定的に接続している揺動軸箱13
により実現される。揺動軸箱13を90°回転させることにより、積み替え箱1
1を水平位置から垂直位置へ振ってその終端11aを閉鎖装置12が下を向いた
状態にすることができる。90°の回転運動は各種の手段により実現することが
できる。しかし、好適には制御押し出し器15が揺動軸箱13に接続していて、
制御押し出し器はガイドローラー16を搬送する。このガイドローラーは接続リ
ンクガイド17内で移動可能であり、図3に示すように水平セクション17a、
垂直セクション17bおよびこれら2個のセクションを接続する湾曲セクション
17cを有する。積み替え箱11はさらにそれぞれの封筒のフォーマットに順応
するためにその幅が調整される場合がある。
【0013】 充填機構18は積み替え箱11の移動領域の下方に配置されていて、その機構
において封筒の束は垂直に並んだ積み替え箱11から通い箱(メールボックス)
19の中へ1束づつ移される。通い箱19を充填機構まで搬送して、必要ならば
通い箱を1ステップづつ動かし続けるために、搬送装置20が備えられていて、
その上に通い箱19が水平に置かれている。
【0014】 破線で示すように、通い箱は、高さも長さもまちまちであってよい。積み替え
箱11は、それぞれの通い箱の高さに応じて終端11a がそれぞれの通い箱1
9の上辺の近くに来るまで下方に移動することができ、その結果積み替え箱11
から排出された封筒の落下高度が最小限に抑えられる。
【0015】 さらに保持装置21と前方送り装置22が充填機構18の領域に配置されてい
て、その装置を図7、8により詳細に示す。保持装置21は固定フレーム部23
上で方向Cに垂直移動可能なキャリッジ24を有する。支持腕25はキャリッジ
24に接続していて、その支持腕は互いに距離において配置された2本の垂直保
持要素26を搬送する。キャリッジ24を方向Cに動かすことにより、これらの
保持要素26は上方からそれぞれの通い箱19の中へ移動することができる。
【0016】 前方送り装置22は方向 B1に移動可能な支持部材27を有する。移動方向
B1 は排出押し出し器9の送り方向Bと同じ方向へ伸長する。支持部材27は
垂直ガイド28を搬送し、その上でキャリッジ29が方向Cに垂直移動可能であ
る。支持腕30がキャリッジ29に接続されていて、垂直前方送り要素31を搬
送する。 また、キャリッジ29を方向Cに動かすことにより、垂直前方送り要
素31を上方から通い箱19の中へ入れたり通い箱19の中から外へ出すことが
できる。図8、9に示すように、保持要素26は送り方向B1に対して横断的に
、互いにずれていて、それにより前方送り要素31は送り方向B1の順方向およ
び逆方向に保持要素26を通過しながら移動することができる。
【0017】 本装置の動作シーケンスは以下のとおりである。
【0018】 容量に応じて約40枚の封筒が、底扉が閉じた状態のスタック軸箱4の中で垂
直に1枚づつ積み重ねられる。これらの封筒は封筒の束を形成する。封筒の束に
含まれる封筒の枚数はそれぞれの通い箱19の収納可能枚数の分冊に過ぎず、通
い箱19には約500枚の封筒を収めるスペースがあると仮定される。封筒の束
の高さは約60〜100ミリメートルであってよく、好適には約80ミリメート
ルである。封筒の束が所定の枚数あるいは所定の高さに達した後で、分離装置5
の分離スライドが積み重ね軸箱4の中へ移動して、送りベルト2から新たに供給
された封筒を底扉6に積まれている封筒の束から分離する。底扉6の閉鎖スライ
ドを開くことにより、分離された封筒の束は解放され、その下方のプラットホー
ム7へ落下する。封筒の束は垂直な側方ガイド8により誘導される。底扉6は再
び閉じられ、分離装置5の分離スライドが開口位置へ移動し、それまでに分離装
置5の上に積み上げられた封筒が積み重ね軸箱内を下方に底扉6まで落下する。
また光学式文字認識またはバーコードを用いた分離装置5により、新たに供給さ
れた封筒を任意の所望の分け方、例えば郵便番号に基づいて分離することが可能
である。
【0019】 プラットホーム7に置かれた封筒の束はここで、排出押し出し器9により水平
に並んだ積み替え箱11の中へ直接移動されるか、あるいはプラットホーム7は
最初に垂直回転軸Aの回りに180°回転される。後者が必要になるのは、通い
箱19の中へ移動された封筒の折り返し片を上向きでなく下向きにしたい、ある
いはその逆の場合である。封筒が送りベルト1により折り返し片を先頭にして積
み重ね軸箱4の中に移動されたと想定する。すると折り返し片は、プラットホー
ム7が回転せずに封筒が通い箱19の中に移動した後、下向きになるであろう。
しかし、折り返し片を上向きにしたければ、封筒のそれぞれの束が排出押し出し
器により積み替え箱11の中へ移動される前にプラットホーム7を縦軸Aの回り
に180°回転しなければならない。
【0020】 封筒の束が水平に並んだ積み替え箱11の中へ移動された場合、閉鎖装置12
のフラップ12aが閉じられる。積み替え機構のキャリッジ14が続いて下方に
移動する。積み替え箱11は従って制御押し出し器15によりその水平位置から
垂直位置へ振られる。制御押し出し器15はそのガイドローラー16をリンクガ
イド17と噛み合わせる。キャリッジ14はその下端11a が通い箱19の上
辺の近くに来るまで下方に移動する。続いてフラップ12aが空気シリンダ12
bにより開かれる。封筒の束は次に積み替え箱11からその下方の通い箱19の
中の保持要素26と前方送り要素31の間に空けられたスペースの中へ落下する
【0021】 積み替え箱11が下方に移動する前に、通い箱19は充填機構18において搬
送装置20により止め32まで移動され、このようにして正しい充填位置へ来て
いる。保持要素26と前方送り要素31はキャリッジ24、29を垂直に移動さ
せることにより、上方から通い箱19の中へ移動される。それにより前方送り要
素31は保持要素26から一定距離をおく結果空きスペースが作られ、積み替え
箱11から排出された封筒の束がその中へ落下することができる。封筒の束は保
持要素26と前方送り要素31により誘導される。保持装置のキャリッジ24は
続いて保持要素26が通い箱から出るまで上方へ移動する。支持部材27を方向
B1へ移動させることにより、前方送り要素31は図7に基づき、終端位置に達
するまで左へ移動する。通い箱19の中へ移動した封筒の束はこのように圧縮さ
れていて、通い箱19はまた同時に前方送り要素31により次の充填ポジション
の中へ移動する。これは搬送装置が静止位置にある状態で可能であり、それによ
り通い箱19と搬送装置の間の摩擦力が克服される。この摩擦力が大き過ぎる場
合、搬送装置20にインストールされたリリースクラッチあるいは自由車輪が役
立つ。通い箱19と搬送装置20の間の摩擦力が小さ過ぎる場合、通い箱19は
別の方法により止める(速度を落とす)ことができる。
【0022】 前方送り要素31が送り方向B1へ移動するとき、この動作は保持要素26の
動作の垂直面を越えて生じる。前方送り要素31は最終位置として図9に示す位
置にある。図9によれば先に圧縮された封筒の束2aは従って保持要素26の動
作の垂直面の左側にある。このようにキャリッジ24を下方 に動かすことによ
り、先に入っている封筒の束に衝突することなく封筒を再び通い箱19の中に移
動させることができる。支持部材27を矢印B1の方向と反対向きに移動させる
ことにより、前方送り要素31を図9に一点鎖線で示す初期位置に戻され、その
結果再び保持要素26から距離を置かれるため、次の封筒の束を充填するスペー
スが要素26と31の間に空けられている。次の封筒の束で充填された積み替え
箱11はその後再度通い箱19に向かって下がり、次の封筒の束はフラップ12
aを開くことにより排出される。封筒の束の充填、およびとそれぞれの封筒の束
が充填された後の通い箱19の1ステップづつの前方移動は、通い箱が完全に満
杯になるまで繰り返される。前方送り要素31によりそれぞれの封筒の束を圧縮
することにより、通い箱の効率的な充填が保証される。
【0023】 いくつかの封筒の束を通い箱の中へ逐次積み替えすることで動作上の高い安全
性を保証する。通い箱の中でいわゆる封筒ロッドの形状ですべての封筒の内容を
同時に詰める他のシステムよりも、収納可能枚数、フォーマットおよび折り目位
置が動作シーケンスに与える影響は明らかに小さい。従来の装置では封筒のロッ
ドが崩壊する恐れがあったが、封筒をより小さい束に分けて内容を詰めることに
より崩壊するのを防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置全体の側面図である。
【図2】積み替え機構の平面図である。
【図3】積み替え機構の側面図である。
【図4】図3の方向4から見た正面図である。
【図5】積み替え箱の平面図である。
【図6】積み替え箱の詳細な側面図である。
【図7】保持装置および前方送り装置の側面図である。
【図8】図7の方向■から見た側面図である。
【図9】通い箱、保持要素および前方送り要素の異なる動作位置における部
分水平断面図である。
【符号の説明】
1 送りベルト、2 封筒、3 積み重ね装置、4 積み重ね軸箱、5 分離
装置、6 底扉、7 プラットホーム、8 側方ガイド、9 排出押し出し器、
10 積み替え機構、11 積み替え箱、11a 終端、12 閉鎖装置、12
a フラップ、12b 空気シリンダ、A1 回転軸、B 送り方向、13 揺
動軸箱、14 キャリッジ、15 制御押し出し器、16 ガイドローラー、1
7 リンクガイド、17a 水平セクション、17b 縦セクション、17c
湾曲セクション、18 充填機構、19 通い箱、20 搬送装置、21 保持
装置、22 前方送り装置、23 固定フレーム部、24 キャリッジ、25
支持腕、26 保持要素、27 支持部材、28 垂直ガイド、29 キャリッ
ジ、C 方向、30 支持腕、31 前方送り要素。
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月12日(2000.12.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】図7の方向VIIIから見た側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポウィック レイナー ドイツ アウクスブルグ ギョジンジャー ストラッセ 130 ベー Fターム(参考) 3E028 AA02 BB01 CA06 EA01 EA10 GA05 HA01 3F054 AA05 AB01 AC09 BA02 BB04 BB12 BD02 BD04 BG07 BH05 BJ05 BJ06 BJ07 BJ09 BJ10 BJ11 BJ13 BJ15 【要約の続き】 備えられていて、前記積み替え箱11は対応する通い箱 19の上辺の近くまで位置を変えることができる。保持 装置21は充填機構18の領域に備えられていて、前記 保持装置は少なくとも1個の垂直に移動する保持要素2 6と、通い箱の縦方向に垂直および水平に移動している 前方送り要素31を備えた前方送り装置22を有する。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積み重ねた封筒を通い箱に収納する装置であって、水平に重
    ねられた複数の封筒を積み重ねるための垂直な積み重ね軸箱と、前記積み重ね軸
    箱の下方に設置されて前記積み重ね軸箱から排出された封筒の束を収納する水平
    な収納装置と、前記収納装置の領域内で水平方向に移動可能な排出押し出し器と
    、充填ステーションと、前記通い箱を前記充填ステーションの下方領域へ移動さ
    せることができる水平な通い箱搬送装置とを含み、 前記積み重ね軸箱は開口可能な底扉を有し、前記底扉から一定距離をおいた上
    方に分離装置が設置されていて、前記分離装置により枚数が前記通い箱の収納可
    能枚数の分冊である封筒の束を前記積み重ね軸箱内で分離することができ、 前記収納装置は封筒の束2aをそれぞれ収納するプラットホーム7であり、前
    記プラットホームは前記封筒の束2a用に少なくとも2個の垂直方向の側方ガイ
    ド8を有し、前記側方ガイドは互いに一定距離をおいて配置されており、 前記各封筒の束2aを1個づつ収納するためのほぼ正方形である積み替え箱1
    1が前記プラットホーム7の側面に排出押し出し器9の反対側に移動可能なよう
    に配置され、 前記積み替え箱11は前記プラットホーム7に向かって開いており、閉鎖装置
    12を有し、この閉鎖装置12は前記プラットホームと反対側の端11Aが開口
    可能であり、 前記積み替え箱11は水平回転軸A1の回りに90°回転可能であり、前記回
    転軸A1は垂直方向に移動可能であり、 充填ステーション18は前記積み替え箱11の移動領域の下方に配置されてい
    て、前記積み替え箱11はそれぞれの通い箱の上辺付近まで入り込むことができ
    、 少なくとも1個の垂直移動可能な保持要素26を有する保持装置21と、前記
    通い箱の縦方向に垂直および水平移動可能な前方送り要素31を有する前方送り
    装置22が前記充填ステーション18の領域内に配置されていて、それにより前
    記封筒2を誘導するために前記保持要素26と前記前方送り要素31が上方から
    前記通い箱19の中へ移動可能であり、前記封筒2は前記通い箱19の中へ連続
    的に入れられて束2aに加えられ、前記通い箱19が満杯になるまでの間、封筒
    の束は垂直方向に整然と保持されることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記プラットホーム7は垂直軸Aの回りに180°回転可能
    であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記積み替え箱11の閉鎖装置12は2個のフラップ12a
    を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記積み替え箱11の回転軸A1は前記排出押し出し器9の
    移動方向Bに関して横方向に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載
    の装置。
  5. 【請求項5】 前記積み替え箱11はその幅が調整可能であることを特徴と
    する、請求項1または3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記積み替え箱11の回転軸A1は垂直移動可能なキャリッ
    ジ14に支持されたロッキング軸箱13により形成されていて、前記ロッキング
    軸箱13に制御押し出し器15が接続されていて、前記制御押し出し器はガイド
    ローラー16を有し、前記ガイドローラー16は接続リンクガイド17内で移動
    可能であり、前記接続リンクガイドは水平部17a、垂直部17bおよび前記の
    両部を接続する湾曲部17cを有することを特徴とする、請求項1に記載の装置
  7. 【請求項7】 前記前方送り装置22は水平移動可能な支持部材27および
    前記支持部材上で垂直移動可能なキャリッジ29を有し、前記キャリッジは前記
    前方送り要素31を搬送することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記保持装置21は固定フレーム部23上で垂直移動可能で
    あって前記保持要素26を搬送するキャリッジ24を有することを特徴とする、
    請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記1個または複数の保持要素26は前方送り要素31に相
    対的な送り方向B1に横断的に互いにずらして配置されていて、それにより前記
    前方送り要素31は前記1個または複数の保持要素26を通過しながら前記送り
    方向B1と同じか反対向きに移動可能であることを特徴とする、請求項7または
    8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記前方送り装置22は前記通い箱19を1ステップづつ
    前方へ送るためにも備えられていることを特徴とする、上記請求項のいずれか一
    つに記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記プラットホーム7へ積み替えられた前記封筒の束2a
    の高さは前記通い箱の内側の長さの約1/4〜1/10に対応することを特徴と
    する、上記請求項のいずれか一つに記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記封筒の束2aの高さは約60〜100ミリメートルで
    あることを特徴とする、上記請求項のいずれか一つに記載の装置。
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