JP2002516023A - 再充電可能な電気化学電池に使用するab5型の水素貯蔵合金、およびその製造法 - Google Patents

再充電可能な電気化学電池に使用するab5型の水素貯蔵合金、およびその製造法

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JP2002516023A JP52793998A JP52793998A JP2002516023A JP 2002516023 A JP2002516023 A JP 2002516023A JP 52793998 A JP52793998 A JP 52793998A JP 52793998 A JP52793998 A JP 52793998A JP 2002516023 A JP2002516023 A JP 2002516023A
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Abstract

(57)【要約】 電気化学電池に使用するAB5型水素吸収性合金組成物は、合金全体に分散した約0.001〜0.01モル%のジルコニウムおよび/またはチタンを含む。この合金の製造法も開示する。これらの元素の量は、低水素平衡圧、高容量、および妥当な活性化特性を維持すると共に、腐食の低減により、貯蔵特性およびサイクル寿命が改良される様に選択する。

Description

【発明の詳細な説明】 再充電可能な電気化学電池に使用するAB5型の水素貯蔵合金、 およびその製造法 本発明は、再充電可能な電気化学電池に使用する水素貯蔵合金に関するもので ある。水素貯蔵合金は、再充電可能な電気化学機構に使用した場合に、優れた性 能特性、例えば高エネルギー密度、長時間の電荷保持、長期間のサイクル寿命お よび低温運転、を与える。 AB5型合金の水素貯蔵電極への使用は公知である。AB5型陰極を使用する再 充電可能なバッテリーは、例えば米国特許第3,874,928号、第4,21 4,043号、第4,107,405号、第4,112,199号、第4,12 5,688号、第4,214,043号、第4,216,274号、第4,48 7,817号、第4,605,603号、第4,696,873号および第4, 699,856号に開示されている。 水素含有量が高く、水素貯蔵容量が大きいLaNi5の使用は、広く報告され ている。しかし、ランタンは高価な元素であり、その様な合金の商業的な大規模 使用は実用的ではない。 合金中に様々な金属を置き換えることにより、LaNi5型合金の優れた水素 貯蔵容量を維持し、且つ、その様な合金のコストおよび商業的使用を改善するた めの努力がなされている。LaNi5型合金における変性剤または代替金属の選 択および役割は、最終的な電池に望まれる特性により異なる。電気化学的用途に は、代替金属を選択する際に、あらゆる性能特性、例えばサイクル寿命、放電率 、放電電圧、分極、自己放電、低温容量および低温電圧、を考慮しなければなら ない。過剰の水素圧は、水性電解質材料の損失を引き起こし、それによって電池 の 寿命を縮めるか、または電池を破壊することがあるので、その様な代替物の電池 圧に対する影響を考慮しなければならない。 先行技術の水素貯蔵合金は、性能特性を強化するために様々な個別の変性剤お よび変性剤の組合せを使用することが多いが、個々の変性剤の役割、変性剤と合 金の他の成分との相互作用、あるいは特定の運転パラメータに対する変性剤の影 響は明確に開示されていない。 米国特許第4,107,405号明細書には、LaNi5に近い式を有するラ ンタンおよびニッケルを基剤とする電極材料が開示されているが、そこでは成分 の一つが、元素の周期律表のIa、II、III、IV、およびVa族の、ランタニド以外 の金属から選択された金属により、ランタンに対してゼロではなく、0.1%を 超え、25%未満の原子比率で部分的に置換されている。 米国特許第4,487,817号明細書には、式ABmnを有し、Aがミッシ ュメタルまたはY、Ti、Hf、Zr、Ca、Th、Laおよび残りの希土類金 属から選択された少なくとも1種の元素からなり、BがNi、Co、Cu、Fe およびMnから選択された2種またはそれより多い元素からなり、CがAl、C rおよびSiから選択された少なくとも1種の元素からなる金属間化合物からな る電気化学的に活性な材料の陰極が開示されている。 米国特許第4,925,748号明細書には、一般式A1-xxyzにより表 され、AがLa、Laおよび希土類元素の混合物、およびミッシュメタルからな る群から選択され、BがTi、Zr、Ca、Y、Hfおよびそれらの混合物の群 から選択され、CがNi、Co、Mn、Al、Fe、Cu、Crおよびそれらの 混合物からなる群から選択され、DがV、In、Tl、Gaおよびそれらの混合 物からなる群から選択される、水素吸収合金が開示されている。 米国特許第4,983,474号明細書には、Ti、Zr、Mn、V、Fe、 AlおよびNiを含んでなる水素吸収性Ni系合金が記載されている。この特許 明細書には、電気化学的電池の特性に寄与する各成分の役割が説明されている。 この特許明細書には、開示される特殊なAB2型系における水素吸収性および耐 食性を改良するマンガンの役割、さらにマンガンの含有量が4重量%未満ではマ ンガンの効果が十分に得られないことが考察されている。 米国特許第5,032,475号明細書には、陰極用の混合物に、一般式XY5-aaにより表され、Xが希土類元素であり、YがNiであり、ZがCo、Mn 、Ag、V、CuおよびBから選択された少なくとも1種の元素である水素吸収 性合金、主としてLaNi5(ミッシュメタル)およびNiがAl、Mn、Fe 、Co、Ti、Cu、Zn、Zr、CrまたはBにより部分的に置き換えられて いる同等品が記載されている。 米国特許第5,034,289号明細書には、標準的な水素吸収性合金に疎水 性材料、例えばMnNi3.55Co0.75Mn0.4Al10.3、が添加されることが開 示されている。 先行技術の合金により、性能特性の一つまたは二つを、他の性能特性を犠牲に して定量的に改良した電池が得られているけれども、このトレードオフにより性 能が相殺され、良い特性および悪い特性の両方を有する電池が製造される。 高容量ニッケル金属水素化物の再充電可能な電池機構は、サイクル中に、より 急速に蓄熱し、電池の大きさに応じて、よりゆっくりと放熱する。さらに、特定 サイズのこれらの電池は、15%を超えて過充電する場合、室温においても、反 復充電/放電サイクルにより、それらの定格容量の80%未満に低下することが ある。この容量の低下は、陰極および電解質に活性物質を含んでなるAB5水素 貯蔵合金の腐食または劣化によるものと考えられる。腐食速度は、高運転温度に より、および反復充電/放電サイクルから生じる高温により、さらに加速される 。電池の連続充電および放電により起こる陰極中の活性物質の粉末化により、新 しい合金表面が電解質に露出され、腐食過程がさらに促進される。 本発明は、先行技術の処方に見られる量よりはるかに少ない量のジルコニウム および/またはチタンを含有する、多成分系の水素貯蔵合金を使用することを特 徴とする水素貯蔵合金電極を提供するものである。これらの元素の量は、先行技 術の水素貯蔵合金に匹敵する低い水素平衡圧、高容量、および活性化特性を維持 しながら、尚且つ、腐食を低減させることにより、貯蔵特性を改善し、サイクル 寿命を改善する様に選択している。 合金とは、化合物の元素が金属マトリックス全体にそれぞれ均質に分散してい ることを意味する。 合金中のジルコニウムまたはチタンの量を0.01モル%未満に維持すること により、ZrおよびTiはマトリックス中に分散したままになり、水素を貯蔵せ ず、運転圧を引き上げることがあるZrNi5および/またはTiNi3相の形成 が避けられる。 本発明の水素吸収性合金は、下記の一般式により表すことができる。 LMXNiA-(B+C+D)CoBAlCMnD 式中、Lは、Laが45%〜70%を占め、残りが希土類元素であるミッシュメ タルであり、MはTiまたはZrであり、Xは0.001〜0.01であり、A は4.9〜5.2(好ましくは5.0〜5.1)であり、Bは0.4〜1.0で あり、Cは0.1〜0.6であり、Dは0〜0.45である。 本発明の一態様では、電気化学電池に使用するAB5型水素吸収性合金組成物 は、実質的に式LMXNiA-(B+C+D)CoBAlCMnDに従い、式中、Lは、約4 5〜70%のランタンを含むミッシュメタルを含み、Mはチタンおよびジルコニ ウムからなる群から選択された元素であり、Xは0.001〜0.01であり、 BおよびCはそれぞれゼロより大きく、Aは約5である。好ましくは、Bは約0 .4〜1.0であり、Cは約0.1〜0.6であり、Dは約0.45未満である 。Xは、好ましくは約0.002〜0.006、より好ましくは約0.0035 、で ある。 本発明の別の態様では、電気化学電池に使用するAB5型水素吸収性合金組成 物は、合金全体に分散された約0.001〜0.01モル%の合金形成元素を含 み、合金形成元素は、チタン、ジルコニウム、およびそれらの組合せからなる群 から選択される。 幾つかの実施態様では、合金は実質的に式LMx5に従い、式中、Lは、約4 5〜70%のランタンを含むミッシュメタルを表し、Mは合金形成元素を表し、 Xは0.001〜0.01であり、Qはニッケルを含む。場合により、Qはコバ ルトおよびアルミニウムも含む。ある種の処方物にはマンガンも含まれる。 好ましい処方の一つは、 La0.63Ce0.26Nd0.08Pr0.03XNi3.7Co0.78Al0.28Mn0.36であり 、Mは、チタンおよびジルコニウムおよびそれらの組合せからなる群から選択さ れた合金形成元素を表し、Xは0.001〜0.01である。 本発明のさらに別の態様では、電気化学電池に使用するAB5水素貯蔵合金の 製造法が提供される。この方法は、超大気圧下の不活性環境中でメルトチャージ を融解させること(メルトチャージは、ミッシュメタル、ニッケル、コバルトお よびアルミニウムを含んでなる)、融解したメルトチャージに合金形成元素を加 えること(合金形成元素は、ジルコニウム、チタン、およびそれらの混合物から なる群から選択され、加える合金形成元素の量は、0.01〜0.001モル% の合金形成元素を含む合金が製造される様に選択する)、およびメルトチャージ を室温に冷却することを含む。 別の態様では、本発明の方法は、ミッシュメタル、ニッケル、コバルトおよび アルミニウムを含んでなるメルトチャージを用意すること、メルトチャージを炉 の中に入れること、実質的にアルゴンからなる加圧炉環境を設定すること、炉環 境圧を維持しながらメルトチャージを融解させること、融解したメルトチャージ に、合金形成元素を加えること(合金形成元素は、ジルコニウム、チタン、およ びそれらの混合物からなる群から選択され、加える合金形成元素の量は、0.0 1〜0.001モル%の該合金形成元素を含む合金が製造される様に選択する) 、および合金を50℃未満に冷却することを含む。 好ましくは、冷却した合金を約1050℃で少なくとも約8時間熱処理する。 冷却した合金を粉砕して合金粉末を製造し、これを篩にかけ、大きさが約75 ミクロンを超える粒子を除去することもできる。 さらに別の態様では、本発明は電気化学電池を提供するものである。電池は、 水酸化ニッケルを含む陽極、およびAB5型水素吸収性合金を含む陰極を含む。 合金は、合金全体に分散した約0.001〜0.01モル%の合金形成元素を有 し、合金形成元素はチタン、ジルコニウム、およびそれらの組合せからなる群か ら選択される。 別の態様では、本発明は電気化学電池の電極に使用する金属粒子を提供するも のである。この粒子は、実質的に、LMXNiA-(B+C+D)CoBAlCMnDを含ん でなるAB5型水素吸収性合金からなり、式中、Lは、約45〜70%のランタ ンを含むミッシュメタルを表し、Mはチタンおよびジルコニウムおよびそれらの 組合せからなる群から選択された合金形成元素を表し、Xは0.001〜0.0 1であり、BおよびCはそれぞれゼロより大きく、Aは約5である。粒子は、使 用中にその表面に酸化物を形成するであろう。 一般的に、ランタンのモル百分率は約0.6〜0.8であり、Ceのモル百分 率は好ましくは約0.1〜0.3である。1.0モル%ミッシュメタルの残りは NdおよびPrを含む。 本発明は、低レベルのジルコニウムおよび/またはチタン添加物、つまり0. 01モル%未満のジルコニウムおよび/またはチタンを含む、AB5型の水素貯 蔵合金を提供するものである。従来のAB5型水素貯蔵合金が含むレベルは 一般的に0.01モル%以上である。本発明の水素貯蔵合金は、ニッケル−金属 水素化物再充電可能なバッテリーに使用した場合、合金の容量または水素平衡圧 を犠牲にすることなく、サイクル寿命および高温貯蔵時間が延長される。 他の利点および特徴は、下記の説明、図面および請求項から明らかになるであ ろう。 図1は、巻き付けられた電気化学電池を示す。 図2〜5は、ZrおよびTiを含む、および含まない合金の水素脱着特性を示 す。 図6〜11は、様々な量のZrおよびTiを含む合金に関する、室温および高 温におけるサイクル寿命を示す。 図12および13は、2種類の合金にZr0.005を加えることにより、電池の 貯蔵寿命が増加することを示す。 図14は、高レベルのZrの効果を示す。 図1は、Niメッキされた鋼缶4、安全通気孔6、密封板7、金属水素化物陰 極1、ニッケル陽極2、陽極キャップ5、セパレーター3、絶縁ガスケット8、 および陽極コレクタ9からなる、典型的な再充電可能な電池を示すものである。 陽極は、球状水酸化ニッケルおよび一酸化コバルト粉末を、重量比92.6: 7.4で混合し、水の存在下で結合媒体でペーストを形成させ、これを非常に多 孔質のフェルトまたは発泡基材に塗布することにより製造される。 水素吸収性合金の陰極は、水素吸収性粉末および炭素の重量比1000:7の 混合物を結合媒体および水でペースト化し、これを導電性コア基材、典型的には ニッケルホイル、に塗布して層を形成することにより製造する。ペースト処方物 は、その内容をここに参考として含める、審査中の米国特許出願第08/884 ,592号明細書に、より詳細に記載されている。合金の製造 以下に記載する諸例では、下記の一般的な手順を使用して水素吸収性合金gs 製造dstrる。Ceミッシュメタル(大体の組成=La25%、Nd175% 、Pr6%、Ce残り)、Laミッシュメタル(大体の組成=Nd10%、Pr 2.5%、Ce1%、La残り)、ニッケル、コバルト、アルミニウム、ランタ ン、ネオジム、およびプラセオジムを、所望の組成を達成するのに必要な量で、 一緒に融解させる。メルトチャージは、誘導加熱炉の中に設置したマグネシア坩 堝の中に入れる。炉内雰囲気を排除し、0.02torrの真空状態を得る。融 解の直前に、炉をアルゴンで780〜790torrの圧力に満たし、この圧力 を融解操作の間、維持する。ジルコニウムおよび/またはチタンをメルトチャー ジに加え、数分後にチャージを銅製ブロック上に注ぎ、常温(50℃未満)に冷 却する。混合物が溶融状態にある間にZrまたはTiを加えることにより、Zr /Tiは合金のマトリックス全体に分散する。チタンはジルコニウムよりもやや 溶解し難く、ニッケルと好ましくない二次相(TiNi3)を形成する傾向があ る。 得られた合金を、アルゴン中、950〜1150℃(好ましくは約1050℃ )で6〜12時間(好ましくは約8時間以上)熱処理し、鋳造物を均質化させ、 合金の圧カプラトー(pressure plateau)をより明確にする。次いで、熱処理した 合金を、水素吸収および脱着を繰り返すことにより、粉末化する。他の粉末化手 段、例えば機械的粉砕またはジェットミリング、も使用できる。得られた粉末を 篩にかけ、75ミクロンを超える粒子を除去する。 上記の手順を使用することにより、下記の合金を製造し、試験した。供試合金 A:La0.3Ce0.5Nd0.15Pr0.05Ni3.5Co0.75Mn0.43Al0.32 B:La0.3Ce0.5Nd0.15Pr0.05Ti0.013Ni3.5Co0.75Al0.33Mn0. 42 C:La0.45Ce0.35Nd0.15Pr0.05Ti0.013Ni3.7Co0.7Al0.6 D:La0.45Ce0.35Nd0.15Pr0.05Zr0.007Ni3.7Co0.7Al0.6 E:La0.45Ce0.35Nd0.15Pr0.05Zr0.0034Ni3.7Co0.7Al0.6 F:La0.45Ce0.35Nd0.15Pr0.05Ni3.7Co0.7Al0.6 G:La0.65Ce0.2Nd0.1Pr0.05Ti0.013Zr0.0034Ni3.65Co0.85A l0.5 H:La0.65Ce0.2Nd0.1Pr0.05Ti0.013Ni3.65Co0.85Al0.5 J:La0.65Ce0.2Nd0.1Pr0.05Zr0.0034Ni3.65Co0.85Al0.5 K:La0.45Ce0.35Nd0.15Pr0.05Zr0.0034Ni3.65Co0.75Al0.55M n0.05 L:La0.53Ce0.03Nd0.34Pr0.1Ni4.08Co0.4Al0.34Mn0.44 M:La0.53Ce0.03Nd0.34Pr0.1Zr0.0034Ni4.08Co0.4Al0.34Mn0.44 N:La0.3Ce0.5Nd0.15Pr0.05Zr0.0035Ni3.55Co0.75Mn0.34Al0.3 P:La0.63Ce0.26Nd0.08Pr0.03Ni3.68Co0.78Mn0.36Al0.28 Q:La0.63Ce0.26Nd0.08Pr0.03Zr0.0035Ni3.68Co0.78Mn0.36A l0.28 R:La0.7Ce0.15Nd0.1Pr0.05Ni3.7Co0.85Al0.45 S:La0.7Ce0.15Nd0.1Pr0.05Zr0.005Ni3.7Co0.85Al0.45 T:La0.405Ce0.15Nd0.135Pr0.045Zr0.1Ni3.7Co0.85Al0.45 図2および3は、0.15重量%のZr(Zr0.007)またはTi(Ti0.013)を La0.45Ce0.35Nd0.15Pr0.05Ni3.7Co0.7Al0.6の合金に加えても、 その脱着圧または容量に悪影響を及ぼさないことを示している。再充電可能なバ ッテリーに有用であるためには、金属水素化物合金は、水素平衡プラトー圧が4 5°で0.2〜2バールであり、容量が0.05〜2バールの領域で少くとも2 60mAhr/gであることが望ましい。約0.2バール未満のプラトー圧では、合金 は充電しなくなる傾向が少いのに対し、プラトー圧が約2バールを超える合金は 、電池の内部圧が過剰になることがある。2種類の合金を比較する際に目立つこ とは、プラトーの中間点およびZr添加した合金の容量が、Zrを含まない合金 のそれに匹敵することである。ZrNi5の二次相を生じるのに必要となる様な かなりの量 のZrを加えることにより、ZrNi5が水素を貯蔵しないので、重量で測定し た容量が低下すると予想される。 図4および5でも同じ比較を行なうことができる。図4は、0.13重量%の Zr(Zr0.006)をLa0.65Ce0.2Nd0.1Pr0.05Ni3.65Co0.85Al0.5 の合金に加えても、その脱着圧または容量に大きな影響を及ぼさないことを示し ている。図5は、0.15重量%のZr(Zr0.007)をLa0.3Ce0.5Nd0.1 5 Pr0.05Ni3.5Co0.75Mn0.43Al0.32の合金に加えると、その脱着圧が僅 かに増加し、その脱着容量が僅かに減少することを示している。 図6〜11は、ZrまたはTiを添加した、またはしていない、幾つかの合金 処方物に対する様々な充電−放電(サイクリング)条件における改良を示してい る。各図は、TiまたはZrを加えた結果、80%カット−オフまでのサイクル 数が増加することを示している。 図12および13は、Zr0.005をLa0.7Ce0.15Nd0.1Pr0.05Ni3.7C o0.85Al0.45の合金、およびLa0.63Ce0.26Nd0.08Pr0.03Ni3.68Co0.78 Mn0.36Al0.28の合金に加えることにより、80℃で放電している電池の 開放電圧1.0ボルトに低下する時間が増加することを示している。電池の電圧 が1.0ボルトに低下するのに必要な時間は、電池の有効貯蔵寿命を示す。 図14は、先行技術で使用されている大量のZrの欠点を示す。合金Tでは、 他の「A」箇所元素の部分置換えとして、Zr0.1を合金F(La0.45Ce0.35N d0.15Pr0.05Ni3.7Co0.7Al0.6)に添加している。得られた合金は、0. 05バール〜2バールの領域で、合金D(Zr0.007を含む)よりも高いプラト ー圧および著しく低い容量、約50mAhr/gまたは18%を示す。合金Tのプラト ー圧は有用な範囲内に止まっているが、合金Tの容量は、商業的なニッケル再充 電可能な電池に使用するには低過ぎる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 実質的に下式に従う、電気化学電池に使用するAB5型水素吸収性合金 組成物。 LMXNiA-(B+C+D)CoBAlCMnD 式中、 Lは、約45〜70%のランタンを含むミッシュメタルを含んでなり、 Mは、チタンおよびジルコニウムからなる群から選択された元素を含んでなり 、 Xは0.001〜0.01であり、 BおよびCはそれぞれゼロより大きく、 Aは約5である。 2. Bが約0.4〜1.0である、請求項1に記載のAB5型合金。 3. Cが約0.1〜0.6である、請求項1に記載のAB5型合金。 4. Dが約0.45未満である、請求項1に記載のAB5型合金。 5. Bが約0.4〜1.0であり、Cが約0.1〜0.6であり、Dが約0 .45未満である、請求項1に記載のAB5型合金。 6. Xが約0.002〜0.006である、請求項1に記載のAB5型合金 。 7. Xが約0.0035である、請求項1に記載のAB5型合金。 8. 実質的に下式に従う、電気化学電池に使用するAB5型水素吸収性合金 組成物。 La0.63Ce0.26Nd0.08Pr0.03XNi3.7Co0.78Al0.28Mn0.36 式中、Mは、チタンおよびジルコニウムおよびそれらの組合せからなる群から選 択された合金形成元素を含んでなり、Xは0.001〜0.01である。 9. Xが約0.002〜0.006である、請求項8に記載のAB5型合金 。 10. Xが約0.0035である、請求項8に記載のAB5型合金。 11. 電気化学電池に使用するAB5型水素吸収性合金組成物であって、組 成物が、合金全体に分散した約0.001〜0.01モル%の合金形成元素を含 んでなり、前記合金形成元素が、チタン、ジルコニウム、およびそれらの組合せ からなる群から選択される合金組成物。 12. 実質的に式LMx5に従う、請求項11に記載のAB5型合金。 式中、 Lは、約45〜70%のランタンを含むミッシュメタルを含んでなり、 Mは、前記合金形成元素を表し、 Xは0.001〜0.01であり、 Qはニッケルを含んでなる。 13. Qがコバルトおよびアルミニウムをさらに含んでなる、請求項12に 記載のAB5型合金。 14. Qがマンガンをさらに含んでなる、請求項13に記載のAB5型合金 。 15. 下記の工程を含んでなる、電気化学電池に使用するAB5水素貯蔵合 金の製造法。 超大気圧下の不活性環境中でメルトチャージを融解させること(メルトチャー ジは、ミッシュメタル、ニッケル、コバルトおよびアルミニウムを含んでなる) 、 融解したメルトチャージに合金形成元素を加えること(合金形成元素は、ジル コニウム、チタン、およびそれらの混合物からなる群から選択され、加える合金 形成元素の量は、0.01〜0.001モル%の前記合金形成元素を含む合金が 製造される様に選択する)、および メルトチャージを室温に冷却すること。 16. 下記の工程を含んでなる、電気化学電池に使用するAB5水素貯蔵合 金の製造法。 ミッシュメタル、ニッケル、コバルトおよびアルミニウムを含んでなるメルト チャージを用意すること、 メルトチャージを炉の中に入れること、 実質的にアルゴンからなる加圧炉環境を設定すること、 炉環境圧を維持しながらメルトチャージを融解させること、 融解したメルトチャージに合金形成元素を加えること(合金形成元素は、ジル コニウム、チタン、およびそれらの混合物からなる群から選択され、加える合金 形成元素の量は、0.01〜0.001モル%の前記合金形成元素を含む合金が 製造される様に選択する)、および 合金を50℃未満に冷却すること。 17. 冷却した合金を約1050℃で少なくとも約6時間熱処理することを さらに含んでなる、請求項16に記載の方法。 18. 冷却した合金を粉砕して合金粉末を製造し、粉末を篩にかけ、大きさ が約75ミクロンを超える粒子を除去することをさらに含んでなる、請求項16 に記載の方法。 19. 水酸化ニッケルを含む陽極、および AB5型水素吸収性合金(前記合金は、合金全体に分散した約0.001〜0 .01モル%の合金形成元素を含んでなり、合金形成元素は、チタン、ジルコニ ウム、およびそれらの組合せからなる群から選択される)を含む陰極 を含んでなる電気化学電池。 20. 前記合金が実質的に式LMx5に従う、請求項19に記載の電気化学 電池。 式中、 Lは、約45〜70%のランタンを含むミッシュメタルを含んでなり、 Xは0.001〜0.01であり、 Qはニッケルを含んでなる。 21. 電気化学電池の電極に使用する金属粒子であって、粒子が、実質的に 、下式を含んでなるAB5型水素吸収性合金からなる粒子。 LMXNiA-(B+C+D)CoBAlCMnD 式中、 Lは、約45〜70%のランタンを含むミッシュメタルを含んでなり、 Mは、チタンおよびジルコニウムおよびそれらの組合せからなる群から選択さ れた合金形成元素を含んでなり、 Xは、0.001〜0.01であり、 BおよびCは、それぞれゼロより大きく、 Aが約5である。
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