JP2002513958A - 弦楽器用の共鳴体 - Google Patents
弦楽器用の共鳴体Info
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10C—PIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
- G10C3/00—Details or accessories
- G10C3/06—Resonating means, e.g. soundboards or resonant strings; Fastenings thereof
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】室内気候の変化があっても一度設定した調律を維持し続ける弦楽器用の共鳴体を提供する。
【解決手段】弦楽器用の共鳴体、フレームとして形成された上方のバックポスト(6)と、この上方のバックポスト(6)の下方に設けられかつこのバックポストと結合された下方のバックポスト(16)と、を具備し、共鳴板(4)が上方のバックポスト(6)の上に貼着されており、この共鳴板(4)には、少なくとも1つのほぼ対角線上に延びるブリッジ(8)と、弦を張った鋳鉄フレーム(30)とが設けられている。上方のバックポスト(6)が、対角線上に向かい合っておりかつブリッジ(8)の両端に向いている接続領域(18a,18b)で、下方のバックポスト(16)に接続されているが、残りの縁部領域(12a,12b)で、下方のバックポスト(16)からは内法の間隔を有している。
Description
【0001】
本発明は、フレームとして形成された上方のバックポストと、この上方のバッ
クポストの下方に設けられ、かつこのバックポストと結合された下方のバックポ
ストと、を具備し、共鳴板が上方のバックポストの上に貼着されており、この共
鳴板には、少なくとも1つのほぼ対角線上に延びるブリッジと、弦 を張った鋳
鉄フレームとが設けられている、弦楽器用の共鳴体に関する。
クポストの下方に設けられ、かつこのバックポストと結合された下方のバックポ
ストと、を具備し、共鳴板が上方のバックポストの上に貼着されており、この共
鳴板には、少なくとも1つのほぼ対角線上に延びるブリッジと、弦 を張った鋳
鉄フレームとが設けられている、弦楽器用の共鳴体に関する。
【0002】
前記タイプの共鳴体は、ピアノ、グランドピアノ及びその他の弦楽器の重要な
要素である。楽器の調律は共鳴体によって予め設定される。一度調律した楽器又
は共鳴体がその調律を一定に保つことは望ましい。共鳴体の諸要素の正確な位置
及びとりわけ弦の緊張が不変であるとき、共鳴体の調律は一定に保たれる。しか
し、共鳴体の木材構成部分、特に共鳴板は、室内気候の変化の際に、寸法の変化
を被り、そのとき、このような寸法の変化によって、共鳴体又は楽器の調律も変
化される。暖房期間から夏の室内気候への移り変わりの際に、あるいは温度調節
された練習室とほとんど暖房されていないコンサートホールとの間の変化によっ
て、相対空中湿度が僅かに変化しただけで、木材の膨脹又は収縮、従ってまた調
節された調律の変化が引き起こされる。
要素である。楽器の調律は共鳴体によって予め設定される。一度調律した楽器又
は共鳴体がその調律を一定に保つことは望ましい。共鳴体の諸要素の正確な位置
及びとりわけ弦の緊張が不変であるとき、共鳴体の調律は一定に保たれる。しか
し、共鳴体の木材構成部分、特に共鳴板は、室内気候の変化の際に、寸法の変化
を被り、そのとき、このような寸法の変化によって、共鳴体又は楽器の調律も変
化される。暖房期間から夏の室内気候への移り変わりの際に、あるいは温度調節
された練習室とほとんど暖房されていないコンサートホールとの間の変化によっ
て、相対空中湿度が僅かに変化しただけで、木材の膨脹又は収縮、従ってまた調
節された調律の変化が引き起こされる。
【0003】 冒頭に記載した共鳴体はDE-PS 375 023から読み取られる。ここでは、上方の
バックポストは中空繰形からなるフレームによって形成されている。中空繰形は
共鳴板の全周面に沿って巡らされており、音響の効果を改善し、同時に、緊張に
対する保護を保証すべきものである。この場合、中空繰形の狭い上縁は、共鳴板
を接着剤で貼り合わせるための接触面を形成している。下方のバックポストは、
上方のバックポストよりも幾らか大きな外郭を有し、かつ2つの互いに間隔をあ
けた横木によって補強されている木製フレームからなっている。
バックポストは中空繰形からなるフレームによって形成されている。中空繰形は
共鳴板の全周面に沿って巡らされており、音響の効果を改善し、同時に、緊張に
対する保護を保証すべきものである。この場合、中空繰形の狭い上縁は、共鳴板
を接着剤で貼り合わせるための接触面を形成している。下方のバックポストは、
上方のバックポストよりも幾らか大きな外郭を有し、かつ2つの互いに間隔をあ
けた横木によって補強されている木製フレームからなっている。
【発明が解決しようとする課題】 気候の変化の際に、特に共鳴板の寸法が、しかも上方のバックポストの寸法も
変化する。従って、共鳴板も、共鳴体の支持要素も、上方のバックポストも、気
候の変化の際の寸法安定性という前提を満たさない。共鳴体の寸法安定性を改善
する実験の際には、共鳴板の寸法の変化を妨げようとする考えの出発点(Ansatz)
が、しばしば、損傷をもたらし、特に、共鳴板の塑性変形又は亀裂をもたらすこ
とが、明らかになった。
変化する。従って、共鳴板も、共鳴体の支持要素も、上方のバックポストも、気
候の変化の際の寸法安定性という前提を満たさない。共鳴体の寸法安定性を改善
する実験の際には、共鳴板の寸法の変化を妨げようとする考えの出発点(Ansatz)
が、しばしば、損傷をもたらし、特に、共鳴板の塑性変形又は亀裂をもたらすこ
とが、明らかになった。
【0004】 本発明の課題は、一度予備設定された調律が室内気候の変化の際にほんの僅か
な程度変化することを保証する共鳴体を準備することである。
な程度変化することを保証する共鳴体を準備することである。
【0005】
冒頭に記載された共鳴体を前提として、前記課題は、本発明に基づいて、上方
のバックポストが、対角線上に向かい合っておりかつブリッジの両端に向いてい
る接続領域で、下方のバックポストに接続されているが、残りの縁部領域で、下
方のバックポストからは内法の間隔(einen lichten Abstand)を有すること、に
よって解決される。
のバックポストが、対角線上に向かい合っておりかつブリッジの両端に向いてい
る接続領域で、下方のバックポストに接続されているが、残りの縁部領域で、下
方のバックポストからは内法の間隔(einen lichten Abstand)を有すること、に
よって解決される。
【0006】 この場合、上方のバックポストの厚さが接続領域における最大値から他の縁部
領域へと減少すること、は適切である。かくて、残りの縁部領域では、上方のバ
ックポストは下方のバックポストの上面で「浮遊している」。2つのバックポス
トの、部分的のみの結合が、気候変化による共鳴体又は楽器の調律変化を著しく
妨げる。上方のバックポストと下方のバックポストとの部分的な結合を実行する
ために、上方のバックポストの、通常は約6乃至8cmの厚さが、2つのバック
ポストが互いに結合していない複数の領域で、減少されることができる。こうし
た横断面の減少は容易に可能である。何故ならば、上方のバックポストが共鳴体
の全安定性に寄与しなくてもよいからである。
領域へと減少すること、は適切である。かくて、残りの縁部領域では、上方のバ
ックポストは下方のバックポストの上面で「浮遊している」。2つのバックポス
トの、部分的のみの結合が、気候変化による共鳴体又は楽器の調律変化を著しく
妨げる。上方のバックポストと下方のバックポストとの部分的な結合を実行する
ために、上方のバックポストの、通常は約6乃至8cmの厚さが、2つのバック
ポストが互いに結合していない複数の領域で、減少されることができる。こうし
た横断面の減少は容易に可能である。何故ならば、上方のバックポストが共鳴体
の全安定性に寄与しなくてもよいからである。
【0007】 驚くべきことに、ブリッジ又はブリッジの想定された延長が終わっている上記
接続領域でのみ、2つのバックポストが、定められた位置に互いに固定されてい
る限り、共鳴板の膨脹及び収縮によって生じる寸法の変化が著しく許容されるこ
とができること、が認められた。
接続領域でのみ、2つのバックポストが、定められた位置に互いに固定されてい
る限り、共鳴板の膨脹及び収縮によって生じる寸法の変化が著しく許容されるこ
とができること、が認められた。
【0008】 このような互いの確実な整列は、本発明に基づき、耐ねじり性及び寸法安定性
のある下方のバックポストによって、保証される。この下方のバックポスは、
共鳴体の形状安定性のある関連要素であり、従って、好ましくは金属からなる。
これに対し、上方のバックポストは、依然として、木材からなることが好ましい
。何故ならば、共鳴体の必要な安定性は下方のバックポストによって著しく保証
されているからである。
のある下方のバックポストによって、保証される。この下方のバックポスは、
共鳴体の形状安定性のある関連要素であり、従って、好ましくは金属からなる。
これに対し、上方のバックポストは、依然として、木材からなることが好ましい
。何故ならば、共鳴体の必要な安定性は下方のバックポストによって著しく保証
されているからである。
【0009】 上方及び下方のバックポストは、任意の方法で、互いに結合されることができ
る。しかし、平坦な、捩れ強い結合としての、2つのバックポストの貼着は、点
状の結合、例えば螺着に比較して、特に好都合であることが明らかになった。更
に、貼着は、共鳴板の損傷が複数の孔によって避けられるという利点を生む。
る。しかし、平坦な、捩れ強い結合としての、2つのバックポストの貼着は、点
状の結合、例えば螺着に比較して、特に好都合であることが明らかになった。更
に、貼着は、共鳴板の損傷が複数の孔によって避けられるという利点を生む。
【0010】 共鳴板は互いに結合された経木からなることは好ましい。これらの経木の縦方
向は上記ブリッジに対しほぼ平行に位置している。この場合、これらの経木が約
8乃至12cm幅の材木の層によって形成されるのは好ましい。
向は上記ブリッジに対しほぼ平行に位置している。この場合、これらの経木が約
8乃至12cm幅の材木の層によって形成されるのは好ましい。
【0011】 少なくとも上記1つのブリッジは、長く延びておりかつほぼS字形に孤を描い
たメインブリッジである。このメインブリッジは、公知の実施の形態では、通常
は対角線上に、共鳴板の一部に亘って延びており、共鳴板と貼着されている。本
発明は、前記ブリッジが、2つの接続領域にある各々のブリッジストラップによ
って、共鳴板に固定されており、ブリッジストラップがブリッジと一体形成され
た傾斜した端部部分であることは好ましいこと、を定めることができる。共鳴体
の響きは、ブリッジが、共鳴板の、接続領域と呼ばれる上記縁部領域まで、延び
ていることによって、損なわれない。
たメインブリッジである。このメインブリッジは、公知の実施の形態では、通常
は対角線上に、共鳴板の一部に亘って延びており、共鳴板と貼着されている。本
発明は、前記ブリッジが、2つの接続領域にある各々のブリッジストラップによ
って、共鳴板に固定されており、ブリッジストラップがブリッジと一体形成され
た傾斜した端部部分であることは好ましいこと、を定めることができる。共鳴体
の響きは、ブリッジが、共鳴板の、接続領域と呼ばれる上記縁部領域まで、延び
ていることによって、損なわれない。
【0012】 下方のバックポストが、上方のバックポストの外寸法にほぼ対応している外寸
法を有するフレームによって形成されていることは好ましい。最小限の材料の使
用でも高い諸力を吸収することができるように、下方のバックポストが、鋳鉄フ
レームに固定された弦にほぼ平行に位置している少なくとも第1のブレースを有
するのは好ましい。共鳴板の寸法の変化が通常この方向で最大であるので、かな
りの引張り力を吸収することができるこの第1のブレースは、特に効果的な材料
の節約を引き起こす。複数の並設された第1のブレースはこの効果を高める。こ
れらの第1のブレースが下方のバックポストのフレームに嵌め込まれ、このフレ
ームに対し長さ可変に形成されているとき、上方のバックポスト及び共鳴板に伝
達される、下方のバックポストの初期応力が、調節されることができる。
法を有するフレームによって形成されていることは好ましい。最小限の材料の使
用でも高い諸力を吸収することができるように、下方のバックポストが、鋳鉄フ
レームに固定された弦にほぼ平行に位置している少なくとも第1のブレースを有
するのは好ましい。共鳴板の寸法の変化が通常この方向で最大であるので、かな
りの引張り力を吸収することができるこの第1のブレースは、特に効果的な材料
の節約を引き起こす。複数の並設された第1のブレースはこの効果を高める。こ
れらの第1のブレースが下方のバックポストのフレームに嵌め込まれ、このフレ
ームに対し長さ可変に形成されているとき、上方のバックポスト及び共鳴板に伝
達される、下方のバックポストの初期応力が、調節されることができる。
【0013】 類似の効果が達成されるのは、下方のバックポストが、上記ブリッジに対しほ
ぼ平行に位置している少なくとも1つの第2のブレースを有する場合である。こ
こでも、効果は、複数の平行な第2のブレースの設置によって高められる。この
第2のブレースが下方のバックポストのフレームに嵌め込まれ、このフレームに
対し長さ可変に形成されているとき、このことによって、上記ブリッジに初期応
力が加えられることができる。共鳴体の響きは、かように、簡単な方法で、変え
られ又は調節されることができる。長さの調節のために、フレームの複数の孔又
はフレームの複数のアイを通って案内されている複数のブレースは、ねじ部分を
有することができる。複数のカウンタナットによって、下方のバックポストには
、所望の長さが無段で調節されることができる。
ぼ平行に位置している少なくとも1つの第2のブレースを有する場合である。こ
こでも、効果は、複数の平行な第2のブレースの設置によって高められる。この
第2のブレースが下方のバックポストのフレームに嵌め込まれ、このフレームに
対し長さ可変に形成されているとき、このことによって、上記ブリッジに初期応
力が加えられることができる。共鳴体の響きは、かように、簡単な方法で、変え
られ又は調節されることができる。長さの調節のために、フレームの複数の孔又
はフレームの複数のアイを通って案内されている複数のブレースは、ねじ部分を
有することができる。複数のカウンタナットによって、下方のバックポストには
、所望の長さが無段で調節されることができる。
【0014】 下方のバックポストが、平らな、好ましくは研磨された上面を有することは好
都合である。この上面は共鳴体の構造的な基準面として適当である。このことに
よって、複数の共鳴体が常に同一の寸法で製造されることができるという他の利
点が生じる。
都合である。この上面は共鳴体の構造的な基準面として適当である。このことに
よって、複数の共鳴体が常に同一の寸法で製造されることができるという他の利
点が生じる。
【0015】 高い製造精度にとって、及び気候の変化にほとんど左右されない安定的な調律
を施した共鳴体の製造にとって、鋳鉄フレームが共鳴板及び上方のバックポスト
を通して下方のバックポストに結合されていることは特に好都合である。この結
合は、任意の方法で、ねじ、ボルト又はリベットによってであれ、締付又は貼着
によってであれ、形成されることができる。少なくとも、鋳鉄フレームの及び下
方のバックポストの、複数の孔は、好ましくはコンピュータ制御の複数の工場で
製造され、かくて特に正確に位置決めされる。この場合、上記諸部分同士の結合
が、常に、2つの上記接続領域でのみ考えられる限りは、共鳴体の響きがこの結
合によっても悪影響を受けないこと、が驚異的であることが明らかになった。し
かし、響きの減退は、上記結合が常に上記ブリッジのブリッジストラップを通っ
て延びているときでも、生じない。複数のブリッジストラップはブリッジを共鳴
板に固定するために用いられ、別個の固定要素として、あるいは、好ましくは、
ブリッジの一体的な延長部として形成されており、自らの両端で傾斜されている
。それは、共鳴体の響きの変化を最小限にするためである。この場合、各々のブ
リッジストラップは、本発明では、定められた孔、すなわち、位置を正確に定め
られた孔を有する。この孔は、共鳴体の製造の際には、固定手段が挿入される前
に、鋳鉄フレームの定められた複数の孔と、共鳴板と、上方のバックポストと、
下方のバックポストと整列する。このことによって、共鳴板でのブリッジの常に
一定の整列と、上方及び下方のバックポストでの共鳴板の同様に同じの整列と、
共鳴板での鋳鉄フレームの同一の配置とが保証されている。
を施した共鳴体の製造にとって、鋳鉄フレームが共鳴板及び上方のバックポスト
を通して下方のバックポストに結合されていることは特に好都合である。この結
合は、任意の方法で、ねじ、ボルト又はリベットによってであれ、締付又は貼着
によってであれ、形成されることができる。少なくとも、鋳鉄フレームの及び下
方のバックポストの、複数の孔は、好ましくはコンピュータ制御の複数の工場で
製造され、かくて特に正確に位置決めされる。この場合、上記諸部分同士の結合
が、常に、2つの上記接続領域でのみ考えられる限りは、共鳴体の響きがこの結
合によっても悪影響を受けないこと、が驚異的であることが明らかになった。し
かし、響きの減退は、上記結合が常に上記ブリッジのブリッジストラップを通っ
て延びているときでも、生じない。複数のブリッジストラップはブリッジを共鳴
板に固定するために用いられ、別個の固定要素として、あるいは、好ましくは、
ブリッジの一体的な延長部として形成されており、自らの両端で傾斜されている
。それは、共鳴体の響きの変化を最小限にするためである。この場合、各々のブ
リッジストラップは、本発明では、定められた孔、すなわち、位置を正確に定め
られた孔を有する。この孔は、共鳴体の製造の際には、固定手段が挿入される前
に、鋳鉄フレームの定められた複数の孔と、共鳴板と、上方のバックポストと、
下方のバックポストと整列する。このことによって、共鳴板でのブリッジの常に
一定の整列と、上方及び下方のバックポストでの共鳴板の同様に同じの整列と、
共鳴板での鋳鉄フレームの同一の配置とが保証されている。
【0016】 振動状態を調節するために、鋳鉄フレームに及び/又は共鳴板に及び/又は下
方のバックポストには、1つ又は複数の錘が取着可能であることは適切である。
響きへのこのような影響、あるいは、作り出される、共鳴体又は楽器の調律の変
化は、特に、本発明に係わる構造の場合に、好都合である。何故ならば、上方の
バックポストの自由な構造によって、響きへの影響の可能性が特に大きいからで
ある。
方のバックポストには、1つ又は複数の錘が取着可能であることは適切である。
響きへのこのような影響、あるいは、作り出される、共鳴体又は楽器の調律の変
化は、特に、本発明に係わる構造の場合に、好都合である。何故ならば、上方の
バックポストの自由な構造によって、響きへの影響の可能性が特に大きいからで
ある。
【0017】
図面には、例として用いられる本発明の複数の実施の形態が示されている。
【0018】 図1は共鳴板4が上方のバックポスト(Rasten)に貼着されてなる共鳴体2の略
図を示している。共鳴板4には、長く延びておりかつS字形に孤を描いたメイン
ブリッジ8と、短いバスブリッジ10とが貼着されている。
図を示している。共鳴板4には、長く延びておりかつS字形に孤を描いたメイン
ブリッジ8と、短いバスブリッジ10とが貼着されている。
【0019】 前記共鳴板4は、接着剤で互いに貼り合わされた約8乃至12cm幅の経木1
4からなる。経木の縦方向は矢印Lによって示されている。これらの経木の最大
限の膨脹度及び収縮度、従ってまた共鳴板4の最大限の寸法の変化は、矢印Lに
対しほぼ直角に現われる。気候の変化による寸法の変化の最大の作用は共鳴板の
縁部領域12a,12bに見込まれる。
4からなる。経木の縦方向は矢印Lによって示されている。これらの経木の最大
限の膨脹度及び収縮度、従ってまた共鳴板4の最大限の寸法の変化は、矢印Lに
対しほぼ直角に現われる。気候の変化による寸法の変化の最大の作用は共鳴板の
縁部領域12a,12bに見込まれる。
【0020】 図1に示す共鳴体2の実施の形態では、メインブリッジ8は最小限の寸法の変
化の領域に設けられている。
化の領域に設けられている。
【0021】 上方のバックポスト6は、下方のバックポスト16上に貼着されている。これ
らバックポスト6,16は、メインブリッジ8の接続領域18a,18bで、互
いに貼着されている。これら接続領域18a,18bは、共鳴板4の縁部領域で
あって、そこでは、メインブリッジ8は、複数のブリッジストラップ20によっ
て、共鳴板4に対して固定されており、そこでは、共鳴板4と、上方のバックポ
スト6と、下方のバックポスト16とが互いに重なり合っている。これらブリッ
ジストラップ20は別個の固定要素として形成されていてもよい。しかし、図1
に示すように、ブリッジ8が全体的に延長され、傾斜した端部部分であるブリッ
ジストラップ20をもって形成されることは好ましい。
らバックポスト6,16は、メインブリッジ8の接続領域18a,18bで、互
いに貼着されている。これら接続領域18a,18bは、共鳴板4の縁部領域で
あって、そこでは、メインブリッジ8は、複数のブリッジストラップ20によっ
て、共鳴板4に対して固定されており、そこでは、共鳴板4と、上方のバックポ
スト6と、下方のバックポスト16とが互いに重なり合っている。これらブリッ
ジストラップ20は別個の固定要素として形成されていてもよい。しかし、図1
に示すように、ブリッジ8が全体的に延長され、傾斜した端部部分であるブリッ
ジストラップ20をもって形成されることは好ましい。
【0022】 上方のバックポスト6と下方のバックポスト16との部分的な結合は可能であ
る。何故ならば、上方のバックポスト6は、接続領域18a,18bにおいての
み全くの厚さをもって形成されているからである。上方のバックポスト6の厚さ
は、接続領域18a,18bから縁部領域12a,12bへ向かって減少してい
る。縁部領域12a,12bでは、上方のバックポスト6は下方のバックポスト
16の上面で「浮遊している」。
る。何故ならば、上方のバックポスト6は、接続領域18a,18bにおいての
み全くの厚さをもって形成されているからである。上方のバックポスト6の厚さ
は、接続領域18a,18bから縁部領域12a,12bへ向かって減少してい
る。縁部領域12a,12bでは、上方のバックポスト6は下方のバックポスト
16の上面で「浮遊している」。
【0023】 下方のバックポスト16は、外寸法において、上方のバックポスト6に対応し
ている。下方のバックポストは、ほぼ矩形の中空異形材からなるが、中実の異形
材も容易に用いられることができる。金属異形材の代わりに、金属とプラスチッ
クとの合成材料が用いられることができる。但し、これらの合成材料が十分に高
い形状安定性を保証することが前提となっている。
ている。下方のバックポストは、ほぼ矩形の中空異形材からなるが、中実の異形
材も容易に用いられることができる。金属異形材の代わりに、金属とプラスチッ
クとの合成材料が用いられることができる。但し、これらの合成材料が十分に高
い形状安定性を保証することが前提となっている。
【0024】 図2は、略示した下方のバックポスト16を示している。この下方のバックポ
スト16には、複数の第1のブレース24が嵌め込まれており、鋳鉄フレームに
固定された弦にほぼ平行に整列されている。これらの第1のブレース24には、
弦によって下方にバックポスト16に伝達される引張り応力を吸収させる。
スト16には、複数の第1のブレース24が嵌め込まれており、鋳鉄フレームに
固定された弦にほぼ平行に整列されている。これらの第1のブレース24には、
弦によって下方にバックポスト16に伝達される引張り応力を吸収させる。
【0025】 更に、複数の第2のブレース22が下方のバックポスト16に嵌め込まれてお
り、共鳴板4に貼着されたメインブリッジ8に対しほぼ平行に延びている。これ
ら第2のブレース22によって、このブリッジに、一定の予備応力を加える積も
りである。図示した実施の形態では、複数のブレース22,24は、下方のバッ
クポスト16で閉じられている。しかし、これらのブレース22,24を、下方
のバックポスト16の複数の孔の中を通し、ブレースをねじ部分及びカウンタナ
ットによって調整することも可能である。
り、共鳴板4に貼着されたメインブリッジ8に対しほぼ平行に延びている。これ
ら第2のブレース22によって、このブリッジに、一定の予備応力を加える積も
りである。図示した実施の形態では、複数のブレース22,24は、下方のバッ
クポスト16で閉じられている。しかし、これらのブレース22,24を、下方
のバックポスト16の複数の孔の中を通し、ブレースをねじ部分及びカウンタナ
ットによって調整することも可能である。
【0026】 下方のバックポスト16の、対角線上に向かい合った複数の角には複数の孔2
6が設けられている。これらの孔26は、精密穴として、常に、位置の正確さを
もって、例えばコンピュータ制御の穿孔機によって形成される。これらの孔は、
上方のバックポスト6と、共鳴板4と、ブリッジ8と、鋳鉄フレームとを正確に
整列しかつ固定するために用いられる。
6が設けられている。これらの孔26は、精密穴として、常に、位置の正確さを
もって、例えばコンピュータ制御の穿孔機によって形成される。これらの孔は、
上方のバックポスト6と、共鳴板4と、ブリッジ8と、鋳鉄フレームとを正確に
整列しかつ固定するために用いられる。
【0027】 図3は共鳴体2の断面を示している。下方のバックポスト16の上には、上方
のバックポスト6が設けられている。下方のバックポスト16の上面28は研磨
されており、かくて、全く平らな接触面を保証している。
のバックポスト6が設けられている。下方のバックポスト16の上面28は研磨
されており、かくて、全く平らな接触面を保証している。
【0028】 ブリッジストラップ20の延長部の領域18aで、上方のバックポスト6は、
例えばエポキシ樹脂によって、下方のバックポストの上面28に貼着されている
。上方のバックポスト6と下方のバックポスト16との間の接着継目29が示唆
されている。上方のバックポスト6の横断面は、共鳴板4の当接領域(Ansatzber
eich)18aから縁部領域12aへと、テーパをなしている。鋳鉄フレーム30
は共鳴板4に覆うようにある。
例えばエポキシ樹脂によって、下方のバックポストの上面28に貼着されている
。上方のバックポスト6と下方のバックポスト16との間の接着継目29が示唆
されている。上方のバックポスト6の横断面は、共鳴板4の当接領域(Ansatzber
eich)18aから縁部領域12aへと、テーパをなしている。鋳鉄フレーム30
は共鳴板4に覆うようにある。
【0029】 ブリッジストラップ20の接続領域18aで、孔26は、下方のバックポスト
16と、上方のバックポスト6と、この上方のバックポスト6に貼着された共鳴
板4と、この共鳴板4に載っている鋳鉄フレーム30とを貫通している。この鋳
鉄フレームには、(ここでは図示されない)複数の弦が固定されている。この孔
26は、前記のように、精密孔である。(ここでは図示されない)固定手段、例
えば、ねじ、ボルト、クランプが孔に挿入されるとき、共鳴体2の重要な複数の
構成要素は正確に定められた位置に互いに固定される。
16と、上方のバックポスト6と、この上方のバックポスト6に貼着された共鳴
板4と、この共鳴板4に載っている鋳鉄フレーム30とを貫通している。この鋳
鉄フレームには、(ここでは図示されない)複数の弦が固定されている。この孔
26は、前記のように、精密孔である。(ここでは図示されない)固定手段、例
えば、ねじ、ボルト、クランプが孔に挿入されるとき、共鳴体2の重要な複数の
構成要素は正確に定められた位置に互いに固定される。
【図1】 図1は略示された共鳴体の平面斜視図である。
【図2】 図2は略示された下方のバックポストの平面図である。
【図3】 図3は略示された共鳴体の横断面図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 フレームとして形成された上方のバックポスト(6)と、こ
の上方のバックポスト(6)の下方に設けられ、かつこのバックポストと結合さ
れた下方のバックポスト(16)と、を具備し、共鳴板(4)が前記上方のバッ
クポスト(6)の上に貼着されており、この共鳴板(4)には、少なくとも1つ
のほぼ対角線上に延びるブリッジ(8)と、弦を張った鋳鉄フレーム(30)と
が設けられている、弦楽器用の共鳴体において、 前記上方のバックポスト(6)は、対角線上に向かい合っておりかつ前記ブリ
ッジ(8)の両端に向いている接続領域(18a,18b)で、前記下方のバッ
クポスト(16)に接続されているが、残りの縁部領域(12a,12b)で、
前記下方のバックポスト(16)からは内法の間隔を有すること、を特徴とする
共鳴体。 - 【請求項2】 前記上方のバックポスト(6)の厚さは、前記接続領域(1
8a,18b)における最大値から他の縁部領域(12a,12b)へと減少す
ること、を特徴とする請求項1に記載の共鳴体。 - 【請求項3】 前記上方のバックポスト(6)は、前記下方のバックポスト
(16)と貼着されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の共鳴体。 - 【請求項4】 前記共鳴板(4)は、接着剤で互いに貼り合わされた複数の
経木(14)からなり、これらの経木の縦方向(L)は前記ブリッジ(8)に対
しほぼ平行に位置していること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記
載の共鳴体。 - 【請求項5】 前記ブリッジ(8)は、前記2つの接続領域(18a,18
b)にある各々のブリッジストラップ(20)によって、前記共鳴板(4)に固
定されていること、を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の共鳴体。 - 【請求項6】 前記ブリッジストラップ(20)は、前記ブリッジ(8)と
一体形成された傾斜した端部部分であること、を特徴とする請求項5に記載の共
鳴体。 - 【請求項7】 前記下方のバックポスト(16)は、前記上方のバックポス
ト(6)の外寸法にほぼ対応している外寸法を有するフレームによって、形成さ
れていること、を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の共鳴体。 - 【請求項8】 前記下方のバックポスト(16)は、前記鋳鉄フレーム(3
0)に固定された弦にほぼ平行に位置する少なくとも1つのブレース(24)を
有すること、を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の共鳴体。 - 【請求項9】 前記下方のバックポスト(16)は、前記ブリッジ(8)に
対しほぼ平行に位置する少なくとも1つの第2のブレース(22)を有すること
、を特徴とする請求項8に記載の共鳴体。 - 【請求項10】 前記第1のブレース(24)及び/又は前記第2のブレー
ス(22)は前記下方のバックポスト(16)のフレームに嵌め込まれており、
このフレームに対して長さ可変に形成されていること、を特徴とする請求項8又
は9に記載の共鳴体。 - 【請求項11】 前記下方のバックポスト(16)は、平らな、好ましくは
研磨された上面を有すること、を特徴とする請求項1乃至10のいずれか1に記
載の共鳴体。 - 【請求項12】 前記下方のバックポスト(16)は金属からなること、を
特徴とする請求項1乃至11のいずれか1に記載の共鳴体。 - 【請求項13】 前記鋳鉄フレーム(30)は、前記共鳴板(4)及び前記
上方のバックポスト(6)を通って、前記下方のバックポスト(16)に接続さ
れていること、を特徴とする請求項1乃至12のいずれか1に記載の共鳴体。 - 【請求項14】 前記結合は前記2つの接続領域(18a,18b)におい
てのみ夫々 形成されていること、を特徴とする請求項13に記載の共鳴体。 - 【請求項15】 前記結合は、前記ブリッジ(8)の前記ブリッジストラッ
プ(20)を 通って夫々延びていること、を特徴とする請求項5又は14に記
載の共鳴体。 - 【請求項16】 互いに結合される諸部分(30,20,4,6,16)で
の前記結合のために、夫々、定められた孔(26)が設けられていること、を特
徴とする請求項13乃至15のいずれか1に記載の共鳴体。 - 【請求項17】 前記鋳鉄フレーム(30)に及び/又は前記共鳴板(4)
に及び/又は前記下方のバックポスト(16)には、振動状態を調節するための
1つ又は複数の錘が取着可能であること、を特徴とする請求項1乃至16のいず
れか1に記載の共鳴体。 - 【請求項18】 請求項1乃至17のいずれか1に記載の共鳴体(2)を有
する、弦楽器、特にピアノ又はグランドピアノ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19819851A DE19819851C2 (de) | 1998-05-05 | 1998-05-05 | Klangkörper für ein Saiteninstrument |
DE19819851.5 | 1998-05-05 | ||
PCT/DE1999/001291 WO1999057708A1 (de) | 1998-05-05 | 1999-05-03 | Klangkörper für ein saiteninstrument |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002513958A true JP2002513958A (ja) | 2002-05-14 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000547606A Pending JP2002513958A (ja) | 1998-05-05 | 1999-05-03 | 弦楽器用の共鳴体 |
Country Status (6)
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US (1) | US6239339B1 (ja) |
EP (1) | EP0998738B1 (ja) |
JP (1) | JP2002513958A (ja) |
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DE (2) | DE19819851C2 (ja) |
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DE102012003405A1 (de) | 2012-02-23 | 2013-08-29 | Vioga Gmbh | Resonanzboden für Tasteninstrument |
DE102012004235A1 (de) | 2012-03-06 | 2013-09-12 | Vioga Gmbh | Klangsteg und Saiteninstrument |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE185720C (ja) * | ||||
DE375023C (de) * | 1923-05-05 | L A Rehbock Fa | Resonanzboden fuer Tasteninstrumente (Klaviere, Fluegel o. dgl.) | |
DE66040C (de) * | G. ELIAS in Stuttgart und A. KLUMPP in München, Schellingstr. 107 | Spannvorrichtung für Resonanzböden von Klavieren | ||
US962393A (en) * | 1909-07-30 | 1910-06-21 | Jesse Sheldon | Attachment for the sounding-boards of stringed instruments. |
DE389846C (de) * | 1922-02-25 | 1924-02-09 | Gaveau & Cie | Resonanzboden fuer Tasteninstrumente, Klaviere o. dgl. |
DE428162C (de) * | 1925-03-28 | 1926-04-27 | Wilhelm Pepper | Steg fuer Klaviere u. dgl. Saiteninstrumente |
US1985746A (en) * | 1934-05-23 | 1934-12-25 | Bror K Settergren | Piano construction |
DE747613C (de) * | 1938-06-16 | 1944-10-06 | Reinhard Heinrich | Basssteg am Resonanzboden fuer Tasteninstrumente |
GB760872A (en) * | 1954-08-23 | 1956-11-07 | Arthur Renn | Improvements in or relating to pianoforte soundboards |
US3034391A (en) * | 1957-08-27 | 1962-05-15 | Costa Floriano Peixoto Da | Housing and sounding board for a stringed musical instrument |
DE1059749B (de) * | 1958-01-23 | 1959-06-18 | Gerhard Foerster | Piano- und Fluegelrast |
US4602548A (en) * | 1985-06-21 | 1986-07-29 | Baldwin Piano & Organ Company | Tone compensator for piano soundboards |
DE4427133A1 (de) * | 1994-07-30 | 1996-02-01 | Friedrich Senn | Vorrichtung zum Erzeugen von wenigstens einem Ton |
-
1998
- 1998-05-05 DE DE19819851A patent/DE19819851C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-05-03 WO PCT/DE1999/001291 patent/WO1999057708A1/de active IP Right Grant
- 1999-05-03 US US09/462,156 patent/US6239339B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-05-03 AT AT99929076T patent/ATE234496T1/de not_active IP Right Cessation
- 1999-05-03 DE DE59904522T patent/DE59904522D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-05-03 JP JP2000547606A patent/JP2002513958A/ja active Pending
- 1999-05-03 EP EP99929076A patent/EP0998738B1/de not_active Expired - Lifetime
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