JP2002513748A5

JP2002513748A5 -

Info

Publication number: JP2002513748A5
Application number: JP2000546752A
Authority: JP
Filing date: 1999-04-16
Publication date: 2005-08-18

Description

【００４５】
例２放出テスト
例１で製造した製剤Ａ２およびＢ１を、０．８３ｓ ^-1（５０ｒｐｍ）で回転するパドルで３７℃の温度において機械Ｎｏ．１を用いて、米国薬局方（Pharmacopea）の第２３版（ＵＳＰ２３）中の基準に従って行われる放出テストに供した。
このテストは、製剤Ａ２が６時間で活性成分の約６０％を放出し、その放出が次いでゆっくりと続いて２４時間で約６５％に到達することを示した。製剤Ｂ１に関しては、それは、６時間で約４５％の活性成分を放出し、次いで、放出がゆっくりと続いて２４時間で約５５％に到達する。

【００４６】
２．２例１で製造した製剤Ｚ１〜Ｚ５を、０．８３ｓ ^-1（５０ｒｐｍ）で回転するパドルで３７℃の温度において機械Ｎｏ．１を用いて、米国薬局方の第２３版（ＵＳＰ２３）中の基準に従って行われる放出テストに供した。
このテストは、製剤Ｚ５が２４時間で活性成分の約２３％を放出し、その放出が次いで続いて４８時間で約３１％に到達した；製剤Ｚ３が２４時間で活性成分の約１８％を放出し；製剤Ｚ１が２４時間で活性成分の約１４％を放出し；製剤Ｚ２およびＺ４が２４時間で活性成分の約７％を放出することを示した。これらの結果は、製剤の組成物を修正することによって、活性成分の放出に影響させることが可能なことを示す。

【００７０】
３００μＬの血液サンプルを、投与の前（ｔ＝０）に、および投与後の時間：３０分、１時間、２時間、４時間、８時間、２４時間、３２時間および４８時間で、尾静脈から採取する。それらのサンプルを、１００ｓ ^-1（６０００ｒｐｍ）で１０分間の逐次的な２遠心を経る前に、室温で１時間放置する。血清カルシウムのアッセイ時まで採取した血清を−２０℃で凍結する。

Claims

少なくとも１つの活性物質のコントロールされた放出を与える流体の薬剤組成物であって、
ａ）少なくとも１つの活性物質の治療的に有効な量、
ｂ）３〜５５質量％（重量％）のリン脂質、
ｃ）１６〜７２質量％（重量％）の薬学的に許容可能な溶媒、および
ｄ）４〜５２質量％（重量％）の脂肪酸を含み、
水相の存在下で瞬時にゲル化する性質を有する組成物。
前記活性物質が、抗生物質、感染防止剤、局所麻酔剤、消炎剤、抗真菌薬およびペプチド活性物質から選ばれることを特徴とする請求項１に従う薬剤組成物。
前記リン脂質が、単独または混合物としての、ホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセロール塩、ジカプロイルホスファチジルコリンおよびジステアロイルホスファチジルグリセロール塩から選ばれることを特徴とする請求項１および２のいずれかに従う薬剤組成物。
それが、１５〜５５質量％（重量％）のリン脂質を含むことを特徴とする請求項３に従う薬剤組成物。
前記リン脂質が、水素化されたホスファチジルコリンであることを特徴とする請求項１および２のいずれかに従う薬剤組成物。
それが、３〜１１質量％（重量％）のリン脂質を含むことを特徴とする請求項５に従う薬剤組成物。
前記薬学的に許容可能な溶媒が、単独または混合物としての、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、および鉱油から選ばれる請求項１〜６のいずれか１つに従うことを特徴とする薬剤組成物。
用いられた前記脂肪酸が、４〜２２個の炭素原子を含む飽和または不飽和有機カルボン酸であることを特徴とする請求項１〜７のいずれかに従う薬剤組成物。
前記脂肪酸が、単独または混合物としての、オレイン酸、カプリル酸、カプリン酸、カプロン酸、ミリスチン酸および酪酸から選ばれることを特徴とする請求項８に従う薬剤組成物。
それが、５質量％（重量％）までのモノグリセリドまたはジグリセリド、またはモノ−およびジグリセリドの混合物、および／又は１５質量％（重量％）までのトリグリセリドをも含むことを特徴とする請求項１〜９のいずれかに従う薬剤組成物。
請求項１〜１０のいずれか１つに従う薬剤組成物を製造する方法であって、
ｉ）１以上のリン脂質を薬学的に許容可能な溶媒に溶解し；
ｉｉ）１以上の脂肪酸を、そのリン脂質溶液に攪拌しつつ加え；
ｉｉｉ）１以上の活性物質を、ステップｉｉ）の終わりで得られる混合物に取り込み、および
ｉｖ）ステップｉｉｉ）で得られた組成物に、所望により水を加える；
の逐次的なステップを含むことを特徴とする方法。
前記１以上の活性物質が、ステップｉｉｉ）で取込みの前に、最小量の水に溶解されることを特徴とする請求項１１に従う方法。
前記１以上の活性物質が、ステップｉｉｉ）で、所望によりミクロ化された形で取込まれることを特徴とする請求項１１に従う方法。
活性物質の皮下および／又は筋肉内注射による１以上の活性物質のコントロールされた放出のための請求項１〜１３のいずれか１つに従う組成物の使用。