JP2002507226A - 重合方法 - Google Patents

重合方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明はオレフィンモノマーを重合させるための連続ガス流動床法に関するものであり、反応器から抜き取られた循環ガス流を2つの流れ(AおよびB)に分割すると共に、(a)液体が凝縮する温度まで冷却されている第1流(A)を次いで反応器内の流動床中へ直接に再導入して、任意の時点で前記凝縮液が床中へ流動床材料1m3当たり毎時10リットルの液体の最小速度にて連続導入されるようにし、(b)上記冷却/凝縮工程を迂回する第2流(B)を熱交換器に通過させ、次いで反応器中へ再導入する。反応器中への液体の連続導入は、慣用の気相オレフィン重合方法にて遭遇しうる汚染問題を減少させ或いは排除さえする。

Description

【発明の詳細な説明】 重合方法 本発明は、汚染なしに向上したレベルの生産性を有する流動床反応器における オレフィンの連続気相重合法に関するものである。さらに本発明は、汚染なしに 向上したレベルの生産性を有する流動床反応器におけるオレフィンの連続気相法 の始動プロセスにも関するものである。さらに本発明は、汚染なしに向上したレ ベルの生産性を有する流動床反応器におけるオレフィンの連続気相重合法の付随 事故の取扱い方法に関するものでもある。 気相におけるオレフィンの単独重合および共重合の方法は当業界にて周知され ている。この種の方法は、たとえばガス状モノマーをポリオレフィンと重合用触 媒とからなる撹拌および/または流動床に導入して行うことができる。 オレフィンの流動床重合において重合は流動床反応器にて行われ、ポリマー粒 子の床をガス状反応モノマーからなる上昇ガス流により流動状態に維持する。こ の種の重合の始動は一般に、製造することが所望されるポリマーと同様なポリマ ー粒子の床を用いる。重合の過程で新鮮ポリマーがモノマーの接触重合により発 生し、ポリマー生成物を抜取って床を多かれ少なかれ一定容積に維持する。工業 上好適な方法は流動化グリッドを用いて、流動化用ガスを床に分配すると共にガ スの供給が中断された際に床の支持体として作用させる。生成したポリマーは一 般に、反応器の下部に流動化グリッド近くで配置された放出導管を介し反応器か ら抜取られる。流動床は成長する粒子とポリマー生成物粒子と触媒粒子との床を 含む。この床は、反応器の頂部からの循環ガスを補充供給物と一緒に含む流動化 用ガスを反応器の底部から連続的に上方向へ流して流動化状態に維持される。流 動化用ガスは反応器の底部に流入し、好ましくは流動化グリッドを通過して流動 床まで移動する。 オレフィンの重合は発熱反応であり、従って床を冷却して重合熱を除去する手 段を設ける必要がある。この種の冷却が存在しなければ、床はたとえば触媒が不 活性となり或いは床が融合し始めるまで温度上昇するであろう。オレフィンの 流動床重合において、重合熱を除去する好適方法は重合反応器に所望重合温度よ りも低い温度のガス(すなわち流動化用ガス)を供給し、このガスを流動床に通 過させて重合熱を持ち去り、ガスを反応器から除去すると共に外部熱交換器に通 過させこれを冷却し、次いでこれを床に循環させることである。循環ガスの温度 は、熱交換器にて流動床を所望重合温度に維持すべく調整することができる。α −オレフィンを重合させるこの方法において、循環ガスは一般にモノマーオレフ ィンを必要に応じたとえば窒素のような不活性希釈ガスおよび/または水素のよ うな連鎖移動剤と一緒に含む。従って循環ガスはモノマーを床に供給し、床を流 動化させ、かつ床を所望温度に維持するよう作用する。重合反応により消費され たモノマーは一般に、補充ガスを循環ガス流に添加することにより補充される。 上記種類の工業的ガス流動床反応器における生産速度(すなわち単位時間当た り反応器空間単位容積につき生産されるポリマーの重量としての空時収率)は、 熱を反応器から除去しうる最大速度により制限されることが周知されている。熱 除去の速度は、たとえば循環ガスの速度を増大させかつ/または循環ガスの温度 を低下させかつ/または循環ガスの熱容量を変化させて増大させることができる 。しかしながら、工業上実用的に使用しうる循環ガスの速度には限界がある。こ の限界を越えると、床は不安定となり或いはガス流にて反応器から持ち上がり、 循環経路を遮蔽すると共に循環ガスコンプレッサもしくはブロアーに損傷をもた らしうる。さらに、循環ガスを実用的に冷却しうる程度にも限界が存在する。こ れは主として経済的配慮により判定され、実用的には一般に現場で入手しうる工 業冷却水の温度により決定される。所望ならば冷凍も用いうるが、これは生産コ ストを増大させる。従って工業的実施において、オレフィンのガス流動床重合か らの重合熱を除去する唯一の手段として冷却循環ガスを使用することは、得られ る最大生産速度を制限するという欠点を有する。 従来技術は循環流の熱除去能力を増大させる多くの方法を示唆している。 EP 89691号は流体モノマーを重合させるための連続ガス流動床法にお ける空時収率を増大させる方法に関するものであり、この方法は未反応流体の1 部または全部を冷却して露点より低いガスと連行液との2相混合物を形成させる と共に、前記2相混合物を反応器中へ再導入することからなっている。EP 8 9691号の明細書は、循環ガス流を露点より低く冷却しうる程度に対する主た る限界は2相流体混合物の液相を液体が気化するまで連行もしくは懸濁状態に保 つのに充分なレベルにガスと液体との比を維持することが要件であると述べてお り、さらに気相における液体の量は約20重量%を越えてはならず、好ましくは 約10重量%を越えてはならず、ただし常に2相循環流の速度は液相をガスにお ける懸濁状態に保つと共に流動床を反応器内に支持するのに充分な高さであると も述べている。さらにEP 89691号は、2相流体流を反応器内で注入点に てガスおよび液体を2相流を生成する条件下で別々に注入することにより形成さ せうるが、このような操作には冷却後に気相および液相を分離するための追加か つ不必要な負担および経費に基づき殆ど利点が見られないとも開示している。 EP 173261号は、循環流を流動床反応器中へ導入する特別な手段、特 にEP 89691号(上記)に記載されたようなガスと連行液との2相混合物 からなる循環流を導入する手段に関するものである。 WO 94/25495号は流動床重合法を記載しており、この方法はモノマ ーを含むガス流を触媒の存在下にポリマー生成物と未反応モノマーガスからなる 流れとを生成する反応条件下に流動床反応器に通過させ、前記流れを圧縮すると 共に冷却し、前記流れを各供給成分と混合し、ガスと液相とを前記反応器に戻す ことを特徴とし、安定操作条件を判定する方法は(a)流動化媒体の組成変化に 伴う反応器内の流動嵩密度変化を観察し;(b)流動嵩密度の低下またはこれを 示すパラメータが不可逆性となるレベルを越えることなく組成を変化させること により循環流の冷却能力を増大させることからなっている。 US 5,436,304号は流動床および流動化用媒体を有する気相反応器 におけるα−オレフィンの重合方法に関するものであり、流動化用媒体は反応器 の冷却能力を調節するよう作用し、さらに嵩密度関数(Z)は嵩密度関数の計算 限界に等しい或いはそれより大きい数値に維持される。 WO 94/28032号(その内容を参考のためここに引用する)は連続ガ ス流動床法に関するものであり、循環ガス流を液体および気体を生成させるのに 充分な温度まで冷却する。液体をガスから分離すると共に次いで液体を流動床を 通過するガス流が反応器から抜取られるガス流の温度に実質的に達した箇所ま たはその上方にて流動床中へ直接供給することにより、液体の蒸発で床を冷却す る目的のため流動床重合反応器中へ再導入しうる液体の全量を増大させて一層高 レベルの生産性を達成するよう冷却レベルを向上させることができる。 分離された液体は好適には、内部に配置された1個もしくはそれ以上のノズル により流動床中へ注入することができる。これらノズルは噴霧用ガスを用いて液 体の注入を助けるガス噴霧用ノズルとすることができ、或いは液体オンリースプ レー型ノズルとすることもできる。 上記に開示された方法は全て、本発明による目的の1つでもある流動床重合法 にて達成しうる生産性レベルの向上に貢献している。しかしながら、これら高生 産性重合法で遭遇する主たる問題は、反応器内にて任意の時点で生じうる汚染問 題であることが当業界にて知られている。 反応器壁部の汚染は気相重合における周知の現象である。重合に際し微細物が 反応器壁部に粘着して凝集体を形成しうる。これは、触媒と反応器壁部で溶融す るポリマー粒子との付着からしばしば生じうる。その存在は極めてしばしば流動 化混乱を誘発して不可逆的問題を生ぜしめる。たとえば、これら凝集体が重くな ると、これらは壁部から剥離して流動化グリッドおよび/またはポリマー抜取シ ステムを閉塞しうる。反応器壁部における微細物および/または凝集体の蓄積は 従って汚染現象と呼ばれる。 従来技術には汚染現象、並びにその発生に関する多くの異なる説明および理論 に関し多くの開示が存在する。使用する種類の触媒が汚染の原因であると言われ ており、静電気も汚染の原因として示されており、操作条件も汚染発生に重要で あると考えられ、実際に当業者は汚染の発生が存在している際の多くの異なる可 能な説明および解決策を開発している。汚染現象をその発生につき説明しうるこ とを著しく減少させ或いは排除することができれば当業界にて大きな進歩となる であろう。 予想外に今回、汚染問題が生ずる場合は本発明による方法を用いて、これを著 しく減少させ或いは排除さえしうることが突き止められた。 さらに今回、凝縮液を反応器中へ連続導入することに基づき、流動床の組成に は悪影響を与えず、反応器内の流動化状態にも悪影響を与えず、さらに反応器 内の潜在的汚染現象を相当減少させ或いは排除さえする方法が見出された。 従って本発明によれば、(a)エチレン、(b)プロピレン、(c)エチレン とプロピレンとの混合物、および(d)成分(a)、(b)もしくは(c)と混 合された1種もしくはそれ以上の他のα−オレフィンから選択されたオレフィン モノマーを流動床反応器にて、エチレンおよび/またはプロピレンの少なくとも 幾分かを含むガス流を前記反応器における流動床に反応条件下で重合触媒の存在 下に連続循環させることにより重合させる連続ガス流動床法において、前記反応 器から抜き取られた前記循環ガス流を2つの 流れ(AおよびB)に分割すると共に、 (a)液体が凝縮する温度まで冷却されている第1流(A)を次いで反応器内の 流動床に直接に再導入して、任意の時点で前記凝縮液が前記床中へ流動床材料1 m3当たり毎時10リットルの液体の最小速度にて前記床中に連続導入されるよ うにし、 (b)上記冷却/凝縮工程を迂回する第2流(B)を熱交換器に通過させ、次い で反応器中へ再導入する ことを特徴とするオレフィンモノマーを重合させる連続ガス流動床法が提供され る。 本発明によれば、循環ガス流の1部を早期に凝縮させると共に前記凝縮液を流 動床中へ極めて低い生成速度にて或いは好ましくは生成の開始前に直接導入する ことが可能となる。重合反応の制御はこれによりプロセスの始動に際し定常状態 に一層容易に維持されると共に、流動床に流入する液体の量はプロセスの流動化 特性の混乱なしに一層容易に制御される。本発明により見られる最も興味ある利 点の1つは、後記実施例で示すように公知の高生産性重合法にて遭遇する潜在的 な重合問題に対し本発明の方法により与えられる積極的作用である。 特に今回、全プロセスに際し流動床1m3当たり10リットルの液体の最小速 度における床中への凝縮液の連続導入(すなわち最初からおよびその後の任意の 時点)は上記重合汚染問題の全てを相当減少させ或いは排除さえすることが見出 された。さらに、第2流(B)の存在およびその交換器に対する通過は本発明に より強制的であることも判明した。事実、本発明の第2流(B)での操作は熱バ ランスおよび物質バランスの両者を満足させうる。 好ましくは凝縮液は流動床中へ流入流動化用ガス(反応器に供給されるガス流 )と残部の床との間の温度勾配の上限値より高い流動床中へ直接導入される。 本発明によれば流動床中へ直接注入される液体の量は、冷却して2相混合物を 形成するガス流の比率を調整して制御することができる。 本発明の方法を使用することにより反応制御が定常状態に維持される。さらに 液体注入の開始は低いプラント処理量にて行うことができ、慣用操作からの切換 は流動床が大して活性でない際に低能力で行うこともできる。本発明の好適具体 例によれば、冷却/凝縮工程および反応器床における凝縮液の導入は、反応器中 への活性触媒の導入前および/または重合が生ずる前に開始する。これら始動条 件下で、第2流(B)は液体の注入から生ずる冷却増大を吸収するよう交換器に より充分加熱されてプロセスにおける熱バランスを維持する。 交換器を通過する流れ((A)および(B)[(A)は冷却/凝縮工程にかけ られ、(B)は交換器を通過する]の各比率はプロセスがどの段階にあるかに依 存する。 反応器から抜き取られるガス循環流は一般に未反応ガスモノマーと、必要に応 じ不活性炭化水素と、たとえば窒素のような不活性ガスと、反応活性化剤もしく はたとえば水素のような調整剤とを含み、さらに連行触媒および/またはポリマ ー粒子(以下「微細物」と称する)をも含む。これら微細物の大部分は有利には ガス状循環流からサイクロンにより除去することができる。 反応器に供給されるガス循環流はさらに、反応器内で重合されたモノマーを補 充するのに充分な補給モノマーを構成する。 本発明による方法は、少なくとも1種がエチレンもしくはプロピレンである1 種もしくはそれ以上のオレフィンの重合により気相にてポリオレフィンを製造す るのに適する。本発明の方法に使用するのに好適なα−オレフィンは3〜8個の 炭素原子を有するものである。しかしながら、8個より多い炭素原子、たとえば 9〜18個の炭素原子を有する少量のα−オレフィンも所望に応じ使用すること ができる。すなわちエチレンもしくはプロピレンのホモポリマーまたはエチレン もしくはプロピレンと1種もしくはそれ以上のC3〜C8α−オレフィンとの コポリマーを製造することができる。好適α−オレフィンはブト−1−エン、ペ ント−1−エン、ヘキシ−1−エン、4−メチルペント−1−エンおよびオクト −1−エンである。主たるエチレンもしくはプロピレンモノマーと共重合させう る或いはC3〜C8α−オレフィンコモノマーの部分置換物として用いうる高級オ レフィンの例はデセ−1−エンおよびエチリデンノルボルネンである。 この方法をエチレンもしくはプロピレンとα−オレフィンとの共重合につき使 用する場合はエチレンもしくはプロピレンをモノマーの主要成分として存在させ 、好ましくは全モノマー/コモノマーの少なくとも65%の量にて存在させる。 本発明による方法は広範な種類のポリマー生成物、たとえばエチレンとブト− 1−エン、4−メチルペント−1−エンもしくはヘキシ−1−エンとのコポリマ ーに基づく線状低密度ポリエチレン(LLDPE)およびたとえばホモポリエチ レンしくはエチレンと少部分の高級α−オレフィン、たとえばブト−1−エン、 ペント−1−エン、ヘキシ−1−エンもしくは4−メチルペント−1−エンとの コポリマーとしうる高密度ポリエチレン(HDPE)を製造すべく使用すること ができる。 ガス循環流を凝縮させる液体は凝縮性モノマー、たとえばLLDPEの製造に コポリマーとして使用されるブト−1−エン、ヘキシ−1−エン、オクト−1− エンとすることができ、或いは不活性の凝縮性液体、たとえばC4〜C8アルカン もしくはシクロアルカン(特にブタン、ペンタンもしくはヘキサン)のような不 活性炭化水素とすることもできる。 所望の冷却作用が得られるよう用いられる重合条件下で液体が床内にて気化す ると共に床内の実質的な液体の蓄積を回避することが重要である。好適には床に 供給される液体の少なくとも95重量%、好ましくは少なくとも98重量%、特 に好ましくは実質的に全部が蒸発する。液体コモノマーの場合、コモノマーの幾 分かが床内で重合し、この種の重合は液相および気相からのものとすることがで きる。関連するオレフィンモノマーはこれらの量が床の流動化特性に悪影響を与 えない限り床内で容易に許容しうる。 この方法は、0.5〜6MPaの絶対圧力および30〜130℃の温度にて オレフィンを重合させるのに特に適する。たとえばLLDPE製造につき温度は 好適には70〜90℃であり、HDPEにつき温度は典型的には使用触媒の活性 に応じ80〜105℃である。 重合反応は、実質的に遷移金属の化合物からなる固体触媒と金属の有機化合物 (すなわち有機金属化合物、たとえばアルキルアルミニウム化合物)からなる助 触媒とよりなるチーグラー・ナッタ型の触媒系の存在下に行うことができる。高 活性の触媒系は永年にわたり知られており、比較的短時間にて多量のポリマーを 生成することにより触媒残渣をポリマーから除去する必要性を排除することがで きる。これら高活性の触媒系は一般に実質的に遷移金属、マグネシウムおよびハ ロゲンの各原子よりなる固体触媒で構成される。さらに、熱処理により活性化さ れると共に耐火性酸化物に基づく粒状支持体に結合した酸化クロムより実質的に なる高活性触媒を使用することもできる。この方法は、支持もしくは未支持のメ タロセン触媒およびシリカ上に支持されたチーグラー触媒と共に使用するにも適 している。 触媒は好適には予備重合段階に際し予め上記触媒により作成されたプレポリマ ー粉末として用いることができる。予備重合は任意適する方法により行うことか でき、たとえば液体炭化水素希釈剤中もしくは気相にてバッチ法、半連続法もし くは連続法により重合を行うことができる。 第1流(A)は、液体がガス循環流にて凝縮されるような温度まで冷却する。 好ましくは、これは熱交換器により行われる。適する熱交換器は当業界にて周知 されている。 第2流(B)は1つもしくはそれ以上の交換器を通過する。前記交換器は、プ ロセスの段階に応じ、ガス流を冷却もしくは加熱することができる。 本発明の他の好適具体例によれば、冷却/凝縮工程により第1流(A)にて生 成された凝縮液を次いで床中へ導入する前にガス流から分離する。 さらに本発明の他の具体例においては、第2流(B)を交換器により液体が凝 縮する温度まで冷却し、凝縮液を床中へ導入する前に流れから分離する。 液体を分離するのに適する手段はたとえばサイクロン分離器、分離を行うべく ガス流の速度を低下させる大型容器(ノックアウト・ドラム)、デミスタ型気 液分離器および液体スクラバー(たとえばベンチュリースクラバー)である。こ の種の分離器は当業界にて周知されている。 デミスタ型の気液分離器の使用が本発明の方法に特に有利である。 デミスタ型分離器を用いる他の利点は、分離器内の圧力低下を他の種類の分離 器におけるよりも低くして全プロセスの効率を向上させうる点にある。 本発明の方法に使用するのに特に適するデミスタ型分離器は、「ピアレス」と して知られる市販入手しうる垂直ガス分離器(タイプDPV P8X)である。 この種類の分離器は、液体を気体から分離するバッフル配置での液滴の凝集を用 いる。大型液体貯槽を分離器の底部に設けて液体を回収すると共に、ここに凝縮 性液体を液体が凝縮する温度までガス循環流の冷却を開始する前に充填する。液 体貯槽は、液体を貯蔵することにより分離器から流動床への液体の導入を調節す ることを可能にする。この種類の分離器は極めて効率的であって、ガス流からの 凝縮液の100%分離を与える。分離された液体はバッフル配置から微細物を洗 浄除去し、従ってバッフルの汚染を防止する。 冷却/凝縮工程から或いは分離器(好適具体例)から直接に生成された凝縮液 を次いで好ましくは、流入流動化用ガスと残部の床との間の温度勾配の上限値よ りも高い流動床に導入する。凝縮液の導入は、流動床のこの領域における複数の 箇所とすることができ、これらはこの領域内の種々異なる高さに設けることがで きる。液体の導入点は、液体の局部的濃度が床の流動化または生成物の品質に悪 影響を与えず、かつ液体を各箇所から急速に分散させて床内で気化させることに より発熱反応から重合熱を除去するように配置される。このようにして、冷却目 的で導入される液体の量は、床の流動化特性を阻害することなく許容しうる最大 負荷に極めて接近することができ、従って反応生産性の向上レベルを達成する機 会を与える。 所望ならば、液体を床内の種々異なる高さにて流動床中へ導入することができ る。この種の技術はコモノマー混入に対し向上した制御を容易化させうる。流動 床中への液体の調節計量投入は床の温度プロフィルに対し有用な追加制御を与え ると共に、液体がコモノマーを含有する場合にはコポリマー中へのコモノマー混 入に対し有用な調節を与える。 液体は好ましくは、流入する流動化用ガスと残部の床との間の温度勾配の上限 値よりも高い流動床の領域の下部に導入される。オレフィンの工業的ガス流動床 重合方法は一般に実質的に等温的定常状態にて操作される。しかしながら、殆ど 全部の流動床は所望の実質的に等温重合温度に維持されるが、一般に床中への冷 却ガス流の導入箇所より直ぐ上の床領域には温度勾配が存在する。温度勾配が存 在するこの領域の下限値温度は流入する冷却ガス流の温度であり、上限値はほぼ 等温床温度である。流動化グリッドを用いる種類の、典型的には高さ10〜15 mの工業反応器においては、この温度勾配は一般にグリッドより約15〜30c m(6〜12インチ)上方の層にて存在する。 凝縮液冷却の最大利点を得るには、液体注入手段を前記温度勾配が存在する領 域より上方の床(すなわち反応器から流出するガス流の温度に実質的に達した床 の部分)に配置する。 流動床中への液体の導入箇所は、たとえば流動化グリッドよりも約50〜20 0cm、好ましくは50〜70cm高くすることができる。 実用的には、流動床内の温度プロフィルを先ず最初に重合に際し、たとえば反 応器の壁部に位置せしめた熱電対を用いて決定することができる。液体の導入箇 所は、戻したガス流が反応器から抜き取られるガス循環流の温度に実質的に達し た床の領域に流入するよう確保すべく配置される。 流動床内の温度が床を構成するポリオレフィンの焼結温度よりも低いレベルに 維持されるよう確保することが重要である。 第2流(B)および用いる場合は分離器からのガスを床に好ましくは反応器の 底部中へ循環させる。流動化グリッドを用いる場合、この種の循環は好ましくは グリッドよりも下の領域であり、グリッドは床を流動化させるガスの均一分配を 容易化させる。流動化グリッドの使用が好適である。 本発明の方法は、バブリング床を得るのに必要であるよりも大もしくはそれに 等しくせねばならない流動床におけるガス速度にて操作される。最小ガス速度は 一般に約6cm/秒であるが、本発明の方法は好ましくは30〜100cm/秒 、特に好ましくは50〜70cm/秒のガス速度を用いて行われる。 所望ならば、触媒もしくはプレポリマーは有利には流動床中へ凝縮液流(分 離され或いはされない)と共に直接導入することができる。この技術は、床にお ける触媒もしくはプレポリマーの向上した分散をもたらしうる。このようにして 凝縮液を流動床中へ注入することにより、液体に存在する触媒は各注入手段を包 囲する液体浸透の局部的冷却作用から利点を得て、ホットスポットおよびその結 果としての凝集を回避することができる。 所望ならば、液体または液体可溶性添加剤(たとえば活性化剤、助触媒など) も凝縮液流(分離され或いはされない)と一緒に床中へ導入することができる。 エチレンホモポリマーもしくはコポリマーを作成すべく本発明の方法を用いる 場合、重合に際し消費されたエチレンを補充する補給エチレンは有利には冷却/ 凝縮熱交換器(A)の下流における循環流の任意の箇所に床中へのその導入前に (たとえば用いる場合は流動化グリッドの下に)導入することができる。前記箇 所にて補給エチレンを添加することにより、熱交換器(A)から回収しうる液体 の量を増加させると共に生産性を向上させることができる。 凝縮液は、好適配置された注入手段により流動床中へ導入することができる。 単一の注入手段を使用することができ、或いは複数の注入手段を流動床内に配置 することもできる。 好適配置は、複数の注入手段を液体の導入領域にて流動床内にほぼ均等離間さ せて設けることである。用いる注入手段の個数は、各注入手段にて床に対する液 体の良好な分散を達成するのに充分な液体の浸透および分散を与えるのに必要と される個数である。注入手段の好適個数は4個である。 所望ならば、各注入手段には反応器内に好適配置された共通導管により凝縮液 を供給することができる。これは、たとえば反応器の中心を上方向に通過する導 管により設けることができる。 注入手段は好ましくはこれらがほぼ垂直に流動床中へ突入するよう配置される が、反応器の壁部からほぼ水平方向に突出するよう配置することもできる。 好適注入手段は、ガスを用いて液体の注入を促進するガス誘発噴霧ノズルまた は液体オンリー噴霧型ノズルを包含する単一のノズルまたは複数のノズルである 。 適するガス誘導噴霧ノズルおよび液体オンリーノズルはWO 94/2803 2号およびWO 96/20780号(その内容を参考のためここに引用する) に記載されている。 上記したように、本発明は流動床材料1立方メートル当たり毎時10リットル の液体の最小速度にて凝縮液を床中へ連続導入することを必要とする。好ましく は、前記速度は流動床材料1立方メートル当たり毎時40リットルより多い液体 である。液体を床中へ導入しうる最高速度は主として床中に所望される冷却程度 に依存し、これは床からの所望の生産速度に依存する。オレフィンの重合につき 工業的流動床重合法から得られる生産速度は特に、用いる触媒の活性およびこの 種の触媒の速度論に依存する。 さらに本発明は、連続重合法に際し生じうる偶発事故を取扱うにも特に有用で あることも判明した。連続重合法にて遭遇する通常の偶発事故は、たとえば触媒 注入の中断、反応の部分的被毒または機械的損傷である。公知慣用の高生産性( 凝縮)プロセスにつき、これら種類の偶発事故は生産損失および非凝縮モードで の操作期間をもたらす。非凝縮操作の期間はプロセスに悪影響があると共にその 後の汚染問題を系統的にもたらすことが観察されている。予想外に、凝縮モード で連続操作する本発明は、汚染問題を実質的に減少させ或いは完全に排除しうる 手段を与えることが突き止められた。 さらに他面において本発明によれば(a)エチレン、(b)プロピレン、(c )エチレンとプロピレンとの混合物、および(d)成分(a)、(b)もしくは (c)と混合された1種もしくはそれ以上の他のα−オレフィンから選択される オレフィンモノマーを、エチレンおよび/またはプロピレンの少なくとも幾分か を含むガス流を反応器における流動床に反応条件下で重合触媒の存在下に連続循 環させることにより重合させる連続ガス流動床法の始動プロセスにおいて、前記 反応器から抜取られた前記循環ガス流を2つの流れ(AおよびB)に分割すると 共に、 (a)液体が凝縮する温度まで冷却されている第1流(A)を次いで反応器内の 流動床中へ直接に再導入して、任意の時点で前記凝縮液が前記床中へ流動床材料 1m3当たり毎時10リットルの液体の最小速度にて連続導入されるようにし、 (b)上記冷却/凝縮工程を迂回する第2流(B)を熱交換器に通過させ、次い で反応器中へ再導入する ことを特徴とするオレフィンモノマーを重合させる連続ガス流動床法における始 動プロセスが提供される。 本発明による始動プロセスは、反応器内部への活性触媒の導入前および/また は重合が生ずる前に開始する。すなわち、この好適具体例によれば、冷却/凝縮 工程および反応床中への凝縮液の導入は反応器内への活性触媒の導入前および/ または重合が生ずる前に開始する。これら始動条件下にて、第2流(B)は液体 の注入から生ずる冷却増大を吸収するよう充分に熱交換器により加熱され、これ によりプロセスにおける熱バランスを維持する。 本発明の他の好適具体例によれば、触媒もしくはプレポリマーを分離され或い はされない凝縮液流と一緒に流動床中へ直接導入する。この技術に伴う利点は、 プロセスの早期段階における触媒の向上した分散であって、始動過程の際にホッ トスポットの形成および/従って凝集を防止するよう作用する点である。 本発明による方法を用いて液体の導入を開始する前に気相流動床重合を、床に 微粒子ポリマー粒子を充填し、次いで床に対する気/液流動を開始させることに より開始することができる。 本発明による方法を添付図面を参照して以下説明する。 図1〜図3は本発明による方法を図示する。 図1は、一般に底部に位置する流動化グリッドを有する直立シリンダである反 応器本体(9)より実質的に構成される気相流動床反応器を示す。反応器本体は 流動床(11)と、一般に流動床と比べ増大した断面を有する速度減少帯域(1 2)とを備える。 流動床反応器の頂部から出るガス反応混合物はガス循環流を構成し、経路(1 3)を介しサイクロン(14)まで移送されて大部分の微細物を分離する。除去 された微細物は好適には流動床に戻すことができる。サイクロンから出たガス循 環流はコンプレッサ(15)まで移動する。次いで、ガス循環流を第1流(A) と第2流(B)とに分離する。流れ(A)を熱交換器(16)に通過させ、ここ で液体が凝縮する温度まで冷却し、次いで反応器内の流動床に直接に再導入す る。流れ(B)は交換器(18)を通過し、次いでグリッドの下にて反応器に再 導入される。前記ガスは流動化グリッドを介し床まで移動し、これにより床が流 動状態に維持されるよう確保する。 弁(17)を用いてガス流(A)および(B)の各量を調整する。 触媒もしくはプレポリマーを凝縮液流中への経路(20)を介し反応器に供絵 する。 生成ポリマー粒子を、経路(21)を介し反応器から除去する。 図2は本発明の方法を実施する好適具体例を示す。この配置においては熱交換 器(16)における冷却/凝縮工程の後、得られた気/液混合物を分離器(22 )まで移送し、ここで液体をガスから分離する。分離器(22)からの分離液を 反応器(9)の床中へ直接に再導入する。ポンプ(23)は分離器(22)の下 流に位置せしめるのが適している。 分離器から出るガスを反応器(9)の底部に循環させる。図2は、分離器から 出るガスをガス流(B)と一緒に再導入する本発明の方法を実施する他の配置を 示す。 図2は、コンプレッサ(15)を分離器(22)によるガス循環流の分離後に 位置せしめる本発明の方法を実施する他の配置を示す。これは、コンプレッサが 減少量のガスを圧縮し、従って減寸して、一層良好なプロセス最適化およびコス トを達成しうるという利点を有する。 図3は、本発明の方法を実施する他の具体例を示す。この配置において、循環 経路(A)および(B)の両者には気/液分離器(22、24)が装着される。 以下、実施例により本発明の方法をさらに説明する。実施例1 300kgの無水ポリエチレン粉末を、シード床として直径74cmの流動床 反応器に窒素下で導入した。次いで、90℃に加熱されたガス混合物を反応器に 導入した。上昇速度は38cm/秒とした。 ガス混合物成分およびその各分圧は次の通りとした: 水素: 0.35MPa エチレン:0.5MPa ペンタン:0.35MPa 窒素: 0.8MPa この実施例で用いた装置/プロセスの略図を図2に示す。 経路Aに位置する弁を、ガス速度が400kg/h(経路A)となるよう調整 した(これは全循環ガス速度の約3.1%を示す)。ガス混合物の露点は66℃ であった。 循環経路Aに位置する交換器の出口における温度を65℃に達するよう低下さ せた。凝縮が交換器にて生じ、凝縮液(すなわちペンタン)を気相(図2に示す ように分離器22における)から分離し、流動化グリッドの0.6m上方に位置 する気/液ノズルを介し流動床中へ直接導入した。液体流量(ペンタン)は流動 床1m3当たり毎時10リットルとした。 同時に、反応器内の温度を約90℃に維持するため、循環経路Bに位置する交 換器の温度を相応に上昇させた。事実、前記交換器Bは循環経路における通常の 熱損失を補う必要があると共に、反応器内での液体蒸発によりもたらされる冷却 をも補う必要がある。 凝縮液注入を触媒の注入前に約30分間維持した。 次いで慣用のチーグラー・ナッタ触媒を20g/hの速度にてトリエチルアル ミニウム助触媒と一緒に反応器中へ導入した。 生産率は、100kg/hポリエチレンの一定生成に達するまで順次に増大し た。 経路Aに位置する熱交換器の温度およびこれを流過するガス速度をさらに調整 して、流動床1m3当たり毎時約10リットルのペンタンの凝縮液流量を得た。 重合を安定条件下で行った。反応器の汚染は観察されなかった。比較例2 この例で行った操作は実施例1で行った操作と同様にしたが、ただし経路Aを 流過する全循環ガスおよび/従って迂回経路Bを用いなかった。 重合を開始する前に反応器における温度を90℃に維持するため、前記経路 Aに位置する交換器の温度を相応に上昇させた。従って、凝縮はこの交換器にて 生じなかった。 触媒を実施例1におけると同じ手順に従い注入したが、ただし前記出発注入触 媒手順に際し循環経路には凝縮液を存在させなかった。 約2時間の生成の後、ポリマークラストが生成に際し見られた。有害な反応器 汚染も観察された。比較例3:プロセス事故シミュレーション 安定な気相重合法を直径74cmの反応器にて次の条件下で操作した。 反応器は800kgの活性ポリエチレン粉末を含有し、ガス混合物成分および その各分圧は次の通りとした: エチレン:0.3MPa 水素: 0.21MPa ペンタン:0.33MPa 窒素: 0.76MPa ガス混合物の露点は66℃であった。 ガス上昇速度は38cm/秒であった。 慣用のチーグラー・ナッタ触媒を反応器中へプレポリマーとして1kg/hの 速度で導入した。ペンタンにおけるトリエチルアルミニウム助触媒も600ml /hの速度で連続導入した。ポリエチレン生成は約200kg/hであった。重 合温度は90℃とした。全循環ガスを経路Aに流過させ、経路Bは使用しなかっ た。 これら条件下にて、90℃の重合温度を維持するには交換器(経路A)の温度 を約62℃(すなわちガス混合物露点より低い)に冷却すれば充分であった。 凝縮液(ペンタン)を循環ガスから分離器中へ分離すると共に、流動化グリッ ドより60cm上方に位置する気/液ノズルを介し反応器中へ再導入した。液体 注入速度は流動床1m3当たり毎時1000リットルとした。 機械的故障をシミュレートするため、触媒プレポリマー注入を停止させた。 生成は順次に減少した。従って、前記交換器の温度がガス混合物の露点を上回 って凝縮液がもはや生成されなくなるまで、交換器(経路A)の冷却要件が減 少した。 この段階(床中への凝縮液注入なし)にて、ポリエチレン生成は約100kg /kに達した。 凝縮液注入を停止してから約40分間の後、ホットスポットが壁部熱電対によ り検出された。 重合は停止した。反応器を開いて床の部分の溶融を観察した。大きい凝集体が 出現した。実施例4:プロセス事故シミュレーション プロセス条件は比較例3で用いた条件と正確に同一にした。 事故シミュレーションの後、生成が減少すると共に凝縮液(ペンタン)注入も 比較例3と全く同様に減少した。 前記凝縮液流量が流動床1m3当たり毎時約40リットル(これは136kg /hのPE生成に相当)に達した際、循環ガスを経路Bに位置する交換器に通過 させ、ここで温度を約72℃(すなわちガス混合物の露点より約5℃高い)に維 持した。 これら条件下で、経路Aに位置する交換器の出口における温度を約65℃(す なわち、ガス混合物の露点より低い)に保つことができた。 経路AおよびBを通過する各流量を、経路Aを通過することにより流動床1m3 当たり毎時約40リットルの凝縮液速度を維持する全流量の約14.4%を有 するよう調整した。 反応器内の温度を90℃に維持した。順次に、ポリエチレン生成が減少すると 共に経路Bに位置する交換器の温度も相応に上昇した。 全手順に際しホットスポットは記録されず、凝集体もその後に観察されず、従 って高割合の生産率を何ら問題なしに達成できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 スーリエ,ブルーノ,パトリス フランス国、エフ―13500 マルジーグ、 ブールバール アンブロワス クロワザト 4 (72)発明者 ダイル,エリック,ドミニク フランス国、エフ―13500 マルチーグ、 リュー フェルナン レジエ、レ アスフ ォデル テー4 (72)発明者 イスナール,ジャン−ピエール フランス国、エフ―13500 マルチーグ、 アベニュー アレンド、ロティスマン ド トロン(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)エチレン、(b)プロピレン、(c)エチレンとプロピレンとの混 合物、および(d)成分(a)、(b)もしくは(c)と混合された1種もしく はそれ以上の他のα−オレフィンから選択されたオレフィンモノマーを流動床反 応器にて、エチレンおよび/またはプロピレンの少なくとも幾分かを含むガス流 を前記反応器における流動床に反応条件下で重合触媒の存在下に連続循環させる ことにより重合させる連続ガス流動床法において、前記反応器から抜き取られた 前記循環ガス流を2つの 流れ(AおよびB)に分割すると共に、 (a)液体が凝縮する温度まで冷却されている第1流(A)を次いで反応器内の 流動床に直接に再導入して、任意の時点で前記凝縮液が前記床中へ流動床材料1 m3当たり毎時10リットルの液体の最小速度にて連続導入されるようにし、 (b)上記冷却/凝縮工程を迂回する第2流(B)を熱交換器に通過させ、次い で反応器中へ再導入する ことを特徴とするオレフィンモノマーを重合させる連続ガス流動床法。 2. 凝縮液を、流入する流動化用ガスと床の残部との間の温度勾配の上限値よ りも高い流動床中へ直接導入する請求の範囲第1項に記載の方法。 3. 第2流(B)を液体の注入から生ずる冷却の増大を吸収すべく充分に熱交 換器により加熱して、プロセスにおける熱バランスを維持する請求の範囲第1項 または第2項に記載の方法。 4. 第2流(B)を液体が凝縮する温度まで熱交換器により冷却し、凝縮液を 床中への導入前に流れから分離する請求の範囲第1項または第2項に記載の方法 。 5. 凝縮液を床中への導入前にガス流から分離する請求の範囲第1〜3項のい ずれか一項に記載の方法。 6. (a)エチレン、(b)プロピレン、(c)エチレンとプロピレンとの混 合物、および(d)成分(a)、(b)もしくは(c)と混合された1種もしく はそれ以上の他のα−オレフィンから選択されたオレフィンモノマーを、エチレ ンおよび/またはプロピレンの少なくとも幾分かを含むガス流を反応器における 流動床に反応条件下で重合触媒の存在下に連続循環させることにより重合させる 連続ガス流動床法の始動プロセスにおいて、前記反応器から抜き取られた前記循 環ガス流を2つの 流れ(AおよびB)に分割すると共に、 (a)液体が凝縮する温度まで冷却されている第1流(A)を次いで反応器内の 流動床中へ直接に再導入して、任意の時点で前記凝縮液が前記床中へ流動床材料 1m3当たり毎時10リットルの液体の最小速度にて連続導入されるようにし、 (b)上記冷却/凝縮工程を迂回する第2流(B)を熱交換器に通過させ、次い で反応器中へ再導入する ことを特徴とするオレフィンモノマーを重合させる連続ガス流動床法の始動プロ セス。 7. 第2流(B)を、液体の注入から生ずる冷却の増大を吸収すべく充分に熱 交換器により加熱して、このプロセスにおける熱バランスを維持する請求の範囲 第6項に記載の方法。 8. 重合触媒を凝縮液流と共に流動床中へ直接導入する請求の範囲第6項また は第7項に記載の方法。 9. 反応器床における凝縮液の導入を、反応器内部への活性触媒の導入前およ び/または重合が生ずる前に開始する請求の範囲第6項または第7項に記載の方 法。
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