JP2002507137A - 収納部のための不正行為に強い回転式ロック装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 シンプルに構成されたキー（５５）によりアンロックされるとともに、制限されたアクセスと独特の幾何学的形状によって不正行為から保護する、シンプルで低コストなロック装置（２０）である。アクセスは、独特な星形を備えたキー穴（３６）を有したカムツイスター（３０）のアクセスを保護するスピンブッシュ（５０）により制限される。

Description

【発明の詳細な説明】 収納部のための不正行為に強い回転式ロック装置 技術分野 本発明はシンプルで低コストな回転式ロック装置に関し、より詳細には所要の キーなしに不正行為によりアンロックされることも阻止するロック装置に関する ものである。 発明の背景 例えば化粧室のディスペンサーをロックするために使用される、シンプルで低 コストなロック装置は、キーの回転でカムツイスターに誘起されるカム運動によ ってアンロック可能である。このカムツイスター品は公衆にさらされる露出面を 有するものとされることがあり、キーの四角形断面に合致する四角形の凹部を持 つものとされることがある。このロックのデザインは、コスト効果と使用の容易 性が実証されているが、キーなしに不正行為によってアンロックされやすい。公 衆にさらされたカムツイスターの露出面を人間の指により、またはペン、鉛筆ま たは、ねじ回しなどの物体を四角形の凹部に突き刺して回すことによりロック装 置は作動可能である。カムツイスターと人の指（または物体）との間の摩擦は、 大抵の場合、キーなしでカムツイスターを回して、装置をアンロックするのに十 分なトルクの適用を可能にすることが実証されている。 発明の目的および要約 本発明の主な目的は、シンプルで低コストで、さらに所要のキーなしに不正行 為によってアンロックされることに抵抗力があるロック装置を提供することであ る。 本発明の別の主な目的は、シンプルで低コストで、さらに所要のキーなしに不 正行為によってアンロックされることに抵抗力があるロック装置で固定されたア クセスドアを備えた剛性収納部を提供することである。 本発明の付加的な目的と利点の一部分は後で述べるが、一部分は説明から明ら かであろうし、また、発明の実施により知ることができる。本発明の目的と利点 は、特に請求の範囲に示された構成及び組み合わせによって認識でき、達成でき る。 本発明の目的を達成し、かつ、ここで具体化され概略説明された本発明の目的 にしたがって、本発明のロック装置は、剛性収納部の一部に含まれ、この収納部 内部へのアクセスに対する保護を与える。収納部内部へのアクセスは、該収納部 の一部を構成し、閉じられたときに内部空間に臨む内面を有するドアによって提 供することができる。少なくとも一つのフック部材がドアの内面から延びるよう に形成できる。 このロック装置は、スピンブッシュと星形カムツイスターとラッチ部材とを含 んでいる。ラッチ部材は、該ラッチ部材の軸方向移動がロック装置をアンロック するように構成し、配置できる。ドアを固定し収納部の内部空間へのアクセスを 閉ざすために、ラッチ部材はドアの対応するフック部材とかみ合うよう構成され 配置された少なくとも一つのフック部材を含むことができる。 星形カムツイスターは、キーを受ける軸方向の凹部が構成された回転部材を備 える。星形カムツイスターは、剛性収納部に対し回転可能に配置され、それに対 して軸方向移動しないように保持される。 スピンブッシュは、剛性収納部に対し回転可能に配置され、それに対して軸方 向移動しないように保持される。スピンブッシュの回転が星形カムツイスターを 回転させないようスピンブッシュは星形カムツイスターと離間している。しかし ながら、スピンブッシュは、星形カムツイスターの軸方向凹部と同軸の軸方向に 延びる貫通穴を有している。 スピンブッシュの貫通穴の幾何学的形状に合致するキーであれば星形カムツイ スターの凹部に挿入でき、キーが星形カムツイスターを回すことが可能になるよ うに、星形カムツイスターの凹部の幾何学的形状と、スピンブッシュの貫通穴の 幾何学的形状とは相補的である。星形カムツイスターの回転がラッチ部材の軸方 向移動をもたらすよう、ラッチ部材の一端は星形カムツイスターの一端とかみ合 うよう構成されている。しかしながら、ロック位置に向けてラッチ部材を軸方向 に付勢する手段が備えられている。ラッチ部材は、この付勢手段に抗してラッチ 部材を軸方向に移動させることによって、ロック装置をアンロックするよう構成 し配置できる。 この明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付の図面は、本発明のひとつ の実施の形態を示し、明細書と共に発明の原理を説明するために役立つ。 図面の簡単な説明 図１は、図のなかに示された固体部材の裏側の配置を鎖線で示す、壁に取り付 けられたペーパ製品のディスペンサーとして実施した、現在のところ好適と考え られる本発明の実施の形態を示す正面図である。 図２は、ドア部品の開かれた配置を鎖線で示す、図１の矢印２−２の方向で透 視により得られた部分断面図と部分側面平面図である。 図３は、図２の矢印３−３の方向で透視により得られた部分断面図と部分側面 平面図である。 図４は、図３と同様の透視により得られた部分断面図と部分側面平面図である 。 図５は、本発明の当面の好適な実施の形態を示す構成部品とその一部分の斜視 組立て図である。 図６は、図４の矢印６−６の方向で透視により得られた、図４で示された構成 部品の部分側面平面図であり、ロック位置が鎖線で示され、アンロック位置が実 線で示されている。 発明の詳細な説明 現在のところ好適と考えられる本発明の実施の形態について、一つまたはそれ 以上の例を添付図面に示して詳細に説明する。各実施の形態は発明の説明のため に用意されたものであり、発明を限定するものではない。実際に、本発明の精神 の範囲を逸脱することなく本発明の様々な改良と変更とが当業者により可能であ る。例えば、一つの実施の形態の一環として示されまたは説明された特徴は、さ らなる実施の形態をもたらすよう別の実施の形態に利用できる。つまり、本発明 は請求の範囲の範疇とその均等物から生じる改良と変更をカバーするよう意図さ れている。図面と説明にわたって同一の符号は同一の構成要素に与えられている 。 本発明のロック装置が、剛性収納部の内側に対しアクセスすることから保護す るために利用され、該収納部内にそのロック構成部品が収納されていることが望 ましい。本発明は、ラッチ部材の軸方向移動が選択的にロックからアンロックへ 、およびその反対のロック装置の動作モードの変換をもたらすように、ロック装 置内で機能することが望ましい。さらに、本発明に係るロック装置において、キ ーの回転運動が、ラッチ部材と、キーを受ける回転部材との間に相互作用するカ ムの構成によってラッチ部材の所望のアンロック運動をもたらす。さらに、ロッ ク装置は重力の方向に対する方位に関係なく機能することができる。 本発明のロック装置の当面の好適な実施の形態は、図２に実線で、図１に破線 で示されており、全体として符号２０で表されている。ロック装置は剛性収納部 の一部に収納され、図１に示される実施の形態ではペーパータオルのディスペン サー２２の形態を取るものである。ディスペンサー２２は剛性のあるプラスチッ ク材で形成され、透明なプラスチックドア２３を有し、このドアは、装置２０と は反対側のドア２３の側部近傍でヒンジ結合されている。ドア２３は装置２０の 近傍で掛けがねをかけて閉じられる。図２に点線で示されるように、ドア２３は 図１の面から離れる方向に、観察者の方に向けてヒンジ回りを旋回する（図１と 図２に示される図では見えない）ことで開く。図２に示されるように、ドア２３ は少なくとも一つのフック部材２６を有しており、望ましくは３つのフック部材 ２６が、ディスペンサー２２の内側に面してロック装置２０近傍で、ドア２３の 表面の高さに沿って左右対称に配置される。以下に詳細に説明するロック装置２ ０と特に関連がある構成部品以外については、ディスペンサー２２の残りの構成 部品は、引用により本明細書に組み入れられる米国特許出願番号０８／５４３， １７９に説明されたように構成され、配置され、機能する。 本発明のロック装置は、キーを受ける軸方向凹部を構成する回転部材を備えた 星形カムツイスターを含んでいる。例えば、図５に示されるように、星形カムツ イスター３０は縦軸３１を定める。星形カムツイスター３０はセンタ縦軸２８回 りに配置された円筒対称形の構成部品のように構成されることが望ましい。つま り、星形カムツイスター３０は、第１端部３１と、該第１端部の反対側に配置さ れた第２端部３２とを定める。円周方向に延びる溝３３が星形カムツイスター３ ０の外周面に形成され、第１端部３１と第２端部３２との間のおよそ中間まで向 けられている。図５に示されたように、溝３３はリテイナークリップ３４を回転 可能に受けるよう構成されている。 例えば、図１から図４で示されるように、星形カムツイスター３０は、ディス ペンサー２２で構成される剛性収納部の内部空間に回転可能に支持されている。 例えば、図３と図４で示されるように、ツイスター３０の第１端部３１は、やは りディスペンサー２２の内側の一部分を形成するフランジ２４に形成された円形 断面の開口を貫通する。星形カムツイスター３０はリテイナー３４と肩部３５と で回転可能に支持されている。例えば、図５で示されるように、肩部３５は星形 カムツイスター３０の外面の一部分として一体的に形成され、その周囲を取り巻 くよう延びている。リテイナー３４と肩部３５は星形カムツイスター３０のディ スペンサー２２に対する軸方向移動を阻止するが、それに対する回転運動は許す ものである。 図３と図５で示されるように、軸方向に延びる第１開口３６は、星形カムツイ スター３０の第１端部３１の凹部として形成される。第１開口３６の横断面の形 状は四角の頂点を有する星形であり、つまり、頂点３７は直角をなすものである 。図４と図５で示されるように、星形カムツイスター３０の第２端部３２は、円 筒壁３９で囲まれた、軸方向に延びる第１カム部材３８で構成されている。第１ カム部材３８はカム受容部材４６（以下で説明される）とかみ合うよう構成され 、これにより第１カム部材３８によるカム受容部材の回転がロック装置の開放を もたらす。図４と図５で示されるように、第１カム部材３８は縦断面で略三角の 形状を有している。 例えば、図１で示されるように、軸方向に延びるラッチ部材４０はディスペン サー２２で形成された剛性収納部の内部に対して、軸方向移動できるように取付 けられている。例えば、図２で示されるように、ディスペンサー２２内に形成さ れた複数の離間したリブ４３は、ラッチ部材４０の長さ方向に沿って一体的に形 成された対応するＣ形トラック４４に摺動可能に受けられる。図２で示されるよ うに、ラッチ部材４０は、ロック装置を各々ロック、アンロックするために、一 致するフック部材２６と選択的に係合し解放するよう第１端部４１に構成された 少なくとも一つのフック部材４５を有している。示される実施の形態では、３つ のフックが設けられ、ラッチ部材４０の長さ方向に同じ間隔で離れている。 例えば、図４と図５で示されるように、ラッチ部材４０は、星形カムツイスタ ー３０の第１カム部材３８とかみ合うカム受容部材４６を構成する第２端部４２ を有している。カム受容部材４６は、第１カム部材３８がカム受容部材４６の波 状面を乗り越える際に、第１カム部材３８の回転がラッチ部材４０の軸方向移動 を生じるよう構成されている。 軸方向移動に抗してラッチ部材を付勢する手段が備えられ、軸方向移動は、受 容部材４６を乗り越える第１カム部材３８の回転によりなされる。例えば、ここ で具体化され、図２に示されるように、第１カム部材３８の回転により引き起こ されるような軸方向移動に抗してラッチ部材４０を付勢する手段は、圧縮スプリ ング４７を含むことができる。図３に示されるように、スプリング４７の一方の 部分、この場合におけるスプリング４７の第１端部４８が剛性収納部に対して軸 方向移動しないように固定されている。例えば、図３と図４で示されるように、 スプリング４７の他の部分、この場合におけるスプリング４７の第１端部４８と は反対側にある、スプリング４７の第２端部４９が、ラッチ部材４０に結合され たリテイナー２５に突き当てられている。このように構成され配置されているの で、スプリング４７はラッチ部材４０をロック位置にとどめるよう付勢し、この ことは、ラッチ部材４０の各フック部材４５が、それと対応してはまり合うフッ ク部材２６と係合するようにすることを達成するものである。 本発明によるロック装置は、さらにスピンブッシュを含んでいる。図３と図５ で示されるように、スピンブッシュ５０は、第１端部５１と、該第１端部の反対 側に配置された第２端部５２とを有する、第２の軸方向に延びた円筒形部材を定 める。図３と図５で示されるように、スピンブッシュ５０は、剛性収納部の内部 空間でリテイナー２７によって回転可能に支持されている。図３で示されるよう に、スピンブッシュ５０の第２端部５２は、ディスペンサー２２の外壁を介して 開口２９の皿繰り部にぴったりと収まっている。リテイナー２７はスピンブッシ ュ５０の円周回りの溝５３（図５）に固定され、剛性収納部の内部であるディス ペンサー２２の外璧の内部側と端を接しており、スピンブッシュ５０がディスペ ンサー２２の外壁の開口内で自由に回転することを可能にするものである。 図３で示されるように、スピンブッシュ５０の第１端部５１は、星形カムツイ スター３０の第１端部３１と離間して配置されている。最小限で１／１６インチ でなければならない軸方向の隙間がスピンブッシュ５０と星形カムツイスター３ ０との間で保たれる必要がある。図３と図５で示されるように、スピンブッシュ ５０の第１端部５１は軸方向に延び、そこに第２凹部を形成する第２開口５４を 定める。例えば、図３で示されるように、第２開口５４は第１開口３６と同軸で ある。さらに、図３と図５で示されるように、第２開口５４の横断面形状は、星 形カムツイスター３０の第１開口３６の星形断面内に、回転しないように受容で きるように構成されている。換言すれば、第２開口５４と同一の横断面形状に構 成されているキー５５は、第１開口３６に挿入可能で、星形カムツイスター３０ の第１開口３６内で回転しないようにされている。示された実施の形態では、四 角の頂点、星形の幾何学的形状が第１開口３６のために選択され、相補四角形の 幾何学的形状が第２開口５４とキー５５とに使用されている。しかし、同じ効果 を得るために別の相補的な幾何学的形状も使用できる。例えば、正三角の頂点、 星形の幾何学的形状が第１開口３６に使用でき、これと相補的な正三角形の幾何 学的形状が第２開口５４とキー５５に使用できる。 作用において、ラッチ部材４０の軸方向移動が選択的にロックからアンロック およびその反対のロック装置の動作モードの変換をもたらす。星形カムツイスタ ー３０、リテイナー２５、２７、３４、ラッチ部材４０、圧縮スプリング４７、 スピンブッシュ５０およびキー５５が図５の組立図に示されている。キー５５を 除いて、これら全ての構成部品は、この場合たまたまタオルディスペンサーであ るディスペンサー２２内に収納されている。装置の唯一の露出面は、スピンブッ シュ５０の第２端部５２であり、これは四角の貫通口５４を有している。スピン ブッシュ５０は収納部２２の開口２９内にリテイナー２７によりしっかりと所定 位置に保持されている。しかしながら、スピンブッシュ５０は時計回りまたは反 時計回りに全３６０度自由に回転できる。星形カムツイスター３０は、スピンブ ッシュ５０の第１端部５１と同軸であるが離間した状態で配置されている。星形 カムツイスター３０の第１開口３６は、星形幾何学的形状（図５）がスピンブッ シュ５０の四角形貫通口５４に向いて、これと同軸になるように配置されている 。星形カムツイスター３０の第２端部３２は、ラッチ部材４０のカム受容部材４ ６とかみ合うカム部材３８を含んでいる。リテイナー３４は収納部２２内に星形 カムツイスター３０をしっかりと保持し、星形カムツイスター３０の収納部とス ピンブッシュ５０とに対する軸方向移動を妨げる。しかし、リテイナー３４は少 なくとも６in-lbsのトルクを受けた際に、星形カムツイスター３０がその中心軸 まわりを全３６０度、時計回りか反時計回りかのどちらかに回転することを可能 にする。星形カムツイスター３０の回転をもたらすために必要なトルクの大きさ は圧縮スプリング４７の長さの関数であり、該スプリングは、どの程度のトルク がラッチ部材４０を軸方向に移動するために加えられる必要があるのかを決定す る軸方向への力を加える。 本発明の回転式ロック装置を作動させるためには、キー５５が、キー５５の横 断面形状と大きさに合致する貫通口５４を有するスピンブッシュ５０内に挿入さ れる。スピンブッシュ５０の第２開口５４にのみ挿入されたキーは、この時点で キー５５を回してもスピンブッシュ５０のみが回転できるので、装置をアンロッ クできない。キー５５はさらに、キーが星形カムツイスター３０の第１開口３６ の星形幾何学的形状に当たるまで軸方向に挿入される必要がある。この時点で、 キー５５を回すと、キー５５の四角断面が星形カムツイスター３０内の８つの可 能な四角のかみ合い位置のひとつに合うことができる。この時点で、キー５５は 星形カムツイスター３０に対して非回転により保持されるようになり、約６in-l bsの最小トルクで星形カムツイスター３０を回転させることができ、つまり、回 転式ロック装置はアンロック状態になることができ、それに応じて図示された実 施の形態の収納部をアンロックする。 以下のことを検討することで本発明の抗不正行為の特徴が理解できる。不正行 為をしようとする者がスピンブッシュ５０をロック装置へのアクセスポイントと 知ると、この不正行為者は、スピンブッシュ５０の第２開口５４に軸方向の力を 加えることで装置をアンロックしようと試みるであろう。しかしながら、不正行 為者の行為は意図したアンロック効果を生じない。人間の指でスピンブッシュ５ ０を回しても単にスピンブッシュ５０が回るだけである。スピンブッシュ５０と 星形カムツイスター３０との間の軸方向の隙間がこの２つの構成部品の間の、摩 擦によって起こるかみ合いによる回転運動の伝達を阻止する。 不正行為者が、ペン、鉛筆、ドライバーの刃などのテーパ付き物体をスピンブ ッシュ５０の第２開口５４に突き通し、スピンブッシュ５０を回転させた場合、 同様の無駄な結果を引き起こす。スピンブッシュ５０を回すことは星形カムツイ スター３０の回転をもたらさない。この同様の無駄な結果は、第２開口５４より も大きい如何なる物体をもスピンブッシュ５０に突き通すことで生じる。 形状を問わず、スピンブッシュ５０の第２開口５４よりも小さい物体であれば 、スピンブッシュ５０を通り抜けることができ、スピンブッシュ５０方向への軸 方向の力が継続した場合、星形カムツイスター３０に接触できる。しかしながら 、物体はスピンブッシュ５０の第２開口５４よりも小さいので、該物体の回転は 、星形カムツイスター３０の第１開口３６のどのロック位置へのかみ合いをも許 容しない。星形カムツイスター３０は、物体が正確に同じサイズと形状とである ことを必要とする。つまり、不正な物体は星形カムツイスター３０を回転させる ことなく単に、星形カムツイスター３０の第１開口３６内で回転するだけである 。発現可能な如何なる摩擦力も、圧縮スプリング４７が与える回転抵抗に打ち勝 つために十分なものではない。 スピンブッシュ５０の第２開口５４より全体的に小さく異なる断面ではあるが 、第２開口５４と同じサイズの単一のエッジを有している物体を使用した場合に も、同様の結果が起こる。例えば、ナイフ、真直ぐなブレードを有するドライバ ーまたは、ありそうにもないが三角形のツールである。 スピンブッシュ５０を、独自に位置決めされ構成されたスピンブッシュ５０の 第２開口５４と互換性のある幾何学的形状を有する第１開口３６を備えた星形カ ムツイスター３０と組合わせることで、本発明のロック装置は、一致した幾何学 的形状を有する意図されたキー５５以外の如何なる手段によってもアンロックさ れることを阻止するものである。 発明の好適な実施の形態が特定の表現を用いて、例示的な目的でのみ説明され ているが、請求の範囲の精神と範囲を逸脱することなく変更と変形が可能である 。 図示された例示的な実施の形態において、スピンブッシュと星形カムツイスター とが、ここに引用により組み入れる米国出願番号０８／５３４，１７９でさらに 詳細に説明され、具体化されている回転式ロック装置内において作用するよう示 されている。しかしながら、これらの構成部品の新規性は別の回転式のロック装 置にも適用できる。これらの新しい構成部品は、実施の形態として上に説明した ように、許可されたキー（図５）の使用による以外は回転式ロック機構の活動を 阻止する。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．剛性収納部の内部空間へのアクセスを制限する不正行為に強いロック装置で あって、 縦軸を定める星形カムツイスターを備え、該星形カムツイスターは、第１端 部と、該第１端部の反対側に配置される第２端部とを有する第１の軸方向に延 びる部材を定め、前記星形カムツイスターの第１端部は星形横断面を有する軸 方向に延びる第１開口を有する形状に構成され、前記星形カムツイスターの第 ２端部は軸方向に延びる第１カム部材を有する形状に構成され、前記星形カム ツイスターは前記剛性収納部の内部空間に回転可能に保持され、前記カム部材 はカム受容部材に係合するよう構成され、前記第１カム部材の回転が前記ロッ ク装置の開放をもたらすようになっており、 スピンブッシュが設けられ、該スピンブッシュは前記剛性収納部の内部空間 内に回転可能に保持され、該スピンブッシュは、第１端部と、該第１端部の反 対側に配置される第２端部とを有する第２の軸方向に延びる部材を定め、該ス ピンブッシュは前記星形カムツイスターの第１開口の横断面形状内に回転でき ないように受容された横断面形状を有する軸方向に延びる第２開口を定め、前 記スピンブッシュの第１端部は、前記星形カムツイスターの第１端部と離間し て配置されている、 ことを特徴とするロック装置。 ２．前記ロック装置を各々ロック、アンロックするために選択的にフック部材を 係合し解放するよう構成されている第１端部を有する軸方向に延びるラッチ部 材を備え、該ラッチ部材は前記第１カム部材を受容するための前記カム受容部 材が構成された第２端部を有している請求項１に記載の装置。 ３．前記カム部材と前記カム受容部材とは前記第１カム部材の回転が前記ラッチ 部材の軸方向の移動をもたらすよう構成されている請求項２に記載の装置。 ４．前記第１カム部材の回転による軸方向移動に抗して前記ラッチ部材を付勢す る手段を備えている請求項３に記載の装置。 ５．軸方向移動に抗して前記ラッチ部材を付勢する前記手段は、軸方向移動に逆 らって前記剛性収納部に対して固定された少なくとも一つの部分を有している スプリングを含む請求項４に記載の装置。 ６．剛性収納部の内部空間へのアクセスを制限する不正行為に強いロック装置を 備えた剛性収納部であって、 前記剛性収納部を定め、その内部空間を囲む壁と、 縦軸を定める星形カムツイスターと、 を備え、 該星形カムツイスターは第１端部と、該第１端部の反対側に配置される第２ 端部とを有する第１の軸方向に延びる部材を定め、前記星形カムツイスターの 第１端部は星形横断面を有する軸方向に延びる第１開口を有する形状に構成さ れ、前記星形カムツイスターの第２端部は軸方向に延びる第１カム部材を有す る形状に構成され、前記星形カムツイスターは前記剛性収納部の前記壁で囲ま れた内部空間内に回転可能に保持され、前記カム部材はカム受容部材に係合す るように構成され、前記第１カム部材の回転は前記ロック装置の開放をもたら すようになっており、 スピンブッシュが設けられ、該スピンブッシュは前記壁で囲まれた前記剛性 収納部の内部空間内に回転可能に保持され、該スピンブッシュは、第１端部と 、該第１端部と反対側に配置される第２端部とを有する第２の軸方向に延びる 部材を定め、該スピンブッシュは前記星形カムツイスターの第１開口の横断面 形状内に回転できないように受容された横断面形状を有する軸方向に延びる第 ２開口を定め、前記スピンブッシュの第１端部は、前記星形カムツイスターの 第１端部と離間して配置されている、 ことを特徴とする剛性収納部。 ７．前記壁により構成され、閉じたときに内部空間に面する内面を有するドアを 備え、該ドアは少なくとも該内面から延びる一つのフック部材を備えており、 前記ロック装置を各々ロック、アンロックするために選択的にフック部材と 係合し解放するよう構成されている第１端部を有する軸方向に延びるラッチ部 材が設けられ、該ラッチ部材は前記第１カム部材を受容するためのカム受容部 材を有する形状に構成された第２端部を有している、 請求項６に記載の装置。 ８．前記カム部材と前記カム受容部材とは前記第１カム部材の回転が前記ラッチ 部材の軸方向の移動をもたらす形状に構成されている請求項８に記載の装置。 ９．前記第１カム部材の回転による軸方向移動に抗して前記ラッチ部材を付勢す る手段を備えている請求項８に記載の装置。 10．軸方向移動に抗して前記ラッチ部材を付勢する手段は、軸方向移動に逆らっ て前記剛性収納部に対して固定された少なくとも一つの部分を有しているスプ リングを含む請求項９に記載の装置。