JP2002506497A - 車両ドアのラッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ドアが閉鎖位置に近づく時にストライカーと機能的に共作用する開口部（１２）を有する、枢動可能に取り付けられたラッチ掛けつめ（１０）と、ドアを保持するラッチ掛け状態でつめ（１０）を保持するように、つめ（１０）と自己係合するラッチ掛け爪（１６）と、ドアを開放するためにラッチ掛け爪を選択的に取り外す作用をするラッチ掛け取外し手段とを有する車両用ドアラッチ組立体。ラッチ掛け取外し手段は、つめとの係合を外してラッチ掛け爪を運搬するように、静止位置から移動可能な爪リフタ（２０）と、静止位置から爪リフタを係合及び移動させるように移動可能である電動出力部材（２４）と、第一位置と第二位置との間で電力作動される入力部材と、第二位置へ入力部材が移動する時、出力部材を移行させるように、入力部材（３０）を出力部材へ解放可能に駆動接続するクラッチ手段（２３、３２）と、駆動接続へ及びから外してクラッチ手段を運搬するオーバーライディング要素とを具備する。オーバーライディング要素は、ドアの手動操作可能な解放リンクへ機能的に連結され、爪リフタの手動操作が入力手段の電動作動の欠陥又は機能不全によって妨げられないことを保証する。

Description

【発明の詳細な説明】 車両ドアのラッチ 本発明は、軽乗用車及び貨物車等の車両ドア用ラッチに関する。 ドアの電動ロック及び電動ラッチ掛けは、一層好まれてきており、中央のロッ クシステムの役割としても、ドアのより効果的な風雨シールが可能となり、スタ イル及びデザインにおいてより自由となる。従来の手動内側ハンドル及び外側ハ ンドルのために必要とされる機械的リンク及び構成要素のほとんどを処理する点 で、ドアの電動作動されたラッチ掛け外しのために付与する利点と、特別な適合 なしで広範囲の車両モデル及びタイプのドアに急速に据え付けられることができ る標準型の一体のロック及びラッチモジュールを付与する利点がある。 電動閉鎖の例は、１９９７年５月２３日付の我々の同時係属出願の英国特許出 願第９７１０６０２．５号において記載及び特許請求されており、望まれるなら ば、本発明はこの構造と便利にも組み合わされることができる。 本発明の目的は、車両ドアラッチ組立体における改良、特に、経済的、効果的 及び確実な形態の電動のラッチ掛け取外し能力を有するラッチを付与する。 本発明によれば、ドアが閉鎖位置に近づく時にストライカーと機能的に共作用 する開口部を有する、枢動可能に取り付けられたラッチ掛けつめと、ドアを保持 するラッチ掛け状態でつめを保持するように、つめと自己係合するラッチ掛け爪 と、ドアを開放するためにラッチ掛け爪を選択的に取り外す作用をするラッチ掛 け取外し手段とを有する車両用ドアラッチ組立体において、ラッチ掛け取外し手 段は、つめとの係合を外してラッチ掛け爪を運搬するように、静止位置から移動 可能な爪リフタと、静止位置から爪リフタを係合及び移動させるように移動可能 である電動出力部材と、第一位置と第二位置との間で電力作動される入力部材と 、第二位置へ入力部材が移動する時、出力部材を移行させるように、入力部材を 出力部材へ解放可能に駆動接続するクラッチ手段と、駆動接続へ及びから外して クラッチ手段を運搬するオーバーライディング要素とを具備し、オーバーライデ ィング要素は、ドアの手動操作可能な解放手段へ機能的に連結され、爪リフタの 手動操作が入力手段の電動作動の欠陥又は機能不全によって妨げられないことを 保証する車両ドアのラッチ組立体が付与されている。 出力部材は、便利にも、爪リフタとの係合のために配置されたアームと、クラ ッチ手段の第一要素を形成する駆動構成部材を備えた第二アームとを有する電動 の解放レバーである。 入力部材は、クラッチ手段の第二要素を形成する駆動構成部材の角度方向の移 動及び運搬するために、電気回路又は他の電動アクチュエータへ連結されること ができ、クランク要素のピボットは、解放手段の手動操作時に移行させられるオ ーバーライディング要素上で担持されている。 本発明の一例が、添付図面を参照してここでより特別に記載されている。 図１は、本発明に関連していないいくつかの部分が明確さのために除去された 、車両ドアのラッチ組立体の斜視図である。 図２は、係合された静止位置における車両ドアラッチ組立体の電動ラッチ掛け 取外し部分の図である。 図３は、電動のラッチ掛け取外し位置における車両ドアラッチ組立体の電動ラ ッチ掛け取外し部分の図である。 図４は、クラッチを放された手動のオーバーライド位置における車両ドアラッ チ組立体の電動ラッチ掛け取外し部分の図である。 図１をまず参照すると、公知の方法でドア（図示せず）に機能的に留められた 、ラッチ組立体は、関連のドアポストへ機能的に取り付けられたストライカ（図 示せず）と共作用する開口部１２を有する従来の回転ラッチ掛けつめ１０を有す る。ラッチ掛け爪１６は、公知の方法でつめと自己係合し、ドアがほぼ閉められ ている第一安全位置と、ドアが完全に閉められている内側位置とにおいて、つめ １０、それゆえドアを解放可能に保持する。 この組立体は、我々の同時係属出願において記載されているように、電動のド アの閉鎖及びラッチ掛けを含む。 ラッチ掛け取外し手段は、図面に示されている静止位置から角度方向に移動さ せられる時、爪リフタ２０と係合する爪１６と共軸に枢動させられる二つのアー ムレバーの形態の爪リフタ２０を有し、つめ１０から爪１６を取外してドアを自 由にして開放させる。手動操作可能な解放手段は、ロックリンク（図示せず）が ロックされていない状態にある時にリフタ２０と共に爪１６と共軸に枢動させら れる、手動解放レバー２１を有する。レバー２１は、ロックリンク（図示せず） はロックされていない状態にある時、リフタ２０の移動のためにリフタ２０へ連 結される。ドアの手動解放部材（図示せず）、例えばドアハンドルは、レバーの 右側アームと上端部において接続部を有する垂直な長手方向に移動可能なリンク ２２を通してレバー２１へ連結される。 図２〜４において最もよく示されているように、電動解放レバー２４の形態の 出力部材は、固定されたピボット上でてこ支持されていおり、このピボットの軸 線が爪軸線に直角な平面内にある。この左側アーム２６は、アーム２６が時計回 りに回転させられる時にア ーム２６はリフタ２０を移動させ、レバー２１と独立して爪１６を取り外すよう に、爪リフタ２０の右方向の拡張部の下面と係合するように配置されている。レ バー２４の右側アームは、レバー軸線から離れて開放している切欠部２８の形態 の駆動機構において終わっている。 この右側アームと並んで延びているクランク３０の形態の入力部材は、駆動ピ ン３２を有する。図１〜３に示されている位置において、クランク３０の角度方 向運動がレバー２４へ伝達されるように、この駆動ピン３２は切欠部２８内に係 合されている。電気アクチュエータモータ（図示せず）は、電動のクランク３０ へ選択的に操作可能な垂直な電動駆動リンク３４によって、クランク３０へ連結 されている。 クランク３０は、揺動するオーバーライディング（補助的手動）要素３６の下 端部上で枢動させられており、この要素の上端部は、解放レバー２４の軸線と離 間して平行な関係で、固定されたピボット３８上に取り付けられている。図１〜 ３において示されている角度位置において、クランク３０及びレバー２４のピボ ット軸線はほぼ一致し、駆動係合している切欠部２８及びピン３２によって構成 されるクラッチ手段を維持する。 要素３６の下端部は、垂直リンク２２の上端部上で上方向に傾斜する傾斜路４ ２と共作用するカム構成部材（図１）を有する。もし、例えばバッテリーが電気 を出さないことにより、電動のラッチ掛け取外しアクチュエータ又は関連部分の 任意の機能不全があるならば、この機能不全により、手動操作可能な解放手段の ラッチ掛け／ラッチ掛け取外し機能を妨げ、手動操作可能な解放手段の操作は、 リンク２２の上方向移動という結果を生じ、傾斜路４２が構成部材４０を右に押 させる。これは、解放レバー２４に関して長手方向に クランク３０を移動させ、ピン３２を切欠部２８からクラッチを解き、解放レバ ー２４が手動の解放レバー２１による爪リフタ２０の作動と干渉することができ ないように、解放レバー２４を自由にする。 オーバーライディング要素３６上のばね（図示せず）は、電動の作動が復原さ れる又はリセットされる時、切欠部２８内でピン３２の再係合させる復原力を付 与する。 リンク２２の下端部において切欠部４４は、もしこれが含まれるならば、我々 の同時係属出願において記載されているように、組立体の電動閉鎖機構の不能化 手段を操作するように利用される。こうして、手動の操作が、電動の閉鎖又は電 動のラッチ掛け取外しの任意の故障に関係なく保証される。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 の欠陥又は機能不全によって妨げられないことを保証す る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ドアが閉鎖位置に近づく時にストライカーと機能的に共作用する開口部（ １２）を有する、枢動可能に取り付けられたラッチ掛けつめ（１０）と、前記ド アを保持するラッチ掛け状態で前記つめ（１０）を保持するように、前記つめ（ １０）と自己係合するラッチ掛け爪（１６）と、前記ドアを開放するために前記 ラッチ掛け爪を選択的に取り外す作用をするラッチ掛け取外し手段とを有する車 両用ドアラッチ組立体において、 前記ラッチ掛け取外し手段は、 つめとの係合を外してラッチ掛け爪を運搬するように、静止位置から移動可能 な爪リフタ（２０）と、 前記静止位置から前記爪リフタを係合及び移動させるように移動可能である電 動出力部材（２４）と、 第一位置と第二位置との間で電力作動される入力部材と、 前記第二位置へ前記入力部材が移動する時、前記出力部材を移行させるように 、前記入力部材（３０）を前記出力部材へ解放可能に駆動接続するクラッチ手段 （２３、３２）と、 駆動接続へ及びから外して前記クラッチ手段を運搬するオーバーライディング 要素とを具備し、 前記オーバーライディング要素（３６）は、前記ドアの手動操作可能な解放手 段へ機能的に連結され、前記爪リフタの手動操作が前記入力手段の電動作動の欠 陥又は機能不全によって妨げられないことを保証する車両ドアのラッチ組立体。 ２．前記電動出力部材（２４）は、第一ピボットと、前記爪リフタ（１６）と の係合のために配置された第一アーム（２６）と、前記クラッチ手段の要素を形 成する駆動構成部材（２８）を備えた第 二アームとによって取り付けられている解放レバーであることを特徴とする請求 項１に記載のラッチ組立体。 ３．前記電動入力部材（３０）は、第二ピボットによって取り付けられかつ、 前記クラッチ手段（２３、３２）の要素を形成する駆動構成部材（３２）を備え たアームを有する電気駆動のクランク要素であることを特徴とする請求項１又は ２に記載のラッチ組立体。 ４．前記解放レバーの第二アームと、前記クランク要素の前記アームとは、ほ ぼ面対面関係にあり、それらの遠端部には、前記クラッチ手段（２３、３２）の 共作用する駆動構成部材が備えられていることを特徴とする請求項３中の請求項 ２に係っている部分に記載のラッチ組立体。 ５．前記駆動構成部材の一方はピン（３２）であり、前記駆動構成部材の他方 は切欠部（２８）であることを特徴とする請求項４に記載のラッチ組立体。 ６．前記第二ピボットは、前記切欠部（２８）及びピン（３２）が係合される 位置から、前記切欠部（２８）及びピン（３２）が取り外される位置へ、前記ク ランク要素を移行させるように移動可能であることを特徴とする請求項５に記載 のラッチ組立体。 ７．前記第二ピボットは、前記オーバーライディング要素（３６）上に取り付 けられていることを特徴とする請求項６に記載のラッチ組立体。 ８．前記オーバーライディング要素（３６）は、第三ピボット（３８）によっ て取り付けられたリンクの形態であることを特徴とする請求項７に記載のラッチ 組立体。 ９．前記オーバーライディング要素（３６）は、カム構成部材（４０、４２） を通して、前記オーバーライディング要素（３６）の少なくとも一つ上で、又は 、前記オーバーライディング要素によっ て接触させられた前記手動の操作可能な解放手段の部分上で、機能的に作用され ることを特徴とする請求項８に記載のラッチ組立体。 １０．前記オーバーライディング要素は、前記クラッチ手段が係合される位置 へ弾性的に付勢されることを特徴とする請求項１に記載のラッチ組立体。 １１．請求項１〜１０のいずれかに記載のラッチ組立体を有する車両。