JP2002506391A - ガスアナライザを使用する金属製品の製造 - Google Patents

ガスアナライザを使用する金属製品の製造

Info

Publication number
JP2002506391A
JP2002506391A JP50444199A JP50444199A JP2002506391A JP 2002506391 A JP2002506391 A JP 2002506391A JP 50444199 A JP50444199 A JP 50444199A JP 50444199 A JP50444199 A JP 50444199A JP 2002506391 A JP2002506391 A JP 2002506391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
probe
copper
metal
analyzer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP50444199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3981157B2 (ja
Inventor
ヒュージェンズ,ジョン・アール,ジュニアー
Original Assignee
アサーコ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アサーコ・インコーポレーテッド filed Critical アサーコ・インコーポレーテッド
Publication of JP2002506391A publication Critical patent/JP2002506391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3981157B2 publication Critical patent/JP3981157B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/16Controlling or regulating processes or operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D2/00Arrangement of indicating or measuring devices, e.g. for temperature or viscosity of the fused mass
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/22Devices for withdrawing samples in the gaseous state
    • G01N1/2226Sampling from a closed space, e.g. food package, head space
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/20Metals
    • G01N33/202Constituents thereof
    • G01N33/2022Non-metallic constituents
    • G01N33/2025Gaseous constituents
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/10Devices for withdrawing samples in the liquid or fluent state
    • G01N1/14Suction devices, e.g. pumps; Ejector devices
    • G01N1/1409Suction devices, e.g. pumps; Ejector devices adapted for sampling molten metals
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/22Devices for withdrawing samples in the gaseous state
    • G01N1/2226Sampling from a closed space, e.g. food package, head space
    • G01N2001/2235Sampling from a closed space, e.g. food package, head space over a melt, e.g. furnace
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/40Concentrating samples
    • G01N1/4055Concentrating samples by solubility techniques
    • G01N2001/4066Concentrating samples by solubility techniques using difference of solubility between liquid and gas, e.g. bubbling, scrubbing or sparging
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/22Hydrogen, per se

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ガス、特にH2含有量に関して溶融した金属を分析し、これらの値をベースとして金属製造法を制御するためのガス測定システムを特に使用することにより、スチール及び銅などの金属の製造を改良する方法を開示する。好ましいガスアナライザは、中空プローブとアナライザとを含み、該プローブを溶融した金属内に挿入し、還元性ガス(例えば、CO)を含有するキャリヤガスはプローブ及びアナライザ内を循環する。キャリヤガスはプローブ内のガスを連行し、このガス混合物を溶融した金属内のガスを測定するために参照値と電子的に比較し、アナライザの結果をベースとしてプロセスを制御する。ガスアナライザの別の重要な使用としては、スチール業界で使用するような溶融金属のガス抜き操作におけるものがある。

Description

【発明の詳細な説明】 ガスアナライザを使用する金属製品の製造技術分野 本発明は、鉱石からの金属抽出などの方法、精製方法及び連続鋳造などの機械 的操作法による広範な種類の金属製品の製造、特に、溶融金属中のガスを測定す るためのガス測定システムを使用する加工段階を制御することによる金属製品、 特に銅の製造方法並びに品質の改良に関する。本発明のシステムは、アナライザ 装置とプローブを使用することを含み、該プローブを金属製品製造法の任意の加 工段階で溶融金属中に挿入し、アナライザとプローブとの間の回路を循環する特 定のキャリヤガスを使用し、アナライザはプローブに閉じこめられたガスとキャ リヤガスとの混合物によって得られる値と参照値とを電子的に比較して溶融金属 のガス測定読み取り値を与える。従来の技術 スチールなどの金属を製造するには、鉱石からの鉄抽出から、スチールを形成 するために溶融鉄を酸素及び炭素と処理する実際のスチール製造段階までの多く の加工段階がある。スチール製造法や同様の銅製造法または他の金属製造法では 、溶融金属を加工して最終的には製品に形成する。 連続鋳造による銅の製造は当業界で公知である。本明細書中、参照として含ま れるA.K.Biswas及びW.G.Davenportの"Extractive Metallurgy of Copper"、第 1版、17章、336-368頁には、該製造法が詳細にわたって記載されている。 本明細書中、参照として含まれるPhillipsらの米国特許第3,199,977号に記載 されているように、基本的には、純粋な銅のカソードまたは他の形態を炉の中で 溶融し、溶融した銅を鋳造用の均熱炉に供給する。Asarcoシャフト炉が主として 使用されており、銅を炉の上部に入れ、加熱すると、シャフトを降下するに連れ て溶融する。熱は、炉の底部付近のバーナーで生成した燃焼ガスを衝突、上昇さ せることによって供給する。他の金属及び電気炉(バーナーを使用しない)などの 他 の炉も使用して溶融金属を提供し、さらに加工して金属最終形とすることもでき ようが、以下の記載は、便宜上、銅及びこのタイプの炉について述べる。 炉は元来、溶融ユニットであり、バーナー及び燃焼ガスは、通常、溶融時に銅 が酸化されないようなものである。これは、バーナー中の未消費酸素が炉のシャ フト内に入らないように特別設計されたバーナーを使用し、炉内にやや還元性の 雰囲気を与えるようにバーナーの燃料/空気比を制御することによって実施する 。通常、燃料/空気比は、約3容量%以下、通常1〜3容量%の燃焼燃料の水素含有量 を有する還元性火炎を与えるように制御する。 通常、炉底部には保持能力はなく、溶融した銅はすぐに別のバーナーで熱した 均熱炉に流れる。銅の温度を維持し、銅の不都合な酸化を最小化させるために、 多くの装置では、シャフト炉と均熱炉を接続する樋もバーナーで熱する。 酸素を含む銅は今日、市場での主な製品であり、当業者には他の銅製品(例え ば、20ppm未満の酸素を含まないもの)及びスチールなどの他の金属にも本方法を 使用できると理解されようが、便宜上、以下の記載では該製品について述べる。 一つの形態としては、解放式金型で鋳造した後に滑面(level surface)(フラット セット:flat set)により特徴付けられる精銅がある。銅は約500ppm以下または それ以上、好ましくは100〜450ppmの酸素を含有し、溶融銅中では溶解性で固体 銅中では酸化銅粒子を形成する酸化銅の形態で含んでいる。通常、均熱炉の溶融 した銅の中にくまなく空気を吹き込むことによって酸素レベルを調節する。別の 方法では、必要により酸化性火炎または還元性火炎を有する樋または均熱炉内の バーナーを使用する。 次いで、均熱炉から溶融銅を、例えば、Properzi若しくはSouthwireホイール 鋳造機またはHazelettツインベルト鋳造機などの連続鋳造機に供給する。Hazele tt鋳造機では、溶融銅を2つの同時移動スチールベルトの間で鋳造し、通常、棒 状鋳造物を棒材-圧延機に直接供給する。この棒材を、通常、酸洗ユニットに排 出し、コイル巻し、貯蔵する。 本明細書中、参照として含まれる、J.Dompasに付与された米国特許第4,290,8 23号は、銅を製造するための基本的な連続鋳造法を開示する。Dompas法は、酸素 を含まない銅の長所(延性)と精銅の焼き鈍し性とを有するという酸素含有棒材製 品を製造する。該方法では、均熱炉中の溶融銅の酸素含有量を分析するために固 体電解質を含有する電気化学電解槽(electrochemical cell)を使用し、所望の酸 素レベルに保持するために均熱炉バーナーの燃料/空気比を調節している。 J.M.A.Dompas、J.G.Smets及びJ.R.Schoofsの"Continuous Casting and Rol ling of Copper Rod at the M.H.Olen Copper Refiner Uses No Wheel"(Wire J ournal,1979年9月、118-132頁)なる表題の文献では、典型的な棒材製造法も開 示する。 使用される特定の方法及び制御法に拘わらず、主な問題は、最終銅製品の品質 を高め、外見(表面品質)、導電性並びに、製造及び使用時の物理的挙動に関する 規格に対処することである。 表面品質が悪いというのは、通常、欠陥鋳造を表しており、この問題を調べる ために業界では種々の試験を用いている。欠陥鋳造の原因としては既知及び未知 の任意の原因があるだろうが、重要な試験の一つでは、厳格性(severity)に基づ いて表面欠陥を記録する渦電流デフェクトメーター(defectometer)(Defectomat Instrument)を使用する。金属を鋳造した後(例えば、鋳造機後で圧延機前など) の棒材ラインの任意の場所で表面品質検出器を使用することができ、通常、コイ ル巻機前で使用し、記録した欠陥の数と製品品質との間には直接的相関関係があ ると考えられる。通常、表面品質検出器の記録を度々チェックことによって、ロ ールの摩耗及び他の機械的問題により加工時に欠陥数が増加することが解り、こ れによってオペレーターは何時ロールを保守及び調整しなければならないかを決 定することができる。 表面品質検出器などの種々の自動機械的制御方法を連続鋳造システムで使用す るが、これらの方法は表面品質をモニターする比較的簡単なシステムを提供する だけで、直接的または間接的にプロセス内のより重要な変数を制御するものでは ない。 スチールを含む広範な種類の金属の製造においても同様の問題があり、高級な 金属製品を提供するためには操作パラメーターを制御することが大切である。例 えば、水素脆化(hydrogen enbrittlement)はスチール製造では重要な問題なので 、スチール製造プロセスでは水素制御が非常に重要である。ガス抜き操作は金属 製 造で重要な工程であり、信頼性が高く効率的なガスアナライザがこの目的には重 要である。例えば、ガス抜き、窒素などの不活性ガスを溶融金属に散布したり、 H2などの不都合なガスを除去する物質と溶融金属とを反応させる種々のプロセス を使用してガス抜きすることができる。 従来法の問題点及び欠点を考慮して、本発明の目的は、溶融金属のガス含有量 、特に水素含有量を測定する方法及び装置を提供することであり、この測定によ り金属製造法の種々の段階を制御またはモニターすることができる。 本発明の別の目的は、連続金属鋳造法を制御するための新規システムを提供す ることである。 本発明の別の目的は、連続鋳造によって、銅、特に酸素を含有する銅製品、例 えば、棒材、管、シート及び他の形状の金属を製造する改良法を提供する。 本発明の別の目的は、溶融金属ガス抜き操作で本発明のガスアナライザを使用 することである。 本発明のさらなる目的は、溶融金属のガス含有量を測定するためのガスアナラ イザを提供することである。 本発明の他の目的及び有利な点は、以下の詳細な説明から明らかになるだろう 。発明の開示 鉱石または他の源からの金属の分離段階から、連続鋳造段階または他の手段に より製造した最終製品への金属、特にスチール及び銅の製造法は、特に、アナラ イザ装置及びプローブを含むガス測定システムを用いることにより改良され、該 システムでは、好ましくは中空の該プローブを溶融金属中に挿入し、還元性キャ リヤガス、好ましくは一酸化炭素をプローブとアナライザユニットとの間の回路 内を循環させ、特定の参照値と、キャリヤガス内に取り込まれているプローブ内 のガスと還元性のキャリヤガスとの混合物によって得られた値との間から比較読 み取り値を得る。プローブ中のガスは溶融金属中に含まれていたり、及び/また はプローブ中またはプローブ界面で形成される。ガス読み取り値を使用して、金 属製造法のパラメーター、例えば、溶融金属のガス含有量を分析できるガス抜き 操作及び他の金属製造段階での溶融炉、樋及び/または均熱炉で使用する燃料/ 空 気比を制御することができる。特にこのシステムは、実質的に一部または全キャ リヤガスとして、還元性ガス、例えば、一酸化炭素を使用することにより、及び /または溶融金属中に挿入する際に反応して連行COを形成する炭素含有プローブ を使用することによって利用される。このシステム読み取り値は、銅を製造する ための鋳造製品の表面品質と相関することが判明した。 好ましいガス測定システムは、ALSCANの商品名でBomem Inc.より市販されてお り、その操作及び使用法は、本明細書中、参照として含まれる米国特許第4,907, 440号に充分に記載されている。この装置は2つのユニット、アナライザとプロ ーブとから構成されており、液体アルミニウム及び関連合金の水素含有量を測定 するために開発されたものである。他の好適なプローブ及びアナライザとしては 、本明細書中、参照として含まれるRansleyらに付与された米国特許第2,861,450 号に記載された"Telegas"法で使用するものを用いることができる。このプロー ブは底部が開口になっており(例えば、逆さベル形)、キャリヤガスはプローブの 開口領域に供給されてその上部から出る。当業者には公知の如く他の同様の装置 を使用することもできるが、便宜上、以下の記載では、ALSCAN装置の使用につい て述べる。 また、他の溶融金属システム、特にスチールを本発明の測定システムを使用し てうまく試験することができるが、便宜上、以下の記載では、銅の鋳造について 述べる。概して、アナライザ及びプローブを含むガス測定システムを使用する連 続鋳造による銅の製造法は、 (a)銅を炉内で溶解させ; (b)好ましくは加熱した保持領域へ溶融した銅を移動させ; (c)溶融した銅の中での浸漬に耐えるように充分な耐熱性の好ましくはガス-透過 性の液体-金属-不浸透性の材料から構成される好ましくは中空のプローブ本体を 溶融した銅の中に挿入し、前記プローブはその内部へのガス入口とそこからのガ ス出口とを有し、ガス入口及びガス出口は、入口から出口へ通過する還元性キャ リヤガスが、プローブ界面またはその中に形成し、及び/又は、溶融金属から本 体内部に拡散するガスを連行(entrainment)するためにプローブ本体内部の実質 的な部分を横切るように互いに離して設置され、還元性キャリヤガスは、反応し て COを形成する、例えば、炭素含有プローブを使用することによりキャリヤガスと してまたはその中で形成されるCOなどの還元性ガスを一部または好ましくは全体 として含有し; (d)例えば、電子的測定手段によってアナライザ装置で、連行ガスとキャリヤガ スとの混合物と参照値とを比較し、例えば、連行ガスとキャリヤガスとの混合物 と参照値の抵抗性における差異を測定して; (e)必要により、1つ以上のバーナーの燃料/空気比、溶融した銅の酸素含有量ま たはアナライザの結果をベースとして他の操作パラメーターを調節し; (f)鋳造操作時に段階(c)〜(e)を繰り返す、 該段階を含む。 本発明の別の態様では、プローブを溶融した金属、例えば、スチールに挿入し 、COなどの還元性キャリヤガスを使用し、ガス含有量、主にH2量を測定し、この 値を使用してガス抜き操作を制御することができる。図面の簡単な説明 本発明の特徴は新規であると考えられ、本発明の特徴的な要素は付記請求の範 囲に特に記載する。図面は単なる説明のためであり、縮小して描いたものではな い。しかしながら、構造及び操作方法のいずれに関しても、付記図面と一緒に詳 細な説明を参照することにより本発明をよく理解することができよう。 図1は、本発明を一部として含む銅棒材連続鋳造製造法の典型的なプロセスフ ローチャートを示す図である。 図2は、種々のキャリヤガスを使用する溶融した銅及び溶融したアルミニウム を測定するためにガス測定システムを使用する際の典型的なアナライザ装置読み 取り値対時間を比較するグラフである。発明の実施態様 本発明の好ましい態様を記載するに当たり、数宇で本発明の特徴を参照する図 1及び2の図面を参照する。 通常、ALSCAN装置は、参照値とキャリヤガス-連行ガス混合物との間の電子測 定 の差異を溶融した金属中のガス濃度に結びつけ、この値をアナライザの読み取り 値として出力する。米国特許第4,907,440号に記載の如く、溶融アルミニウムで 使用する際に、アナライザはブリッジ回路の抵抗性における差異を測定し、この 差異は溶融アルミニウム中の水素量と相関する(図2参照)。該特許に記載の如く 、抵抗ワイヤの抵抗性の差異は、実際、連行キャリヤガス混合物と参照ガスとの 熱伝導性の差異により発生する。水素がアルミニウムに含まれている場合、キャ リヤガス(窒素)-連行ガス混合物は水素を含有し、熱伝導性はキャリヤガス単独 の場合よりも高く、ワイヤがどんどん冷却され、この差異は電子的に測定されて 相関することになる。該特許に記載の如く、キャリヤガスが窒素であるとき、ア ルミニウムシステムでは空気が好ましい参照ガスであるため、アナライザ(カサ ロメーター:catharometer)の比較槽(comparison cell)は大気に開放されている 。この装置は、参照ガスの代わりに参照値を使用することにより比較槽を使用せ ずに操作することもでき、この参照値は参照ガスが比較槽で使用されているかの 如く同一値である。 しかしながらこの装置を銅システムで使用すると、キャリヤガスとして窒素を 使用して得られた曲線はアルミニウム浴の曲線とは似ていない。このことは本発 明の譲受人へ譲渡された米国特許第5,293,924号の主題である。図2を参照する と、水素を測定するためにアルミニウムシステムで図1の炭素含有プローブ15と 一緒にキャリヤガスとして窒素を使用することは、酸素及び水素のいずれもが溶 液内に存在するが、特に変数が絶えず変化する連続鋳造法で互いに平衡である必 要ではない、より複雑な銅冶金システムで窒素を使用することとは全く異なるこ とが明らかである。プロセスで発生した他のガス及び酸化銅も溶融物中に存在す る。かくして、図2及び米国特許第4,907,440号に示されているように、アナラ イザの読み取り値はピークに達し、プローブが浸漬している間及び溶融したアル ミニウム内で装置を操作している間はそのピータは(平衡に)保持される。このピ ークはアルミニウムシステム中の溶融物の水素レベルの測定値と相関する。 しかしながら、銅システム中のガスはプローブまたは溶融物-プローブ界面で 混合して溶融物中に存在するのとは異なるガス混合物を生成し、その混合物は溶 融物中に存在する個々のガスとは熱伝導率が異なるため、多くの他のガス、特に 酸 素を含有する銅システムでは、おそらく水素を表すピークが通常初期に得られる が、読み取り値は低い平衡値(A点)に低下するものと仮定される。プローブ設計 、プローブ周辺の金属流、装置の操作などに依存して、ピークを得ることができ なかったり、むしろ平衡値に達する読み取り値だったりすることがある。しかし ながらキャリヤガスに還元性ガスを使用するALSCANガスアナライザシステムを変 形することによって、アルミニウムシステムで窒素ガスを使用したのと同様の金 属中のガス含有量を測定する挙動が得られる。これは以下詳細に記載する図2の 曲線B及びCにより示される。 図1には、本発明のプローブ(アナライザ)及び方法を使用する典型的な銅連続 鋳造プロセスが示されている。銅カソードまたは他の銅の形態でシャフト炉10に 添加し、バーナー11a及び11bを使用して溶融する。溶融した銅は炉から均熱炉13 に流れる。溶融した銅は、シャフト炉10から均熱炉13への移動時にはバーナー12 により加熱し、均熱炉ではバーナー14により加熱することができる。プローブ15 を溶融した銅16の中に挿入し、プローブからの連行ガス混合物は制御ユニット22 に中継される。プローブは、例えば、シャフト炉10と均熱炉16とを接続する樋内 に挿入することができ、樋は均熱炉16を鋳造機17にまたは鋳造機17の溜堰に接続 する。別のアナライザ装置を使用して、プローブ内の連行ガスと制御ユニット22 に入力された結果とを電子的に比較することができる。図1では、制御ユニット 22はその一体部分としてアナライザ装置も含み、これはプローブ内の連行ガス- キャリヤガス混合物と参照値とを測定し比較し、制御ユニットで使用すべきアナ ライザ読み取り値を提供する。溶融した銅16は鋳造機17に流れ、鋳造物は圧延機 18に供給されて銅棒材製品21を製造する。コイル巻き機20を通常使用して貯蔵用 に棒材を巻き取る。表面品質検出器19を使用して棒材の表面品質を測定し、出力 を制御ユニット22に中継する。検出器19及びプローブ(アナライザ)15により制御 ユニット22に中継された信号をベースとして、必要により燃料/空気比を調節す るためにバーナーに制御信号を中継する。 制御信号はプロセスを制御するための他のプロセス変数を調節するのにも使用 することができる。例えば、酸素レベル、システムの特定のバーナーの調整、他 の還元性または酸化剤への銅の暴露、銅の中性物質(窒素)によるパージ、温度レ ベル、ガスを除去するための溶融物の撹拌などが挙げられる。一つの態様では、 アナライザ結果をベースとする酸素レベルの制御は、溶融した銅の中の酸素量を 測定する酸素プローブを使用して実施することができる。 典型的な実施では、銅の酸素レベルは、銅の中またはその表面にわたって空気 を導入することにより、約100〜450ppm、好ましくは140〜400ppm、最も好ましく は240〜280ppmのレベルに制御する。 操作時、プローブ15を溶融した銅16に挿入し、溶融した金属中のガスをベース としてアナライザからの信号を制御ユニット22に送る。 基本的に、好ましいプローブ15は、所望の多孔度及び孔径を有するガス透過性 の、液体-金属-不浸透性物質の一体物(monolithic body)からなる。多孔度は、 本体の全容積に対する空隙容積の割合として定義し、好適な範囲は約5%〜約80% またはそれ以上である。孔径は、通常、約0.5マイクロメートル〜2,000マイクロ メートルまたはそれ以上の広範囲を変動することができる。通常、複数の管はプ ローブ本体15内に伸長し、管の一つはキャリヤガスを導入するためのものであり 、他の管はキャリヤガスを移動させるためのものであり、溶融した銅の中に浸漬 させた後、溶融した金属から連行したガス(及びプローブ本体内で形成した全て のガス)を、アナライザーへ循環させ、これを電子的に測定し、キャリヤガスと 連行ガスとの混合物と参照値とを比較する。アナライザは出力を計算し、これは プロセスを制御するために制御ユニット22で使用する。温度、プローブ内でガス が近接(proximity)していること、プローブ-溶融界面反応などのため、「連行ガ ス(entrained gases)」なる用語は、溶融した金属中のそれぞれのガスが混合(例 えば、化学反応)することによりプローブ内またはプローブ-溶融金属界面で形成 するガスを含むものとする。一酸化炭素などの還元性ガスがキャリヤガス内に存 在したり、キャリヤガス全体として使用することができるのが、本発明の重要な 特徴である。これは、窒素若しくはアルゴンなどのもう一つのキャリヤガスとの 混合物としてまたは全キャリヤガスとしてCOを使用することにより達成すること ができる。例えば、還元性ガス、例えば、COを約1〜99容積%、好ましくは10容積 %を超え、最も好ましくは50または75容積%を超える量で使用することができる。 別の方法では、キャリヤガス内に連行されるCOを形成するように銅製造法の条件 下で反応す る炭素含有プローブを使用する。しかしながら、図2の線Aにより示されている ように、平衡になるまでの時間が比較的長い(例えば、600秒)ので、この方法は 好ましくない。 典型的な好ましい銅棒材製造操作では、回路内にCOのみが確実に残存するよう な長さの時間、キャリヤガスとしてCOで通常は炭素材料であるプローブ15をフラ ッシュする(COの熱伝導性を使用して参照値とする)。次いでフラッシュを停止し 、プローブ15を溶融した銅16の中に浸漬し、回路内のキャリヤガスの容積はプロ ーブ及びアナライザ電気測定手段を通して絶えず循環させる。浸漬時、溶融した 銅16の中のガスは多孔質プローブ本体15内に入るか、その中に形成され、キャリ ヤガスと連行ガスとの混合物は、実質的に平衡に到達するまで−約1分間(図2の 点C)循環し続ける。図2に示されている時間の終了時、またはその時間を超えて 継続的に、アナライザは連行ガスとキャリヤガスとの混合物と参照値との間を電 子的に比較した差異を測定し、この差異をアナライザの読み取り値に転換する。 任意のスケールをベースとした読み取り値を出すために装置を標準化または相 関させながら、キャリヤガスはCOであり、読み取り値は上昇し、平衡状態を示す 停滞状態に達する以外には、図2は、プローブとアナライザを米国特許第4,907, 440号に記載のように使用した場合を示す。図2に示すように、COがキャリヤガ スの場合は実質的に早く平衡に達する。A、B及びC点を比較されたい。この平衡 はプローブ特性(孔径など)により影響され、市販の装置(ALSCAN装置(HMA0100D)B omem Inc.製)を使用して約1分間の浸漬(このときCOが全キャリヤガスである)後 に平衡に達することが知見され、得られた読み取り値は、棒材製造プロセスでの 異常または操作パラメーターの変化がない限り、この後殆ど一定のままである。 還元性ガス、例えば、COが溶融した銅に含まれるガスと反応して連行ガス-キャ リヤガス混合物となり、そのため早く平衡に達するものと仮定されるが、これも 銅製造プロセスを制御するために正確に測定できる。一つの還元性反応は、銅の 中の水がH2とCO2に転換することであろう。他の同様の還元性反応も恐らく平衡 混合物中で同時に起きるだろうが、これもプロセスを制御するために正確に測定 できる。 読み取り値は棒材の表面品質と相関することが知見されていたので、アナライ ザの読み取り値を使用して制御ユニット22を使用するプロセスを制御することは 本発明の重要な特徴である。 典型的な操作では、プローブ15を活性化し、読み取り値を得る。もしも平衡後 の読み取り値が所望の設定点にある場合、プロセスは変更しない。読み取り値が 高かったら、燃料/空気比を下げて所望の読み取り値にする。かくして、銅のO2 含有量が高い場合、シャフト炉バーナーの燃料/空気比は通常増加する。酸素レ ベルは通常変動せず、継続してモニターされ、所望の操作レベルに保持される。 本発明の方法を使用して市販のシャフト炉及び鋳造機及び圧延機を操作すること により、ガス分析プローブを使用しないで操作した場合よりも表面欠陥の少ない 棒材が制御化プロセスで得られた。 スチール製造プロセスでのガス抜き操作などの他の金属製造操作では、ガスア ナライザシステム内のキャリヤガスとしてCOまたは他の還元性ガスを使用してプ ローブを溶融したスチール(金属)内に挿入する。読み取り値が得られ、これは溶 融したスチール中の水素及び他のガス含有量と相関させることができ、この値に 基づいてガス抜き操作を制御する。真空、散布または化学反応を使用して、上記 の如くガス値をベースとしてプロセスを制御することができる。 特定の好ましい態様に関連して本発明を記載してきたが、当業者には上記記載 を参照して種々の変更及び変形が可能であろう。従って、付記特許請求の範囲は 、これらの全ての変更及び変形を本発明の趣旨及び範囲内に含むものと考えられ る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月30日(1998.11.30) 【補正内容】 1.アナライザとプローブとを含むガス測定システムを使用して溶融金属のガス 含有量を測定することによる金属の製造方法であって、 金属を溶融し; 溶融した金属中での浸漬に耐えられる充分な耐熱性のガス-透過性、液体-金属 不浸透性材料から構成されるプローブ本体を溶融した金属に挿入し、前記プロー ブはその内部へのガス入口とそこからのガス出口を備え、前記ガス入口及びガス 出口は、入口から出口へ通過する還元性ガスを含むキャリヤガスが、溶融した金 属からプローブ本体へ拡散するガスをプローブ本体に連行するためにプローブ本 体内部の実質的な部分を横切るように互いに離れて設置されており; 電子測定手段を使用して、連行ガスとキャリヤガスとの混合物と参照値とをア ナライザ装置で比較し;次いで 溶融した金属のガス含有量を測定し、該ガス含有値をベースとして金属製造法 を制御する、 各段階を含む、前記方法。 2.還元性ガスがCOである、請求項1に記載の方法。 3.キャリヤガスが実質的にCOである、請求項2に記載の方法。 4.キャリヤガス内のCOが炭素含有プローブを使用することにより提供される 、請求項2に記載の方法。 5.金属が銅である、請求項1に記載の方法。 6.溶融した銅が、銅の棒材を製造するために連続鋳造機に供給される銅であ る、請求項5に記載の方法。 7.金属がスチールである、請求項1に記載の方法。 8.ガス抜き操作時に溶融したスチールをガス含有量に関して測定する、請求 項7に記載の方法。 9.測定するガスが水素である、請求項8に記載の方法。 10.アナライザとプローブとを含むガス測定システムを使用して連続的に鋳 造することによる銅の製造方法であって、 銅を炉内で溶融し; 溶融した銅を加熱した保持領域へ移動させ; 溶融した銅中での浸漬に耐えられる充分な耐熱性のガス-透過性、液体-金属不 浸透性材料から構成されるプローブ本体を溶融した銅に挿入し、前記プローブは その内部へのガス入口とそこからのガス出口を備え、前記ガス入口及びガス出口 は、入口から出口へ通過する還元性ガスを含むキャリヤガスが、溶融した金属か らプローブ本体に拡散するガスをプローブ本体に連行するためにプローブ本体内 部の実質的な部分を横切るように互いに離れて設置されており; 電子測定手段を使用して、連行ガスとキャリヤガスとの混合物と参照値とをア ナライザ装置で比較し; 溶融した銅のガス含有量を測定し; 必要により、該ガス含有値をベースとして操作パラメータの一つ以上を調整し ;次いで 鋳造操作時に上記段階を繰り返す 各段階を含む、前記方法。 11.還元性ガスがCOである、請求項10に記載の方法。 12.キャリヤガスが実質的にCOである、請求項11に記載の方法。 13.キャリヤガス内のCOが炭素含有プローブを使用することにより提供され る、請求項11に記載の方法。 14.溶融した金属中での浸漬に耐えられる充分な耐熱性のガス-透過性、液 体-金属不浸透性材料から構成されるプローブ本体であって、前記プローブはそ の内部へのガス入口とそこからのガス出口を備え、前記ガス入口及びガス出口は 、入口から出口へ通過する還元性ガスを含むキャリヤガスが、溶融した金属から プローブ本体に拡散するガスをプローブ本体に連行するためにプローブ本体内部 の実質的な部分を横切るように互いに離れて設置されている該プローブ本体;及 び 電子測定手段を使用して、連行ガスとキャリヤガスとの混合物と参照値とをア ナライザ装置で比較し溶融した金属のガス含有量を決定するためのアナライザ装 置 を含む、溶融した金属のガス含有量を測定するガスアナライザ。 15.還元性ガスがCOである、請求項14に記載のガスアナライザ。 16.キャリヤガスが実質的にCOである、請求項15に記載のガスアナライ ザ。 17.キャリヤガス内のCOが炭素含有プローブを使用することにより提供され る、請求項15に記載のガスアナライザ。 18.プローブ本体が底部で開口になっている、請求項14に記載のガスアナ ライザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/20 G01N 33/20 E

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アナライザとプローブとを含むガス測定システムを使用して溶融金属のガ ス含有量を測定することによる金属の製造方法であって、 金属を溶融し; 溶融した金属中での浸漬に耐えられる充分な耐熱性のガス-透過性、液体-金属 不浸透性材料から構成される中空のプローブ本体を溶融した金属に挿入し、前記 プローブはその内部へのガス入口とそこからのガス出口を備え、前記ガス入口及 びガス出口は、入口から出口へ通過する還元性ガスを含むキャリヤガスが、プロ ーブ本体にガスを連行するためのプローブ本体内部の実質的な部分を横切るよう に互いに離れて設置されており; 電子測定手段を使用して、連行ガスとキャリヤガスとの混合物と参照値とをア ナライザ装置で比較し; 溶融した金属のガス含有量を測定し、該ガス含有値をベースとして金属製造法 を制御する、 各段階を含む、前記方法。 2.還元性ガスがCOである、請求項1に記載の方法。 3.キャリヤガスが実質的にCOである、請求項2に記載の方法。 4.キャリヤガス内のCOが炭素含有プローブを使用することにより提供される 、請求項2に記載の方法。 5.金属が銅である、請求項1に記載の方法。 6.溶融した銅が、銅の棒材を製造するために連続鋳造機に供給される銅であ る、請求項5に記載の方法。 7.金属がスチールである、請求項1に記載の方法。 8.ガス抜き操作時に溶融したスチールをガス含有量に関して測定する、請求 項7に記載の方法。 9.測定するガスが水素である、請求項8に記載の方法。 10.アナライザとプローブとを含むガス測定システムを使用して連続的に鋳 造することによる銅の製造方法であって、 銅を炉内で溶融し; 溶融した銅を加熱した保持領域へ移動させ; 溶融した銅中での浸漬に耐えられる充分な耐熱性のガス-透過性、液体-金属不 浸透性材料から構成される中空のプローブ本体を溶融した銅に挿入し、前記プロ ーブはその内部へのガス入口、そこからのガス出口を備え、前記ガス入口及びガ ス出口は、入口から出口へ通過する還元性ガスを含むキャリヤガスが、プローブ 本体にガスを連行するためにプローブ本体内部の実質的な部分を横切るように互 いに離れて設置されており; 電子測定手段を使用して、連行ガスとキャリヤガスとの混合物と参照値とをア ナライザ装置で比較し; 溶融した銅のガス含有量を測定し; 必要により、該ガス含有値をベースとして操作パラメータの一つ以上を調整し ;次いで 鋳造操作時に上記段階を繰り返す 各段階を含む、前記方法。 11.還元性ガスがCOである、請求項10に記載の方法。 12.キャリヤガスが実質的にCOである、請求項11に記載の方法。 13.キャリヤガス内のCOが炭素含有プローブを使用することにより提供され る、請求項11に記載の方法。 14.溶融した金属中での浸漬に耐えられる充分な耐熱性のガス-透過性、液 体-金属不浸透性材料から構成される中空のプローブ本体であって、前記プロー ブはその内部へのガス入口、そこからのガス出口を備え、前記ガス入口及びガス 出口は、入口から出口へ通過する還元性ガスを含むキャリヤガスが、プローブ本 体にガスを連行するためのプローブ本体内部の実質的な部分を横切るように互い に離れて設置されている該プローブ本体;及び 電子測定手段を使用して、連行ガスとキャリヤガスとの混合物と参照値とをア ナライザ装置で比較し溶融した金属のガス含有量を決定するためのアナライザ装 置 を含む、溶融した金属のガス含有量を測定するガスアナライザ。 15.還元性ガスがCOである、請求項14に記載のアナライザ。 16.キャリヤガスが実質的にCOである、請求項15に記載のアナライザ。 17.キャリヤガス内のCOが炭素含有プローブを使用することにより提供され る、請求項15に記載のアナライザ。 18.プローブ本体が底部で開口になっている、請求項14に記載のガスアナ ライザ。
JP50444199A 1997-06-17 1998-05-28 ガスアナライザを使用する金属製品の製造 Expired - Fee Related JP3981157B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/876,954 1997-06-17
US08/876,954 US5850034A (en) 1997-06-17 1997-06-17 Making of metal products using a gas analyzer
PCT/US1998/010880 WO1998057768A1 (en) 1997-06-17 1998-05-28 Making of metal products using a gas analyzer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002506391A true JP2002506391A (ja) 2002-02-26
JP3981157B2 JP3981157B2 (ja) 2007-09-26

Family

ID=25368933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50444199A Expired - Fee Related JP3981157B2 (ja) 1997-06-17 1998-05-28 ガスアナライザを使用する金属製品の製造

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5850034A (ja)
EP (1) EP0989919A4 (ja)
JP (1) JP3981157B2 (ja)
KR (1) KR100371621B1 (ja)
AU (1) AU722394B2 (ja)
BR (1) BR9810035A (ja)
CA (1) CA2290666A1 (ja)
PE (1) PE73899A1 (ja)
WO (1) WO1998057768A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6116079A (en) * 1999-01-05 2000-09-12 Asarco Incorporated Liquid copper hydrogen sample probe
US6209384B1 (en) * 1999-02-03 2001-04-03 Daniel A. Anderson Solenoid operated molten metal probe
DE10007441A1 (de) * 2000-02-18 2001-08-23 Linde Gas Ag Verfahren zum Polen von Kupfer
DE10035593A1 (de) * 2000-07-21 2002-01-31 Norddeutsche Affinerie Verfahren und Vorrichtung zur Verminderung des Sauerstoffgehaltes einer Kupferschmelze
DE102007004223A1 (de) * 2007-01-27 2008-07-31 Bönisch, Andreas Verfahren und Vorrichtung zur zerstörungsfreien Prüfung von Rohren, Stangen o. dgl. Fertigteilen zur Ausrüstung von Ölfeldern
DE102007032436B4 (de) 2007-07-10 2009-07-16 Heraeus Electro-Nite International N.V. Vorrichtung zum Sammeln von Gasen in Metallschmelzen
GB2475314B8 (en) 2009-11-16 2013-09-25 Innospection Group Ltd Remote environment inspection apparatus and method
GB2537124B (en) 2015-04-07 2018-09-05 Innospection Group Ltd In-line inspection tool

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB821821A (en) * 1954-08-10 1959-10-14 British Aluminium Co Ltd Improvements in the determination of the gas content of liquid metals
US3199977A (en) * 1962-06-22 1965-08-10 American Smelting Refining Method and apparatus for melting copper
US3926623A (en) * 1972-12-20 1975-12-16 Interlake Inc Process for purification of manganese alloys
BE806327A (fr) * 1973-10-22 1974-04-22 Metallurgie Hoboken Procede de fabrication de fil machine de cuivre
GB2188417B (en) * 1986-03-19 1990-02-21 British Steel Corp Molten metal gas analysis
CA1276235C (en) * 1987-05-28 1990-11-13 Ghyslain Dube Probe for the determination of gas concentration in molten metal
JPH0623750B2 (ja) * 1988-11-19 1994-03-30 新日本製鐵株式会社 溶鋼中の水素オンライン分析方法および装置
JP2689540B2 (ja) * 1988-11-21 1997-12-10 三菱マテリアル株式会社 低酸素含有銅の製造方法及び製造装置
US5293924A (en) * 1991-05-21 1994-03-15 Asarco Incorporated Manufacture of copper rod
DE4211041C2 (de) * 1992-04-03 1994-12-22 Heraeus Electro Nite Int Verfahren zur Bestimmung der Konzentration eines Gases in einer Metallschmelze

Also Published As

Publication number Publication date
WO1998057768A1 (en) 1998-12-23
BR9810035A (pt) 2000-09-19
EP0989919A4 (en) 2001-07-11
KR20010013871A (ko) 2001-02-26
AU7700998A (en) 1999-01-04
KR100371621B1 (ko) 2003-02-19
JP3981157B2 (ja) 2007-09-26
AU722394B2 (en) 2000-08-03
US5850034A (en) 1998-12-15
PE73899A1 (es) 1999-08-19
EP0989919A1 (en) 2000-04-05
CA2290666A1 (en) 1998-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5753007B2 (ja) 金属溶湯の測定及び試料採取用の測定用プローブ
JP2002506391A (ja) ガスアナライザを使用する金属製品の製造
JP3552043B2 (ja) ベルト&ホイール式連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法および銅合金線材の製造方法
CA2179996C (en) Manufacture of copper rod
JP5087840B2 (ja) 真空脱ガス設備における脱炭終点判定方法
Raub et al. Gold casting alloys: The effect of zinc additions on their behaviour
US6116079A (en) Liquid copper hydrogen sample probe
JPS58129346A (ja) 溶融金属中ガスの定量用ガス採取方法
JP2856006B2 (ja) 鉄鋼の微量酸素分析方法
Dompas et al. Oxygen control in liquid copper by the oxycell
JP4806869B2 (ja) 高清浄鋼の製造方法
CA1305863C (en) Method for reducing dissolved oxygen and carbon contents in molten steel
CN117452866B (zh) 一种铝合金精炼动态智能控制方法
JP2001099825A (ja) 分析試料中の酸素分析法
JP2986311B2 (ja) 鉄鋼分析用赤熱試料の冷却制御方法
Stoneman et al. Oxidation and drossing of molten solders: effects of impurities
JP5239147B2 (ja) 高清浄度鋼の溶製方法
JPH0772139A (ja) 溶鋼中微量炭素の迅速測定方法及び装置
JP3747653B2 (ja) Rh真空脱ガス装置における清浄鋼の製造方法
Di Ciano et al. Development of an analog system to simulate interface formation during fusion™ casting
JPH09145450A (ja) スラグ層厚測定方法
Jenkins et al. Sampling and analysis for an oxygen steel shop
MXPA01002334A (en) Liquid copper hydrogen sample probe
Neumann et al. Hydrogen in Aluminum Containing Copper Alloy Melts-Solubility, Measurement and Removal
JP2000210762A (ja) 連鋳パウダの溶融状態監視方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees