JP2002505275A - 抗喘息治療 - Google Patents

抗喘息治療

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JP2002505275A
JP2002505275A JP2000534194A JP2000534194A JP2002505275A JP 2002505275 A JP2002505275 A JP 2002505275A JP 2000534194 A JP2000534194 A JP 2000534194A JP 2000534194 A JP2000534194 A JP 2000534194A JP 2002505275 A JP2002505275 A JP 2002505275A
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zafirlukast
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ナイプン・ダバール
アトゥル・ディ・アイヤ
ポール・エム・ホワン
ブレンダ・ジェイ・ポロック
パドマジャ・シバナンド
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アルザ・コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 患者に長期にわたってロイコトリエン受容体拮抗薬を投与するための剤形が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願との相互参照) 本出願は、米国法典第35編、119条(e)項に基づいて1998年3月6日
に出願された暫定出願である米国出願番号第60/077,091号の利権を主 張する。
【0002】 (技術分野) 本発明は、抗喘息治療用物質を含む新規で有効な剤形に関する。より具体的に
は、本発明は抗喘息治療に有効なロイコトリエン受容体拮抗薬を含む剤形に関す
る。更に本発明は、ロイコトリエン受容体拮抗薬を含む治療用合成物に関し、ま
た本発明は、抗喘息治療を臨床上必要とする患者にロイコトリエン受容体拮抗薬
を投与する方法に関する。
【0003】 (背景技術) 症例の記録によると、青年期及び成人の喘息は、可逆的な気道の閉塞、気道の
炎症及び気道の機能亢進に特徴付けられる。喘鳴や咳といった喘息の臨床上の症
状は、可逆的な平滑筋狭窄、浮腫及び粘液の分泌に引き起こされた気道の閉塞が
原因となっている。一般に知られている症状は、喘息がロイコトリエンとして知
られている内因性炎症媒介物の生成と活動を含む、気道の炎症性疾患であること
を示唆している。この状態をコントロールするために必要とされている現在の治
療は、気道平滑筋上の受容体にあるロイコトリエンの活動を抑えることによって
、喘息に苦しむ患者に治療上の利点を生み出すロイコトリエン拮抗薬の投与から
成る。
【0004】 ロイコトリエン拮抗薬は、医学及び薬学界では喘息治療の抗喘息剤として必要
とされている。喘息治療の先行技術は、1日に1〜4回繰り返し投与が必要な患
者にロイコトリエン拮抗薬を経口的に投与することから成っている。この治療の
形態では、プログラムに厳密に従う必要があり、また費用からすると効果的でな
いため、喘息をよりよくコントロールするための継続的で長期に亘る治療を達成
することは難しい。
【0005】 ロイコトリエン拮抗薬の性質は、所望の治療効果を得るため、延長された時間
中、単位時間ごとに制御された公知の率でロイコトリエン拮抗薬を投与すること
ができる剤形及び薬剤調剤を自身で形成することはできない。例えば、ロイコト
リエン拮抗薬は、光に当たると有害な作用を起こし得、水に対し不溶解性であり
得、水の存在で同質異像形態への変化にさらされ得、それが薬剤の吸収を悪くす
るという結果となり、また空気から保護する必要がある。これらは全て、体系的
な徐放性の治療をうまく導く条件である。
【0006】 剤形や薬剤によって選択され、物理的変化や環境から実質的に保護された選択
された抗喘息薬を配送することができるデリバリー・システムの必要があること
は上述から自明である。抗喘息薬の全投与量が、胃腸管の環境の変化から実質的
に影響を受けないデリバリー・システムによって、患者に投与されることを確実
にする必要性がある。更に、所望の効果のために選択された抗喘息薬の投与量を
配送することができ、同時に薬剤に伴い得る副作用を減少させるデリバリー・シ
ステムの必要がある。
【0007】 これらの調剤の当業者に認識されるのは、新規で独特な徐放性のデリバリー・
システムの必要性、及び長時間に亘って制御された率の投与量で抗喘息薬を投与
する方法の必要性があることである。有効な治療効果のために単位時間当りほぼ
一定量で24時間以上徐放する剤形からロイコトリエン受容体拮抗薬を配送する
ことのできるデリバリー・システムの必要性がある。更に、そのような長時間に
亘って徐放性の制御された投与量で抗喘息薬を投与できる新規で独特なデリバリ
ー・システム及び方法が利用可能になれば、このデリバリー・システム及び方法
が医学及び薬学界にとって前進そして予期せぬ貢献となることが、調剤の当業者
に認められている。
【0008】 (発明の目的) 従って、上述の見解において、本発明の直接の目的は、抗喘息薬をデリバリー
・システムから徐放の率で配送するための剤形を提供することであり、そのデリ
バリー・システムは先行技術に伴う欠点を実質的に克服するものである。
【0009】 本発明の別の目的は、喘息を治療するのに必要な延長された時間中、ロイコト
リエン受容体拮抗薬を制御された率で経口投与するための剤形を提供することで
ある。 本発明の別の目的は、所望の抗喘息効果を得るためにロイコトリエン拮抗薬を
生物受容体に投与することができる、錠剤として製造された新規の剤形を利用可
能にすることである。 本発明の別の目的は、抗喘息治療が必要な患者に、制御され持続性のあるロイ
コトリエン拮抗薬の治療効力を可能にする新規の調剤処方を提供することである
【0010】 本発明の別の目的は、ロイコトリエン拮抗薬が剤形から放出されるまで光や湿
気を含む環境から保護される剤形内のロイコトリエン拮抗薬を維持する浸透性の
剤形として製造される剤形を提供することにあり、それにより胃腸管の使用環境
の好ましくない影響を実質的に減少及び/又はほぼ排除しつつも、24時間以上
に亘ってロイコトリエン拮抗薬の制御された投与を提供することにある。
【0011】 本発明の別の目的は、異なる同質異像形態へと変化することがほぼ無く、当初
の形態のロイコトリエン拮抗薬から成る剤形を入手可能にすることである。 本発明の別の目的は、溶解度の低い結晶体に転化するのをほぼ防ぐ調剤によっ
て保護された、高い溶解度及び生物学的利用率を有する無定形のロイコトリエン
拮抗薬から成る剤形を入手可能にすることである。
【0012】 本発明の別の目的は、起こり得る好ましくない副作用を減少させつつ、治療効
果のためにロイコトリエン拮抗薬を制御された率で24時間以上徐放するように
投与する、錠剤として形成された剤形を入手可能にすることである。 本発明の別の目的は、耐光性のある半透性の重合体の壁で光線から保護され、
剤形によって制御される率で投薬することのできる無定形のロイコトリエン拮抗
薬を当初に含んだ剤形を供給することにある。
【0013】 本発明の別の目的は、患者にロイコトリエン拮抗薬を制御して投与するため、
剤形と共に作用する単一薬剤合成物のロイコトリエン拮抗薬を経口投与するため
に形成された剤形を提供することにある。 本発明の別の目的は、患者へのロイコトリエン拮抗薬の制御された投与のため
に、第2の圧迫合成物を生ずる第2の力と一体となって機能する互いに接触する
層になった構造の第1の薬剤合成物に、ロイコトリエン拮抗薬を含む経口投与用
のサイズに形成された剤形を提供することにある。
【0014】 本発明の別の目的は、完全な薬剤によるロイコトリエン拮抗薬療法を提供する
ことであり、その治療法は合成物から調剤され得るロイコトリエン拮抗薬から成
る合成物を含み、その使用は療法の最初にしか介入を必要としない。
【0015】 本発明の別の目的は、長時間に亘りロイコトリエン拮抗薬を投薬する剤形を含
む完全な薬剤によるロイコトリエン拮抗薬治療法を提供することにあり、その使
用は治療の最初のみ、及び恐らく最後に介入を必要とする。
【0016】 本発明の別の目的は、喘息の治療が必要な恒温動物に24時間に亘って単位時
間当りの制御した率の量で、デリバリー装置からロイコトリエン拮抗薬を経口投
与することによって喘息を治療する方法を提供することである。 本発明の別の目的、性質及び利点は、添付の請求項と共に下記の詳細な説明か
ら、デリバリー方法の熟達者にはより明らかとなる。
【0017】 図面は、一定の比率で描かれていないが、本発明の様々な実施の形態を示して
いる。 本発明の別の目的、性質及び利点は、図面及び請求項と共に下記の詳細な説明
から、調剤方法の当業者にはより明らかとなる。
【0018】 (図面の詳細な説明) 本発明によって提供される剤形の実施例の図を詳細に見ていくことにするが、
これらの実施例は限定と解釈されるべきでない。剤形の1つの実施例が図1に表
されているものである。図1において、剤形10は壁12を含む本体部11から
成っているのが分かる。壁12は外壁であり、図1では見ることのできない内部
領域を取り囲んで形成している。図1は、図1の外部と剤形10の内部とをつな
ぐ出口13を少なくとも1つ含む。
【0019】 図1の剤形10は、徐放する時間中ロイコトリエン拮抗薬を配送する制御拡散
する剤形を図示している。制御拡散とは、剤形がロイコトリエン拮抗薬の配送を
半時間から24時間の徐放時間中、制御することを意味する。本発明によって提
供される剤形は、血漿を含む血液中の治療用のロイコトリエン拮抗薬の濃度を維
持するのに役立つ。図1から判るように、剤形は錠剤と同じ形をしており、また
、カプセル錠の形やまた他の剤形にも成り得る。徐放性で継続的な剤形の配送時
間は、薬剤を一気に放出してしまう従来の制御されていない錠剤及び制御されて
いないカプセル錠よりも、配送時間が長いことを示す。
【0020】 図2では、剤形10は、剤形10の内部領域14を示すために壁12の一部を
取り除いた切断面がある状態で表されている。内部領域14は、区画とも記述さ
れ得る。図2において、剤形10は、本体11、壁12、出口通路13及び内部
区画14から成っている。内部区画14を囲み画定している壁12は、全てが若
しくは少なくとも一部が半透性の合成物から成る。前記半透性の合成物は、液体
のような外部の流体の通過に対し浸透性であり、壁12は胃腸管に存在する体液
の通過に対し浸透性である。壁12は、非毒性であり、区画14に存在する黒点
で表されているロイコトリエン受容体拮抗薬15に対しては不浸透性である。壁
12は不活性であり、ロイコトリエン拮抗薬15の投薬の間、物理的及び化学的
性質を維持する。「物理的及び化学的性質を維持する」とは、ロイコトリエン拮
抗薬15の投薬の間、壁12がその構造を失わず、化学的変化を受けることがな
いということを意味する。
【0021】 壁12は動物、人間、又は剤形の構成要素に有害な影響のない合成物から成っ
ている。壁12を形成している構造物は、1つの実施の形態においては、セルロ
ースエステル重合体、セルロースエーテル重合体及びセルロースエーテル−エー
テル重合体から成る群から選択された1つで構成されている。これらのセルロー
ス重合体は置換度を有しており、無水グルコース単位の置換度で0以上3以下で
ある。「置換度」とは、セルロース重合体から成る無水グルコースのユニットに
元々存在する水酸基が置換群に置き換えられた平均の数を意味する。典型的な壁
12の重合体は、アシル化セルロース、ジアシル化セルロース、トリアシル化セ
ルロース、酢酸セルロース・二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、モノ−、ジ
−、及びトリセルロース、アルカニレート;モノ−、ジ−、及びトリセルロース
・アロイレート;モノ−、ジ−、及びトリセルロース・アルキニレート;及びモ
ノ−、ジ−、及びトリセルロース・アルキニレートを含む群から選択された1つ
から成る。典型的な重合体は、置換度が1まで、アセチル含有率が21%以下の
酢酸セルロース;置換度が1〜2、アセチル含有率が21〜35%の酢酸セルロ
ース;置換度が2〜3、アセチル含有率が35〜44.8%の酢酸セルロース等 を含んでいる。より具体的なセルロース重合体は、置換度1.8、プロピル含有 率39.2〜45%及びヒドロキシル含有率が2.8〜5.4のプロピオン酸セル ロース;置換度1.8、アセチル含有率が13〜15%及びブチル含有率が34 〜39%の酢酸酪酸セルロース;アセチル含有率が2〜29%、ブチル含有率が
17〜53%及びヒドロキシ含有率が0.5〜4.7の酢酸酪酸セルロース;置換
度2.9〜3のトリアシル化セルロース、例えば三吉草酸セルロース、三ラウリ ン酸セルロース、三パルチミン酸セルロース、三コハク酸セルロース及び三オク
タン酸セルロース;置換度2.2〜2.6のジアシル化セルロース、例えば二コハ
ク酸セルロース、二パルチミン酸、酢酸酪酸セルロース及び酢酸プロピオン酸セ
ルロースを含む。
【0022】 更なる半透性の重合体は、アセトアルデヒドジメチル酢酸セルロース;酢酸セ
ルロース・エチルカルバメート;酢酸セルロース・メチルカルバメート;セルロ
ース・ジアセテート・プロピルカルバメート;セルロール・アセテート・ジエチ
ルアミノアセテート;半透性ポリアミド;半透性ポリウレタン;半透性スルホン
酸ポリスチレン;米国特許第3,173,876号、第3,276,586号、第3
,541,005号、第3,541,006号及び第3,546,876号で開示され
たポリアニオンとポリカチオンの共沈による半透性橋かけ選択重合体;半透性で
少し橋かけされたポリスチレン;半透性橋かけポリ(スルホン酸ナトリウムスチ
レン);半透性で交差結合されたポリ(ビニルベンジトリメチル塩化アンモニウ
ム);及び、半透性壁を隔てた静水圧又は浸透圧差の気圧で示すと、流体浸透率
が2.5×10-8〜5×10-3(cm2/時・atm)となる半透性重合体を含む。 前記重合体は、重合体業界では、米国特許第3,845,770号;第3,916,
899号及び第4,160,020号;及び「ハンドブック・オブ・コモン・重合
体」(J.R.スコット及びW.J.ロフ、1971年、CRC出版、クリーヴランド、
オハイオ州)で公知である。壁12は、100重量%のセルロース重合体から構
成することができ、又は、前記壁はセルロース重合体及びポリオキシエチレン−
ポリオキシプロピレングリコール共重合体から構成することができる。壁12が
前記セルロース重合体と前記共重合体を含む場合は、前記壁は75〜85重量%
のセルロース重合体と25〜15%のポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ングリコール共重合体から成る。前記共重合体は非イオン性で、平均分子量は7
,000〜14,600である。
【0023】 剤形10の区画14内のロイコトリエン受容体拮抗薬15の投与量は2mgか
ら500mgである。ロイコトリエン拮抗薬15は、例えば5、20、40、6
0、80、100、225、350又は400mgの投与量であり得る。ロイコ
トリエン拮抗薬の投与量は、服用量に比例して血漿濃度0.01μg/ml〜7 5μg/ml(マイクログラム/ミリリットル)となるように、選択的に0.0 8mg/hr〜20mg/hr(ミリグラム/時間)の率で配送し得る。本発明
に従って投与され得るロイコトリエン受容体拮抗薬の典型には、アシタザノラス
ト(acitazanolast)、イラルカスト(iralukast)、モンテルカスト(monteluk
ast)、プランルカスト(pranlukast)、ヴェルカスト(verlukast)、ザフィル
ルカスト(zafirlukast)及びジレントン(zilenton)が含まれる。ロイコトリ エン拮抗薬は、無定形、結晶性一水化物形、又は無水形であり得る。本発明は、
別の形態に転換しない当初の形態を含むこれらの形態のロイコトリエン拮抗薬を
投与するための調剤を提供する。例えば、ザフィルルカストに対しては、本実施
の形態では無定形が無水結晶形又や結晶性一水化物形よりも生物学的利用能が高
いため好ましい。またザフィルルカストを含む本発明によるは、結晶体に転換す
ることを実質的に防ぐ。ザフィルルカストが、前記選択された形態で維持された
本発明による調剤は、錠剤製造、保管、又投与の間に別の形体に転換することが
実質的に無い。「実質的に」とは、選択された形体がその形態を95%以上の確
率で維持することを意味する。
【0024】 白丸で示される溶解性増強剤16は、溶解性、及び同時に溶液中のロイコトリ
エン拮抗薬、例えばザフィルルカストの濃度を高めるために区画14に存在する
。前記溶解性増強剤はザフィルルカストを溶解状態で保持するために高pH環境
を維持する。発明に使われる前記増強剤は、ザフィルルカストの溶解性を少なく
とも2倍にする。ザフィルルカストは液体の中では溶けにくく、又、ザフィルル
カストの服用量が増加するのに従い、その溶解性を高める必要があり、許容でき
ないほど大きい拡散合成物、及び/又は剤形、又は別の形式への転換といった結
果にならずに拡散できるようにする。本発明に有効な溶解性増強剤は、トロメタ
ミンを含む群から選択された方法を含み、トロメタミンは、トリス(ヒドロキシ
メチル)アミノメタン;ジエタノールアミン;グリシンアミド;トリエタノール
アミン;N−[トリス−(ヒドロキシメチル)メチル]グリシン;酢酸ナトリウム
;乳酸ナトリウム;グリココール酸ナトリウム;プロピオン酸ナトリウム;酪酸
ナトリウム;グリココール酸ナトリウム;燐酸グリココール酸ナトリウム;第一
燐酸カリウム;カリウム・ビフタレート(potassium biphthalate);ホウ酸; ホウ酸ナトリウム;及び燐酸ナトリウムとしても知られている。前記溶解性増強
剤は、アルカリ性の環境を維持するためのアルカリ化剤として機能する。合成物
中又は剤形に存在する前記溶解性増強剤の量は、5〜30重量%又は10〜50
mgである。
【0025】 区画14は、縦棒で示される薬剤的に許容できる浸透重合体17担体を含み、
それはロイコトリエン拮抗薬15と均質的に混合されている。この目的に好都合
な浸透重合体17は、ロイコトリエン拮抗薬に対し融和性である。前記浸透重合
体は、ロイコトリエン拮抗薬を所定の用量で患者に配送するのを補助する。前記
浸透重合体は、75,000〜600,000量平均分子量の酸化ポリアルキレン
、及び30,000〜300,000量平均分子量のカルボキシアルキルセルロー
スから成る群から選択される1つを含む。典型的な酸化ポリアルキレンは、10
0,000分子量の酸化ポリエチレン;200,000分子量の酸化ポリエチレン
;300,000分子量の酸化ポリエチレン;400,000分子量のポリプロピ
レン及び600,000分子量の酸化ポリプロピレンから成る。典型的なカルボ キシアルキルセルロースは、ナトリウム及びカリウムカルボキシメチルセルロー
ス30,000分子量、ナトリウムカルボキシメチルセルロース40,000分子
量、ナトリウムカルボキシメチルセルロース75,000分子量、及びナトリウ ムカルボキシメチルセルロース90,000分子量を含むアルカリカルボキシア ルキルセルロースである。ロイコトリエン拮抗薬を含む合成物は浸透重合体17
を20〜300mg又は10から70重量%を含む。
【0026】 前記薬剤は、横棒18で示される融和性結合剤を15〜40重量%、又は40
〜75mg含む。結合剤18は、2,500〜3,000,000粘度平均分子量 のポリビニルピロリドン重合体とその共重合体、例えばポリビニルピロリドンと
酢酸ビニルの共重合体、ポリビニルとビニルアルコールの共重合体、ポリビニル
ピロリドンと塩化ビニルの共重合体、ポリビニルピロリドンとフッ化ビニルの共
重合体、ポリビニルピロリドンと酪酸ビニルの共重合体、ポリビニルピロリドン
とラウリン酸ビニルの共重合体、ポリビニルピロリドンとステアリン酸ビニルの
共重合体を含む群から選択された1つに代表される。前記結合剤は、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルブチルセルロース及びヒドロキシプロピルペンチルセルロースから成る
群から選択された9,200〜225,000数平均分子量のヒドロキシプロピル
アルキルセルロースから選択され得る。前記結合剤は合成物の成分に凝集性の性
質を与える。
【0027】 ロイコトリエン拮抗薬剤合成物は、斜線19で示される潤滑剤0.05〜3.0
重量%又は0.1〜15mgを含む。前記潤滑剤は、減摩面を設けるため製造時 に使用される。前記潤滑剤は、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシ
ウム、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸、オレイン酸カリウ
ム、カプリル酸、モノステアリン酸グリセロール、グリセリル・パルミトステア
レート、硬化ひまし油、硬化植物油、安息化酸、フマル酸化ナトリウムステアリ
ル、滑石、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、パルチミン酸亜鉛を含む群から
選択された1つから成る。
【0028】 ロイコトリエン拮抗薬剤合成物は、コロイド二酸化珪素0〜5.0重量%又は 0〜20mgを含む。コロイド二酸化珪素は、合成物として又は剤形内で使用す
るために合成物を粒状物状にしたり錠剤にしたりするのに使用される成分の流動
性と安定性を高めるため、流動特性を与える。
【0029】 ロイコトリエン拮抗薬剤合成物は、四角で示される0〜75mg又は0〜30
重量%のオスマジェント20を含む。前記オスマジェントは、硫酸化マグネシウ
ム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム、硫酸化
カリウム、硫酸化ナトリウム、マンニトール、ソルビット、イノシトール、グル
シトール、尿素、蔗糖、ブドウ糖、果糖、及び乳糖から成る群から選択される。
前記オスマジェントは、浸透剤、浸透効果化合物及び浸透性溶質としても知られ
ており、それらは半透性壁12を隔てて2.5〜500気圧の浸透圧勾配を示す 。前記オスマジェントは、剤形10からロイコトリエン拮抗薬15を水浸透で配
送するために、壁12を通して液体を吸収する。
【0030】 図3において、剤形10は内部区画14を図示するための展開図で見ることが
できる。内部区画14は、図2で詳述されたロイコトリエン拮抗薬を含む。前記
ロイコトリエン拮抗薬剤合成物は、図3ではロイコトリエン拮抗薬剤層21と表
示されている。図3の区画14の剤形10は、膨張層22とも呼ばれる膨張合成
物22を含む。膨張層22は、ロイコトリエン拮抗薬剤層21を圧迫し、それと
働きあって剤形10からロイコトリエン拮抗薬15を配送する。
【0031】 膨張層22は、V印で示される膨張浸透重合体23を25〜400mg、又は
20〜70重量%含む。浸透重合体23は、1,000,000〜10,00,00
0量平均分子量の酸化ポリアルキレンから成る群から選択される1つを含む。膨
張層22中の浸透重合体23は、層21中の浸透重合体17よりも高い分子量を
有している。前記酸化ポリアルキレンの典型としては、1,000,000分子量
の酸化ポリエチレン、2,000,000分子量の酸化ポリエチレン、5,000,
000分子量の酸化ポリエチレン、7,500,000分子量の酸化ポリエチレン
、3,000,000分子量の酸化ポリプロピレン、及び7,800,000分子量
の酸化ポリプロピレンが挙げられる。浸透重合体23は、300,000分子量 のナトリウムカルボキシメチルセルロース、1,250,000分子量のナトリウ
ムカルボキシメチルセルロース、3,250,000分子量のナトリウムカルボキ
シメチルセルロース、2,500,000分子量のカリウムカルボキシメチルセル
ロース、3,175,000分子量のカリウムカルボキシエチルセルロースを含む
アルカリナトリウム及びカリウムカルボキシアルキルセルロースから成る膨張カ
ルボキシアルキルセルロースを含む。層22に存在する浸透重合体23は、半透
性壁12を隔てて浸透圧勾配を示し;流体を区画14内へ吸収し;そして膨張し
、ロイコトリエン拮抗薬15を前記剤形から押し出す。
【0032】 膨張層22は、三角形で示される浸透反応溶質24を20〜70重量%又は5
〜100mg含む。前記浸透反応溶質は、浸透効果化合物として、またオスマジ
ェントとしても知られている。前記浸透反応溶質は、浸透重合体23に流体を吸
収させ、浸透圧を生み出し、そのため層22が膨張し層21を圧迫することでロ
イコトリエン拮抗薬15の配送運動を補助する。浸透反応溶質24の典型は、塩
化ナトリウム、尿素、ソルビット、塩化カリウム、硫酸化マグネシウム、リン酸
リチウム、塩化リチウム、リン酸ナトリウム、硫酸化カリウム、硫酸化ナトリウ
ム及びリン酸カリウムから成る群から選択される1つである。
【0033】 膨張層22は、波線で示され、量が1〜15重量%又は1〜20mgであるヒ
ドロキシプロピルアルキルセルロース25を含む。前記ヒドロキシプロピルアル
キルセルロースは、9,000〜400,000数平均分子量を有し、懸濁剤及び
錠剤接合剤として使用される。前記ヒドロキシプロピルアルキルセルロースは、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルイソプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルブチルセルロ
ース、及びヒドロキシプロピルペンチルセルロースから成る群から選択された1
つを含む。
【0034】 膨張層22は、半円で示されるヒドロキシアルキルセルロース26を含む。層
22中のヒドロキシアルキルセルロースの濃度は0〜10重量%で、本実施の形
態では2〜10重量%又は3〜10mgである。ヒドロキシアルキルセルロース
は、錠剤を形成する時にその安定化及び結合特性のために使用される。ヒドロキ
シアルキルセルロースは、7,500〜1,150,000粘度数分子量を有し、 ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース及びヒドロキシブチルセルロースから成る群から選択される。
【0035】 膨張層22は、縦の波線で示される非毒性の着色料27を0〜3重量%又は0
〜5mg有している。着色料27は、食品医薬品局の着色料、例えばFD&C1
号青、FD&C3号緑、FD&C4号赤、FD&C40号赤、FD&C5号黄、
赤酸化鉄、タートラジン、エリトロシン、カーメル(carmel)、レーキレッド、
及びインジゴチンを含む。潤滑剤28は膨張層に0〜3重量%、又は0〜4mg
形成される。前記潤滑剤は、上述した潤滑剤を含む。膨張層22は、コロイド二
酸化珪素29を0.1〜1重量%、又は0.1〜1.5mg含む。
【0036】 図4に示される剤形10は、本発明によって提供される別の製品を描写してい
る。剤形10は、剤形10の外面のオーバーコート30を含む。オーバーコート
30は、0〜50mgのロイコトリエン拮抗薬31を含む治療合成物、及びアル
キルセルロース,ヒドロキシアルキルセルロース及びヒドロキシプロピルアルキ ルセルロースから成る群から選択される薬剤的に許容できる担体を含む。薬剤的
に許容できる担体の代表には、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルエチルセルロース及びヒドロキシプロピルブチルセルロースが含
まれる。オーバーコート30は胃腸液の存在で融解するか又は溶融状態となり、
それと同時に入口にあるロイコトリエン拮抗薬を胃腸管内へ配送し、即効のロイ
コトリエン拮抗薬治療を及ぼすので、オーバーコート30は即効の治療効果をも
たらす。
【0037】 浸透圧で制御された拡散剤形として製造された剤形10は、少なくとも1つの
通路13を有する。本明細書中で用いられる「制御された拡散」という語は、ロ
イコトリエン拮抗薬の拡散パターンの継続時間及び形態の双方に関して制御が実
行されることを意味する。
【0038】 本発明の目的に使われる「通路」という表現は、開口部;オリフィス;内径;
孔;ロイコトリエン拮抗薬15が繊維を通って汲み出し、拡散し又は広がること
のできる多孔要素;毛管;多孔性上掛け;多孔性挿入物;小孔性部分及び多孔性
合成物を含む。前記通路は、使用時の流体環境の中で侵食し、もしくは壁12か
ら抽出される、少なくとも1つの通路を作る化合物も含む。通路を形成するため
の代表的な化合物は、壁の中の侵食性ポリ(グリコール)酸又はポリ(乳)酸;
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコール共重合体;ゼラチン状単
繊維;水分を除去可能なポリ(ビニルアルコール);例えば流体を除去する孔形
成多糖類、酸、塩又は酸化物等の浸出可能な化合物を含む。制御拡散する寸法の
孔通路を形成するために、前記壁から、例えば、ソルビット、蔗糖、乳糖、麦芽
糖又は果糖から化合物が侵出することによって、通路を形成することができる。
剤形からのザフィルルカストの制御計算された拡散を補助するために、通路は、
例えば円、三角形、四角形及び楕円形等のあらゆる形でありうる。前記剤形は、
剤形の1つ又はそれ以上の面に間隔を空けて1つ又はそれ以上の通路を有するよ
うに製造され得る。通路及び通路を形成するための装置は、テーウウェス氏及び
ヒグチ氏による米国特許第3,845,770号及び第3,916,899号;ソー
ンダーズ氏他による米国特許第4,063,064号及びテーウウェス氏他による
米国特許第4,088,864号に開示されている。制御された拡散率の拡散孔を
提供するために、水侵出によって形成された拡散孔として寸法が決められ形成さ
れ適用される制御拡散の寸法を有する通路は、エイヤ氏及びテーウウェス氏によ
る米国特許第4,200,098号及び第4,285,987号に開示されている。
【0039】 (課題を解決するための手段) 剤形10の壁12は、エアサスペンション工程から成る一工程で製造される。
この工程は、1層の核又は2層の核から成る圧縮された薬剤核を、前記1層の薬
剤核(又は錠剤)又は2層の薬剤核(又は錠剤)に壁が形成されるまで、空気や
壁形成合成物の中で浮遊させたり転がしたりすることにある。エアサスペンショ
ン手順は、米国特許第2,799,241号;「ジャーナル・オブ・アメリカン・
ファーマシューティカル・アソシエイション」第48巻、451〜454頁(1
959年);及び同誌第49巻、82〜84頁(1960年)に開示されている
。剤形10はまた、Wurster(登録商標)エアサスペンション被覆製造器の中で 、100%アセトン、又は2塩化メチレン−メタノール共溶媒を例えば80:2
0重量比で、又はエタノール−水、又はアセトン−水共溶媒、又は2.5〜4% の固体を使用して95:5重量比で、壁形成合成物の被覆をコートすることもで
きる。2塩化メチレン−メタノール共溶媒を例えば80:20重量比を使用した
Aeromatic(登録商標)エアサスペンション被覆製造器を、壁を形成するのに使 用することができる。例えば、区画を取り囲む壁を形成するために、回転するパ
ン(平鍋、天皿)の中で転がすとともに合成物を継続的に噴霧することによって
壁形成合成物を付着させるパン被覆システム等の他の壁形成技術も、前記剤形を
得るために使用され得る。最後に、壁に被覆された核(又は錠剤)を、前記剤形
から溶媒を除くために1週間までの間30〜50℃の強制空気炉に入れて乾燥す
る。一般的に、これらの技術で形成された壁は1〜30ミル(0.0254〜0.
762mm)の厚さがある。
【0040】 本発明の剤形は一般的な製造技術によって製造される。例えば、1つの製作工
程において、単一の薬剤層もしくは出口手段13に面した薬剤を有する二重層の
核から成る薬剤及び他の核形成もしくは錠剤形成原料は、混合され圧縮されて固
い単層又は固い二重層となる。前記薬剤及び他の原料は、そのままで混合するか
又は溶媒と共に混合することができ、従来の方法、例えばボールミル、カレンダ
ー、流動床粒状化、撹拌、ローラーミル又は撹乳、ローラー成形によって形成さ
れる固体又は半固体へと混ぜ合わされ、その後、前もって選択していた形にプレ
ス加工される。前記層は、層が前記剤形に占める領域の内部寸法に対応する寸法
を有し、又二重層においては、それに接する第二層に対応する寸法を有する。二
重層の核においては、圧迫層は薬剤層と接している。前記圧迫層は前記薬剤層に
用いられたのと同様の技術を使用して製造される。前記薬剤層と圧迫層の層形成
は、従来のプレス層形成技術で可能である。最後に、2つの層の区画を形成する
部分としての1つの層は、外壁又は内壁と外壁とにより取り囲まれ被覆される。
通路は薬剤層に達するように壁を突き抜けてレーザーで又は機械的に穴を開けら
れる。通路が、レーザーで形成された場合は、通路を形成するために予め選択さ
れた面に通路を形成するため、レーザー設備によって、剤形の方向が自動的に光
学調整される。
【0041】 別の製造工程では、剤形10は湿造粒技術によって製造される。「エンサイク
ロピーディア・オブ・ファーマシューティカル・テクノロジー」第7巻、121
〜160頁(1993年)に報告されているように、造粒は微粒子が集まって大
きな集合体又は粒状物になるという、寸法を大きくする工程である。前記湿造粒
技術では、例えば、薬剤形成層又は薬剤膨張層を含む前記薬剤と原料は、溶媒、
例えばエチルアルコール−水98:2体積比率(体積:体積)を造粒液として使
用し、混合される。他の造粒液、例えば変性アルコール100%がこの目的に使
用され得る。前記薬剤核又は層を形成する前記原料は、例えば米国シーヴ・シリ
ーズ等で篩(ふるい)にかけ、そしてミキサーの中で完全に混合する。単層又は
二重層を含む他の原料は、上述した共溶媒などの造粒液の中で溶解される。その
後、後で調製された湿混合物を、混合を続けながらゆっくりとブレンダー内の薬
剤の混合物に加える。前記造粒液は湿混合物が製造されるまで加えられ、湿った
塊はオーブン皿に落ちるよう篩にかけられる。前記混合物は30〜50℃で18
〜24時間乾燥させられる。乾燥した粒状物は篩によって仕分けされる。次に、
潤滑剤が篩に通され、篩にかけられた粒状混合物に加えられる。粒状物はブレン
ダーにかけられ、1〜15分混ぜ合わされる。
【0042】 膨張圧迫層は、同様の湿造粒工程で作られ、それには気流の中で原料を浮遊さ
せ転がすことが含まれている。そうすると、層は壁形成合成物に取り囲まれる。
本発明によるデリバリー・システムは、一般的に40%未満の相対湿度からなる
制御された湿度環境で製造される。エアサスペンション手順は、米国特許第2, 799,241号;「ジャーナル・オブ・アメリカン・ファーマシューティカル ・アソシエイション」第48巻、451〜454頁(1979年);及び同誌第
49巻、82〜84頁(1960年)に記載されている。その他の標準的な製造
手順は、「モダン・プラスチックス・エンサイクロピーディア」第46巻、62
〜70頁(1969年);及び「ファーマシューティカル・サイエンス」レミン
トン、第14版、1626〜1648頁(1970年)マック・パブリッシング
・カンパニー、イーストン、ペンシルベニアに記載されている。
【0043】 前記壁、単層及び二重層を製造するのに適した典型的な溶媒は、不活性の非有
機的な及び有機的な溶媒を含む。溶媒は、水性溶媒、アルコール、ケトン、エス
テル、エーテル、脂肪族炭化水素、ハロゲン化溶媒、脂環式化合物、芳香族化合
物、複素環式溶媒、及びそれらの混合物からなる群から選択された部分を含む。
典型的な溶媒には、アセトン、ジアセトン、アルコール、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、メチルエチルケトン、メチルエチルペトン、
メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケトン、n−ヘキサン、n−ヘプタン
、エチレングリコールモノエチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエチル
、二塩化メチレン、二塩化エチレン、二塩化プロピレン、四塩化炭素、クロロフ
ォルム、ニトロエタン、ニトロプロパン、テトラクロロエタン、エチルエーテル
、イソプロピルエーテル、シクロヘキサン、シクロオクタン、ベンゼン、トルエ
ン、ナフタ、テトラヒドロフラン、ジグリム、及びそれらの水性の及び非水性の
混合物、例えばアセトンと水、アセトンとメタノール、アセトンとエチルアルコ
ール、二塩化メチレンとメタノール、及び二塩化エチレンとメタノールを含む。
【0044】 (本発明の実施例) 以下の実施例は、本発明の例証であり、これらの実施例とこれらと同等の他の
例は本明細書、図面及び添付の請求項に照らして当業者には明白であるから、本
発明の範囲がこれらの実施例に限定されると考えてはならない。
【0045】 (実施例1) ロイコトリエン受容体拮抗薬を含む治療用合成物は以下のように調製された:
まず、浄化水7650gを溶解容器に入れて、合成結合溶液を用意した。次に、
40,000粘度平均分子量を有するポリビニルピルロリドン1350gをゆっ くりと前記容器に加え、溶液を静かに約40分間かき混ぜ、均質の溶液を作った
【0046】 次に、薬剤合成物が次のように用意された:まず、2010gのトロメタミン
、(2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール)を米国シ ーヴ・シリーズの20目の篩にかけた。それから、60gコロイド二酸化珪素6
0gを40目の篩にかけた。その後、25℃でブルックフィールド粘度計にて計
測され、25〜45cpsで濃度2%、置換度0.70〜0.80モル、約35, 000分子量のナトリウムカルボキシメチルセルロース2400gをプラスチッ
ク袋に入れた。次に、40,000粘度平均分子量のポリビニルピルロリドン2 280gを40目の篩にかけ、同プラスチック袋に加えた。それから、篩にかけ
た前記コロイド二酸化珪素を同プラスチック袋に加え、1分間袋を揺さぶりナト
リウムカルボキシメチルセルロース、ポリビニルピルロリドン及びコロイド二酸
化珪素の混合物を得た。
【0047】 次に、流動床造粒器を28℃に熱する。それから、4320gのロイコトリエ
ン受容体拮抗薬、無定形ザフィルルカストを前記器に加えた。次に、2010g
のトロメタミンを前記造粒器に加え、続いてナトリウムカルボキシメチルセルロ
ース、ポリビニルピルロリドン及びコロイド二酸化珪素の前記混合物を加えた。
それから、6000gの結合溶液を80〜125ml/分の率で造粒器内に噴霧
した。その後、3000gの浄化水を造粒器に加えた。噴霧している間、気流は
50slpm(標準リットル/分)に維持した。また、造粒工程の間、結合溶液は4
0秒噴霧され、続いて15秒撹拌した。次に、含水率が5.0〜7.5%になるよ
うに粒状物を乾燥した。粒状物は、8目の篩にかけられ、実験用製粉機に入れら
れた。それから、30gのステアリン酸マグネシウムを40目の篩にかけ、混合
物に加え2分間混合した。薬剤合成物は、成人及び小児患者の喘息の予防及び慢
性の治療のために必要なロイコトリエン受容体拮抗薬ザフィルルカスト10mg
、20mg、40mg又は80mgを含んだ錠剤にプレス加工される。
【0048】 (実施例2) 膨張運動をする合成物が以下のように調製された:まず、13,000数平均 分子量(5cps)を有するヒドロキシプロピルメチルセルロース9660gを
、浄化水133,400gが入っている混合容器に加えて、結合溶液を用意した 。次に80,000分子量を有するヒドロキシプロピルセルロース6900gを 混合容器に加えた。この混合物を原料が水に溶けるまでかき混ぜ、均質の溶液を
得た。
【0049】 次に、膨張浸透性合成物を形成するための粒状物が次のようにして調製された
:まず、36,000gのオスマジェント塩化ナトリウムを粉砕機で製粉し、2 1目の篩にかけた。また、赤酸化鉄600gの着色料が製粉され21目の篩にか
けられた。それから、造粒器を40℃に熱し、25℃で粘度が3000〜400
0cpsで1%濃度、置換率が0.8〜0.9モル、300,000分子量のナト リウムカルボキシメチルセルロース68,400gを造粒器の器に入れた。その 後、製粉した前記塩化ナトリウム36,000gを造粒器に加え、続いて赤酸化 鉄着色料600gを加え造粒した。次に、処理温度を40℃に保ち、粉が造粒器
に付着しないように常に撹拌しながら、30,400gの結合溶液を1100g /分の率で粉床上に噴霧した。工程の最後に、含水率を6.5〜8.5%に調整し
た。次に、粒状物を篩にかけ混合器に入れ、続いて30目の篩にかけられたコロ
イド二酸化珪素586gを加えた。混合物は、膨張合成物を得るために、4分間
7rpmで混ぜられた。
【0050】 (実施例3) 二重層の核は、薬剤であるロイコトリエン受容体拮抗薬と膨張浸透性合成物を
層状になるように圧縮することによって製造した。ザフィルルカスト合成物を含
む薬剤層及び膨張合成物を含む膨張圧迫層は、9.53mmの円形で凹状の穴あ け器及び金型が取り付けられた二重層錠剤押し型機で加圧した。薬剤合成物を二
重層錠剤押し型機に取り付けられた第1ホッパーに満たし、膨張合成物を二重層
錠剤押し型機に取り付けられた第2ホッパーに満たした。押し型機は、自動的に
242mgの薬剤合成物を80lbs(ポンド)の力で突き固められる金型の窪み に分配した。次に、155mgの膨張合成物を金型の窪みに入れ、薬剤層と膨張
層の両方を1800lbsで加圧する。この工程は、二重層核の厚さを5.33mm
にし、平均硬度を10kp(kilopons)にする。この製法で製造された二重層核
は、80mgの無定形ザフィルルカスト、47.7mgのナトリウムカルボキシ メチルセルロース、62mgのポリビニルピルロリドン、39.6mgのトロメ タミン、11mgの水、1.3mgのコロイド二酸化珪素及び0.6mgのステア
リン酸マグネシウムを含む薬剤層と;88.4mgのナトリウムカルボキシメチ ルセルロース、46.5mgの塩化ナトリウム、7.8mgのヒドロキシプロピル
セルロース、10.8mgのヒドロキシプロピルメチルセルロース、0.8mgの
酸化鉄及び0.8mgコロイド二酸化珪素を含む膨張層とから成る。前記二重層 は、ロイコトリエン拮抗薬による治療を必要とする患者に二重層剤形として投与
でき、更に/若しくは半透性の壁で覆って、薬剤配送装置として投薬することも
できる。
【0051】 (実施例4) 上述した二重層核は、以下の半透性合成物を含む壁で覆われている:密閉した
混合容器を混合液の製造に使用した。混合容器は、窒素で洗浄した。それから、
47,600gのアセトンを混合容器に充填し、混合容器を25℃〜30℃に熱 した。次に、1gのPoloxamer(登録商標)188、即ち化学式HO(C24O)a (C36O)b(C242)aH(式中、a=80、b=27)で表され、平均分子 量が7680〜9510であるポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリ
コール共重合体をかき混ぜながらゆっくりと混合容器に加えた。次に、Poloxame
rとアセトンを10〜15分混ぜる。それから、アセチル含有率が39.8%のセ
ルロースアセトン1979.1gを前記混合容器に加えた。その後、原料を透明 な溶液になるまで2時間混合した。
【0052】 次に、前記二重層核を24インチの穴の開いたパン被覆製造器で被覆した。被
覆用のパンは、排気温が40℃〜45℃になるように熱した。それから、11, 000gの二重層の加圧された核をパン被覆製造器に設置した。その後、パンを
1分毎に13回転させた。次に、壁形成被覆溶液を2つの噴霧器で回転する核に
110ml/分の率で噴霧した。コーティング処理の間、被覆製造機中の空気の
体積を350〜370cfm(立法フィート/分)に維持した。被覆工程は、所
望の量の半透性壁形成合成物を核に噴霧した時に停止した。
【0053】 次に、製造されたばかりの剤形の薬剤側に半透性の壁を通して30mil(0
.76mm)の穴を開けた。そして、残りのアセトンを45℃で相対湿度が45 %のオーブンで68時間乾燥することによって取り除いた。乾燥サイクルの最後
には湿度は無くなり、45℃で更に4時間乾燥して剤形を得た。
【0054】 (実施例5) 本発明にかかる剤形からの配送によって溶液内に入り込んだことを示す薬剤ザ
フィルルカストの溶解は、以下の手順で測定した。まず、水性ナトリウム硫化ド
デシル1%(w/v)(重量/体積)溶液を溶解媒質として用いた。本発明によ
って調製された剤形を前記溶解媒質に入れ、剤形によって溶解媒質に拡散された
薬剤を、溶解時間に亘り一定の時間間隔ごとにサンプルをとり検査した。フィル
ターにかけられたサンプルは、逆相高圧液色相分析によって224nmの紫外線
で検出を行いながら検査した。サンプルの濃度は、少なくとも5つの標準点を含
む標準カーブに対して測定された。溶解試験によれば、ザフィルルカストは溶解
媒質中で無定形の状態であり続けることを示唆する。溶解試験の手順は「ザユナ
イテッドステイツファーマコピーア」ザナショナルフォーミュラリー、1791
〜1796頁(1995年);「ファーマシューティカル・サイエンス」レミン
トン著、第17版、653〜666頁(1985年);及びUSP22巻、溶解
パドル分析、1578〜1579頁(1990年)に報告されている。
【0055】 本発明によって製造された剤形から薬剤ザフィルルカストが放出される率は、
以下の手順によって確かめられた。該手順は、通常は水である溶液に剤形を入れ
、拡散評価溶液の一部を採り、続いて、指定された試験間隔ごとに放出される薬
剤の量を測るため、それを色相分析システムに注入する。薬剤、例えばザフィル
ルカストは、コラム上で分解され、224nmの紫外線吸収によって検出される
。測定は、少なくとも5つの標準点を有する標準カーブからのピーク領域の線回
帰分析によってなされる。
【0056】 拡散評価手順は、薬剤受容溶液につながるオリフィスを持つプラスチックのロ
ッドに剤形を取り付けることを含む。そして、ロッドは拡散評価アームに取り付
けられ、そのアームは1サイクルにつき2秒で3cmの振幅で上下運動をする撹
拌器に設置されている。そして、剤形を継続的に50ml平均拡散率である10
.51mg/時で浸す。添付の図8は、剤形からの20時間の累積拡散率パーセ ントを表している。添付の図9は、剤形から拡散される時間に対して溶解した薬
剤の累積パーセントを表している。
【0057】 (実施例7) 結晶性形態のザフィルルカストを配送するために浸透性の剤形に形成された剤
形は次のように製造された:まず、16.75gのトロメタミンを20目の篩に かけて、ザフィルルカストを含む薬剤層を作った。次に、33gの結晶性ザフィ
ルルカストを500mlのビーカーに入れ、それから平均分子量が40,000 のポリビニルピルロリドン20gを前記ビーカーに加えた。次に、平均分子量が
35,000のカルボキシメチルセルロースナトリウム30gを前記ビーカーに 加えた。次に、全ての原料をへらで混ぜ合わせ、乾燥した粉状原料の密度が粒状
物に変化するよう混ぜながら、60mlの変性無水エタノールを前記ビーカーに
加えた。粒状物をその後フードに移し、一晩乾燥した。乾燥した粒状物を20目
の篩にかけ、一定の粒寸法を得た。次に、粒状物をガラスのジャーに移し、それ
に0.25gのステアリン酸マグネシウムを加え、ローラー上で粒状物を混ぜ、 薬剤層に加工するためにザフィルルカスト薬剤合成物を製造した。
【0058】 膨張圧迫層は、上述の膨張圧迫工程に従って調整された。 次に、二重層構造の2つの層を加圧して錠剤を成形するために錠剤加圧機を使
用した。まず、上述の薬剤層260mgを10.32mmの金型の窪みに加え、 薬剤層を得るため軽く突き固めた。次に、140mgの膨張圧迫層を同じ金型に
置き、2つの層に1トンの圧力をかけ二重層錠剤を成形した。
【0059】 次に、前述の手順に従った半透性重合体合成物から成る壁で前記二重層錠剤を
覆った。壁形成合成物は、アセチル含有率が32.0%の酢酸セルロース100 %から成る。壁形成合成物をアセトンと水の混合物に溶解し、5%の固体の合成
物を有する、88:12(体積比率)の割合の共溶媒を得た。
【0060】 本実施例で提供される剤形は、16時間で平均12mg/時の拡散率を示した
。この浸透性剤形で拡散された(結晶性)ザフィルルカストの累積パーセントは
図10に示されている。剤形は0.76mmの薬剤を拡散するオリフィスを含ん でいた。
【0061】 (実施例8) ロイコトリエン受容体拮抗薬による治療が必要な喘息患者に経口投与するため
に設計され成形された錠剤は以下のように製造される:まず、16.75gのト ロメタミンを20目の篩にかける。それから、アシタザノラスト、イラルカスト
、モンテルカスト、プランルカスト、ヴェルルカスト、ザフィルルカスト及びジ
ロイトンから成る群から選択されたロイコトリエン受容体拮抗薬33gをビーカ
ーに入れ、続いて、平均分子量が40,000のポリビニルピルロリドン20g をビーカーに加える。その後、5.2gのオスマジェント塩化ナトリウムを均質 な塊になるようにかき混ぜながらビーカーに加える。次に、100,000分子 量のオスマジェル酸化ポリエチレン30gをビーカーに加え、全ての原料を無水
エタノールと共に粒状物を形成するように混合した。粒状物は25℃で12時間
乾燥し、それから20目の篩にかけた。次に、粒状物をガラスのジャーに移し、
0.25gのステアリン酸マグネシウムをそこに加え、粒状物を混ぜ合わせ、ロ イコトリエン受容体拮抗薬を含む治療用合成物を製造する。
【0062】 次に、260gの前記治療用合成物を錠剤加圧機に入れ、錠剤の核になるよう
1〜1/2トンの圧力で加圧する。その後、溶媒に溶けたアセチル含有率が32
%の酢酸セルロースが90%と分子量が3,350のポリエチレングリコールが 10%を含む壁合成物で錠剤の核が覆われる。前記溶剤は、アセトンと水が88
:12重量比の割合で成り、溶剤の固体の合成物は5%である。薬剤核の周りに
半透性の壁を施すための被覆温度は35℃である。次に、50mil(1.27mm
)の通路を半透性の壁に開け、残った溶剤を45℃で相対湿度45%のオーブン
の中で48時間乾燥されることによって除去される。乾燥の最後には湿気は無く
なり、剤形を45℃で更に4時間乾燥し、喘息の症状に悩まされる患者にロイコ
トリエン拮抗薬を経口投与するための浸透性剤形を得る。
【0063】 (実施例9) アシタザノラスト、イラルカスト、モンテルカスト、プランルカスト、ヴェル
ルカスト、ザフィルルカスト及びジロイトンからなる群から選択された薬剤を含
む薬剤合成物は以下のように調製される:まず、重量平均分子量が200,00 0の酸化ポリエチレン2,580gを40目の篩にかける。それから、篩にかけ た酸化ポリエチレン1,290gをミキサーの器に入れる。そして、上に挙げた 薬剤2,400gをミキサーの中の酸化ポリエチレンの上に置く。次に、40,0
00粘度平均分子量のポリビニルピルロリドン300gを40目の篩にかけ、前
記ミキサーに加える。その後、残りの酸化ポリエチレン1,290gを前記器に 加える。次に、300gのソルビット及び360gのトロメタミン(2−アミノ −2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール)を40目の篩にかけ、前記
ミキサーに加える。乾燥した原料の追加は、酸化ポリエチレンの2つの層の間に
薬剤が位置するように行われる。造粒工程は、継続的に混合しながらエチルアル
コール3,200gを少しずつミキサーに加えることで始まる。乾燥した粉状物 が粒状物に一貫して変化するよう5〜10分間混合し続ける。湿った粒状物を4
0℃で16時間乾燥し、寸法を小さくするため7目の篩を備えた流動空気製粉機
に通す。次に、寸法の小さくなった粒状物を結合剤に入れる。そして、60目の
篩にかけられたステアリン酸マグネシウム60gを粒状物に加え、全ての原料を
4分間混合する。この合成物は、喘息をコントロールするのに有効なロイコトリ
エン受容体拮抗薬、酸化ポリエチレン、ポリビニルピルロリドン、トロメタミン
、ソルビット及びステアリン酸マグネシウムを提供する。
【0064】 次に、膨張運動する合成物を以下のように調製する:まず、40,000平均 分子量のポリビニルピルロリドン300gを2,700gの水が入ったミキサー に加え、結合液を調製する。そして、この混合物をポリビニルピルロリドンが水
に溶け透明の結合液になるまでかき混ぜる。
【0065】 次に、膨張浸透性合成物を形成する粒状物は次のように調製される:まず、平
均分子量が7,000,000の酸化ポリエチレン7,370gを流動床造粒器の 器に入れる。そして、平均分子量が40,000のポリビニルピルロリドン20 0gを造粒器に加える。次に、2,000gの塩化ナトリウム及び20目の篩を 使って製粉された100gの赤酸化鉄を造粒器に加える。粉状の原料は、均一な
粉の混合を得るため、3分間流動化される。次に、前記結合液を50g/分の率
で粉に噴霧する。噴霧処理の間、処理気流は500cfmに維持され、温度は2
4℃に維持される。噴霧作業中、溶液は30秒間噴霧され、続いて10秒間の撹
拌時間がある。噴霧作業の終わりには、乾燥した粒状物を得るために、粒状物を
造粒器の中で更に10〜15分間乾燥する。粒状物は、寸法を小さくするため7
目の篩を備えた流動空気製粉機に通す。その後、寸法が小さくなった粒状物を混
合器に入れる。そして、予め40目の篩にかけられた25gのステアリン酸マグ
ネシウム、及び予め60目の篩にかけられた5gの粉状ブチルヒドロキシトルエ
ンを粒状物に加え、一緒に混合し浸透性膨張合成物を得る。
【0066】 次に、上述の薬剤合成物と浸透性膨張合成物が層構造になるように加圧するこ
とにより二重層核を次のように製造する:まず、750mgのロイコトリエン受
容体拮抗薬剤合成物を、直径が5/16インチ(8mm)の金型の窪みに入れ、
それから300mgの浸透性膨張合成物を金型に置き、2つの合成物を1トン(
2,000lb)の圧力で層構造となるように加圧する。
【0067】 次に、アセチル含有率が32%の酢酸セルロースを90%と分子量が3,35 0のポリエチレングリコールを10%含む壁形成合成物を溶媒に溶かす。前記溶
媒はアセトンと水が88:12重量比の割合で成り、溶液の固体の合成物は5%
である。そして、二重層核を12インチ(30cm)の被覆パンに入れ、被覆液
を25g/分の率で二重層核に噴霧する。二重層核の周りに接して140mgの
半透性壁を施すための被覆の温度は35℃である。
【0068】 次に、剤形の薬剤側に達するよう半透性の壁に50mil(1.27mm)の通路
が開けられる。残った溶液は、45℃で相対湿度45%のオーブンで48時間乾
燥されて除去される。乾燥の最後には、湿度は無くなり、剤形を更に4時間45
℃で乾燥し、喘息の症状に苦しむ患者にロイコトリエン受容体拮抗薬を経口投与
するための浸透性剤形を得る。
【0069】 (本発明を抗喘息治療に使用する方法) 本発明の特別な実施の形態は、抗喘息治療を必要とする患者にロイコトリエン
受容体拮抗薬を投与する方法に関する。本発明は以下の方法を含んでいる;(1
)ロイコトリエン受容体拮抗薬を含む錠剤の経口投与;(2)出口通路を有する
壁に囲まれたロイコトリエン受容体拮抗薬を含む剤形合成物の投与;(3)ロイ
コトリエン受容体拮抗薬剤合成物が膨張圧迫合成物と接する構造となっており、
双方の合成物が通路を有する壁に囲まれた剤形の投与;(4)通路を有する壁に
囲まれたロイコトリエン受容体拮抗薬及び剤形の外側を被覆するロイコトリエン
受容体拮抗薬を含む剤形合成物の投与;及び(5)ロイコトリエン受容体拮抗薬
が膨張圧迫合成物に接する構造となっており、双方の合成物が通路を有する壁に
覆われており、ロイコトリエン受容体拮抗薬が壁の外面にある剤形の喘息治療の
ための投与。
【0070】 まとめると、実務上の有効性を有する不定形の剤形が、抗喘息約を一定量迅速
に、そして長時間に亘って、単位時間当たりに初定量づつを投与することができ
、抗喘息の業界に貢献するものであることは理解されよう。本発明は実施可能な
実施の形態を参照して詳しく記載されているが、本発明の精神から乖離すること
なく様々な変更、改良、代用、省略がなされ得ることは抗喘息の当業者に理解さ
れよう。そのため、本発明はそれらの同等のものも請求の範囲に含まれることを
意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によって提供される剤形の一般的な図であり、抗喘息治療
が必要な人間の患者に制御された率で喘息治療用のロイコトリエン拮抗薬を経口
投与するために設計され成形された剤形である。
【図2】 図1を展開した図であり、喘息をコントロールするために必要な
ロイコトリエン拮抗薬を含んだ内服薬となり得る合成物を含む発明の剤形を描写
したものである。
【図3】 図1を展開した図であり、薬剤のロイコトリエン拮抗薬剤合成物
、及び剤形から薬用ロイコトリエン拮抗薬を押し出す手段を含み、薬剤合成物か
ら独立しそれに接する合成物を含む剤形を図示したものである。
【図4】 本発明によって提供される剤形の図であって、すぐに拡散する被
覆を剤形の外側に含み、迅速服用するロイコトリエン拮抗薬を含んだ剤形である
【図5】 本発明によって提供されるデリバリー・システムのデリバリーパ
ラメータを示したものである。
【図6】 本発明によって提供されるデリバリー・システムのデリバリーパ
ラメータを示したものである。
【図7】 本発明によって提供されるデリバリー・システムのデリバリーパ
ラメータを示したものである。
【図8】 本発明によって提供されるデリバリー・システムのデリバリーパ
ラメータを示したものである。
【図9】 本発明によって提供されるデリバリー・システムのデリバリーパ
ラメータを示したものである。
【図10】 本発明によって提供されるデリバリー・システムのデリバリー
パラメータを示したものである。
【符号の説明】
10…剤形、11…本体、12…壁、13…出口、14…内部区画、15…ロイ
コトリエン受容体拮抗薬、16…溶解性増強剤、17…浸透重合体、18…結合
剤、19…潤滑剤、20…オスマジェント。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月20日(2000.3.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ポール・エム・ホワン アメリカ合衆国94303カリフォルニア州マ ウンテン・ビュー、バルセロナ・コート 415番 (72)発明者 ブレンダ・ジェイ・ポロック アメリカ合衆国95014カリフォルニア州ク ペルティノ、カーウィン・レイン7520番 (72)発明者 パドマジャ・シバナンド アメリカ合衆国94303カリフォルニア州マ ウンテン・ビュー、エル・カミノ・レア ル・ナンバー44、870番 Fターム(参考) 4C076 AA31 AA36 BB01 CC15 DD29 DD41 DD50 EE16 EE23 EE32 FF31 4C084 AA17 MA05 MA35 MA52 NA12 ZA592 ZC422

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロイコトリエン受容体拮抗薬を2mg〜500mg、及び薬
    剤的に受容されるカルボキシアルキルセルロース担体を20mg〜300mg含
    む剤形錠剤。
  2. 【請求項2】 前記ロイコトリエン受容体拮抗薬が、アシタザノラスト、イ
    ラルカスト、モンテルカスト、プランルカスト、ヴェルカスト、ザフィルルカス
    ト及びジレントンから成る群から選択される請求項1に記載の剤形錠剤。
  3. 【請求項3】 ロイコトリエン受容体拮抗薬を2mg〜500mg、及び薬
    剤的に許容できる酸化ポリアルキレン担体を20mg〜300mg含む剤形錠剤
  4. 【請求項4】 前記ロイコトリエン受容体拮抗薬が、アシタザノラスト、イ
    ラルカスト、モンテルカスト、プランルカスト、ヴェルカスト、ザフィルルカス
    ト及びジレントンから成る群から選択される請求項3に記載の錠剤。
  5. 【請求項5】 ロイコトリエン受容体拮抗薬による治療を必要とする患者に
    ロイコトリエン受容体拮抗薬を投与するための剤形であって、 (a)流体に対しては浸透性であり、ロイコトリエン受容体拮抗薬に対しては不
    浸透性である壁であって、当該壁が (b)ロイコトリエン受容体拮抗薬、及び前記ロイコトリエン受容体拮抗薬を配
    送する際に前記剤形を補助する薬剤的に許容できる担体手段を包む薬剤と、 (c)前記剤形から前記ロイコトリエン受容体拮抗薬を配送する壁面の出口とを
    囲むことから構成される剤形。
  6. 【請求項6】 ロイコトリエン受容体拮抗薬が剤形の外面を覆う、ロイコト
    リエン受容体拮抗薬を配送するための請求項5に記載の剤形。
  7. 【請求項7】 薬剤的に許容できる担体は酸化ポリエチレンである、請求項
    5に記載のロイコトリエン受容体拮抗薬を配送するための剤形。
  8. 【請求項8】 前記薬剤的に許容できる担体がカルボキシアルキルセルロー
    スである、請求項5にロイコトリエン受容体拮抗薬を配送するための記載の剤形
  9. 【請求項9】 前記薬剤がオスマジェントを含む、請求項5に記載のロイコ
    トリエン受容体拮抗薬を配送するための剤形。
  10. 【請求項10】 使用環境へロイコトリエン受容体拮抗薬を配送する剤形で
    あって、 (a)壁と、当該壁が; (b)ロイコトリエン受容体拮抗薬、及び前記剤形から前記ロイコトリエン受容
    体拮抗薬を配送する薬剤的に許容できる担体手段を包む薬剤、 (c)前記剤形から前記ロイコトリエン受容体拮抗薬を配送するのを補助するた
    めに継続的に圧迫する、前記薬剤と接触している膨張圧迫合成物、及び (d)剤形からロイコトリエン受容体拮抗薬を配送するための壁にある出口を囲
    むことから構成される剤形。
  11. 【請求項11】 前記ロイコトリエン受容体拮抗薬が、アシタザノラスト、
    イラルカスト、モンテルカスト、プランルカスト、ヴェルカスト、及びジレント
    ンから成る群から選択される、請求項10に記載の剤形。
  12. 【請求項12】 前記ロイコトリエン受容体拮抗薬が、ザフィルルカストで
    ある請求項10に記載の剤形。
  13. 【請求項13】 前記薬剤的に許容できる担体が、カルボキシアルキルセル
    ロースである、請求項10に記載の剤形。
  14. 【請求項14】 前記膨張圧迫合成物が、薬剤的に許容できる担体カルボキ
    シアルキルセルロースよりも高い分子量を有するカルボキシアルキルセルロース
    を含む、請求項10に記載の剤形。
  15. 【請求項15】 前記薬剤的に許容できる担体が、酸化ポリアルキレンであ
    る、請求項10に記載の剤形。
  16. 【請求項16】 前記膨張圧迫合成物が、薬剤的に許容できる酸化ポリアル
    キレン担体よりも高い分子量を有するカルボキシアルキルセルロースを含む、請
    求項10に記載の剤形。
  17. 【請求項17】 ザフィルルカストの治療効果を維持しつつ、ザフィルルカ
    ストを患者に投薬する頻度を減らす方法であって、24時間以上の徐放性がある
    ザフィルルカストを投薬し、その結果投薬の頻度が減少するが、ザフィルルカス
    トの治療効果は維持する剤形を患者に経口投与することを含む方法。
  18. 【請求項18】 患者の体内にザフィルルカストの血漿濃縮を生ずる方法で
    あって、治療期間中運ばれるザフィルルカストの用量に比例してザフィルルカス
    トの血漿濃縮を生ずるために、治療期間中ザフィルルカストの用量を徐放的に投
    薬する剤形を患者に経口投与することを含む方法。
  19. 【請求項19】 ロイコトリエン受容体拮抗薬を流体の使用環境に配送する
    方法であって、ロイコトリエン受容体拮抗薬が時間中流体に溶解する率に応じた
    前記ロイコトリエン受容体拮抗薬の拡散率を有する剤形が流体の環境に入ってい
    くことを含む方法。
  20. 【請求項20】 ザフィルルカストを流体の使用環境に配送する方法であっ
    て、制御された徐放率で流体の環境にザフィルルカストを配送することを含む方
    法。
  21. 【請求項21】 ロイコトリエン拮抗薬をその当初の形態のままで配送する
    方法であって、当初の形態から別の同質異像形態に転換することを防ぐことを含
    む方法。
  22. 【請求項22】 ロイコトリエン拮抗薬を衝撃剤、結合剤及び前記ロイコト
    リエン拮抗薬をその当初の形態で維持する合成物を提供する薬剤的に許容できる
    担体と混合することを含む、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 合成物が重合体から成る壁に囲まれた、請求項21に記載
    の方法。
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