JP2001515456A - 口腔の苦痛状態を治療するための経口投与および方法 - Google Patents

口腔の苦痛状態を治療するための経口投与および方法

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Abstract

(57)【要約】 患者(ヒト)の口内に非炎症性薬剤のような有効薬剤を投与する経口投与形態(10)を開示する。投与形態(10)は、水性生理学的流体、たとえば唾液に難溶の薬剤層(15)と、流体で膨潤しうる親水性ポリマーの膨張可能な駆動部材(16)とを包囲する壁(12)を含む。壁(12)の中の出口通路(13)は薬剤(17)と投与形態(10)の外部とを連結する。壁(12)は、構造健全性を犠牲にせず壁全体にわたり促進流出をもたらす物質で配置構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 口腔の苦痛状態を治療するための経口投与および方法 技術分野 本発明は口腔の苦痛状態の治療に関する。より詳細には、本発明は、口部の投 与部位に、即時放出するための麻酔剤保護被膜および苦痛状態を治療するのに効 果的な有効薬剤の持続放出性製剤を含む改良経口投与形態に関する。 背景技術 通常アフタ性口内炎と呼ぶ再発性アフタ性潰瘍(RAU)は最も一般的な口内 粘膜疾患の1つである。ひどい患者が口内粘膜および舌下部に多くの傷を有する ことは珍しいことではない。これらの傷は1ないし4週間持続し、極度に痛みを 伴う。偏平苔せんは口内に感染部位を有する他のかなり一般的な慢性炎症性皮膚 疾患である。この後者の疾患については、場合により上皮が潰瘍化して局部的な 痛みを生じることがある。口腔におけるこれら一般的な苦痛状態の典型的な治療 法には、麻酔剤および/またはコルチコステロイドを含有する軟膏、ゲル、ペー スト、およびうがい液/洗口液がある。 患者の唾液やのみ下す作用は、口腔の口内膜に沿って薬物中の有効薬剤の濃度 を実際上低下させ、さらに多量の有効薬剤がのみ込まれて必要とする部位から有 効薬剤が持ち去られる。これは有効薬剤の絶え間ない局部投与を必要とする口腔 の苦痛状態を治療する場合の特有の問題であった。このように、抗アフタ性口内 炎有効薬剤を前記のように投与する場合にはほぼ数分間の内に薬剤は口腔から持 ち去られる。徐々に溶解するトローチや錠剤を用いると有効薬剤の投与時間は幾 分増大するけれども、典型的にはこれらの投与形態は有効薬剤を僅か約15ない し20分間放出させるにすぎない。従って、これらの投与形態が、該状態を効果 的に治療するには頻繁な反復投与(たとえば5分毎のうがいかまたは1時間に3 −4回のトローチの服用)が必要である。その結果、長い治療期間にわたり口腔 の苦痛状態を絶えず治療する手段の必要がある。 うがい、トローチや錠剤による短時間の有効薬剤投与の問題に対して提唱され る解決策は、有効薬剤を中に分散させた親水性ポリマーから成る経口投与形態で あった。親水性ポリマーを、患者のほほと歯肉との間に置くと、口内膜から水分 を吸収して、最後に該膜の表面に付着する。患者の心地よさと便利さとの点から ぃえば、投与プラットホーム(platoform)を直接口内膜に付着させることが望ま しいが、刺激を生じる有効薬剤を投与する場合には、問題の起ることがある。刺 激をもたらす有効薬剤を投与する場合には、該薬剤が口内膜に付着して、個々の 膜部位に高濃度の刺激を生じさせる有効薬剤が保持されるので、これら投与形態 は刺激を増大させる傾向がある。治療部位が、RAUのように痛みを伴う傷であ る場合には、傷に投与形態を接触させると患者の経験する痛みが激しくなるので 、この問題はさらに大きなものとなる。従って口腔の苦痛状態の治療に付随する 不快感を低減させる投与形態に対する要望がある。 口腔の苦痛状態を治療する他の提唱される解決策は、治療部位に有効薬剤を持 続的に投与する浸透投与形態の使用である。Barclayらに付与された米国特許第 5,021,053号、Barclayらに付与された同第5,248,310号、お よびDongらに付与された同第5,200,195号を参照されたい。これらはい ずれも本明細書に援用される。これら投与形態は、有効薬剤製剤および膨張可能 な駆動部材(driving member)を包囲する半透膜を包含し、該半透膜は出口通路 を有する。駆動部材は水分を吸収し、一定容積の半透膜内に膨張して、有効薬剤 を出口通路から押出す親水性ポリマーを含む。Edgrenらに付与された米国特許第 5,200,194号は、脆弱な浸透膜とはいえ大きな流出を示す経口浸透投与 形態を開示している。該膜は口腔の使用条件に耐えることができるように繊維状 保持体を備えている。しかし、このような投与形態を口内で用いる場合には、投 与される高濃度の有効薬剤によって治療部位が刺激を受けることがある。さらに 、治療部位が潰瘍またはアフタ性口内炎であれば、傷に対する投与形態の位置の 設定が極度に傷を悪化させるかまたは痛みを与えることがある。従って持続性放 出投与形態を付与する前に、治療部位を麻痺させる必要がある。 発明の開示 従って、本発明の1つの態様は、口腔内治療部位を麻痺させて、持続放出性有 効薬剤を該部位に投与することができる投与形態を提供することにある。 本発明の別の態様は、口内治療部位に局部麻酔剤の即時放出をもたらし、同時 に同じ部位を治療する有効薬剤の持続放出をもたらすことにある。 本発明の他の態様は、局部麻酔剤の効果に見合う時間の間、動物、とくにヒト の口腔に有効薬剤を制御投与するための持続放出投与形態を提供することにある 。 本発明の前記および他の態様は麻酔剤保護被膜および持続放出性有効薬剤コア を有する経口投与形態によって提供される。コアは持続放出性投与量を包含し、 半透膜は有効薬剤および膨張可能な駆動部材を包囲する。駆動部材は、膨張して 、有効薬剤が占める容積を減少させ、それによって該部位を麻痺させながら一定 時間にわたり有効薬剤をデバイス(device)から制御速度で投与する親水性ポリ マー層を包含する。 本発明の他の態様、特徴および利点は、図面および添付クレームを参照すれば 次の詳細な説明から当業者には一層明らかになろう。 図面の簡単な説明 図1は動物の口腔内に有効薬剤を投与するための浸透投与形態の好ましい実施 態様の側面図である。 図2は図1の投与形態の断面図である。 図3は、経口投与形態が動作モードにあって、下部臨界溶解温度よりも高い温 度にある凝集した親水性ポリマーを示す図1の投与形態の断面図である。 図4は、本発明によるデバイスの表面被膜層から放出されたベンゾカインの累 積量を示すグラフである。 図5は、本発明によるデバイスから放出された有効薬剤の累積量を示すグラフ である。 図6は、本発明によるデバイスから、放出されたベンゾカインの累積量を示す グラフである。 発明の実施形態 本発明は、ヒトのような動物の口腔の苦痛状態を治療するために有効薬剤の規 制された持続放出を行う改良口内投与形態に関する。即時放出性麻酔剤表面被膜 は疾患に付随する苦痛部位の初期の痛みを軽減させ、治療の間に生じる不快感を 減少させる。好ましくは、持続放出性コアは浸透性駆動投与形態を含み、もっと も好ましくは、膨張可能な駆動部材および非麻酔性有効薬剤の層を含む。 本発明は、また、治療部位に、即時放出性局部麻酔剤を適用し、かつ傷を治療 するために選択した部位に持続放出性経口投与形態を適用することによる口内疾 患治療法をも包含する。 経口投与形態の持続放出部分は当該業界では公知の持続放出性組成物からつく ることができるけれども、投与速度および時間を正確に制御するためには浸透投 与形態が好ましい。ところで図面に立ち戻って説明すると、好ましい経口浸透デ バイスの一例が図1−3に示されており、数字10で表示される。図1および2 でもっともよくわかるように、経口投与形態10は口腔内の苦痛状態の部位を麻 痺させるための表面被膜8中に分散された即時放出性局部麻酔剤より成る。表面 被膜8は、有効薬剤の持続放出投与をもたらすために持続放出性コア9(図2お よび3参照)を包囲する。持続放出性コアの放出開始は麻酔剤によってもたらさ れる麻痺時間の間に起る。 即時放出性麻酔剤表面被膜8は、局部的な特定部位の麻酔剤および麻酔剤を持 続放出性コアに付着させる結合剤を含む。麻酔剤表面被膜8は口腔内の傷部位に 置くと患者に迅速に投与される麻酔剤の即時放出投与をもたらす。患者ののみ込 みにより表面被膜は概して15ないし30分以内に完全に溶解され、麻酔時間の 間治療部位を即時および経続的に麻痺させる。「即時」麻酔では口内に入れてか ら0.1分ないし10分間で痛みを軽減させることと定義する。痛みの軽減は好 ましくは1−8分内に、もっとも好ましくは1−5分以内にもたらされる。軽減 開始および持続時間は使用する麻酔剤の種類および表面被膜8中に付与される麻 酔剤の濃度によって異なる。好ましくは、持続放出性コア9から薬剤を放出する 時間の間麻酔を持続させるのに十分な麻酔剤を供給する。より好ましくは、少な くとも15分ないし90分間麻酔を持続させるのに十分な麻酔剤を供給する。も っとも好ましくは、持続放出性デバイスの少なくとも立上り時間の間麻酔を持続 させるのに十分な麻酔剤を供給する。 表面被膜8中に用いられる局部麻酔剤はリドカイン、プロカイン、ブピバカイ ン、メピバカイン、エチドカイン、ジブカイン、クロロプロカイン、ザイロカイ ン、プリロカイン、ベンゾカイン、テトラカイン、コカイン、ジクロナイン、プ ラモキシンやこれらの配合物を含む公知の局部麻酔剤であることができる。これ らの中で、水に難溶、したがって概ね徐々に吸収される疎水性局部麻酔剤がもっ とも好ましい。これら疎水性麻酔剤は傷に直接適用することができる。また、1 つの好ましい実施態様では、疎水性麻酔剤が長時間局部に留まったままであって 、持続性麻酔作用を生じさせることができる。1つの実施態様は、化学的に、疎 水性、したがって薬剤の不溶性を増大することを特徴とするパラアミノ安息香酸 エステルである。1つのもっとも好ましい局部麻酔剤はベンゾカイン(アミノ安 息香酸エチル)である。パラアミノ安息香酸エステルを用いる別の利点はアレル ギー反応の低減可能性である。麻酔性表面被膜中の麻酔剤の実際の量は使用する 特定の麻酔剤によって異なる。 表面被膜8の適切な結合剤は当該業界では周知であり、製造プロセス中に表面 被膜8をスプレーする場合に、平滑な被覆およびスプレー特性を示す能力の点か ら選ぶことができる。代表的な結合剤にはポリビニルピロリドンおよびヒドロキ シプロピルメチルセルロースがある。 1つの好ましい実施態様では、表面被膜が0ないし60重量%のベンゾカイン 、40ないし90重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC60 3)、および10ないし12.5重量%のヒドロキシプロピルセルロース(Klucel EF)を含む。さらに好ましい1つの実施態様では、表面被膜が40ないし50重 量%のベンゾカイン、37.5ないし45重量%のヒドロキシプロピルメチルセ ルロース(HPMC603)および10ないし12.5重量%のヒドロキシプロ ピルセルロース(Klucel EF)を含む。投与形態当り25ないし30mgの重量の表 面被膜が好ましい。好ましい浸透性経口投与形態の一例が米国特許第5,200 ,195号(本明細書に援用される)に記載されている。該表面被膜は1ないし 4ミルの好ましい厚さを有する。 経口投与形態10は長期間麻酔させた口内治療部位に効果的な薬物量の有効薬 剤17を絶えず投与する。1つの実施態様では、経口投与形態10は1ないし3 時間のT90を提供する。 経口投与形態10は、麻酔性表面被膜8に加えて、有効薬剤17および膨張可 能な駆動層16を含有する画室14を包囲する半透膜壁12を含む。薬剤17の 溶液または懸濁液を使用環境、すなわち口腔に投与するために出口通路13が設 けられる。患者の口内に投与形態10を置くと、水(たとえば唾液)が半透膜を 越え内部画室14内に浸透して膨張可能な駆動部材16を膨潤させ、それによっ て投与形態から薬剤17を押出す。 本明細書では、有効薬剤という用語は、ヒトの口腔に投与するとき、局所また は全身的効果を生じる生理学的または薬理学的に活性な物質、とくに口腔の苦痛 状態の治療に有効な物質を包含する。 口腔の苦痛状態を治療する場合には、治療部位が粘膜表面にあるので、不溶性 または難溶性有効薬剤が好ましい。さらに該薬剤は疎水性であるほど、麻酔効果 は長く続く。局所性コルチコステロイドのような無炎症性有効薬剤が好ましい。 典型的なコルチコステロイドにはヒドロコルチゾン、ヒドロコルチコステロンア セテート、コルチゾンアセテート、トリアムシノロン、およびブデソニドがある 。水に難溶で、本発明のデバイスによって投与することができる代表的な有効薬 剤にはベクロメサゾン、類似体、同族体、アゴニスト、アンタゴニストおよびベ クロメサゾンジプロピオネートに関連する他の化合物がある。多くの類似体、同 族体、アゴニスト、アンタゴニスト、およびベクロメサゾンに関連する他の化合 物は英国特許第912,378号および同第901,093号(いずれも本明細 書に援用される)に開示されているものならびにその塩類およびエステル類を包 含する。本発明の目的に対して、「不溶性薬剤」という語句は流体1ml当り0. 01−25mgの範囲の薬剤が溶解する薬剤である。「難溶性薬剤」は流体1ml当 り約25mgから150mgの薬剤が溶解する薬剤である。現在好ましい実施態様を 不溶性または難溶性薬剤に関連させて述べたけれども、デバイスが他の薬剤を投 与するのに用いうることを理解すべきである。 溶解度の測定に用いられる典型的な方法は化学的および電気的伝導率である。 溶解度の種々の測定法の詳細はUnited States Public Health Service Bulletin 、No.67 of the Hygienic Laboratory;Encyclopedia of Science and Techno logy 、Vol.12、pages 542−556、1971、McGraw-Hill,Inc.出版 ;およびEncyclopedia Dictionary of Physics、Vol.6、pages 547−55 7、1962、Pergamon Press,Inc.出版に記載されている。 図1−3の経口投与形態10は経口用、すなわち長時間にわたり動物、たとえ ばヒトの口腔に局所性有効薬剤を放出するように設計されている。デバイスは約 0.5ないし3時間程度にわたり、口内に保持されるように設計されているので 、デバイスは口内に楽に保持される外形をもたなければならない。具合よさの点 から楕円形または長円形の経口投与形態10の好ましいことが見出された。図1 および2に示すように、経口投与形態10は長さl、幅wおよび高さhを有する 。l:wの比であるアスペクト比が約1.2:1ないし約3:1である経口投与 形態10がヒトの口中に保持されるのにもっとも具合のよいことが判明した。経 口投与形態10は、好ましくは約1.3:1ないし約2:1、もっとも好ましく は約1.5:1ないし約1.7:1のアスペクト比を有する。さらに、患者のほほ と歯肉との冊に具合よくはまるためにはデバイスが好ましくは1.0から1.5cm 、もっとも好ましくは1.27から1.30cmの長軸および好ましくは0.5から 1cmもっとも好ましくは0.70から0.73cmの短軸を有する。浸透投与性経口 形態10は薬剤17(たとえば有効薬剤)およびもし存在すればオスマゲントに 悪影響を与えない物質でできた壁12を有するように製造することができる。壁 12を形成する物質は、また、患者の口内組織に悪影響を与えるべきではなく、 また口腔内に本来存在する流体に不溶でなければならない。さらに、壁12を形 成する物質は、有効薬剤、オスマゲント等を含む薬剤の通過に対して実質的に不 浸透性を保ちながら水性流体(すなわち水)および口腔内に本来存在する生理学 的流体(たとえば唾液)の通過に対しては透過性である。 壁12を形成する典型的な物質には、たとえばセルロースアシレート、セルロ ースジアシレート、セルローストリアシレート、セルロースアセテート、セルロ ースジアセテート、セルローストリアセテート、アガーアセテート、アミロース トリアセテート、ベータグルカンアセテート、アセトアルデヒドジメチルアセテ ート、セルロースアセテートエチルカルバメート、ポリアミド、ポリウレタン、 スルホン化ポリスチレン、セルロースアセテートフタレート、セルロースアセテ ートメチルカルバメート、セルロースアセテートスクシネート、セルロースアセ テートジメチルアミンアセテート、セルロースアセテートエチルカルバメート、 セルロースアセテートクロロアセテート、セルロースジパルマテート、セルロー スジオクタノエート、セルロースジカプリレート、セルロースジペンタンレート 、セルロースアセテートバレレート、セルロースアセテートスクシネート、セル ロースプロピオネートスクシネート、メチルセルロース、セルロースアセテート p−トルエンスルホネート、セルロースアセテートブチレート、米国特許第3, 173,876号、同第3,276,586号、同第3,541,005号、同 第3,541,006号および同第3,546,142号に開示されているよう なポリアニオンとポリカチオンとの共沈によって生成する架橋した選択的半透性 ポリマー、LoebとSourirajanとが米国特許第3,133,132号に開示したよ うな半透性ポリマー、軽度に架橋したポリスチレン誘導体、架橋したポリ(スチ レンスルホン酸ナトリウム)、ポリ(ビニルベンジルトリメチルアンモニウムク ロリド)、米国特許第4,160,020号に開示されているような置換度が最 大1でアセチル含量が最高21%のセルロースアセテート、置換度が1ないし2 で、アセチル含量が21ないし35%のセルロースジアセテート、置換度が2な いし3で、アセチル含量が35ないし44.8%のセルローストリアセテートの ような浸透膜および逆浸透膜として当該業界で公知の半透性ポリマーがある。 本発明の好ましい実施態様によれば、壁12は比較的高流出性(flux)膜物質 より成る。高流出性膜は、比較的短時間(たとえば約3時間)に有効薬剤を投与 するように、経口投与形態10を設計する場合に有用である。概して、高流出性 半透膜物質は厚さが約1ないし10ミル、気孔率が約30ないし70容量%、流 体透過率が約2×10-4cm mil/atm hrを上回る。高流出性半透膜物質は、膜を 横切る流体の吸収、したがって、膨張可能な駆動部材による膨張速度を増大させ ることによって間接的に有効薬剤の投与時間を短縮する。 高流出性半透膜は、口腔内の、たとえば砕いたりかんだりする通常の投与状態 に曝されると破壊発生率を増大するという難点がある。しかし、有効薬剤の粘度 の低下は、高粘度の有効薬剤製剤よりも、出口通路を通過するのに低圧で済むの で膜に及ぼす圧力を減少させる。膜の破壊発生率を減少させる別の要因は、長軸 の長さを1.50から1.27、かつ短軸の長さを0.79から0.70に持続放出 性コアの大きさを小さくすることにあることか見出された。 内部隔室14は有効薬剤含有層15と、膨張可能な駆動部材または親水性押込 層16とより成る二層コアを含有する。第1層15は、層15中に、意図する治 療をもたらすための治療上有効な量で存在する有効薬剤17(点で表わす)を含 む。一般に層15は治療効果を生じるために10ナノグラム(ng)ないし120 0ミリグラム(mg)の有効薬剤17を含む。 有効層15は下部臨界溶解温度を有する15ないし60重量%の親水性ポリマ ー18を含む。概して、本発明の目的のために実施可能な一例では、親水性ポリ マーは35ないし50℃の下部臨界溶解温度を有するが、他の温度も本発明の範 囲に入る。本発明の目的のために用いられる「下部臨界溶解温度」という語句は 親水性ポリマー18がその部位で、凝集(flocculation)してフロックを生じ有 効薬剤17をフロック中に分散させる温度を指す。本発明で用いる「凝集(flocc ulation)」という用語は、下部臨界溶解温度における溶液状態では、ポリマー1 8がその部位で凝集または沈澱していることを意味する。「フロック(floc)」 という用語も、下部臨界溶解温度において有効薬剤17を含む凝集物または沈澱 として生成した綿状塊をも指す。 分散した有効薬剤17を有するフロックの使用は、ポリオキシエチレンポリマ ーを用いた投与系と比べて、有効薬剤製剤17の粘度を低下させて、半透性壁1 2に加えられる応力を減少させる。有効薬剤がベクロメサジンジプロピオネート のような疎水性有効薬剤の場合には、製剤層内への有効薬剤の沈降を低減させる ために懸濁剤がとくに役立つ。 有効薬剤層15は脱水剤19(波状線で示す)を含む。脱水剤19は、さもな ければ37℃で可溶となるポリマーがその温度で不溶になるように、親水性ポリ マーの可溶化温度を変える。脱水剤19は、下部臨界溶解温度の親水性ポリマー 18と比べて水に対する親和力が大きい。ポリマー18を脱水し、その結果ポリ マー・ポリマーの相互作用およびその部位での凝集を高めることによってポリマ ー18の下部臨界溶解温度を32℃という体温よりも降下させる凝集剤19を、 電解質および非電解質より成る群から選ぶことができる。電解質の降下性能は、 水の存在下で水和するイオンの能力により、水に対する親和力が大きいほど電解 質の降下効果が大きくなる。たとえば、D.J.ShowがIntroduction to Colloid Surface Chemistry 、第3版、Butterworths、London(1980)に報じたよう にカチオンおよびアニオンを、次のように、脱水能力を低下させる離液順列に並 べることができる:Mg++>Ca++>Sr++>Ba++>Li+>Na+>K+>N H4 +>Rb+>Cs+>シトレート-3>SO4 -2>Cl->NO3 ->I->CNS-CRC Handbook of Chemistry and Physics 、第69版(1988−1989)、C RC Press,Inc.出版;およびChemical Technician's Ready Reference Handboo k 、第2版、413−415頁(1981)、McGraw-Hill,Inc.出版に報じら れているように、脱水剤の水に対する親和力は溶解パラメーターの測定によって 確めることができる。下部臨界溶解温度を降下させる非電解質はポリヒドロキシ 化合物および糖類を含む。代表的なポリヒドロキシ化合物はマンニトール、ソル ビトール、マルチトール、ラクチゾール、マルトトリトール、マルトレトレイト ール、マルトペンタイトール、マルトヘキサイトール、マルトヘプタイトール、 1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリトリトール、1,2,5−ペンタ ントリオール、および1,2,4−ブタントリオールを含む。ポリヒドロキシ化 合物はジオール、トリオール、テトラオール、ペンタンオール、ヘキサンオール 、ヘプタンオール、およびオクタンオールを含む。代表的な糖類はペントースお よびヘキソース、たとえばグルコース、フルクトース、アンノース、ガラクトー ス、アルドヘキソース、アルドペントース、アロース、アルトロース、タロース 、グロース、イドース、およびグルコソンを含む。第1組成物15は概して10 ないし45重量%、今のところ好ましい実施態様では25ないし40重量%の脱 水剤を含む。 層15は好ましくは0.1ないし10重量%の界面活性剤20を含む。界面活 性剤は乳化剤または懸濁剤として働く。界面活性剤はプロピレングリコールアル ギネート、プロピレングリコールアガロース、プロピレングリコールガッチ、プ ロピレングリコールトラガカント、プロピレングリコールペクチン、プロピレン グリコールパルミテート、プロピレングリコールオレエート、プロピレングリコ ールステアレート、プロピレングリコールラクテート、プロピレングリコールア レエート、プロピレングリコールマレートおよびプロピレングリコールタータレ ートを含む。第1層15は、デキストリン、ポリビニルピロリドン、スターチペ ーストまたはゼラチンを含む0.01ないし22重量%の結合剤を包含する。層 15 は、さらに好ましくは、組成物のダイヤパンチの表面に対する付着力を低下させ るために潤滑剤を含む。潤滑剤はステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸オレ イン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、グリセリルベヘン酸塩、ステア リルフマル酸カリウムおよび/またはステアリルフマル酸ナトリウムから選ぶこ とができる。 層16は親水性ポリマー23を含む。親水性ポリマーは、吸収した水および生 理学的流体の存在下で膨潤して2ないし60倍に膨張し、これによって投与形態 10から層15内に物質を押し込む能力を示す。親水性ポリマーは、ポリマー構 造中に著しい量の水または生理学的流体を保有する。親水性ポリマーは無架橋で あるか、または軽度に架橋していることができる。架橋は共有結合、物理的(微 結晶)結合、水素結合またはイオン結合であることができ、ポリマーは流体の存 在下で膨張する能力を有し、架橋している場合にはポリマーは流体に溶解しない 。ポリマーは植物、動物または合成の起原を有することができる。本目的に有用 な高分子物質には、分子量が5,000から5,000,000のポリ(ヒドロキシアルキルメ タクリレート);分子量が10,000ないし360,000のポリ(ビニルピロリドン); アニオン性およびカチオン性ヒドロゲル;ポリ電解質複合体;残留アセテート分 が少ないポリ(ビニルアルコール);無水マレイン酸とスチレン、エチレン、プ ロピレン、またはイソブチレンとの微細コポリマーの懸濁液から生成させた水に 膨張可能なコポリマー;N−ビニルラクタムの水に膨潤可能なポリマー;グリオ キザール、ホルムアルデヒドまたはグルタルアルデヒドで架橋させたポリ(ビニ ルアミド;水に膨潤可能なインデン無水マレイン酸ポリマー;分子量が80,000か ポリマー;ポリアニオン交換ポリマーおよびポリカチオン交換ポリマー;スター チポリアクリロニトリルコポリマー;始めの重量の約400倍の水吸収性を有す ルアルコールとポリ(N−ビニル−2−ピロリドン)との混合物;プロラミンと して用いうるゼイン;分子量が4,000から100,000のポリ(エチレングリコール); ターチグラフトポリ(ヨージンアクリレートコアクリルアミド);カルボキシメ チルセルロースナトリウム等がある。 1つの好ましい製造では、親水性ポリマー23は分子量が15,000から7,500,00 0のヒドロゲル、より好ましくは多糖類を含む。膨張可能な押出し(push)第2 組成物をつくるのに有用な多糖類ヒドロゲルは、天然ゴム、海草抽出物、植物滲 出物、藻、アガロース、アルギン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム 、カラギーナン、カッパカラギーナン、ラムダカラギーナン、フコイダン、フル セララン、ラミナリン、ヒプニア、ユーチューマ(eucheuma)、アラビアゴム、 グッタゴム、カラヤゴム、トラガカントゴム、グアーゴム、イナゴマメゴム、ク インスプシリウム(quince psyllium)、アマの種子、オクラゴム、アラビノガラ クチン、ペクチン、キサンタン、スクレログルカン、デキストラン、アミロース 、アミロペクチン、デキストリン、アカシア、カラヤ、グアー、寒天とカルボキ シメチルセルロースとの膨潤可能な混合物;僅かに架橋した寒天を混合したメチ ルセルロースを含む膨潤可能な組成物;アルギン酸ナトリウムとイナゴマメゴム との混合物等を含む。ヒドロゲルを含む親水性ポリマー23は米国特許第3,8 65,108号;同第4,002,173号;同第4,169,066号;同第 4,207,893号;同第4,211,681号;同第4,271,143号 ;同第4,277,366号;同第4,327,725号;同第4,449,9 83号;および同第4,800,056号;ならびにScottおよびRoffのHandboo k of Common Polymers 、Chemical Rubber Company、Cleveland、Ohio出版におい て従来技術で公知である。第2組成物中に存在する親水性ポリマー23の量は2 0ないし85重量%である。 層16は場合により、浸透的に効果的な溶質または浸透的に効果的な化合物と も呼ばれるオスマゲント(osmagent)24を含む。オスマゲント24は膨潤可能 なポリマー23と均一または不均一に混合されて、押出部材をつくることができ る。浸透的に効果的な溶質は、膨潤可能なポリマー中に吸収された流体に可溶で あって、外部流体に対して、半透壁の両側で浸透圧勾配を示す。本目的に有用な 浸透的に効果的なオスマゲントには硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、塩化 ナトリウム、塩化リチウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、アンニトール、尿 素、ソルビトール、イノシトール、スクロース、グルコース等より成る群から選 ばれる固体化合物がある。本発明に適するオスマゲントの大気中の浸透圧(AT M)はゼロATMよりも大きく、一般にゼロATMから500ATMまたはそれ 以上である。親水性ポリマー23に混合されるオスマゲントの量は0ないし65 重量%で、1つの製造では7.5ないし35重量%である。 層16は、ステアリン酸等のような潤滑剤25を0ないし4.5重量%、好ま しくは0.01ないし4.5重量%;FD&CエローNo.10のような染料260 ないし1重量%;および/またはFD&CブルーNo.1のような別の染料を0な いし1重量%;ならびにポリビニルピロリドン、澱粉、ゼラチン、デクストロー ス、ラクトース、糖密、粘質物、ワックスやポリエチレングリコールのような結 合剤27を2.5ないし30重量%含むのが好ましい。 ポート(または出口手段)13を有効薬剤含有層15に接する壁に設けて、投 与形態10中の薬剤を口中に投与する。本明細書で使用する「出口手段」という 表現は投与形態10の隔室14から有効薬剤17の制御され、計量された放出に 適する装置および方法を含む。出口手段は隔室14と連通する壁12を貫通する 少なくとも1個の通路等を含む。「少なくとも1個の通路」という表現は開口部 、アリフィス、ボア、ポア、多孔性要素、中空繊維、毛細管、多孔性オーバーレ イ、多孔性インサート等を含む。該表現は、また、流体使用環境内の壁から浸食 されまたは浸出されて、壁の中に少なくとも1個の通路を生じる物質をも含む。 少なくとも1個の通路または多重通路をつくるのに適する代表的な物質は、ポリ グリコール酸または壁の中のポリ乳酸(polyactic acid)部材のような浸食可能 なポリマー、ゼラチン状フィラメント、ポリビニルアルコール、たとえば流体を 除去できるポアを形成する多糖類、塩類、酸化物等のような浸出可能な物質を含 む。複数の通路は、壁から、たとえばソルビトール、ラクトース等のような物質 を浸出させることによって形成させることができる。通路は、たとえば円形、三 角形、正方形、楕円形、スリット等のような形状を有することができる。投与形 態10は、相互に離間した1個以上の通路、または相互に離間した2個以上の通 路、ま たは投与形態10の単一表面にある2個以上の通路を有するようにつくることが できる。通路および通路を形成する設備は、Theeuwesらに1974年11月に付 与された米国特許第3,845,770号;Theeuwesらに1975年11月に付 与された米国特許第3,916,899号;Saundersらに1977年12月に付 与された米国特許第4,063,064号;およびTheeuwesらに1978年5月 に付与された米国特許第4,088,864号に開示されている。制御された放 出ボアを設けるために浸出によって形成された浸透系内の通路は、Ayerらに19 80年4月に付与された米国特許第4,200,098号;Ayerらに1981年 8月に付与された米国特許第4,285,987号;Theeuwesらに1982年1 月に付与された米国特許第4,309,996号;およびTheeuwesらに1982 年3月に付与された米国特許第4,320,759号に開示されている。 投与形態10の二層錠剤15/16は標準製造法によって製造される。たとえ ば、1つの製造では、出口手段に面する有効薬剤および他の成分を含む第1層1 5をブレンドして固体層に圧縮する。たとえばボールミリング、カレンダリング 、攪拌またはロールミリングのような通常の方法によって、有効薬剤や他の成分 を、溶剤ともブレンドして、固体または半固体状に混合した後、予め設定した形 状に圧縮する。第1層は、投与形態内で該層が占めるべき領域の内のり寸法に相 当する寸法を有し、また第2層と接触配置するために第2層に対応する寸法をも 有する。次に、有効薬剤の第1層と接するようにオスモポリマーまたはヒドロゲ ルの第2層を配設する。有効薬剤層とオスモポリマー層との層状化は通常の加圧 層状化法によって加工することができる。最後に、第1および第2組成物を示す 2つの層状化隔室形成膜を外壁で包囲して被覆する。予め設定した表面に通路を つくるために、投与形態をレーザ設備によって自動的に光学的に配位して、有効 薬剤層に接するようにレーザで壁に通路を貫通させる。 別の製造では、湿潤粒状化法によって投与形態をつくる。湿潤粒状化法では、 粒状化流体として、たとえばイソプロピルアルコール−塩化メチレン80/20 (容量/容量)のような有機または無機溶剤を用いて、有効薬剤および諸成分を 含む第1層をブレンドする。たとえば水または変性アルコール100%のような 他の粒状化流体をこの目的に使用することができる。第1層を構成する諸成分は 個々に 40メッシュスクリーンに通した後ミキサーで十分にブレンドする。次 に、第1層を構成する他の成分を、たとえば前記の共同溶剤のような粒状化流体 の一部に溶解する。次に後で調製した湿潤ブレンドを、ブレンダー中で絶えず混 合しながら徐々に有効薬剤ブレンドに加える。湿潤ブレンドができるまで粒状化 流体を加え、次に湿潤塊をオーブントレー上で20メッシュスクリーンに押込む 。該ブレンドを30ないし50℃で12ないし24時間乾燥する。次に乾燥粒子 を20メッシュスクリーンで分粒する。次に、潤滑剤を80メッシュスクリーン に通して、乾燥ふるい分け粒子ブレンドに加える。粒状物をミリングジャーに入 れ、ジャーミルで10ないし15分間混合する。組成物を、たとえばManesty( 登録商標)加圧層化プレスで層状に加圧する。同様に第2層を加圧する。 隔室形成組成物を得るのに用いることができる別の製造法は流動床粗砕機内で 粉状成分をブレンドすることを含む。粗砕機内で粉状成分をドライブレンドした 後、粒状化流体、たとえばポリ(ビニルピロリドン)水溶液を粉末にスプレーす る。次に被覆粉末を粗砕機内で乾燥する。このプロセスは、粒状化流体を加えな がら中に存在する成分をすべて粒状化する。粒子を乾燥後、たとえばステアリン 酸またはステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤を前記のようにミキサー内で ブレンドする。次いで前記のように粒子を加圧する。 浸透投与形態10の壁12は、二層錠剤(すなわち層15および16より成る 錠剤)上に壁12を形成する組成物をスプレーし、それを壁12ができるまで加 熱ドライヤー中でタンブリングして静止(suspend)させることによってつくるこ とができる。スプレーおよび静止法は米国特許第2,799,241号;J .Pha rm.Assoc. ,Vol.48、pages 451−459(1959);および同書、Vol .49、pages 82−84(1960)に記載されている。投与形態10は、 形成組成物を、アセトン/水共同溶剤90:10(重量:重量)を用いて固形分 2.5ないし4重量%で被覆することもできる。またAeromatic(登録商標)エア サスペンションコーターにより塩化メチレン/メタノール共同溶剤87:13( 容量:容量)を用いて壁を適用することもできる。パンコーティング(pancoatin g)のような他の壁形成法を用いて、投与形態10に付与することもできる。 パンコーティング系では、回転するパンの中でタンブリングを伴う組成物の二層 錠剤への連続スプレーによって壁形成組成物を付着させることができる。パンコ ーターを用いると厚い壁ができる。共同溶剤中に多量のメタノールを用いて薄い 壁をつくることができる。最後に、壁を被覆した隔室を強制空気オーブンで30 ないし50℃で最大1週間乾燥して投与形態から溶剤を除く。一般に、このよう な方法でつくった壁は2ないし20ミルの厚さを有し、今のところ好ましい厚さ は4ないし10ミルである。 壁(積層および単層)を製造するのに適する典型的な溶剤には、物質および最 終的な積層壁の最後の壁を不都合に損うことがない不活性の無機および有機溶剤 がある。溶剤には、概して、水性溶剤、アルコール、ケトン、エステル、エーテ ル、脂肪族炭化水素、ハロゲン化溶剤、脂環式溶剤、芳香族溶剤、複素環式溶剤 、およびこれらの混合物より成る群から選ばれる成員がある。典型的な溶剤には アセトン、ジアセトンアルコール、メタノール、エタノール、イソプロピルアル コール、ブチルアルコール、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸 n−ブチル、メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケトン、n−ヘキサン、 n−ヘプタン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ ノエチルアセテート、メチレンジクロリド、エチレンジクロリド、プロピレンジ クロリド、四塩化炭素、クロロホルム、ニトロエタン、ニトロプロパン、テトラ クロロエタン、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、シクロヘキサン、シク ロオクタン、トルエン、ナフサ、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン,ジ グリム(diglyme)、たとえばアセトンと水、アセトンとメタノール、アセトンと エチルアルコール、メチレンジクロリドとメタノール、およびエチレンジクロリ ドとメタノールのような水性および非水性混合物がある。 口腔内の苦痛状態を治療する1つの実施態様では、ベクロメサゾンジプロピオ ネートが経口投与形態10に用いられる薬剤17である。この実施形態では、経 口投与形態10は200ないし250μgのベクロメサゾンジプロピオネート( 有効薬剤製剤の0.15重量%)を含有することができる。口腔内の苦痛状態を 治療する場合に、好ましくはデバイスが長期投与時間にわたり約0.1mg/時な いし約1mg/時の速度でベクロメサゾンを放出する。もっとも好ましくは、デバ イ スが3時間の間に50−100μg/時でベクロメサゾンを放出する。ベクロメ サゾンジプロピオネートを含有するデバイスは約7から14日間に1日当り1な いし3回投与することができる。 有効薬剤製剤層および膨張可能な駆動部材は長軸に沿う長さが1.27ないし 1.30cmで、短軸に沿う長さが0.70ないし0.73cmであるのがもっとも好 ましい。前記よりも大きいサイズ、たとえば1.58cmは、適当な流出を示すが 、十分な構造的健全性を有しないので破壊を生じる膜壁をもたらす傾向がある。 前記よりも小さいサイズはのみ込まれやすい。圧縮成形物を成形、スプレー、デ ィッピング、またはエアサスペンディングして壁形成物質とすることによって壁 を適用することができる。 本朋細書で使用する「長時間」および「長期投与時間」という語句は、概して 約0.5時間よりも長い時間、好ましくは約1−3時間、もっとも好ましくは約 3時間を指す。 下記の実施例は本発明を説明するだけのものであって、いずれにしても本発明 の範囲を限定するものと考えてはならない。 実施例1 口腔の苦痛状態、たとえばアフタ性口内炎を治療するために、口腔内にベクロ メサゾンジプロピオネートを投与する経口投与デバイスとして製造する経口投与 形態を次のようにつくった。まず、0.15%のベクロメサゾンジプロピオネー ト、43.75%のヒドロキシプロピルセルロース(Klucel EF)、40.69%の マンニトール、5.00%のポリビニルピロリドンK29−32、5.00%のプ ロピレングリコールアルギネート(PGA)、および0.50%のステアリン酸 マグネシウムを含む150mgの組成物を、標準の湿潤粒状化により、諸成分を均 質ブレンド 塊にすることによって調製した。 次に、55.0%のカッパカラギーナン、15%のポリビニルピロリドンK2 9−32、28.0%のソルビトール、0.3%のFD&Cブルー#1、0.07 %のFD&Cエロー#10、および1.0%のステアリン酸を含有する100mg の組成物を一緒にブレンドして、錠剤成形機に加えた。駆動部材とベクロメサゾ ンジプロ ピオネートとを層に分け、分粒して、2トンの圧力ヘッドを有する1/2インチ オーバルパンチの中に収めた後パンチで相互に圧縮して錠剤をつくった。 次に、該二層塊に、Freud Hi−コーターパンコーターで、39.8%のアセチ ル含量を有する酢酸セルロース70重量%と分子量が3.350のポリエチレン グリコール30重量%とより成り、95%のアセトンと5%の水とより成る溶剤 中の固形分40%溶液をスプレーコートして半透性高分子膜壁とした。生成した 半透性壁の厚さは3ミル(0.076mm)であった。直径が20ミルの1つの浸 透性通路を、ベクロメサゾンジプロピオネート含有層に面する壁に穴を貫通させ て、デバイスからベクロメサゾンジプロピオネートを投与した。コア当りの膜の 重量は約27mgである。 エタノール/水(67/33%、重量/重量)を混合溶剤として用い、重量% で40%のベンゾカイン、45%のヒドロキシプロピルメチルセルロース(HP MC603)および10%のヒドロキシプロピルセルロース(Klucel EF)を含 む組成物をデバイスにオーバーコートした。系当りのオーバーコート重量は約3 7.5mgで厚さは概して約3ミルであった。 系は生体外で迅速にベンゾカインを投与し、約15分間で15mgのベンゾカイ ンを放出する(図4)。37℃の水中に置いたときの約4時間にわたるベクロメ サゾンの放出速度を図5に示すが、66μg/時の平均速度で、3時間以内に概 して有効薬剤の90%を投与する。 実施例2 本実施例では実施例1の方法を繰返して、下記の分配経口投与形態10を設け る。 送出経口投与形態10は実施例1について述べた持続放出性コア9より成る。 さらに本実施例では表面皮膜8は、ベンゾカイン50%、HPMC606 37 .5%、およびHPC(Klucel EF)12.5%の組成を有する。表面皮膜の重量 は30mgであった。表面皮膜からのベンゾカインの放出曲線を図6に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 マークス,スーザン・エム アメリカ合衆国カリフォルニア州95125, サン・ノゼ,ニューポート・アベニュー 1915 (72)発明者 シュモフスキ,ダヌシア アメリカ合衆国カリフォルニア州94301, パロ・アルト,タッソ・ストリート 134

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.該口腔内の苦痛状態の部位を治療するデバイスにおいて、 該苦痛状態の該部位に適用できる経口投与形態を含み、前記投与形態が、局所 性麻酔剤を速やかに放出することによって該状態の該部位を麻痺させるのに有効 であり、かつ 前記投与形態が、該麻痺部位に非麻酔性有効薬剤を連続的に適用するのに有効 である デバイス。 2.該非麻酔性有効薬剤を、該麻酔部位に1.0ないし3時間のT90以内で投 与する請求項1記載のデバイス。 3.該状態の該部位が0.1ないし10分間で痛みの軽減を生じる請求項1記 載のデバイス。 4.該局所性麻酔剤が15ないし30分以内に溶解される表面皮膜である請求 項1記載のデバイス。 5.該長期投与時間にわたり該有効薬剤を投与するのに適している有効薬剤の コアによって、該非麻酔性有効薬剤が連続的に適用される請求項1記載のデバイ ス。 6.前記コアが、有効薬剤と膨張可能な駆動部材とを包囲する半透性壁を含む 浸透投与デバイスをさらに含む請求項5記載のデバイス。 7.該有効薬剤が、投与時間中50ないし100μg/時の速度で絶えず適用 される請求項5記載のデバイス。 8.該有効薬剤が非炎症性薬剤である請求項1記載のデバイス。 9.約1ないし3時間の投与時間にわたり、動物の口腔に制御された迅速な有 効薬剤の投与によってアフタ性口内炎を治療するための経口投与形態において、 該浸透投与形態が、 非炎症性有効薬剤製剤であって、該製剤がフロックおよび治療に役立つ量のジ プロピオン酸ベクロメサゾンを含み、該フロック中に該有効薬剤が分散している 非炎症性有効薬剤製剤; 膨張可能な駆動部材であって、該製剤と該膨張可能な駆動部材とが1.27な い し1.30cmの長軸の長さおよび0.70ないし0.73cmの短軸の長さを有する ように構成されている膨張可能な駆動部材; 該薬剤製剤と該膨張可能な駆動部材とを包囲する半透性壁; 該有効薬剤層を動物の該口腔と連結する出口通路;および 該半透性壁を包囲する即時放出性麻酔剤層 を含む経口投与形態。 10.該有効薬剤製剤が100ないし250μgの非炎症性薬剤を含む請求項9 記載の経口投与形態。 11.該半透性壁が70%の酢酸セルロースと30%のポリエチレングリコール とのブレンドを24ないし30mg含む請求項10記載の経口投与形態。 12.該フロック中に有効薬剤を分散させた該フロックが親水性コポリマーおよ び脱水剤を含む請求項10記載の経口投与形態。
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