JP2002504193A - パルプ懸濁液のpHを安定化するための及び安定化されたパルプから紙を製造するためのプロセス - Google Patents

パルプ懸濁液のpHを安定化するための及び安定化されたパルプから紙を製造するためのプロセス

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Abstract

(57)【要約】 この発明はパルプ懸濁液のpHを緩衝剤により安定化するプロセス及び安定化されたパルプ懸濁液から紙を製造するプロセスに関する。パルプ懸濁液のアルカリ度はアルカリ金属水酸化物供給物と二酸化炭素供給物の組合せにより増加させられる。前記供給物は製紙プロセスのための前記パルプ懸濁液のpHを安定化する顕著な緩衝効果を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 パルプ懸濁液のpHを安定化するための及び安定化された パルプから紙を製造するためのプロセス この発明は製紙用パルプ懸濁液のpHを緩衝剤で安定化するプロセス及びその ような安定化されたパルプ懸濁液から紙を製造するプロセスに関する。 この10年から15年間に多くの製紙業者は多くの理由、例えば強度を増やす ために及び填料として炭酸カルシウム、CaCO3を使用できるように、それら のプロセスを酸性から中性pHに変換している。表現“中性pH”はこれらのプ ロセスではほぼ7−8.5、最も好ましくは7−8のショートサーキュレーショ ンのpHに相当する。これは化学、機械及び再生パルプ、漂白または未漂白のも のから作られた紙に適用される。 もし製紙用パルプがストックプレパレーションに入るとき酸性であり、ショー トサーキュレーションが中性またはアルカリ性pHで操業されるなら、pHを上 げ及び制御する従来法は水酸化ナトリウム、NaOHを添加することである。N aOHはしかし非常に強い塩基であり、これはpH調整のためにほんの少量が必 要であることを意味する。どのような過剰投与も大きすぎるpH増加を起こすで あろうし、これはpH調整を制御された方法で実行することが困難であることを 意味する。これはパルプ懸濁液の固有の低い緩衝能力のためである。製紙業者は 来入パルプのpHが変化するという状況で終結することになり、これは紙質及び 抄紙機操業性に負の影響を持つ。 ストックプレパレーション及びショートサーキュレーションを通して多数の製 紙薬品及び希釈水が添加され、それらのあるものは酸性であり従ってパルプのp Hを減少する。従って製紙業者はショートサーキュレーションで低すぎるpHを 持って終結することになり、今一度NaOHを用いてpH調整をしなければなら ないことになる。pHはまたリファイニングでまたは貯蔵塔内で変わるかもしれ ない。 もしその代わりに製紙用パルプがストックプレパレーションに入るときアルカ リ性であり、もしショートサーキュレーションが中性またはアルカリ性pHで操 業されるなら、当然にpH制御のために如何なるNaOHも使用する必要がない 。しかし製紙業者は酸性製紙薬品の添加後に低すぎるpHを持って終結すること を避けるのに十分に高いpHであることを確実としなければならない。 従来技術において低すぎるpH値を持って終結することを避ける一つの方法は パルプに溶解した重炭酸ナトリウム、NaHCO3を添加することであった。N aHCO3はパルプ懸濁液中で解離して重炭酸イオン、HCO3 -を形成し、これ は緩衝効果を持ち従って如何なるpH減少にも反作用する。NaHCO3は固体 粉末であり、それは一般的にいわゆるビッグ−バッグで供給され、製紙工場は取 扱い、溶解装置及び貯蔵タンクのための空間を必要とする。NaHCO3は湿気 または水と接触するとき作業するのが面倒である。 アルキルケテンダイマーによる紙の非酸性サイジングにおいて重炭酸イオンは アルキルケテンダイマーとセルロース間の反応触媒として使用されてきた。米国 特許5378322によれば重炭酸イオンは水性パルプ中で二酸化炭素CO2の 解離により発生させることができる。 二酸化炭素はガスであり、それはアルカリ性条件下、例えば水またはパルプ懸 濁液中で、容易に溶解し、反応: CO2+H2O<=>H2CO3<=>H++HCO3 - により炭酸及び/または重炭酸イオンを形成する。 高pH(特に10より大きい)では主反応は CO2+OH-<=>HCO3 - である。 石こう含有廃棄物または損紙の再循環において、硫酸カルシウムの蓄積は可溶 化された硫酸カルシウムが沈殿し製紙プロセスを妨害するかもしれないので問題 を提起する。米国特許5262006によれば、この問題は水性パルプ懸濁液に 炭酸イオン及び/または重炭酸イオンを添加することにより、及びカルシウムを 炭酸カルシウムとして沈殿するようにpHをアルカリ性値に調整することにより 克服されることができる。重炭酸イオンはその場で、例えばまず適当な溶解性金 属水酸化物を添加し、それから二酸化炭素を添加することにより、作られること ができる。この特許によれば、硫酸カルシウムから二酸化炭素による炭酸カルシ ウムの生成はpHの精密制御を必要とする。なぜなら二酸化炭素はpHを下げる 効果を持つので炭酸塩化プロセスのためにはpHが低くなりすぎる危険があるか らである。 二酸化炭素はまたパルプ懸濁液のpH制御のために、例えばEP特許0281 273に記述されたプロセスで、使用されてきた。そこではガス状二酸化炭素が 好ましくは7.0と5.5の間の値にpHを調整しかつ維持するために導入され ている。 かくして、従来技術では二酸化炭素はその触媒、炭酸塩化またはpH低下効果 のために重炭酸イオンを作り出すために使用されてきた。しかし、製紙業者はま た薬品添加及び種々の処理工程が希望しないpHの変動を起こさないように安定 なpHを得るという要求を持つ。 本発明の目的は従って水性パルプ懸濁液のpH安定化を提供することである。 この発明の今一つの目的は増加したアルカリ度、すなわちpH変化に対する抵 抗性、を持つ製紙用パルプ懸濁液を提供することである。 この発明の更なる目的はパルプ懸濁液を緩衝するための技術的に有利なプロセ スを提供することである。 一つの目的はまた希望の水準に維持されている制御されたpHを持つパルプ懸 濁液を提供することである。 この発明の目的はまた安定化されたpHを持つパルプ懸濁液から紙を製造する ためのプロセスを提供することである。 本出願による発明は添付請求の範囲に規定されており、その内容は参考迄にこ こに含まれる。 従って、本発明はパルプ懸濁液のpHを安定化するためのプロセスに関し、そ こでは製紙用パルプ懸濁液のアルカリ度がそこにアルカリ金属水酸化物供給物と 二酸化炭素供給物の組合せを添加することにより増加され、これらの供給物が互 いのpH変化効果に実質的に対抗し、前記供給物は製紙のための前記パルプ懸濁 液の顕著な緩衝効果を達成するに十分な量で供給されている。 実質的に対抗量の水酸化物と二酸化炭素の供給は実際にそのpHに影響するこ となく懸濁液中のアルカリ度形成イオンの水準を増加する。アルカリ度の増加は それに続く酸性または塩基性流体の添加により起こるpH変動に対して懸濁液を 安定化し、以後の工程を通して安定なpHを提供する。 アルカリ度は“酸抵抗性”の大きさ、すなわち液体またはパルプ懸濁液中の緩 衝イオンの含量、であり、それは水素イオン、H+の添加でのpH減少に反作用 する。アルカリ度を表す一つの方法はリッター当たりのグラム数でのHCO3 -及 びCO3 2-イオンの量である。本発明により水酸化物と二酸化炭素の組合せが用 いられるとき、パルプ懸濁液のアルカリ度は上昇し、かくしてより大きな“酸抵 抗性”を作り出す。 この発明により用いられる水酸化物は二酸化炭素がアルカリ性条件下に添加さ れることを確実とするために好ましくは二酸化炭素の添加に先立ち添加されるべ きである。 “顕著な緩衝効果を達成するに十分な量”はパルプ懸濁液中で実質的なかつ認 識できる緩衝効果を提供する量を意味するものとして取られるべきである。この 量は通常パルプの特性及び処理の条件により変わる。当業者はその一般的な知識 に基づきまたは例えばこの明細書の例9に示されるような、実際のパルプ懸濁液 についてなされる簡単な試験により必要な量を計算することができるであろう。 典型的には緩衝組合せ中のNaOHの量は約0.5と5kgの間のNaOH/ トン乾燥セルロースであり、前記組合せ中の二酸化炭素の量は約0.5と5kg の間のCO2/トン乾燥セルロースであるであろう。典型的な緩衝組合せは乾燥 セルロースのトン当たり約2から3kgのNaOHとCO2を含むであろう。両 成分の上述の量より多くのまたは少ない量の使用は本発明の範囲内であるが、一 般的に希望の緩衝作用のために必要なものより多くの使用は非経済的であるであ ろう。 pH調整目的のために追加的に使用されるNaOHまたはCO2のいずれかの 過剰は緩衝効果を提供する上記量を顕著に越えることができることは明らかであ る。 この方法でのNaOHとCO2の添加により得られた緩衝効果は溶解したNa HCO3の添加により得られるものに相当するが、それは固体NaHCO3の空間 を消費するかつ面倒な取扱いが避けられるという利点を持つ。他方では、水酸化 ナトリウムは多くの他の目的のために使用されているので製紙工場では豊富に入 手しうる薬品である。二酸化炭素ガスはその場で発生させられることができまた は望みにより購入することができる。懸濁液中への二酸化炭素の供給は技術的に 清潔であり容易である。 更なる利点は本発明により使用される水酸化物及び二酸化炭素はアルカリ度の 増加及びpH調整の二重目的に役立つことができることにある。かくしてこの発 明の好適実施例によれば、前記パルプ懸濁液のpHは水性水酸化ナトリウムのよ うなアルカリ金属水酸化物の過剰を添加することにより増加され、または二酸化 炭素の過剰を添加することにより減少される。 二酸化炭素はガス状または固体二酸化炭素を水に溶解することによる水性液体 として添加されることができるけれども、好ましくはガス状である。水酸化物と 二酸化炭素はそれをストックプレパレーションタンクへ導くパイプのようなパル プ循環システム中に直接供給するのが好ましいけれども、パルプ懸濁液に供給す る前に組合されることもできる。 パルプ懸濁液は好ましくは前記組合せにより約7と9の間のpHに緩衝される 。 この発明の好適実施例によればパルプ懸濁液のアルカリ度はアルカリ金属水酸 化物と溶解した二酸化炭素の実質的に等モル量を供給することにより増加させら れ、前記量は約pH8で顕著な緩衝効果を提供するに十分な量である。 パルプ懸濁液は好ましいパルプは漂白された化学パルプであるけれども、漂白 されたまたは未漂白の化学または機械パルプであることができる。 炭酸カルシウムが有利にはパルプのための填料として使用されることができる 。なぜなら安定化されたpHは填料が懸濁液中に固体形状で残ることを確実とす るであろうからである。6または5.5へのpH降下の変動(例えばそのような pHの循環白水の流入による)は炭酸塩填料を溶解するかもしれない。このよう な望ましくない影響は本発明の緩衝作用により効果的に防がれるであろう。 本発明はまた紙を製造するプロセスに関し、前記プロセスは次の段階を含む: − 製紙用パルプ懸濁液を準備する; − 前記パルプ懸濁液のアルカリ度をそこにアルカリ金属水酸化物供給物と二 酸化炭素供給物(これらの供給物は互いのpH変化効果に実質的に対抗する)の 組合せを添加することにより増加する(前記供給物は製紙のための前記パルプ懸 濁液の実質的な緩衝効果を達成するに十分な量で供給されている); − 任意的に前記パルプ懸濁液のpHをNaOHのようなアルカリ性剤または CO2のような酸性剤を添加することにより7と9の間の希望の値に調整する; − 前記パルプ懸濁液をウェブに形成する;及び − 前記ウェブを紙を形成するように乾燥する。 本発明による紙の製造はパルプのアルカリ度をショートサーキュレーションに 先立って増加させることを除いて全ての他の点において通常の方法で実行される 。このような製紙プロセスは従来技術で良く知られており、ここでより詳細にそ れらを説明する必要があるとは考えられない。 この発明が以下にこの発明を如何なる方法でも限定するものとして考えられる べきでない数個の例により例示されるであろう。 例1(参照例) 部分的一貫製紙工場において完全に漂白されたクラフト市場パルプの梱包がパ ルプスラッシャー中に導入される。スラッシャー内のpHは水性NaOHにより ほぼ11のpHに調整される。 スラッシング後、製紙薬品及び酸性効果を持つ希釈水がスラッシュされたパル プ懸濁液に添加される。この結果として、パルプ懸濁液のpHはpH11から約 pH6.5−6.8に減少する。このpHは7−7.5のpH水準で操業される ショートサーキュレーションのためには低すぎる。従ってpHは再び水性NaO Hの添加により調整される。 NaOHの強塩基作用のためにこの方法で正確なpH制御を達成することは困 難である。過剰投与は高すぎるpHを導く。 例2 例1のプロセスは状況を改善するためにNaOHとCO2の組合せがパルプス ラッシャーに添加されるように変えられる。懸濁液に添加されたNaOHの量は 例1のプロセスに比べて実質的に増やされる。対抗量のCO2がほぼpH9のp Hを提供するために添加される。 スラッシング後、例1と同じ製紙薬品がスラッシュされたバルプ懸濁液に添加 される。組合されたNaOHとCO2の緩衝効果のために、酸性添加物はpHを pH7.2にだけ下げる。これはショートサーキュレーションのために適当なp Hであり、NaOHを用いる如何なるpH制御も必要ない。 例3(参照例) 製紙工場において5.1のpHを持つクラフトパルプ懸濁液が貯蔵塔に供給さ れる。塔への流入に先立ってパルプ懸濁液のpHが塔へ導くパイプ中への水性N aOHの添加によりpH8に調整される。パルプ懸濁液は貯蔵塔からリファイナ ーへ供給される。リファイニングでpHは約pH6に減少する。 低pHはパルプの続くサイジングで問題を起こす。 例4 パルプ懸濁液中への必要量のNaOHのみの供給の代わりに、まず過剰のNa OHがパイプ中に供給され続いて過剰NaOHに反作用するガス状CO2をパイ プ中に供給することを除いて例3のプロセスが繰り返された。得られた懸濁液は 貯蔵塔に入るとき再び8のpHを持つ。 貯蔵塔からパルプはリファイナーに供給される。リファイニングでpHは約p H8のままであり、サイジングで何の問題もない。 例5 実験室試行において5.1のpHを持つパルプ懸濁液が使用された。パルプ懸 濁液のpHはa)NaOHのみを用いて及びb)CO2と組合せてNaOHの過 剰を用いてpH8に調整された。懸濁液の緩衝効果は強酸(ミョウバン、pH3 .0)で試験された。 結果は以下の表1に示される。 表1 上記プロセスにおいて1mlの水性NaOHは約2.5kg/トンセルロース (乾燥重量基準で計算されたセルロース)に相当し;1gのCO2は同様に約2 .5kg/トンセルロースに相当し;1mlのミョウバンは約2.8kg/トン セルロースに相当する。 上記結果は対抗量のNaOHとCO2の添加がパルプ懸濁液のpHを安定化す ることを明らかに示す。 例6(参照例) パルプ工場のパルプ貯蔵タンクに5.5から6のpHでパルプ懸濁液が貯蔵さ れていた。このパルプがこのpHで3から4%の濃度で製紙工場に約10%に濃 度を増やすプレスを経由して供給された。パルプはこの濃度で5.5から6のp Hで製紙工場貯蔵タンクに供給された。 抄紙機からの白水が7.5から8のpHで貯蔵タンクに供給された。紙は填料 としてCaCO3により製造された。填料の幾らかは白水と一緒に貯蔵タンクに 循環された。貯蔵タンクに入るとき白水中のCaCO3はpH5.5から6でパ ルプ懸濁液と会合するとき溶解した。 CaCO3の溶解は填料の損失を起こし、それに加えてカルシウムイオンが水 の硬度を増やし望ましくない位置での沈殿を起こした。 貯蔵タンクから懸濁液はリファイナーに供給された。リファイニングを改善す るためにパルプ懸濁液のpHはリファイナー前でNaOHで7.5に調整された 。NaOH供給物の注意深い制御が多すぎるまたは少なすぎる投与を避けるため に必要であった。 リファイナーにおいてpHは6から6.5に減少した。これはリファイニング でのエネルギー消費の増加を意味した。pHはサイジングのためには低すぎた。 かくしてpHはサイジングのために再び調整されねばならなかった。 例7(参照例) 例6のプロセスが約7.5から8の希望のpHを得るために水性NaHCO3 が製紙工場貯蔵タンクに供給されたことを除き繰り返された。白水中のCaCO3 は溶解されず填料損失の問題は解決された。 リファイナーへの供給物のpHは約7.5であり、懸濁液にNaOHは供給さ れなかった。しかし、リファイナーではpHは前記の如く減少し、サイジングの ためにNaOHによるpH調整が必要であった。 例8 例6のプロセスがNaOHとCO2が製紙工場貯蔵タンクに導くパイプに供給 されたことを除き繰り返された。pHは8に調整され、填料の損失は貯蔵タンク 内で起きなかった。 リファイナーへの供給物のpHは約8であり、懸濁液にNaOHは供給されな かった。リファイニングでは懸濁液のアルカリ度はpHを7.5から8に保持す るに十分な程度にpH低下効果に反作用した。 サイジングのためにpH調整の必要はなかった。このパイプは優れた結果を持 って紙の製造のために使用された。 例9 10%濃度と7.4のpHを持つパルプ懸濁液が二つのロットに分割された。 パルプ1及びパルプ2はそれぞれ2030gの重量であった。パルプ懸濁液のp Hは一方は硫酸(H2SO4の10重量%水溶液)により他方はガス状二酸化炭素 及び1M濃度の水酸化ナトリウムと二酸化炭素ガスの組合せにより調整された。 パルプ1のpHは前記硫酸により6.2に調整された。パルプ2のpHは15 mlの水酸化ナトリウムと1.02gの二酸化炭素を添加して6.2に調整され た。得られたパルプ懸濁液はそれらのそれぞれのpH変化に対する抵抗性を研究 するために10%硫酸で滴定された。 結果は以下の表2に示される。 表2 表2の硫酸は乾燥セルロースのトン当たりの100%H2SO4のkgで表され る。 パルプ2のpHの上記調整及びアルカリ度のために、NaOHは2.9kg/ トンセルロースの量で添加され、CO2は5.1kg/トンセルロースの量で用 いられた。CO2はpH調整のためと水酸化ナトリウムの添加に対抗するための 両方で使用された。 この試験はかなり少量の水酸化ナトリウムと二酸化炭素の組合せが効果的な緩 衝作用を提供することを示す。上記の6.12の最終pHは製紙目的のためにパ ルプ2を完全に有用となし、一方パルプ1の最終pHは低すぎるであろう。 この発明は請求の範囲から逸脱することなく当業者に自明の多数の方法で改変 されることができることは明らかである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年8月13日(1999.8.13) 【補正内容】 請求の範囲 1. 抄紙機のストックプレパレーション内のパルプ懸濁液のpHを安定化する ためのプロセスにおいて、前記製紙用パルプ懸濁液のアルカリ度をそこにアルカ リ金属水酸化物供給物と二酸化炭素供給物(これらの供給物は互いのpH変化効 果に実質的に対抗する)の組合せを添加することにより増加し(前記供給物が前 記パルプ懸濁液の顕著な緩衝効果を達成するに十分な量で供給されている)、一 方前記パルプ懸濁液のpHを調整しそのpHを製紙を通して希望の水準に維持す るために、前記水酸化物または前記二酸化炭素の過剰の利用を可能とすることを 特徴とするプロセス。 2. 前記パルプ懸濁液のpHが前記アルカリ金属水酸化物の過剰を添加するこ とにより、または前記二酸化炭素の過剰を添加することにより約7と9の間のp Hに調整されることを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 3. 前記アルカリ金属水酸化物が水性水酸化ナトリウムであり前記二酸化炭素 がガス状二酸化炭素であることを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 4. 前記アルカリ金属水酸化物が前記二酸化炭素の供給に先立ち前記パルプ懸 濁液に供給されることを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 5. 前記パルプ懸濁液のアルカリ度が実質的に等モル量のアルカリ金属水酸化 物と溶解された二酸化炭素を供給することにより増加させられ、前記量が約pH 8で顕著な緩衝効果を提供するに十分であることを特徴とする請求の範囲1に記 載のプロセス。 6. 前記パルプ懸濁液が化学または機械パルプであることを特徴とする請求の 範囲1に記載のプロセス。 7. 前記パルプ懸濁液が漂白された化学パルプであることを特徴とする請求の 範囲6に記載のプロセス。 8. 前記パルプ懸濁液が炭酸カルシウム填料を含み及び/または含むことを意 図することを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 9. 前記アルカリ金属水酸化物と二酸化炭素供給物がストックプレパレーショ ンタンクへ導くパイプに流入させて前記パルプ懸濁液に添加されることを特徴と する請求の範囲1に記載のプロセス。 10.前記アルカリ金属水酸化物と前記二酸化炭素がパルプ懸濁液に供給される 前に組合されることを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 11.紙を製造するためのプロセスであって、そのプロセスが − 抄紙機のストックプレパレーション内に製紙用パルプ懸濁液を準備する; − 前記パルプ懸濁液のアルカリ度をそこにアルカリ金属水酸化物供給物と二 酸化炭素供給物(これらの供給物は互いのpH変化効果に実質的に対抗する)の 組合せを添加することにより増加させ(前記供給物は前記パルプ懸濁液の実質的 な緩衝効果を達成するに十分な量で供給されている)、一方前記パルプ懸濁液の pHを調整するために、かつそのpHを製紙を通して希望の水準に維持するため に、前記水酸化物または前記二酸化炭素の過剰の利用を可能とする; − 前記パルプ懸濁液をウェブに形成する;及び − 前記ウェブを乾燥して紙を形成する; を含むことを特徴とするプロセス。 12.前記パルプ懸濁液のpHが前記アルカリ金属水酸化物または前記二酸化炭 素の過剰を添加することにより7と9の間の希望の値に調整されることを特徴と する請求の範囲11に記載のプロセス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 製紙用パルプ懸濁液のアルカリ度がそこにアルカリ金属水酸化物供給物と 二酸化炭素供給物(これらの供給物は互いのpH変化効果に実質的に対抗する) の組合せを添加することにより増加させられ、前記供給物が製紙のための前記パ ルプ懸濁液の顕著な緩衝効果を達成するに十分な量で供給されていることを特徴 とするパルプ懸濁液のpHを安定化するプロセス。 2. 前記パルプ懸濁液のpHが前記アルカリ金属水酸化物の過剰のようなアル カリ性剤の添加によりまたは前記二酸化炭素の過剰のような酸性剤の添加により 調整されることを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 3. 前記アルカリ金属水酸化物が水性水酸化ナトリウムであり前記二酸化炭素 がガス状二酸化炭素であることを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 4. 前記アルカリ金属水酸化物が前記二酸化炭素の供給に先立ち前記パルプ懸 濁液に供給されることを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 5. 前記パルプ懸濁液が前記組合せにより約7と9の間のpHに緩衝されるこ とを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 6. 前記パルプ懸濁液のアルカリ度が実質的に等モル量のアルカリ金属水酸化 物と溶解された二酸化炭素を供給することにより増加させられ、前記量が約pH 8で顕著な緩衝効果を提供するに十分であることを特徴とする請求の範囲5に記 載のプロセス。 7. 前記パルプ懸濁液のpHが二酸化炭素の過剰を添加することによりpH8 より低い値に調整されることを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 8. 前記パルプ懸濁液のpHがアルカリ金属水酸化物の過剰を添加することに よりpH8より高い値に調整されることを特徴とする請求の範囲1に記載のプロ セス。 9. 前記パルプ懸濁液が化学または機械パルプであることを特徴とする請求の 範囲1に記載のプロセス。 10.前記パルプ懸濁液が漂白された化学パルプであることを特徴とする請求の 範囲9に記載のプロセス。 11.前記パルプ懸濁液が炭酸カルシウム填料を含み及び/または含むことを意 図することを特徴とする請求の範囲1に記載のプロセス。 12.前記アルカリ金属水酸化物と二酸化炭素供給物がストックプレパレーショ ンタンクへ導くパイプに流入させて前記パルプ懸濁液に添加されることを特徴と する請求の範囲1に記載のプロセス。 13.紙を製造するためのプロセスであって、そのプロセスが − 製紙用パルプ懸濁液を準備する; − 前記パルプ懸濁液のアルカリ度をそこにアルカリ金属水酸化物供給物と二 酸化炭素供給物(これらの供給物は互いのpH変化効果に実質的に対抗する)の 組合せを添加することにより増加させる(前記供給物は製紙のための前記パルプ 懸濁液の実質的な緩衝効果を達成するに十分な量で供給されている); − 任意的に前記パルプ懸濁液のpHをアルカリ性剤または酸性剤を添加する ことにより7と9の間の希望の値に調整する; − 前記パルプ懸濁液をウェブに形成する;及び − 前記ウェブを乾燥して紙を形成する; を含むことを特徴とするプロセス。
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