JP2002502987A - 調節自在の光学的構成要素の円筒形ソケット - Google Patents
調節自在の光学的構成要素の円筒形ソケットInfo
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/02—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
- G02B7/04—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
- G02B7/10—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】遊びなく作動し、かつ、光学系の傾動を抑制できる、カム担持体、直線形案内路及びバリエータ間の伝達手段を提供する。
【解決手段】位置不変の案内路、軸方向へ摺動自在の内部のバリエータ、回転自在のカム担持体、バリエータとカム担持体の間の伝達部材を有する、調節自在の光学的構成要素の円筒形ソケットは、伝達部材として、バリエータ(1)上に軸方向へ位置不変に且つ半径方向へ弾性的に保持され位置不変の案内路(5)内を走行するボール(13)が設けてあることを特徴とする。
Description
【0001】
本発明は、位置不変の案内路、軸方向へ摺動自在の内部のバリエータ、回転自
在のカム担持体、及び、バリエータとカム担持体の間の伝達部材を有する、調節
自在の光学的構成要素の円筒形ソケットに関する。
在のカム担持体、及び、バリエータとカム担持体の間の伝達部材を有する、調節
自在の光学的構成要素の円筒形ソケットに関する。
【0002】
この種のソケットは、例えば、フォーカシング用レンズ素子を他のレンズ素子
に対して軸方向へ摺動させる写真用撮影レンズから公知である。摺動時に、場合
によっては存在する調心エラーの影響を避けるため、一般に、レンズ素子の回転
を回避しなければならない。
に対して軸方向へ摺動させる写真用撮影レンズから公知である。摺動時に、場合
によっては存在する調心エラーの影響を避けるため、一般に、レンズ素子の回転
を回避しなければならない。
【0003】 この目的のため、撮影レンズは、位置不変のソケット部材に、シリンダ軸に平
行に延び、それぞれ、バリエータに固定されたロッド小片を案内する1つまたは
複数のフライス加工された溝を有する(直線形案内路)。ロッド小片には、カム
担持体にフライス加工したカム路に係合するローラが固定されている。カム担持
体の回転時、バリエータは、カム推移に対応して、シリンダ軸に沿って前後に摺
動される。
行に延び、それぞれ、バリエータに固定されたロッド小片を案内する1つまたは
複数のフライス加工された溝を有する(直線形案内路)。ロッド小片には、カム
担持体にフライス加工したカム路に係合するローラが固定されている。カム担持
体の回転時、バリエータは、カム推移に対応して、シリンダ軸に沿って前後に摺
動される。
【0004】 バリエータは、適切なはめあいにより不動の円筒形ソケット部材内を滑動する
シリンダとして構成されている。摺動抵抗が現れると、バリエータには、カム担
持体に案内されたローラを介して、シリンダ軸に垂直な力成分も生じ、かくして
、シリンダ案内に僅かな傾きが生ずる。上記傾きは、一般に、シリンダ表面のす
べり特性および潤滑剤によって吸収されるが、しかし、走行困難状態を生ずるか
、固結状態さえも生ずることもある。そして、バリエータの傾動は、バリエータ
に保持された光学的構成要素の光軸に対する傾動を意味し、従って、結像品質も
マイナスの影響を受ける。
シリンダとして構成されている。摺動抵抗が現れると、バリエータには、カム担
持体に案内されたローラを介して、シリンダ軸に垂直な力成分も生じ、かくして
、シリンダ案内に僅かな傾きが生ずる。上記傾きは、一般に、シリンダ表面のす
べり特性および潤滑剤によって吸収されるが、しかし、走行困難状態を生ずるか
、固結状態さえも生ずることもある。そして、バリエータの傾動は、バリエータ
に保持された光学的構成要素の光軸に対する傾動を意味し、従って、結像品質も
マイナスの影響を受ける。
【0005】 カム担持体のカム路およびローラ径は、反転運動時に遊びのない状態を確保す
るため、相互に極めて正確に適合させなければならない。上記力成分は、もちろ
ん、ローラ軸にも作用するので、カム路内のローラの走行困難状態も誘起される
こともある。しかしながら、より深刻なのは、ソケット内の複数の案内路、カム
路およびこれらに関連の伝達部材において、製造公差にもとづき、相互に適合す
べき構成要素間で過度の規定(Ueberbestimmung)が必要となるので、シリンダ 案内の走行困難状態が生ずることである。
るため、相互に極めて正確に適合させなければならない。上記力成分は、もちろ
ん、ローラ軸にも作用するので、カム路内のローラの走行困難状態も誘起される
こともある。しかしながら、より深刻なのは、ソケット内の複数の案内路、カム
路およびこれらに関連の伝達部材において、製造公差にもとづき、相互に適合す
べき構成要素間で過度の規定(Ueberbestimmung)が必要となるので、シリンダ 案内の走行困難状態が生ずることである。
【0006】
従って、本発明の課題は、上記欠点がない、即ち、遊びなく作動し、光学系の
傾動を抑制できる、カム担持体と直線形案内とバリエータとの間の伝達手段を提
供することにある。
傾動を抑制できる、カム担持体と直線形案内とバリエータとの間の伝達手段を提
供することにある。
【0007】
この課題は、冒頭に述べた種類の円筒形ソケットにおいて、本発明にもとづき
、伝達部材として、バリエータ上に軸方向へ位置不変に且つ半径方向へ弾性的に
保持され位置不変の案内路内を走行するボールを設けることによって、解決され
る。
、伝達部材として、バリエータ上に軸方向へ位置不変に且つ半径方向へ弾性的に
保持され位置不変の案内路内を走行するボールを設けることによって、解決され
る。
【0008】
この場合、ボールの保持部材は、バリエータ上で軸方向および/または半径方
向へ調節自在とし得る。保持部材は、ボール受けとして穴または凹みを有する板
(葉状)バネから構成するのが好ましい。しかしながら、位置不変に固定される
他のバネ要素も可能である。位置不変の案内路として直線形案内路を設けること
が好ましい。直線形案内路には、有利には、縦方向片側に、ボールの走行面の1
つとして弾性的に支持された当接バー材(板片)を設けることができる。弾性的
に且つ調節自在に支持したボールを伝達部材として使用することによって、特に
、ソケットに複数の案内路およびカム担持体を設けることができ、製造公差にも
とづく相互の過剰な厳しい規定を補償できる。
向へ調節自在とし得る。保持部材は、ボール受けとして穴または凹みを有する板
(葉状)バネから構成するのが好ましい。しかしながら、位置不変に固定される
他のバネ要素も可能である。位置不変の案内路として直線形案内路を設けること
が好ましい。直線形案内路には、有利には、縦方向片側に、ボールの走行面の1
つとして弾性的に支持された当接バー材(板片)を設けることができる。弾性的
に且つ調節自在に支持したボールを伝達部材として使用することによって、特に
、ソケットに複数の案内路およびカム担持体を設けることができ、製造公差にも
とづく相互の過剰な厳しい規定を補償できる。
【0009】
実施例を略図に示し、図面を参照して以下に説明する。
【0010】 図1に示した如く、バリエータ1の円筒形スリーブ内にレンズ2が保持されて
いる。該レンズは、撮影レンズ(詳細には示してない)の光軸でもあるシリンダ
軸3に沿って摺動自在でなければならない。バリエータ1は、円筒はめあい状態
で、不動の円筒形スリーブ(円筒形ガイド)4に滑動自在に支承されている。ス
リーブ4は、直線形案内路5として、シリンダ軸3に平行なスリット状フライス
切削部分(切欠)を有する。スリーブ上4には、カム担持体6が回転自在に支持
されている。フロントねじ込みリング7は、フォーカシング調節用カム担持体6
の軸方向移動を阻止する。カム担持体6の内壁には、台形ネジ部8が加工してあ
り、上記ネジのピッチは、バリエータ1の軸方向ストロークを決定する。
いる。該レンズは、撮影レンズ(詳細には示してない)の光軸でもあるシリンダ
軸3に沿って摺動自在でなければならない。バリエータ1は、円筒はめあい状態
で、不動の円筒形スリーブ(円筒形ガイド)4に滑動自在に支承されている。ス
リーブ4は、直線形案内路5として、シリンダ軸3に平行なスリット状フライス
切削部分(切欠)を有する。スリーブ上4には、カム担持体6が回転自在に支持
されている。フロントねじ込みリング7は、フォーカシング調節用カム担持体6
の軸方向移動を阻止する。カム担持体6の内壁には、台形ネジ部8が加工してあ
り、上記ネジのピッチは、バリエータ1の軸方向ストロークを決定する。
【0011】 バリエータ1上には、2つのネジ10/11によって板バネ9が固定されてい
る。板バネ9の穴状開口12には、ボール13が挿入されている。
る。板バネ9の穴状開口12には、ボール13が挿入されている。
【0012】 穴状開口の代わりに、深絞り加工した凹みを設けることもできる。ボール受け
部の下方(奥)には、フライス加工されてバネの通路として十分な空間が切欠い
てある。ボール中心は、直線形案内路5の内部にある。即ち、スリット状のフラ
イス切削部分(切欠)の幅は、ボール径よりも僅かに大きい。ボール13は、更
に、カム担持体6の台形ネジ部8に位置する。ネジ10/11は、カム担持体6
のボア14/15を介して操作できる。板バネ9のボール受けと台形ネジ部8と
を最適に同列に配置できるよう、ネジ10/11を外した後、板バネ9を縦穴内
で軸方向へ摺動させ、遊びのない位置に再び固定できる。更に、ソケットの横断
面にこの種の複数の案内路を設ければ、光軸に対するバリエータの位置の微調整
が可能である。
部の下方(奥)には、フライス加工されてバネの通路として十分な空間が切欠い
てある。ボール中心は、直線形案内路5の内部にある。即ち、スリット状のフラ
イス切削部分(切欠)の幅は、ボール径よりも僅かに大きい。ボール13は、更
に、カム担持体6の台形ネジ部8に位置する。ネジ10/11は、カム担持体6
のボア14/15を介して操作できる。板バネ9のボール受けと台形ネジ部8と
を最適に同列に配置できるよう、ネジ10/11を外した後、板バネ9を縦穴内
で軸方向へ摺動させ、遊びのない位置に再び固定できる。更に、ソケットの横断
面にこの種の複数の案内路を設ければ、光軸に対するバリエータの位置の微調整
が可能である。
【0013】 板バネ9の弾力により、一方では、ボール13は台形ネジ部の噛み合い面(ネ
ジ山側面)に常に最適に密接される。従って、ボール13の径は、直線形案内路
5の幅に対応して別個に定めることができる。他方、バリエータ1は、その反対
側の面でスリーブ4の壁を押圧し、従って、起こり得る傾動は、直ちに抑制され
る。この場合、伝達部材が1つだけである場合には特に、圧力がバリエータの重
心に対し半径方向へ作用するよう、ボールの位置を選択するのが目的に適う。カ
ム担持体6を回転すれば、ボール13は、直線形案内路5内を右方へまたは左方
へ移動する。ボール13は、直線形案内路5の壁にその周面円においてのみ接触
するので、摩擦力は極めて小さい。板バネ9の弾力およびバリエータ1にフライ
ス加工によって形成されたバネ経路によって、直線形案内路5内の移動時にボー
ル13が穴状ボール受け部から押出されるのを確実に防止できる。従って、バリ
エータ1は、ボール13によって駆動され、この場合、穴状ボール受け部内のボ
ール13は、摩擦なく回転できる。
ジ山側面)に常に最適に密接される。従って、ボール13の径は、直線形案内路
5の幅に対応して別個に定めることができる。他方、バリエータ1は、その反対
側の面でスリーブ4の壁を押圧し、従って、起こり得る傾動は、直ちに抑制され
る。この場合、伝達部材が1つだけである場合には特に、圧力がバリエータの重
心に対し半径方向へ作用するよう、ボールの位置を選択するのが目的に適う。カ
ム担持体6を回転すれば、ボール13は、直線形案内路5内を右方へまたは左方
へ移動する。ボール13は、直線形案内路5の壁にその周面円においてのみ接触
するので、摩擦力は極めて小さい。板バネ9の弾力およびバリエータ1にフライ
ス加工によって形成されたバネ経路によって、直線形案内路5内の移動時にボー
ル13が穴状ボール受け部から押出されるのを確実に防止できる。従って、バリ
エータ1は、ボール13によって駆動され、この場合、穴状ボール受け部内のボ
ール13は、摩擦なく回転できる。
【0014】 図2に、図1の線A−Aに沿う断面図を示した。同図から明らかな如く、ボー
ル13,13’,13’’を含む3つの伝達部材をそれぞれ相互に120°だけ
ずらして設けるのが目的に適う。このため、台形ネジ部8は、3条ある。この場
合、それぞれの台形ネジ部によってボール受けを軸方向へ調節できることが、特
に有利に作用する。スリーブ4内のバリエータ1の固結および傾動は、実際上、
排除される。板バネの力は、相互に対向し(ベクトル和がゼロになり)、かくし
て、相互に打消し合う。
ル13,13’,13’’を含む3つの伝達部材をそれぞれ相互に120°だけ
ずらして設けるのが目的に適う。このため、台形ネジ部8は、3条ある。この場
合、それぞれの台形ネジ部によってボール受けを軸方向へ調節できることが、特
に有利に作用する。スリーブ4内のバリエータ1の固結および傾動は、実際上、
排除される。板バネの力は、相互に対向し(ベクトル和がゼロになり)、かくし
て、相互に打消し合う。
【0015】 図3は、図1の線B−Bから見た俯瞰図であり、直線形案内路5の幅はボール
13の径に対応する。
13の径に対応する。
【0016】 図4に、カム担持体6に案内カム16をフライス加工した一実施例を示した。
この方法では、バリエータ1の複雑な運動経過を実現することもできる。この場
合の欠点は、ボール13が、カム16のエッジ上を走行するので、該エッジを特
に正確にフライス加工するか面取り加工する必要があり、しかも、それは、製造
が困難であるということである。カム担持体に対する偶発的な衝撃によって、案
内カム16のボール受けに凹みが誘起されることがある。しかしながら、使用上
生じる通常のエッジの摩耗は、バネ圧によって補償されるので、何時でも、遊び
のない状態が保持される。
この方法では、バリエータ1の複雑な運動経過を実現することもできる。この場
合の欠点は、ボール13が、カム16のエッジ上を走行するので、該エッジを特
に正確にフライス加工するか面取り加工する必要があり、しかも、それは、製造
が困難であるということである。カム担持体に対する偶発的な衝撃によって、案
内カム16のボール受けに凹みが誘起されることがある。しかしながら、使用上
生じる通常のエッジの摩耗は、バネ圧によって補償されるので、何時でも、遊び
のない状態が保持される。
【0017】 図5に示した実施例の場合、ボール13は、完全にカム担持体6の案内路17
の内部を走行する。スリーブ(当接バー材)18は、ボール13の脱落を阻止す
る。従って、図4の実施例において示した欠点は避けられる。尤も、この実施例
の場合、伝達部材の間の遊びを避けるため、案内路17および直線形案内路5の
幅は、何れも、ボール13の径に等しくなければならない。この場合、双方の案
内カムを別個に製造するので、製造に高い要求が課せられる。
の内部を走行する。スリーブ(当接バー材)18は、ボール13の脱落を阻止す
る。従って、図4の実施例において示した欠点は避けられる。尤も、この実施例
の場合、伝達部材の間の遊びを避けるため、案内路17および直線形案内路5の
幅は、何れも、ボール13の径に等しくなければならない。この場合、双方の案
内カムを別個に製造するので、製造に高い要求が課せられる。
【0018】 図6に、製造精度に対する上記要求を減少できる方式を示した。直線形案内路
5は、ボール13の径よりも幅広に構成されている。より大きい幅のために、当
接バー材18および波形バネ19または適切な弾力がある他の押圧手段を装填す
る。かくして、直線形案内路5は、ボール13の径に遊びのない状態で適合する
。従って、所与の案内路17において、直線形案内路の幅を考慮することなく、
該案内路に最適に適合するようボール13を選択できる。例えば、バリエータ1
の軸方向往復運動のために、複雑な案内路を製造する場合に特に、この方式は特
に有利である。
5は、ボール13の径よりも幅広に構成されている。より大きい幅のために、当
接バー材18および波形バネ19または適切な弾力がある他の押圧手段を装填す
る。かくして、直線形案内路5は、ボール13の径に遊びのない状態で適合する
。従って、所与の案内路17において、直線形案内路の幅を考慮することなく、
該案内路に最適に適合するようボール13を選択できる。例えば、バリエータ1
の軸方向往復運動のために、複雑な案内路を製造する場合に特に、この方式は特
に有利である。
【0019】 上記各実施例の場合、内側の直線形案内路5と共働する回転自在の外側カム担
持体6を使用した。しかしながら、外側ソケットシリンダに直線形案内路5を設
置し、直線形案内路5とバリエータ1との間に回転自在のカム担持体6を挿入す
ることも可能である。このような構成を図7,8に示した。カム担持体6を回転
させるために、上記カム担持体に固定されたピン20が用いられる。該ピンは、
スリーブ4に光軸3に垂直に構成したスリット21に案内されている。ボール1
3は、直線形案内路5のエッジ上を走行するので、図4に示した欠点に注意を払
うべきである。しかし、この場合に真っすぐなエッジを若干面取りすることによ
って、簡単に解決できる。
持体6を使用した。しかしながら、外側ソケットシリンダに直線形案内路5を設
置し、直線形案内路5とバリエータ1との間に回転自在のカム担持体6を挿入す
ることも可能である。このような構成を図7,8に示した。カム担持体6を回転
させるために、上記カム担持体に固定されたピン20が用いられる。該ピンは、
スリーブ4に光軸3に垂直に構成したスリット21に案内されている。ボール1
3は、直線形案内路5のエッジ上を走行するので、図4に示した欠点に注意を払
うべきである。しかし、この場合に真っすぐなエッジを若干面取りすることによ
って、簡単に解決できる。
【0020】 上記各実施例の場合、バリエータの摺動のために、回転自在なカム担持体が不
動の直線形案内路と共働するということを出発点とする。しかしながら、当業者
にとって明らかな如く、本発明に係る伝達手段は、バリエータの軸方向摺動中に
回転も許容する系にも使用できる。このような系は、軸方向変位のための案内路
を不動のスリーブ部材に複数フライス加工し、回転自在のカム担持体に、シリン
ダ軸に平行に延びる案内路を1条のみを設けることによって実現できる。
動の直線形案内路と共働するということを出発点とする。しかしながら、当業者
にとって明らかな如く、本発明に係る伝達手段は、バリエータの軸方向摺動中に
回転も許容する系にも使用できる。このような系は、軸方向変位のための案内路
を不動のスリーブ部材に複数フライス加工し、回転自在のカム担持体に、シリン
ダ軸に平行に延びる案内路を1条のみを設けることによって実現できる。
【図1】 円筒形ソケットの縦断面図。
【図2】 図1のソケットの横断面図。
【図3】 直線形案内路の俯瞰図。
【図4】 他の実施例の伝達部材。
【図5】 更に他の実施例の伝達部材。
【図6】 弾性当接バー材を有する直線形案内路の俯瞰図。
【図7】 外側に直線形案内路を有する実施例の横断面図。
【図8】 図7の直線形案内路の俯瞰図。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年12月23日(1999.12.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、調節自在の光学的構成要素の円筒形ソケットに関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
Claims (5)
- 【請求項1】 位置不変の案内路、軸方向へ摺動自在の内部のバリエータ、
回転自在のカム担持体、及び、バリエータとカム担持体との間の伝達部材を有す
る、調節自在の光学的構成要素の円筒形ソケットであって、 伝達部材として位置不変の案内路(5)内を走行するボール(13)が設けて
あり、該ボールは、バリエータ(1)上に軸方向へ位置不変に且つ半径方向へ弾
性的に保持されている、 ことを特徴とする円筒形ソケット。 - 【請求項2】 前記ボール(13)の保持部材(9,12)は、前記バリエ
ータ(1)上で調節自在である、 ことを特徴とする請求項1に記載の円筒形ソケット。 - 【請求項3】 ボール受けとしての穴(12)または凹みを有する板バネ(
9)は、保持部材として設けてある、 ことを特徴とする請求項1に記載の円筒形ソケット。 - 【請求項4】 前記位置不変の案内路(5)として、直線形案内路が設けて
ある、 ことを特徴とする請求項1に記載の円筒形ソケット。 - 【請求項5】 前記直線形案内路が、前記ボール(13)の走行面の1つと
して、弾性的に支持された当接バー材(18)を縦方向片側に有する、 ことを特徴とする請求項4に記載の円筒形ソケット。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19804471A DE19804471C1 (de) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | Zylindrische Fassung für verstellbare optische Bauelemente |
DE19804471.2 | 1998-02-05 | ||
PCT/DE1999/000163 WO1999040469A1 (de) | 1998-02-05 | 1999-01-23 | Zylindrische fassung für verstellbare optische bauelemente |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002502987A true JP2002502987A (ja) | 2002-01-29 |
Family
ID=7856687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000530824A Withdrawn JP2002502987A (ja) | 1998-02-05 | 1999-01-23 | 調節自在の光学的構成要素の円筒形ソケット |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6201650B1 (ja) |
EP (1) | EP1053496B1 (ja) |
JP (1) | JP2002502987A (ja) |
AT (1) | ATE214487T1 (ja) |
CA (1) | CA2318111A1 (ja) |
DE (2) | DE19804471C1 (ja) |
WO (1) | WO1999040469A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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