JP2002501087A - 水性マイクロエマルジョン - Google Patents

水性マイクロエマルジョン

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Abstract

(57)【要約】 官能基を有する炭化水素と、アニオン界面活性剤と、2から10個の炭素原子を有するジオールと、水とを含有するマイクロエマルジョン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、種々の有機溶媒および増粘剤と混合されるとき、安定性を保持し、
グリース、油、塗膜および他の除去することが困難な有機物質の除去に関係する
洗浄応用分野において特に有用なマイクロエマルジョンに関する。
【0002】 (発明の背景) 二塩基エステル溶媒を用いる、水不溶性の有機物質を除去するための洗浄用組
成物および洗浄方法は、当技術分野で知られている。例えば、米国特許第4,9
34,391号および第4,927,556号には、二塩基エステルおよび水か
らなるエマルジョンが教示されているが、一般的に簡単なエマルジョンは長時間
にわたって分散状態を保持するための安定性に欠けている。
【0003】 米国特許第5,080,831号および第5,080,822号では、水と可
溶化剤との組合せにおいて、0.2から6%の水溶性を有する非炭化水素および
非水素添加炭化水素の有機溶媒からなる真正溶液(true solution)を教示して いる。
【0004】 米国特許第5,158,710号では、可溶化添加剤、ビルダーおよび必要に
応じてカプラーとともに、0.2から6%の水溶性を有する非炭化水素および非
水素添加炭化水素の有機溶媒からなるマイクロエマルジョンを教示している。こ
の特許において、ビルダーとは、水の硬度を不活性化し、アルカリ度を与えて洗
浄を支援し、組成物のpHが7以上に保持されるように緩衝することによって界
面活性剤の洗浄効率を向上させる物質である。
【0005】 エマルジョンおよび/またはマイクロエマルジョンに関する他の特許としては
、水、有機溶媒および界面活性剤からなる、油を連続相とするエマルジョンを教
示している米国特許第5,597,792号、C7以上のアルカンジオールを用
いる炭化水素油エマルジョンを教示している米国特許第2,606,874号、
および金属ロール成形のための炭化水素マイクロエマルジョンを教示している米
国特許第4,781,848号がある。
【0006】 マイクロエマルジョンは、洗浄用製品の調合における検討に対して魅力的な特
性を有する。本発明の目的は、広範囲の組成上の安定性および熱安定性を有し、
マイクロエマルジョンとしての独自性を失うことなく、調合のために溶媒および
添加剤とを混合して種々の洗浄用組成物にすることができることを特徴とするマ
イクロエマルジョンを提供することである。
【0007】 (発明の概要) 本発明は、マイクロエマルジョンを提供するものであり、該マイクロエマルジ
ョンは、 (a)水と、 (b)官能基を有する炭化水素と、 (c)アニオン界面活性剤と、 (d)2から10個の炭素原子を有するジオールと、 を含有する。ここで、上記官能基を有する炭化水素は、マイクロエマルジョンの
全安定範囲にわたって水に僅かに可溶性であり、水に対するその溶解性を超える
量で存在し、上記界面活性剤はスルホコハク酸塩である。好ましいジオールは、
1,2−ヘキサンジオールであり、好ましい界面活性剤はスルホコハク酸ビス(
2−エチルヘキシル)ナトリウムである。
【0008】 本発明のマイクロエマルジョンは、さらに、有機溶媒を含んでもよく、有機溶
媒は、マイクロエマルジョンと混合されて混合物を形成し、この場合、有機溶媒
に対するマイクロエマルジョンの重量比は上記混合物がマイクロエマルジョンで
あるような重量比である。
【0009】 本発明は、マイクロエマルジョンのみ、または有機溶媒(単数または複数)お
よび/または他の添加剤類と混合されたマイクロエマルジョンから調合される洗
浄用組成物を提供する。マイクロエマルジョンと有機溶媒または増粘剤からなる
混合物において、マイクロエマルジョンはその安定性を維持する。
【0010】 (詳細な説明) 本明細書で用いられる用語、マイクロエマルジョンとは、少なくとも3種の成
分からなる単相のミクロ構造平衡混合物を意味する。マイクロエマルジョンの3
成分のうち2成分は、例えば、油と水または油と極性溶媒のように、1成分が他
の成分に僅かに可溶性である。第3成分は、最初の2成分のうち1成分を他の成
分に、例えば、水に油をまたは油に水を可溶化する機能を果たす。第3成分は、
両親媒性物質、すなわち親水性部分および親油性部分の両方を含む分子とするこ
とができる。マイクロエマルジョンは、肉眼には透明に見えるが、溶液ではない
。マイクロエマルジョンは、広範囲の温度および濃度にわたって安定であり、機
能または安定性における損失が少ない。その上、マイクロエマルジョンは、それ
らがミクロ構造であり、系中に「油」の量に依存して、「油」膨潤ミセル、2連
続構造、水膨潤逆ミセルまたは他の構造を含んでも良いということから、溶液と
識別することができる。真正溶液は、これらのミクロ構造特性を全く示さない。
前述した定義で使用したような用語「油」とは、マイクロエマルジョンの界面活
性剤でない有機成分を意味する。一般に、マイクロエマルジョンは、チンダル散
乱を示し、低い界面張力を有する。
【0011】 マイクロエマルジョンは、エマルジョンではなく、マイクロエマルジョンは熱
力学的に安定である(すなわちその最低エネルギー状態にある)が、一方エマル
ジョンは動力学的にのみ安定である(すなわちエマルジョン化された相が水から
分離する速度が非常に遅い)点で、エマルジョンと識別される。エマルジョンは
、数日、数カ月、またはそれ以上でさえも安定である場合があるが、エマルジョ
ンは、時間の経過につれて不安定となり、層を成す混合物に分離する。
【0012】 マイクロエマルジョンは、以下の識別に役立つ特性を有する。すなわち、マイ
クロエマルジョンは、成分を一緒に緩やかに混合すること、または振り混ぜるこ
とによって容易に調製される。マイクロエマルジョンは、何らかの温度変化がな
く、化学的同一性を保持する限り、熱力学的に安定であり、別々の相に分離され
たり沈降されることはない。また、温度変化のため不安定になる場合、再度、マ
イクロエマルジョンの熱力学的に安定である範囲内の温度になるまで加熱または
冷却することによって、マイクロエマルジョンは容易に再形成される。
【0013】 マイクロエマルジョンの形成は、一般に、2つの相互に不溶性または僅かに可
溶性の物質および界面活性剤または界面活性剤/補助界面活性剤混合物を必要と
する。マイクロエマルジョンの形成は、以下に示す試験方法のいずれか1つによ
って証明される。すなわち、チンダル散乱、動的光散乱、X線散乱、および小角
度中性子散乱であり、全て公知の散乱技術である。他の重要な方法には、伝導率
、NMRおよび蛍光技術があり、これらは、R Zana編のSurfacta
nt Solutions,New Methods of Investig
ation、Marcel Dekker、ニューヨーク、1987年および「
Microemulsions」、Ber.Bunsenges Phys.C
hem.、100、181(1996)No.3に記載されている。
【0014】 本明細書で用いる用語、界面活性剤とは、水の界面張力を低下させるアニオン
、カチオンまたはノニオン型の界面活性物質である。
【0015】 本明細書で用いる用語、官能基を有する炭化水素とは、少なくとも1つの水素
に代えて、または複素環式化合物の場合は少なくとも1つの炭素に代えて、少な
くとも1つの非炭素原子、少なくとも1つの非水素原子または非ハロゲン原子を
含む基によって置換された炭化水素分子を意味する。このような基には、酸素、
窒素、硫黄、および/またはリン原子を有する基が含まれ、例えば、酸類、エス
テル類、エーテル類、アミン類、アミド類、ケトン類、ニトリル類、ニトロ基を
有する有機化合物類、アルデヒド類、アルコール類、有機炭酸エステル類、有機
リン酸エステル類、有機スルホキシド類、および環構造に組み入れられた酸素ま
たは窒素を有する複素環式化合物がある。
【0016】 本発明のマイクロエマルジョンを形成する、官能基を有する好ましい炭化水素
には、エステル類、ジエステル類、トリエステル類、テトラエステル類、酢酸エ
ステル類および二酢酸エステル類、ならびにラクトン類がある。これらの中で、
洗浄用組成物を調合するために好ましい、官能基を有する炭化水素は、二塩基性
エステルである。
【0017】 本発明の官能基を有する炭化水素は、水に僅かに可溶性である。僅かに可溶性
であるとは、官能基を有する炭化水素の水に対する溶解度が10重量%未満であ
り、また逆に言えば、官能基を有する炭化水素に対する水の溶解度が10重量%
未満であることを意味する。
【0018】 本発明のマイクロエマルジョンに有用な界面活性剤は、アニオン性のスルホコ
ハク酸塩である。好ましい界面活性剤は、スルホコハク酸ビス(2−エチルヘキ
シル)(bEHSs)、スルホコハク酸ジ(1,3−ジメチル−ブチル)、およ
びスルホコハク酸ジアミルのナトリウム塩類である。これらの界面活性剤は、そ
のままでまたは溶液(アルコールまたは水に溶解して)の形態で、ニュージャー
ジー州、West PattersonのCytec,Inc.からAEROS
OLの商標で、AEROSOL−OT(AOT)またはAEROSOL−GPG
、AEROSOL−MA−80(MA−80)およびAEROSOL−AY(A
Y)として、それぞれ市販されている。界面活性剤の他の供給源は、MACKA
NATE DOS−75である(MACKANATEはイリノイ州、Unive
rsity ParkのMcIntyre Group Ltd.の商標であり
、DOS−75製品はスルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)ナトリウム、
水、エタノールおよびプロピレングリコールの混合物である)。これらの種々の
界面活性剤の中では、bEHSsが最も好ましく、以下、スルホコハク酸ジアミ
ルナトリウムおよびスルホコハク酸ジ(1,3−ジメチルブチル)ナトリウムの
順である。
【0019】 本発明に有用なジオールは、2から10個の炭素および好ましくは1、2位に
存在するOH基を有するジオールである。ジオールは、直鎖または分岐であって
よく、OH基の他に官能基を含むことができる。有用なジオールには、1,2−
ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、ヘキサンジオール類、オクタンジ
オール類、1,2,3−プロパントリオール一酢酸エステル、ヘプタンジオール
類、デカンジオール類、ネオペンチルグリコール、2−メチル−2,4−ペンタ
ンジオール(通常、へキシレングリコールとして知られる)および2−メチル−
1,3−プロパンジオールがある。
【0020】 本発明におけるジオールの機能は、1,2−ヘキサンジオールおよびbEHS
sの場合に特に驚異的である。なぜなら、対応するアルコール、ヘキサノールが
本発明の界面活性剤との組合せで相乗効果を示さないためである。しかし、相乗
効果は、低級直鎖アルコールと界面活性剤との間では存在する。多数の市販の界
面活性剤は低級直鎖アルコールの溶液として販売されているので、このことは特
に重要である。
【0021】 本発明のマイクロエマルジョンにジオールが含まれることによって、低濃度の
界面活性剤で、より広範囲の熱安定性を有するマイクロエマルジョンが提供され
る。本発明の実際のマイクロエマルジョンは、公知の溶液またはエマルジョン製
品よりも低濃度の揮発性有機物質含量(VOC)および高い引火点で調合するこ
とができる。このことは、マイクロエマルジョンを洗浄用組成物の調合に用いる
とき、特に重要である。これらのマイクロエマルジョンは、少なくとも5℃から
約100℃の温度範囲にわたって安定である。
【0022】 本発明のマイクロエマルジョンの重要な長所は、これらのエマルジョンは機能
または安定性を損失することなく有機溶媒によって希釈できること、すなわち、
マイクロエマルジョンおよび溶媒の混合物もマイクロエマルジョンであるという
ことである。このような希釈されたマイクロエマルジョンもまた、ジオールの在
在に起因して広範囲にわたって温度安定性を有する。これらの希釈されたマイク
ロエマルジョンは、有効な洗浄用組成物の調合において特に重要である。
【0023】 本発明のマイクロエマルジョンの希釈に用いることができる有機溶媒は、アル
コール類、ケトン類、エステル類、非環式アミド類、環式アミド類、グリコール
エーテル類、酢酸エステル類、グリコールエーテル酢酸エステル類、ラクトン類
、スルホキシド類、環式炭酸エステル類、芳香族炭化水素類、テルペン類、N−
メチルピロリドンおよび他のN−アルキルピロリドン類、ジメチルピペリドン類
、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、炭酸プロピレン、アルキルベン
ゼン類、d−リモネンならびにこれらの化合物の任意の混合物からなる群から選
択される溶媒である。好ましい有機溶媒には、N−メチルピロリドン、ジメチル
ピペリドン、エチレンおよびプロピレングリコールに基づくエーテル類およびそ
れらのエステル類(例えば、酢酸プロピレングリコールメチルエーテルなど)、
炭酸プロピレン、酢酸アルキル(例えば、EXXON(テキサス州、ヒュースト
ン)からEXXATEの商標で販売されているもの)、フタル酸のアルキルエス
テル、水と非混和性のケトン類、d−リモネン、エステル−アルコール類(例え
ば、Eastman Chemical Company(テネシー州、Kin
gsport)からTEXANOLの商標で販売されているもの)、キシレン、
および他のアルキルベンゼン類およびアルキルベンゼン類の混合物(例えば、E
XXONから販売されているAromatic 100、150、および200
(米国以外では、「Aromatic」は「Solvesso」として知られて
いる))がある。
【0024】 本発明の、官能基を有する炭化水素には、二塩基エステル、好ましくは、アジ
ピン酸、グルタル酸およびコハク酸と、1から12個の炭素を有するアルコール
とのエステル類、ならびにこれらのエステル類の混合物がある。特に重要である
のは、アジピン酸、グルタル酸およびコハク酸のジメチルエステル類およびこれ
らのエステル類の混合物、ならびに2−エチルコハク酸および2−メチルグルタ
ル酸のエステル類である(アジピン酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、コハク酸
ジメチルは、デラウェア州、Wilmingtonに位置するDuPont d
e Nemours,Inc.からDBEの混合物として個別に販売されている
。)。DBE混合物には、3種のエステルの各々からなる混合物であり、主成分
がグルタル酸ジメチルであるDBE、グルタル酸ジメチルにアジピン酸ジメチル
を加えた混合物であるDBE−2、アジピン酸ジメチルにグルタル酸ジメチルを
加えた混合物であるDBE−3、コハク酸ジメチルであるDBE−4、グルタル
酸ジメチルであるDBE−5、アジピン酸ジメチルであるDBE−6、コハク酸
ジメチルにグルタル酸ジメチルを加えたDBE−9、アジピン酸、グルタル酸お
よびコハク酸のジイソブチルエステルの混合物であるDBE−IBがある。
【0025】 本発明のマイクロエマルジョンは、洗浄用組成物、特に二塩基エステルを含む
洗浄用組成物の調合において特に重要である。マイクロエマルジョンは、洗浄用
組成物として溶液および2相エマルジョンに優る長所を提供する。マイクロエマ
ルジョンは、より大きな安定性を有し、また貯蔵温度における変化によりマイク
ロエマルジョンが破壊された場合でも、加熱または冷却を伴って再形成が容易で
あるという独特の特性を有する。マイクロエマルジョンは、与えられた状況にお
いて、エマルジョンまたは溶液よりも良好な洗浄力を有することができ、また真
正溶液よりも低いVOCおよびある場合にはより低いコストで調合することがで
きる。
【0026】 本発明のマイクロエマルジョンが使用される洗浄応用分野には、金属洗浄、脱
脂、およびペイントはがしがある。洗浄用組成物という用語には、例えば、脱脂
およびペイントはがしのための組成物が含まれる。
【0027】 本発明の洗浄用組成物は、本発明のマイクロエマルジョンを、有機溶媒および
必要に応じて増粘剤と混合することによって調合することができる。この調合で
用いられる増粘剤には、未変性のおよび疎水性に変性されたカチオンセルロース
エーテルポリマー類、ポリウレタン類ならびにポリアクリル酸類およびポリアク
リル酸誘導体類がある。無機増粘剤も用いることができる。例えば、テキサス州
,GonzalesのSouthern Clay ProductsからLA
PONITEの商標で販売されている層状水和珪酸マグネシウムは、本発明にお
いて有用である。好ましい有機増粘剤は、B.F.GoodrichからPEM
ULENの商標で販売されているポリアクリル酸増粘剤である。洗浄用組成物の
調合に有用なジオールは、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル
−2,4−ペンタンジオールおよびネオペンチルグリコールである。
【0028】 試験方法 相境界決定および状態図の構造:試料は、水(A)、DBE(B)、bEHS
s(C)、およびCn−ジオール(D)を個別に秤量し、密閉用栓および磁気撹 拌棒を有するメスシリンダに入れて調製した。この試料を、密閉し、メスシリン
ダを一定温度の浴に入れた。次いで、試料を、一定温度の浴内で所望の温度の±
0.05℃以内とするように平衡状態にした。試料が熱平衡に近づく間、混合物
を撹拌するために、撹拌棒を用いて試料を撹拌した。
【0029】 目標とする温度と平衡に達したとき、撹拌を中止し、試料を放置して、相挙動
を肉眼で観察および記録する前に、いくつかの相分離が起こるようにした(1相
以上の証拠)。相挙動を観察し、次いで試料を温度浴から取り出し、放置して室
温に戻した。室温と平衡に達したとき、試料容器を開け、ストック溶液から成分
を添加して、試験すべき次の濃度を調製した。シリンダ内の試料混合物が適切に
撹拌するには多すぎる量になるまで、または平衡に達するようになるまで、この
過程を継続した。
【0030】 相境界は、±0.1℃で決定され、相境界を挟んで前後の温度を示す数字の平
均が境界点として使用された。
【0031】 本発明を以下の非限定実施例により説明する。
【0032】 (実施例)実施例1 1,2−ヘキサンジオールと、水と、DBE−5と、bEHSsとからなる混
合物を、相境界の決定方法において述べたようにして調製した。
【0033】 収集されたデータを、図に示す。図では、α=B/(A+B)、δ=D/(C
+D)およびγ=(C+D)/(A+B+C+D)である。標準方法によれば、
混合物中の、Aは水の質量であり、Bは官能基を有する炭化水素の質量であり、
Cは界面活性剤の質量であり、およびDはジオールの質量である。これらの比は
、多くの場合、百分率として表される。
【0034】 図1は、水と、DBE−5と、重量比で50:50のbEHSsおよび1,2
−ヘキサンジオールの混合物とを含む組成物について、20℃における本発明の
マイクロエマルジョンを示すものである。マイクロエマルジョンの領域は、擬3
相状態図の相対的に大きな斜線部分である。このデータは特定のマイクロエマル
ジョンについて示されているが、他の官能基を有する炭化水素と、界面活性剤と
、ジオールと、水との混合物は、本発明の代表的な組成物である。マイクロエマ
ルジョンを構成する成分の実際の重量百分率は、官能基を有する炭化水素と、選
択されたスルホコハク酸塩の界面活性剤と、ジオールとの組合せからなる特定の
配合によって変化するであろう。本発明のマイクロエマルジョンは、広い温度範
囲にわたって安定である。4成分の相対的濃度を変化させることによって、約5
から約100℃の全温度範囲にわたって安定性を有する、すなわち約5から約1
00℃間の任意の温度範囲内で安定性を有するマイクロエマルジョンを調合する
ことができる。温度範囲は、大気圧下においてのみ、5から100℃に限定され
る。高圧下では、マイクロエマルジョンの安定性の範囲は、上限温度および下限
温度の両方で、この温度範囲を超えて拡大される。
【0035】 図2は、10℃、α=50において、マイクロエマルジョンを形成するために
必要とされる界面活性剤およびジオールの最小量を示す。マイクロエマルジョン
の範囲は、図中1と記号を付けた領域である。
【0036】 図3は、δ=50で混合物中における界面活性剤およびジオールの重量%の関
数として、DBE群の系列の温度相挙動を示す図である。各DBE製品の場合、
マイクロエマルジョンの領域は、記入された相境界線の右側の領域である。各図
は、本発明のマイクロエマルジョンの広い組成上の範囲を示す。
【0037】 本発明の特別の長所は、同一画分の官能基を有する炭化水素と水とからなるマ
イクロエマルジョンを調製し、これらのマイクロエマルジョンを種々の異なる応
用分野に対して適合させることができることである。本発明のマイクロエマルジ
ョンによって形成される調合物(すなわち、マイクロエマルジョンと有機溶媒お
よび/または他の添加剤との混合物)は、例えば、ペイントはがし、脱脂、樹脂
浄化、航空機および車体洗浄、電子機器洗浄および他の一般の洗浄用途などの応
用分野で、有機溶媒に対する有効な代替品として使用できる。
【0038】 本発明での使用に適するジオールには、2から10個の炭素原子を有するジオ
ール、例えば、1,2−ブタンジオール(BD)、1,2−ペンタンジオール(
PD)、1,2−オクタンジオールおよび2−メチル−1,3−プロパンジオー
ルがある。一般に、好ましいジオールは、1,2−ヘキサンジオールであるが、
特定の洗浄用調合物では他のジオールがヘキサンジオールよりも好ましい場合が
ある。
【0039】 実施例2 本実施例では、水と、DBE−5と、1,2−ヘキサンジオールおよび幾つか
の市販の界面活性剤とを含むマイクロエマルジョンについて説明する。
【0040】 AY65は、スルホコハク酸ジアミルナトリウム、水、エタノールおよびメタ
ノールの混合物である。エタノールは市販の界面活性剤に一般に認められる希釈
剤であるので、ジオールの相乗効果がアルコール、特にエタノールの存在によっ
て影響を受けるかを理解することは重要である。市販の界面活性剤中のエタノー
ルの存在によって、マイクロエマルジョンを形成するために必要とされるヘキサ
ンジオールの量は減少することが明らかとなった。
【0041】 78〜80%のスルホコハク酸ジ(1,3−ジメチルブチル)ナトリウム、5
%のイソプロパノール、および16%の水を含み、Cytec,Inc.からM
A−80−1の商標で販売されている第2の市販の界面活性剤を用いて比較した
。AOTの代わりに、より短い直鎖ジヘキシル界面活性剤を用いることにより、
水−DBE−5の混合物をマイクロエマルジョン化する効率が僅かに改善される
【0042】 CytecからGPGの商標で販売されている、スルホコハク酸ジ(2−エチ
ルヘキシル)ナトリウム(66〜72%)、エタノール(7〜9%)および水(
19〜27%)からなるGPG界面活性剤を、本発明のマイクロエマルジョンに
用いて試験した。この場合も、前述したマイクロエマルジョンは、5から100
℃の温度範囲にわたって条件に適合しており、「油」または水によって容易に希
釈され広範囲の組成を有するマイクロエマルジョンが形成された。
【0043】 実施例3 本実施例では、本発明のマイクロエマルジョンにおける増粘剤の使用について
説明する。実施例1に従って調製されたマイクロエマルジョンを、約1重量%の
JR−400、すなわち、ニュージャージー州、EdisonのAmercho
l CorporationからUCAREとして入手できる非変性カチオンセ
ルロースエーテルポリマーと混合した。増粘剤の添加が1.25%より低い場合
は、混合物は透明な単一相マイクロエマルジョンのままであった。添加が1.5
重量%を超える場合は、種々のエマルジョンが形成された。これらのエマルジョ
ンは、数日間にわたって安定であった。1重量%のJR−400によって増粘化
されたマイクロエマルジョンは、Rheometrics Dynamic S
tress Model SR500レオメータを用いて測定したとき、0.2
Pa−sのゼロずり(zero shear)粘性率(水よりも200倍大きい粘性)を有
した。
【0044】 実施例4 本実施例では、マイクロエマルジョンに対する種々の有機溶媒の添加について
説明する。基本マイクロエマルジョンは、3.9gのDBE、1.2gのAer
osol−OT、3.9gの水、0.5gのエタノールおよび0.5gの1,2
−ヘキサンジオールを混合することにより調製した。各マイクロエマルジョンに
対して、2.0gの下表に示す溶媒を混合した。
【0045】 Aromatic 150を除いて、各々の場合において、溶媒との混合物は
単相を形成し、5から100℃の範囲にわたって安定なマイクロエマルジョンで
あった。
【0046】 Aromatic 150を含んで形成されたマイクロエマルジョンは、20
から75℃で安定であった。20℃より低い温度では、相分離が発生した。
【0047】 溶 媒 相 の 数 T ℃ NMP 1 5−100 ジメチルピペリドン 1 5−100 ジプロピレングリコール− モノメチルエーテル 1 5−100 炭酸プロピレン 1 5−100 Aromatic 150 1 20−75
【0048】 実施例5 本実施例では、ペイントはがしにおける本発明のマイクロエマルジョンの有用
性について説明する。マイクロエマルジョンは、DBEと、水と、界面活性剤と
、ジオールとを混合することで形成され、以下に示すような重量%基準からなる
組成物を生じた。すなわち、37.5%のDBE、37.5%の水、15%のス
ルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)ナトリウムおよび10%の2−メチル
−1,3−プロパンジオールである。
【0049】 少量(2〜3mL)のこのマイクロエマルジョンを、25℃で60分間にわた
って、下記の表面を有するマツ材の板の上に置いた。
【0050】 a)完全に硬化させた3層の船用塗料、すなわち、Pettit Speci
alty Fiberglass Undercoatで形成されるプライマー
コーティングおよびPettit Easypoly High Gloss
Marine Paintで形成される第1のトップコートおよび第2のトップ
コートである。
【0051】 b)McCloskey Man−O−War Gloss Sparの完全
に硬化された3層塗り層として塗布された船用ワニス。2層のトップコートは、
塗布に先立って20%薄くされた。
【0052】 60分後、試料を平らな金属へらによって柔らかにこすり、取り除かれるペイ
ントの量を評価した。双方の場合において、コーティングのすべての層が取り除
かれた。
【0053】 実施例6 本実施例では、本発明のマイクロエマルジョンを用いる脱脂組成物について説
明する。
【0054】 マイクロエマルジョンは、187.5gのDBE、187.5gの水、50.
0gのAromatic 150、75.0gのスルホコハク酸ビス(2−エチ
ルヘキシル)ナトリウム、および50.0gの2−メチル−1,3−プロパンジ
オールから調製し、以下の方式で、洗浄力を試験した。
【0055】 4インチ×1/4インチのステンレス鋼アイボルトを、汚れの薄いコーティン
グ(約0.1g)で被覆した。このアイボルトを、アイを除いて、約115gの
前述したマイクロエマルジョンに室温で10分間にわたって磁気により穏やかに
撹拌しながら浸漬した。次いで、ボルトを室温で10分間にわたって浸漬して水
ですすぎ、室温に24時間にわたって乾燥した。次いで、ボルトを再び秤量し、
最初の量と比較して除去された汚れの量を決定した。この量を、10分間にわた
って水のみに浸漬することにより除去された汚れの量と比較した。
【0056】 汚 れ 除去された重量% 水による洗浄 マイクロエマル ジョンによる洗浄 Conoco HD Calcium Grease No.2 0.6% 17.0% 鉱 油 1.1% 16.5% Shell Alvania Grease No.2 0.0% 32.3% Sta-Lude Lithium Purpose 0.0% 41.2% Grease No.2
【0057】 実施例7 本実施例では、本発明のマイクロエマルジョンを用いる他の脱脂用調合物につ
いて説明する。この調合物は、以下に述べるように調製し、実施例6で前述した
ように試験した。下記に示すデータは、調合物によって除去された汚れの重量を
示す。水によって除去された重量は、実施例6の表に示したものと同じである。
【0058】 マイクロエマルジョンは、115.5gのDBE、115.6gの水、77.
0gのd−リモネン、46.2gのスルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)
ナトリウム、および30.8gの2−メチル−1,3−プロパンジオールから調
製した。
【0059】 汚 れ 除去された重量% Conoco HD 20.2 鉱 油 55.4 Shell ALVANIA 63.1 Sta-Lube Lithium Grease 81.3
【0060】 実施例8 本実施例では、本発明のマイクロエマルジョンにおけるネオペンチルグリコー
ルの有用性を説明する。
【0061】 マイクロエマルジョンは、56.4gのDBE、30gのMACKANATE
DOS−75(MACKANATEは、イリノイ州、University
ParkのMcIntyre Group Ltd.の商標である。DOS−7
5製品は、スルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)ナトリウム、水、エタノ
ールおよびプロピレングリコールの混合物である)、13.5gのネオペンチル
グリコールおよび50.4gの水を混合して形成した。成分は、撹拌することに
よって容易に互いに混合され、透明なマイクロエマルジョンが形成された。
【0062】 実施例9 本実施例では、本発明のマイクロエマルジョン中のジオールとして、2−メチ
ル−2,4−ペンタンジオール(一般に、へキシレングリコールとして知られる
)の有用性を説明する。
【0063】 マイクロエマルジョンは、4.0gのDBE、1.0gのMACKANATE
DOS−75、1.0gの2−メチル−2,4−ペンタンジオール、および4
gの水を一緒に混合して調製した。各成分は、撹拌によって容易に互いに混合さ
れ、透明なマイクロエマルジョンが形成された。
【0064】 実施例10 本実施例では、本発明のマイクロエマルジョンの増粘化でのPEMULEN、
すなわちポリアクリル酸の有用性を説明する。PEMULENは、オハイオ州C
levelandのB.F.Goodrich Companyの商標である。
【0065】 マイクロエマルジョンは、3.36gのDBE、1.0gのNMP、1.79
gのMACKANATE DOS−75、0.81gのネオペンチルグリコール
および3gの水を混合して調製した。このマイクロエマルジョンに、0.3gの
PEMULEN 1622を添加した。得られた混合物を磁気撹拌機を用いて、
均一で透明で極端に粘性が高くなるまで激しく撹拌した。約2gのこの増粘化さ
れた調合物を、垂直面に置き60分間にわたって観察した。観察時間中、調合物
は下方に流れる兆候を示さずに、面上の元の位置に保持された。
【0066】 実施例11 本実施例では、ペイントはがしでの実施例10の調合物の使用について説明す
る。
【0067】 実施例10の調合物の一部を、実施例5で前述したように船用塗料で被覆した
マツ材の板の上に置いた。この板を、60分間にわたって、垂直に保持し、次い
で、平らな金属へらで板の表面を穏やかにこすり、調合物の試料を除去した。ペ
イントの全ての層が除去された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマイクロエマルジョンを表す擬3相状態図であり、界面活性剤/ジオ
ールの重量比は50/50である。
【図2】 αが50に等しく、温度が10℃である条件で、界面活性剤とジオールとの重
量百分率の合計をδの関数としてプロットして示す図である。
【図3】 α=50、0から80℃の温度で、種々のDBE混合物についての相挙動を、
δが50に等しい条件で、界面活性剤にジオールを加えた重量パーセントの関数
として示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年7月23日(1999.7.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 本発明のマイクロエマルジョンにジオールが包含されることによって、低濃度
の界面活性剤で、より広範囲の熱安定性を有するマイクロエマルジョンが提供さ
れる。本発明の実際のマイクロエマルジョンは、公知の溶液またはエマルジョン
製品よりも、低濃度の揮発性有機物質含量(VOC)および高い引火点で処方す
ることができる。このことは、マイクロエマルジョンを洗浄用組成物の処方に用
いるとき、特に重要である。これらのマイクロエマルジョンは、少なくとも5℃
から100℃もの高い温度の温度範囲にわたって安定である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 図1は、水と、DBE−5と、重量比で50:50のbEHSsおよび1,2
−ヘキサンジオールの混合物とを含む組成物である、本発明のマイクロエマルジ
ョンに関し20℃の状態を示す。マイクロエマルジョンの領域は、擬3相状態図
の相対的に大きな斜線部分である。このデータは特定のマイクロエマルジョンに
ついて示されているが、他の官能基を有する炭化水素と、界面活性剤と、ジオー
ルと、水との混合物は、本発明の代表的な組成物である。マイクロエマルジョン
の成分の実際の重量百分率は、官能基を有する炭化水素と、選択されたスルホコ
ハク酸塩の界面活性剤と、ジオールとの組合せからなる特定の配合によって変化
するであろう。本発明のマイクロエマルジョンは、広い温度範囲にわたって安定
である。4成分の相対的濃度を変化させることによって、5から100℃の全温
度範囲にわたって安定性を有する、すなわち5から100℃の間の任意の温度範
囲内で安定性を有するマイクロエマルジョンを調合することができる。温度範囲
は、大気圧下においてのみ、5から100℃に限定される。高圧下では、マイク
ロエマルジョンの安定性の範囲は、上限温度および下限温度の両方で、この温度
範囲を超えて拡大される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】 実施例3 本実施例では、本発明のマイクロエマルジョンにおける増粘剤の使用について
説明する。実施例1に従って調製されたマイクロエマルジョンを、1重量%のJ
R−400、すなわち、ニュージャージー州、EdisonのAmerchol
CorporationからUCAREとして入手できる未変性のカチオンセ
ルロースエーテルポリマーと混合した。増粘剤の添加が1.25%より低い場合
は、混合物は透明な単一相マイクロエマルジョンのままであった。添加が1.5
重量%を超える場合は、種々のエマルジョンが形成された。これらのエマルジョ
ンは、数日間にわたって安定であった。1重量%のJR−400によって増粘化
されたマイクロエマルジョンは、Rheometrics Dynamic S
tress Model SR500レオメータを用いて測定したとき、0.2
Pa−sのゼロずり(zero shear)粘性率(水よりも200倍大きい粘性)を有
した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 13/00 B01J 13/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BR,J P,KR (72)発明者 クリザン ティモシー ドナルド アメリカ合衆国 19810 デラウェア州 ウィルミントン ペニントン ドライブ 2613 (72)発明者 ライアン ラリー ディー. アメリカ合衆国 19711 デラウェア州 ニューアーク イングリッシュ ビレッジ ハドン ホール 3 (72)発明者 ベサムース マーティン スワンソン アメリカ合衆国 19711 デラウェア州 ニューアーク オダニエル アベニュー 17 アパートメント シー Fターム(参考) 4D077 AA03 AB10 AC03 BA07 BA13 CA02 CA03 DB06X DC28X DC59X 4G065 AA01 AA07 AB02X AB05Y AB09X AB14Y AB16X AB17X AB22X AB25X BA03 BB06 CA03 DA06 DA08 4H003 AB22 BA12 DA09 DA14 DB02 DB03 EB03 EB04 EB06 EB07 EB09 EB12 EB13 EB17 EB21 EB23 EB30 EB38 EB42 ED02 ED03 ED28 ED29 ED30 ED31 ED32 FA16

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)水と、 (b)官能基を有する炭化水素と、 (c)アニオン界面活性剤と、 (d)2から10個の炭素原子を有するジオールと、 を含有するマイクロエマルジョンであって、 前記官能基を有する炭化水素は、マイクロエマルジョンの全安定性範囲にわた
    って水に僅かに可溶性であり、水に対するその溶解度を超える量で存在し、そし
    て前記界面活性剤はスルホコハク酸塩であることを特徴とするマイクロエマルジ
    ョン。
  2. 【請求項2】 前記官能基を有する炭化水素が、少なくとも1つの水素また
    は少なくとも1つの炭素を、少なくとも1つの非炭素原子、少なくとも1つの非
    水素原子または非ハロゲン原子を含む基によって置換させた炭化水素分子である
    ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロエマルジョン。
  3. 【請求項3】 前記官能基を有する炭化水素が、酸類、エステル類、エーテ
    ル類、アミン類、アミド類、ケトン類、ニトリル類、ニトロ官能基を有する有機
    化合物類、アルデヒド類、アルコール類、有機炭酸エステル類、有機リン酸エス
    テル類、有機スルホキシドおよび環構造に組み込まれた酸素または窒素を有する
    複素環式化合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のマ
    イクロエマルジョン。
  4. 【請求項4】 前記官能基を有する炭化水素が、アジピン酸、グルタル酸お
    よびコハク酸と1から12個の炭素を有するアルコールとのエステル類ならびに
    これらのエステル類の混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項
    1に記載のマイクロエマルジョン。
  5. 【請求項5】 前記官能基を有する炭化水素が、アジピン酸、グルタル酸お
    よびコハク酸のジメチルエステル類ならびにこれらのエステル類の混合物から選
    択されることを特徴とする請求項4に記載のマイクロエマルジョン。
  6. 【請求項6】 さらに、有機溶媒を含み、該有機溶媒はマイクロエマルジョ
    ンと混合されて混合物を形成し、有機溶媒に対するマイクロエマルジョンの重量
    比は前記混合物がマイクロエマルジョンであるような重量比であることを特徴と
    する請求項1に記載のマイクロエマルジョン。
  7. 【請求項7】 前記溶媒が、アルコール類、ケトン類、エステル類、非環式
    アミド類、環状アミド類、グリコールエーテル類、酢酸エステル類、グリコール
    エーテル酢酸エステル類、ラクトン類、スルホキシド類、環状炭酸エステル類、
    芳香族炭化水素類、テルペン類、N−メチルピロリドンおよび他のN−アルキル
    ピロリドン類、ジメチルピペリドン、ジプロピレングリコールモノメチルエーテ
    ル、炭酸プロピレン、アルキルベンゼン類、d−リモネンならびにこれらの化合
    物の任意の組合せの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項6
    に記載のマイクロエマルジョン。
  8. 【請求項8】 前記界面活性剤がスルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル
    )ナトリウムであり、前記ジオールが1,2−ヘキサンジオールであり、前記官
    能基を有する炭化水素がアジピン酸、グルタル酸およびコハク酸と1から12個
    の炭素を有するアルコールとのエステル類およびこれらのエステル類の混合物か
    らなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のマイクロエマルジョ
    ン。
  9. 【請求項9】 前記界面活性剤がスルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル
    )ナトリウムであり、前記ジオールが1,2−ヘキサンジオール、2−メチル−
    1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコールおよび2−メチル−2,4
    −ペンタンジオールからなる群から選択され、そして前記官能基を有する炭化水
    素がアジピン酸、グルタル酸およびコハク酸と1から12個の炭素を有するアル
    コールとのエステル類ならびにこれらのエステル類の混合物からなる群から選択
    されることを特徴とする請求項1に記載のマイクロエマルジョン。
  10. 【請求項10】 前記界面活性剤がスルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシ
    ル)、スルホコハク酸ジ(1,3−ジメチルブチル)、およびスルホコハク酸ジ
    アミルのナトリウム塩からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記
    載のマイクロエマルジョン。
  11. 【請求項11】 前記ジオールが1,2−ヘキサンジオール、2−メチル−
    1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコールおよび2−メチル−2,4
    −ペンタンジオール、ヘキサンジオール類、オクタンジオール類、1,2,3−
    プロパントリオール一酢酸エステル、ヘプタンジオール類、デカンジオール類お
    よび2−メチル−1,3−プロパンジオールからなる群から選択されることを特
    徴とする請求項1に記載のマイクロエマルジョン。
  12. 【請求項12】 さらに、未変性のおよび疎水性に変性されたカチオンセル
    ロースエーテルポリマー類、ポリウレタン類、ポリアクリル酸誘導体類およびポ
    リアクリル酸類からなる群から選択される増粘剤を含有することを特徴とする請
    求項1に記載のマイクロエマルジョン。
  13. 【請求項13】 前記界面活性剤がスルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシ
    ル)ナトリウムであり、前記ジオールが1,2−ヘキサンジオール、2−メチル
    −1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコールおよび2−メチル−2,
    4−ペンタンジオールからなる群から選択され、そして前記官能基を有する炭化
    水素がアジピン酸、グルタル酸およびコハク酸と1から12個の炭素を有するア
    ルコールとのエステル類ならびにこれらのエステル類の混合物からなる群から選
    択されることを特徴とする請求項12に記載のマイクロエマルジョン。
  14. 【請求項14】 マイクロエマルジョンと、有機溶媒と、必要に応じて増粘
    剤とを含有する洗浄用組成物であって、 前記マイクロエマルジョンは、 (a)水と、 (b)官能基を有する炭化水素と、 (c)アニオン界面活性剤と、 (d)2から10個の炭素原子を有するジオールと を含有し、前記官能基を有する炭化水素は、マイクロエマルジョンの全安定性範
    囲にわたって水に僅かに可溶性であり、水に対するその溶解度を超える量で存在
    し、そして前記界面活性剤はスルホコハク酸塩であることを特徴とする洗浄用組
    成物。
  15. 【請求項15】 前記界面活性剤がスルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシ
    ル)ナトリウムであり、前記ジオールが1,2−ヘキサンジオール、2−メチル
    −1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコールおよび2−メチル−2,
    4−ペンタンジオールからなる群から選択され、前記官能基を有する炭化水素が
    アジピン酸、グルタル酸およびコハク酸と1から12個の炭素を有するアルコー
    ルとのエステル類ならびにこれらのエステル類の混合物からなる群から選択され
    、前記溶媒がアルコール類、ケトン類、エステル類、非環式アミド類、環状アミ
    ド類、グリコールエーテル類、酢酸エステル類、グリコールエーテル酢酸エステ
    ル類、ラクトン類、スルホキシド類、環状炭酸エステル類、芳香族炭化水素類、
    テルペン類、N−メチルピロリドンおよび他のN−アルキルピロリドン類、ジメ
    チルピペリドン、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、炭酸プロピレン
    、アルキルベンゼン類、d−リモネンならびにこれらの化合物の任意の組合せの
    混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項14に記載の洗浄用組
    成物。
  16. 【請求項16】 増粘剤を有し、該増粘剤が未変性のおよび疎水性に変性さ
    れたカチオンセルロースエーテルポリマー類、ポリウレタン類ならびにポリアク
    リル酸誘導体類およびポリアクリル酸類からなる群から選択されることを特徴と
    する請求項14に記載の洗浄用組成物。
  17. 【請求項17】 前記界面活性剤がスルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシ
    ル)ナトリウムであり、前記ジオールが1,2−ヘキサンジオール、2−メチル
    −1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコールおよび2−メチル−2,
    4−ペンタンジオールからなる群から選択され、前記官能基を有する炭化水素が
    アジピン酸、グルタル酸およびコハク酸と1から12個の炭素を有するアルコー
    ルとのエステル類ならびにこれらのエステル類の混合物からなる群から選択され
    ることを特徴とする請求項14に記載の洗浄用組成物。
  18. 【請求項18】 前記官能基を有する炭化水素がアジピン酸、グルタル酸お
    よびコハク酸のジメチルエステル類ならびにこれらのエステル類の混合物から選
    択され、前記溶媒がd−リモネンであることを特徴とする請求項15に記載の洗
    浄用組成物。
  19. 【請求項19】 前記官能基を有する炭化水素がアジピン酸、グルタル酸お
    よびコハク酸のジメチルエステル類ならびにこれらのエステル類の混合物から選
    択され、前記溶媒がアルキルベンゼンまたはアルキルベンゼン類の混合物である
    ことを特徴とする請求項15に記載の洗浄用組成物。
  20. 【請求項20】 前記界面活性剤がスルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシ
    ル)ナトリウムであり、前記ジオールが1,2−ヘキサンジオール、2−メチル
    −1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコールおよび2−メチル−2,
    4−ペンタンジオールからなる群から選択され、前記官能基を有する炭化水素が
    アジピン酸、グルタル酸およびコハク酸と1から12個の炭素を有するアルコー
    ルとのエステル類ならびにこれらのエステル類の混合物からなる群から選択され
    、前記溶媒がN−メチルピロリドンであり、前記増粘剤がポリアクリル酸である
    ことを特徴とする請求項14に記載の洗浄用組成物。
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