JPH11502558A - 二塩基酸エステル及びエーテルを基とする清浄化及び/又は剥離用組成物 - Google Patents
二塩基酸エステル及びエーテルを基とする清浄化及び/又は剥離用組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、(a)少なくとも1種のC4〜C6脂肪族二塩基酸のC1〜C4ジアルキルエステル1〜90容量%並びに(b)5℃よりも高い引火点、1分子当たりに少なくとも1個のメトキシ基及び200よりも小さい分子量を有するエーテルから選択される少なくとも1種のエーテル99〜1容量%を含む、剥離及び(又は)清浄化用組成物に関する。
Description
【発明の詳細な説明】
二塩基酸エステル及びエーテルを基とする清浄化及び/又は剥離用組成物
本発明は、コーティング(例えば塗料に基づくコーティング)を剥離させるこ
ともでき且つ油又はグリースで汚れた物体を清浄化することもできる組成物に関
する。
前記のタイプの最初の剥離又は清浄化用組成物は、塩化メチレン及び(又は)
1,1,1−トリクロルエタン(1.1.1.T)を基とするものだった(例え
ば米国特許第2507983号及びドイツ国特許第2524752号の各明細書
を参照されたい)。
このタイプの組成物は、非常に効果的であり且つ安価であるという利点を有す
る。しかしながら、それらの組成物は環境破壊、より特定的にはオゾン層破壊を
引き起こすことがある(モントリオール協定によって、1995年の終わりまで
に1.1.1.Tの使用は禁止された)。
塩素化溶剤をラクタム若しくはラクトン(通常はN−メチル−2−ピロリドン
若しくはγ−ブチロラクトン)(米国特許第4120810号)又は二塩基酸の
アルキルジエステルの混合物(これはポリアミドの製造に必要なモノマーを製造
する時の工業上の副生成物である)(ドイツ国特許第3438399号)に置き
換えることによって、かなりの進歩が為された。
しかしながら、前記の組成物は水性塗料、油性塗料、ラッカー、ワニス及びプ
ラスチック樹脂のような様々な性状のコーティングを剥離させるのに常に好適な
わけではない。特にこれらは、油及びグリースを除去するために様々な物体を清
浄化したりコーティングを剥離させたりするのには有効ではない。
本発明の目的は、剥離及び清浄化の両方に効果的な組成物を提供することにあ
る。
本発明のさらなる目的は、変形において、溶剤を含まない前記のタイプの組成
物を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、貯蔵した時に少なくとも1年間安定である前記のタ
イプの組成物を提供することにある。
これらの目的及びその他の目的は、本発明によって達成される。本発明は、
(a)少なくとも1種のC4〜C6脂肪族二塩基酸のC1〜C4ジアルキルエス
テル1〜90容量%、並びに
(b)・5℃よりも高い引火点、
・1分子当たりに少なくとも1個のメトキシ基、及び
・200よりも小さい分子量
を有するエーテルから選択される少なくとも1種のエーテル99〜1容量
%
を含む、剥離及び(又は)清浄化用組成物に関する。
従って、本発明の組成物は、少なくとも1種のC4〜C6脂肪族二塩基酸のC1
〜C4ジアルキルエステルを少なくとも1〜90容量%含有し、該エステルを1
0〜80容量%含有するのが好ましい。
二塩基酸エステル混合物中のエステルは、主としてアジピン酸、グルタル酸及
び琥珀酸から誘導されたものである。エステル部分のアルキル基は特にメチル及
びエチル基から選択されるが、しかしプロピル、イソプロピル、ブチル、n−ブ
チル又はイソブチルであってもよい。
前記のように、C4〜C6二塩基酸は、ポリアミド中の主要モノマーの1種であ
るアジピン酸の製造の副生成物であり、ジアルキルエステルは、一般的に琥珀酸
15〜30重量%、グルタル酸50〜75重量%及びアジピン酸5〜25重量%
を含有するこの副生成物をエステル化することによって得られる。
二塩基酸エステルは、商品として入手できる製品である。その特定的な例とし
ては、ローヌ−プーラン社から販売されている「Rhodiasolv RPDE(登録商標)」
及びデュポン・ドゥ・ヌムール(Du Pont de Nemours)社から販売されている「
Du pont Dibasic Esters(登録商標)」が挙げられる。
本発明の組成物はまた、
・5℃よりも高い引火点、
・1分子当たりに少なくとも1個のメトキシ基、及び
・200よりも小さい分子量
を有するエーテルから選択される少なくとも1種のエーテル99〜1容量%をも
また含有する。
本発明の組成物中に用いるためのエーテルの例としては、1−t−ブトキシ−
2−メトキシエタン、アニソール、1,4−ジメトキシベンゼン、エチレングリ
コールジメチルエーテル、1,2−ジメトキシベンゼン、2−メトキシ−1,3
−ジオキソラン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、1,2,3−トリメ
トキシベンゼン、1,3−ジメトキシベンゼンが挙げられる。
本発明の組成物はまた、以下の(c)〜(g)の少なくとも1種をも含有する
ことができる。
(c)可燃性溶剤として分類されない溶剤のような、40℃よりも高い、好まし
くは70℃よりも高い引火点を有する少なくとも1種の脂肪族又は芳香族の無色
の液状炭化水素溶剤。
石油から誘導される高い引火点を有する溶剤の特定的な例には、ペトロリウム
スピリット及びナフサのようなミネラルスピリットがある。
本発明の組成物中に用いることができる商品として入手できる製品の例として
は、エクソン(Exxon)社から入手できる「Isopar(登録商標)」、シェル(Shell)社
から入手できる「Soltrol(登録商標)」及びアシュランド(Ashland)社から入手で
きる「Hi-Sol(登録商標)」溶剤が挙げられる。(a)+(b)100容量当た
りに(c)10〜100容量を用いることが推奨され、(a)+(b)100容
量当たりに(c)30〜60容量を用いるのが好ましい。
その他の可能なものには、飽和されており又は少なくとも1個の不飽和を含有
し且つ少なくとも1個のアルキル、アリール又はアルキルアリール基で置換され
た脂肪族炭化水素鎖を持つ化合物がある。より特定的には、該脂肪族鎖は、3〜
12個の炭素原子を有し、好ましくは4〜10個の炭素原子を有する。これらの
値は、置換基に関係なく分子中の最も長い炭化水素鎖を基とする。変形として、
該脂肪族炭化水素鎖は、2個のアリール及び(又は)アルキルアリール基で置換
されたものである。
より特定的には、アリール基は6個の炭素原子を有し、アルキルアリール基は
芳香族核が少なくとも1個のアルキル基、好ましくはC1〜C4アルキル基で置
換されたものである。この場合、化合物(アルキルアリール基で置換された脂肪
族炭化水素鎖を持つ化合物)中のアルキルアリール置換基と脂肪族炭化水素鎖と
は、化合物のアルキル部分の炭素原子の内の1個を介して結合することもでき、
また、芳香族核の炭素原子の内の1個によって直接結合することもでき、後者が
好ましい。
前記のように、この化合物の脂肪族炭化水素鎖は、少なくとも1個のアルキル
基、特に1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を含有することもでき、このア
ルキル基はメチル基であるのが好ましい。
このタイプの化合物の例としては、2,4−ジフェニル−2−メチル−3−ペ
ンテン及び2,4−ジフェニル−2−メチルペンタンを挙げることができ、これ
らの化合物は単独で又は混合物として用いることができる。
(d)少なくとも1種の非イオン系界面活性剤、好ましくはエトキシル化又はエ
トキシプロポキシル化アルキルフェノール及びエトキシル化又はエトキシプロポ
キシル化脂肪族アルコールから選択される少なくとも1種の非イオン系界面活性
剤。その割合は、例えば組成物の総重量に対して0.1〜10重量%の範囲にす
ることができ、0.5〜5重量%の範囲にするのが好ましい。
これらの界面活性剤は、剥離又は清浄化を果たすべき基材上の組成物を水です
すぐのを容易にし、場合によっては剥離及び(又は)清浄化作用を促進する。
用いることができるその他の界面活性剤としては、
・エトキシル化又はエトキシプロポキシル化トリグリセリド;
・エトキシル化又はエトキシプロポキシル化脂肪酸;
・ソルビタンのエトキシル化又はエトキシプロポキシル化エステル;
・エトキシル化又はエトキシプロポキシル化脂肪族アミン;
・エトキシル化又はエトキシプロポキシル化ジ−(1−フェニルエチル)フェノ
ール;
・エトキシル化又はエトキシプロポキシル化トリ−(1−フェニルエチル)フェ
ノール:
が挙げられる。
これらの非イオン系界面活性剤中のオキシエチレン(OE)及び(又は)オキ
シプロピレン(OP)単位の数は、望まれる親水性/親油性バランス(HLB)
に応じて2〜100の範囲であるのが一般的である。このOE及び(又は)OP
単位の数は、2〜50の範囲であるのが好ましい。
前記のエトキシル化又はエトキシプロポキシル化脂肪族アルコールは、6〜2
2個の炭素原子を有する(OE及びOP単位はこれらの数から除外される)のが
一般的であり、エトキシル化されたものが好ましい。
エトキシル化又はエトキシプロポキシル化トリグリセリドは、植物又は動物を
起源とするトリグリセリド(例えばラード、スエット、ピーナッツ油、乳脂肪、
綿実油、亜麻仁油、オリーブ油、パーム油、グレープシード油、魚油、大豆油、
ヒマシ油、菜種油、コプラ油、椰子油)であってよく、エトキシル化されたもの
が好ましい。
エトキシル化又はエトキシプロポキシル化脂肪酸は、脂肪酸(例えばオレイン
酸又はステアリン酸)のエステルであり、エトキシル化されたものが好ましい。
ソルビタンのエトキシル化又はエトキシプロポキシル化エステルは、ソルビッ
トをC10〜C20脂肪酸(例えばラウリン酸、ステアリン酸又はオレイン酸)と共
に環化させたエステルであり、エトキシル化されたものが好ましい。
本発明において用いられる用語「エトキシル化トリグリセリド」とは、トリグ
リセリドをエチレンオキシドによってエトキシル化することによって得られる生
成物及びトリグリセリドをポリエチレングリコールによってエステル交換するこ
とによって得られる生成物の両方を意味する。
同様に、用語「エトキシル化脂肪酸」は、脂肪酸をエチレンオキシドによって
エトキシル化することによって得られる生成物及び脂肪酸をポリエチレングリコ
ールによってエステル化することによって得られる生成物の両方を包含する。
エトキシル化又はエトキシプロポキシル化脂肪族アミンは、10〜22個の炭
素原子を有する(OE及びOP単位はこれらの数から除外される)のが一般的で
あり、エトキシル化されたものが好ましい。
エトキシル化又はエトキシプロポキシル化アルキルフェノールは、4〜12個
の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状アルキル基(特にオクチル、ノニル又は
ドデシル)を1又は2個含有するのが一般的である。
エトキシル化又はエトキシブロポキシル化アルキルフェノール、エトキシル化
ジ−(1−フェニルエチル)フェノール及びエトキシル化又はエトキシプロポキ
シル化トリ−(1−フェニルエチル)フェノールの群の非イオン系界面活性剤の
例としては、次のものが挙げられる:
・5個のOE単位でエトキシル化されたジ−(1−フェニルエチル)フェノール
;
・10個のOE単位でエトキシル化されたジ−(1−フェニルエチル)フェノー
ル;
・16個のOE単位でエトキシル化されたトリ−(1−フェニルエチル)フェノ
ール;
・20個のOE単位でエトキシル化されたトリ−(1−フェニルエチル)フェノ
ール;
・25個のOE単位でエトキシル化されたトリ−(1−フェニルエチル)フェノ
ール;
・40個のOE単位でエトキシル化されたトリ−(1−フェニルエチル)フェノ
ール;
・25個のOE及びOP単位でエトキシプロポキシル化されたトリ−(1−フェ
ニルエチル)フェノール;
・2個のOE単位でエトキシル化されたノニルフェノール;
・4個のOE単位でエトキシル化されたノニルフェノール;
・9個のOE単位でエトキシル化されたノニルフェノール;
・25個のOE及びOP単位でエトキシプロポキシル化されたノニルフェノール
;
・30個のOE及びOP単位でエトキシプロポキシル化されたノニルフェノール
;
・40個のOE及びOP単位でエトキシプロポキシル化されたノニルフェノール
;
・55個のOE及びOP単位でエトキシプロポキシル化されたノニルフェノール
;
・80個のOE及びOP単位でエトキシプロポキシル化されたノニルフェノール
。
(e)少なくとも1種の増粘剤。これは、組成物の総重量に対して0.5〜10
重量%の範囲の濃度で用いるのが好ましく、1〜3重量%の範囲の濃度で用いる
のが特に好ましい。
慣用の増粘剤、例えばセルロース誘導体(エチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース)、キサンタンガム、グアーガム、カロブガム、アルギン酸塩、
ポリアクリレート、澱粉、変性澱粉及び変性クレーを用いることができる。
(f)少なくとも1種の極性非プロトン系溶剤、例えばラクタム又はラクトン(
例えばN−メチル−2−ピロリドン又はγ−ブチロラクトン)、アルキレングリ
コールエーテル、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド及びN−メチルモルホリン。
例えば、組成物の総容量に対して10〜40容量%の補助溶剤を用いることが
できる。
(g)酸化アルミニウム、シリカ、炭化珪素、炭化タングステン及び炭化窒化珪
素から選択される研磨粒子。
本発明の組成物は、油及びグリースを清浄化するため並びに塗料及びプラスチ
ック樹脂を剥離させるために用いることができる。
清浄化されるべき基材は、非常に様々なタイプのものであってよい。
最も通常のものは、木材、金属及びその合金、例えば鋼、ステンレス鋼、アル
ミニウム、銅、プラスチック材料並びに無機ガラスである。
本発明に従えば、清浄化及び(又は)剥離方法は、次の通りである:
(a)清浄化すべき物体を浸漬(撹拌しながら若しくは撹拌せずに)又は噴霧に
よって本発明の処方物と接触させる。接触温度は5℃〜50℃の範囲にする。接
触時間は1分〜60分の範囲にする。
グリース除去の場合には、本発明の組成物は除去されるべき油を完全に又は部
分的に溶解させる。
剥離の場合には、本発明の組成物は除去されるべき樹脂を基材から浮き上がら
せる。
(b)本発明の清浄化用処方物を水ですすぐ。
本発明の清浄化及び剥離作用を、以下の実施例に例示する。
(A)パラフィン油「Total 200 Neutral(登録商標)」の除去(グリース除去
)
グリース除去用組成物(C1)は、次のようなものだった(容量%):
・Rhodiasolv RPDE 34.33%
・アニソール 34.33%
・ペトロリウムスピリット 29.33%
・ノニルフェノール 9 OE 1%
・ノニルフェノール 12 OE 1%。
この処方物は、周囲温度においてTotal 200 Neutral オイルを30%まで溶解
させることができた。
用いた基材は、予め清浄化しておいた鋼プレート(タイプRのQパネル)だっ
た。このプレートをオイル中に2分間浸漬することによってグリースを付着させ
、次いで6時間保存した。
グリースを付着させたプレートを次いで周囲温度において前記の清浄化用組成
物中に時間tnの間浸漬した。
このプレートのそれぞれの面を少量の水流で5〜10秒間すすいだ(流速2リ
ットル/分、温度17℃)。プレートがきれいになった度合いを、ウォーターブ
レーク試験(Water Break test、ASTM法F−22−65、1992年)を用
いて測定した。
Total 200 Neutral オイルによってグリース付着させた鋼プレートを前記の清
浄化用組成物を用いて完全に清浄化するのに必要な浸漬時間tnは、15秒だっ
た。
組成物C1の代わりに以下の組成を有する組成物C2を用いたことを除いて、
前記の方法を繰り返した:
・Rhodiasolv RPDE 68%
・Solvexo 200 30%
・ノニルフェノール 9 OE 1%
・ノニルフェノール 12 OE 1%。
Solvexo 200 とは、エクソン社から販売されている98℃の引火点を有する炭
化水素留分である。
この組成物について必要とされた浸漬時間は30秒だった。アニソールが存在
しないということは本発明の範囲内にないということを意味し、効果が二分の一
になった。
(B)ガラス支持体からのプラスチック樹脂の剥離
ガラス円板を架橋したプラスチック樹脂で汚した。これらのプラスチック樹脂
はジエチレングリコールビスアリルカーボネート及びビスフェノールAビスアリ
ルカーボネートタイプのポリカーボネートだった。
剥離用組成物は、次のようなものだった:
・Rhodiasolv RPDE 70%
・アニソール 30%。
2種の樹脂で汚されたガラス支持体を50℃において前記の組成物中に撹拌せ
ずに浸漬した。30分後に、2種の架橋した樹脂は完全にガラス支持体から浮き
上がった。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,BB,BG
,BR,CA,CN,CZ,EE,GE,HU,IS,
JP,KG,KP,KR,LK,LR,LT,LV,M
D,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO
,RU,SG,SI,SK,TR,TT,UA,US,
UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.次の(a)及び(b)を含む、剥離及び(又は)清浄化用組成物: (a)少なくとも1種のC4〜C6脂肪族二塩基酸のC1〜C4ジアルキルエス テル1〜90容量%; (b)・5℃よりも高い引火点、 ・1分子当たりに少なくとも1個のメトキシ基、及び ・200よりも小さい分子量 を有するエーテルから選択される少なくとも1種のエーテル99〜1容量 %。 2.エーテル(b)が1−t−ブトキシ−2−メトキシエタン、アニソール、1 ,4−ジメトキシベンゼン、エチレングリコールジメチルエーテル、1,2−ジ メトキシベンゼン、2−メトキシ−1,3−ジオキソラン、ジエチレングリコー ルジメチルエーテル、1,2,3−トリメトキシベンゼン及び1,3−ジメトキ シベンゼンから選択されることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の組成物。 3.可燃性溶剤として分類されない溶剤のような、40℃よりも高い、好ましく は70℃よりも高い引火点を有する少なくとも1種の脂肪族又は芳香族の無色の 液状炭化水素溶剤(c)をさらに含むことを特徴とする、請求の範囲第1又は2 項記載の組成物。 4.(a)+(b)100容量当たりに(c)10〜100容量、好ましくは3 0〜60容量を含むことを特徴とする、請求項3記載の組成物。 5.少なくとも1種の非イオン系界面活性剤、好ましくはエトキシル化又はエト キシプロポキシル化アルキルフェノール及びエトキシル化又はエトキシプロポキ シル化脂肪族アルコールから選択される少なくとも1種の非イオン系界面活性剤 (d)を0.1〜10重量%の含有率でさらに含むことを特徴とする、請求の範 囲第1〜4項のいずれかに記載の組成物。 6.増粘剤0.5〜10重量%を含むことを特徴とする、請求の範囲第1〜5項 のいずれかに記載の組成物。 7.極性非プロトン系補助溶剤をさらに含むことを特徴とする、請求の範囲第1 〜6項のいずれかに記載の組成物。 8.補助溶剤がN−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、アルキレン グリコールエーテル、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ キシド及びN−メチルモルホリンから選択されることを特徴とする、請求の範囲 第7項記載の組成物。 9.研磨粒子をさらに含むことを特徴とする、請求の範囲第1〜8項のいずれか に記載の組成物。
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