JP2002500868A - 稚魚に不可欠な栄養素で生飼料を栄養強化する方法 - Google Patents

稚魚に不可欠な栄養素で生飼料を栄養強化する方法

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JP2002500868A JP2000528171A JP2000528171A JP2002500868A JP 2002500868 A JP2002500868 A JP 2002500868A JP 2000528171 A JP2000528171 A JP 2000528171A JP 2000528171 A JP2000528171 A JP 2000528171A JP 2002500868 A JP2002500868 A JP 2002500868A
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プレイス、アレン・アール
オズキジルシク、スレイヤ
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ユニバーシティ・オブ・メリーランド・バイオテクノロジー・インスティテュート
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 稚魚に不可欠な栄養素で生飼料を栄養強化する方法 【解決手段】 基本的に高度な不飽和化脂肪酸、ビタミン、アミノ酸、カロチノイドおよび色素を用いて、魚用飼料および稚魚用生餌、特に、アルテミア・ナウプリおよびロティファーを栄養強化させる方法。生餌に、海洋性藻類の油の抽出物の廃棄流から得られる高度に不飽和化された脂肪酸の乾燥石鹸粉を摂取/吸収させる。生餌は、約2.0対1.0より大きいドコサヘキサエン酸対エイコサペンタエン酸のドコサヘキサエン酸獲得比で非常に栄養強化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、必須アミノ酸、ビタミンおよび高度に不飽和化された脂肪酸を含む
、稚魚に必須の栄養を有するロティファー(Rotifers)、アルテミア(
Artemia)、コポポーダ(copopods)および他の生餌飼料を含め
た、魚用飼料の栄養強化に関する。本発明は、さらに、魚を処理するのに使用さ
れる抗生物質または他の薬剤の生物封入に関する。
【0002】
【発明の背景】
魚およびエビの養殖の迅速な拡大は、タイ科アメリカチヌ属の魚(sea b
ream)、スズキ科の魚(sea bass)、ボラ科の魚(mullet)
、オヒョウおよび米国大西洋岸のスズキ(striped bass)のような
稚魚を育てる上での持続性のある困難によって緩慢にされてきた。魚は、発育の
稚魚段階の間じゅう生餌を必要とする。稚魚に受け入れられるために、餌は、適
切な寸法、形状で、そして口に合う必要がある。生餌は、さらに、許容しうる価
格および品質で入手可能であるべきであり、市販規模での養殖に馴染みやすく、
そして稚魚育成タンクの混入のような魚の孵化場に対する他の問題が存在しない
べきでもある。他の型の生餌も、飼料として使用されたが、稚魚用の魚の孵化場
の好ましい生餌としては、ロティファー、アルテミア・ナウプリおよびコポポー
ダが挙げられる。アルテミアについての問題は、アルテミアが孵化し、そして引
き続いて、栄養組成のアルテミアが卵を産む前に、栄養組成のアルテミアが、栄
養組成のアルテミアの卵によって決定されことである。さらに、市販で入手可能
なアルテミアの卵の品質は、需要が増大するため低下している。アルテミアにつ
ては、孵化直後およびナウプリが成長の機会を有する前に、稚魚にナウプリが与
えられる。
【0003】 エネルギーおよびタンパク質の必要性に加えて、海洋性稚魚も、必須脂肪酸と
して高度に不飽和化された脂肪酸(HUFA)を必要とする。自然界では、海洋
性稚魚は、コペポダイテスおよび海洋性藻類からHUFAの必要物を得る。高度
に不飽和化された脂肪酸の群の中で、海洋性稚魚は、必須脂肪酸としてエイコサ
ペンタエン酸(EPA)よりさらにドコサヘキサエン酸(DHA)を必要とする
。ある種の魚も、必須脂肪酸としてアラキドン酸(ARA)を必要としうる。H
UPA用いたアルテミアの栄養強化は、微細粒子飼料、およびn−3HUFAエ
ステルでのエマルジョンを用いた栄養強化技術を用いるか、またはn−3HUF
Aでの藻類種を用いることが報告されている。これらの微細粒子食餌およびエマ
ルジョンについての問題は、HUFAで微細粒子を栄養強化させるのに使用され
る魚油の費用が高いことである。別の問題は、油滴が、種々の栄養素を油滴に付
与するのに容量が限定されていること、および必須アミノ酸のような水溶性栄養
素を担持するのに総体的に不適切でありうることである。
【0004】 藻類を用いたアルテミア・ナウプリの栄養強化は、多くの問題を示す。1つの
問題は、その藻類が稚魚育成ダンクを汚すことに寄与する可能性がある。C.M
.Hernandez−Cruzら、1995年稚魚および甲殻類稚魚養殖シン
ポジウム、511−514頁を参照し、そして参照してここに組込まれる。そし
てそれにより、脂質エマルジョンでのロティファーの栄養強化は、稚魚育成タン
クの細菌叢に影響を及ぼしうる、ロティファーに関連した細菌の数が増大するよ
うになることが報告されている。
【0005】 J.O.Eujemoらは、1995年稚魚および甲殻類稚魚養殖シンポジウ
ム(Larvi ‘95 Fish and Shellfish Larvi
culture Symposium)、109−110頁で、「ドコサヘキサ
エン酸(DHA)は、生存、成長および着色の成功を含めた海洋性のヒレのある
魚の稚魚の生理学上の機能にとってエイコサペンタエン酸(EPA)よりいっそ
う重要であるが、しかし、他の生飼料と対照に、DHAを有するアルテミアの栄
養強化は、栄養強化における後者の脂肪酸の固有の代謝のために困難である。他
のものと同様にこれらの問題は、DHAを用いて生飼料の栄養強化を阻止した。
」ことを報告している。
【0006】
【発明の目的および概要】
本発明の目的は、HUFAでアルテミアおよび他の生餌を栄養強化する方法を
提供し、DHA対EPAの比を増大させ、そして栄養強化したアルテミアまたは
他の生餌を生産することである。
【0007】 本発明の他の目的は、ロティファー、アルテミアおよび他の生餌を栄養強化す
るのにHUFA石鹸粉を使用することである。
【0008】 本発明のさらに別の目的は、必須アミノ酸、薬剤、ビタミンおよび他の栄養素
を封入するのにHUFA石鹸粉を使用することである。
【0009】 本発明のさらに別の目的は、稚魚用の微細粒子食餌に飼料添加物としてHUF
A石鹸粉を使用することである。
【0010】 本発明の別の目的は、廃棄流から回収されるHUFAを活用することである。
【0011】 本発明のさらに別の目的は、稚魚に与えるための餌の中に薬剤、ビタミン、カ
ロチノイド、色素および必須アミノ酸を生物封入するためのベヒクルとしてHU
FA含有石鹸粉を使用することである。
【0012】 本発明によって達成された本発明のこれらのおよび他の目的は、以降に記述さ
れる。
【0013】 要するに、我々は、アルテミアおよび他の生餌が、HUFAで栄養強化される
こと、およびDHA対EPAの比は、HUFAを含有する乾燥した石鹸粉で生餌
を給餌することによって増加されることを知見した。この手段で、我々は、HU
FAで生餌を栄養強化することに関連した先行技術の問題を回避した。生餌が、
十分量の所望の脂肪酸を摂取または吸収した後、その後その餌を稚魚に給餌する
【0014】 HUFA石鹸粉で栄養強化できる生餌は、アルテミア・ナウプリ、ロティファ
ーおよびコペポーダが挙げられる。栄養強化後、生餌は、一般に、約1:1より
大きなドコサヘキサエン酸(DHA)対エイコサペンタエン酸(EPA)の比を
示す。好ましくは、DHA対EPAの比は、約1.5対1.0より大きく、そし
てさらにいっそう好ましくは、DHA対EPAの比は、餌の栄養強化の後、約2
.0対1.0より大きい。
【0015】 HUFAを用いた生餌の栄養強化は、魚および藻類の油のアルカリ洗浄の間に
抽出された脂質から製造することができる高度に不飽和化された脂肪酸の石鹸粉
で生餌を給餌することによって容易に達成することができる。アルカリ洗浄は、
得られた油から遊離脂肪酸およびリン脂質を除去し、そして通常、廃棄材料とし
て廃棄される。水性アルカリ溶液として、高度に不飽和化された脂肪酸石鹸は、
海洋性藻類から得られるマーテック(Martek)の多価不飽和脂肪酸抽出法
の副産物として、メリーランド州コロンビアのマーテック・バイオサイエンス(
Martek Bioscience)から得ることもできる。これらの脂肪酸
は、マーテックによる藻類油のウインタレーションおよびアルカリ作業、または
粗魚油のウインタレーションおよびアルカリ洗浄の間じゅう抽出される。
【0016】 その石鹸での正常な対イオンは、通常ナトリウムであるが、しかしカリウムお
よびカルシウムのような他の対イオンも、これらの対イオンの混合物と同様に使
用することができる。カルシウムは、カルシウム石鹸が、水に非常に不溶性であ
り、そして稚魚は骨の発育にカルシウムを必要とするので、好ましい対イオンで
ある。対イオンの選択は、対イオンの存在下で脂肪酸を吸収する生餌の能力と同
様に稚魚の必要性によっても決定されうる。
【0017】 高度に不飽和化された脂肪酸石鹸粉は、約1対1、好ましくは約1.5対1.
0より大きいドコサヘキサエン酸(DHA)対エイコサペンタエン酸(EPA)
の比を示し、そして約2.0対1.0以上の比が最も好ましい。
【0018】 その石鹸の脂肪酸組成物は、変化させることができるが、しかし、約8から約
16%のC14:0、約0.75から約2.50%のC16:1ω7、約9から
約13%のC16:0、約7.5から約10.5%のC18:2ω6、約30か
ら55%のC18:1ω9、約0.01%から約2.5%のC18:1ω7、約
2から約4.5%のC20:4および約8.5から約28%のC22:6ω3を
含むのが好ましい。しかし、石鹸の組成物は、稚魚種の栄養上の必要性によって
変化させることができることを重要視すべきである。
【0019】 脂肪酸石鹸の水性アルカリ溶液を乾燥させ、そして通常の噴霧乾燥工程によっ
て石鹸粉に変換させることができる。水和粒子の寸法は、変化させることができ
るが、約10ミクロンより大きくなく、好ましくは約7.5ミクロン未満、そし
て最も好ましくは、約1ミクロンから約5ミクロンまでの範囲内の粒子寸法であ
る。あらゆる従来の対イオンを使用することができるが、ナトリウムおよびカリ
ウムが好ましく、そして最も好ましくは、カルシウムである。カルシウムは、石
鹸のカルシウム塩が、水になおいっそう不溶性であるので、そしてカルシウムが
骨の形成に必要とされるので好ましい。薬剤、ビタミン、カロチノイドおよび/
または色素は、通常、噴霧乾燥工程の前に水性石鹸溶液に添加されるが、しかし
、薬剤、ビタミン、アミノ酸、カロチノイドおよび/または色素は、乾燥後、石
鹸粉に添加させることもできた。組込むことができる薬剤としては、抗生物質、
抗菌剤、および他の適切な薬剤が挙げられる。ビタミンとしては、ビタミンA、
12、E、Dおよびアスコルビン酸の脂肪酸誘導体が挙げられる。
【0020】 メチオニン、システイン、および他の必須アミノ酸のようなアミノ酸は、噴霧
乾燥工程の前に脂肪酸に添加させることができる。カロチノイドおよび色素とし
ては、α−カロチン、β−カロチン、カンタキサンチン、アスタキサンチン、ア
スタキサンチン・モノまたはジエステル、ドサデキサンチン(dosadexa
nthin)、ヨードキサンチン、ゼアキサンチンおよびキサントフィルが挙げ
られる。好ましくは、カロチノイドは、遊離形態であり、そして脂肪酸でエステ
ル化させない。
【0021】 石鹸粉に薬剤、ビタミン、カロチノイドおよび色素を添加すると、生餌が、稚
魚にこれらの剤を与える際に生物封入物として作用するようになる。特に、ロテ
ィファー、アルテミア・ナウプリおよびコペポーダのような生飼料は、稚魚にと
ってのこれらの飼料の嗜好性を増大させるのでこの役割に好ましい。乾燥石鹸粉
は、人工魚用飼料と混合させるか、または人工微細粒子状食餌の一部として稚魚
に直接給餌することができる。乾燥または半湿潤魚用飼料にアミノ酸を含む乾燥
石鹸粉を添加することは、アミノ酸が水溶解性であるのでアミノ酸で魚用飼料を
栄養強化する二、三の方法の内の1つである。この方法で、高度に不飽和化され
た脂肪酸および必須アミノ酸の両方は、他の水溶性化合物と同様に、栄養強化し
た魚用飼料を介して魚に与えることができる。
【0022】
【好ましい実施形態の説明】
A.HUFA−石鹸粉を製造する方法 マーテック・ディーエイチアスコ(Martek DHAsco)およびエイ
アールアスコ(ARAsco)の油のアルカリ洗浄(石鹸)およびウインタレー
ションの固形廃棄物は、約75%の水であることが分かり、表1に示されるとお
り以下の一般脂質組成を示した。
【0023】 表 1
【表1】
【0024】 pH4.0で、石鹸を冷アセトンで洗浄したときに、リン脂質および脂肪酸を
封入し、そして回収することができた。元の材料およびアセトン洗浄後に得られ
た材料の脂肪酸含量は、表2に示される。しかし、回収は定量的ではなく、そし
てその石鹸のみを栄養強化に使用した。
【0025】 表 2
【表2】
【0026】 アルテミア・ナウプリの栄養強化を試験するために、ディーエイチアスコ油と
混合したアセトン洗浄石鹸のエマルジョン(8.4gディーエイチアスコ油と1
.6g石鹸)を、メンハーデン(ニシン科の魚の一種)の油(ザパタ(Zapa
ta))のエマルジョン(0.75gの石鹸および2.25gのメンハーデン油
)と比較した。
【0027】 これらのエマルジョンの脂肪酸含量は、表3に示される。
【0028】 表 3
【表3】
【0029】 B.HUFA栄養強化した石鹸粉を用いて生餌を栄養強化する方法 アルテミアを、以下の方法によって栄養強化した。 1.24時間、26℃で、26ppt水性塩濃度を示す1リットル容器中でアル
テミアを孵化させる。 2.未孵化の卵から新たに孵化したナウプリを分離し、そしてタンクにそのナウ
プリを入れる。 3.次の18から24時間で、そのナウプリを三齢ナウプリ段階に進める。 4.10gの所望の脂質をブレンダーに入れ、200から300mlの培養水を
加え、そして1分間その混合液を乳化させる。 5.次の12−24時間、そのナウプリに、リットル溶液当たり0.1グラムの
エマルジョンの濃度でそのエマルジョンを吸収/摂取させる。 6.栄養強化したナウプリを収集し、そして流水下で簡便に洗浄する。 7.稚魚タンクに栄養強化したアルテミアを添加する。
【0030】 なにか栄養強化が起こったかについて確かめるために3時間および6時間後に
、そのナウプリを試験した。表4では、乳化石鹸で処理した後のそのナウプリの
脂肪酸組成(脂質の重量含有率で)が要約される。観察されるとおり、DHAで
のナウプリの際立った栄養強化が起こる。
【0031】 表 4 時間の関数としてのナウプリの脂肪酸組成
【表4】
【0032】 不運にも、表4に報告されるエマルジョンは、約6時間照射後に、アルテミア
に対して毒性があることも知見された。
【0033】 驚くべきことに、乾燥石鹸は、ナウプリに給餌されるか、またはナウプリと同
じタンクに入れられるときに毒性がなかった。したがって、エマルジョンの毒性
効果を避けるために、粉末乾燥石鹸を、ナウプリの栄養強化のために使用した。
栄養強化の効果を比較するために、HUFA石鹸のエチルエステルを製造し、そ
して3%Tween−80を添加し、続いて激しく曝気することによって乳化さ
せた。乾燥HUFA石鹸およびHUFA石鹸のエチルエステルを、アルテミア・
ナウプリで1g/リットルの濃度に別々に懸濁させ、そして24時間かけて比較
した。その結果は、表5に示される。エチルエステルエマルジョンまたはHUF
A石鹸中の両方でアルテミアは、栄養強化の24時間かけてなんら際立った死亡
率がなかったことを示した。
【0034】 表 5
【表5】
【0035】 表5に見られるとおり、乾燥石鹸を用いて24時間栄養強化プログラムを受け
たナウプリは、エチルエステルエマルジョンに比較して、考慮すべき栄養強化し
たDHA濃度を生じた。さらに、石鹸は、24時間の栄養強化期間をかけて、エ
チルエステルエマルジョンに比較した顕著に改善されたDHA/EPA比の栄養
強化を示した。
【0036】 その実験は、三回繰返された。図1−3で示される以下の結果が、乾燥脂肪酸
石鹸を用いて総脂質栄養強化について得られた。図1では、本発明のエチルエス
テルエマルジョンを与えたナウプリおよび対照群と比較して、本発明のHUFA
石鹸粉を与えたナウプリについての時間に関して総脂肪酸の含有率としてDHA
が示される。図1から明らかであるとおり、HUFA石鹸を与えたアルテミア・
ナウプリは、HUFA石鹸のエチルエステルを与えたナウプリに比較したときに
、総脂肪酸の含有率としてそれらのDHA濃度をいっそう迅速に増加させ、そし
て高い総濃度のDHAを獲得した。図2では、3つの群のナウプリについて時間
の関しての総脂肪酸の含有率としてEPAが示され、そして図3では、3つの群
のナウプリについて時間に関しての総脂肪酸の含有率としてアラキドン酸(AR
A)が示される。そのナウプリのEPAおよびアラキドン酸組成が、増加したD
HA濃度として変化しないことが観察された。
【0037】 アルテミア・ナウプリのための正常な乾燥石鹸供餌手段は、以下のとおりであ
る。 1.24時間、26℃で、26ppt水性塩濃度を示す1リットル容器中でアル
テミアを孵化させる。 2.未孵化の卵から新たに孵化したナウプリを分離し、そしてタンクにそのナウ
プリを入れる。 3.次の6から8時間で、そのナウプリを三齢ナウプリ段階に進める。 4.タンクの表面に乾燥石鹸粉を添加する。 5.次の12−24時間、そのナウプリに、所望の濃度でそのエマルジョンを吸
収/摂取させる。 6.栄養強化したナウプリを収集し、そして流水下で簡便に洗浄する。 7.稚魚タンクに栄養強化したアルテミアを添加する。
【0038】 二齢(第二のナウプリの段階)のアルテミア・ナウプリを栄養強化する効果は
、同様に、一連の実験で栄養強化効率について、DHAリン脂質(PL)および
DHAナトリウム塩(DHA−Na)の使用法を比較する。
【0039】 完全にランダム化した設計で、そして3組の実験的作業で3回の重複で、栄養
強化食餌を使用した。栄養強化効率における食物DHA富PLおよびDHA−N
a塩の混合した効果を、2組の実験で評価した。第一組では、様々の比率のDH
A−Na塩(10、20、または30%)およびDHA富リン脂質(DHA−富
トリアシルグリセロール(TAG)およびオリーブ油の栄養強化食餌を使用して
、総脂肪酸の32±2%に食物濃度を調整した、表6)を示した。第二の組の実
験では、等量のエチル−エステル−DHAまたはDHA−Na(総脂質の30%
)を、総脂肪酸(30%DHA−TAGおよび相補量のオリーブ油を、トリアシ
ルグリセロールの源として使用した、表6)の21±1%の一定のDHA濃度で
、様々の比率(総脂質の10、20、または40%)の大豆レシチンと混合した
【0040】 脂質分画送出形態の関数としてDHAの吸収効率を、第三組の実験で評価した
。栄養強化脂質のトリアシルグリセロール、リン脂質またはナトリウム塩分画で
のみDHAの濃度(総脂肪酸の0−13.21%)が増加することを示す食餌を
配合させた。食餌を、類似の非DHA含有分画(例えば、オリーブ油、大豆レシ
チンおよびオレイン酸ナトリウム塩)で、等量のこれらの3つの脂質分画を含む
ように調整した。
【0041】 全ての食餌を、2%ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(TWEEN
80、米国ミズーリー州(MO、USA)のシグマ(Sigma))と共に添加
し、そして3回の重複で二齢段階のアルテミア・ナウプリに給餌した。28−3
0℃で、20pptの人工海水(200,000)ナウプリ/リットルで栄養強
化条件を確立させ、激しい通気および蛍光灯による一定の照射を備えた。0.3
gの栄養強化脂質の2つの等しい部分を、新鮮な水と混合し、15秒間均質化さ
せ、そして0および8時間の後期二齢段階のときにアルテミア・ナウプリに給餌
した。
【0042】 給餌前、および給餌の8および16時間後で、アルテミアの長さ、重さおよび
生存性を記録した。アルテミア・ナウプリのサンプルを、0、8および16時間
目に、各々の容器から取出し、蒸留水で洗浄し、紙タオルで乾燥させ、試験管に
入れ、そしてすぐにドライアイス上で冷凍させた。サンプルを、48時間凍結乾
燥させ、そして後の分析のために−80℃で保持した。凍結乾燥アルテミアの三
重の群の100個の個体毎を、乾燥重量決定のために0.1μgの最近傍まで秤
量した。
【0043】 (Folchら、J.Biological Chemistry、226巻
、497−509頁(1957年)、参照してここに組込まれる)の方法に従っ
て、三回重複のサンプルから総脂質を抽出させた。脂質重量を重量計で測定し、
そしてアルテミアのパーセント乾燥重量として表された。栄養強化アルテミア・
ナウプリの脂質クラスを、クロマロッド−SIIIで分離し、そしてHP339
0Aインテグレーターを具備したイアトロスキャンTH−10TLC/FID分
析装置(イアトロン・ラボラトリーズ、インク.(Iatron Labora
tories,Inc.)、日本、東京)で定量した。クロマロッドを、最初に
1:1クロロホルム:メタノールで二回焦点合せさせて、狭いバンドのサンプル
脂質を生じ、そしてヘキサン:ジエチル−エーテル:蟻酸(85:15:0.1
)を含む溶媒系で45分間展開させた。公知量のL−α−ホスファチジルコリン
、トリパルミチン、オレイン酸、オレイン酸コレステリルおよびコレステロール
(全て、米国ミズーリー州のシグマ(Sigma)から得られた)の標準曲線(
第一の桁)を、各脂質クラスについて作成し、そして定量に使用した。
【0044】 参照してここに組込まれるMorrisonおよびAmith、J.Lipi
d Res.5巻、600−608頁(1964年)によって、総脂質抽出物か
ら、脂肪酸メチルエステル(FAME)を製造した。脂質抽出物を、メタノール
中の飽和KOHで鹸化させ、そして12%BF/メタノールでメチル化させた
。炎イオン化検出器および0.25μmフィルム厚を示す30m×0.25mm
IDキャピラリーカラム(DB5、ジェイ・アンド・ダブリュー・サイエンティ
フィック(J&W Scientific)、米国カリフォルニア州フォルソン
)を具備したヒューレット・パッカード5890Aガスクロマトグラフィーを用
いて、脂肪酸メチルエステルを分析した。担体ガスは、19psiのカラム圧で
ヘリウムであった。注入装置および検出器の温度は、300℃であり、そしてオ
ーブンの温度は、20分間、35℃から180℃まで、2分間、180℃から2
35℃まで、そして20分間、235℃から275℃までの当初温度からプログ
ラム化された。2つの内部標準C19:0およびC21:0は、定量用の各サン
プルに添加し、そしてその脂肪酸メチルエステルの積分ピーク面積を、公知標準
を示す組成物によって同定した。
【0045】 分散量の分析(ANOVA、Statview4.5、1995)を使用して
、生存の長さ、重量、脂質、脂質クラスおよび脂肪酸含有率の処理手段の間およ
び、の範囲内の差異を測定した。含有率のデータを、分析前にアークシン・トラ
ンスフォーメーションによって常態にした。その手段の間の顕著な差異が検出さ
れたときに、ダンカン(duncan)の多重範囲試験を使用した。95%の顕
著な濃度(P<0.05)を、どこまでも使用した。
【0046】 表 6 栄養強化飼料の組成(総脂質の含有率(%))
【表6】
【0047】 アルテミア・ナウプリは、二齢段階で長さ624.3±10.0μmから、食
物処理(P>0.05)に関係なく栄養強化の16時間後、911.1±12.
6μmまで増加した。二齢アルテミア・ナウプリの平均重量は、2.10±0.
08μg乾燥重量であり、そして任意の食物処理(2.05±0.13μg乾燥
重量、P>0.05)での栄養強化の16時間後、際立って変化はしなかった。
栄養強化の16時間後の生存率は、74.0±7.8%であり、そして栄養強化
飼料中のPLまたは脂肪酸ナトリウム塩濃度(それぞれ、30%および40%の
高濃度でさえ)によって際立って影響されはしなかった(P>0.05)。給餌
実験の始め(二齢段階)に、アルテミア・ナウプリは、16.28±0.15%
(乾燥重量)の脂質を含み、そしてそれは、飢餓の16時間後、13.81±0
.41%に減少した。全食物脂質は、PLまたは脂肪酸ナトリウム塩含量に関係
なく、アルテミア・ナウプリによって有効に吸収され(P>0.05)、そして
それは、栄養強化の16時間後、24.3±0.6%乾燥重量まで脂質含量で際
立った増加を伴った。
【0048】 栄養強化脂質は、アルテミア脂質中のTAGとしておおかた蓄積された一方で
、アルテミアのPL含量は、食物PL変化に対応せず、そして47.69±7.
74mg/g(乾燥重量)で一定に残った(P>0.05)。さらに、等しい脂
質含量で、アルテミア中のPL:TAG比は、PL分画中の食物変化によっても
影響を及ぼされた(P>0.05、表2)。しかし、あらゆるPL食物レベルで
、30%DHA−Naの食物封入は、30%EE−DHAの食物封入と比較した
場合、アルテミア脂質中に明らかに高い(P<0.05)PL:TAG比と関連
した(それぞれ、0.33±0.02および0.24±0.01、表7)。
【0049】 栄養強化したアルテミア・ナウプリによる16時間での食物DHAの吸収は、
エチルエステル形態のものに比べたとき、脂質が、そのナトリウム塩形態で送出
された場合、明らかに高い(P<0.05)(それぞれ、30.97±4.82
mg/g乾燥重量および23.76±3.06mg/g乾燥重量)。さらに、ア
ルテミアによるDHA吸収は、20%食物PLで最大であり、そして高または低
食物濃度で実質的に減少した(表7)。選択的に、10%PLおよび10%SS
−DHAの混合物も、栄養強化したアルテミア・ナウプリ中でのDHAの最大(
P<0.05)吸収の結果を生じた(図4)。図4では、二齢段階にある16時
間栄養強化したアルテミア・ナウプリによるDHA吸収での食物PLおよびDH
Aナトリウム塩(DHA−Na)濃度の影響が記述されている。食物分画の含有
率は、総食物脂質のものである。同じ上付きを共有する棒線は、有為な差異はな
い(P>0.05)。値は、3回の重複について平均±s.e.(標準誤差)で
ある。しかし、20%食物PLおよび30%DHA−Naの組合せは、PLおよ
びDHA−NaまたはEE−DHAのあらゆる他の組合せと比較して、栄養強化
アルテミア・ナウプリにおける最高(P<0.05)のDHA:EPA比を生じ
た(図5)。図5では、二齢段階にある16時間栄養強化したアルテミア・ナウ
プリにおけるDHA:EPA比での30%エチルエステルDHA(EE−DHA
)または30%DHAナトリウム塩(DHA−NA)濃度での食物PLの影響が
記述されている。食物分画の含有率は、総食物脂質のものである。同じ上付きを
共有する棒線は、有為な差異はない(P>0.05)。値は、3回の重複につい
て平均±s.e.である。
【0050】 表 7 アルテミア中のPL−TAG比およびDHA吸収における 30%エチルエステルDHA(EE−DHA)または 30%ナトリウム塩DHA(DHA−Na)での 様々の比率の食物PLの影響
【表7】
【0051】 −食物分画の含有率は、総食物脂質のものである。 −同じ上付きを共有する各カラムでの値は、有為な差異はない(P>0.05)
。値は、3回の重複で平均±s.e.である。
【0052】 二齢段階のアルテミア・ナウプリでのEPA含量は、8.14±0.42mg
/g乾燥重量であり、そして16時間の飢餓の後、7.20±0.61mg/g
乾燥重量にわずかに減少した。一方、EPA含量は、PLまたはDHA−Na食
物濃度によるなんらの顕著な影響なしに、16時間のDHA栄養強化の後に13
.82±0.23mg/g乾燥重量にほぼ二倍になった(P>0.05)。食物
脂質は、EPAに欠けていた(総脂肪酸の0.5%未満)から、EPA含量での
増加は、栄養強化アルテミアにおけるDHA代謝およびレトロコンバージョンか
ら生じた。追加のEPAは、レトロコンバージョンされたDHAからおもに由来
したが、その2つの濃度の間の相関はなんら観察されなかった(R=0.32
)。図5では、食物PLおよびナトリウム塩DHA含量の関数として、栄養強化
されたアルテミア中のDHA:EPA比が示される。高い食物濃度のPL(総脂
質の40%)は、栄養強化したアルテミア中の低いDHA:EPA比で明らかに
DHA吸収の結果に影響を及ぼす。それにもかかわらず、アルテミア中のDHA
:EPA比は、30%エチルエステルDHAにより、30%ナトリウム塩DHA
に関連した10−20%PLで給餌したときに明らかに高かった(P<0.05
)。
【0053】 図6では、その食物分画送出形態の関数として、8時間栄養強化したアルテミ
ア・ナウプリの中性(開放シンボル)および極性脂質(閉鎖シンボル)でのDH
A吸収が記述されている。その時点で1つの食物分画(トリアシルグリセロール
(TAG)、エチルエステル(EE)またはリン脂質(PL)分画)のみで濃度
を増加させながら、DHAを送出した。値は、3回の重複で平均±s.e.であ
る。
【0054】 PLまたはTAG脂質形態にあるDHAを送出すると、未エステル化形態に比
べて、栄養強化したアルテミアによってその吸収が改善される(図6)。栄養強
化の8時間後、DHAは、アルテミア脂質の中性分画におもに蓄積した。さらに
、他の食物分画中のDHAを送出する食物PLリン脂質として送出されるときに
、アルテミア極性脂質のみに組込まれたDHAは、アルテミア中性脂質への組込
みを生じた。さらに、DHAでのアルテミア中性脂質の栄養強化の効率は、食物
PLまたはTAG形態で送出されるときに最高であり(食物DHAの43%、R =0.99)、そして未エステル化DHAとして送出されるときに、食物DH
Aの28%(R=0.89)に実質的に減少された。さらに、食物DHA(R =0.91)の7%は、他の食物分画で送出されるときに、食物DHAのわず
か7.5g%(R=0.95)に比べて、PL分画中で送出されたときに、ア
ルテミア極性分画中に蓄積された。
【0055】 成熟ロティファーを、本発明の予め記述されたHUFA石鹸粉で処理した。表
8および9に示される濃度で石鹸粉をそれぞれのタンクに添加することによって
、ロティファーを処理した。石鹸粉を用いたこの処理の脂肪酸栄養強化も、表8
および9に示される。表8では、処理の4時間後の脂肪酸栄養強化が示され、そ
して表9には、処理の8時間後の栄養強化が示され、そしてその後、ロティファ
ーを収集し、そして分析した。n−3からn−6多価不飽和脂肪酸の優れた比が
得られた。栄養強化期間が4時間から8時間まで延長されたとき、成熟ロティフ
ァーは、22:5n3脂肪酸を20:5n3脂肪酸に変換していたことは注目す
べきであり、したがって、栄養強化期間を注意深く観察することが重要でありう
る。
【0056】 表 8 4時間の栄養強化(mg/gDBWロティファー)の要約 処理
【表8】
【0057】 表 9 8時間の栄養強化(mg/gDBWロティファー)の要約 処理
【表9】
【0058】 DHAで栄養強化した藻類を給餌することの影響も試験された。
【0059】 従属栄養的に成長した全クロレラ・エスピー.(Chlorella sp.
)およびテトラセルミス(Tetraselmiss)ペースト、全細胞および
破砕細胞、並びにクリプテコジニウム・エスピー.(Cryptecodini
um sp.)藻類の脱脂乾燥生物飼料は、マーテック・バイオサイ社(Mar
tek BioSci Inc.)から得られた。全材料は、DHA油生産工程
から得たDHA−PL分画と混合される前に凍結乾燥した。栄養強化した食餌は
、DHA−PLのみ、または3:1、2:1または1:1混合(乾燥重量を基本
)のHDA−PLを、凍結乾燥藻類(クロレラ・エスピー.、テトラセルミスお
よび脱脂したクリプテコジニウム・エスピー.生物飼料)の内の各々と共にを含
有した。全ての栄養強化混合物を、水で均質化させ、そして全化合物の混合を最
高に確保するためにもう一度凍結乾燥させた。
【0060】 アルテミアおよびロティファーを養殖し、そして脂質を、先に記述した方法に
よって分析した。
【0061】 16時間の栄養強化の後に、担体型(生物飼料、クロレラ・エスピー.および
テトラセルミス)の際立った影響(P>0.05)なしに、アルテミアの75%
以上が生存した。しかし、25%DHA−PLを有する担体の任意の型の75%
の混合比率は、全ての他の混合比率でわずか75−79%に比較して、94.6
±1.1%の最高の生存率を生じた。63.7±1.4%の最低の生存率は、ア
ルテミアに、全クリプテコジニウム・エスピー.細胞を給餌させたときに得られ
た。高度に消化でき、そして栄養的にバランスのとれた75%混合食餌が、最大
の生存率を生じる一方で、ほとんど消化されていない全無傷の細胞の藻類で給餌
されたアルテミアは飢餓状態であるので、これらの生存の結果は、おそらく、食
餌の栄養価に影響を及ぼす。
【0062】 全ての型の担体混合物(生物飼料、クロレラ・エスピー.およびテトラセルミ
ス)は、16時間栄養強化したアルテミア(23.9−27.6%乾燥重量)中
の脂質含量を増加させる上で等しく効果的であった(p>0.05)。DHA−
PLと任意の担体の25−50%の混合比率は、75%混合濃度より、またはD
HA−PL(担体なし)食餌より脂質含量を増加させる上で明らかにさらに効果
的であった(p<0.05)。これは、DHA−PLのみの食餌が、アルテミア
栄養強化用の有効な食餌ではないことを示唆する一方で、生物飼料および微細藻
類のような担体とこの材料の適切な混合は、その嗜好性および栄養強化効率の両
方を際立って改善させることができたであろう。全細胞または破砕細胞の藻類で
のアルテミアの栄養強化は、DHA−PLのみの食餌より、または混合食餌のい
ずれよりも脂質含量を増加させる上で明らかに効果的でなかった(p>0.05
)。しかし、破砕細胞の食餌は、全細胞食餌よりわずかによく成し遂げ(19.
1%対17.0%乾燥重量)、そしてそれによりアルテミア・ナウプリは、全細
胞クリプテコジニウムエスピー.藻類の大型粒子サイズ(>40μM)を、摂取
し、そして有効に消化することができないことが示される。
【0063】 生物飼料、クロレラ・エスピー.およびテトラセルミス担体は、食物DHAを
アルテミアに送出する(20−30mg/g乾燥重量)上でDHA−PLと同様
に有効であった(P>0.05)。全細胞および破砕細胞の藻類は、最低の効率
であった(7.8−10.5mg/g乾燥重量)。DHA−PLと任意の担体の
25−50%の食物比率は、DHA−PLのみの食餌または75%混合食餌(1
3−16.1mg/g乾燥重量)よりDHAをアルテミアに送出する(26.2
−28.0mg/g乾燥重量、P<0.05)上で明らかによかった。
【0064】 表10で、体重の含有率として脂質の量は、給餌材料の関数として試験した。
【0065】 表10 脂質(%dw)
【表10】
【0066】 表11 総FAの含有率(%)としてのDHA
【表11】
【0067】 生存のロティファーは、栄養強化食餌の濃度に非常に敏感であった。0.1g
/栄養強化濃度のリットルで、わずか49.7%のロティファーが、担体型およ
び含有率に独立に、8時間の栄養強化後に生存する(P>0.05)。0.05
g/リットルまで減少した栄養強化レベルは、生存率が明らかによいことに関連
した(80.9%、P<0.05)。生存率は、ロティファーを全細胞または破
砕細胞の藻類で給餌したときも高かった(81.7−89.9%)。
【0068】 減少した栄養強化レベル(0.1g/リットルから0.05g/リットルまで
)は、脂質含量での明らかな減少と関係しなかった(約20%乾燥重量、P>0
.05)。DHA−PLとの25−75%混合比率での全ての担体型(生物飼料
、クロレラ・エスピー.およびテトラセルミス)は、8時間栄養強化したロティ
ファー中の脂質含量(21.1−22.5%乾燥重量)を増加させる上で等しく
有効であった。無傷の全細胞藻類は、ロディファー中の脂質含量(10.7±1
.3%乾燥重量)を増加させる上で最低の能率の食餌であったが、しかし、破砕
細胞藻類の食餌でロティファーを給餌することは、明らかに改善された脂質吸収
に関連した(16.3±0.9%乾燥重量、P<0.05)。
【0069】 0.05−0.1g/リットル食物レベルでのロティファー栄養強化は、食物
脂質の類似の吸収を起すが、DHA蓄積は、高栄養強化レベル(0.05g/リ
ットルで12.0±1.1mg/g乾燥重量に比較して、0.1g/リットルで
28.0±1.4mg/g乾燥重量)で2倍より大きかった。DHA−PLのみ
の食餌を含む、任意の混合濃度(0−75%)での全ての型の担体は、食物DH
Aをロティファーに送出するのに等しく有効であった(P>0.05)。全細胞
藻類は、DHAをロティファーに送出する上で最低の能率の食餌であった(わず
か6.0±1.4mg/g乾燥重量)。しかし、破砕細胞藻類は、ロティファー
へのDHA送出にとって非常に効果的であった(23.6±2.1mg/g乾燥
重量)。栄養強化したロティファーでのこのDHAレベルは、他の有効なDHA
−PL基材食餌によって得られるレベルに類似した(P>0.05)。アルテミ
アでの高い相関に比べて、ロティファー中の脂質およびDHA含量の間の観察さ
れた低い相関は、ロティファーが、食物DHAを吸収する上で非常に有効であり
、そしてさらに、それ(食物DHA)を、アルテミアよりさらに低い比率で異化
することを示唆する可能性がある。
【0070】 表12 ロティファーの生存(8時間)
【表12】
【0071】 表13 8時間栄養強化したロティファー中のDHA(総FAの含有率(%))
【表13】
【0072】 本発明のある種の現在好ましい実施形態はここに特に記述されるが、本発明が
ここに示され、そして記述される種々の実施形態の変動および修飾が、本発明の
概念および範囲から逸脱せずに行うことができることに付きものであることは当
業者に明らかである。したがって、付随の請求項および法律の適正規則によって
要求される範囲のみに限定されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、石鹸粉のエチルエステルエマルジョンおよび未処理の対照と比較して
、本発明の石鹸粉でアルテミア・ナウプリを処理する時間に関しての効果を示す
グラフである。そのグラフは、ゼロ、6、12および24時間での総脂肪酸の含
有率としてDHAの栄養増強を示す。誤差棒線は、測定の標準誤差を示す。
【図2】 図2は、石鹸粉のエチルエステルエマルジョンおよび未処理の対照と比較して
、本発明の石鹸粉でアルテミア・ナウプリを処理する時間に関しての効果を示す
グラフである。その図は、ゼロ、6、12および24時間での総脂肪酸の含有率
としてEPAの含有率を示す。誤差棒線は、測定の標準誤差を示す。
【図3】 図3は、石鹸粉のエチルエステルエマルジョンおよび未処理の対照と比較して
、本発明の石鹸粉でアルテミア・ナウプリを処理する時間に関しての効果を示す
グラフである。その図は、ゼロ、6、12および24時間での総脂肪酸の含有率
としてアラキドン酸(ARA)の含有率を示す。誤差棒線は、測定の標準誤差を
示す。
【図4】 図4は、DHAナトリウム塩の含有率として二齢アルテミア・ナウプリのDH
A栄養強化を示すグラフである。
【図5】 図5は、16時間栄養強化した二齢アルテミア・ナウプリで、DHA:EPA
A比で30%エチルエステルDHA(EE−DHA)または30%DHAナトリ
ウム塩(DHA−Na)濃度での食物リン脂質の効果を示すグラフである。
【図6】 図6は、中性の極性食物脂質からのDHAの吸収を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 2B005 GA01 GA02 GA05 LA01 MA01 MA03 MB01 MB06 MB07 2B150 AA08 AB03 DA02 DA37 DA43 DD01 DE01

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高度に不飽和化された脂肪酸石鹸粉を生餌に与えることを特
    徴とする海洋性稚魚の生餌中のドコサヘキサエン酸対エイコサペンタエン酸の比
    を増加させる方法。
  2. 【請求項2】 生餌に、約1部のドコサヘキサエン酸対1部のエイコサペン
    タエン酸より大きな高度に不飽和化された脂肪酸比を示す脂肪酸を含む、高度に
    不飽和化された脂肪酸石鹸粉を生餌に与えることを特徴とする稚魚の生餌中のド
    コサヘキサエン酸対エイコサペンタエン酸の比を増加させる方法。
  3. 【請求項3】 高度に不飽和化された脂肪酸石鹸粉が、以下の脂肪酸、約8
    %から約16%のC14:0、約0.75%から約2.50%のC16:1ω7
    、約9%から約13%のC16:0、約7.5から10.5%のC18:2ω6
    、約30から55%のC18:1ω9、約0.01%から約2.5%のC18:
    1ω7、約2%から約4.5%のC20:4および約8.5から約28%のC2
    2:6ω3を含む請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 脂肪酸の対イオンが、ナトリウム、カリウム、カルシウムお
    よびそれらの混合物から選択される請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 生餌が、アルテミア・ナウプリ、コペポーダおよびロティフ
    ァーに関係する請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 生餌が、アルテミア・ナウプリである請求項5に記載の方法
  7. 【請求項7】 アルテミア・ナウプリが、二齢のナウプリの段階にある請求
    項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 抗生物質、ビタミン、必須アミノ酸、カロチノイド、色素ま
    たはそれらの混合物が、乾燥石鹸粉に組込まれる請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 栄養強化後に、生餌を、稚魚に給餌する請求項1に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 石鹸粉の粒子寸法が、約10ミクロン未満である請求項2
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】 石鹸粉の粒子寸法が、約7.5ミクロン未満である請求項
    10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 石鹸粉の粒子寸法が、約1ミクロンから約5ミクロンまで
    である請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 アルテミアを孵化させ、その後、ナウプリに、第二のナウ
    プリ段階に進めさせ、ドコサヘキサエン酸で栄養強化した石鹸粉をナウプリに添
    加し、そしてドコサヘキサエン酸対エイコサペンタエン酸の比が約1.0対1よ
    り大きくなるまで、そのナウプリに、石鹸粉を吸収または摂取させることを特徴
    とする工程によって製造される、高度に不飽和化された脂肪酸で栄養強化された
    アルテミア・ナウプリ。
  14. 【請求項14】 ドコサヘキサエン酸対エイコサペンタエン酸の比が、約1
    .5対1より大きい請求項13に記載のアルテミア・ナウプリ。
  15. 【請求項15】 ドコサヘキサエン酸対エイコサペンタエン酸の比が、約2
    .0対1より大きい請求項13に記載のアルテミア・ナウプリ。
  16. 【請求項16】 石鹸粉が、以下の脂肪酸、約8から約16%のC14:0
    、約0.75%から約2.50%のC16:1ω7、約9%から約13%のC1
    6:0、約7.5から10.5%のC18:2ω6、約30から55%のC18
    :1ω9、約0.01%から約2.5%のC18:1ω7、約2%から約4.5
    %のC20:4および約8.5から約28%のC22:6ω3を含み、高度に不
    飽和化された脂肪酸石鹸粉が、以下の脂肪酸、約8から約16%のC14:0、
    約0.75%から約2.50%のC16:1ω7、約9%から約13%のC16
    :0、約7.5から10.5%のC18:2ω6、約30から55%のC18:
    1ω9、約0.01%から約2.5%のC18:1ω7、約2%から約4.5%
    のC20:4および約8.5から約28%のC22:6ω3を含む請求項13に
    記載のアルテミア・ナウプリ。
  17. 【請求項17】 アルテミアを孵化させ、 アルテミアに、第二のナウプリ段階に進めさせ、 高度に不飽和化された脂肪酸を含む乾燥石鹸粉を添加し、 栄養強化が得られる場合、所望の濃度まで、アルテミアに、石鹸粉を摂取また
    は吸収させる段階を特徴とする高度に不飽和化された脂肪酸でアルテミア・ナウ
    プリを栄養強化する方法。
  18. 【請求項18】 約1.0対1より大きいドコサヘキサエン酸対エイコサペ
    ンタエン酸の比である時点まで栄養強化を継続させる請求項17に記載のアルテ
    ミア・ナウプリを栄養強化させる方法。
  19. 【請求項19】 約1.5対1より大きいドコサヘキサエン酸対エイコサペ
    ンタエン酸の比である時点まで栄養強化を継続させる請求項17に記載のアルテ
    ミア・ナウプリを栄養強化させる方法。
  20. 【請求項20】 約2.0対1より大きいドコサヘキサエン酸対エイコサペ
    ンタエン酸の比である時点まで栄養強化を継続させる請求項17に記載のアルテ
    ミア・ナウプリを栄養強化させる方法。
  21. 【請求項21】 高度に不飽和化させた脂肪酸石鹸粉が、以下の脂肪酸、約
    8%から約16%のC14:0、約0.75%から約2.50%のC16:1ω
    7、約9%から約13%のC16:0、約7.5から10.5%のC18:2ω
    6、約30から55%のC18:1ω9、約0.01%から約2.5%のC18
    :1ω7、約2%から約4.5%のC20:4および約8.5から約28%のC
    22:6ω3を含み、高度に不飽和化された脂肪酸石鹸粉は、以下の脂肪酸、約
    8から約16%のC14:0、約0.75%から約2.50%のC16:1ω7
    、約9%から約13%のC16:0、約7.5から10.5%のC18:2ω6
    、約30から55%のC18:1ω9、約0.01%から約2.5%のC18:
    1ω7、約2%から約4.5%のC20:4および約8.5から約28%のC2
    2:6ω3を含む請求項17に記載のアルテミア・ナウプリを栄養強化させる方
    法。
  22. 【請求項22】 高度に不飽和化された脂肪酸中で栄養強化された石鹸粉を
    、ロティファーに与え、そしてドコサヘキサエン酸対エイコサペンタエン酸の比
    が、約1.0対1.0より大きくなるまで、そのロティファーに、石鹸粉を吸収
    または摂取させ、 ドコサヘキサエン酸の実質的代謝が起こる前にロティファーを収穫することを
    特徴とする高度に不飽和化された脂肪酸中のロティファーを栄養強化する方法。
  23. 【請求項23】 ドコサヘキサエン酸対エイコサペンタエン酸の比が、約1
    .5対1.0より大きい請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 ドコサヘキサエン酸対エイコサペンタエン酸の比が、約2
    .0対1.0より大きい請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 石鹸粉が、抗生物質、ビタミン、必須アミノ酸、カロチノ
    イド、色素およびそれらの混合物を含む請求項22に記載の方法。
  26. 【請求項26】 方法が、さらに、ロティファーを稚魚に給餌することを特
    徴とする請求項22に記載の方法。
  27. 【請求項27】 石鹸粉が、以下の脂肪酸、約8から約16%のC14:0
    、約0.75%から約2.50%のC16:1ω7、約9%から約13%のC1
    6:0、約7.5から10.5%のC18:2ω6、約30から55%のC18
    :1ω9、約0.01%から約2.5%のC18:1ω7、約2%から約4.5
    %のC20:4および約8.5から約28%のC22:6ω3を含み、高度に不
    飽和化された脂肪酸石鹸粉は、以下の脂肪酸、約8から約16%のC14:0、
    約0.75%から約2.50%のC16:1ω7、約9%から約13%のC16
    :0、約7.5から10.5%のC18:2ω6、約30から55%のC18:
    1ω9、約0.01%から約2.5%のC18:1ω7、約2%から約4.5%
    のC20:4および約8.5から約28%のC22:6ω3を含む請求項25に
    記載の方法。
  28. 【請求項28】 高度に不飽和化された脂肪酸を含む石鹸粉を魚用飼料に添
    加する工程によって、魚用飼料中の高度に不飽和化された脂肪酸の量を増加させ
    る方法。
  29. 【請求項29】 高度に不飽和化された脂肪酸石鹸粉が、以下の脂肪酸、約
    8から約16%のC14:0、約0.75%から約2.50%のC16:1ω7
    、約9%から約13%のC16:0、約7.5から10.5%のC18:2ω6
    、約30から55%のC18:1ω9、約0.01%から約2.5%のC18:
    1ω7、約2%から約4.5%のC20:4および約8.5から約28%のC2
    2:6ω3を含む請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 アルテミア・ナウプリが、第三のナウプリ段階にある請求
    項6に記載の方法。
  31. 【請求項31】 ナウプリを、第三のナウプリ段階に進めさせる請求項13
    に記載のアルテミア・ナウプリ。
  32. 【請求項32】 アルテミアを、第三のナウプリ段階に進めさせる請求項1
    7に記載の方法。
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