JP2002500531A - 端面−側面吻合術を容易化するための装置 - Google Patents

端面−側面吻合術を容易化するための装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、血管を流れる血流を中断することなく、血管(81)内に血流途絶領域を創出するための装置および方法を提供する。特に、本装置は、患者の心臓を停止する必要性を伴わずに、冠状動脈バイパス移植片を患者の大動脈に取り付けるための吻合部位を創出するのに適用される。本装置は、その内部にシャフト(11、51、232)が配置されている突出チューブ(12、112、160)を含む。シャフト(11、51、232)の一方の端部は本装置のハンドル(16、180、252)に結合されており、これにより、手術実施者は、チューブ(12、112、160)に相対的にシャフト(11、51、232)を押し進めたり引き戻したりすることができる。シャフト(11、51、232)の他端部は、チューブ(12、112、160)の遠位端に取り付けられている可撓性の反転部材(14、15、151)に接続されている。ハンドル(16、180、252)を操縦することにより、手術実施者は、反転部材(14、15、151)を小さな切開部(82)を通じて挿入するのに適した、伸張した細い形状と、反転部材(14、15、151)が拡張した内向きのカップを形成する、反転した形状との間で、反転部材(14、15、151)を遠隔的に変形させることができる。操作する際には、手術実施者は、反転部材(14、15、151)を伸張した細い形状に維持した状態で、切開部(82)を通じて反転部材(14、15、151)を血管(81)に挿入し、ついで、ハンドル(16、180、252)を操縦して、反転部材(14、15、151)にその反転した形状をとらせる。その後、本装置に近位方向の力を加えてシールを形成し、カップの縁で血管(81)の内壁に対するシールを形成させる。この後、適宜、把持式押し抜き装置(178)をチューブ(12、112、160)に沿ってスライド可能に展開し、シールの境界内に吻合孔(182)を形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 端面−側面吻合術を容易化するための装置 発明の背景 発明の分野 本発明は、一般的には、医療用具およびその使用法に関する。より詳細には、 本発明は、端面−側面吻合術を実施するために、血管に沿った作業領域を創出す るのに使用する医療用具に関する。関連技術の説明 冠状動脈バイパス形成術を実施する際に、現在用いられている標準的な手順は 、患者の胸部を開き、患者に心肺バイパス(心臓−肺)装置を設置して、心臓の 拍動を停止させた後、冠状動脈バイパス移植片を大動脈および冠状動脈に取り付 けるものである。心肺装置は、患者の血液循環を維持し、ガス及び熱交換用の表 面を供給するために必要となる。典型的には、患者の代謝機能を低下させるため 、心肺装置を用いて血液が冷却される。更に、血液は酸素が添加され、二酸化炭 素は血液から放出される。通常、大動脈は、心肺装置から流れる血液の流入ポイ ントに近い位置でクランプされる。 患者の心臓を停止させ、心肺装置を使用すると、数多くの合併症が起こり得る 。典型的には、心肺装置は血液を注入する必要がある。これは、通常、HIVウイ ルス等の感染性物質で汚染されている可能性がある血液銀行からの血液を用いて 行われる。また、心肺装置は赤血球を溶解したり、血小板を破壊することがあり 、このため、貧血が生じたり、出血する危険性が高くなる。更に、大動脈をクラ ンプすると、プラク(plaque)が血流中に放出され、これが原因で卒中や末梢血 管の障害をもたらすことがある。 別の技法として、小さな血液トンネルを創出し、近位吻合部位を作るための血 行静止領域が創出されるように、「U」字状のクランプで大動 脈を部分的に交差クランプ(cross-clamp)する技法がある。この技法は、心肺 装置を使用する必要性を排除するが、プラクが血流中に放出される危険性が増大 する。 従って、冠状動脈バイパス手術に関連する危険性を大幅に低減する装置および 方法を得ることが望ましい。 発明の概要 本発明は、血管を流れる血流を中断することなく、血管壁に沿って吻合部位を 創出するための装置および方法に関する。本装置は、大動脈、他の血管、または 器官で行われる切開術を含む、様々な用途に使用することができる。特に、本装 置は、患者の大動脈内の血流を閉塞することなく、冠状動脈バイパス移植片用の 吻合部位を創出するのに適している。従って、本装置は、心肺装置または交差ク ランプを用いることなく、患者の心臓が拍動している状態で使用することができ る。 好適な実施態様においては、本装置は、その内部でスライドするワイヤーまた はシャフトを有する突出した中空のチューブを含んでいる。可撓性のシーリング 部材が前記チューブの遠位端に取り付けられており、また、前記シャフトの遠位 端にも結合されている。前記シャフトの近位部分は、好適にはハンドルからなる 、本装置の作動アセンブリに結合されている。前記ハンドルを操縦することによ り、手術実施者は、以下の2つの異なる形状間で前記シーリング部材を遠隔的に 変形させることができる:小さな切開部を通じて前記シーリング部材を進入させ ることができる伸張した細い形状と、前記シーリング部材が、血管の内壁をシー ルするポケットを形成するのに使用できるカップを形成する拡張した形状。1つ の実施態様においては、前記シーリング部材は、細い形状から拡張した形状に変 形するときに、先ず半径方向に拡張し、次いで反転する管状部材からなっている 。 操作する際には、手術実施者は、前記シーリング部材を伸張した細い形状に維 持した状態で、切開部を通じて前記シーリング部材を血管内に 挿入する。ついで、手術実施者は、ハンドルを操縦して前記シーリング部材をカ ップ形の形状に拡張する。その後、手術実施者は、本装置に近位方向の力を加え 、血管の内壁を押圧するシーリング部材の半径方向の縁でシールを形成させる。 これにより、血管内の血流を閉塞することなく、切開部から血液が流出するのを 防止できると共に、端面−側面吻合術を実施するための作業領域を創出すること ができる。 1つの実施態様においては、本装置は、前記中空チューブにスライド可能に取 り付けられた押し抜き穴あけ装置を含んでいる。血管の内側にシールを形成した ら、前記押し抜き穴あけ装置をスライドさせて前記血管の外面に向けて遠位方向 に押し進め、ついで、前記押し抜き装置を作動させて、前記チューブの進入ポイ ントの周囲に吻合用の穴を形成する。また、この穴は、代替的に、小刀や他の切 断用具を用いて手操作で形成することもできる。どちらの場合も、この穴は、シ ーリング部材の縁の境界内に収まっており、従って、血管内の血流から隔離され ている。 吻合用の穴を形成したら、前記シーリング部材の縁と血管の内壁との間のシー ルを維持した状態で、バイパス移植片をその穴の外面の周囲にゆるく縫合する。 その後、前記シーリング部材を伸張した細い形状に戻して穴から回収し、縫合糸 の端部をきつく引っ張って、前記移植片の端部を血管に接合する。 従って、本発明により、血管を流れる血流を中断することなく、血管壁に沿っ て吻合部位を創出するための装置が提供される。本装置は、第1の伸張した部材 と、前記第1の伸張した部材にスライド可能に取り付けられた第2の伸張した部 材、及び、前記第1ならびに第2の伸張した部材の遠位部に結合された変形可能 なシーリング部材を含んでいる。第1と第2の伸張した部材の相対的な移動によ り、前記シーリング部材は、(a)血管壁の切開部を通じて、前記シーリング部 材を血管内に挿入したり、血管から取り出したりするのに適した、伸張した細い 形状と、(b)前記シーリング部材がカップを形成し、前記カップの縁部は、血 流途絶領域を創出するために、前記切開部の周囲で血管の内壁に対するシールを 形成するように為されている、拡張した形状との間で調節することができる。1 つの実施態様においては、前記シーリング部材は、心臓バイパス形成術を実施す るための、ヒト大動脈壁に沿った作業領域を提供するのに充分な大きさを有して いる。 以下の詳細な説明および添付図面により、本発明の上記および他の特徴ならび に利点を、より一層充分に説明する。幾つかの図面を通じて付されている類似の 参照符号は、類似の要素を表している。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の一実施態様の側面図である。 図2は、図1の実施態様の横断面図である。 図3は、図1の実施態様における保持ディスクの平面図である。 図4は、図3の保持ディスクの横断面図である。 図5は、図1の実施態様における遠位反転部材の横断面図である。 図6は、図1の実施態様における近位反転部材の横断面図である。 図7は、図1の実施態様におけるピストンの、一部を横断面で示した、側面図 である。 図8は、図7のピストンの遠位端面図である。 図9は、図7のピストンの近位端面図である。 図10は、図1の実施態様におけるハンドルの、一部を横断面で示した側面図 である。 図11は、図10のハンドルの遠位端面図である。 図12は、図10のハンドルの近位端面図である。 図13は、図1の実施態様における反転部材が弛んだ形状にあるときの概略横 断面図である。 図14は、図13の反転部材が伸びて、伸張した細い形状にあるときの概略横 断面図である。 図15は、図13の反転部材が反転して、カップ形の形状を為したときの概略 図である。 図16は、反転してカップ形の形状を為した図13の反転部材を血管に挿入し て、前記血管を部分的に閉塞し、手術により創出された前記血管の切開部を完全 に閉塞した状態を示す概略図である。 図17及び図17Aは、別の設計の反転部材が伸びて、伸張した細い形状にな ったときの側面図である。 図18は、図17の反転部材が中立の形状にあるときの側面図である。 図19は、図17の反転部材が反転した形状にあるときの側面図である。 図20は、図19の反転部材の横断面図である。 図21は、本発明の別の実施態様の側面図である。 図22Aは、図21の実施態様における反転装置制御用ハンドルの横断面図で ある。 図22Bは、図21の移動可能な中空ピストンが最も近位な位置にある状態を 示す横断面図である。 図22Cは、図21の移動可能な中空ピストンと解放装置の横断面図である。 図23は、図21の押し抜き穴あけ装置の横断面図である。 図24Aと図24Bは、図21の実施態様における反転部材の1つの作動方法 を示している。 図25Aは、血管の側面に切開部を設ける様子を示す。 図25Bは、図25Aの切開部に挿入された反転部材を示す。 図25Cは、図25Bの反転部材が血管内で拡張してシールを創出する状態を 示す。 図25Dは、図21の押し抜き穴あけ装置の挿入状態を示す。 図25Eは、図25Dの押し抜き穴あけ装置の操作状態を示す。 図26Aは、バイパス移植片を、その内部に反転部材を有する血管に取り付け る様子を示す。 図26Bは、反転部材の除去を容易化するための小さなスリットを有 する、図26のバイパス移植片を示す。 図27は、巾着縫合で血管に取り付けられている、図26のバイパス移植片を 示す。 図28は、手術実施者が、図27の巾着縫合の端部を引っ張って、バイパス移 植片を血管に結合する様子を示す。 図29は、本発明の第3の実施態様による装置の遠位部分を示す。 図30は、図29の装置の変形可能な反転部材が外向きに拡張する様子を示す 。 図31は、図29の装置の反転部材がカップ形の形状にある状態を示す横断面 図である。 図32Aと図32Bは、反転装置制御用ハンドルの別の実施態様の横断面図で ある。 好適な実施態様の詳細な説明 次に、図面を参照しながら、本発明の3つの実施態様と、それらの実施態様の 幾つかの変形例を説明する。当業者にとって、他の実施態様も可能であることは 明らかであろう。本発明を3つの個別な実施態様に関して説明するが、これらの 異なる設計の多くの特徴および構成要素を、適当に組み合わせ及び/又は交換で きることが理解されよう。 本明細書で説明する本装置の様々な実施態様は、可撓性で変形可能な部材を利 用し、この部材は、「内向き」に反転して、前記可撓性部材が取り付けられてい るシャフトに面した開口を有するカップを形成する。ついで、前記シャフトは、 シャフトの進入ポイントの周囲で、動脈壁に前記カップの縁を引き寄せるため、 近位方向(医師に近づく方向)に進められる。別の実施態様では、カップの開口 が間隔をあけてシャフトに対向し、プランジャー様の形状を形成するように、「 外向き」に反転または変形する変形可能な部材を用いてもよい。この場合、シャ フトは、前記動脈の遠方側の壁部にシールを形成するため、遠位方向(医師から 遠ざかる方向)に押し進められるであろう。第1の実施態様 図1〜20は、本発明の第1実施態様を示している。図1及び図2に示されて いるように、この実施態様は、ハンドル16内にスライド可能に保持されている移 動可能なピストン17を有する近位外側ハンドル16を含む。ハンドル16の遠位中心 部には、中空の突出体12が取り付けられている。突出体12は、近位部材15(突出 体12に結合されている)と遠位部材14からなる可撓性の反転部材まで遠位方向に 延びている。近位部材15と遠位部材14は、それらの夫々の縁に沿って相互に結合 されており、一般的には管状の形状を有する単一の部材を形成する。近位部材15 と遠位部材14は、好適には、ポリウレタン、ダイナフレックス(Dynaflex)、シ リコン、及びその他同種類のもの等の可撓性で屈従性(compliant)の生体適合 性材料でできている。代替的に、これらの2つの部材14、15は、以下で説明する ような単一の部材で形成してもよい。 移動可能なワイヤー11または他のタイプのシャフトは、ピストン17の中心部に 取り付けられており、また、保持ディスク13を介して遠位部材14の内側遠位先端 部にも取り付けられている。ワイヤー11は、突出体12の内腔を通じて行き来する 。好適には、ワイヤー11と保持ディスク13は、ステンレス鋼などの耐久性材料で できている。図2に見られるように、ワイヤー11は、反転部材の中空の導管を通 じて保持ディスク13まで延びている。 代替的な設計では、ワイヤー11は、装置の遠位端と近位端が開放している「ハ イポチューブ(hypotube)」と呼ばれる細い中空チューブであってよい。このチ ューブは、出血した血液の回収(bleed back)や血管内への誘導ワイヤーの挿入 のどちらにも使用することができる。 図2は、ピストン17をハンドル16から離れる方向(且つ、ハンドル16の近位方 向)に押しやるための力が、ピストン17に働くようにハンドル16内に保持された スプリング18を示す。これにより、ワイヤー11は、突出体12に対して相対的に近 位方向に移動することになり、また、以下で詳しく説明するように、反転部材は 反転した形状をとることになる。 図3と図4は、保持ディスク13を示している。保持ディスク13の形状は、テー パー付き側面を有する円筒状であることが好ましい。保持ディスク13の中心部に は、中央孔32が設けられている。移動可能なワイヤー11は中央孔32の内側で溶接 されている。また、保持ディスク13には、中央孔32に平行に走る複数の半径方向 の孔31も設けられている。半径方向の孔31は、遠位反転部材14を成形する際に使 用され、成型時に、遠位部材14の材料が孔31内を移動し、良好な結合状態が得ら れるようになっている(以下の内容を参照のこと)。 図5と図6は、夫々、遠位部材14と近位部材15を示す。遠位部材14と近位部材 15は、ポリウレタン等の成形された屈従性の生体適合性材料でできていることが 好ましい。以下で説明するように、反転部材は、代替的に、全体または一部が屈 従性材料で覆われた編み組み式のメッシュ管状物のセグメントでできていてもよ い。どちらの場合も、部材14は、弛んだ状態のときに、好適には、カップ形を為 している。遠位部材14は、適所に配置された保持ディスク13及びワイヤー11と共 に成形され、その材料が保持ディスク13の半径方向の孔31内で形作られるように 為されている。遠位部材14は、遠位先端部35が最も厚くなっており、保持ディス ク13の近位表面の周囲に形成された付加的な内側錐体部36を有する。遠位部材14 の近位端部には、近位部材15と噛み合う切り欠き部37を有する。 近位部材15もカップ形をしている。このカップの側面は幾分曲がりくねった形 をしており、外側から見たとき、夫々2つの凹面部43と44を有する。近位部材15 の遠位端には、遠位部材14の切り欠き部37と噛み合う切り欠き部45が設けられて いる。また、近位頂点部には、突出体12の外面に結合するための円筒状トンネル 41が設けられている。中央部の小さい方の孔42は、移動可能なワイヤー11がそこ を行き来できるように設けられている。 図7〜9は移動可能なピストン17を示している。ピストンの形状は、本質的に は、近位平面52と遠位平面60を有する円柱状である。ピストン 17の中央部には、移動可能なワイヤー11を取り付けるためのシャフト51が設けら れている。また、ピストン17の側面には、止めネジ(図示せず)を配置して移動 可能なワイヤー11をしっかり固定するための止めネジ用の穴22が設けられている 。更に、ピストンの側面56には、保持ピンを配置できるように、孔59も設けられ ている。保持ピンは、ハンドル16の保持スロット67内を行き来する(図10)。 使用しないときにピストン17を中立位置にピン固定して装置を保管するための、 第3の孔57が設けられている。ピストン17の最も近位な端部は、拇指掛け53を有 する。 図10〜12は、ハンドル16を更に詳しく示す。このハンドル16は、ピストン 17を受け入れるために部分的に中空化された円筒体をなす。ピストン17は、フロ ア70で終わる穴69内で行き来する。スプリング18は、フロア70とピストン17の遠 位端60との間に配置される。図1及び図2の突出体12は、ハンドル16の遠位端66 に設けられた内腔71内に挿入され、孔72を通じて挿入される止めネジで適所に固 定される。近位端65の近くに、ピストン17を中立位置にピン固定するための、ピ ン固定用の孔21が設けられている。ハンドル16の対向する側にはスロット67が設 けられており、ピストン17の行き来を制限している。 図13〜16は、操作状態にある図1の装置の遠位端を示す。装置を保管また は輸送する場合には、ピストン17は、図13に示されているように、中立位置 にピン固定される。以下では、冠状動脈バイパス移植片を大動脈に取り付けるた めの作業領域を創出するために、本装置を使用する場合について説明する。しか し、本装置は、血管または器官の切開を含む他の様々な手術に使用することがで きるものである。 冠状動脈バイパス移植術では、患者に手術の用意をさせ、開胸術、ポート(po rt)アクセス、または肋骨の小さな外側切開を介する方法のいずれかにより、大 動脈へのアクセスを確立する。大動脈にアクセスしたら、冠状動脈バイパス形成 術用に、大動脈の近位吻合部位に小さな切開部82(図25A)を設ける。その後 、図14に示されているように、ピストン17を用いてワイヤー11を遠位方向に移 動させることにより、反転 部材を伸ばす。こうすることにより、反転部材の形状は、伸張した細い形状に変 わる。ついで、その反転部材を、小さな切開部82を通じて大動脈内に配置する。 この後、図15に示されているように、ワイヤー11を素速く近位方向に移動して 、反転部材を「反転」させる。これは、ピストン17に掛けた全ての力を解放して 、ハンドル16内のスプリング18でワイヤ−11を近位方向に移動させることにより 達成される。図13と図14を比較すると最も分かり易いが、このプロセスで、 部材14、15の総体的に管状の壁部が半径方向に拡がり、ついで、近位部材15が反 転して、その内壁が遠位部材14の内壁に被さり(図15)、カップを形成する。 次に、操作者は、本装置に近位方向の張力を加え、図16に示されているよう に、前記カップの縁で大動脈の内壁81をシールする。このようにして、切開部82 の周囲に血流途絶領域が創出される。本装置は、切開部82周囲の大動脈領域のみ を閉塞するだけで、その他の領域では大動脈の血流を閉塞しない。従って、本装 置は、手術部位から血液が漏出するのを防止するが、心臓を停止させる必要はな い。シールを形成して作業領域が提供されたら、手術実施者は、必要に応じて、 切開部を広げ、冠状動脈バイパス移植片を取り付けるための孔をあける。以下で 説明するように、この処置は、随意的に、チューブ12に沿って切開部までスライ ド式に展開可能な押し抜き孔あけ装置を用いて行ってもよい。ついで、手術実施 者は、冠状動脈バイパス移植片(典型的には、伏在静脈の切断片)の一方の端部 を前記孔に緩く縫合する。手術実施者は、本装置を取り除くのに充分なだけ縫合 を緩くすることができる。移植片を取り付ける手順については、本発明の第2の 実施態様と関連させて、以下で更に説明する。 適切な縫合後、手術実施者はワイヤー11を遠位方向に移動させて、図14に示 されているように、部材14、15を伸張した細い形状に変形させる。ついで、手術 実施者は、緩く縫合した区域周囲の大動脈から反転部材を取り除き、移植片周囲 の縫合糸をきつく引っ張って、移植片をしっ かりシールする。大動脈吻合術の前、吻合術中、または吻合術後に、心臓が拍動 している状態のまま、冠状動脈バイパス移植片のもう一方の端部を、手術で創出 した冠状動脈の孔に取り付ける。冠状動脈バイパス形成術の他の部分は、標準的 な技法を用いて実施される。 図17〜20は、代替的な反転部材151の様々な設計を示す。好適には、反転 部材151は単一の部品であり、家庭用電線または電気ケーブルに使用されている タイプの、4分の1インチ拡張可能なメッシュスリーブ等の可撓性の編み組み式 チューブまたはスリーブ115で作られている。編み組み式チューブ115は、好適に は、PET等の既知の材料の金網織機織りの形態をしている。好適には、編み組み 式チューブ115の遠位端116は、射出成形PETチップまたは紫外線硬化接着チップ のいずれかを用いて、可撓性のワイヤーまたはロッド111の遠位端に取り付けら れている。チューブ115の近位端117は、熱的結合プロセスを用いて突出体112の 遠位端に取り付けられていることが好ましいが、代替的に、接着剤を用いて取り 付けられていてもよい。 図17Aに示されているように、反転部材を血流に対して不浸透性にするため 、反転部材151は全体がシリコン等の可撓性のある不浸透性材料でコーティング されていることが好ましい。図17、18、及び19に示されているように、代 替的に、シリコンコーティングを遠位側半体114にのみ、またはメッシュスリー ブ115の3分の2にのみ行ってもよい。メッシュスリーブ115を前形成およびコー ティングする好適なプロセスを、以下に説明する。 ハンドルとピストンを、突出体112の近位端に取り付ける。ハンドルとピスト ンは、以上で説明したのと同一のものであってよく、図示されていない。 この反転部材151は、総体的に、以上で説明した2ピース型の反転部材と同 様な仕方で作用する。操作者がワイヤー111を突出体またはチューブ112に相対的 に遠位方向に移動させると、反転部材151は、図17に示されているように、伸 張した細い形状をとる。操作者がワイヤー11 1を突出体112に相対的に近位方向に移動させると、反転部材151は、図18及び 図19に示されているように、半径方向に拡張し、ついで反転する。第2の実施態様 次に、図21〜26、図32A、及び図32Bを参照しながら、本発明の第2 実施態様による装置について説明する。図21に示されているように、本装置は 、ハンドル180と押し抜き孔あけ装置178と共に、可撓性の1ピース型反転装置を 備えていることを特徴とする。好ましい実施態様では、図21に示した反転部材 151は、以上で説明し、また図17〜20に示されている1ピース型の反転部材1 51の構造と総体的に同一構造を有する(但し、形状に僅かな変更が加えられてい る)。反転部材の可撓性表面全体は、シリコンでコーティングされていることが 好ましい。 図24A〜24Bは、適当な長手方向のバイアス力を負荷または解除したとき に、反転部材に総体的に図17〜20に示されている形状をとらせるように、反 転部材151のメッシュスリーブを前形成するための製造プロセスを示す。このプ ロセスは、反転部材151を本装置の他の部品に取り付ける前に行われることが好 ましい。 図24Aでは、以上で説明したものと同一の構造であるメッシュスリーブ228 にロッド232が挿入されていることが好ましい。図24Aに示されているように 、ロッド232とメッシュスリーブ228の両者は圧縮型230に挿入される。近位端に ある圧縮器234は、スライド可能に圧縮型230内に収容されている。圧縮器234と 圧縮型230は、共に円柱状をしており、ステンレス鋼でできていることが好まし い。圧縮器234は、圧縮器234が圧縮器用溝236に到達するまで、拡張可能なスリ ーブ228の近位端をスリーブ228の残りの部分に押し込む(これにより、スリーブ の反転がもたらされる)。スリーブ228をこの位置に保持し、圧力を加えてスリ ーブ228に皺を形成する。その後は、近位反転部156に圧力を加えると、スリーブ 228は自然にこの形状に変形するであろう。この前 形成法は、熱を加えずに、圧力だけで行ってもよい。 図22Aは、図21に示した実施態様の反転装置制御用ハンドル180の横断面 図である。反転装置制御用ハンドル180は、移動可能で中空なピストン17と近位 外側ハンドル16とからなっている。以上で説明した実施態様と同様に、反転装置 制御用ハンドル180の移動可能なピストン17は、形状が円筒状で、外側ハンドル の穴69の内部に、スライド可能に保持されていてもよい。この実施態様における 反転装置制御用ハンドル180の操作は、以下に記載する相異点を除き、以上で説 明した実施態様の場合と総体的に同一である。 外側ハンドルの穴69内に配置されているピストン用スプリング18は、移動可能 なピストン17に、外側ハンドル16から離れる近位方向の力を及ぼす。ピストン17 に設けられている保持ピン190は、ピストン17から突出し、外側ハンドル16に設 けられた保持スロット67(図21参照)内をスライドする。保持ピン190が保持 スロット67の近位端220に来ると、保持ピン190の安定化力がピストン用スプリン グ18の力に対抗し、ピストン17が外側ハンドル16から滑り出ないようにピストン を保持する。制御用ハンドル180は、ピストン17と外側ハンドル16の対向する側 面に配置された一対の保持ピン190及びスロット67を有している。図22Bに示 されているように、ピストン17が外側ハンドル16から最も離れた距離まで延びる と、反転部材151は反転した形状になる。 解放装置196は、中空ピストン17の内側に取り付けられている解放装置のピン2 08を中心にして揺動する。解放装置のスプリング210は、解放装置196に力を及ぼ し、解放装置のレバー218を、ピストン17から最も離れた位置である、延びた位 置に保持している。この様子が図22Aに示されている。解放装置196のレバー2 18は、解放装置用のアパーチャー200を通じてピストン17の外側面から突き出て いる。解放装置196の遠位端に配置された解放装置のラッチ202は、ラッチ用のア パーチャー218を通じてピストン17の外側面から突き出ている。これを図22B に示す。 解放装置のレバー218をピストン17に向けて押すと、解放装置のスプリング210 が圧縮され、解放装置196が解放装置のピン208を中心にして揺動する。これを図 22Cに示す。好適には、ハンドルの穴69の内面には、成形された3つの位置固 定溝212、214、216がある。これらの溝212、214、216は、解放装置のラッチ202 を捕捉し、保持するために使用される。代替的に、反転部材151が4つ以上の位 置をとれるように、4つ以上の溝を設けてもよい。 次に、図21〜23を参照しながら、反転装置制御用ハンドル180の使用法お よび操作法について説明する。まず、手術実施者は、反転部材151を伸ばして伸 張した細い形状にするため、外側ハンドル16に設けられたフィンガーグリップ19 4を指で支え、栂指(または掌)掛け53をハンドル16に向けて遠位方向に押す。 この動作は、同時に、ピストン17をハンドルの穴69内に押し込み、ハンドルの穴 69内にあるピストン用スプリング18を圧縮する。栂指掛け53に圧力をかけ続ける と、解放装置のラツチ202の傾角面206がハンドル16の近位端部65と接触する状態 がもたらされる。傾角面206は、解放装置のラッチ202をハンドルの穴69内に円滑 に滑り込ませることができる。この動きにより、解放装置のスプリング210は圧 縮される。 解放装置のラッチ202が1番目の位置固定溝212に嵌るまで、解放装置のラッチ 202はハンドルの穴69の内側をスライドし続ける。これを図22Aに示す。解放 装置のラッチ面204が1番目の位置固定溝212に滑り込むと、ピストン用スプリン グ18と解放装置のスプリング210の合成力がピストン17を1番目の位置にロック する。この1番目の位置では、反転部材151は、伸張した細い形状に対して約3 分の2伸びている。この形状は、反転部材151を血管に設けた切開部に挿入した り、あるいは切開部から回収するのに充分なだけ細い場合もあるし、細さが不充 分な場合もある。 この縮んだ形状が充分に細くない場合には、手術実施者は、解放装置のラッチ 202が2番目の位置固定溝214に滑り込むまで、栂指掛け53を 押す。1つの実施態様によれば、この2番目の位置では、反転部材は、伸張した 細い形状に対して約5分の4伸びている。この形状でもまだ充分に細くない場合 には、手術実施者は、解放装置のラッチ202が3番目の位置固定溝216に滑り込む まで、栂指掛け53を押す。この3番目の位置では、反転部材は、伸張した細い形 状に対して略10分の9又は完全に伸びている。この時、手術実施者は、反転部 材151を血管に設けた切開部に挿入するか、あるいは切開部から回収することが できる。 代替的な設計では、反転部材151の遠位先端部152を、最初の切開部を創出する ために用いてもよい。この場合、反転部材151は、切開部が創られた直後に、そ の切開部を通じて進入することになる。 解放装置のラッチ202がいずれかの位置固定溝212〜216にあるとき、手術実施 者は、解放装置のレバー218を押すことにより、直ちに、反転部材151を反転した 形状に変形することができる。詳しくは、医療実施者は、解放装置の作動面198 をピストン17に向けて押す。すると、解放装置のスプリング210が圧縮され、解 放装置のラッチ202は、そのときに係合していた位置固定溝から持ち上がる。こ の動作は、ピストン17をロック位置から解放し、ピストン用スプリング18が即座 にピストン17をその最も近位な位置に弾き戻す。このとき、保持ピン190が保持 スロット67の近位端と接触し、ピストン17がハンドルの穴69から飛び出るのを防 止する。 この急激なスナッピング動作が、即座に反転部材151を反転した形状に反転し 、血管の切開部82から漏出する血液の量を最小限に留める。反転部材151が反転 する速度が速ければ速いほど、それだけ速く、血管の内壁にシールを形成するこ とができる。次に、本装置に近位方向の張力を加えて、前記血管壁を反転部材の 縁でシールする。 図32Aと図32Bは、図21の装置の代替的なハンドル機構を示している。 反転装置制御用ハンドル252は、中空の外側ハンドル256、第1のピストン用スプ リング258、第2のピストン用スプリング280、移動可能なピストン286、解放装 置270、及び移動可能な圧縮器284から なる。図32A〜32Bに示されている反転装置制御用ハンドル252の操作は、 以下に記載する相異点を除き、以上で説明した実施態様の場合と総体的に同一で ある。 外側ハンドル256の遠位端254は、可撓性突出体(チューブ)160の近位端に取 り付けられている。ピストン286の遠位部260は、移動可能なワイヤー111の近位 端に取り付けられている。外側ハンドルの孔290内に設けられている第1のピス トン用スプリング258は、移動可能なピストン286に近位方向の力を及ぼす。外側 ハンドルの穴290内に設けられている第2のピストン用スプリング280は、移動可 能なピストン286に遠位方向の力を及ぼし、この力が、第1のピストン用スプリ ング258の力に対抗して、ピストン286が外側ハンドル256から滑り出ないように 保っている。また、第2のピストン用スプリング280は、移動可能な圧縮器284に 近位方向の力も及ぼす。圧縮器284の遠位端292は、圧縮器が外側ハンドルの穴29 0から完全に滑り出てしまうのを防止できるように形成されている。また、ピス トン286には、解放装置270をスライド可能に収容するための溝288も形成されて いる。図32Bに示されているように、ピストン286がその最も離れた近位方向 の位置まで延びると、反転部材151は反転した形状になる。 解放装置270は、中空ハンドル256の内部に取り付けられている解放装置のピン 274を中心にして揺動する。可撓性の解放装置支持ピン272は解放装置270に力を 及ぼし、解放装置270の遠位端とピストン286の接触を保っている。基本的に、支 持ピン272は、以上で説明した図22Aの解放装置のスプリング210と同様な機能 を果たす。解放装置270のレバー278は解放装置用アパーチャー276を通じてハン ドル256の外面から突き出ている。解放装置のレバー278をハンドル256に向けて 押すと、解放装置支持ピン272が圧縮され、解放装置270が解放装置のピン274を 中心にして揺動する。このことを図32Bに示す。好適には、ピストン286の内 面に成形された4つの位置固定溝262、264、266、268がある。これらの溝262、2 64、266、268は、ピストン286を捕捉 し、保持するために使用される。代替的に、反転部材151が5つ以上の位置をと れるように、5つ以上の溝を設けてもよい。 次に、図32A〜32Bを更に参照しながら、反転装置制御用ハンドル252の 使用法および操作法について説明する。先ず、手術実施者は、図32Bに示され ている位置にある反転装置制御用ハンドル252から始める。手術実施者は、反転 部材151を伸ばして伸張した細い形状にするため、外側ハンドル256に設けられて いるフィンガーグリップ282を指で支え、移動可能な圧縮器284を遠位方向に押す 。この動作は、ハンドルの孔290内で、第2のピストン用スプリング280を遠位方 向にピストン286に向けて押し、第1のピストン用スプリング258を圧縮する。圧 縮器284に圧力を掛け続けると、解放装置270の遠位端が1番目の位置固定溝262 に嵌るまで、解放装置270の遠位端はピストンの溝の内側をスライドすることに なる。 解放装置270の遠位端が1番目の位置固定溝262に滑り込むと、第1のピストン 用スプリング258と、第2のピストン用スプリング280、及び解放装置支持ピン27 2の合成力がピストン286を1番目の位置にロックする。この1番目の位置では、 反転部材151は、その伸張した細い形状に対して部分的に伸びている。ハンドル2 52がこの位置にある場合には、反転部材151は、血管に設けた切開部82(図25 A)に挿入したり、あるいはその切開部から回収するのに充分なだけ細い場合も あるし、細さが不充分な場合もある。 この段階で反転部材が充分に細い形状にまで伸ばされていない場合には、手術 実施者は、解放装置270の遠位端が2番目、3番目、または4番目の位置固定溝2 64、266、268に滑り込むまで圧縮器284を押すことにより、反転部材151の横断的 周囲長を更に縮小することができる。所望の形状が得られたら、手術実施者は、 反転部材151をその切開部に挿入し、あるいはその切開部から回収する。 解放装置270の遠位端が位置固定溝262〜268のうちの1つに嵌入しているとき 、手術実施者は、図32Aの矢印の方向に解放装置のレバー 278を押すことにより、反転部材151を反転した形状に即座に変形することができ る。解放装置のレバー278を押すと、解放装置支持ピン272が内側に曲がり、解放 装置270の遠位端が、そのとき嵌入していた位置固定溝から持ち上がる。この動 作は、ピストン286をロック位置から解放し、第1のピストン用スプリング258が 即座にピストン286をその最も近位な位置に弾き戻す。このとき、第2のピスト ン用スプリング280が、ハンドルの孔290からピストン286が飛び出すのを防止す る。 この急激なスナッピング動作が即座に反転部材151を反転した形状に反転し、 血管の切開部82から漏出する血液の量を最小限に留める。次に、(好適にはハン ドルから)本装置に上向きまたは近位方向の張力を加えて、血管の内壁を反転部 材の縁でシールする。 図23は、図21の押し抜き孔あけ装置178の横断面図である。本発明の1つ の適用例においては、冠状動脈バイパス移植片用の近位吻合部位を創出するため 、大動脈に設けた最初のスリット状切開部82を広げるために押し抜き孔あけ装置 178を用いてもよい。広げた孔の形状は円形であることが好ましい、楕円形であ ってもよい。 押し抜き孔あけ装置178は、全体が反転部材151と反転装置制御用ハンドル180 との間で突出体160に沿ってスライドできるのが好ましい。好適には、押し抜き 孔あけ装置178の近位端は、反転装置制御用ハンドル180のネジ切りされた遠位端 190を受け入れるために内面がネジ切りされた円筒状の穴154を有する。押し抜き 孔あけ装置178が手術実施者の行動を妨げたり、縫合や移植処置を妨害するのを 防止するため、押し抜き孔あけ装置178は、反転装置制御用ハンドル180の遠位端 にネジ入れされる。この様子が図23に示されている。代替的に、ネジ式の取り 付けの代わりに、クリップやロック様式の取り付けを行ってもよい。接続用のネ ジやロックは、様々な設計のものを用いることができる。 押し抜き孔あけ装置の外側ハンドル170は、押し抜き孔あけ装置のシャフト182 に取り付けられている。この取り付けは、ピンまたは他の接続用部品で行っても よい。押し抜き孔あけ装置の内側ハンドル168は、 外側ハンドル170の内側にスライド可能に保持されており、また、押し抜き孔あ け装置の強化装置(hole punch enforcer)188にも取り付けられている。押し抜き 孔あけ装置のスプリング162は、中空の内側ハンドル168の内部に配置されており 、圧力を及ぼして、内側ハンドル168を延びた近位方向の位置に保っている。従 って、押し抜き孔あけ装置が休止状態のときには、内側ハンドルのフィンガーグ リップ176と外側ハンドルのフィンガーグリップ174は、相互間の距離が最大の状 態にある。 手術実施者が、内側ハンドルのフィンガーグリップ176を外側ハンドルのフィ ンガーグリップ174に向けて(スプリング162の力に抗して)押すと、押し抜き孔 あけ装置の強化装置188が外側ハンドル170から更に遠のく方向にスライドする( この動作は、外側ハンドルのフィンガーグリップ174を内側ハンドルのフィンガ ーグリップ176に向けて引っ張る、と言い換えてもよい)。また、押し抜き孔あ け装置のシャフト182は外側ハンドル170に取り付けられているので、押し抜き孔 あけ装置のシャフト182も押し抜き孔あけ装置のアパーチャー172内へ更にスライ ドする。押し抜き孔あけ装置の強化装置188は、それが押し抜き孔あけ装置のヘ ッド166の半径方向エッジ184と係合するまで、スライドし続ける。手術実施者が 押し続けると、押し抜き孔あけ装置のヘッド166は押し抜き孔あけ装置のアパー チャー172の内側にスライドし、押し抜き孔あけ装置の強化装置188が押し抜き孔 あけ装置178の最も遠位方向にある部品となる。 次に、図25A〜25Eと図26を参照しながら、押し抜き孔あけ装置178の 使用法および操作法について説明する。以上で説明したように、手術実施者は、 図25Aに示されているように、血管に最初のスリット状切開部82を設ける。次 いで、手術実施者は、図25に示されているように、伸張した細い形状の反転部 材151を挿入する。その後、手術実施者は、解放装置のレバー218を押して、図2 5Cに示されているように、反転部材151をカップ形の形状に拡張する。次に、 手術実施者は、本装置に上向きの(近位方向を向いた)張力を加えて、図25C 及び図 25Dに示されているように、大動脈の内壁181を反転部材151の縁でシールする 。 手術実施者は、(好適には、押し抜き孔あけ装置178のネジを外すことにより )反転装置制御用ハンドル180から押し抜き孔あけ装置178を取り外し、突出体16 0の下方へ押し抜き孔あけ装置178をスライドさせる。その後、手術実施者は、押 し抜き孔あけ装置178のヘッド166を切開部82へ挿入する。このことを図25Dに 示す。これに代えて、押し抜き孔あけ装置のヘッド166を反転部材151と同時に挿 入してもよい。押し抜き孔あけ装置のヘッド166の傾角遠位面は、それが切開部8 2に円滑に進入できるようになっている。スリット82が細長状であることと、周 囲の大動脈壁組織が有する本質的な弾性のため、大動脈壁81は、押し抜き孔あけ 装置のシャフト182の遠位部分の周囲で閉じる。 外側ハンドルのフィンガーグリップ174を支えとして使用し、手術実施者は、 内側ハンドルのフィンガーグリップ176を外側ハンドルのフィンガーグリップ174 に向けて押す。この圧縮動作により、大動脈壁が押し抜き孔あけ装置の強化装置 188と押し抜き孔あけ装置のヘッド166の間に捕捉されるまで、押し抜き孔あけ装 置の強化装置188は押し抜き孔あけ装置のヘッド166に向けて延びる。このことを 図25Eに示す。手術実施者が押し続けると、押し抜き孔あけ装置の強化装置18 8が、大動脈壁81の切開部82の周囲に円形の孔を押し抜く。押し抜き孔あけ装置 のヘッド166の内面186は、抜き取られた大動脈壁組織を、押し抜き孔あけ装置の アパーチャー172及び内側ハンドル168の中空な内部に引き込む。この後、手術実 施者は、押し抜き孔あけ装置178を回収する。手術実施者が、内側ハンドルのフ ィンガーグリップ176と外側ハンドルのフィンガーグリップ174を解放すると、押 し抜き孔あけ装置のスプリング162が押し抜き孔あけ装置178をその開始位置に復 帰させる。これにより、手術実施者は、抜き取られた大動脈壁組織を押し抜き孔 あけ装置のヘッド166から取り除くことができる。 切開部82を押し抜き孔あけ装置178で充分に広げたら、手術実施者は 、冠状動脈バイパス移植片226の一方の端部を、前記孔82の周囲の大動脈組織に 緩く縫合する。このことを図26A〜28に示す。バイパス移植片226の端部222 は、血流を促進し、反転部材151の除去を容易化するある角度で切断されること が好ましい。図26Bは代替的な方法を示しており、ここでは、反転部材151の 除去を容易化するため、バイパス移植片の端部222に小さなスリットが設けられ ている。 図27と図28を参照しながら説明すると、好適には、巾着縫合法を用いてバ イパス移植片226が、前記孔82の周囲の大動脈組織に縫合される。これに代えて 、手術実施者は、パラシュート縫合法や断続縫合法を用いてもよい。手術実施者 が、血管内にまだ反転部材151が存在する状態で、冠状動脈バイパス移植片226の 端部222周囲の殆どすべてを緩く縫合すると、バイパス移植片226の端部222は「 コブラの頭部(cobra head)」222状の形状をなす。 縫合糸238を適所に配置したら、手術実施者は、反転装置制御用ハンドル180の 移動可能なピストン17を外側ハンドル16内に押し込む。この動作により、反転部 材151は伸張した細い形状に反転する。次いで、手術実施者は、大動脈から反転 部材151を取り出し、直ぐに縫合糸238の端部をきつく引っ張って、バイパス移植 片226の端部を大動脈に接合する(図28)。 以上で説明した実施態様では、円形の横断面(カップ形)を有する反転部材を 使用しているが、他の様々な形状のものを使用することができる。例えば、反転 部材の形状は、円錐形、楕円形、皿形、または船形の横断面形状を有するもので あってもよい。 また、拡張可能なスリーブメッシュの代わりに、反転部材は、リブまたはワイ ヤーを有する別の屈従性材料を含んでいてもよいし、あるいは、拡張可能なスリ ーブが、構造をなすために、メッシュにリブやワイヤーを有するものであっても よい。遠位反転部114のワイヤーは、遠位反転装置ヘッド部品152に取り付けられ 、且つ、リビング(living)または機械的なヒンジで近位反転部156の他のワイ ヤーに結合されていても よい。 代替的に、拡張可能なスリーブメッシュの編み方は、メッシュを通じて血流が 生じないように、充分に目の詰んだ(例えば、4分の1インチ未満)のものであ ってもよい。このような実施態様の場合には、遠位反転部114にシリコン等の屈 従性材料をコーティングする必要はない。第3の実施態様 図29〜31は、本発明の別の実施態様による装置の遠位部を示す。ハンドル を含む本装置の近位部は、上記の実施態様の1つに従って構成することができる 。 図29〜31に描かれているように、本装置の遠位部は、そこに形成された複 数のスリット244を有する可撓性の中空チューブ242を含んでいる。スリット244 は前記チューブに沿って延びており、変形可能な反転部材151の境界を定めてい る。各スリット244の遠位端は、それが中空チューブ242の遠位端246に達する前 に終結している。 以上で説明した実施態様の場合と同様に、本装置の遠位端246は、チューブ242 内をスライドするワイヤーまたはシャフト232(図31)に取り付けられている 。中空チューブ242の近位端248に対して相対的に、中空チューブ242の遠位端246 を(シャフトまたはワイヤー232を介して)近位方向に引っ張ると、壁部250が半 径方向に外向きに移動して、反転部材151の壁部250が前形成された皺部分で曲が る。壁部250は、反転部材151が傘様の仕方で変形して、カップまたは皿形の形状 (図31)を形成するように前形成されている。反転部材151の壁部250は、上記 実施態様の反転部材に使用した、かなり弾性の低い材料で形成してもよい。 変形可能な反転部材151は、本装置が展開された後、切開部82を通じる血流が 生じるのを防止するため、シリコンゴム等の可撓性で不浸透性の材料(図示せず )で外面をコーティングされていることが好ましい。本装置は、付加的に、また は代替的に、血液が血管から中空チューブ242へ流れ込むのを防止するため、中 空チューブ242の内部にストッパー (図示せず)を含んでいてもよい。 以上で説明した実施態様と同様に、本装置は、手術実施者がハンドルを介して 反転部材151の形状を遠隔的に制御できるような作動装置アセンブリ(図示せず )を含んでいる。また、本装置は、適宜、以上で説明したタイプの押し抜き孔あ け装置(図示せず)と共に構成することもできる。 次に、図29〜31を更に参照しながら、本装置の使用法および操作法につい て説明する。操作者は、血管壁81に設けた切開部82へ反転部材151を挿入する。 ついで、操作者は、以上で説明したのと総体的に同様な仕方でハンドルを操縦し て、反転部材151に圧縮力を加える。この動作により、反転部材151の壁部250は 、中空チューブ242の中心から離れて外向きに拡張し、ついで、近位方向に折り 畳まれて、あるいは近位方向に揺動して、カップまたは皿形の形状を形成する。 スリットは可撓性で且つ不浸透性の材料(図示せず)で被覆されているので、反 転部材151の壁部250は、本装置を遠位方向に引っ張ると、血管壁81の内面に対す るシールを形成する。 好適には、操作手順の残りのステップは、以上で説明した実施態様の場合と同 様である。 これまでに行った説明から、反転しない可撓性部材を含む、他のタイプの変形 可能な可撓性部材を用いて、動脈内にカップを形成してもよいことが理解されよ う。例えば、(反転することなく)傘様に開き、且つ閉じる可撓性部材を使用す ることもできよう。 本発明の特定の好適な実施態様ならびに詳細な適用例について示し、且つ説明 したが、当業者にとって、本発明の範囲から逸脱することなく、これらの設計に 様々な変更を加え得ることは明らかであろう。従って、添付した請求の範囲の範 囲内で、以上で詳細に説明したのとは別の仕方で本発明を実施し得るものと理解 すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 バラディ ナオミ エイ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94061、レッドウッドシティ、ウッドリー フアベニュー 21 【要約の続き】 (14、15、151)を遠隔的に変形させることができる。 操作する際には、手術実施者は、反転部材(14、15、15 1)を伸張した細い形状に維持した状態で、切開部(8 2)を通じて反転部材(14、15、151)を血管(81)に挿 入し、ついで、ハンドル(16、180、252)を操縦して、 反転部材(14、15、151)にその反転した形状をとらせ る。その後、本装置に近位方向の力を加えてシールを形 成し、カップの縁で血管(81)の内壁に対するシールを 形成させる。この後、適宜、把持式押し抜き装置(17 8)をチューブ(12、112、160)に沿ってスライド可能 に展開し、シールの境界内に吻合孔(182)を形成して もよい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 血管を流れる血流を中断することなく、前記血管の壁部に沿って吻合部位 を創出するための装置であって、この装置は以下の構成を含む、 第1の伸張した部材、 前記第1の伸張した部材にスライド可能に取り付けられた第2の伸張した部材 、及び 前記第1及び第2の伸張した部材の遠位部に結合されている変形可能なシーリ ング部材であって、前記シーリング部材は以下の形状間で調節可能であり、 前記血管の壁部に設けられた切開部を通じて前記シーリング部材を前記血管 に挿入し、且つ前記血管から取り出すのに適した伸張した細い形状、及び 前記シーリング部材がカップを形成し、血流途絶領域を創出するために、前 記カップの縁部が、前記切開部の周囲で前記血管の内壁に対するシールを形成す るのに使用される拡張形状、 ここで、前記シーリング部材の形状は、前記血管の外部から、前記第1及び第 2の伸張した部材を相対的に移動させることにより、伸張した形状から拡張した 形状へ、及びその逆へ調節することができる。 2. 前記第1の伸張した部材がチューブであり、前記第2の伸張した部材が、 前記チューブ内でスライドするシャフトである請求項1の装置。 3. 前記シーリング部材が、前記シャフトの遠位端に取り付けられている遠位 端と、前記チューブの遠位端に取り付けられている近位端を有しており、前記シ ャフトが、前記シーリング部材の中空導管を通じて延びている請求項2の装置。 4. 前記シャフトの前記遠位端と前記チューブの前記遠位端が互いに近づく方 向に移動したときに、前記シーリング部材が反転して前記カップを形成する請求 項3の装置。 5. 手術実施者が前記シーリング部材の形状を遠隔的に調節できるように、前 記第1及び第2の伸張した部材に操作可能に結合されているハンドルを更に含む 請求項1の装置。 6. 前記ハンドルが、前記シーリング部材を、少なくとも1つのスプリングの 制御下で、前記伸張した形状から前記拡張した形状へ自動的に変形させるための 、手術実施者が作動すべくなされているトリガーを含む請求項5の装置。 7. 前記シーリング部材が、このシーリング部材が前記伸張した形状から前記 拡張した形状へ変形するときに半径方向に拡張する可撓性の管状部材を含んでい る請求項1の装置。 8. 前記可撓性の管状部材が、可撓性のある不浸透性の材料で少なくとも部分 的にコーティングされたメッシュチューブを含んでいる請求項7の装置。 9. 前記メッシュチューブが、前記拡張した形状をとれるように前形成されて いる請求項7の装置。 10. 前記可撓性の管状部材が、それ自体が反転することにより、前記伸張し た形状から前記拡張した形状へ変形する請求項7の装置。 11. 前記シーリング部材が、端面−側面吻合術を実施するための、前記血管 の壁部に沿った作業領域を提供するのに充分な大きさを有している請求項1の装 置。 12. 前記シーリング部材が、心臓バイパス形成術を実施するための、ヒト大 動脈の壁部に沿った作業領域を提供するのに充分な大きさを有する請求項1の装 置。 13. 前記第1及び第2の部材に沿ってスライド式に展開可能な押し抜き孔あ け装置を更に含み、この押し抜き孔あけ装置は、前記シーリング部材が前記シー ルを形成している間に、前記切開部の周囲で、前記血管の壁部に吻合用の孔を押 し抜くために用いられる請求項1の装置。 14. 前記押し抜き孔あけ装置が、本装置の作動ハンドルに取り外し可能に取 り付けられており、前記作動ハンドルは、前記第1及び第2の 伸張した部材の近位端部に結合されている請求項13の装置。 15. 前記シーリング部材を特定の形状に維持するために、前記チューブと前 記シャフトを一緒に制御可能にロックするためのロック手段を更に含んでいる請 求項1の装置。
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