JP2002500479A - ネットワーク・アプリケーション・データを表示するテレビジョン・システムにおいて実現されるフリッカ・フィルタ及びインタレーサ - Google Patents

ネットワーク・アプリケーション・データを表示するテレビジョン・システムにおいて実現されるフリッカ・フィルタ及びインタレーサ

Info

Publication number
JP2002500479A
JP2002500479A JP2000527088A JP2000527088A JP2002500479A JP 2002500479 A JP2002500479 A JP 2002500479A JP 2000527088 A JP2000527088 A JP 2000527088A JP 2000527088 A JP2000527088 A JP 2000527088A JP 2002500479 A JP2002500479 A JP 2002500479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filtered
lines
line
pixel data
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000527088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002500479A5 (ja
Inventor
ヴラッド ブリル,
Original Assignee
テルクルーズ テクノロジー インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テルクルーズ テクノロジー インコーポレイテッド filed Critical テルクルーズ テクノロジー インコーポレイテッド
Publication of JP2002500479A publication Critical patent/JP2002500479A/ja
Publication of JP2002500479A5 publication Critical patent/JP2002500479A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0117Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
    • H04N7/012Conversion between an interlaced and a progressive signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0127Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level by changing the field or frame frequency of the incoming video signal, e.g. frame rate converter
    • H04N7/0132Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level by changing the field or frame frequency of the incoming video signal, e.g. frame rate converter the field or frame frequency of the incoming video signal being multiplied by a positive integer, e.g. for flicker reduction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S348/00Television
    • Y10S348/91Flicker reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ネットワーク・アプリケーション・データを表示するインタレース・ディスプレイ画面を有するテレビジョン・システム(100)。フリッカ・フィルタ(480)は、ネットワーク・アプリケーション・データ画像に含まれる急激な切り替えを排除する無限インパルス応答(IIR)として実施するのが好ましい。ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を使用して、フィルタ動作で使用するフィルタ済み画像の線及び近隣の任意の線を保存する。フィルタ済み画像の交互の線をRAMから取り込み、フィルタ済みネットワーク・アプリケーション・データ画像のインタレース画像を供給する。このインタレース画像をテレビジョン・システムのインタレース・ディスプレイ・ユニットで表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願】
本願は、出典を明記することによりその開示内容を本願明細書の一部とする同
時係属米国特許出願書に関連する。
【0002】 1.「ユーザによるテレビジョン・システムからのデータ・ネットワーク・ア
プリケーションへのアクセスを可能にする方法及び装置」を発明の名称とする特
許出願。1997年7月2日出願、出願番号08/867,203、事件整理番号:TCRZ-0001( 以降「関連出願1」)。
【0003】 2.「テレビジョン信号に関連する時間参照信号と同期するクロック信号を発
生する回路及び方法」を発明の名称とする特許出願。本願と同日に出願、出願番
号未定、事件整理番号:TCRZ-0010(以降「関連出願2」)。
【0004】 3.「ネットワーク・アプリケーション・データのテレビジョン・ディスプレ
イにおいてフリッカを減らす方法及び装置」を発明の名称とする特許出願。本願
と同日に出願、出願番号未定、事件整理番号:TCRZ-0002(以降「関連出願3」 )。
【0005】 4.「ネットワーク・アプリケーション・データの画像を表示するテレビジョ
ン・システムのディスプレイ画面をリフレッシュする方法及び装置」を発明の名
称とする特許出願。本願と同日に出願、出願番号未定、事件整理番号:TCRZ-001
3(以降「関連出願4」)。
【0006】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン・システムに関し、特に、インタレース表示をサポー
トするテレビジョン・システムのディスプレイ・ユニット上に非インタレース・
フォーマットを有するネットワーク・アプリケーション・データを表示する方法
及び装置に関する。
【0007】
【従来の技術】
1940年代以降、テレビジョン・システムは、特に工業国で、多くの家庭が
保有するようになった。テレビジョン・システムは、通常、世界の異なる場所で
行われる放送や、ビデオ・カセット・プレーヤ(VCP)にあらかじめ録画され
た番組を見るために使用される。現在、家庭の大部分は少なくとも1台のテレビ
を家に置いている。現在、テレビジョン・ディスプレイはアナログ式のもの(C
RTのディスプレイ画面で表示するNTSCアナログ信号など)とデジタル技術
によるもの(HDTVなど)が利用可能、又は広く利用可能になることが予想さ
れている。
【0008】 同時に、データ・ネットワーク・アプリケーション(以降「ネットワーク・ア
プリケーション」)は、1980年代半ば以来、驚くべき成長を見せている。ウ
ェッブのブラウジングや電子メールといったネットワーク・アプリケーションは
、情報の交換や普及を行う方法の根本に関わる影響を与えている。特に、こうし
たネットワーク・アプリケーションは、パーソナル・コンピュータ、ワークステ
ーションなどのコンピュータ・システムにおいて実施、使用されている。
【0009】 少なくとも家庭におけるテレビジョン・システムの存在の大きさを考えれば、
ネットワーク・アプリケーションにアクセスする機能をテレビジョン・システム
に与えるのが望ましい。こうしたテレビジョン・システムの例については、関連
出願1及び関連出願2の中で説明している。
【0010】 ネットワーク・アプリケーションをテレビのディスプレイ画面で表示する際の
問題点の一つは、テレビのディスプレイ・ユニットが通常はインタレース・フォ
ーマットの画像を表示するように構成されていることである。反対に、ネットワ
ーク・アプリケーション・データを表す画像はインタレース・フォーマットで利
用できる。
【0011】 そのため、必要となるのは、インタレース表示フォーマットをサポートするテ
レビジョン・システムのディスプレイ・ユニット上において、非インタレース・
フォーマットで利用できるネットワーク・アプリケーション・データの表示を可
能にする回路及び方法である。
【0012】 加えて、この回路及び方法では、ネットワーク・アプリケーション・データを
テレビジョン・システムで表示した場合に発生する可能性のあるフリッカを減少
させる必要がある。フリッカは通常、色の急激な切り替え(表示が白と黒の交代
走査線を含む場合など)の結果として、ネットワーク・アプリケーション・デー
タ画像に存在するのが普通である。この分野で広く知られているように、テレビ
ジョン・ディスプレイのフリッカは、人間の目にとって大きなストレスになる可
能性があるため、望ましくない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、さらに必要となるのは、フリッカの少ないネットワーク・アプリケ
ーション・データの表示を可能にする回路及び方法である。
【0014】 加えて、テレビジョン・システムは消費者向けに応用され、通常は低コストが
重要な要素となるため、上述した条件をコスト効率に優れた方法で実施する必要
がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、テレビジョン・システムのインタレース・ディスプレイ・ユニット
上でネットワーク・アプリケーション・データの表示を可能にするフリッカ・フ
ィルタ及びインタレーサに関するものである。このフリッカ・フィルタは、ネッ
トワーク・アプリケーション・データの非インタレース画像を表すオリジナルの
ピクセル・データ要素を入力し、この画像をフィルタして、平滑化された非イン
タレース画像を表すフィルタ済みピクセル・データ要素を生成する。フィルタ動
作中、フリッカ・フィルタは、先に生成したフィルタ済みの線、非インタレース
画像の先に取り込んだ線(オリジナルのピクセル・データ要素)、非インタレー
ス画像の現在の線を使用して、新しいフィルタ済みの線を生成する。フリッカ・
フィルタは、バッファを使用して、先に取り込んだ線及び先に生成したフィルタ
済みの線を保存する。フリッカのフィルタリングにより、急激な切り替えは減少
するか或いはフィルタ済み画像から大幅に排除される。その結果、フリッカは最
終的な表示から大幅に排除される。
【0016】 本発明では、フィルタ済みの線の交互の線はバッファから取り込まれる。交互
の線は、テレビジョン・システムのインタレース・ディスプレイ・ユニットで表
示するのに適したインタレース画像を形成する。
【0017】 本発明の実施形態においては、データの線2本を保存するのに十分なメモリを
有するバッファを選択している。2本の線は、先行するオリジナル走査線及び先
に生成されたフィルタ済みの線を保存するのに使用される。保存された線はイン
タレース画像を生成するために取り込まれる。
【0018】 したがって、本発明では、ネットワーク・アプリケーション・データを表すピ
クセル・データをフィルタすることで、テレビジョン・システムのインタレース
・ディスプレイ・ユニットにおけるネットワーク・アプリケーション・データの
表示からフリッカを排除する(又は減少させる)。
【0019】 本発明では、画像をインタレース・フォーマットで供給することで、インタレ
ース・ディスプレイ・ユニットでのネットワーク・アプリケーション・データの
表示を可能にする。
【0020】 本発明は、共通バッファを使用してフィルタ機能及びインタレース機能の両方
を実現することにより、テレビジョン・システムの全体的なコストを減らす。
【0021】 本発明は、2本の線のピクセル・データ要素を保存するのに十分なメモリを有
するバッファを使用することで実現するフィルタ機能及びインタレース機能を可
能にすることで、コストをさらに減らし得る。
【0022】 本発明のその他の機能と利点や、発明のさまざまな実施形態の構造と動作につ
いて、関連する図を参照して以下で詳しく説明する。これらの図において、通常
、同じ参照番号は、同等の機能や同等の構造を有する同一の要素を指す。要素が
最初に記載された図は、対応する参照番号の左端の数字によって示す。
【0023】 以下、本発明を、関連する図を参照して説明する。
【0024】
【発明の大要と解説】
本発明は、ネットワーク・アプリケーション・データ(ワールド・ワイド・ウ
ェッブなどの外部データから入力したデータ)を表す画像に含まれる急激な切り
替えを平滑化するフリッカ・フィルタに関するものである。画像の平滑化は、非
インタレース画像の近隣の線をフィルタすることで行う。ネットワーク・アプリ
ケーション・データ(メモリに保存)にアクセスする回数を最小限にするために
、フリッカ・フィルタは内部メモリを有する。このメモリは、近隣の線のピクセ
ル・データ要素及び近隣にあるいくつかの線の加重平均を表すフィルタ済みデー
タを保存するのに使用される。
【0025】 画像を表すデータは、非インタレース画像の近隣の線を使用してフィルタする
ため、最終的な画像からは急激な切り替えが除去される。その結果、フリッカが
大幅に排除される。
【0026】 加えて、本発明では、ハードウェアの条件を大幅に追加することなく、ネット
ワーク・アプリケーション・データのインタレース画像を供給することができる
。具体的には、メモリからのフィルタ済みデータの取り込みを革新的な方法で行
い、取り込んだデータがインタレース画像を表すようにする。したがって、コス
ト効率に優れた方法で、ネットワーク・アプリケーション・データをインタレー
ス・ディスプレイ・ユニットに表示することができる。
【0027】 本発明は、実施例環境を用いることで理解できる。したがって、本発明につい
て、実施例環境を参照して、以下で説明する。
【0028】
【実施例環境】
広義において、本発明はインタレース・ディスプレイ・ユニットを有する任意
のテレビジョン・システムで実施することができる。ここでは例証のために、ア
ナログ(CRTなどを使用した)技術を使ったテレビジョン・システムで本発明
を実施した場合について説明する。しかし、関連する分野の技能を有する者にと
って、本発明の範囲と趣旨から外れることなく、デジタル技術(インタレース・
フォーマットをサポートするHDTV)を使って本発明を実施する方法は、本願
の説明を読むことで明白となる。
【0029】 図1は、本発明を実施可能なテレビジョン・システム(TV)100の例を示
したブロック図である。ここでは、本発明に関連するテレビジョン・システム1
00の動作、構造、使用法を説明する。しかし、テレビジョン・システム100
の一つ以上の実施形態は、関連出願1及び関連出願2において、さらに詳しく説
明されており、これらは参考文献として、すべてここに組み込んでいる。
【0030】 テレビジョン・システム100を構成するのは、同期抽出器120、カラー・
デコーダ130、回線多重化装置140、ディスプレイ・インタフェース145
、ディスプレイ画面150、周辺機器インタフェース160、オン・スクリーン
・ディスプレイ(OSD)コントローラ170、デジタル・アナログ・コンバー
タ(DAC)175、メモリ・コントローラ185、メモリ・モジュール180
、マイクロ・コントローラ190である。マイクロ・コントローラ190は、制
御信号とクロッキング信号を発信し、テレビジョン・システム100を構成する
残りのコンポーネントの動作を調整し、制御する。分かりやすくするために、図
1では、マイクロ・コントローラ190の接続の一部のみを示している。TV1
00の各コンポーネントについては、以下で詳しく説明する。
【0031】 ネットワーク・インタフェース110は外部ソースからネットワーク・アプリ
ケーション・データを入力する。ネットワーク・インタフェース110には、電
話モデム、ケーブル・モデム、その他、外部ソースとの動作を目的とする任意の
インタフェースが含まれる。外部ソースには、例えば、通信プロトコルを使用し
たダイヤルアップ接続(ポイント・トゥ・ポイント)やネットワーク接続が含ま
れる。ネットワーク・インタフェース110は、単一のブロックとして示してい
るが、個々のテレビジョン・システムの条件によって、2つ以上のユニットを含
むことが可能だと考えられる。
【0032】 ネットワーク・インタフェース110は、ウェッブのブラウジングや電子メー
ルなどにより、既知の方法で、ネットワーク・アプリケーションに対応するデー
タを入力する。このデータは、ASCII、HTML、VRMLなど、電気信号
にコード化された既知のフォーマットの一つで入力できる。ネットワーク・イン
タフェース110は、ネットワーク・アプリケーション・データを表す信号を、
OSDコントローラ170に送る。
【0033】 OSDコントローラ170は、ネットワーク・インタフェース110からネッ
トワーク・アプリケーション・データを入力し、メモリ・コントローラ185と
インタフェースを行って、この入力したデータをメモリ・モジュール180に保
存する。メモリ・モジュール180は、TV100の特定の条件に適した一つ以
上の物理メモリ・ユニットを含むことができる。メモリ・コントローラ185は
OSDコントローラ170とインタフェースして、OSDコントローラ170に
よるメモリ・モジュール180でのデータの保存や取り込みを可能にする。メモ
リ・コントローラ185の実施形態は、メモリ・モジュール180に使用する特
定の技術の選択によって変化し、メモリ・ストレージ・ユニットの一部とするこ
とができる。メモリ・コントローラ185の実施形態の機能は、関連出願4にお
いて、その一部が説明されている。
【0034】 OSDコントローラ180は、ネットワーク・アプリケーション・データを、
メモリ・モジュール180での保存や取り込みに適した状態に変換する。保存ス
キームには、ネットワーク・アプリケーション・データを表示するエリアを表す
ための決まりを含めることができる。実施形態の一つにおいて、OSDコントロ
ーラ180は、以下で詳しく説明する図3A及び3Bに関して示すように、RG
Bフォーマットにコード化した「ビット・マップ」としてメモリ・モジュール1
80に保存する。
【0035】 OSDコントローラ170は、他の表示実体も保存するように構成できる。こ
うした表示実体は、テレビジョン・システム100の機能を追加し、使用を用意
にすることができる。しかし、こうした他の表示実体については、本発明の理解
には関係しないため、ここでは説明しない。本発明を説明する目的から、OSD
コントローラ170はメモリ・モジュール180のネットワーク・アプリケーシ
ョン・データのみを保存すると仮定する。メモリ・モジュールに保存することが
可能な他の表示実体に関する詳細と、その使用方法については、関連出願1が参
照となる。
【0036】 さらに、OSDコントローラ180は、非インタレース・フォーマットのネッ
トワーク・アプリケーション・データ画像のピクセル要素をメモリ・コントロー
ラ185から入力するが、インタレース・フォーマットの画像に対応するピクセ
ル要素を供給する。この変換は、テレビ信号表示とネットワーク・アプリケーシ
ョン・データ表示との間のオーバーレイ処理を簡略化する。加えて、OSDコン
トローラ180は、ピクセル・データ要素をフィルタして、ネットワーク・アプ
リケーション・データ画像を平滑化する。平滑化した(急激な切り替えのない)
画像を表すピクセル・データ要素は、インタレース・フォーマットで供給される
。実施形態において、こうしたフィルタ及びインタレースを実行する方法につい
ては、以下で詳しく説明する。
【0037】 デジタル・アナログ・コンバータ(DAC)175は、平滑化した画像を表す
ピクセル・データ要素をOSDコントローラ170から入力し、このピクセル・
データ要素からアナログ・ディスプレイ信号をライン174で生成する。ライン
141がネットワーク・アプリケーション・データの表示を示すとき、通常、各
ピクセル・データ要素はディスプレイ画面150のポイントの色を表す。
【0038】 同期抽出器120及びカラー・デコーダ130は、ケーブル・サービス・プロ
バイダ、テレビ(リレー)局、デジタル・ビデオ・ディスク・プレーヤなどのソ
ースから、テレビ信号を入力する。このテレビ信号は、例えばNTSC合成ビデ
オ・フォーマットなど、既知のフォーマットで入力するのが普通である。しかし
、テレビ信号は他の任意の信号にすることが可能で、これにはインタレース・デ
ィスプレイ信号や対応する同期信号が含まれる。デコーダ130は、テレビ信号
にコード化されたインタレース・ディスプレイ信号を抽出し、このディスプレイ
信号をディスプレイ信号ライン134で回線多重化装置140に供給する。
【0039】 同期抽出器120は、テレビ信号に既知の形で存在する同期信号を抽出(発信
)する。この同期信号はマイクロ・コントローラ190及びOSDコントローラ
170に供給され、ネットワーク・アプリケーション・データ・フローとテレビ
信号の入力を一致させる。実施形態の一つ(関連出願2において説明)において
、OSDコントローラ170を駆動するクロック信号は、同期信号にジェンロッ
クされている。
【0040】 回線多重化装置140は、インタレース・テレビ信号及びアナログ・ディスプ
レイ信号を、それぞれライン134及び174で入力として入力し、選択ライン
141の制御によって、2種類の入力の一つをディスプレイ・パネル・インタフ
ェース145へ選択的に転送する。実施形態の一つにおいて、選択ラインはOS
Dコントローラ170が制御する。ライン134及び174で入力する2種類の
信号はディスプレイ画面の同じポイントに対応しているため、この選択はポイン
トごとに実行される。この選択によってオーバレイが発生する。したがって、テ
レビ信号表示及びネットワーク・アプリケーション・データ表示は、統合された
表示がディスプレイ画面150に供給される前にオーバレイされる。この説明か
ら、回線多重化装置140がOSDコントローラ170と共に選択回路を形成し
、テレビ100で表示される表示実体をオーバレイすることは明白である。実施
形態の一つにおいて、選択ライン141はOSDコントローラ170が制御し、
回線多重化装置のそれぞれの入力はディスプレイ画面150の単一のピクセルに
対応している。
【0041】 回線多重化装置140は選択ライン141と共に、テレビ信号及びライン14
で入力したピクセル・データの間で選択動作をする。ここではRGBデータを参
照して、テレビ信号及びネットワーク・アプリケーション・データの処理を説明
しているが、本発明の範囲と趣旨から外れることなく、他のデータ・フォーマッ
トを使用して、本発明を実施することも可能であると理解できる。
【0042】 上の説明において、回線多重化装置140及びDAC145は選択回路として
動作している。この選択回路は、回線多重化装置140への入力がアナログ信号
の形であるという意味において、アナログ領域で動作している。しかし、本発明
の範囲と趣旨から外れることなく、デジタル領域で選択を実行することも可能で
あると理解できる。こうしたデジタル動作については、関連出願1の中で説明し
ている。
【0043】 ディスプレイ・インタフェース145は、回線多重化装置140からディスプ
レイ信号を入力し、ディスプレイ画面150での表示に必要な任意の信号インタ
フェースに供給する。ディスプレイ画面150が、CRT画面として実施されて
いる場合、ディスプレイ・インタフェース145は、通常CRT回路に伴う走査
回路を制御する電気信号を発信する。ディスプレイ・インタフェース145の構
成と実施形態は、ディスプレイ画面150に選択した特定の技術に応じて変化す
る。ディスプレイ・インタフェース145の実施形態は、この分野の技術を有す
る者にとって明白である。本発明は、デジタル・テレビジョン・システム(HD
TVなど)、フラット・パネルTV、DMD(デジタル・ミラー・ディスプレイ) に基づくプロジェクションTVなどの技術を用いて実施できると考えられる。
【0044】 マイクロ・コントローラ190は、これらの同期信号をライン129で入力し
、同期信号に基づいて、残りのコンポーネントの構成を行う。例えば、マイクロ
・コントローラ190は、入力したネットワーク・アプリケーション・データに
対応するビット・マップの作成を実行させる。加えて、マイクロ・コントローラ
190は、ライン134で入力したピクセル・データ要素(テレビ信号のもの)
及びライン178で入力したピクセル・データ要素(メモリ・モジュール180
に保存される表示実体のオーバレイ済み画像)を、確実にディスプレイ画面15
0上の同じポイント/ピクセルに対応させる。
【0045】 周辺機器インタフェース160は一つ以上の周辺機器のインタフェースを含む
ことができる。実施形態の一つにおいては、押しボタンや赤外線リモートのイン
タフェースが提供される。押しボタンは従来型のテレビに見られるもので、通常
はテレビのオン/オフや、音量調整などの機能に使用される。赤外線リモート・
インタフェースは、リモート・コントロール装置と共に動作し、テレビの調整(
選局、音質調整、リモート操作など)やネットワーク・アプリケーションの起動
など、いくつかの機能に使用できる。ASCIIデータの入力を容易にするキー
ボードなどの装置も、赤外線インタフェースを使用してインタフェースできる。
こうしたインタフェースの実施形態については、関連する技術を有する者にとっ
て明白である。
【0046】 つまり、実施形態の一つにおいて、本発明のOSDコントローラ170は、メ
モリ・モジュール180から非インタレース・フォーマットのネットワーク・ア
プリケーション・データを入力し、入力したデータをフィルタして、このアプリ
ケーション・データが表す画像を平滑化し、平滑化した画像を表すデータをイン
タレース・フォーマットで供給する。このデータはアナログ・ディスプレイ信号
に変換される。回線多重化装置140は、ネットワーク・アプリケーション・デ
ータのアナログ・ディスプレイ信号又はテレビ・ディスプレイ信号のいずれかを
、ディスプレイ画面のポイントごとに選択する。選択された信号は対応するポイ
ントで表示される。
【0047】
【実施形態の例におけるメモリ・モジュールでの保存】
実施形態の例において、ネットワーク・アプリケーション・データは、ディス
プレイ画面150で求められる表示にしたがって、メモリ・モジュール180で
保存される。通常、ディスプレイ画面150上でネットワーク・アプリケーショ
ン・データを表示する部分とテレビ信号を表示する部分は、ユーザが指定する。
マイクロ・コントローラ190は、ユーザの指定に対応して、メモリ・モジュー
ルでネットワーク・アプリケーション・データを保存する命令を出す。データは
、この命令にしたがって、メモリ・モジュールで保管される。OSDコントロー
ラ170は、このデータを入力し、ユーザが指定したエリアで表示を行うように
構成されている。図3Aは、図3Bに示す希望する表示に対応して保存されるデ
ータ・フォーマットを表している。このデータ・フォーマットを使用するOSD
コントローラ170の構造及び動作については、図4を参照してして説明する。
【0048】 図3Bにおいて、ネットワーク・アプリケーション・データ表示360は、デ
ィスプレイ画面150の一部に表示されている。ユーザが指定すれば、ネットワ
ーク・アプリケーション・データ表示360はディスプレイ画面150の表面全
体を占めることもできる。ネットワーク・アプリケーション・データ表示360
がディスプレイ画面150の表面全体を占めていない場合、テレビ信号表示35
0がネットワーク・アプリケーション・データ表示360の外側のエリアを占め
ることになる。図3Bに示す表示は例にすぎない。テレビ信号表示及びネットワ
ーク・データ・アプリケーションは、例えばユーザの指定に応じて、さまざまな
形で組み合わせることが可能である。いくつかの可能な表示の組み合わせ方につ
いては、関連出願1の中でさらに詳しく説明している。
【0049】 図3Bは、ポイントA、B、C、Dを含んでおり、これらは図3Aとの組み合
わせにおいて、メモリ・モジュール180内でネットワーク・アプリケーション
・データを表す決まりの一つを表している。保存されたデータは、どのネットワ
ーク・アプリケーション・データ表示をテレビ信号表示と組み合わせるかを定義
する。図3Aにおいて、メモリ・モジュール180はビット・マップを保存して
おり、それぞれのビット位置はディスプレイ画面150のポイントに対応してい
る。ビット・マップは表面として保存することができ、各ビットは座標位置を有
する。テレビ信号の各フレームも表面として見ることができ、表面の相対的に同
等の位置に関して同じ座標位置を有する。したがって、ディスプレイ画面150
の左上の角にはXY座標(0、0)が表示されている。
【0050】 ディスプレイ・メモリに保存される各ビット/ポイント/ピクセルは、一般に
、ディスプレイ信号が発生することを表す値を有することができる。実施形態の
一つにおいて、ディスプレイの各ポイントはペレット化された1ピクセル当たり
8ビットのフォーマットで表されている。つまり、この8ビットは後で色にマッ
プされる(図1のOSDコントローラ170で行うのが望ましい)。
【0051】 同じく図3A及び3Bにおいて、メモリ180に保存されるポイント値A、B
、C、Dは、図3BのポイントA、B、C、Dに対応している。メモリ180に
保存されるそれぞれの値(ピクセル・データ要素)は、対応するポイントが表示
される際の色を表す値に設定されている。しかし、対応するポイントでテレビ信
号が表示される場合、この値は透過色と呼ばれる特別な値に設定される。したが
って、図3BのポイントC及びD(テレビ信号が表示される)に対応する値は、
透過色に設定される。これらの値は、ユーザがネットワーク・アプリケーション
・データの表示を希望するエリアにしたがって設定することができる。
【0052】 OSDコントローラ170の実施形態が上記の決まりを使用してネットワーク
・アプリケーション・データ表示とテレビ信号表示とを組み合わせる方法につい
ては、以下の説明と関連出願1で詳しく述べている。本発明の実施形態において
、OSDコントローラ170がフィルタ済みインタレース表示を生成する方法に
ついては、以下で説明する。
【0053】
【OSDコントローラの実施形態の例】
図4は、OSDコントローラ170の実施形態の例を表すブロック図であり、
これを構成するのは、メモリ・インタフェース410、透過レジスタ460、ネ
ットワーク・アプリケーション・データ・パス450、ブランク信号発生器47
0、フリッカ・フィルタ480、インタレーサ490、タイミング発生器499
である。メモリ・モジュール180に他の表示実体が含まれる場合は、こうした
他の表示実体を処理するコンポーネントをOSDコントローラ170に含めるこ
とができる。こうした表示実体を処理する実施形態の例については、関連出願1
で説明している。
【0054】 メモリ・インタフェース410は、メモリ・コントローラ185と対話処理を
行うための電気的その他のプロトコルを持ち、ピクセル・データ要素をデータ・
パス450に供給する構成になっている。メモリ・インタフェース410の出力
はネットワーク・アプリケーション・データ・パス450の入力と結合している
。ブランク発生器470及びフリッカ・フィルタ480は、ネットワーク・アプ
リケーション・データ・パス450の出力と結合している。ブランク発生器47
0は透過色レジスタ460と結合している。インタレーサ490はフリッカ・フ
ィルタ480の出力と結合している。タイミング発生器499は、OSDコント
ローラ170の他のあらゆるコンポーネントと結合しているが、分かりやすくす
るために接続の一部のみを示している。
【0055】 OSDコントローラ170のコンポーネントの動作は、コンポーネントが動作
するスピードを広く知ることで理解できる。大まかに言って、ネットワーク・ア
プリケーション・データ・パス450とフリッカ・フィルタ480は、高速で動
作するようにクロックし、非インタレース画像を表すあらゆるピクセル・データ
要素を生成する。インタレーサ490はピクセル・データ要素を高速で入力する
が、インタレース画像を表すピクセル・データ要素の小さなセットを出力として
供給する。つまり、テレビ信号の1フレームの間にすべての奇数線を表すピクセ
ル・データ要素を供給し、隣接するフレームの間にすべての偶数線を表すピクセ
ル・データ要素を供給する。そのため、ネットワーク・アプリケーション・デー
タ・パス450、フリッカ・フィルタ480、インタレーサ490との接続には
高速クロック信号の2VCLKが表示されており、低速クロックの1VCLKは
インタレーサ490との接続のみに表示されている。
【0056】 次にOSDコントローラ170の個々のコンポーネントについて、詳しく説明
する。
【0057】 データはネットワーク・アプリケーション・データ・パス450が入力し、こ
れは通常、マイクロ・コントローラ190からメモリ・コントローラ185への
命令を受けて行われる。この命令には、メモリ・モジュール180におけるデー
タの保存や取り込みの動作が含まれる。メモリ・コントローラ190は、この命
令を実行した結果取り込んだデータによって定義されるプログラムを実行するこ
とができる。取り込んだ命令の一部により、データはデータ・パス450に転送
され、転送されたデータが個々のデータ・パス450に保存されるパレット・デ
ータに対応する場合もある。パレット・データは他のROM(表示なし)に保存
することもできる。
【0058】 保存命令によりデータはメモリ・モジュール180に保存される。こうしたデ
ータは通常、対応する方面を修正(定義)するために保存される。例えば、テレ
ビジョン100が外部ソースから新たなネットワーク・データを入力した場合、
入力したデータはメモリ・モジュール180に保存される。これはビット・マッ
プとして保存するの望ましい。図4を参照してメモリ・インタフェース410の
説明を続けると、メモリ・インタフェース410は、ネットワーク・アプリケー
ション・データ・パス450から命令を入力すると、ピクセル・データ要素を取
り込む。取り込んだ各ピクセル・データ要素は、ディスプレイ画面150の特定
のピクセル位置に対応している。
【0059】 ネットワーク・アプリケーション・データ・パス450は、メモリ・インタフ
ェース410からの各ワードにおいて、複数のピクセル・データ要素を入力する
。次にネットワーク・アプリケーション・データ・パス450はシリアライズな
どのステップを実行し、入力したワードから各ピクセル・データ要素を抽出する
。例えば、ネットワーク・アプリケーション・データが8bppフォーマットで
コード化されており、入力した各ワードが16ビットのピクセル・データを含ん
でいる場合、ネットワーク・アプリケーション・データ・パス440は16ビッ
トを2つのピクセル・データ要素にシリアライズする。
【0060】 ネットワーク・アプリケーション・データ・パス440はさらに、8ビットの
ピクセル・データを既知の方法によってビット数の多いカラー・データに変換す
るためのパレット表を含むことができる。例えば、各ピクセル・データ要素を5
:6:5又は6:6:6のRGBデータにマップすることができる。また、マイ
クロ・コントローラ190からの命令を受けて、適切なデータによって、パレッ
ト表を(未表示の外部ROMから)ロードすることもできる。
【0061】 ネットワーク・アプリケーション・データ・パス440は、2VCLK及びN
ICDE(非インタレース合成表示可動)の2種類のクロック信号を使って動作
することが表示されている。2VCLK信号は、インタレーサ490の接続に表
示されている1VCLKの2倍の周波数で動作することを示している。2VCL
Kは、速いスピード(周波数)で、ネットワーク・アプリケーション・データ・
パス440に非インタレース・フォーマットの画像を表すピクセル・データ要素
での動作を実行させる。NICDE信号は、ネットワーク・アプリケーション・
データ・パス440がパイプラインを開始し、ピクセル・データ要素の処理を継
続する正確な時間を示す。ピクセル・データ要素は、こうした処理の結果、イン
タレーサ490に供給される。ネットワーク・アプリケーション・データ・パス
440のこうした動作により、インタレーサ490への十分なデータ・フローが
生じる。
【0062】 ブランク信号発生器470はブランク信号を発信する。実施形態の一つにおい
て、ブランク信号発生器470はコンパレータを含んでおり、これはネットワー
ク・アプリケーション・データ・パス450の出力をプログラム可能レジスタ4
60に保存される透過色と比較する。コンパレータの出力は、ライン141で回
線多重化装置140に供給される。したがって、コンパレータへの2つの入力値
が等しいことが検知された場合、ブランク信号が表出し、その結果、回線多重化
装置140はOSDコントローラがライン174で供給するデータを選択する。
これ以外の場合には、回線多重化装置140はエンコーダ130から入力したテ
レビ信号データを選択する。
【0063】 実施形態の一つにおいて、ブランク信号発生器470はブランク信号をバス4
78でフリッカ・フィルタ480に供給する。続いて、フリッカ・フィルタ48
0は、データ・パス450から入力したピクセル・データと相関する信号を表す
データ・ビットの保存や転送を行う。こうした相関関係により、OSDコントロ
ーラ170は、別のパスで入力したテレビ信号の対応部分(ポイント)を適切に
処理することが可能になる。別の実施形態においては、ブランク信号を選択回路
に直接供給することができる。
【0064】 フリッカ・フィルタ480は、いくつかの方法の一つによって、入力したピク
セル・データ要素をフィルタできる。入力したピクセル・データ要素を「オリジ
ナル・ピクセル・データ要素」と呼び、フィルタ動作によって生じたピクセル・
データ要素を「フィルタ済みピクセル・データ要素」と呼ぶものとする。フィル
タリングには一般に、後に表示される画像を平滑化する効果がある。画像の平滑
化の結果、ディスプレイ画面150上のネットワーク・アプリケーション・デー
タにおいて、フリッカを減らすことができる。以下で詳しく説明する実施形態の
一つにおいて、フリッカ・フィルタ480にはデータの2つ以上の線を保存する
バッファが含まれる。しかし、関連する分野の技術を有する者がこの説明を読む
ことで明らかになるように、さまざまな数のラインを保存し、フィルタ時に使用
することが可能である。
【0065】 フィルタリングは先行する線や後続の線と比較して実行される。一般に、バッ
ファに保存される(近隣の線に対応する)データには、急激な切り替えを取り除
く(減らす)処理が施される。例えば、ピクセル・データ要素は近隣のピクセル
・データ要素に補間され、ピクセル・データ要素(フィルタ済みピクセル・デー
タ要素)が生じる。このフィルタ済みピクセル・データ要素は、以下に説明する
ように、ディスプレイ信号の生成に利用される。さらに、フリッカ・フィルタ4
80も、2VCLK信号を使用して動作し、非インタレース画像に存在する多数
のピクセル・データ要素を処理できる。ここで、新たなピクセル・データ値はフ
リッカ・フィルタ480の動作によって発生するのが普通である。したがって、
ブランク信号は、フリッカ・フィルタ480がピクセル・データ要素を処理する
前に発生する。
【0066】 インタレーサ490は非インタレース画像を表すピクセル・データ要素をフリ
ッカ・フィルタ480から入力し、出力としてインタレース画像を表す交互の線
を供給する。一般に、奇数線と偶数線を交互に供給することができる。こうした
線の各セットはインタレース・フレームと呼ばれる。ディスプレイ画面150は
インタレース画像を表示する構成になっているため、こうした変換が実行される
。フリッカ・フィルタ480のアーキテクチャに統合されたインタレーサ490
の実施形態については、以下で説明する。
【0067】 インタレーサ490の動作はタイミング信号発生器499で制御できる。具体
的には、図4において、タイミング信号発生器499からインタレーサ490の
間に、ICDE(インタレース合成表示可動)、2VCLK、1VCLK信号が
表示されている。2VCLK信号は、1VCLK信号の2倍の周波数で発信され
る。2VCLK信号によって、インタレーサ490は非インタレース・フォーマ
ットの画像を表すピクセル・データ要素を入力することができる。1VCLK信
号によって、インタレーサ490はインタレース・フォーマットの同じ画像を表
すピクセル・データ要素を生成することができる。ICDEは、回線多重化装置
140で入力したテレビ信号部分が表すポイントに対応する各ピクセル・データ
要素をインタレーサ490が生成するように、タイミングを調整されている。前
述のように、回線多重化装置140は2種類の信号のいずれかを選択でき、これ
によってテレビ信号画像とネットワーク・アプリケーション・データ画像との組
み合わせが生じる。インタレーサ490のいくつかの実施形態は、この分野の技
術を有する者が、この説明を読むことで明白になる。
【0068】 インタレーサ490の出力は、ライン174で回線多重化装置140の入力と
して供給される。上記の説明から明らかなように、インタレーサ490の出力は
インタレース・フォーマットのネットワーク・アプリケーション・データ画像を
表す。加えて、データ・パス回線多重化装置460が発信したブランク信号も、
信号ライン141で供給される。ブランク信号の値の一つにより、回線多重化装
置140はエンコーダ130から入力したテレビ信号ピクセル・データ要素を選
択し、ブランク信号の別の値により、回線多重化装置140はインタレーサ49
0から入力したピクセル・データ要素を選択する。したがって、ブランク信号は
、テレビ信号画像及びネットワーク・アプリケーション・データ画像のどちらを
表示するかをピクセルごとに決定する。
【0069】 タイミング信号発生器499は、クロック信号及び制御信号をOSDコントロ
ーラ170のさまざまなコンポーネントへ発信する。タイミング信号発生器49
9は、テレビ信号からHSYNC及びVSYNC信号を入力として入力し、ここ
で説明する1VCLK信号及び表示可動信号を発信する。1VCLK信号及び表
示可動信号は、テレビ信号の同期信号と「ジェンロック」している。ジェンロッ
クとは、ある信号と別の信号が同期していることを意味する。一般に、1VCL
K及び表示可動信号が、正確にHSYNC及びVSYNC信号にロックされてい
ることが重要である。正確にロックされていなければ、ネットワーク・データ表
示が、テレビ信号表示に対して、動いているように見える可能性がある。こうし
た動き(ジッタと呼ばれる)は人間の眼にとってストレスであり、望ましくない
。信号がジェンロックされていれば、ジッタを最小限に抑える(又は排除する)
ことが可能である。こうしたジェンロックを達成するための実施形態については
、関連出願2の中で説明している。
【0070】 つまり、タイミング信号発生器499は、入力したテレビ信号に存在する同期
信号とジェンロックするタイミング信号を発信する。この信号は、ネットワーク
・アプリケーション・データを非インタレース・モードで生成するのに使用され
る。このデータは入力された後、フィルタされ、ネットワーク・アプリケーショ
ン・データ画像の平滑化(急激な切り替えの排除)が行われる。その後、平滑化
された画像に対応するデータは、インタレース・テレビ信号を表示するディスプ
レイに適したインタレース・フォーマットで供給される。
【0071】 したがって、OSDコントローラ170は、ネットワーク・アプリケーション
・データのフィルタ済みインタレース画像を表す信号を生成する。主に、フリッ
カ・フィルタ480及びインタレーサ490の動作により、こうした信号が生成
される。フリッカ・フィルタ480及びインタレーサ490は、異なる回路とし
て実施できる。別の方法としては、以下に説明するように、本発明にしたがって
、これらを一つの回路として統合することができる。
【0072】
【インタレーサの実施形態の例】
図5は、本発明の実施形態の例におけるインタレーサ490のブロック図であ
る。インタレーサ490を構成するのは、多重分離装置510、アービタ520
、書き込みバッファ530、書き込みバッファ制御540、線バッファ550,
読み出しバッファ560、読み出しバッファ制御570、多重分離装置580、
トライステート・バッファ590である。以下で説明するように、インタレーサ
490は、非インタレース画像を表すフィルタ済みピクセル・データ要素を(フ
リッカ・フィルタ480から)入力し、非インタレース画像を表すピクセル・デ
ータ要素を生成する。
【0073】 実施形態の一つにおいて、線バッファ550は、ピクセル・データ要素の水平
線2本を保存するのに十分な容量を有するランダム・アクセス・メモリとして実
施する。線バッファ550のワード幅(各ワードのビット数)は、2つのピクセ
ル・データ要素のデータを保存するよう選択できる。以下の説明から明らかにな
るように、こうしたメモリ・サイズとワード幅により、データをインタレーサ4
90から望ましい速度で送ると同時に、線バッファ550における読み出しと書
き込みの競合を効果的に解消できる。インタレーサ409の残りのロジックは、
線バッファ550との動作のために実施する。
【0074】 インタレーサ490の出力速度は、インタレース出力を供給しているとき、入
力速度の半分しかないため、読み出し動作の発生頻度は書き込み動作の半分であ
る。したがって、書き込みバッファ制御540及び読み出しバッファ制御570
は、それぞれ2VCLK信号及び1VCLK信号と結合している。実施形態の一
つにおいて、2VCLK及び1VCLKは、それぞれ25MHZ及び12.5M
HZの周波数で動作する。
【0075】 加えて、NICDE(非インタレース合成表示可動)は、非インタレース画像
を表す有効なピクセル・データ要素を入力する際のクロック周期に関する表示を
供給する。したがって、以下でさらに詳しく説明するように、書き込みバッファ
制御540は、書き込みバッファ530が多重分離装置510からデータを入力
するのを可能にする信号をライン543で発信する。書き込みバッファ制御54
0は、ライン524で書き込み要求をアービタ520へ送り、これが線バッファ
550に対して、読み出し動作との競合がないことを確認する。
【0076】 線バッファ550への書き込み動作に関して、書き込みバッファ530は2つ
の部分531及び532を含んでいる。保存された後、2つのピクセル・データ
要素は線バッファ550に転送される。別の実施形態においては、データは5つ
のピクセル・データ要素を単位として、線バッファ550で保存及び取り込みが
行われる。したがって、書き込みバッファ530(及び読み出しバッファ560
)は5つの部分を含むことができる。多重分離装置510は、書き込みバッファ
制御540によって表出する回線多重装置選択ライン541の制御の下、フリッ
カ・フィルタ480から入力したピクセル・データ要素を2つの部分531及び
532に多重化する動作を行う。書き込みバッファ制御540は、制御信号を書
き込みバッファ530及び多重分離装置510に発信し、個々の動作の調整及び
制御を行う。さらに書き込みバッファ制御540は、データを線バッファ550
から読み出すときに、トライステート・バッファ590を高インピーダンス状態
にする。
【0077】 読み出し動作に関して、読み出しバッファ560は2つの部分561及び56
2を含むことができ、それぞれがピクセル・データ要素を保存する。書き込みバ
ッファ530において、線のピクセル・データ要素が最初に2つ利用できるよう
になると、この2つのピクセル・データ要素は読み出しバッファ560に直接転
送される。これは、読み出しバッファ560を前もって充填し、最初の2つのデ
ータ・ピクセルを表示するのに備えるために行われる。その後のピクセルについ
ては、線バッファ550から読み出しバッファに転送される。読み出しバッファ
制御570は、制御信号を発信し、読み出し動作の調整及び制御を行う。
【0078】 読み出しバッファ制御570が発信した信号は、部分561及び562に保存
されるピクセル・データ要素をシリアライズするための動作も行う。つまり、読
み出しバッファ制御570は、適切な値を信号ラインで発信し、読み出しバッフ
ァ560に保存される2つのピクセル・データ要素の一つを出力としてライン1
74で供給する。信号ライン578は、走査順序が早いピクセル・データ要素が
先に選択されるように表出する。
【0079】 アービタ520は、読み出し要求と書き込み要求の調停を行う。こうした調停
は競合状態を避けるために必要となる可能性があり、線バッファ550を単一ポ
ートRAMとして実施する場合にも必要となる可能性がある。一般に、競合があ
る場合、インタレース・モードでのデータ供給の際に読み出し処理は低周波数と
なるため、アービタ520は書き込み要求に高い優先度を与えることができる。
したがって、競合状態において、読み出し動作は直後のクロック周期中に行うこ
とができる。読み出しバッファ570に2つの部分を有することで、飢餓状態が
回避できる。つまり、表示を生成するのに望ましい速度で継続的にデータが供給
される。
【0080】 個々のコンポーネントの動作は、タイミング信号発生器499からの信号によ
って、制御、調整(同期)される。実施形態の例におけるタイミング信号の関係
は、以下のタイミング図を参照してして説明する。
【0081】
【タイミング図】
図6A及び6Bは、本発明の実施形態における動作フローを制御する様々な信
号のタイミングの関係を表している。具体的には、図6A及び6Bは、それぞれ
水平タイミング及び垂直タイミングの関係を表している。それぞれの図の信号に
ついて、以下で説明する。
【0082】 図6Aにおいて、HSYNC信号は、受信した合成テレビ信号から抽出した水
平同期信号を指す。SYNC−PULSEは既知の方法で発信し、1VCLK及
び2VCLKを含む信号をHSYNCのトレーリング・エッジにジェンロックす
るのに使用する。IHDE(インタレース水平表示可動)信号は、テレビ・ディ
スプレイ画面150の各水平線を表示するタイミングを制御する。NIHDE(
非インタレース水平表示可動)信号は、水平線における各ピクセル・データ要素
のフローのタイミングを制御する。水平表示可動信号は、通常、有効なデータが
後の処理のために存在する時間を示す。IHDEがスタートするとき、すでにイ
ンタレース・バッファに十分なデータが存在するように、NIHDE信号は十分
なVCLKクロック周期分、IHDEに先行する必要がある。HSYNCにジェ
ンロックされたVCLKは、両方の波形をジェンロックするのに使用される。
【0083】 図6Bにおいて、NICDE信号は、ネットワーク・アプリケーション・デー
タ・パス340、フリッカ・フィルタ480、インタレーサ490のデータ・フ
ローを前述のように制御する。各フレームの水平な線(1〜6)は、信号が論理
的に高位にある各時期に処理される。この水平な線には図では番号1〜6が付い
ている。ICDE信号は、奇数フレーム及び偶数フレームが処理されるとき、そ
れぞれ奇数ICDE及び偶数ICDEで表される。理解できる通り、インタレー
サ409で発生するピクセル・データ要素は、フィルタ動作のため、フリッカ・
フィルタ480へ入力として供給されるピクセル・データ要素とは異なる値を持
っている。したがって、NICDEに対応する線にはプライム・シンボル(’)
が付いておらず、対応するフィルタ済みデータにはプライム・シンボルが付いて
いる。さらにCDE信号は、ピクセル・データ要素から生成されたディスプレイ
信号が、回線多重化装置140において、テレビジョン・ディスプレイ信号部分
の対応部分に対応する時間に確実に入力されるように発信される。
【0084】 したがって、インタレーサ490は、バッファ550を使用して、インタレー
スされたものを表すピクセル・データ要素を供給するように構成することができ
る。さらに、フリッカ・フィルタ480は入力ピクセル・データ要素を供給する
。フリッカ・フィルタ480にはフィルタ動作のための内部メモリを含めること
ができる。フリッカ・フィルタ480及びインタレーサ490に異なるメモリ・
ユニットを使用すると費用が大きくなる可能性がある。したがって、本発明では
、フリッカ・フィルタ490をインタレーサ490に統合することができる。
【0085】
【本願の発明】
図2は、本発明にしたがって実行するステップを表すフローチャートである。
ステップ210において、ネットワーク・アプリケーション・データを入力する
。実施形態の一つにおいて、ネットワーク・アプリケーション・データを表すピ
クセル・データ要素はメモリに保存され、保存されたピクセル・データ要素はス
テップ210の際に取り込まれる。取り込んだピクセル・データ要素は非インタ
レース・モード(プログレッシブ・スキャン・モード)のネットワーク・アプリ
ケーション・データ画像を表す。ステップ220において、オリジナルのピクセ
ル・データ要素を使用してフィルタ動作を実行し、フィルタ済みピクセル・デー
タ要素を生成する。フィルタ済みピクセル・データ要素は非インタレース画像を
表すが、急激な切り替えを持たない。
【0086】 ステップ230において、フィルタ済みピクセル・データ要素をメモリに保存
する。ステップ240において、非インタレース画像の交互の線をメモリから取
り込む。交互の線はインタレース画像を表す。ステップ210、220、230
、240は、いくつかの方法の一つで実行でき、これは関連する技術を有する者
が本願の説明を読むことで明白になる。実施例環境においてステップ210、2
20、230、240を実行可能な方法については、以下で詳しく説明する。
【0087】 ステップ250において、インタレース画像を表すフィルタ済みピクセル・デ
ータ要素をアナログ信号に変換する。ステップ260において、テレビ信号又は
ステップ250で生成したアナログ信号のいずれかを表示のために選択する。ス
テップ250、260を実行する方法は、関連する技術を有する者が本願の説明
に基づいて明確に理解できる。
【0088】 したがって、フィルタ動作及びインタレース動作の両方に単一のメモリを使用
することができる。いくつかの実施形態は、関連する技術を有する者が本願の説
明を読むことで明白になる。アーキテクチャの例と、このアーキテクチャに基づ
く実施形態について以下で説明する。分かりやすくするため、フリッカ・フィル
タ480のアーキテクチャについて先に説明する。単一のメモリを使用するため
に、フリッカ・フィルタ480をインタレーサに統合する方法は、タイミング図
を参照して説明する。
【0089】
【フリッカ・フィルタ480】 図7は、本発明の実施形態の一つにおけるフリッカ・フィルタ480のアーキ
テクチャを表すブロック図である。以下の説明で明らかになるように、インタレ
ーサ490を同じ回路に統合するために、同じアーキテクチャ及び動作を拡張で
きる。大まかに言って、実施形態の一つにおいて、フリッカ・フィルタ480は
、無限インパルス応答(IIR)フィルタを使用して実施する。実施形態では、
任意の時点において、保存する必要があるのはデータの水平線2本のみであるた
め、フリッカ・フィルタ480は小さなメモリを使用して実施できる。したがっ
て、バッファ720はネットワーク・アプリケーション・データの水平線2本を
保存するのに十分なメモリを含む。実施形態の一つにおいて、バッファ720は
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)として実施し、優れた性能を得る。
【0090】 この説明において、表示可能なインタレース画像の現在の線は「n」で示され
る。画像はインタレース・フォーマットで表示できるため、実際には交互の線の
みが表示のために供給されると理解できる。L()はメモリ・モジュール180
から取り込まれている線を指し、L’()はフィルタを使用して生成した近隣の
線(フィルタ済みの線)の加重平均を指す。フィルタ済みの線L’()は表示の
ために送られる。表示線L’(n)は先に取り込まれた線に対応するため、現在
取り込まれている線はL(n+1)として表す。したがって、この説明では、メ
モリ・モジュールから取り込まれた線をL(n+1)として表し、表示のために
供給されている線はL’(n)として表す。さらに、L(n+1)及びL’(n
+1)は、次の水平期間に、それぞれL(n)及びL’(n)となる。
【0091】 加えて、実施形態の一つのフィルタ710は、現在の表示可能な線L’(n)
、現在の取り込んでいる線L(n+1)、先に取り込んだ線L(n)を使用して
、次に表示可能な線を生成する。次の水平線周期(テレビ信号の次のHSYNC
などによって定義される)中には、この生成された線が表示可能になる。フィル
タ710は、現在の線1本と先行する線1本を操作するものとして説明している
が、フィルタ710は、近隣にある数本の線(及びL’線)を保存し、この一部
又は全部をフィルタリングに使用するように実施することも可能だと理解できる
。さらに、ここで説明する実施形態では垂直フィルタリングのみを含めている。
【0092】 理解できる通り、表示のために生成される線は、L’線の再帰的定義のため、
いくつかの先行する線をもとに生成される。つまり、L’線が次のL’線の生成
に使用されるため、先行するすべての線が表示線に寄与できる。フレームの先行
するすべての線が、現在表示されている線に寄与できるため、IIRフィルタを
使用すると言える。
【0093】 実施形態の一つにおいて、線L’(n)は、以下の方程式を使用して生成する
。 L’(n)=k1×L’(n−1)+k2×L(n)+k3×L(n+1).
..式1 この式においてk1+k2+k3=1...式2 一般に、k1、k2、k3の値は以下のように選択する。 k3>k2>k1...式3
【0094】 式3には、表示のために供給される生成された線に対してL(n+1)に最も
大きな影響を持たせ(又は最も大きく寄与させ)、L’に最も小さな影響を持た
せる効果がある。k3=1のとき、フィルタ動作は行われず、取り込んだ線が表
示のために供給される。k1及びk2の値がk3に近づくと、フィルタリングの
効果が強くなり、表示画像のシャープネスが弱まる(不鮮明になる)。k1、k
2、k3の値は、シャープネスとフリッカ除去条件とのバランスを取って選択す
る必要がある。
【0095】 k1、k2、k3の値は、それぞれの色で変えることができる。最終的な画像
が赤、緑、青の要素で生成されると仮定した場合、フリッカ効果は(人間の目で
は)緑色で強くなり、青色で最も弱くなる。したがって、緑色のフィルタを最高
にし(k3の値を大きくする)、青色のフィルタを最低にすることができる。フ
ィルタリングのレベルの変更は、さらにシャープネスとフリッカ除去条件とのバ
ランスを取るのに使用することができる。
【0096】 生成後、線L’のフィルタ済みピクセル・データ要素はバッファ720に保存
される。加えて、バッファ720はフィルタリングに使用する近隣にある任意の
線を保存することもできる。図7の実施形態において、バッファ720は、現在
入力しているオリジナル線及び現在生成しているフィルタ済み線に加えて、先行
する線1本と先行するフィルタ済み線1本を保存する。このピクセル・データ要
素をフィルタ710に供給し、表示に使用することが可能なフィルタ済みピクセ
ル・データ要素を生成する。動作の詳細は以下の説明によってさらに明らかにな
る。
【0097】
【フリッカ・フィルタの実施形態の例】
図8は、フリッカ・フィルタ480の実施形態の例を表すブロック図である。
フリッカ・フィルタ480には、回線多重化装置(MUX)810、バッファ8
20、一時記憶域830、重み加算器840、850、一時記憶域830、83
1、851、860、入力バッファ870を含めることができる。バッファ82
0は図7のバッファ720に対応できる。実施形態の一つにおいて、バッファ8
20は単一ポート・メモリとして実施する。バッファ820がボトルネックとな
るため、データは5つのピクセル・データ要素を単位としてバッファ820から
読み出す(又は書き込む)。
【0098】 入力バッファ870は、メモリ180からピクセル・データ要素を入力し、バ
ッファして、このデータ要素を1度に5つのピクセル・データ要素を単位として
供給する。一時記憶域830、831、851、860により、バッファ820
は5つのピクセル・データ要素を単位として動作することができる。MUX81
0は、バッファ820への書き込みを加算器850又は入力バッファ870のど
ちらから行うかを制御する。ライン811の値の一つによって、入力バッファ8
70からのデータがバッファ820に書き込まれ、別の値によって、一時記憶域
851からのデータが書き込まれる。
【0099】 バッファ820には2つの部分820及び821があり、それぞれの部分がピ
クセル・データ要素の水平線1本を保存するのに十分なメモリを持っている。以
下の説明の通り、本発明にしたがってデータの保存及び取り込みが行われ、バッ
ファ820ではメモリ・ストレージの追加を必要としない。バッファ820は、
入力バッファからのピクセル・データ要素及び加算器850からのフィルタ済み
ピクセル・データ要素を保存する。これらはどちらも回線多重化装置810を経
由する。
【0100】 バッファ820が供給するのは、インタレース・モードで表示するためのL’
(n)、次に表示する線の計算に使うL’(n−1)、先行するHSYNC期間
に保存したL(n)である。こうした複数の読み出しアクセスの結果、何らかの
ボトルネックが発生する可能性を避けるために、一時記憶域830及び一時記憶
域860を準備し、5つのピクセル・データ要素を保存する。L’(n)のピク
セル・データ要素は、表示のために一時記憶域860に供給する。一時記憶域8
60は5つのピクセル・データ要素を入力し、各ピクセル・データ要素を(図1
の)DAC175に供給する。一時記憶域860を除く図8のすべての要素は、
一時記憶域860の2倍のクロック速度で動作する。ピクセル・データ要素は遅
いクロック速度で一時記憶域860から取り込まれ、DACに供給される。した
がって、データ要素はインタレース・フォーマットに対応する遅いクロック速度
で供給される。
【0101】 バッファ820は、後続線のオリジナル・ピクセル・データ要素を入力してい
る間に、各線(L(n))のオリジナル・ピクセル・データ要素を(5つの要素
を単位として)重み加算器840に転送する。一時記憶域830は各線の5つの
ピクセル・データ要素を入力し保存する。バッファ820は、線L’(n−1)
のピクセル・データも、5つのピクセル・データ要素を単位として、重み加算器
840に転送する。
【0102】 重み加算器840は、線L(n−1)のピクセル・データ要素をライン834
で入力し、フィルタ済みの線L’(n−1)のピクセル・データ要素をライン8
24で入力する。重み加算器840は(k1×L’(n−1)+k2×L(n)
)を生成する。重み加算器840の出力はライン845で重み加算器850に供
給され、ここで入力バッファ870から入力したk3×L(n+1)を加え、上
記の式1〜3にしたがった新しいフィルタ済みの線を生成する。上記の通り、k
1、k2、k3はプログラム可能レジスタに保存することが可能で、それぞれの
色で変化させることができる。一対の重み加算器840及び重み加算器850を
それぞれの色に準備することができる。さらに、この説明に基づいて、関連する
分野の技術を有する者が明確に理解できるように、フィルタ済みの線や近隣の線
の数を増やして、フィルタ動作を行うこともできる。
【0103】 重み加算器850の出力は、後続の表示線を生成するためにバッファ820に
保存される。上記の通り、バッファ820にはピクセル・データ要素の線2本の
みを保存する容量を含めることができる。加えて、本発明にしたがってフィルタ
済みピクセル・データ要素を取り込み、取り込んだピクセル・データ要素がイン
タレース画像を表すようにすることができる。したがって、以下の説明で明らか
になるように、単一のメモリ・ユニットを共有するようにインタレーサ490を
フリッカ・フィルタ480に統合できる。
【0104】
【フリッカ・フィルタとインタレーサの統合を表すタイミング図】
図9は、実施形態の一つにおいて、線L及びL’の使用と生成の間の時間的関
係を表すタイミング図である。このタイミング図には、入力線L(n+1)、生
成線L(n)、表示線L’(n)、様々な線を入力及び処理する際のバッファ8
20の2つの部分821及び822の状況を表すバッファ状況が含まれる。各部
分821及び822の記述において、→の印は、左の線が継続的に右の線に置き
換わることを表している。例えば「L(3)→L’(1)」は、対応する時間間
隔の間に、線L(3)がL’(1)に置き換わることを意味する。
【0105】 図の表示では、線L(1)は点910及び919の間に入力される。L(1)
のピクセル・データ要素は、バッファ状況に示す通り、点910及び919の間
は部分821に保存される。線L(2)は点920及び929の間に入力され、
部分822に保存される。同時に、(時間的に点920の後に位置する)点91
1からは、線L2及びL1を使用して、線L’(1)のフィルタ済みピクセル・
データ要素の計算が始まる。線L(2)が部分822に保存される間、フィルタ
済みピクセル・データ要素L’(1)は部分821に保存される。L’(1)は
L(1)に置き換わるが、置き換わるのは表示及びフィルタ動作にすでに使用さ
れたオリジナル・ピクセル・データ要素のみである。したがって、点930で線
L(3)の置き換えが始まるまで、部分821はL’(1)を保存し、部分82
2は線L(2)を保存する。
【0106】 線L(3)は点930及び939の間に入力される。同時に、線L(3)(図
8の入力バッファ870から加算器850に直接供給される)、L(2)、L(
1)を使用して、線L’(2)が生成される。対応するフィルタ済みピクセル・
データ要素が生成されるため、部分822においてL’(2)はL(2)に置き
換わる。オリジナル・ピクセル・データ要素が入力されるため、L(3)はL’
(1)に置き換わる。
【0107】 点913及び914の間に、線L’(1)のフィルタ済みピクセル・データ要
素が表示のために供給される。この供給動作は、オリジナル・ピクセル・データ
を処理して(2VCLK)、ピクセル・データ要素を生成したクロック速度の半
分のクロック速度(図4の1VCLK)を使って行われる。速度が遅いため、ピ
クセル・データ要素をインタレース速度で供給することができる。L’(1)の
表示とL’(1)がL(3)となる時間はオーバラップしているが、表示は置き
換えよりもかなり先行して始まる。加えて、表示の終了点914は、線L(3)
の最後のピクセル・データ要素を入力する点939よりも先行するようになって
いる。したがって、表示に必要なピクセル・データ要素は表示のために転送され
るまで維持される。
【0108】 線(4)は点940及び949の間に入力される。同時に、線L(4)、L(
3)を使用して線L’(3)が生成される。部分822においてL(4)はL’
(2)に置き換わり、部分821においてL’(3)はL(3)に置き換わる。
線L’(3)L’(4)、L’(5)の生成と置き換えは上記と同様に説明され
る。部分821及び822も上記と同様に説明される。一般に、L’(n)はL
(n)に置き換わり、L(n+1)はL’(n)に置き換わる。
【0109】 したがって、図9の説明により、フィルタ済みピクセル・データ要素をバッフ
ァ820からインタレース速度で取り込むことができると理解できる。取り込ん
だピクセル・データ要素はメモリに保存されるネットワーク・アプリケーション
・データのインタレース画像を表す。したがって、この説明に基づいて、関連す
る分野の記述を有する者には明確に理解できるように、図8のバッファ820を
図5の線バッファとし、図5及び7の2つの回路を統合することができる。
【0110】 インタレーサ490及びフリッカ・フィルタ480が共通メモリ・ユニットを
使用できるため、テレビジョン・システム100の全体的なコストは最低限に抑
えることができる。加えて、ネットワーク・アプリケーション・データ画像のす
べての水平線を使用してフィルタリングするため、急激な切り替えが減少する。
その結果、テレビのディスプレイ・画面150上の最終的なネットワーク・アプ
リケーション・データ表示において、フリッカを大幅に減らすことができる。加
えて、フィルタ済みデータをインタレース・フォーマットで供給するため、ディ
スプレイ画面のインタレース・ディスプレイで表示するのに最適である。
【0111】
【結論】
本発明の様々な実施形態について説明してきたが、これらは例示的なものであ
って、制約的なものではないことは理解されよう。したがって、本発明の広さと
範囲は、上述の実施形態によって制限されるものではなく、前記特許請求の範囲
及びその等価物にしたがってのみ画定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にしたがったテレビジョン・システムの実施形態の例を表すブロック図
である。
【図2】 本発明の方法を表すフローチャートである。
【図3】 Aは、メモリ・モジュールのブロック図で、図3Bのテレビのディスプレイ画
面で表示されるネットワーク・アプリケーション・データを表すピクセル・デー
タ要素を保存するスキームの例を示して図である。 Bは、テレビのディスプレイ画面におけるネットワーク・アプリケーション・
データの表示の例を表すブロック図である。
【図4】 オン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)コントローラの実施形態の例を表
すブロック図で、フィルタ済みデータをインタレース・フォーマットで供給する
方法を示した図である。
【図5】 非インタレース画像を表すピクセル・データからインタレース画像を表すピク
セル・データを生成するインタレーサの実施形態の例を表すブロック図である。
【図6】 Aは、本発明の実施形態の一つにおける動作フローを制御するさまざまな信号
のタイミングの関係を表した図である。 Bは、本発明の実施形態の一つにおける動作フローを制御するさまざまな信号
のタイミングの関係を表した図である。
【図7】 本発明の実施形態の一つにおけるフリッカ・フィルタのアーキテクチャを表す
ブロック図である。
【図8】 本発明の実施形態におけるフリッカ・フィルタの実施形態の例を表すブロック
図である。
【図9】 インタレーサ及びフリッカ・フィルタを統合して単一のメモリ・ユニットを使
用する方法を表すタイミング図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタレース表示フォーマットをサポートするディスプレイ
    ・ユニット上にネットワーク・アプリケーション・データを表示するテレビジョ
    ン・システムであって、 前記ネットワーク・アプリケーション・データの非インタレース画像を表す複
    数のオリジナル・ピクセル・データ要素を入力するインタフェースにして、前記
    インタレース画像が複数の線を含むインタフェースと、 前記複数のオリジナル・ピクセル・データ要素を入力するために前記インタフ
    ェースに結合されるフィルターであって、前記フィルターは前記複数の線の少な
    くとも一つ及び先に生成されたフィルタ済みの線を使用してフィルタ動作を実行
    し、フィルタ済みの線を生成するフィルタにして、複数のフィルタ済みの線が、
    前記インタレース画像の平滑化された画像を表す前記フィルタ済みの線を含み、
    後続のフィルタ済みの線を生成するために先に生成したフィルタ済みの線として
    使用される、フィルタと、 前記フィルタが生成した前記複数のフィルタ済みの線が保存されるように前記
    フィルタに結合され、前記後続のフィルタ済みの線を生成するために前記保存さ
    れたフィルタ済みの線を前記先に生成されたフィルタ済みの線として利用可能に
    する、バッファと、 前記バッファが供給する複数のフィルタ済みの線に含まれる交互の線を入力し
    、前記入力した交互の線にしたがって、前記ディスプレイ・ユニットのためにデ
    ィスプレイ信号を生成するディスプレイ・インタフェースにして、前記交互の線
    が前記ネットワーク・アプリケーション・データのインタレース画像を形成する
    、ディスプレイ・インタフェースと、 を備え、 これにより、フリッカを最小限に抑えて、前記ネットワーク・アプリケーショ
    ン・データを前記ディスプレイ・ユニット上に表示する、 ことを特徴とする、テレビジョン・システム。
  2. 【請求項2】 前記フィルタが無限インパルス応答フィルタを備える、 ことを特徴とする、請求項1記載のテレビジョン・システム。
  3. 【請求項3】 前記バッファがピクセル・データ要素の線2本を保存するの
    に十分なメモリを含む、 ことを特徴とする、請求項1記載のテレビジョン・システム。
  4. 【請求項4】 前記バッファが近隣の線1本のオリジナル・ピクセル・デー
    タとフィルタ済み線1本のフィルタ済みピクセル・データとを保存する、 ことを特徴とする、請求項3記載のテレビジョン・システム。
  5. 【請求項5】 前記インタフェースがメモリ・モジュールからのオリジナル
    ・ピクセル・データ要素を入力するように構成される、 ことを特徴とする、請求項1記載のテレビジョン・システム。
  6. 【請求項6】 前記バッファが近隣の線1本のオリジナル・ピクセル・デー
    タとフィルタ済み線1本のフィルタ済みピクセル・データとを保存し、前記フィ
    ルタが前記近隣の線1本と前記フィルタ済み線1本とを使用して新しいフィルタ
    済みの線を生成する、 ことを特徴とする、請求項1記載のテレビジョン・システム。
  7. 【請求項7】 ネットワーク・アプリケーション・データを表示するディス
    プレイ・ユニットを含み、該ディスプレイ・ユニットがインタレース・フォーマ
    ットで画像を表示するように構成される、テレビジョン・システムであって、 前記ネットワーク・アプリケーション・データの非インタレース画像を表す複
    数のオリジナル・ピクセル・データ要素を入力する手段にして、前記非インタレ
    ース画像が複数の線を含む、入力手段と、 複数のフィルタ済みピクセル・データ要素が生成されるように、前記オリジナ
    ル・ピクセル・データ要素を処理することで前記非インタレース画像をフィルタ
    する手段にして、前記フィルタリングのステップでは、前記複数の線の少なくと
    も1本と先に生成されたフィルタ済みの線を使用して、フィルタ済みの線が生成
    され、複数のフィルタ済みの線が前記インタレース画像の平滑化された画像を表
    す、フィルタ手段と、 前記フィルタ済みの線のそれぞれを保存する手段と、 先に生成されたフィルタ済みの線として保存する前記保存手段で保存される前
    記フィルタ済みの線のそれぞれを、前記複数のフィルタ済みの線が生成されるよ
    うにフィルタする前記フィルタ手段に供給する手段と、 前記複数のフィルタ済み線の交互の線を前記バッファから取り込む手段にして
    、前記交互の線が前記ネットワーク・アプリケーション・データのインタレース
    画像を形成する、取り込み手段と、 前記取り込み手段によって取り込んだ前記交互の線にしたがって、前記ディス
    プレイ・ユニット用のディスプレイ信号を生成する手段にして、これにより、フ
    リッカを最小限に抑えて、前記ネットワーク・アプリケーション・データを前記
    ディスプレイ・ユニット上に表示する,生成手段と、 を備える、 ことを特徴とする、テレビジョン・システム。
  8. 【請求項8】 ネットワーク・アプリケーション・データをテレビジョン・
    システムのディスプレイ・ユニット上に表示する方法にして、前記ディスプレイ
    ・ユニットがインタレース・フォーマットで画像を表示するように構成される、
    方法であって、 (a)前記ネットワーク・アプリケーション・データの非インタレース画像を
    表す複数のオリジナル・ピクセル・データ要素を入力するステップにして、前記
    非インタレース画像が複数の線を含む、入力ステップと、 (b)複数のフィルタ済みピクセル・データ要素が生成されるように、前記オ
    リジナル・ピクセル・データ要素を処理することで前記非インタレース画像をフ
    ィルタするステップにして、前記フィルタリングのステップが、前記複数の線の
    少なくとも1本と先に生成したフィルタ済みの線とを使用してフィルタ済みの線
    を生成し、複数のフィルタ済みの線が前記インタレース画像の平滑化された画像
    を表す、フィルタステップと、 (c)ステップ(b)で生成された前記フィルタ済みの各線をバッファに保存
    するステップと、 (d)前記複数のフィルタ済みの線が生成されるように、先に生成されたフィ
    ルタ済みの線としてステップ(c)で保存された前記フィルタ済みの各線をステ
    ップ(b)に供給するステップと、 (e)前記複数のフィルタ済み線の交互の線を前記バッファから取り込むステ
    ップにして、前記交互の線が前記ネットワーク・アプリケーション・データのイ
    ンタレース画像を形成する、取り込みステップと、 (f)ステップ(e)で取り込んだ前記交互の線にしたがって、前記ディスプ
    レイ・ユニット用のディスプレイ信号を生成するステップにして、これにより、
    フリッカを最小限に抑えて、前記ネットワーク・アプリケーション・データを前
    記ディスプレイ・ユニット上に表示する、生成ステップと、 を備える、 ことを特徴とする方法。
JP2000527088A 1997-12-31 1998-12-14 ネットワーク・アプリケーション・データを表示するテレビジョン・システムにおいて実現されるフリッカ・フィルタ及びインタレーサ Pending JP2002500479A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/001,304 1997-12-31
US09/001,304 US6072530A (en) 1997-12-31 1997-12-31 Flicker filter and interlacer implemented in a television system displaying network application data
PCT/US1998/026545 WO1999034596A1 (en) 1997-12-31 1998-12-14 Flicker filter and interlacer implemented in a television system displaying network application data

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002500479A true JP2002500479A (ja) 2002-01-08
JP2002500479A5 JP2002500479A5 (ja) 2006-09-21

Family

ID=21695353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000527088A Pending JP2002500479A (ja) 1997-12-31 1998-12-14 ネットワーク・アプリケーション・データを表示するテレビジョン・システムにおいて実現されるフリッカ・フィルタ及びインタレーサ

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6072530A (ja)
EP (1) EP1044562A1 (ja)
JP (1) JP2002500479A (ja)
KR (1) KR20010032565A (ja)
CN (1) CN1283363A (ja)
AU (1) AU1824399A (ja)
CA (1) CA2316234C (ja)
WO (1) WO1999034596A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005062693A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Sony Corp メモリコントローラおよびメモリコントロール方法、その方法を実行するためのプログラム、レート変換装置および画像信号処理装置
US7869085B2 (en) 2003-08-19 2011-01-11 Sony Corporation Memory controller, memory control method, rate conversion apparatus, rate conversion method, image-signal-processing apparatus, image-signal-processing method, and program for executing each of those methods

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4008580B2 (ja) * 1998-06-25 2007-11-14 株式会社東芝 表示制御装置およびインターレースデータ表示制御方法
FR2797979B1 (fr) * 1999-08-24 2002-05-24 St Microelectronics Sa Procede et systeme de filtrage anti-scintillement
US7034887B2 (en) * 2002-07-15 2006-04-25 Seiko Epson Corporation Method and apparatus for flicker filtering interlaced display data
CN102148920B (zh) * 2010-02-09 2013-03-13 联发科技股份有限公司 同步信号限幅装置与同步信号限幅方法
KR101995553B1 (ko) * 2013-01-16 2019-07-03 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치의 타이밍 컨트롤러 및 이의 구동 방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5327156A (en) * 1990-11-09 1994-07-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Apparatus for processing signals representative of a computer graphics image and a real image including storing processed signals back into internal memory
US5355328A (en) * 1991-09-27 1994-10-11 Northshore Laboratories, Inc. Resampling apparatus suitable for resizing a video image
US5510843A (en) * 1994-09-30 1996-04-23 Cirrus Logic, Inc. Flicker reduction and size adjustment for video controller with interlaced video output
US5742349A (en) * 1996-05-07 1998-04-21 Chrontel, Inc. Memory efficient video graphics subsystem with vertical filtering and scan rate conversion
US5781241A (en) * 1996-11-08 1998-07-14 Chrontel, Inc. Apparatus and method to convert computer graphics signals to television video signals with vertical and horizontal scaling requiring no frame buffers

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005062693A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Sony Corp メモリコントローラおよびメモリコントロール方法、その方法を実行するためのプログラム、レート変換装置および画像信号処理装置
US7869085B2 (en) 2003-08-19 2011-01-11 Sony Corporation Memory controller, memory control method, rate conversion apparatus, rate conversion method, image-signal-processing apparatus, image-signal-processing method, and program for executing each of those methods
JP4661036B2 (ja) * 2003-08-19 2011-03-30 ソニー株式会社 メモリコントローラおよびメモリコントロール方法、その方法を実行するためのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CA2316234C (en) 2008-03-04
KR20010032565A (ko) 2001-04-25
EP1044562A1 (en) 2000-10-18
CN1283363A (zh) 2001-02-07
WO1999034596A1 (en) 1999-07-08
CA2316234A1 (en) 1999-07-08
US6072530A (en) 2000-06-06
AU1824399A (en) 1999-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6166772A (en) Method and apparatus for display of interlaced images on non-interlaced display
US5633687A (en) Method and system for providing an interlaced image on an display
JP4646446B2 (ja) 映像信号処理装置
KR980013377A (ko) 영상신호 변환장치와 델레비젼신호처리장치
WO1997014247A1 (en) Method and apparatus for video scaling and convolution for displaying computer graphics on a conventional television monitor
US6151079A (en) Image display apparatus having a circuit for magnifying and processing a picture image in accordance with the type of image signal
JP2914140B2 (ja) テレビジョン受像装置
JP4445122B2 (ja) 2タップ/3タップフリッカフィルタリングのためのシステム及び方法
KR100332329B1 (ko) 영상신호변환장치
JPH1097231A (ja) コンピュータシステムにおいてテレビジョンシステム上に表示するスケールダウンされたイメージを生成するための方法および装置
JP2002500479A (ja) ネットワーク・アプリケーション・データを表示するテレビジョン・システムにおいて実現されるフリッカ・フィルタ及びインタレーサ
JP2002500478A (ja) ネットワーク・アプリケーション・データのテレビジョン表示においてフリッカを減らす方法及び装置
JP2003177730A (ja) 多重ディスプレイシステム及び該方法
TWI313021B (en) Single-chip integration architecture of 3d y/c comb filter and interlace-to-progressive converter
JPH09163259A (ja) テレビ用のビデオ・グラフィックス装置
JP3075505B2 (ja) 表示制御装置及びその制御方法
CN1288329A (zh) 一种图像信号变换模式及装置
JP3449950B2 (ja) 映像信号規格変換装置
JPH099164A (ja) 多画面信号処理装置
JPH08322002A (ja) テレビジョン受信装置
JPH07123368A (ja) スキャンコンバータ
JP2002258808A (ja) 液晶表示装置
JP2000224476A (ja) 画像処理装置
JP2002359819A (ja) 順次走査変換回路、セットトップボックス、テレビジョン受像機、及び順次走査変換方法
JPH10191197A (ja) テレビジョン受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060802

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20081030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090625

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090804