JP2002373728A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002373728A
JP2002373728A JP2001182414A JP2001182414A JP2002373728A JP 2002373728 A JP2002373728 A JP 2002373728A JP 2001182414 A JP2001182414 A JP 2001182414A JP 2001182414 A JP2001182414 A JP 2001182414A JP 2002373728 A JP2002373728 A JP 2002373728A
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JP
Japan
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terminal fitting
male terminal
front stop
receiving surface
housing
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JP2001182414A
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English (en)
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Tsutomu Tanaka
努 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄端子金具を確実に前止まりさせる。 【解決手段】 ハウジング10内には、雄端子金具30
の挿入方向に対して概ね直交する前止まり用受け面21
を形成し、雄端子金具30には、角筒部31の外側面側
へ突出するとともに、前止まり用受け面21に対して雄
端子金具30の挿入方向と概ね同じ方向に突き当たる突
出部40(前止まり部)を形成した。挿入された雄端子
金具30は、その突出部40をハウジング10の前止ま
り用受け面21に対し、雄端子金具30の挿入方向と概
ね同じ方向に突き当てることによって前止まりされるの
で、雄端子金具30は所定の正規挿入位置で確実に前止
まりされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コネクタとして、実開平6−90
73号公報に開示されているものがある。これは、ハウ
ジングのキャビティ内に後方から雄端子金具を挿入し、
正規挿入位置において雄端子金具を前止まりするととも
にランスにより抜け止めするようにしたものである。雄
端子金具は、ランスとの係止孔を形成するための角筒部
を有すると共に、雌端子金具との接続部として角筒部の
前端からタブを突出させた形態となっている。そして、
角筒部の前端面のうちタブの形成されていない領域が、
キャビティの前端の前止まり用受け面に突き当たる前止
まり部となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように角筒部の
前端からタブを突出させた形態の雄端子金具は、所定形
状に打ち抜いた板材を曲げ加工することによって成形さ
れるが、加工上の理由から、角筒部の前端の前止まり部
は雄端子金具の挿入方向に対して傾斜した面になること
は避けられない。また、キャビティの内壁と雄端子金具
の外面との間には寸法公差を考慮したクリアランスが設
けられるため、雄端子金具がキャビティ内において挿入
方向と交差する方向へガタ付きを生じることも避けられ
ない。そのため、前止まり用受け面に対して前止まり部
が当接して一旦前止まり状態になっても、その傾斜に沿
って雄端子金具が斜めに変位しつつ更に前方へ遊動する
虞があった。
【0004】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、雄
端子金具を確実に前止まりさせることを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、角筒
部の前端からタブを突出させてなる雄端子金具を、ハウ
ジング内に後方から挿入し、正規挿入位置において前記
雄端子金具を前止まりさせるとともにランスにより抜け
止めするようにしたコネクタにおいて、前記ハウジング
内には、前記雄端子金具の挿入方向に対して概ね直交す
る前止まり用受け面を形成し、前記雄端子金具には、前
記角筒部の外側面側へ突出するとともに、前記前止まり
用受け面に対して雄端子金具の挿入方向と概ね同じ方向
に突き当たる前止まり部を形成した構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記前止まり部は、前記角筒部の側壁から延出した
板状部分を折り返し状に曲げ加工することによって形成
され、その曲げ部の外側の面が前記前止まり用受け面に
突き当たる構成とした構成とした。請求項3の発明は、
請求項1又は請求項2の発明において、前記前止まり部
の前端部が前記前止まり用受け面への突き当たり部とさ
れているともとに、後端部が前記ランスとの係止部とさ
れている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]挿入された
雄端子金具は、その前止まり部をハウジングの前止まり
用受け面に対し、雄端子金具の挿入方向と概ね同じ方向
に突き当てることによって前止まりされるので、雄端子
金具を所定の正規挿入位置で確実に前止まりさせること
ができる。[請求項2の発明]前止まり部における前止
まり用受け面との当接部、即ち前端部は、板状部分を折
り返し状に曲げた部分の外側の面、即ち滑らかな曲面と
なっているので、雄端子金具を筒状のゴム栓に貫通させ
る場合に、その前止まり部の前端部がゴム栓の内周を傷
付ける虞がない。
【0008】[請求項3の発明]前止まり部が、ランス
との係止部を兼ねているので、ランスとの係止部を前止
まり部とは別個に形成する場合に比べて、雄端子金具の
形状を簡素化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図6を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタは、合成樹脂製のハウジング
10と、雄端子金具30とを備えて構成されている。
【0010】ハウジング10は、ハウジング本体11
と、ハウジング本体11に組み付けられる前止まり用の
ホルダ12と、ハウジング本体11の組み付けられるリ
テーナ13とから構成される。ハウジング本体11に
は、ハウジング本体11の後端面に開口する複数のキャ
ビティ14と、ハウジング本体11の下面に開口すると
ともにキャビティ14の前後方向中央部分に連通するリ
テーナ収容室15と、ハウジング本体11の下面に開口
するとともにキャビティ14の前端部に連通するホルダ
収容室16とが形成されている。また、ハウジング本体
11には、前方へ角筒状に突出するフード部17が形成
されている。
【0011】各キャビティ14には、リテーナ収容室1
5とホルダ収容室16との間において下面壁に沿って前
方へ片持ち状に延出するランス18が形成されている。
また。ホルダ収容室16内に組み付けられたホルダ12
には、後面側が各キャビティ14に連通されているとと
もに前端がフード部17内に開口された貫通孔19が形
成され、この貫通孔19の下面壁には、後へ向かって下
る向きの階段状をなす凹部20が形成されている。そし
て、この凹部20の前端面は、ハウジング10に対する
雄端子金具30の挿入方向に対して直交する前止まり用
受け面21とされている。また、リテーナ収容室15内
には、雄端子金具30に対して抜止め状態に係止される
リテーナ13が組み付けられている。
【0012】雄端子金具30は、所定の形状に打ち抜い
た金属板材に曲げ加工などを施すことにより全体として
前後方向に細長い形状に成形したものであって、角筒部
31と、角筒部31の前端から前方へ突出するタブ32
と、電線33が圧着により接続された電線接続部34
と、この電線接続部34の前端と角筒部31の後端とを
連結する連結部35とから構成されている。角筒部31
は上下左右の4つの壁部から構成され、その下面壁31
Aには、左右方向即ち雄端子金具30の長さ方向と直交
する方向に一直線状に一定幅で延びるスリット36が形
成されている。このスリット36は、角筒部31とタブ
32とを成形する際にその成形を容易にするためのもの
であり、スリット36の前後両縁部が、スリット36を
形成する際に生じるカッタ(図示せず)による切れ目3
7F,37Rとなっている。また、角筒部31の下面壁
31Aのうちスリット36よりも前方の領域の高さは、
スリット36よりも後方の領域の高さよりも、雄端子金
具30の成形母体である金属板材の板厚分だけ高くなっ
ている。さらに、角筒部31の下面壁31Aの後端部
は、リテーナ13と係止する二次係止部38とされてい
る。
【0013】また、角筒部31には、その左側壁31B
の下縁から延出した部分を曲げ加工することにより、角
筒部31の外面側へ突出する形態の突出部40(本発明
の構成要件である前止まり部)が形成されている。左側
壁31Bにおける突出部40の延出領域は、スリット3
6よりも前方の位置からスリット36よりも後方の位置
までの間となっている。突出部40は、左側壁31Bの
下縁から下面壁31Aと対応するように右側へ直角曲げ
された外板部41と、この外板部41の前端縁から後方
へ折り返し状に曲げ込まれた内板部42と、内板部42
の後端から上方へ直角曲げされてスリット36内に差し
込まれた規制用板部43とからなる。
【0014】外板部41は、下面壁31Aにおけるスリ
ット36よりも後方の部分に対してほぼ密着するように
対応するとともに、スリット36よりも前方の部分に対
して板厚分の隙間を空けて対応している。この外板部4
1の後端部には、外側(下側)へ叩き出すことによって
ランス18との係止部44が形成されている。内板部4
2は、下面壁31Aにおけるスリット36よりも前方の
部分のみと対応し、その前方部分に対してほぼ密着して
いる。この内板部42の上面は、下面壁31Aにおける
前側の切れ目37Fよりも前方の領域に対して外面側か
ら抑え付ける押さえ付け部45とされている。また、外
板部41及び内板部42の前端における曲げ部の外側の
略円弧形の面は、上記ハウジング10の前止まり用受け
面21に対して雄端子金具30の挿入方向と概ね同じ方
向に突き当たる突き当たり部46とされている。さら
に、スリット36に差し込まれた規制用板部43の前面
は、スリット36の前後2つの切れ目37F,37Rの
うち前側(タブ32側)の切れ目37Fに対し、その左
右方向におけるほぼ全領域に亘って当接している。
【0015】タブ32は、帯板状部分をその幅方向中央
において折り返し状に曲げ加工したものであって、左右
非対称な形状である。タブ32の下面板部32Aは角筒
部31の下面壁31Aに対して概ね面一状に連続してい
る。タブ32の上面板部32Bは、角筒部31の上面壁
31Cの前端から斜め下向きに延出する傾斜壁39の前
端に連なっている。次に、本実施形態の作用を説明す
る。ハウジング本体11に対しホルダ12を組み付ける
とともに、リテーナ収容室15に対してリテーナ13を
仮係止位置に組み付けておき(図1を参照)、かかる状
態で、雄端子金具30を後方からキャビティ14内に挿
入する。雄端子金具30が挿入する過程では、ランス1
8が突出部40に当たることによって下方(雄端子金具
30の挿入経路から外れる方向)へ弾性撓みする。
【0016】そして、雄端子金具30が正規挿入位置に
達すると、突出部40の係止部44がランス18を通過
することによりランス18が弾性復帰し、そのランス1
8の前端が係止部44に対して後方から係止し、もっ
て、雄端子金具30が抜止め状態となる。また、雄端子
金具30が正規挿入位置に達した状態では、雄端子金具
30の突出部40の前端に形成されている突き当たり部
46が、ハウジング10の前止まり用受け面21に対し
て雄端子金具30の挿入方向とおおむね同じ方向に突き
当たり、この突き当たりによって雄端子金具30がそれ
以上の挿入動作を規制された前止まり状態となる。尚、
突出部40は凹部20内に収容された状態となる。
【0017】この後、リテーナ13を本係止位置へ押し
上げると、リテーナ13が雄端子金具30の二次係止部
38に対して後方から抜止め状態に係止し、もって、雄
端子金具30がランス18とリテーナ13とによって二
重係止される(図2を参照)。また、雄端子金具30の
タブ32はフード部17内に突出し、図示しない雌端子
金具との接続に備える。また、雄端子金具30をハウジ
ング10に挿入する前の状態において、そのタブ32に
対して側方から外力が作用した場合には、角筒部31が
スリット36を支点として屈曲するように変形しようと
する。換言すると、角筒部31におけるスリット36よ
りも後方の部分に対して、スリット36よりも前方の部
分及びタブ32が、スリット36を支点として左右方向
に相対変位しようとする。しかし、角筒部31における
スリット36よりも後方の部分に支持されている突出
(変位規制部)の規制用板部43が前側の切れ目37F
に当接しているため、その前側の切れ目37Fはその向
きを左右方向へ変えることが規制され、ひいてはスリッ
ト36よりも前方の部分が後方の部分に対して左右方向
へ相対変位することが規制される。
【0018】また、タブ32に対して下向きの外力が作
用した場合には、スリット36を支点として角筒部31
が上下方向に屈曲するように変形しようとするのである
が、角筒部31におけるスリット36よりも後方の部分
に支持されている押さえ付け部45が、下面壁31Aに
おけるスリット36よりも前方の部分に対して下側(外
面側)から当接しているので、スリット36よりも前方
の部分及びタブ32が、スリット36よりも後方の部分
に対して相対的に下向きに変位することが規制される。
【0019】本実施形態は、次のような効果を奏する。
ハウジング10に挿入された雄端子金具30は、その前
止まり部としての突出部40の突き当たり部46をハウ
ジング10の前止まり用受け面21に対し、雄端子金具
30の挿入方向と概ね同じ方向に突き当てることによっ
て前止まりされるので、雄端子金具30を所定の正規挿
入位置で確実に前止まりさせることができる。突出部4
0における前止まり用受け面21との当接部である突き
当たり部46(前端部)は、板状部分を折り返し状に曲
げた部分の外側の面、即ち滑らかな曲面となっているの
で、雄端子金具30を筒状のゴム栓(図示せず)に貫通
させる場合(本実施形態はゴム栓に雄端子金具30を貫
通させる構造とはしていない)に、その突出部40の前
端部がゴム栓の内周を傷付ける虞がない。
【0020】前止まり部としての突出部40が、ランス
18との係止部44を兼ねているので、ランスとの係止
部を突出部とは別個に形成する場合に比べると、雄端子
金具30の形状が簡素化されている。変位規制部として
の突出部40を前側の切れ目37Fに当接させる手段と
して、突出部40の規制用板部43をスリット36内に
差し込むようにしたので、規制用板部43と切れ目37
Fとの当接代が大きく確保される。したがって、規制用
板部43が切れ目37Fから外れる虞がない。
【0021】押さえ付け部45を設けたので、角筒部3
1における切れ目37Fよりも前方の部分が下側(角筒
部31における外面側)へ変位することが防止されてい
る。しかも、押さえ付け部45と突出部40とが一体に
形成されているので、双方を別個に形成した場合に比べ
ると、雄端子金具30の形状が簡素化されている。[他
の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説明し
た実施形態に限定されるものではなく、例えば次のよう
な実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下
記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施
することができる。
【0022】(1)上記実施形態では前止まり部におけ
る前止まり用受け面との当接部、即ち前端部を、折り返
し状に曲げた部分の外側の面、即ち滑らかな曲面として
いるが、板材の切断端面を前止まり部の前端に配して前
止まり用受け面に突き当てるようにしてもよい。 (2)上記実施形態では前止まり部の後端部をランスと
の係止部としたが、ランスとの係止部を前止まり部とは
別個に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において雄端子金具をハウジングか
ら抜き取った状態をあらわす断面図
【図2】ハウジングに雄端子金具を挿入した状態をあら
わす断面図
【図3】ハウジングに雄端子金具を挿入した状態をあら
わす部分拡大断面図
【図4】雄端子金具の部分断面図
【図5】雄端子金具の一部切欠底面図
【図6】雄端子金具の上下反転した状態の部分斜視図
【符号の説明】
10…ハウジング 18…ランス 21…前止まり用受け面 30…雄端子金具 31…角筒部 32…タブ 40…突出部(前止まり部) 44…係止部 46…突き当たり部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角筒部の前端からタブを突出させてなる
    雄端子金具を、ハウジング内に後方から挿入し、正規挿
    入位置において前記雄端子金具を前止まりさせるととも
    にランスにより抜け止めするようにしたコネクタにおい
    て、 前記ハウジング内には、前記雄端子金具の挿入方向に対
    して概ね直交する前止まり用受け面を形成し、 前記雄端子金具には、前記角筒部の外側面側へ突出する
    とともに、前記前止まり用受け面に対して雄端子金具の
    挿入方向と概ね同じ方向に突き当たる前止まり部を形成
    したことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記前止まり部は、前記角筒部の側壁か
    ら延出した板状部分を折り返し状に曲げ加工することに
    よって形成され、その曲げ部の外側の面が前記前止まり
    用受け面に突き当たる構成としたことを特徴とする請求
    項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記前止まり部の前端部が前記前止まり
    用受け面への突き当たり部とされているともとに、後端
    部が前記ランスとの係止部とされていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
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