JP2002372856A - 現像剤量規制ブレード、現像装置、現像剤量の規制方法 - Google Patents
現像剤量規制ブレード、現像装置、現像剤量の規制方法Info
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- JP2002372856A JP2002372856A JP2001297214A JP2001297214A JP2002372856A JP 2002372856 A JP2002372856 A JP 2002372856A JP 2001297214 A JP2001297214 A JP 2001297214A JP 2001297214 A JP2001297214 A JP 2001297214A JP 2002372856 A JP2002372856 A JP 2002372856A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】現像剤量規制ブレードを用いて、現像剤容器か
ら現像剤担持体によって搬出される現像剤の量を規制す
る方法において、ブレード部材の均一な磨耗を実現す
る。また、現像量規制ブレードの圧接力を精度良く制御
してトナー粒子に対して適正な圧力を実現する。結果と
して、例えば一成分現像剤を使用した場合において、現
像剤によるスジ及びムラ等の画像不良を抑制する。 【解決手段】現像剤量規制ブレード22を所定の位置で
現像剤容器23に固定し、現像剤量規制ブレード22を
現像剤担持体24に圧接し、圧接力Fの固定位置25ま
わりのモーメントを、8N・cm以上22N・cm以下
とする。
ら現像剤担持体によって搬出される現像剤の量を規制す
る方法において、ブレード部材の均一な磨耗を実現す
る。また、現像量規制ブレードの圧接力を精度良く制御
してトナー粒子に対して適正な圧力を実現する。結果と
して、例えば一成分現像剤を使用した場合において、現
像剤によるスジ及びムラ等の画像不良を抑制する。 【解決手段】現像剤量規制ブレード22を所定の位置で
現像剤容器23に固定し、現像剤量規制ブレード22を
現像剤担持体24に圧接し、圧接力Fの固定位置25ま
わりのモーメントを、8N・cm以上22N・cm以下
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
された静電潜像を現像して可視化するのに使用される現
像剤の量を規制するブレード、及びこれを搭載する現像
装置に関するものである。
された静電潜像を現像して可視化するのに使用される現
像剤の量を規制するブレード、及びこれを搭載する現像
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4には、現像装置の概略構成を示し
た。現像剤容器42内の例えば一成分の現像剤46(ト
ナーとも言う)は、c方向に回転する弾性ローラー45
により現像剤像担持体43(現像スリーブ又は現像ロー
ラーとも言う)に圧着される。その後、現像剤像担持体
43をb方向に回転することにより、現像剤はa方向に
回転する電子写真感光体41まで搬出される。この様な
機構において、現像剤像担持体43には現像剤量規制ブ
レード44のブレード部材47が当接されており、搬出
される現像剤の量が規制されて現像剤の薄膜が形成され
ると同時に、当接部において現像剤に所定の摩擦電荷
(トリボとも言う)が付与される。
た。現像剤容器42内の例えば一成分の現像剤46(ト
ナーとも言う)は、c方向に回転する弾性ローラー45
により現像剤像担持体43(現像スリーブ又は現像ロー
ラーとも言う)に圧着される。その後、現像剤像担持体
43をb方向に回転することにより、現像剤はa方向に
回転する電子写真感光体41まで搬出される。この様な
機構において、現像剤像担持体43には現像剤量規制ブ
レード44のブレード部材47が当接されており、搬出
される現像剤の量が規制されて現像剤の薄膜が形成され
ると同時に、当接部において現像剤に所定の摩擦電荷
(トリボとも言う)が付与される。
【0003】現像剤量規制ブレードは、一般に、ゴム
板、金属性薄板、樹脂板、およびこれらの積層体から形
成される。現像剤量規制ブレードは、現像剤担持体に圧
接されるブレード部材と、このブレード部材を所定の位
置に支持する支持部材とから作製され、ブレード部材の
現像剤担持体に圧接される面は、現像剤の摩擦電荷を制
御する機能を有していることから、電荷制御面とも呼ば
れる。また、電荷制御面の表層を電荷制御層と呼ぶこと
もある。
板、金属性薄板、樹脂板、およびこれらの積層体から形
成される。現像剤量規制ブレードは、現像剤担持体に圧
接されるブレード部材と、このブレード部材を所定の位
置に支持する支持部材とから作製され、ブレード部材の
現像剤担持体に圧接される面は、現像剤の摩擦電荷を制
御する機能を有していることから、電荷制御面とも呼ば
れる。また、電荷制御面の表層を電荷制御層と呼ぶこと
もある。
【0004】ネガ系トナーに対して用いられるブレード
部材としては、例えば、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、
ポリアミドエラストマー等の板材が用いられている。ま
た、ポジ系トナーに対して用いられる現像剤量規制ブレ
ードとしては、金属製薄板に電荷制御したシリコンゴム
などの帯電付与層を積層したものが用いられている。
部材としては、例えば、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、
ポリアミドエラストマー等の板材が用いられている。ま
た、ポジ系トナーに対して用いられる現像剤量規制ブレ
ードとしては、金属製薄板に電荷制御したシリコンゴム
などの帯電付与層を積層したものが用いられている。
【0005】更に、カラー画像の形成で用いられる非磁
性トナーについては、トナー自体が磁性を持たないの
で、トナーに高い摩擦電荷を与えて、現像スリーブや現
像ローラー上で薄膜を形成しなければならない。この場
合、電荷制御層に用いられている材料としては、ウレタ
ンゴム、ポリアミド樹脂、ポリアミドエラストマー、シ
リコンゴム、シリコン樹脂などを挙げることができ、電
荷制御面は面精度良く仕上げられる。
性トナーについては、トナー自体が磁性を持たないの
で、トナーに高い摩擦電荷を与えて、現像スリーブや現
像ローラー上で薄膜を形成しなければならない。この場
合、電荷制御層に用いられている材料としては、ウレタ
ンゴム、ポリアミド樹脂、ポリアミドエラストマー、シ
リコンゴム、シリコン樹脂などを挙げることができ、電
荷制御面は面精度良く仕上げられる。
【0006】近年、電子写真プロセスを応用した高画質
化およびフルカラー化された現像装置においては、微粒
なトナーが使用されるため、現像スリーブ及び現像ロー
ラーへトナーをより均一に圧着することが要求されてい
る。特に、電荷制御面の表面粗さの影響により、画像ム
ラ及びスジなどの画像不良が発生する場合がある。
化およびフルカラー化された現像装置においては、微粒
なトナーが使用されるため、現像スリーブ及び現像ロー
ラーへトナーをより均一に圧着することが要求されてい
る。特に、電荷制御面の表面粗さの影響により、画像ム
ラ及びスジなどの画像不良が発生する場合がある。
【0007】特開平09−050185号公報には、ネ
ガ系トナーにて、ポリアミドエラストマーやポリアミド
樹脂のブレード部材が提案されており、製造方法として
は、鏡面を有する金型を用いる方法が記載されている。
また、ウレタンゴムより作製されたブレード部材におい
ても、同様に、金型面転写で電荷制御面を成形する例が
報告されている。しかしながら、当該公報に記載される
方法を採用する場合、電荷制御面の表面性は金型鏡面維
持管理により左右され、その管理により製品の品質にバ
ラツキを生ずる恐れがある。
ガ系トナーにて、ポリアミドエラストマーやポリアミド
樹脂のブレード部材が提案されており、製造方法として
は、鏡面を有する金型を用いる方法が記載されている。
また、ウレタンゴムより作製されたブレード部材におい
ても、同様に、金型面転写で電荷制御面を成形する例が
報告されている。しかしながら、当該公報に記載される
方法を採用する場合、電荷制御面の表面性は金型鏡面維
持管理により左右され、その管理により製品の品質にバ
ラツキを生ずる恐れがある。
【0008】また、ポジ用トナーにおいても、熱硬化型
シリコンゴム、ウレタンゴム等の現像材料量規制ブレー
ド部材において、同様に、成形金型表面の維持管理が品
質上の重要管理項目となっている。
シリコンゴム、ウレタンゴム等の現像材料量規制ブレー
ド部材において、同様に、成形金型表面の維持管理が品
質上の重要管理項目となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
様にして、厳しく品質管理を行い製造した現像剤量規制
ブレードを用いて現像剤を搬送したにも関わらず、次の
様な不具合が発生する場合があった。即ち、ブレード部
材の磨耗が不均一となり、耐久性が不十分となる場合が
あった。また、ブレード部材の現像剤担持体に対する当
接圧を精度良く制御できない場合があり、特に、カラー
トナーなどの微細なトナー粒子に対しては、当接圧が強
くなり過ぎる傾向にあった。
様にして、厳しく品質管理を行い製造した現像剤量規制
ブレードを用いて現像剤を搬送したにも関わらず、次の
様な不具合が発生する場合があった。即ち、ブレード部
材の磨耗が不均一となり、耐久性が不十分となる場合が
あった。また、ブレード部材の現像剤担持体に対する当
接圧を精度良く制御できない場合があり、特に、カラー
トナーなどの微細なトナー粒子に対しては、当接圧が強
くなり過ぎる傾向にあった。
【0010】この様な状況に鑑み、本発明においては、
ブレード部材が均一に磨耗し、当接圧を精度良く制御し
てトナー粒子に対して適正な圧力を実現できる現像剤の
制御方法を提供することを目的とする。また、この方法
が採用された現像装置を使用することにより、現像剤に
よるスジ及びムラ等の画像不良を抑制することを目的と
する。
ブレード部材が均一に磨耗し、当接圧を精度良く制御し
てトナー粒子に対して適正な圧力を実現できる現像剤の
制御方法を提供することを目的とする。また、この方法
が採用された現像装置を使用することにより、現像剤に
よるスジ及びムラ等の画像不良を抑制することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明によれば、現像剤容器から現像剤担持体によっ
て搬出される現像剤の量を規制する現像剤量規制ブレー
ドにおいて、該現像剤量規制ブレードは所定の位置で該
現像剤容器に固定され、該現像剤量規制ブレードは該現
像剤担持体に圧接され、該圧接力の該固定位置まわりの
モーメントを、8N・cm以上22N・cm以下とでき
ることを特徴とする現像剤量規制ブレードが提供され
る。
の本発明によれば、現像剤容器から現像剤担持体によっ
て搬出される現像剤の量を規制する現像剤量規制ブレー
ドにおいて、該現像剤量規制ブレードは所定の位置で該
現像剤容器に固定され、該現像剤量規制ブレードは該現
像剤担持体に圧接され、該圧接力の該固定位置まわりの
モーメントを、8N・cm以上22N・cm以下とでき
ることを特徴とする現像剤量規制ブレードが提供され
る。
【0012】また、現像剤量規制ブレードを用いて、現
像剤容器から現像剤担持体によって搬出される現像剤の
量を規制する方法において、該現像剤量規制ブレードを
所定の位置で該現像剤容器に固定し、該現像剤量規制ブ
レードを該現像剤担持体に圧接し、該圧接力の該固定位
置まわりのモーメントを、8N・cm以上22N・cm
以下とすることを特徴とする現像剤量の規制方法が提供
される。
像剤容器から現像剤担持体によって搬出される現像剤の
量を規制する方法において、該現像剤量規制ブレードを
所定の位置で該現像剤容器に固定し、該現像剤量規制ブ
レードを該現像剤担持体に圧接し、該圧接力の該固定位
置まわりのモーメントを、8N・cm以上22N・cm
以下とすることを特徴とする現像剤量の規制方法が提供
される。
【0013】上記の方法によれば、圧接力のみ制御する
のではなく、圧接力の固定位置まわりのモーメントを制
御する。モーメントを制御することにより、圧接力の大
きさのみならず、固定位置から圧接点までの距離も考慮
される。このため、ブレード部材の均一な磨耗を実現で
きる。また、圧接力を精度良く制御してトナー粒子に対
して適正な圧力を実現できる。結果として、上記の様な
現像剤量規制ブレードが配設され、モーメントが制御さ
れた現像装置を使用することにより、例えば一成分現像
剤を使用した場合においても、現像剤によるスジ及びム
ラ等の画像不良を抑制できる。
のではなく、圧接力の固定位置まわりのモーメントを制
御する。モーメントを制御することにより、圧接力の大
きさのみならず、固定位置から圧接点までの距離も考慮
される。このため、ブレード部材の均一な磨耗を実現で
きる。また、圧接力を精度良く制御してトナー粒子に対
して適正な圧力を実現できる。結果として、上記の様な
現像剤量規制ブレードが配設され、モーメントが制御さ
れた現像装置を使用することにより、例えば一成分現像
剤を使用した場合においても、現像剤によるスジ及びム
ラ等の画像不良を抑制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】図1には、本発明の現像剤量規制ブレード
12を模式的に示したが、図1(a)は現像剤量規制ブ
レード12が現像剤担持体14に圧接されていない状態
を示し、図1(b)は現像剤量規制ブレード12が現像
剤担持体14に圧接された状態を示している。図1
(a)において、現像剤量規制ブレード12はブレード
部材10及び支持部材11からなり、取付け部材17を
介して現像剤容器13に固定点15を軸として固定され
ている。現像剤量規制ブレード12は圧接点16で現像
剤担持体に圧接され、Dは固定点15及び圧接点16の
距離(cm)を示している。
12を模式的に示したが、図1(a)は現像剤量規制ブ
レード12が現像剤担持体14に圧接されていない状態
を示し、図1(b)は現像剤量規制ブレード12が現像
剤担持体14に圧接された状態を示している。図1
(a)において、現像剤量規制ブレード12はブレード
部材10及び支持部材11からなり、取付け部材17を
介して現像剤容器13に固定点15を軸として固定され
ている。現像剤量規制ブレード12は圧接点16で現像
剤担持体に圧接され、Dは固定点15及び圧接点16の
距離(cm)を示している。
【0016】この様な現像剤量規制ブレード12が現像
剤担持体14に圧接されると、図1(b)に示すよう
に、現像剤量規制ブレード12が全体として湾曲し、現
像剤担持体14上の現像剤(不図示)に圧接力Fが印加
される。圧接力Fの大きさは、図1(b)の現像剤担持
体14をロードセルに代えた測定装置を使用し、現像剤
量規制ブレード12全体の湾曲が現像剤担持体14に圧
接された場合と同じになる状態で単位Nにより測定され
る。そして、圧接力Fの大きさと距離D(cm)との積
を計算しモーメント(N・cm)を算出する。
剤担持体14に圧接されると、図1(b)に示すよう
に、現像剤量規制ブレード12が全体として湾曲し、現
像剤担持体14上の現像剤(不図示)に圧接力Fが印加
される。圧接力Fの大きさは、図1(b)の現像剤担持
体14をロードセルに代えた測定装置を使用し、現像剤
量規制ブレード12全体の湾曲が現像剤担持体14に圧
接された場合と同じになる状態で単位Nにより測定され
る。そして、圧接力Fの大きさと距離D(cm)との積
を計算しモーメント(N・cm)を算出する。
【0017】ここで、本発明者らは、現像剤量規制ブレ
ードが現像剤担持体に圧接され、担持体の回転時に現像
剤量を規制しつつ摩擦帯電する場合に、実際に、現像剤
粒子に対し作用するパラメータを鋭意検討した結果、圧
接力のほか、作用する距離が重要であることを見出し、
これらから規定されるモーメントが重要であるとの知見
を得た。
ードが現像剤担持体に圧接され、担持体の回転時に現像
剤量を規制しつつ摩擦帯電する場合に、実際に、現像剤
粒子に対し作用するパラメータを鋭意検討した結果、圧
接力のほか、作用する距離が重要であることを見出し、
これらから規定されるモーメントが重要であるとの知見
を得た。
【0018】なお、上記のように圧接した系ではなく、
圧接力に応じたブレード部材の撓み量を観測した場合に
は、例えば、ブレード部材の厚みが厚くなれば、その撓
み量は小さくなり、逆に薄くなれば、撓み量は大きくな
る。撓み量が大き過ぎると、ブレード部材が現像剤担持
体に当接する位置が決定し難い場合がある。また、撓み
量が小さすぎる場合に、より大きな力をかけて、所望の
撓みとすると、現像装置に負荷が掛り過ぎる恐れがあ
る。
圧接力に応じたブレード部材の撓み量を観測した場合に
は、例えば、ブレード部材の厚みが厚くなれば、その撓
み量は小さくなり、逆に薄くなれば、撓み量は大きくな
る。撓み量が大き過ぎると、ブレード部材が現像剤担持
体に当接する位置が決定し難い場合がある。また、撓み
量が小さすぎる場合に、より大きな力をかけて、所望の
撓みとすると、現像装置に負荷が掛り過ぎる恐れがあ
る。
【0019】以上の様な観点から、圧接力の固定位置ま
わりのモーメントは、8N・cm以上とされ、22N・
cm以下とされる。
わりのモーメントは、8N・cm以上とされ、22N・
cm以下とされる。
【0020】現像剤量規制ブレードとしては、少なくと
もブレード部材および支持部材が現像剤量規制ブレード
と同一形状で積層されているものが好ましい。
もブレード部材および支持部材が現像剤量規制ブレード
と同一形状で積層されているものが好ましい。
【0021】図3には、この様な現像剤量規制ブレード
の例を、平面図として図3(a)に、断面図として図3
(b)に示した。現像剤量規制ブレードの全面において
ブレード部材30及び支持部材31が積層されており、
ブレード部材30及び支持部材31の平面形状は現像剤
量規制ブレードの平面形状と同一である。
の例を、平面図として図3(a)に、断面図として図3
(b)に示した。現像剤量規制ブレードの全面において
ブレード部材30及び支持部材31が積層されており、
ブレード部材30及び支持部材31の平面形状は現像剤
量規制ブレードの平面形状と同一である。
【0022】図2には、支持部材21及びブレード部材
20を積層して作製された現像剤量規制ブレード22が
現像剤容器23に固定点25で固定されており、圧接点
26で現像剤担持体24に圧接され、圧接力Fを及ぼし
ている様子を示した。
20を積層して作製された現像剤量規制ブレード22が
現像剤容器23に固定点25で固定されており、圧接点
26で現像剤担持体24に圧接され、圧接力Fを及ぼし
ている様子を示した。
【0023】このとき、ブレード部材は支持部材の全面
と貼合されているため、現像剤規制ブレード22全体と
しての湾曲が緩やかとなる。換言すると、ブレード部材
20が摺擦端とは逆端部(固定点25側)にまで存在し
ているため、圧接力に対応して生ずるモーメントが、長
い腕を介して摺擦部に働くこととなり、現像剤粒子に圧
接力が緩やかに効率よく作用するものと思われる。
と貼合されているため、現像剤規制ブレード22全体と
しての湾曲が緩やかとなる。換言すると、ブレード部材
20が摺擦端とは逆端部(固定点25側)にまで存在し
ているため、圧接力に対応して生ずるモーメントが、長
い腕を介して摺擦部に働くこととなり、現像剤粒子に圧
接力が緩やかに効率よく作用するものと思われる。
【0024】また、ブレード部材を貼付けた端部は現像
剤量規制ブレードの両端部に存在するため、現像剤量規
制ブレードが現像剤担持体との摺擦の作用に必要な力に
対するモーメントの支点が、現像剤量規制ブレードの途
中には発生しない。この結果、ブレード部材とその支持
部材の材料差に起因して、現像剤量規制ブレードが途中
で屈曲するような力の集中が抑制されると考えられ、ブ
レード部材の不均一な磨耗が抑制される。
剤量規制ブレードの両端部に存在するため、現像剤量規
制ブレードが現像剤担持体との摺擦の作用に必要な力に
対するモーメントの支点が、現像剤量規制ブレードの途
中には発生しない。この結果、ブレード部材とその支持
部材の材料差に起因して、現像剤量規制ブレードが途中
で屈曲するような力の集中が抑制されると考えられ、ブ
レード部材の不均一な磨耗が抑制される。
【0025】更に、上記の様に、現像剤量規制ブレード
が全面積層構造の場合、圧接力を加えた際に、現像剤量
規制ブレードは現像剤担持体に圧接後、更に撓みつつ、
現像剤担持体を押付ける。このとき、現像剤量規制ブレ
ードによる反発弾性が働くが、本発明者らは、ブレード
部材および支持部材の弾性の総和が圧接力に寄与すると
考えている。
が全面積層構造の場合、圧接力を加えた際に、現像剤量
規制ブレードは現像剤担持体に圧接後、更に撓みつつ、
現像剤担持体を押付ける。このとき、現像剤量規制ブレ
ードによる反発弾性が働くが、本発明者らは、ブレード
部材および支持部材の弾性の総和が圧接力に寄与すると
考えている。
【0026】なお、現像剤(トナー)粒子は、ブレード
部材および現像剤担持体の間にあって、ブレード部材が
薄すぎる場合、より変動性に富むブレード部材が押戻さ
れる恐れがある。逆に、現像剤量規制ブレードが厚すぎ
る場合、トナー粒子による反発が不十分となり十分な帯
電が行えない恐れがある。
部材および現像剤担持体の間にあって、ブレード部材が
薄すぎる場合、より変動性に富むブレード部材が押戻さ
れる恐れがある。逆に、現像剤量規制ブレードが厚すぎ
る場合、トナー粒子による反発が不十分となり十分な帯
電が行えない恐れがある。
【0027】また、ブレード部材の厚さに加え、上記の
トナーの圧接挙動は、ブレード部材の弾性、支持部材の
厚さ、支持部材の剛性にも影響される。同様に、現像剤
規制ブレードの総厚も重要な要素になる。
トナーの圧接挙動は、ブレード部材の弾性、支持部材の
厚さ、支持部材の剛性にも影響される。同様に、現像剤
規制ブレードの総厚も重要な要素になる。
【0028】以上の様な観点から、ブレード部材の厚さ
は、ブレードとしての十分な機能を実現するために、1
μm以上が好ましく、10μm以上がより好ましく、5
0μm以上とする場合もあれば、100μm以上とする
場合もある。一方、適度な当接を実現し、現像剤粒子を
均一に帯電し、摩耗を抑制するために、300μm以下
が好ましく、100μm以下がより好ましく、50μm
以下が更に好ましい。
は、ブレードとしての十分な機能を実現するために、1
μm以上が好ましく、10μm以上がより好ましく、5
0μm以上とする場合もあれば、100μm以上とする
場合もある。一方、適度な当接を実現し、現像剤粒子を
均一に帯電し、摩耗を抑制するために、300μm以下
が好ましく、100μm以下がより好ましく、50μm
以下が更に好ましい。
【0029】また、同様の観点から、支持部材の厚さ
は、50μm以上が好ましく、80μm以上がより好ま
しく、90μm以上が更に好ましく、100μm以上が
最も好ましく、一方、150μm以下が好ましい。
は、50μm以上が好ましく、80μm以上がより好ま
しく、90μm以上が更に好ましく、100μm以上が
最も好ましく、一方、150μm以下が好ましい。
【0030】更に、同様の観点から、現像剤量規制ブレ
ードの総厚は、上記の様なブレード部材の厚さと、上記
の様な支持部材の厚さとの和であることが好ましく、例
えば、51μm以上450μm以下が好ましい。
ードの総厚は、上記の様なブレード部材の厚さと、上記
の様な支持部材の厚さとの和であることが好ましく、例
えば、51μm以上450μm以下が好ましい。
【0031】加えて、同様の観点から、ブレード部材
は、ウレタンゴム、ポリアミド樹脂、ポリアミドエラス
トマー、シリコンゴム、シリコン樹脂等から作製するこ
とが好ましく、支持部材は、金属平板、樹脂平板、より
具体的には、ステンレススチール板、りん青銅版、アル
ミ板等から作製することが好ましい。なお、所定の帯電
性能等を実現するために、ブレード部材の上記主材料に
導電材料等の添加剤を加えることもできる。また、支持
部材とブレード部材との接合は、例えば、ホットメルト
等の接着剤によって接着できる。
は、ウレタンゴム、ポリアミド樹脂、ポリアミドエラス
トマー、シリコンゴム、シリコン樹脂等から作製するこ
とが好ましく、支持部材は、金属平板、樹脂平板、より
具体的には、ステンレススチール板、りん青銅版、アル
ミ板等から作製することが好ましい。なお、所定の帯電
性能等を実現するために、ブレード部材の上記主材料に
導電材料等の添加剤を加えることもできる。また、支持
部材とブレード部材との接合は、例えば、ホットメルト
等の接着剤によって接着できる。
【0032】以上の様な現像剤量規制ブレードは、ブレ
ード部材および支持部材を積層後、最終形状である現像
剤量規制ブレードの形状に切断することによって、精度
よく生産性良好に製造できる。
ード部材および支持部材を積層後、最終形状である現像
剤量規制ブレードの形状に切断することによって、精度
よく生産性良好に製造できる。
【0033】また、電荷制御面の表面粗さ等は、面転写
用シート上にブレード部材の原料を均一膜厚に押出し、
固化後、面転写用シートを剥がしてブレード部材を作製
することにより、精度よく生産性良好に制御できる。
用シート上にブレード部材の原料を均一膜厚に押出し、
固化後、面転写用シートを剥がしてブレード部材を作製
することにより、精度よく生産性良好に制御できる。
【0034】図6には、ロールコーター法を利用した現
像剤量規制ブレードの製造方法の例を示した。先ず、面
転写用シート64をロール62に装着し、ブレード部材
の原料65をノズル61より注送して、所定の間隔に調
整されたロール62及び63間隙を経由後、原料65を
乾燥固化する。これにより、電荷制御面に面転写用シー
トが被覆されたブレード部材が得られる。
像剤量規制ブレードの製造方法の例を示した。先ず、面
転写用シート64をロール62に装着し、ブレード部材
の原料65をノズル61より注送して、所定の間隔に調
整されたロール62及び63間隙を経由後、原料65を
乾燥固化する。これにより、電荷制御面に面転写用シー
トが被覆されたブレード部材が得られる。
【0035】なお、面転写用シートとしては、ポリエス
テル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹
脂、これらの共重合体、及びこれらのアロイ等から形成
されたフィルムを使用することができ、中でも、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタ
レート、これらの共重合体、及び複合体より選ばれた1
種以上から形成されたフィルムが好ましい。
テル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹
脂、これらの共重合体、及びこれらのアロイ等から形成
されたフィルムを使用することができ、中でも、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタ
レート、これらの共重合体、及び複合体より選ばれた1
種以上から形成されたフィルムが好ましい。
【0036】次に、面転写用シートが被覆された側と反
対の面に、接着剤塗膜を形成後、支持部材シートと貼合
して積層構造を作製する。そして、得られた積層体をプ
レス抜き等して、所定の形状に切断する。
対の面に、接着剤塗膜を形成後、支持部材シートと貼合
して積層構造を作製する。そして、得られた積層体をプ
レス抜き等して、所定の形状に切断する。
【0037】上記の様な製造方法においては、金型等で
形成されたブレード部材とは異なり、面転写用シート
に、ブレード部材用の原料が堆積され、面転写用シート
面が、ブレード部材にレプリカされる。金型面の場合、
表面を精度良く仕上るためには、微小な凹凸および溝等
が問題とならなくなるまで幾つもの工程を踏む必要があ
る場合がある。これに対し、面転写用シートの場合、電
荷制御面の表面の必要な平坦性(好ましくはRzで3.
5μm以下、より好ましくは1.0μm以下、更に好ま
しくは0.3μm以下)を容易に実現することができ
る。この結果、現像剤量規制ブレードを精度よく生産性
良好に製造することができる。
形成されたブレード部材とは異なり、面転写用シート
に、ブレード部材用の原料が堆積され、面転写用シート
面が、ブレード部材にレプリカされる。金型面の場合、
表面を精度良く仕上るためには、微小な凹凸および溝等
が問題とならなくなるまで幾つもの工程を踏む必要があ
る場合がある。これに対し、面転写用シートの場合、電
荷制御面の表面の必要な平坦性(好ましくはRzで3.
5μm以下、より好ましくは1.0μm以下、更に好ま
しくは0.3μm以下)を容易に実現することができ
る。この結果、現像剤量規制ブレードを精度よく生産性
良好に製造することができる。
【0038】なお、電荷制御面の微細構造においては、
滑らかであることが重要であり、マクロには比較的粗い
数値として測定されても、ミクロに滑らかであればよ
い。すなわち、粗さが2〜4μmであっても、その微細
構造が、好ましくは0.5μm以下、より好ましくは
0.4μm以下、更に好ましくは0.3μm以下であれ
ば、比較的振幅の大きな粗さプロフィールで、十分な効
果が期待される。
滑らかであることが重要であり、マクロには比較的粗い
数値として測定されても、ミクロに滑らかであればよ
い。すなわち、粗さが2〜4μmであっても、その微細
構造が、好ましくは0.5μm以下、より好ましくは
0.4μm以下、更に好ましくは0.3μm以下であれ
ば、比較的振幅の大きな粗さプロフィールで、十分な効
果が期待される。
【0039】また、以上の様にして製造された現像剤量
規制ブレードの面転写用シートは、現像装置の所定位置
へ現像剤量規制ブレードを装着する直前まで剥離をせ
ず、面転写用シートが被覆された現像剤量規制ブレード
を部品(商品)として保存および輸送することが好まし
い。この時、面転写用シートは、そのまま、現像剤量規
制ブレード部材の保護シートとしての役割を果たすから
である。
規制ブレードの面転写用シートは、現像装置の所定位置
へ現像剤量規制ブレードを装着する直前まで剥離をせ
ず、面転写用シートが被覆された現像剤量規制ブレード
を部品(商品)として保存および輸送することが好まし
い。この時、面転写用シートは、そのまま、現像剤量規
制ブレード部材の保護シートとしての役割を果たすから
である。
【0040】図4には、本発明の現像剤量規制ブレード
を用いた現像装置の例を示した。42は、例えば一成分
の現像剤46を収容した現像剤容器で、本現像装置は、
現像剤容器42に現像剤担持体43として、図中矢印a
方向に回転する像担持体の電子写真感光体41と対向設
置した現像スリーブを備え、電子写真感光体41上の静
電潜像を現像し、トナー像として可視化するようになっ
ている。現像剤担持体43は、図で見て右略半周面を現
像剤容器42内に突入し、左略半周面を現像剤容器42
外へ露出して、電子写真感光体1に対向するように、回
転自在に横設されている。現像剤担持体43と電子写真
感光体41との間には微小間隔が設けられる。現像剤担
持体43は、電子写真感光体41の回転方向aに対し、
矢印b方向に回転駆動される。
を用いた現像装置の例を示した。42は、例えば一成分
の現像剤46を収容した現像剤容器で、本現像装置は、
現像剤容器42に現像剤担持体43として、図中矢印a
方向に回転する像担持体の電子写真感光体41と対向設
置した現像スリーブを備え、電子写真感光体41上の静
電潜像を現像し、トナー像として可視化するようになっ
ている。現像剤担持体43は、図で見て右略半周面を現
像剤容器42内に突入し、左略半周面を現像剤容器42
外へ露出して、電子写真感光体1に対向するように、回
転自在に横設されている。現像剤担持体43と電子写真
感光体41との間には微小間隔が設けられる。現像剤担
持体43は、電子写真感光体41の回転方向aに対し、
矢印b方向に回転駆動される。
【0041】現像剤容器42内には、現像剤担持体(現
像スリーブ)43の上方位置に本発明の現像剤量規制ブ
レード44が設けられ、ブレード部材47によりも現像
スリーブ43の回転方向上流側の位置に弾性ローラ45
が設けられる。
像スリーブ)43の上方位置に本発明の現像剤量規制ブ
レード44が設けられ、ブレード部材47によりも現像
スリーブ43の回転方向上流側の位置に弾性ローラ45
が設けられる。
【0042】現像剤量規制ブレード44は、現像スリー
ブ43の回転方向上流側に向けて下がる向きに傾斜して
設けられ、現像スリーブ43の上部外周面に回転方向に
対向して当接される。
ブ43の回転方向上流側に向けて下がる向きに傾斜して
設けられ、現像スリーブ43の上部外周面に回転方向に
対向して当接される。
【0043】弾性ローラ45は、現像スリーブ43の電
子写真感光体41と反対側の部分に当接され、且つ回転
可能に支持される。
子写真感光体41と反対側の部分に当接され、且つ回転
可能に支持される。
【0044】現像装置は、上記構成にて、弾性ローラ4
5が矢印c方向に回転し、弾性ローラ45の回転により
トナー46を担持して現像スリーブ43の近傍に供給
し、現像スリーブ43と弾性ローラ45とが当接する当
接部(ニップ部)において、弾性ローラ45上のトナー
46が現像スリーブ43と摺擦されることにより、現像
スリーブ43上に付着する。
5が矢印c方向に回転し、弾性ローラ45の回転により
トナー46を担持して現像スリーブ43の近傍に供給
し、現像スリーブ43と弾性ローラ45とが当接する当
接部(ニップ部)において、弾性ローラ45上のトナー
46が現像スリーブ43と摺擦されることにより、現像
スリーブ43上に付着する。
【0045】その後、現像スリーブ43の回転に伴い、
現像スリーブ43上に付着したトナー46は、現像剤量
規制ブレード44と現像スリーブ43との当接部でこれ
らの間に侵入し、ここを通過する際に現像スリーブ43
の表面とブレード部材47の両者により摺擦されて、十
分に摩擦帯電を受ける。
現像スリーブ43上に付着したトナー46は、現像剤量
規制ブレード44と現像スリーブ43との当接部でこれ
らの間に侵入し、ここを通過する際に現像スリーブ43
の表面とブレード部材47の両者により摺擦されて、十
分に摩擦帯電を受ける。
【0046】帯電されたトナー46は、ブレード部材4
7及び現像スリーブ43の当接部を抜け出して、現像ス
リーブ43上で薄層を形成し、電子写真感光体41と微
小間隙を開けて対向した現像部へと搬送される。そして
現像部において現像スリーブ43と電子写真感光体41
との間に、現像バイアスとして、例えば直流に交流を重
畳した交互電圧を印加することにより、現像スリーブ4
3上のトナー46が電子写真感光体41の静電潜像に対
応して転移し、静電潜像に付着、現像してトナー像とし
て可視化する。
7及び現像スリーブ43の当接部を抜け出して、現像ス
リーブ43上で薄層を形成し、電子写真感光体41と微
小間隙を開けて対向した現像部へと搬送される。そして
現像部において現像スリーブ43と電子写真感光体41
との間に、現像バイアスとして、例えば直流に交流を重
畳した交互電圧を印加することにより、現像スリーブ4
3上のトナー46が電子写真感光体41の静電潜像に対
応して転移し、静電潜像に付着、現像してトナー像とし
て可視化する。
【0047】現像部において現像に消費されずに現像ス
リーブ43上に残存したトナー46は、現像スリーブ4
3の回転と共に現像スリーブ43の下部より現像剤容器
42内に回収される。
リーブ43上に残存したトナー46は、現像スリーブ4
3の回転と共に現像スリーブ43の下部より現像剤容器
42内に回収される。
【0048】回収されたトナー46は、弾性ローラ45
によって現像スリーブ43との当接部で現像スリーブ4
3から剥ぎ取られる。同時に弾性ローラ45の回転によ
り現像スリーブ43上に新たなトナー46が供給され、
新たなトナー46は、再び現像スリーブ43とブレード
部材47との当接部へ搬送される。
によって現像スリーブ43との当接部で現像スリーブ4
3から剥ぎ取られる。同時に弾性ローラ45の回転によ
り現像スリーブ43上に新たなトナー46が供給され、
新たなトナー46は、再び現像スリーブ43とブレード
部材47との当接部へ搬送される。
【0049】一方、剥ぎ取られたトナー46の大部分
は、弾性ローラ45の回転に伴い現像剤容器42内のト
ナー46中に搬送されて混ざり合い、剥ぎ取られたトナ
ー46の帯電電荷が分散される。
は、弾性ローラ45の回転に伴い現像剤容器42内のト
ナー46中に搬送されて混ざり合い、剥ぎ取られたトナ
ー46の帯電電荷が分散される。
【0050】図5には、本発明の現像装置を採用するの
に適した電子写真装置の一例を示した。51は像担持体
としての感光体であり、本例のものはアルミニウムなど
の導電性支持体と、その外周面に形成した感光層を基本
構成層とするドラム型の電子写真感光体である。支軸を
中心に図面上時計方向に所定の周速度をもって回転駆動
される。
に適した電子写真装置の一例を示した。51は像担持体
としての感光体であり、本例のものはアルミニウムなど
の導電性支持体と、その外周面に形成した感光層を基本
構成層とするドラム型の電子写真感光体である。支軸を
中心に図面上時計方向に所定の周速度をもって回転駆動
される。
【0051】帯電部材52は、この感光体51面に接し
て感光体面を所定の極性、電位に一様に一次帯電処理す
るコロナ放電器である。これは、帯電ローラであっても
良い。
て感光体面を所定の極性、電位に一様に一次帯電処理す
るコロナ放電器である。これは、帯電ローラであっても
良い。
【0052】帯電部材52で均一に帯電処理を受けた感
光体51面は、次いで、露光手段Lにより目的画像情報
の露光(レーザービーム走査露光,原稿画像のスリット
露光など)を受けることで、その周面に目的の画像情報
に対応した静電潜像53が形成される。
光体51面は、次いで、露光手段Lにより目的画像情報
の露光(レーザービーム走査露光,原稿画像のスリット
露光など)を受けることで、その周面に目的の画像情報
に対応した静電潜像53が形成される。
【0053】その潜像は、次いで、現像装置54により
トナー画像として順次に可視像化されていく。
トナー画像として順次に可視像化されていく。
【0054】このトナー画像は、次いで、転写手段55
により不図示の給紙手段部から感光体51の回転と同期
どりされて適正なタイミングをもって感光体51と転写
手段55との間の転写部へ搬送された転写材Pの面に、
順次に転写されていく。本例の転写手段55はコロナ放
電器(ローラタイプであっても良い)であり、転写材P
の裏からトナーと逆極性の帯電を行うことで感光体51
面側のトナー画像が転写材Pの表面側に転写されてい
く。また、4色のトナーを用いてカラー画像を出力する
カラーLBPなどにおいては、4色のカラー画像をそれ
ぞれ現像し可視化するために、一旦ローラーやベルト等
の中間転写体にトナーを転写し、トナー画像が転写材P
の表面側に転写されていく。
により不図示の給紙手段部から感光体51の回転と同期
どりされて適正なタイミングをもって感光体51と転写
手段55との間の転写部へ搬送された転写材Pの面に、
順次に転写されていく。本例の転写手段55はコロナ放
電器(ローラタイプであっても良い)であり、転写材P
の裏からトナーと逆極性の帯電を行うことで感光体51
面側のトナー画像が転写材Pの表面側に転写されてい
く。また、4色のトナーを用いてカラー画像を出力する
カラーLBPなどにおいては、4色のカラー画像をそれ
ぞれ現像し可視化するために、一旦ローラーやベルト等
の中間転写体にトナーを転写し、トナー画像が転写材P
の表面側に転写されていく。
【0055】トナー画像の転写を受けた転写材Pは、感
光体51面から分離されて加熱定着ロール58へ先送さ
れて像定着を受け、画像形成物として出力される。
光体51面から分離されて加熱定着ロール58へ先送さ
れて像定着を受け、画像形成物として出力される。
【0056】像転写後の感光体51面は、クリーニング
手段56で転写残りトナーなどの付着汚染物の除去を受
けて洗浄面化されて繰り返して作像に供される。
手段56で転写残りトナーなどの付着汚染物の除去を受
けて洗浄面化されて繰り返して作像に供される。
【0057】なお、感光体、帯電部材、現像装置及びク
リーニング手段のような電子写真装置の複数の要素をプ
ロセスカートリッジに一体的に組み込ませることもでき
る。そうすることで、プロセスカートリッジは、装置本
体に対して着脱可能とすることができる。例えば、感光
体及び現像装置と必要に応じて帯電部材及びクリーニン
グ手段等をプロセスカートリッジに一体的に組み込み、
装置本体のレールなどの案内手段を用いて着脱自在に構
成できる。
リーニング手段のような電子写真装置の複数の要素をプ
ロセスカートリッジに一体的に組み込ませることもでき
る。そうすることで、プロセスカートリッジは、装置本
体に対して着脱可能とすることができる。例えば、感光
体及び現像装置と必要に応じて帯電部材及びクリーニン
グ手段等をプロセスカートリッジに一体的に組み込み、
装置本体のレールなどの案内手段を用いて着脱自在に構
成できる。
【0058】本発明の現像装置を使用しうる電子写真装
置としては、複写機、レーザービームプリンタ、LED
プリンタ、あるいは、電子写真製版システムなどの電子
写真応用装置などが挙げられる。
置としては、複写機、レーザービームプリンタ、LED
プリンタ、あるいは、電子写真製版システムなどの電子
写真応用装置などが挙げられる。
【0059】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を具
体的に説明するが、本発明は以下の実施例に制限される
ものではない。
体的に説明するが、本発明は以下の実施例に制限される
ものではない。
【0060】なお、特に明記しない限り、「部」および
「%」は「質量部」および「質量%」をそれぞれ表し、
試薬等は市販の高純度品を使用した。
「%」は「質量部」および「質量%」をそれぞれ表し、
試薬等は市販の高純度品を使用した。
【0061】ブレード部材の原料として、ポリアミドエ
ラストマー(ダイセル・ヒュルス社製、商品名:ダイア
ミド PAE E40−S3)を250℃に溶融し、面
転写用シート(押出成形によって製作された、厚さが
0.3mm、表面粗さRzが0.2μmのポリプロピレ
ンフィルム)に、固化後の厚さが0.1mm、0.2m
m又は0.3mmとなるように押出し、両者併せて、厚
さ0.4mm、0.5mm又は0.6mm の板状成形
物を、ロールコーター法にて作製した。これに、板厚
0.12mm又は0.15mmのリン青銅シートを間に
接着層を設けつつ貼合し、所定のブレード寸法にプレス
切断して、現像剤量規制ブレードを作製した。
ラストマー(ダイセル・ヒュルス社製、商品名:ダイア
ミド PAE E40−S3)を250℃に溶融し、面
転写用シート(押出成形によって製作された、厚さが
0.3mm、表面粗さRzが0.2μmのポリプロピレ
ンフィルム)に、固化後の厚さが0.1mm、0.2m
m又は0.3mmとなるように押出し、両者併せて、厚
さ0.4mm、0.5mm又は0.6mm の板状成形
物を、ロールコーター法にて作製した。これに、板厚
0.12mm又は0.15mmのリン青銅シートを間に
接着層を設けつつ貼合し、所定のブレード寸法にプレス
切断して、現像剤量規制ブレードを作製した。
【0062】なお、使用前のブレード部材の電荷制御面
の表面粗さRz(十点平均粗さ)を、小坂研究所製サー
フコーダSE3500(製品名)を使用して測定したと
ころ、0.2μmであった。
の表面粗さRz(十点平均粗さ)を、小坂研究所製サー
フコーダSE3500(製品名)を使用して測定したと
ころ、0.2μmであった。
【0063】以上により作製した現像剤量規制ブレード
と、アルミ管をブラスト処理し十点平均粗さRzを2.
5μmとした現像スリーブとを、所定の圧接力で現像装
置に装着した。現像剤容器には、現像スリーブにトナー
を塗布し、また現像されずに残ったトナーをはぎ取り再
び現像剤容器に戻す働きをする弾性ローラとして、発泡
ウレタン製のスポンジローラを装着し、非磁性トナーを
収容した。
と、アルミ管をブラスト処理し十点平均粗さRzを2.
5μmとした現像スリーブとを、所定の圧接力で現像装
置に装着した。現像剤容器には、現像スリーブにトナー
を塗布し、また現像されずに残ったトナーをはぎ取り再
び現像剤容器に戻す働きをする弾性ローラとして、発泡
ウレタン製のスポンジローラを装着し、非磁性トナーを
収容した。
【0064】以上の現像装置を、15℃、10RH%の
低温低湿環境下でレーザービームプリンター(商品名:
Lasershot、キヤノン製)に装着し、現像スリ
ーブを駆動した際の、現像スリーブ上のトナーのコート
状態を観察し、目視によるスジ及びムラ等の有無の確認
をした。結果は、良好(○)、やや良い(△)、悪い
(×)の3段階で評価した。
低温低湿環境下でレーザービームプリンター(商品名:
Lasershot、キヤノン製)に装着し、現像スリ
ーブを駆動した際の、現像スリーブ上のトナーのコート
状態を観察し、目視によるスジ及びムラ等の有無の確認
をした。結果は、良好(○)、やや良い(△)、悪い
(×)の3段階で評価した。
【0065】また、トナー電荷量(トリボ)も測定し
た。現像剤量規制ブレードの電荷制御層の摩擦帯電能力
評価法としては、現像器に現像ブレードと現像スリーブ
を装着し、現像スリーブを回転することにより現像器内
に収容されている現像剤であるトナーを搬送し、現像ブ
レードとの摩擦帯電で電荷を与え、現像スリーブ上に、
電荷を持ったトナーを均一に塗布する。このトナーを吸
引して得られる電荷量(Q)及び質量(M)の値から単
位質量当たりのトナー電荷量Q/M(μC/g)を算出
する方法を採用した。このトナー電荷量Q/Mは、現像
ブレードの電荷制御層の摩擦帯電性により数値に差異が
生じるため、摩擦帯電能力の評価に適している。
た。現像剤量規制ブレードの電荷制御層の摩擦帯電能力
評価法としては、現像器に現像ブレードと現像スリーブ
を装着し、現像スリーブを回転することにより現像器内
に収容されている現像剤であるトナーを搬送し、現像ブ
レードとの摩擦帯電で電荷を与え、現像スリーブ上に、
電荷を持ったトナーを均一に塗布する。このトナーを吸
引して得られる電荷量(Q)及び質量(M)の値から単
位質量当たりのトナー電荷量Q/M(μC/g)を算出
する方法を採用した。このトナー電荷量Q/Mは、現像
ブレードの電荷制御層の摩擦帯電性により数値に差異が
生じるため、摩擦帯電能力の評価に適している。
【0066】更に、非磁性黒トナーを用い、紙上にベタ
黒画像を出力した際の画像濃度を、マクベス濃度計によ
りベタ黒濃度として測定した。
黒画像を出力した際の画像濃度を、マクベス濃度計によ
りベタ黒濃度として測定した。
【0067】加えて、耐久試験後のブレードの先端に欠
けが発生している様子を顕微鏡で観察し、殆ど発生して
いない(○)、僅かに発生している(△)、発生してい
る(×)の3段階で評価した。
けが発生している様子を顕微鏡で観察し、殆ど発生して
いない(○)、僅かに発生している(△)、発生してい
る(×)の3段階で評価した。
【0068】(実施例1)ブレード部材の厚さが0.3
mmの現像剤量規制ブレードを用いて、現像剤担持体と
の圧接力を数段階に設定し、現像剤量規制ブレードの固
定位置から1.4cmの位置(圧接点)に働くモーメン
トが21.95N・cm(実験例1−1)及び9.60
N・cm(実験例1−2)となる様にして、上記の実装
試験を行い、結果を表1に示した。
mmの現像剤量規制ブレードを用いて、現像剤担持体と
の圧接力を数段階に設定し、現像剤量規制ブレードの固
定位置から1.4cmの位置(圧接点)に働くモーメン
トが21.95N・cm(実験例1−1)及び9.60
N・cm(実験例1−2)となる様にして、上記の実装
試験を行い、結果を表1に示した。
【0069】なお、モーメントの数値は、圧接力(N)
と、現像剤量規制ブレードの固定点からの距離(cm)
とから計算したものであり、現像剤担持体のない状態で
の圧接力による撓み状態も勘案して、利用可能な範囲を
選択した。すなわち、撓みが少なすぎる場合は、現像剤
量規制ブレードの剛性が大きすぎて利用が困難となり、
撓みが大きすぎる場合は、圧接が不十分となる恐れがあ
る。
と、現像剤量規制ブレードの固定点からの距離(cm)
とから計算したものであり、現像剤担持体のない状態で
の圧接力による撓み状態も勘案して、利用可能な範囲を
選択した。すなわち、撓みが少なすぎる場合は、現像剤
量規制ブレードの剛性が大きすぎて利用が困難となり、
撓みが大きすぎる場合は、圧接が不十分となる恐れがあ
る。
【0070】(実施例2)ブレード部材の厚さが0.2
mmの現像剤量規制ブレードを用いて、現像剤担持体と
の圧接力を数段階に設定し、現像剤量規制ブレードの固
定位置から1.4cmの位置(圧接点)に働くモーメン
トが15.09N・cm(実験例2−1)及び8.23
N・cm(実験例2−2)となる様にして、上記の実装
試験を行い、結果を表1に示した。
mmの現像剤量規制ブレードを用いて、現像剤担持体と
の圧接力を数段階に設定し、現像剤量規制ブレードの固
定位置から1.4cmの位置(圧接点)に働くモーメン
トが15.09N・cm(実験例2−1)及び8.23
N・cm(実験例2−2)となる様にして、上記の実装
試験を行い、結果を表1に示した。
【0071】(実施例3)ブレード部材の厚さが0.1
mmの現像剤量規制ブレードを用いて、現像剤担持体と
の圧接力を数段階に設定し、現像剤量規制ブレードの固
定位置から1.4cmの位置(圧接点)に働くモーメン
トが10.98N・cm(実験例3−1)、8.23N
・cm(実験例3−2)及び16.46N・cm(実験
例3−3)となる様にして、上記の実装試験を行い、結
果を表1に示した。
mmの現像剤量規制ブレードを用いて、現像剤担持体と
の圧接力を数段階に設定し、現像剤量規制ブレードの固
定位置から1.4cmの位置(圧接点)に働くモーメン
トが10.98N・cm(実験例3−1)、8.23N
・cm(実験例3−2)及び16.46N・cm(実験
例3−3)となる様にして、上記の実装試験を行い、結
果を表1に示した。
【0072】
【表1】
【0073】表1より明らかな通り、モーメントを所定
の範囲内とすることにより、トリボ、コート状態、ベタ
黒濃度および耐久先端剥離の何れも良好であることが分
った。この結果、ブレード部材が均一に磨耗し、当接圧
を精度良く制御してトナー粒子に対して適正な圧力を実
現できることが分った。また、ブレード部材の厚さを3
0μmとすることにより、更に性能を向上できた。
の範囲内とすることにより、トリボ、コート状態、ベタ
黒濃度および耐久先端剥離の何れも良好であることが分
った。この結果、ブレード部材が均一に磨耗し、当接圧
を精度良く制御してトナー粒子に対して適正な圧力を実
現できることが分った。また、ブレード部材の厚さを3
0μmとすることにより、更に性能を向上できた。
【0074】(比較例1)実験例3−2で用いた現像剤
量規制ブレードを使用し、モーメントを5.49N・c
mとして実装試験を行った。得られた結果を表2に示
す。
量規制ブレードを使用し、モーメントを5.49N・c
mとして実装試験を行った。得られた結果を表2に示
す。
【0075】(比較例2)実験例1−1で用いた現像剤
量規制ブレードを使用し、モーメントを22.64N・
cmとして実装試験を行った。得られた結果を表2に示
す。
量規制ブレードを使用し、モーメントを22.64N・
cmとして実装試験を行った。得られた結果を表2に示
す。
【0076】
【表2】
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明により、所望
の摩擦帯電をもたらすモーメントが発生し、従って、現
像剤量規制ブレードの摩擦帯電能力(トリボ)が制御可
能となり、画像不良が発生せず、表面精度の安定し、低
コストの現像剤量規制ブレードを提供することができ
る。
の摩擦帯電をもたらすモーメントが発生し、従って、現
像剤量規制ブレードの摩擦帯電能力(トリボ)が制御可
能となり、画像不良が発生せず、表面精度の安定し、低
コストの現像剤量規制ブレードを提供することができ
る。
【図1】本発明の現像剤量規制ブレードを説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図2】本発明の現像剤量規制ブレードを説明するため
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図3】本発明の現像剤量規制ブレードを説明するため
の模式的平面図(a)および断面図(b)である。
の模式的平面図(a)および断面図(b)である。
【図4】現像装置を説明するための模式的断面図であ
る。
る。
【図5】電子写真装置を説明するための模式的断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の現像剤量規制ブレードの製造方法を説
明するための模式的断面図である。
明するための模式的断面図である。
10 ブレード部材 11 支持部材 12 現像剤量規制ブレード 13 現像剤容器 14 現像剤担持体 15 固定点 16 圧接点 17 取付け部材 20 ブレード部材 21 支持部材 22 現像剤量規制ブレード 23 現像剤容器 24 現像剤担持体 25 固定点 26 圧接点 30 ブレード部材 31 支持部材 41 電子写真感光体 42 現像剤容器 43 現像剤担持体 44 現像剤量規制ブレード 45 弾性ローラ 46 現像剤 47 ブレード部材 51 感光体 52 帯電部材 53 静電潜像 54 現像装置 55 転写手段 56 クリーニング手段 58 定着ローラ 61 ノズル 62 ロール 63 ロール 64 面転写用シート 65 原料 D 距離 F 圧接力 L 露光手段 P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高島 学 茨城県稲敷郡茎崎町茎崎1888−2 キヤノ ン化成株式会社内 (72)発明者 仲野 直彦 茨城県稲敷郡茎崎町茎崎1888−2 キヤノ ン化成株式会社内 (72)発明者 本田 充 茨城県稲敷郡茎崎町茎崎1888−2 キヤノ ン化成株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AD13 AD17 AD23 FA13 FA22
Claims (7)
- 【請求項1】 現像剤容器から現像剤担持体によって搬
出される現像剤の量を規制する現像剤量規制ブレードに
おいて、該現像剤量規制ブレードは所定の位置で該現像
剤容器に固定され、該現像剤量規制ブレードは該現像剤
担持体に圧接され、該圧接力の該固定位置まわりのモー
メントを、8N・cm以上22N・cm以下とできるこ
とを特徴とする現像剤量規制ブレード。 - 【請求項2】 前記現像剤量規制ブレードは、少なくと
もブレード部材および支持部材が現像剤量規制ブレード
と同一形状で積層されてなることを特徴とする請求項1
記載の現像剤量規制ブレード。 - 【請求項3】 前記現像剤量規制ブレードの総厚は、5
1μm以上450μm以下であることを特徴とする請求
項2記載の現像剤量規制ブレード。 - 【請求項4】 前記ブレード部材の厚さは1μm以上3
00μm以下であり、前記支持部材の厚さは50μm以
上150μm以下であることを特徴とする請求項2又は
3記載の現像剤量規制ブレード。 - 【請求項5】 前記ブレード部材の前記現像剤担持体に
当接される側の表面(電荷制御面)は、面転写用シート
上にブレード部材の原料を均一膜厚に押出し、固化後、
該面転写用シートを剥がして作製されたものであり、前
記ブレード部材および前記支持部材は、積層後、最終形
状である現像剤量規制ブレードの形状に切断されて作製
されたものであることを特徴とする請求項2乃至4何れ
かに記載の現像剤量規制ブレード。 - 【請求項6】 一成分現像剤を使用し、請求項1乃至5
何れかに記載される現像剤量規制ブレードが配置される
ことを特徴とする現像装置。 - 【請求項7】 現像剤量規制ブレードを用いて、現像剤
容器から現像剤担持体によって搬出される現像剤の量を
規制する方法において、該現像剤量規制ブレードを所定
の位置で該現像剤容器に固定し、該現像剤量規制ブレー
ドを該現像剤担持体に圧接し、該圧接力の該固定位置ま
わりのモーメントを、8N・cm以上22N・cm以下
とすることを特徴とする現像剤量の規制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001297214A JP2002372856A (ja) | 2001-04-13 | 2001-09-27 | 現像剤量規制ブレード、現像装置、現像剤量の規制方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001115346 | 2001-04-13 | ||
JP2001-115346 | 2001-04-13 | ||
JP2001297214A JP2002372856A (ja) | 2001-04-13 | 2001-09-27 | 現像剤量規制ブレード、現像装置、現像剤量の規制方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002372856A true JP2002372856A (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=26613561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001297214A Pending JP2002372856A (ja) | 2001-04-13 | 2001-09-27 | 現像剤量規制ブレード、現像装置、現像剤量の規制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002372856A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007279112A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Canon Chemicals Inc | 現像剤量規制ブレードおよびそれを用いた現像装置 |
JP2013222147A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Canon Inc | 現像装置、プロセスカートリッジ |
JP2017116920A (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-29 | 株式会社リコー | 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001297214A patent/JP2002372856A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007279112A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Canon Chemicals Inc | 現像剤量規制ブレードおよびそれを用いた現像装置 |
JP2013222147A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Canon Inc | 現像装置、プロセスカートリッジ |
JP2017116920A (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-29 | 株式会社リコー | 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 |
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