JP2002372400A - 鉛散弾の回収方法 - Google Patents

鉛散弾の回収方法

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JP2002372400A JP2001181056A JP2001181056A JP2002372400A JP 2002372400 A JP2002372400 A JP 2002372400A JP 2001181056 A JP2001181056 A JP 2001181056A JP 2001181056 A JP2001181056 A JP 2001181056A JP 2002372400 A JP2002372400 A JP 2002372400A
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Masaharu Nakamura
正治 中村
Shinichi Tashiro
信一 田代
Misao Tokutome
操 徳留
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Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然状態にある草木の伐採やコストの嵩む大
型重機の使用を回避することで、2次汚染を阻止しなが
ら高回収率、低コストで所期の汚染浄化を達成できる鉛
散弾の回収方法を提供する。 【解決手段】 本発明による鉛散弾の回収方法は、射撃
場1の鉛散弾区域を特定して鉛散弾区域の草木4を伐採
する工程、次いでの鉛散弾を比重差に基づいて仕分ける
ために地表面に高圧エアを噴射する工程及びしかる後に
鉛散弾をバキューム装置で吸引収集する工程から構成さ
れており、バキューム装置の吸取口を地表面に対して直
角な状態を形成したり、鉛散弾をバキューム吸取口で吸
引収集する工程の後に、鉛散弾を落下しない篩目の振動
篩を施す工程を追加して残土砂類を汚染処理することを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛散弾の回収方法
に関し、特に散在している鉛散弾によって発生する2次
汚染を阻止しながら高回収率で低コストに回収できる鉛
散弾の回収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から各方面に設置されてきた多くの
射撃場は、広い地域を占めて開設されており、これらの
射撃場においては、多くの鉛散弾が使用されてそのまま
に点在された状態で地表面に放置されているところが多
い。
【0003】ところで、鉛散弾は、1実包当たり直径φ
2.4m/mの小さな球状の鉛弾を300〜500個程
度含有しており、球状鉛弾1個当たりの含有鉛は0.0
02〜0.008gであることから、鉛散弾の鉛は微少
すぎることと草木や落葉が広範囲に拡散されている地表
面に散在していることとも相俟って、回収効率が悪いた
めにその回収には膨大な費用と多大な作業時間を要する
ことになり、結果として発砲された鉛散弾は殆どの場
合、回収されることなく放置されていた。
【0004】しかして、例え微少であっても、射撃場に
よっては年間に約20トン前後の鉛散弾が使用されてい
ることから、多くの事例のようにその回収・処理対策が
施されることもなくそのままの状態で放置されている
と、累積した鉛散弾からの鉛量は無視することができな
い程の大量値になっていた。
【0005】このために、その敷地内に放置されている
使用済みの鉛散弾から鉛が溶出することになり、場合に
よっては射撃場から地中に溶出した鉛が地下水に浸透し
て周辺に流出を始め、結果的に周辺の土壌を自然界にお
ける値の数百倍の濃度に汚染する状況に至らしめてい
た。
【0006】しかるに、最近になって環境に対する問題
意識が高揚されてきたことから、周辺区域に対する定期
水質検査を実施すること等が恒常化しており、射撃場の
土壌中に溶出浸透した鉛の水質検査の結果として、環境
基準値に対して数倍の数値が記録される例も報告されて
いる。
【0007】これらの実態は、人体に対する悪影響が危
惧されることから環境汚染の対象にされ、その改善のた
めに鉛散弾や溶出土の撤去策を求められることが多くな
っている。鉛と汚染土壌を撤去するための対策として
は、人力による掃き寄せ集積もしくは重機を使用しての
表面土の剥ぎ取り収集が検討され、これによって集積さ
れた使用済みの鉛散弾から鉛を採集してリサイクルする
と共に、汚染土壌に対してはこれを無害化処理して再利
用する等が考慮されてきた。
【0008】しかるに、多くの射撃場の中には長年に亘
って堆積されている鉛散弾からの鉛が数百トンに及ぶと
も言われ、汚染土壌に至っては数千立方メートルに及ぶ
と推測されている。これらの射撃場では、周辺における
住民意識の高まりを受けて環境汚染を心配する声が強く
なっていることから、その具体策を緊急に講じる必要が
強く求められている。しかしながら、上記の対策手段で
は、コスト、回収率、工期及び2次汚染のいずれにおい
ても決して満足出来るものでなかった。
【0009】これらの大量の鉛や汚染土壌に対する回収
・処理策は、これまでも前例もないことから、当然に有
効な対策がないために以下の問題点を解決した防止対策
を早急に講じることが求められている。 鉛や汚染土壌による2次汚染の阻止。 広範囲に及ぶ射撃場で高い回収率を達成する。 広範囲に及ぶ射撃場でも低減されたコストで回収で
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の緊急
事態に鑑みて提案されたものであり、自然状態にある草
木の伐採やコストの嵩む大型重機の使用を回避すること
で、2次汚染を阻止しながら高回収率、低コストで所期
の汚染浄化を達成できる鉛散弾の回収方法を提供してい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による鉛散弾の回
収方法は、基本的に、鉛散弾区域を特定して鉛散弾区域
の草木を伐採する工程、次いでの鉛散弾を比重差に基づ
いて仕分けるために地表面に高圧エアを噴射する工程及
びしかる後に鉛散弾をバキューム装置で吸引収集する工
程とから構成されており、具体的に、バキューム装置の
吸取口を地表面に対して直角な状態を形成したり、鉛散
弾をバキューム装置の吸取口で吸引収集する工程の後
に、鉛散弾を落下させない篩目の振動篩を施す工程を追
加して残土砂類を汚染処理することを特徴としている。
【0012】これによって、本発明による鉛散弾の回収
方法は、射撃場における草木の伐採を回避し、大型重機
を使用しないことでコストの低減を図ると共に汚染土壌
による2次汚染を阻止しながら、射撃場における鉛散弾
の回収を高回収率、低コストで達成している。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による鉛散弾の回収方法
は、鉛散弾区域を特定して鉛散弾区域の草木を伐採する
工程、次いでの鉛散弾を比重差に基づいて仕分けるため
に地表面に高圧エアを噴射する工程及びしかる後に鉛散
弾をバキューム装置で吸引収集する工程から構成され、
バキューム装置の吸取口を地表面に対して直角な状態を
形成したり、鉛散弾を落下させない篩目の振動篩を施す
工程を追加して残土砂類を汚染処理している。以下に本
発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】図は、本発明による鉛散弾の回収方法を適
用した射撃場の実施の形態を示す概要図である。
【0015】本実施の形態では、射撃場1は、灌木4と
下草5が群生している平地2と傾斜面3とから構成され
ている。図1に示す実施の形態は、本発明による鉛散弾
の回収方法を定期的に適用すると同時に、将来に向かっ
ての安全管理を確実にするために平地2の鉛散弾が多く
落下してくる区域には、地下水の流出を阻止する鉛直遮
水壁6を構築している。
【0016】これによって、鉛直遮水壁6の斜面側に暗
渠管7を設置することで、平地2と傾斜面3とから浸透
してくる地下水を受けながら水処理施設8において汚染
処理するようにしており、散弾の鉛が鉛散弾を回収する
間において万が一に溶出しても、汚染地下水として射撃
場1の周辺に流出しないように処置している。
【0017】尚、9はモニタリング井戸であり、定期的
な観測を実施することで鉛直遮水壁6を含めた射撃場1
からの汚染地下水が流出していないことを常に監視して
いる。
【0018】又、本実施の形態における水処理施設8
は、鉛を対象にして特化した水処理をすることで建設費
と運転費用を廉価にしており、その前後に処理対象水調
整槽10と洪水等に対処する雨水調整池11を配置し
て、暗渠管7とからの鉛汚染水を処理対象水調整槽10
で受けて浄化処理し、その後に雨水調整池11を経由さ
せて射撃場1の外部に放流させている。
【0019】次に、本発明による鉛散弾の回収方法につ
いて、図面を示しながら順序を追って説明する。
【0020】図2は、灌木の伐採と下草の除草の工程を
示している。本発明による実施の形態では、草木を伐採
する必要がある射撃場1の鉛散弾区域を、鉛散弾が地表
面に点在している状況を目視等によって確認することで
特定している。
【0021】但し、鉛散弾区域の特定は、目視に代わる
他の方法で十分に対応できるものであり、施設管理上の
範囲でも可能である。
【0022】鉛散弾区域が特定されると、区域内の樹木
12は、図示のように目印13によって明確にされるの
で、灌木4の伐採と下草5の除草はその範囲において行
なわれ鉛散弾が点在している地表面を露出させている。
【0023】図3は、灌木4の伐採と下草5の除草を行
った後の地表面を示している。雑草や草木を伐採して除
去すると地表面は直接目視できるように露出されるの
で、点在した球状で小さな鉛散弾14を充分に確認する
ことができる。
【0024】図4は、露出されている点在状態の鉛散弾
を法面において集積している工程を例示している。
【0025】本実施の形態における鉛散弾の集積は、エ
アーコンプレッサーを使用することで実施している。エ
アーコンプレッサーからの高圧エアーはホース15の先
端に設けた吹出口16から噴射されるが、初期の段階で
は、重くて球状の鉛散弾が地表面に残されて草木や軽い
状態の土壌は遠くに飛散させられ、鉛散弾14の仕分け
が行われる。
【0026】鉛散弾14が選別されて地表面の表層に充
分に露出された状態に至ると、エアーコンプレッサーか
らの高圧エアーは、吹出口16から地表面の鉛散弾に集
中的に噴射されて、鉛散弾が所定の範囲に集積されるよ
うに操作される。
【0027】これら一連の操作によって、微少な球状の
鉛散弾は、土等の湿りを最小限に抑えて乾燥状態を形成
するので、鉛散弾の集積を最高の効率で回収できる状態
にしている。
【0028】図5は、集積されている鉛散弾を地表面か
らバキューム装置によって回収する工程を示しており、
バキューム装置としてバキューム車を採用した場合を例
示している。
【0029】鉛散弾を所定の範囲に集積した後は、バキ
ューム車17によって回収するものであり、バキューム
車17からのホース18はその先端に吸取口19を備え
ている。
【0030】ホース18に設けた吸取口19は、その吸
込効率を最大にするために、吸取口の形状を一部に切欠
きを設けることで閉塞を避けながら、吸込面に対して直
角になるように構成している。しかして、吸取口19は
地表面の鉛散弾を吸取口19の外周側から吸引口の中心
に向けて集中的に吸い込むことになるので、鉛散弾をバ
キューム車17に最も効率良く収集できる。
【0031】以上のように、本発明による鉛散弾の回収
方法は、散水等の工程が付加されていないので鉛散弾の
回収を全て乾燥状態で遂行しており、鉛散弾及びこれに
付随する土壌の回収を効率良く達成している。
【0032】このような本発明の特長をさらに増長させ
るには、乾燥状態を維持するために他の工程において
も、回収された鉛散弾と付随土壌とを地表面のビニール
シート上に載置し、その上をテント等で覆うことで降雨
から避けることが重要であり、その湿潤化を防止するこ
とでさらに効率化を追求できる余地も残している。
【0033】本発明による鉛散弾の回収方法は、基本的
に、以上の各工程によって所期の目的を達成することが
できるが、以下の工程を付加することによって射撃場に
おける鉛散弾による汚染の浄化とその再利用化をさらに
向上させることができる。
【0034】図6は、これらの各工程を構成する施工装
置の実施の形態を示す概要図である。
【0035】本実施の形態の施工装置20は、2種類の
篩21、22から構成されている。1次の篩21には、
バキューム車17から回収された鉛散弾と付随土壌とが
供給されるが、その篩目は約5mmメッシュに構成され
ており、直径φ2.4m/mの小さな球状の鉛散弾と付
随土壌とを落下させながら大口径の礫、ガレキ及び雑草
等の土砂類を撤去している。
【0036】落下した鉛散弾と付随土壌とは、篩目の下
部に設けられた漏斗23を経由して2次の篩22に移送
されているが、一方の土砂類は、篩目の上部から排出口
24を介して処分容器25に移された後に、以下に述べ
る別途に回収された鉛溶出汚染土壌と共に適正に浄化処
理され、汚染浄化のために削り取られた平地2及び傾斜
面3を覆土するために再び用いられることになる。
【0037】2次の篩22には、1次の篩21から移送
された鉛散弾と付随土壌とが供給されており、その篩目
は約2mmメッシュにして振動型に構成されている。こ
れによって、直径φ2.4m/mの鉛散弾と付随土壌と
は細かく篩い分けされ、鉛散弾から分離した土壌を篩目
から落下させながら、鉛散弾はこれを篩い残すことで回
収可能にしている。
【0038】付随土壌から篩い分けられた鉛散弾は、篩
目の上部から排出口26を介して処分容器27に移され
た後に所定の処分場に配送されて再利用できるように処
分される。又、落下した付随土壌は、篩目の下部に設け
られた漏斗28を経由して処理容器29に移送された後
に、以下に述べる別途に回収された鉛溶出汚染土壌と共
に適正に浄化処理される。
【0039】又、篩による分別は、上記実施の形態のよ
うに装置化することに限定されるものでなく、個別の篩
を人力等によって適宜に操作することでも処置すること
が可能である。
【0040】さらに、射撃場において発生した鉛溶出汚
染土壌は、平地2及び傾斜面3における土壌の汚染状態
を検出器等で確認した後に、所定の深さまで機械的に掘
削して浄化処理場に一旦回収している。
【0041】浄化処理場の鉛溶出汚染土壌は、硫化ナト
リウムキレート剤と一体に攪拌混合させることで溶出鉛
を硫化鉛に生成させる不溶化処理を施されており、これ
らの処置によって変成された不溶化処理土は、平地2及
び傾斜面3に再度返還することが可能になる。
【0042】そして、この不溶化処理の過程において、
上述した篩い残された大口径の礫、ガレキ及び雑草等の
土砂類や鉛散弾から分離した土壌を同時に攪拌混合させ
ることで、不溶化処理土を現地から回収された当時の形
態に復帰させて処理できるように形成して現状復帰によ
る環境保全を図っている。
【0043】さらに、将来に亘って鉛溶出汚染を防止す
るためには、上記の復帰返還の際に、平地2及び傾斜面
3を所定の深さに一旦掘削した後に処分シートを底面に
敷設して、この処分シートの保護層として不溶化処理土
を覆土に使用することが有効であり、定期的な鉛散弾の
回収と合わせて恒久的な汚染防止を確立できる。
【0044】この際に混合する覆土の厚さ、即ち掘削深
さは、鉛弾の回収や維持管理等のために作業機械が走行
したり、銃弾がめり込んだ際に処分シートが破損しない
程度の深さに行われるものである。
【0045】尚、上述した浄化処理場での処置でなく、
射撃場の現地においても浄化処理は可能である。この場
合には、現地の状況に合わせながら鉛で汚染されている
深さまでバックホー等で機械的に掘削し、同時に硫化ナ
トリウムキレート剤を用いながらの攪拌混合によって硫
化鉛を生成させるものであり、これによって土壌中の溶
出鉛を不溶化させるように変成しており、電気浸透工法
や置換工法よりも廉価に施工できる。
【0046】本発明による鉛散弾の回収方法は、以上の
工程から構成されているで、図7に示す5点満点法での
比較評価値のように、鉛散弾の回収を汚染土壌による2
次汚染を阻止しながら高回収率、低コストで短期間に達
成できる優れた作用効果を発揮している。
【0047】即ち、従来からの人力による集積では、回
収率や2次汚染の面で一定の優位性を発揮しているが、
コスト面で難点があり、特に工期面では極端に劣ってい
る。又、重機を用いた場合には、コスト、回収率、工期
の面で程々の優位性を備えているが、2次汚染に対する
処置に不安を有している。
【0048】本発明による鉛散弾の回収方法は、これら
の工法と比較して、工期面で若干の問題点を有していて
も他の工法には劣るものでなく、コスト、回収率及び2
次汚染対策においては各段の優位性を発揮している。
【0049】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明してきたが、本発明による鉛散弾の回収方法は、
上記実施の形態に何ら限定されるものでなく、高圧エア
を供給するエアコンプレッサーや鉛散弾を吸い込むバキ
ューム装置及び篩装置等の具体的な構造等に関して、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能
であることは当然のことである。
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載の鉛散弾の回収方法は、
鉛散弾区域を特定して鉛散弾区域の草木を伐採する工
程、次いでの鉛散弾を比重差に基づいて仕分けるために
地表面に高圧エアを噴射する工程及びしかる後に鉛散弾
をバキューム装置で吸引収集する工程から成るので、鉛
散弾の回収において以下の効果を発揮している。 鉛や汚染土壌による2次汚染を確実に阻止できる。 広範囲に及ぶ射撃場でも鉛散弾を高率で回収でき
る。 広範囲に及ぶ射撃場でも鉛散弾を低コストで回収で
きる。 広範囲に及ぶ射撃場でも鉛散弾を短期間で回収でき
る。
【0051】請求項2に記載の鉛散弾の回収方法は、請
求項1に記載の鉛散弾の回収方法において、バキューム
装置の吸取口を地表面に対して直角な状態を形成するこ
とを特徴としているので、上記効果に加えて、鉛散弾を
さらに高率で回収できる効果を発揮している。
【0052】請求項3に記載の鉛散弾の回収方法は、請
求項1又は2に記載の鉛散弾の回収方法において、鉛散
弾をバキューム装置で吸引収集する工程の後に、鉛散弾
を落下させない篩目の振動篩を施す工程を追加して残土
砂類を汚染処理することを特徴としているので、上記効
果に加えて、鉛散弾の回収・再利用と汚染土壌の浄化処
理を達成できる効果を発揮している。
【図面の簡単な説明】
【 図1】本発明による鉛散弾の回収方法を適用した射
撃場の実施の形態図
【 図2】本発明による鉛散弾の回収方法における鉛散
弾区域の灌木の伐採と下草の除草図
【 図3】本発明による鉛散弾の回収方法における草木
が伐採された地表面図
【 図4】本発明による鉛散弾の回収方法において、エ
アーによる鉛散弾の集積状態図
【 図5】本発明による鉛散弾の回収方法において、バ
キュームによる鉛散弾の回収状態図
【 図6】バキュームによって回収された鉛散弾と付随
汚染土壌の篩い処理図
【 図7】従来手法と本発明による鉛散弾の回収方法と
を比較評価した5点評価法図
【符号の説明】
1 射撃場、 2 平地、 3 傾斜面、 4 灌木、
5 下草、6 鉛直遮水壁、 7 暗渠管、 8 水
処理施設、 9 モニタリング、10 処理対象水調整
槽、 11 雨水調整池、 12 樹木、13 目印、
14 鉛散弾、 15 ホース、 16 吹出口、1
7 バキューム車、 18 ホース、 19 吸取口、
20 施工装置、21 篩、 22 振動篩、 2
3、28 漏斗、 24、26 排出口、25、27
処分容器、 29 処理容器、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳留 操 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2C014 PP04 4D004 AA41 AB03 AC07 CA15 CC06 4D021 AA03 CA03 EA10 FA12 GA11 HA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛散弾区域を特定して該鉛散弾区域の草
    木を伐採する工程、次いでの鉛散弾を比重差に基づいて
    仕分けるために地表面に高圧エアを噴射する工程及びし
    かる後に該鉛散弾をバキューム装置で吸引収集する工程
    とから成る鉛散弾の回収方法。
  2. 【請求項2】 バキューム装置の吸取口が、地表面に対
    して直角な状態を形成することを特徴とする請求項1に
    記載の鉛散弾の回収方法。
  3. 【請求項3】 鉛散弾をバキューム装置で吸引収集する
    工程の後に、鉛散弾を落下させない篩目の振動篩を施す
    工程を追加して残土砂類を汚染処理することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の鉛散弾の回収方法。
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