JP2002372069A - トルクリミッタ及び画像形成装置の用紙分離機構 - Google Patents

トルクリミッタ及び画像形成装置の用紙分離機構

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JP2002372069A
JP2002372069A JP2001183528A JP2001183528A JP2002372069A JP 2002372069 A JP2002372069 A JP 2002372069A JP 2001183528 A JP2001183528 A JP 2001183528A JP 2001183528 A JP2001183528 A JP 2001183528A JP 2002372069 A JP2002372069 A JP 2002372069A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで製造できかつ実用上所望される所
定の耐久性及び性能を、機械の耐用期間の全てにわたっ
て安定して確保すること。 【解決手段】 相互に相対回転可能に装着された一対の
相対回転体10及び20と、両相対回転体10及び20
間に配置されたコイルばね30とを備えているトルクリ
ミッタ100及びこれを備えた用紙分離機構220。ト
ルクリミッタ100の片方の相対回転体10は一体に装
着されたカラー12を含んでいる。コイルばね12は、
カラー12の外周面に嵌合されると共に一端が他方の相
対回転体20に係止されている。カラー12は鉄系の含
油焼結金属から構成されると共に外周面にはバレル研磨
が施されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクリミッタ、
特に、レーザプリンタ、静電複写機、ファクシミリ等の
画像形成装置に備えられている用紙分離機構に適用する
ことができるトルクリミッタ及び該トルクリミッタを備
えた画像形成装置の用紙分離機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像形成装置、例えばレーザ
プリンタに備えられている用紙分離機構は、搬送ローラ
と、搬送ローラに圧接された分離ローラとを備えてい
る。搬送ローラはギヤ等の動力伝達機構を介して電動モ
ータに駆動連結され、用紙を搬送する方向に回転駆動さ
れる。分離ローラは、ギヤ等の動力伝達機構を介して電
動モータに駆動連結され、用紙を逆搬送する方向に回転
駆動される。分離ローラの動力伝達機構はトルクリミッ
タを含んでいる。用紙分離機構の作動時において、搬送
ローラと分離ローラとが直接接触している状態の場合、
又は1枚の用紙を挟んで接触している状態の場合、分離
ローラは、搬送ローラによって、用紙を搬送方向に移動
させる方向に連れ回りさせられる。他方、搬送ローラと
分離ローラとの間に、2枚以上の用紙が搬送された場
合、搬送ローラに直接接触しない2枚目以降の用紙は、
トルクリミッタのトルクの作用によって逆搬送方向に戻
され、重送が防止される。
【0003】トルクリミッタの一例は、実開平6−44
35公報に開示されているように、ローラを一定範囲移
動させて楔作用及び自由回転をさせうるカム面が内周面
に形成された外輪と、複数のローラを保持するポケット
を形成した保持器と、ローラをポケット内で一方向へ付
勢するばねとを備えている。金属製のローラは、高炭素
軸受鋼の伸線を切断することにより形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のトルク
リミッタは、部品点数が多く、構造が複雑であり、製造
コストが高くなる、との問題を有している。この問題を
解消するため、例えば、相互に相対回転可能に装着され
た一対の相対回転体と、両相対回転体間に配置されたコ
イルばねとを備えているトルクリミッタを使用すること
が考えられる。この形態のトルクリミッタにおいて、片
方の相対回転体は、内輪部材と、内輪部材の外周面に圧
入されたカラーとから構成されている。他方の相対回転
体は、内輪部材に相対回転自在に装着された外輪部材か
ら構成されている。外輪部材は、環状カバー壁と、環状
カバー壁の周縁から軸方向に延在する円筒状カバー壁と
を備えている。外輪部材と内輪部材との間にはコイルば
ねが配置され、コイルばねはカラーに嵌合され、コイル
ばねの一端は外輪部材の環状カバー壁に係止されてい
る。カラーは、例えば、含油焼結金属から構成されてい
る。このように構成されたトルクリミッタは、先に紹介
したトルクリミッタよりも部品点数が少なく、構造が簡
単であり、より低コストで製造可能である。しかしなが
ら、コイルばねと含油焼結金属製カラーとの接触面にお
ける耐摩耗性(耐久性)が実用上十分に確保されず、機
械の耐用期間の間(例えば30万枚の用紙プリントアウ
ト期間)、トルク変動を所定の許容範囲(50万サイク
ルで、トルク変動が±5%以内)に抑えることが困難で
ある。実用上所望される所定の耐久性及び性能を、機械
の耐用期間の全てにわたって安定して確保するために、
カラー及びコイルばねの材料等を改善する手段も考えら
れるが、コストが高くなる。したがって、低コストで、
実用上所望される所定の耐久性及び性能を確保すること
ができるトルクリミッタの開発が要望されているところ
であった。
【0005】他方、上記した用紙分離機構は、上記形態
のトルクリミッタを含んでいるので、製造コストが高く
なると共に機械の耐用期間の全てにわたる安定した重送
防止機能を確保することが困難となる。また、分離ロー
ラとトルクリミッタとは、ギヤ等の動力伝達機構を介し
て駆動連結されているので、用紙分離機構の部品点数が
多くなり、組立性が悪く、製造コストが高くなる。
【0006】本発明の目的は、低コストで製造できかつ
実用上所望される所定の耐久性及び性能を、機械の耐用
期間の全てにわたって安定して確保することを可能にす
る、新規なトルクリミッタを提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、低コストで製造でき
かつ実用上所望される所定の耐久性及び性能を、機械の
耐用期間の全てにわたって安定して確保することを可能
にするトルクリミッタを備え、その結果、部品点数が少
なく、組立性が向上し、低コストで製造することができ
ると共に機械の耐用期間の全てにわたる安定した重送防
止機能を確保することを可能にする、新規な、画像形成
装置の用紙分離機構を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、相互に相対回転可能に装着された一対の相対回転体
と、両相対回転体間に配置されたコイルばねとを備えて
いるトルクリミッタにおいて、片方の相対回転体は一体
に装着されたカラーを含み、コイルばねは、片方の相対
回転体におけるカラーの外周面に嵌合されると共に一端
が他方の相対回転体に係止され、カラーは鉄系の含油焼
結金属から構成されると共に外周面にはバレル研磨が施
されている、ことを特徴とするトルクリミッタ、が提供
される。カラーの外周面の表面粗さは、その表示値の小
さい方の下限を1.6μmR とする範囲内であって、
トルク変動が50万サイクルで±5%以内に収まる表示
値となるよう、バレル研磨により仕上げられる、ことが
好ましい。カラーの外周面の表面粗さの表示値の該範囲
は、1.6μmR〜3.2μmRに規定される、こ
とが好ましい。片方の相対回転体は、円形内周面及び円
形外周面を有するパイプ部材と、パイプ部材の一端部の
外周面に圧入された該カラーとから構成され、他方の相
対回転体は、円形外周面を有する軸部と、軸部の一端部
から半径方向外側に延び出す環状カバー壁と、環状カバ
ー壁の周縁から軸部の他端方向に延び出す円筒状カバー
壁とを備え、片方の相対回転体におけるパイプ部材は他
方の相対回転体における軸部に相対回転可能に嵌合装着
され、パイプ部材が軸部に嵌合装着された状態で、該カ
ラーの外周面は円筒状カバー壁の内周面に環状の隙間を
おいて位置付けられ、コイルばねは、該隙間に配置され
ると共に該一端が環状カバー壁に係止され、片方の相対
回転体におけるパイプ部材及び他方の相対回転体は、そ
れぞれ合成樹脂により一体に形成されている、ことが好
ましい。片方の相対回転体におけるパイプ部材の一端部
側には、該外周面から半径方向外側に延び出す環状壁
と、環状壁の周縁部からパイプ部材の一端方向に延び出
す環状フランジとが一体に形成され、パイプ部材の外周
面と、該環状壁と、該環状フランジとにより環状溝が形
成され、該カラーの一端部は環状溝内に圧入されてい
る、ことが好ましい。他方の相対回転体における円筒状
カバー壁の開口縁部の内周面は、片方の相対回転体にお
ける環状フランジの外周面を覆うよう配置される、こと
が好ましい。他方の相対回転体における軸部の他端部の
外周面には、環状溝が形成され、片方の相対回転体にお
けるパイプ部材の他端部には内周面から半径方向内方に
突出する複数の爪が形成され、パイプ部材の爪の各々が
軸部の環状溝に相対回転可能に係止されることにより、
パイプ部材の、上記軸部における他端方向への移動が規
制され、片方の相対回転体におけるパイプ部材の一端が
他方の相対回転体における環状カバー壁に対向して位置
付けられることにより、パイプ部材の、上記軸部におけ
る一端方向への移動が規制される、ことが好ましい。
【0009】本発明の他の局面によれば、重送された用
紙を逆搬送方向に分離するための分離ローラを備え、分
離ローラは、請求項4〜7のいずれか1項に記載のトル
クリミッタにおける片方の相対回転体のパイプ部材の外
周面に圧入されてトルクリミッタと一体の分離ローラユ
ニットの一部として構成される、ことを特徴とする画像
形成装置の用紙分離機構、が提供される。他方の相対回
転体における軸部がホルダに固定されることにより、分
離ローラユニットはホルダと実質的に一体化され、ホル
ダと実質的に一体化された分離ローラユニットは、ホル
ダを介して給紙カセットに装着される、ことが好まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
トルクリミッタ及びこれを備えた画像形成装置の用紙分
離機構の好適実施形態を添付図面を参照して更に詳細に
説明する。
【0011】先ず図1を参照して、本発明によるトルク
リミッタが適用される用紙分離機構を備えた画像形成装
置であるレーザプリンタの実施形態の概要を説明する。
全体を番号200で示すレーザプリンタは、図示しない
プリンタ本体内に感光体ドラム202を備えている。感
光体ドラム202の周囲には、感光体ドラム202の外
周面を所定の極性に一様に帯電させる主帯電器204、
一様に帯電された感光体ドラム202の外周面を画像情
報に対応したレーザ光で走査することにより静電潜像を
形成するレーザスキャニングユニットLSU、感光体ド
ラム202の外周面に形成された静電潜像をトナー像に
現像する現像装置206、感光体ドラム202の外周面
に現像されたトナー像を普通紙等の用紙に転写する転写
ローラ208、転写後の感光体ドラム202の外周面に
残留するトナーを回収するためのクリーニング装置21
0等が配置されている。
【0012】レーザプリンタ200のプリンタ本体内に
はまた、図示の正面から見て、感光体ドラム202と転
写ローラ208との間に形成される転写部を通って実質
的に水平方向に延在し、全体としてはほぼS形状をなす
ように延在する用紙搬送路212が備えられている。用
紙搬送路212の最上流端位置には、所定枚数の用紙を
セットできる給紙カセット214がプリンタ本体に対し
離脱自在に装着されている。給紙カセット214の直上
方位置には、給紙ローラ216が配置されている。用紙
搬送路212の上流端部には、用紙分離機構220が配
設されている。後述するトルクリミッタ100が適用さ
れる用紙分離機構220は、搬送ローラ221と、搬送
ローラ221に所定の圧力で圧接される分離ローラ22
2とを備えている。搬送ローラ221はプリンタ本体内
に配設され、分離ローラ222は給紙カセット214に
装着されている。トルクリミッタ100及び分離ローラ
222については後に詳述する。用紙搬送路212にお
ける、用紙分離機構220と上記転写部との間には、搬
送ローラ対224、レジストローラ対226が、上流か
ら下流に向かって上記順序で配設されている。用紙搬送
路212の、上記転写部よりも下流側には、定着ローラ
対228、排出ローラ対230が、上流から下流に向か
って上記順序で配設されている。
【0013】レーザプリンタ200において、外部から
受信した画像情報は、レーザ光に変換されてレーザスキ
ャニングユニットLSUから感光体ドラム202の外周
面に照射され、該外周面に静電潜像が形成される。この
静電潜像は現像装置206によってトナー像に現像され
る。他方、所定のタイミングで、給紙カセット214か
ら普通紙等の用紙が、先ず用紙分離機構220に搬出さ
れる。用紙分離機構220の搬送ローラ221は、図示
しない電動モータ及び電動モータに駆動連結されたギヤ
等の動力伝達機構により用紙を搬送する方向(図1にお
いて反時計方向)に回転駆動させられる。分離ローラ2
22は、後述するとおりにしてトルクリミッタ100の
作用により連れ回りさせられている。給紙カセット21
4から、搬送ローラ221と分離ローラ222との間
に、1枚の用紙が搬送された場合、該用紙は、搬送ロー
ラ221及び分離ローラ222によって下流方向に搬送
される。他方、搬送ローラ221と分離ローラ222と
の間に、2枚以上の用紙が搬送された場合、トルクリミ
ッタ100のトルクの作用によって分離ローラ222の
連れ回りが阻止され、回転が停止させられる。その結
果、搬送ローラ221に直接接触しない2枚目以降の用
紙の搬送方向への移動が阻止されるので重送が防止さ
れ、1枚の用紙のみが搬送される。トルクリミッタ10
0による上記作用については後の説明で明らかにされ
る。
【0014】用紙分離機構220により搬送される1枚
の用紙は、搬送ローラ対224によりレジストローラ対
226に搬送され、その先端がレジストローラ対226
のニップ部に到達すると同時に一旦停止させられる。該
用紙は、所定のタイミングでレジストローラ対226に
より上記転写部に向けて搬送させられる。先に述べたと
おりにして感光体ドラム202の外周面に現像されたト
ナー像は、転写部において、レジストローラ対226に
より搬送された該用紙に転写される。該用紙に転写され
たトナー像は、定着ローラ対228により定着され、ト
ナー像が定着された該用紙は、排出ローラ対230によ
り図示しない排紙トレイに排出される。概ね以上のとお
りにしてレーザプリンタ200によるプリント動作が繰
り返し遂行され、印刷物が生成される。なお、図1に示
す形態の機械において、該機械に原稿搬送装置及び画像
読取装置を備え、原稿搬送装置により搬送される原稿の
画像を画像読取装置によって読み取り、この画像情報に
基づいてレーザスキャニングユニットLSUが作動する
よう構成した場合には、該機械を静電複写機として利用
することができる。
【0015】次に、上記レーザプリンタ200に備えら
れた用紙分離機構220に適用されるトルクリミッタ1
00について説明する。図2〜図4を参照して、トルク
リミッタ100は、相互に相対回転可能に装着された一
対の相対回転体10及び20と、両相対回転体10及び
20間に配置されたコイルばね30とを備えている。更
に具体的に説明すると、片方の相対回転体10は、円形
内周面及び円形外周面を有するパイプ部材11と、パイ
プ部材11の一端部の外周面に圧入されたカラー12と
から構成されている。パイプ部材11の一端部側には、
パイプ部材11の外周面から半径方向外側に延び出す環
状壁13と、環状壁13の周縁部からパイプ部材11の
一端方向に延び出す環状フランジ14とが一体に形成さ
れている。環状壁13はパイプ部材11の軸線に直交す
る方向に延在するよう形成され、環状フランジ14はパ
イプ部材11の軸線に平行に延在するよう形成されてい
る。そしてパイプ部材11の外周面と、環状壁13と、
環状フランジ14とにより環状溝15が形成されてい
る。環状溝15は、その断面が、パイプ部材11の一端
方向に開放されたチャンネル形状をなしている。パイプ
部材11の他端部には内周面から半径方向内方に突出す
る複数の爪16、実施形態においては2個の爪16が形
成されている。爪16の各々は相互に180°反対側に
形成されている。爪16の各々において、パイプ部材1
1の他端側の面は、パイプ部材11の軸線に対して直交
する方向に直線状に延在するよう形成され、他端側の面
は、先端からパイプ部材11の他端に向かって半径方向
外側に直線状に傾斜するよう形成されている。したがっ
て、爪16の各々の断面は三角形状をなしている。パイ
プ部材11の、爪16の各々が形成された部分は薄肉と
なるように形成されている。このような構成は、後述す
るスナップフィットを容易にするものである。上記のよ
うに構成された片方の相対回転体10は、適宜の合成樹
脂、例えば、POMから一体に形成することができる。
その結果、片方の相対回転体10は、これを、低コスト
で軽量に、しかも容易に製造することができる。
【0016】円筒形状をなすカラー12は鉄系の含油焼
結金属から構成され、上記パイプ部材11の一端部の外
周面に圧入されている。パイプ部材11の一端部の外周
面に圧入されたカラー12の一端部は、上記環状溝15
内に圧入されている。このような構成により、カラー1
2はパイプ部材11に対し一体にかつ抜け出さないよう
にしっかりと装着されている。
【0017】上記カラー12の外周面にはバレル研磨が
施されている。カラー12の外周面の表面粗さは、その
表示値の小さい方の下限を1.6μmRとする範囲内
であって、後述するトルク変動が50万サイクルで±5
%以内に収まる表示値となるよう、予めバレル研磨によ
り仕上げられていることが重要である。そして、より具
体的には、カラー12の外周面の表面粗さの表示値の該
範囲は、表示値の小さい方の下限を1.6μmR
し、表示値の大きい方の上限を3.2μmRとする範
囲、すなわち、1.6μmR〜3.2μmRの範囲
に規定されることが重要である。なお、表面粗さの表示
値は、JISのB0601の規定によるものである。カ
ラー12の外周面の表面粗さを上記の如く規定する意味
については後述する。
【0018】他方の相対回転体20は、円形外周面を有
する軸部21と、軸部21の一端部から半径方向外側に
延び出す環状カバー壁22と、環状カバー壁22の周縁
から軸部21の他端方向に延び出す円筒状カバー壁23
とを備えている。軸部21は、円形内周面及び円形外周
面を有するパイプ形状に形成されている。環状カバー壁
22は、軸部21の軸線に直交する方向に延在するよう
形成され、円筒状カバー壁23は、軸部21の軸線に平
行に延在するよう形成されている。そして軸部21の外
周面と、環状カバー壁22と、円筒状カバー壁23とに
より環状のハウジング空間部が形成されている。このハ
ウジング空間部は軸部21の他端方向に開放されてい
る。環状カバー壁22には軸部21の一端方向に延び出
す係止凹部22aが形成されている。係止凹部22a
は、後述するコイルばね30の被係止部30aを係止す
るために形成されている。軸部21の他端部の外周面に
は環状溝24が形成されている。環状溝24は断面がチ
ャンネル形状をなすよう形成されている。このように構
成された他方の相対回転体20は、適宜の合成樹脂、例
えば、PBTから一体に形成することができる。その結
果、他方の相対回転体20は、これを、低コストで軽量
に、しかも容易に製造することができる。
【0019】コイルばね30は断面が円形をなすよう形
成され、その一端部はコイルばね30の軸方向外方に延
び出して被係止部30aを形成している。コイルばね3
0の内周面の内径及び外周面の外径はそれぞれ一定とな
るように形成されている。コイルばね30は、適宜の金
属製線材、例えば、SWPAから構成することができ
る。実施形態において、コイルばね30の表面にはニッ
ケルメッキが施されている。以上の構成により、コイル
ばね30は、これを低コストで容易に製造することがで
きる。
【0020】片方の相対回転体10におけるパイプ部材
11は、他方の相対回転体20における軸部21の外周
面に、軸部21の他端側から相対回転可能に嵌合装着さ
れる。パイプ部材11が軸部21に嵌合装着された状態
で、パイプ部材11の一端部に圧入されたカラー12の
外周面は、軸部21の上記ハウジング空間部内に位置付
けられかつ、円筒状カバー壁23の内周面に環状の隙間
をおいて配置される。コイルばね30は、カラー12の
外周面に対し、適宜のはめあい寸法をもって嵌合装着さ
れると共に一端部に形成された被係止部30aが軸部2
1の環状カバー壁22に形成された係止凹部22aに嵌
合係止される。コイルばね30の内周面とカラー12の
外周面との間で発生するトルク値(スリップトルク値)
は、これらのはめあい寸法を適宜に設定することによ
り、所望する値に任意に設定することが可能である。
【0021】上記した如く、パイプ部材11が軸部21
に嵌合装着された状態で、片方の相対回転体10におけ
るパイプ部材11の爪16の各々は、他方の相対回転体
20における軸部21の環状溝24に相対回転可能に係
止される(いわゆるスナップフィット)。この構成によ
り、パイプ部材11は、上記軸部21に対し、軸部21
の他端方向への移動が規制される。したがって、片方の
相対回転体10は、他方の相対回転体20に対し、他方
の相対回転体20の他端方向への移動が規制される。ま
た、片方の相対回転体10におけるパイプ部材11の一
端が他方の相対回転体20における環状カバー壁22に
対向して位置付けられることにより、パイプ部材11
は、軸部21に対し、軸部21の一端方向への移動が規
制される。したがって、片方の相対回転体10は、他方
の相対回転体20に対し、他方の相対回転体20の一端
方向への移動が規制される。他方の相対回転体20にお
ける円筒状カバー壁23の開口縁部の内周面は、片方の
相対回転体10における環状フランジ14の外周面をわ
ずかな隙間をおいて又は接触して覆うよう配置される。
このような構成により、カラー12及びコイルばね30
は、ハウジング空間部内に収容され、外部に対し実質的
に遮蔽されて保護される。上記説明から容易に理解され
るように、トルクリミッタ100は、他方の相対回転体
20に予め、コイルばね30を係止した状態で、片方の
相対回転体10を他方の相対回転体20の外周面に嵌合
して軸方向に相対移動させることにより、実質的にワン
タッチで組み立てることができるので、組立作業を容易
かつ確実に遂行することができる。なお、コイルばね3
0の内周面とカラー12の外周面とが潤滑油を介して接
触するよう、上記ハウジング空間部にグリスが所定量、
充填されることが好ましい。これにより、耐摩耗性が向
上すると共にトルクリップルが低減され、音の発生が防
止される。
【0022】本発明によるトルクリミッタ100におい
ては、上記した如く、他方の相対回転体20に係止され
たコイルばね30が嵌合される、片方の相対回転体10
のカラー12は、鉄系の含油焼結金属から構成されると
共に外周面にはバレル研磨が施されているので、実用上
所望される所定の耐久性及び性能を、機械の耐用期間の
全てにわたって安定して確保することを可能にするもの
である。具体的には、50万サイクルの実験において、
トルク変動を±5%以内に抑えられることが確認され
た。ちなみに、上記トルクリミッタ100が適用される
用紙分離機構220を備えたレーザプリンタ200の耐
用期間、すなわち用紙のプリントアウトの枚数は30万
枚であるので、実用上所望される所定の耐久性及び性能
は余裕をもってクリアすることができる。
【0023】上記した効果は、鉄系の含油焼結金属から
構成される上記カラー12の外周面にバレル研磨を施す
ことに起因して得られることが、本発明者等の実験によ
り見出された。すなわち、カラー12の外周面の表面粗
さは、その表示値の小さい方の下限を1.6μmR
する範囲内であって、トルク変動が50万サイクルで±
5%以内に収まる表示値となるよう、予めバレル研磨に
より仕上げられていることが重要であり、この事実は、
本発明等の実験により確認されている。そして、より具
体的には、カラー12の外周面の表面粗さの表示値の該
範囲は、表示値の小さい方の下限を1.6μmR
し、表示値の大きいほうの上限を3.2μmRとする
範囲、すなわち、1.6μmR〜3.2μmRの範
囲に規定されることが重要である。カラー12の外周面
の表面粗さが表示値3.2μmR を表示値の大きい方
に越えると、50万サイクルの実験において、トルク変
動を±5%以内に抑えることができなくなる。本発明等
の実験によれば、その場合のトルク変動は±8〜10%
となり、実用上所望される所定の耐久性及び性能をクリ
アすることはできないことも確認されている。カラー1
2の外周面の表面粗さを、その表示値の小さい方の下限
が1.6μmRとなるように仕上げる方法として、バ
レル研磨が好適であるのは、一度に多数のカラー30を
研磨処理できることに起因して、より低コスト化が実現
できるからである。カラー12の外周面の表面粗さを、
その表示値の小さい方の下限が、1.6μmRを更に
表示値の小さい方に越える値となるように仕上げること
も可能であるが、実用上所望される所定の耐久性及び性
能をクリアするためにはその必要はなく、オーバークオ
リティーとなりかつ低コスト化に反するので、表示値の
小さい方の下限が1.6μmRとなるように仕上げる
ことが最適である理由である。
【0024】上記トルクリミッタ100において、片方
の相対回転体10及び他方の相対回転体20はいずれも
合成樹脂により一体に形成することができ、金属部品
は、カラー12及びコイルばね30のみであるので、上
記した如く、実用上所望される所定の耐久性及び性能
を、機械の耐用期間の全てにわたって安定して確保する
ことを可能にすることに加えて更に、全体として低コス
トで軽量に、しかも容易に製造することができるので、
実用上、きわめて有用である。
【0025】図示のトルクリミッタ100においては、
これを上記したレーザプリンタ200の用紙分離機構2
20の分離ローラ222に適用するために、片方の相対
回転体10におけるパイプ部材11の外周面には該分離
ローラ222が圧入されている。これにより分離ローラ
ユニットが構成される。分離ローラ222は、適宜の弾
性を有する合成ゴム、例えばEPDMから構成すること
ができる。上記した如く、分離ローラ222は、トルク
リミッタ100における片方の相対回転体10のパイプ
部材11の外周面に圧入されてトルクリミッタ100と
一体の分離ローラユニットの一部として構成されるの
で、従来の如く、分離ローラ222とトルクリミッタ1
00とが、ギヤ等の動力伝達機構を介して駆動連結され
ることはないので、部品点数が少なく、組立性が向上
し、低コストで製造することができると共に機械の耐用
期間の全てにわたる安定した重送防止機能を確保するこ
とを可能にするものである。
【0026】図5及び図6を参照して、図示の実施形態
において、トルクリミッタ100の他方の相対回転体2
0における軸部21はホルダ225に相対回転できない
ように固定されている。適宜の弾性を有する合成樹脂か
ら一体に形成されているホルダ225は、相互に間隔を
おいて対向する一対の側壁225aと、側壁225aの
各々の下端間を連結するよう一体に形成されたブリッジ
225bとを備えている。側壁225aの各々には、他
方の相対回転体20における軸部21の一端部及び他端
部を相対回転できないように嵌合しうる図示しない係止
孔が形成され、軸部21の一端部及び他端部は、対応す
る該係止孔に係止されている。更に具体的に説明する
と、図2〜図4に示されているように、他方の相対回転
体20における軸部21の両端部の周方向の一部が軸方
向から見て接線方向に延在する面に沿って切り欠かれ、
各々の横断面は、円の一部が円弧状に切り取られたよう
な形状をなしている。ホルダ225の側壁225aの各
々の該係止孔は、上記の如き横断面を有する軸部21の
両端部を密着して受け入れることができるよう、ほぼ同
形の横断面を有するよう形成されている。ホルダ225
の側壁225aの各々を相互に離隔する方向に弾性変形
させながら、軸部21の両端部を、対応する側壁225
aの該係止孔に嵌め込むことにより、軸部21は該係止
孔に相対回転できないよう嵌合される。このようにし
て、分離ローラ222はホルダ225と実質的に一体化
される。ホルダ225と実質的に一体化された分離ロー
ラユニットは、ホルダ225を介して給紙カセット21
4に装着されている。更に具体的に説明すると、給紙カ
セット214の本体部には、図6に示すように、分離ロ
ーラ装着用の凹部214aが形成されている。凹部21
4aは、給紙方向に直交する幅方向に間隔をおいて対向
する側壁を備えており、側壁の各々には、側壁の各々か
ら相互に接近する方向に延び出す図示しない係止ボスが
形成されている。他方、ホルダ225の側壁225aの
各々の、ブリッジ225bと反対側の先端部には被係止
溝225cが形成されている。ホルダ225は、側壁2
25aの各々の被係止溝225cを、給紙カセット21
4の凹部214aの、対応する係止ボスに圧入させて係
止させることにより、その給紙方向下流側が凹部214
aに保持され、給紙方向上流側に位置付けられるホルダ
225のブリッジ225bは、凹部214aの、対応す
る位置に配設された図示しない受部に支持される。この
ようにして分離ローラユニットは、ホルダ225を介し
て給紙カセット214に装着される。給紙カセット21
4が、レーザプリンタ200のプリンタ本体に離脱自在
に装着された状態で、分離ローラユニットの一部を構成
する分離ローラ222は、プリンタ本体に装着されてい
る搬送ローラ221に圧接される。
【0027】先に述べたように、用紙分離機構220の
搬送ローラ221は、用紙を搬送する方向に回転駆動さ
せられる。この状態において、搬送ローラ221から分
離ローラ222に伝達される回転駆動力は、片方の相対
回転体10のパイプ部材11に圧入されたカラー12
と、他方の相対回転体20に装着されたコイルばね30
との間に設定されたスリップトルク値を越えるよう設定
されているので、カラー12はコイルばね30に対し相
対回転させられる。その結果、分離ローラ222は、搬
送ローラ221により連れ回りさせられる。給紙カセッ
ト214から、搬送ローラ221と分離ローラ222と
の間に、1枚の用紙が搬送された場合においても、分離
ローラ222に伝達される回転駆動力は上記スリップト
ルク値を越えるよう設定されているので、該用紙は、搬
送ローラ221及び分離ローラ222によって下流方向
に搬送される。他方、搬送ローラ221と分離ローラ2
22との間に、2枚以上の用紙が搬送された場合、分離
ローラ222に伝達される回転駆動力は、上記スリップ
トルク値よりも低下するよう設定されているので、分離
ローラ222の連れ回りが阻止され、回転が停止させら
れる。その結果、搬送ローラ221に直接接触しない2
枚目以降の用紙の搬送方向への移動が阻止されるので重
送が防止され、1枚の用紙のみが搬送される。なお、図
1において、分離ローラ222に記載された反時計方向
の矢印は、分離ローラ222に作用する、トルクリミッ
タ100のトルクの作用方向(用紙の逆搬送方向)を示
すものである。
【0028】以上、本発明を実施形態に基づいて添付図
面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく、更に他の種々の変形あるいは修正が可能で
ある。例えば、上記トルクリミッタ100を備えた用紙
分離機構220において、トルクリミッタ100の他方
の相対回転体20の軸部21は回転できないような形態
で使用されているが、片方の相対回転体10に対し常時
逆方向に相対回転させる形態で使用する他の実施形態も
成立することはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】本発明によるトルクリミッタによれば、
低コストで製造できかつ実用上所望される所定の耐久性
及び性能を、機械の耐用期間の全てにわたって安定して
確保することを可能にする。また、本発明による用紙分
離機構によれば、低コストで製造できかつ実用上所望さ
れる所定の耐久性及び性能を、機械の耐用期間の全てに
わたって安定して確保することを可能にするトルクリミ
ッタを備え、その結果、部品点数が少なく、組立性が向
上し、低コストで製造することができると共に機械の耐
用期間の全てにわたる安定した重送防止機能を確保する
ことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトルクリミッタを含む用紙分離機
構を備えたレーザプリンタの実施形態の構成を示す正面
概略図。
【図2】本発明によるトルクリミッタの断面図であっ
て、図1に示すレーザプリンタに備えられた用紙分離機
構に含まれる分離ローラを装着して分離ローラユニット
とした状態を示す断面図。
【図3】図2に示す分離ローラユニットを図2において
右方から見た側面図。
【図4】図2に示す分離ローラユニットを分解して示す
斜視図。
【図5】図2に示す分離ローラユニットをホルダに固定
して一体化した状態を示す斜視図。
【図6】ホルダと一体化された分離ローラユニットを給
紙カセットに装着した状態を示す斜視図であって、一部
を省略して示す斜視図。
【符号の説明】
10 片方の相対回転体 11 パイプ部材 12 カラー 20 他方の相対回転体 30 コイルばね 100 トルクリミッタ 200 レーザプリンタ 214 給紙カセット 220 用紙分離機構 221 搬送ローラ 222 分離ローラ 225 ホルダ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に相対回転可能に装着された一対の
    相対回転体と、両相対回転体間に配置されたコイルばね
    とを備えているトルクリミッタにおいて、 片方の相対回転体は一体に装着されたカラーを含み、コ
    イルばねは、片方の相対回転体におけるカラーの外周面
    に嵌合されると共に一端が他方の相対回転体に係止さ
    れ、カラーは鉄系の含油焼結金属から構成されると共に
    外周面にはバレル研磨が施されている、ことを特徴とす
    るトルクリミッタ。
  2. 【請求項2】 カラーの外周面の表面粗さは、その表示
    値の小さい方の下限を1.6μmRとする範囲内であ
    って、トルク変動が50万サイクルで±5%以内に収ま
    る表示値となるよう、バレル研磨により仕上げられる、
    請求項1記載のトルクリミッタ。
  3. 【請求項3】 カラーの外周面の表面粗さの表示値の該
    範囲は、1.6μmR〜3.2μmRに規定され
    る、請求項2記載のトルクリミッタ。
  4. 【請求項4】 片方の相対回転体は、円形内周面及び円
    形外周面を有するパイプ部材と、パイプ部材の一端部の
    外周面に圧入された該カラーとから構成され、他方の相
    対回転体は、円形外周面を有する軸部と、軸部の一端部
    から半径方向外側に延び出す環状カバー壁と、環状カバ
    ー壁の周縁から軸部の他端方向に延び出す円筒状カバー
    壁とを備え、片方の相対回転体におけるパイプ部材は他
    方の相対回転体における軸部に相対回転可能に嵌合装着
    され、パイプ部材が軸部に嵌合装着された状態で、該カ
    ラーの外周面は円筒状カバー壁の内周面に環状の隙間を
    おいて位置付けられ、コイルばねは、該隙間に配置され
    ると共に該一端が環状カバー壁に係止され、片方の相対
    回転体におけるパイプ部材及び他方の相対回転体は、そ
    れぞれ合成樹脂により一体に形成されている、請求項1
    〜3のいずれか1項に記載のトルクリミッタ。
  5. 【請求項5】 片方の相対回転体におけるパイプ部材の
    一端部側には、該外周面から半径方向外側に延び出す環
    状壁と、環状壁の周縁部からパイプ部材の一端方向に延
    び出す環状フランジとが一体に形成され、パイプ部材の
    外周面と、該環状壁と、該環状フランジとにより環状溝
    が形成され、該カラーの一端部は環状溝内に圧入されて
    いる、請求項4記載のトルクリミッタ。
  6. 【請求項6】 他方の相対回転体における円筒状カバー
    壁の開口縁部の内周面は、片方の相対回転体における環
    状フランジの外周面を覆うよう配置される、請求項5記
    載のトルクリミッタ。
  7. 【請求項7】 他方の相対回転体における軸部の他端部
    の外周面には、環状溝が形成され、片方の相対回転体に
    おけるパイプ部材の他端部には内周面から半径方向内方
    に突出する複数の爪が形成され、パイプ部材の爪の各々
    が軸部の環状溝に相対回転可能に係止されることによ
    り、パイプ部材の、上記軸部における他端方向への移動
    が規制され、片方の相対回転体におけるパイプ部材の一
    端が他方の相対回転体における環状カバー壁に対向して
    位置付けられることにより、パイプ部材の、上記軸部に
    おける一端方向への移動が規制される、請求項4〜6の
    いずれか1項に記載のトルクリミッタ。
  8. 【請求項8】 重送された用紙を逆搬送方向に分離する
    ための分離ローラを備え、分離ローラは、請求項4〜7
    のいずれか1項に記載のトルクリミッタにおける片方の
    相対回転体のパイプ部材の外周面に圧入されてトルクリ
    ミッタと一体の分離ローラユニットの一部として構成さ
    れる、ことを特徴とする画像形成装置の用紙分離機構。
  9. 【請求項9】 他方の相対回転体における軸部がホルダ
    に固定されることにより、分離ローラユニットはホルダ
    と実質的に一体化され、ホルダと実質的に一体化された
    分離ローラユニットは、ホルダを介して給紙カセットに
    装着される、請求項8記載の画像形成装置の用紙分離機
    構。
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