JP2002371579A - オフセットブーム式建設機械 - Google Patents

オフセットブーム式建設機械

Info

Publication number
JP2002371579A
JP2002371579A JP2001184189A JP2001184189A JP2002371579A JP 2002371579 A JP2002371579 A JP 2002371579A JP 2001184189 A JP2001184189 A JP 2001184189A JP 2001184189 A JP2001184189 A JP 2001184189A JP 2002371579 A JP2002371579 A JP 2002371579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
offset
center line
construction machine
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001184189A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinaga Andou
豪修 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2001184189A priority Critical patent/JP2002371579A/ja
Publication of JP2002371579A publication Critical patent/JP2002371579A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削作業部を第1ブームの長手方向中心線か
ら偏心させて機体との接触を避け、安全に作業ができる
機能を備えたオフセットブーム式建設機械を提供する。 【解決手段】 縦軸ピン15によって第1ブーム6に枢
支される第2ブーム7と、その第2ブーム7の先端部に
取付けられるアーム8を、平行するロッド23とオフセ
ットシリンダ26によって左右にオフセットされるオフ
セットブーム式建設機械において、前記縦軸ピン15の
位置が第1ブーム6の長手方向中心線Oから運転室4と
反対側に所要寸法偏心Yして設けられ、その縦軸ピン1
5を通って第1ブーム6の前記中心線Oと平行する線上
に、第2ブーム7とアーム8をその長手方向中心線Qが
位置するように配されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセットブーム
式の建設機械に係わり、オフセットしての作業時に機体
側部における安全性と作業スペースを広げられる機能を
備えたオフセットブーム式建設機械に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上下水道管や電力線の埋設工事の
ように深い溝を掘削する作業を行なう建設機械、例えば
後部小旋回型の油圧ショベルにあっては、図4に従来の
オフセットブーム式油圧ショベルの平面図で示されるよ
うに、作業機104が上部旋回体101上に搭載される
運転室102の搭載スペースを確保する関係から、作業
機104のブーム基部105を取り付ける位置が、車両
の前後方向に沿った車体中心線O′(旋回中心を通る半
径方向の線)から運転室102と反対の側にオフセット
されて設けられている。そして、第1ブーム106の先
端に枢支される第2ブーム107は、その先端に取付け
られるバケット操作のアーム108を、その長手軸線と
平行して側方に設けたオフセットロッドとオフセットシ
リンダ109とによって、作業状況によって定位置(オ
フセット0位置)から左右にオフセットするようにさ
れ、走行車両の中心線から左右に大きく離れた位置でバ
ケット110により掘削できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オフセットブーム式油圧ショベルでは、例えば作業機1
04のアーム108を運転室102と反対の側にオフセ
ットして作業を行っていて、バケット110を機体(上
部旋回体101)の近くまで引き寄せて掘削作業などを
行なうと、余裕があまりないため、掘削物などが機体の
前部外装カバーに接触して、当該部分を破損するという
問題点がある。このような作業の都合でバケット110
を限界近くまで引き寄せるようなことがあると、運転席
のオペレータからは視界の外になる死角位置であるため
に、注意を払っていても、前述のような問題が発生す
る。したがって、オペレータは運転室102と反対の側
(実質右側)に大きくオフセットして作業を行うときに
は、細心の注意を払って操作せねばならず、不安感を与
え、精神疲労を感じることになり、作業性に影響を来す
ことになる。
【0004】このような問題点を解消するには、オフセ
ット量をより大きくしてバケットが機体側に引き寄せら
れても機体と接触しないようにすることが考えられる
が、こうすると、第2ブームやオフセットロッドを長く
し、かつオフセットシリンダにストロークの長いものを
用いる必要が生じる。すると、アームのオフセット操作
部が大きくなって重量増加を来し、安定性にも問題が生
じることになる。
【0005】なお、特開平10−102529号公報に
第2ブームを第1ブームとアームの長手方向中心線に対
して平行リンク用ステーが設けられる側と反対側に所定
寸法偏心させて取付けるようにすることが開示されてい
る。このものでは、オフセットユニットの左右の重量バ
ランスが改善され、左右へのオフセット量がほぼ均等に
なるという利点がある旨記載されている。しかしなが
ら、第1ブームとアームの長手方向中心線が同一線上に
あるので、作業範囲に変化がなく、車体右側でのスペー
スを広げることはできない、という問題点がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、構造を複雑にすることなく掘削作
業部を第1ブームの長手方向中心線から偏心させて機体
との接触を避け、安全に作業ができる機能を備えたオフ
セットブーム式建設機械を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明によるオフセットブ
ーム式建設機械は、縦軸ピンによって第1ブームに枢支
される第2ブームと、その第2ブームの先端部に取付け
られるアームを、平行リンク機構とオフセットシリンダ
によって左右にオフセットされるオフセットブーム式建
設機械において、前記縦軸ピン位置が、第1ブームの長
手方向中心線から運転室と反対側に所要寸法偏心して設
けられ、その縦軸ピンを通って第1ブームの前記中心線
と平行する線上に、第2ブームの長手方向中心線が位置
するように配されていることを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、作業機ブームの上部旋回
体上に対する取付け位置を変更することなしに、第2ブ
ームの第1ブームに対する取付け縦軸ピンの位置を実質
機体右側方向に所定寸法ずらせて配置したことにより、
右側へのオフセット作業時に機体の右側側面部にバケッ
トが接触するなど干渉するのを防止できる。したがっ
て、右側に掘削作業範囲を拡大できることになり、オペ
レータが不安感から精神疲労を感じることなく作業でき
て、作業能率の向上が図れるという効果がある。また、
作業位置をオフセットする機能を持たせるために、第1
ブームの先端部で横向きに張り出している平行リンクの
枢支位置となるブラケット部分の突出し量を短くして
も、オフセット操作が行えるので、前記ブラケット部を
小さくして軽量化が図れるという利点がある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるオフセットブ
ーム式建設機械の具体的な実施の形態につき、図面を参
照しつつ説明する。
【0010】図1には、本実施形態のオフセットブーム
式建設機械として適用された後方小旋回型油圧ショベル
の側面図が示されている。図2には図1の油圧ショベル
の作業機部分の平面図が示されている。
【0011】この実施の形態は、後方小旋回型の油圧シ
ョベル1であって、下部走行体2の上に旋回機構を介し
て上部旋回体3が取り付けられ、この上部旋回体3の上
部前側に支持ブラケットを介してブーム基部が支持され
て、作業機5が付設されている。この作業機5は、第1
ブーム6と、その第1ブーム6の先端に取付く第2ブー
ム7を介してアーム8と、アーム8の先端に取付くバケ
ット9と、それらを作動させるアクチュエータ(ブーム
起伏シリンダ10、アームシリンダ11およびバケット
操作シリンダ12)および前記第2ブームの側部に付設
のオフセット操作機構20とで構成されている。
【0012】前記作業機5の第1ブーム6は、その基部
6aを前述のように上部旋回体3上に設けられた支持ブ
ラケット14にて上下回動可能に、その長手方向中心線
O(起伏中心)が旋回中心Aから運転室4と反対の側に
所要寸法オフセットして枢支されている(図2参照)。
【0013】前記第2ブーム7は、前記第1ブーム6の
先端部6bにて第1ブームの長手方向中心線Oから運転
室4と反対の側(作業機5の装備方向に向って右側、以
下同様)に所要寸法偏心Yして設けられる縦軸ピン15
に、基端部7aを枢支され、その長手方向中心線Qを前
記第1ブームの長手方向中心線Oと平行して先端に取付
くブラケット16にて、前記基端部7aを連結される縦
軸ピン15と軸線を平行する連結ピン17によりアーム
8が横方向に回動可能に接続されている。
【0014】前記アーム8は、その基端8aを前述のよ
うにブラケット16にピンにて上下回動可能に連結さ
れ、その後端8bを前記ブラケット16の上側に突出す
支持部16aに支持されるアームシリンダ11と連結さ
れて、起伏操作されるようになされ、かつ通常時には前
記第2ブーム7とこのアーム8を、それらの長手方向中
心線上に合致して位置するようにされている。なお、前
記アームシリンダ11は、前記ブラケット16の支持部
16aにトラニオンマウントで揺動可能に付設されてい
る。
【0015】このようにされたアーム8の先端部8aに
は、バケット9の基端部が枢支され、かつ周知のように
リンク機構18を介してアーム8に沿って取付けられた
バケット操作シリンダ12と接続され、バケット9が操
作されるようになされている。
【0016】さらに、前記第2ブーム7の側面部には、
第1ブーム6の先端部で運転室4側に突出して設けられ
たブラケット部21とアーム8の基端部8bを接続する
ブラケット16の側面から横方向に突出す突片22とに
両端部をピン24,24′で連結されて、その第2ブー
ム7の中心線Qに平行してロッド23(本発明の平行リ
ンク機構に相当)が架設されている。また、第2ブーム
7の基端部7aの運転室4側に突出して設けられた突片
25と前記ブラケット16の側部に設けられた前記突片
22との間にオフセットシリンダ26が取付けられ、オ
フセット操作機構20が形成されている。
【0017】このように構成される本実施形態の油圧シ
ョベル1における作業機5では、第1ブーム6の先端部
6bにおいて接続される第2ブーム7の基端部7aが、
接続される縦軸ピン15を第1ブーム6の長手方向中心
線Oから運転室4と反対の側に所要寸法偏心Yされてい
るので、前記第1ブーム6の長手方向中心線Oに平行し
て配される第2ブームの長手方向中心線Qと同一線上に
設けられているアーム8とその先端取り付きのバケット
9が、前記偏心Yによって、実質右側にずれた状態で配
置されている。したがって、オフセット操作機構20の
オフセットシリンダ26を操作して第2ブーム7を右側
に回動させると、ロッド23との連携で平行運動してア
ーム8が右側にオフセットされる。
【0018】こうしてアーム8をオフセットしてアクチ
ュエータを作動させてバケット9による掘削作業を行え
ば、そのバケット9が機体側に引き寄せられる状態とな
っても、図3(a)に右側にオフセットして掘削作業を
行った態様説明図、並びに図3(b)にバケットと機体
側との位置関係を表わす図で示されるように、バケット
9の端部が上部旋回体3の前側の外装カバー3a外面か
ら離れた状態となる。したがって、図3(b)に示すよ
うに、従来の作業範囲まで近づけて掘削する余裕部分が
生じ、外装カバー3aに接触することなく、安全に掘削
作業が行えることになるのである。
【0019】また、前述のように、第1ブーム6の先端
部6aにおいて第2ブーム7を支持する縦軸ピン15の
位置を中心線Oから右側に偏心させることにより、その
側方にて横向きに突出して設けられるオフセット操作機
構20のロッド23の後端を支持するブラケット部21
が、その突出し寸法を短くできるので、その分軽量化で
きることになる。また、基本的構成を崩すことなく目的
が達成できる構造にされているので、安定性が維持でき
るという効果がある。
【0020】以上に記載したように、本実施の形態によ
れば、簡単な構成で作業機の一部を改良することによ
り、従来作業上発生していた機体の一部にバケットが接
触して損傷するという問題を解決するとともに、右側で
の作業スペースを拡大して作業性を向上させることが可
能になり、作業時におけるオペレータの精神疲労を低減
できるという効果も併せ得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態のオフセットブームを備え
た後方小旋回型油圧ショベルの側面図である。
【図2】図2は、図1の油圧ショベルの作業機部分の平
面図である。
【図3】図3(a)は右側にオフセットして掘削作業を
行った態様説明図、図3(b)はバケットと機体側との
位置関係を表わす図である。
【図4】図4は、従来のオフセットブーム式油圧ショベ
ルの平面図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 3 上部旋回体 4 運転室 5 作業機 6 第1ブーム 6a 第1ブームの基部 6b 第1ブームの先端部 7 第2ブーム 7a 第2ブームの基端部 8 アーム 9 バケット 15 縦軸ピン 16 ブラケット 20 オフセット操作機構 21 ブラケット部 23 ロッド 26 オフセットシリンダ Y 偏心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦軸ピンによって第1ブームに枢支され
    る第2ブームと、その第2ブームの先端部に取付けられ
    るアームを、平行リンク機構とオフセットシリンダによ
    って左右にオフセットされるオフセットブーム式建設機
    械において、 前記縦軸ピン位置が、第1ブームの長手方向中心線から
    運転室と反対側に所要寸法偏心して設けられ、その縦軸
    ピンを通って第1ブームの前記中心線と平行する線上
    に、第2ブームの長手方向中心線が位置するように配さ
    れていることを特徴とするオフセットブーム式建設機
    械。
JP2001184189A 2001-06-19 2001-06-19 オフセットブーム式建設機械 Pending JP2002371579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001184189A JP2002371579A (ja) 2001-06-19 2001-06-19 オフセットブーム式建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001184189A JP2002371579A (ja) 2001-06-19 2001-06-19 オフセットブーム式建設機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002371579A true JP2002371579A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19023994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001184189A Pending JP2002371579A (ja) 2001-06-19 2001-06-19 オフセットブーム式建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002371579A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7869923B2 (en) 2004-09-24 2011-01-11 Komatsu Ltd. Slewing controller, slewing control method, and construction machine

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0949245A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 車幅内旋回可能な建設機械のアーム取付構造
JPH10102529A (ja) * 1996-09-25 1998-04-21 Hitachi Constr Mach Co Ltd オフセットブーム式建設機械
JP2000309938A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 側溝掘削用油圧ショベル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0949245A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 車幅内旋回可能な建設機械のアーム取付構造
JPH10102529A (ja) * 1996-09-25 1998-04-21 Hitachi Constr Mach Co Ltd オフセットブーム式建設機械
JP2000309938A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 側溝掘削用油圧ショベル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7869923B2 (en) 2004-09-24 2011-01-11 Komatsu Ltd. Slewing controller, slewing control method, and construction machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006257839A (ja) 作業車両の積込み装置
JP2005330765A (ja) 積込み装置
JP2010112094A (ja) 建設機械
WO2006098082A1 (ja) フロント作業機の配管構造
CN101426980A (zh) 挖掘作业机的悬臂
JP4296182B2 (ja) 掘削作業機のアーム
JP2002371579A (ja) オフセットブーム式建設機械
EP2290163A1 (en) Construction machine
JP4105611B2 (ja) 旋回式建設機械
WO2006008836A1 (ja) アウトリガーの油圧シリンダ
WO2019244617A1 (ja) 旋回作業車
JP4444606B2 (ja) 建設機械
JP4556538B2 (ja) 建設機械
JP2004108019A (ja) 建設機械の作業腕及びその製造方法
JP2003034945A (ja) オフセットブーム式建設機械
JP4086172B2 (ja) ブームオフセット式油圧ショベル
JP6102965B2 (ja) 作業機械のブームフット部
JPH08177075A (ja) ブレーカ内蔵式アーム付油圧ショベル
JPH11336112A (ja) 建設機械
JP2002364017A (ja) 建設機械におけるブーム構造
JP3064964U (ja) パワ―ショベル、トラクタショベル、バックホ―等建設土木機械
JP2001040701A (ja) 油圧ショベルのアタッチメント揺動装置
JP2000257114A (ja) 油圧ショベル
JP2010059714A (ja) リフトアームの固定構造
JP2002322662A (ja) 油圧ショベル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100608