JP2002371518A - 鉄骨構造体防護ブロック - Google Patents

鉄骨構造体防護ブロック

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JP2002371518A
JP2002371518A JP2001182105A JP2001182105A JP2002371518A JP 2002371518 A JP2002371518 A JP 2002371518A JP 2001182105 A JP2001182105 A JP 2001182105A JP 2001182105 A JP2001182105 A JP 2001182105A JP 2002371518 A JP2002371518 A JP 2002371518A
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Tomio Tsuzuki
富夫 都築
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Daito Giken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性を確保しつつ、搬送効率及び施工現場
での組立作業の効率を向上させ、材料の破損を防ぎ、運
搬コスト等の諸コストを低減することのできる防護ブロ
ックを開発する。 【解決手段】 鉄骨構造体防護ブロック1(以下、単に
防護ブロック1)は、支柱2及び支柱2の両側に取付け
られた左右一対の横板材3〜6と、支柱2が脱着可能に
連結された長尺基礎7により骨組が構成され、横板材3
〜6及び長尺基礎7には左右一対の上部側板8と下部側
板9及び一組の連結板10,11が取付けられ、上部は
横板材3に蓋板12が取付けられることにより、構成さ
れる。支柱2、横板材3〜6、長尺基礎7、上部側板
8、下部側板9、連結板10,11及び蓋板12は全て
鉄製であり、それらにより構成された防護ブロック1内
には、内部空間20が形成され、内部空間20内には防
護ブロック1設置時に土砂や鉄屑等を充填することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄骨構造体防護ブロ
ックに係り、詳しくは、道路の橋梁部等に設置する鉄骨
構造体防護ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭58−40092号、実公
平5−33547号、実開平2−18519等に示すコ
ンクリート製プレキャスト型防護ブロックは、工場等で
予め一定の寸法、形状に規格化して製造し成形したコン
クリート製の防護ブロック部材を現場に運搬し、道路の
橋梁部、中央分離帯等に設置する。コンクリート製の防
護ブロックは主に橋梁部等によく使われているが、非常
に重量が重いため、トラック等の大型自動車等が誤って
衝突したときでも、これを突き破って落下し二次災害が
発生することを防止できる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、逆に言
えば、コンクリート製の防護ブロックは重いため、現場
までの運搬及び現場での施工の負担が大きく過酷であ
る。例えば、1台のトラックでは規定重量までしか防護
ブロックが運べないため、何回も運ぶ必要が生じた場合
は運搬コストも増大する。特に、施工現場まで長距離で
ある場合、問題は深刻である。しかも、防護ブロックの
設置作業は夜間に行われることも多く、また、諸官庁の
規制で作業時間が限られることが多いため、大量の防護
ブロックを施工することが困難である。また、コンクリ
ート製の防護ブロックを仮設用に利用する場合、あちこ
ちに移動する必要もあり、作業は一層困難を増す。即
ち、コンクリート製のものでは、搬送効率、組立作業の
効率が悪い。また、防護ブロックは、運搬を頻繁に行わ
なければならないこともあるため、材料の移動が必然的
に激しくなるが、コンクリート製では一部が破損する
等、痛みも激しく慎重な取扱いを要する。しかも、コン
クリート製では一度、破損すると、修理が面倒なので、
次々と新品を購入してしまうことが多く、在庫がたまり
やすく、放置されることも多々ある。さらに、コンクリ
ート製のものは割と融通が利かないため、使い回しも難
しく不便であり、コスト的にも効率が悪い。
【0004】従って、本発明の課題は、コンクリート製
防護ブロックと同程度の安全性を確保しつつ、搬送効率
及び施工現場での設置作業効率を向上させ、材料の破損
を防ぎ、運搬コスト等の諸コストを低減することのでき
る車両緩衝用の防護ブロックを開発することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】上記諸課題に鑑
み、請求項1記載の鉄骨構造体防護ブロックは、少なく
とも、複数の支柱と、前記支柱と直交して連結する複数
の横板材と、前記支柱を連結する1つ以上の長尺基礎
と、から構成される鉄骨構造体と、該鉄骨構造体に取り
付けられる覆い板と、を備え、前記鉄骨構造体及び覆い
板の全部又は大半部を緊締金具で組立て及び分解可能と
し、車両が衝突するとき、前記覆い板及び鉄骨構造体が
変形することで衝突による衝撃を吸収することを特徴と
する鉄骨構造体防護ブロックとすることが好ましい。上
記のように、鉄製であればコンクリートと比較して軽量
なので、現場までの運搬及び現場での施工の負担が減
り、搬送効率及び設置作業の効率が向上した結果、短時
間に大量の防護ブロックを施工することも可能となる。
また、材料の破損も少なく、使い回しも容易である。さ
らに、自動車等の衝突に対しても、支柱、横板材、側
板、覆い板が変形することによって衝突の衝撃を吸収す
る構造となるので、トラック等の大型自動車等が誤って
衝突したときでも、それを突き破って落下し二次災害が
発生することを防止でき、コンクリート製の防護ブロッ
クと比較しても遜色ない若しくはそれ以上の安全性を確
保できる。以上のように、鉄骨構造体防護ブロックによ
れば、上記課題を好適に解決できる。さらに、防護ブロ
ックの交換や修理が極めて容易となるし、防護ブロック
の仕様変更に対しても迅速に対応することができるとい
う優れた効果がある。なお、鉄骨構造体防護ブロックの
内部には、空間が形成されるが、防護ブロック設置時に
は、重量を付加するために土砂、鉄屑等を収容又は充填
させたり、衝撃緩和性を高めるためにクッション材等を
収容することが好ましいが、鉄骨構造体の重量を増大さ
せることなどによって、それらを充填又は収容させなく
ても構わない。ここでいう緊締金具には、ボルト、ナッ
ト、ワッシャ等が挙げられる。連結板と、横板材及び/
又は支柱とが緊締金具で連結されるのが好ましい。
【0006】請求項2記載の鉄骨構造体防護ブロック
は、前記横板材は、側面視で直角に折り曲げられている
請求項1記載の鉄骨構造体防護ブロックとすることが好
ましい。これにより、上記課題を好適に解決できる他、
衝撃に対する抵抗性、吸収性が格段に向上する。
【0007】請求項3記載の鉄骨構造体防護ブロック
は、前記支柱の上部に防音壁を取付けることができる取
付構造体を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載
の鉄骨構造体防護ブロックであることが好ましい。これ
により、上記課題を好適に解決できる他、近隣周辺への
自動車等の騒音が漏れるのを防止することができる。
【0008】請求項4記載の鉄骨構造体防護ブロックに
おいては、前記覆い板が、前記鉄骨構造体の両端面を覆
う一対の連結板と、前記鉄骨構造体の側面を覆う一対の
側板と、前記鉄骨構造体の上面を覆う蓋板と、を備えた
請求項1ないし3いずれかに記載の鉄骨構造体防護ブロ
ックであることが好ましい。これにより、上記課題を好
適に解決できる他、組立てが容易になり、作業性が向上
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な一実施形
態について図1〜図9を参照して説明する。本発明の実
施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されるものでは
なく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、
改変等を加えることができるものであり、それらの改
変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれ、該技術的
範囲に属する限り種々の形態を採り得ることは言うまで
もない。
【0010】鉄骨構造体防護ブロック1(以下、単に防
護ブロック1という)は、図5〜図8に示す通り、全体
が壁体とされ、側面部が末広がりに傾斜して形成される
ものであり、図1、2に示す通り、H型鋼材の複数の所
定間隔又は適宜間隔で整列させて立設される支柱2と、
支柱2の両側に取付けられた左右一対の複数組の水平方
向に配置される横板材3〜6と、支柱2が連結される長
尺基礎7とから構成される鉄骨構造体を備えている。ま
た、鉄骨構造体を覆う複数の覆い板を備えている。この
覆い板は、左右一対の適宜長さ及び適宜形状の、上部側
板8、下部側板9、一組の連結板10,11、及び1枚
の蓋板12を備えている。図7、図8に示す通り、一組
の連結板10,11は、谷型連結板10と山型連結板1
1とに分ける場合もある。支柱2は、管材等の他の適宜
形状でも良い。前記した支柱2、横板材3〜6、長尺基
礎7、上部側板8、下部側板9、連結板10,11及び
蓋板12は、全部又は大半部が鉄鋼製であり、衝撃吸収
性に優れ、分解によってリサイクルが容易とされ、それ
らにより構成された防護ブロック1内には、内部空間2
0が形成され、内部空間20内には防護ブロック1の設
置時に、土砂、鉄屑等を充填し、重量を増大させること
もできる。以下、各部を詳細に説明する。
【0011】支柱2は、図1、2に示す通り、ここで
は、縦方向に配置された複数(ここでは3本)のH型鋼
材であって、支柱2の下部の左右に、左右一対の小型
で、短尺のH型鋼材からなる取付部2aが横方向に突出
するように接続されている。また、支柱2の側面の複数
のねじ孔に、ボルトなどの緊締金具22により、横板材
3〜5が水平に取付けられる。防護ブロック1の上部に
防音壁(図示略)を設置する場合は、支柱2の上部に防
音壁取付用構造体14を取付け、防音壁の下端取付部を
防音壁取付用構造体14に取り付ける構造である。
【0012】図1、2に示す通り、支柱2の両側に4段
づつ取付けられる、左右一対の横板材3〜6には、3種
類の形状があり、最上部に取付けられる横板材3は直角
に曲げられた段型形状で、下側部分(内側)には支柱2
及び連結板10,11に取付けるための緊締金具22を
挿通する孔3aが一行に合計8ヶ所それぞれ形成されて
おり、上側部分(外側)には上部側板8を取付けるため
の緊締金具23を挿通する孔3bが一行に合計16ヶ所
それぞれ形成されており、その上に、蓋板12を取付け
るための緊締金具24を挿通する孔3cが形成されてい
る。
【0013】支柱2の上から2段目に取付ける横板材4
は直角に曲げられた段型形状で、上側部分(内側)には
支柱2及び連結板10,11に取付けるための緊締金具
22を挿通する孔4aが一列に合計8ヶ所それぞれ形成
されており、下側部分(外側)には上部側板8を取付け
るための緊締金具23を挿通する孔4bが一行に形成さ
れている。支柱2の上から3段目に取付ける横板材5は
横板材4と同様の形状である。
【0014】支柱2の最下段に取付けられる横板材6
は、L字型で、長尺基礎7の取付部2a(図2参照)に
取りつけられるものであり、上側部分(内側)には緊締
金具25を上下方向に挿通する孔6aが合計8ヶ所それ
ぞれ形成されており、下側部分(外側)には上列に上部
側板8を取付けるための緊締金具23を挿通する孔6
b、下列に下部側板9を取付けるための緊締金具26を
挿通する孔6cをそれぞれ有する。
【0015】長尺基礎7は、支柱2の下側に水平に配置
されるH型鋼材からなり、緊締金具29によって、支柱
2と直交して連結されており(図2参照)、また、支持
板71、補強板72を備えることが好ましい。この長尺
基礎7は、緊締金具27により支持板71を介して底板
70に連結されている。補強板72は、孔7aに緊締金
具21を挿通することにより長尺基礎7の側面部と連結
されるとともに、底板70に溶接等で接続されている。
補強板72は、側面が開放されたボックス形状となって
おり、取付部2aの下側に配置されている。
【0016】その他、連結板10,11は、緊締金具2
8等により長尺基礎7に取付けられている。底板70は
下部側板9を取付けるための緊締金具26を挿通する孔
7cを側面に有する。また、底板70及び補強板72の
下板には、適宜(例えば約1m)間隔又は所定間隔で複
数箇所(ここでは3ヶ所)、左右で合計複数箇所(ここ
では6ヶ所)、アンカー打込孔7bが形成されており、
そこにアンカーピン13が上方から打込まれ、長尺基礎
7及び底板70が地面に固定されるようになっている。
【0017】上部側板8は、角形板であり、横板材3〜
6の孔3b〜6bに合わせて4行に形成された孔8aに
緊締金具23を挿通し、鉄骨構造体の両側面を覆うよう
に取付けられる構造である。下部側板9は、横板材6の
孔6c及び長尺基礎7の底板70の孔7cに合わせて形
成された孔9aに緊締金具26を挿通し、鉄骨構造体の
両側面に取付けられる構造である。下部側板9は、横板
材6の孔6c及び底板70の孔7cの角度に合わせるよ
うに上端及び下端が所定角度で屈折している。また、図
5の通り、アンカー打込孔7dが露出し、アンカーピン
13が上から打込めるように所定形状(ここでは長方形
状)の孔(窓)9bを複数ヶ所(ここでは3ヶ)有して
いる。
【0018】連結板10,11は、図7、図8に示す通
り、それぞれ、片面に谷型連結部10aを有する谷型連
結板10と、片面に山型連結部11aを有する山型連結
板11で一組となっており、防護ブロック1を並べて設
置するときには、谷型連結部10aに山型連結部11a
を嵌め込んで、隣接する防護ブロック101に連結す
る。連結板10,11の他の面には、図3に示す通り、
共通して、表面に対して直交して水平に取り付けられた
取付板10b(11b)、表面に対して直交して垂直に
取り付けられる一対のリブ10c(11c)及び10d
(11d)、それらリブの両側に直交して水平に設けた
取付板10e(11e)が備えられている。以上の板材
には、それぞれ取付孔が設けられている。取付板10b
(11b)は緊締金具で長尺基礎7の上面に連結され
る。一対のリブ10c(11c)及び10d(11d)
は緊締金具22で横板材3〜6とそれぞれ連結される。
取付板10e(11e)は、取付部2aに連結される。
連結板10,11の下部は、緊締金具28等により長尺
基礎7に取付けられている。なお、隣接する防護ブロッ
ク101については100番台として説明は省略する。
【0019】図7〜図9の通り、蓋板12は、逆U字形
状であって、その側面に、横板材3の孔3cに合わせて
形成された孔12aが形成され、その孔12aに緊締金
具24を挿通することにより、鉄骨構造体の上部に被せ
るように取付けるものである。防護ブロック1の上部に
は防音壁(図示略)を設置する場合があり、その場合、
防音壁設置用に支柱2に取付けられる防音壁取付用構造
体14の場所に合わせて、蓋板12には所定形状(長方
形状)の孔12bと、その長方形状の孔12bを囲むよ
うに、その四方には円形状の孔12cとが形成されてお
り、円形状の孔12cからは防音壁取付用構造体14の
連結棒14fが突出する構成となっている。
【0020】防音壁取付用構造体14は、図4の通り、
一対の平行なベース管14a、ベース管14aと直交し
て連結する一対の連結板14b,14c、中央部に配置
された取付穴14dを備えた連結板14e、前記ベース
管14aから直立する複数の連結棒14fを備えたもの
である。
【0021】次に、本実施形態における防護ブロック1
の運搬方法や設置等について説明する。まず、工場等の
製造場所で予め製造された支柱2、横板材3〜6、長尺
基礎7、上部側板8、下部側板9、連結板10,11及
び蓋板12等の鉄製部品をトラックで運搬し施工現場で
組立て設置する。或いは、工場等で予め防護ブロック1
を組立てておいて、防護ブロック1の完成品とした状態
で施工現場まで運搬して、設置する形式としても構わな
い。いずれにしても、鉄製であるので、コンクリート製
の防護ブロックと比較して軽量であり、運搬の負担及び
以下に詳述する施工の際の負担も大幅に減少する。
【0022】組立方法は、長尺基礎7に支柱2を連結
し、横板材3〜6、連結板10,11、上部側板8、下
部側板9と順に取付けていく。設置場所が既設舗装の場
合は、概ね舗装を平坦に処理した後に位置等を調整した
上で、山型連結板11を隣接する防護ブロック101の
谷型連結板110に填め込みながら、連続的に整列させ
ながら設置する。予め、形成されているアンカー打込孔
7dを通して、既設舗装、路盤に削孔し或いは削孔せず
に、アンカーピン13を建て込み、アンカーピン13を
長尺基礎7に補強板72を介装させて固結し、長尺基礎
7などを地面に固定する。
【0023】なお、防護ブロック1を組み立てる際に、
防護ブロック1内部の内部空間20には、重量を付加す
るため、土砂や鉄屑等を充填して、最終的に蓋板12を
被せるように取付けて一つの形としてもよい。なお、安
全性を考慮すると、内部空間20には何らかの重量増大
材を充填した方が好ましいが、諸般の事情により土砂や
鉄屑等を充填することが必要がない場合は、空のままで
も構わない。
【0024】また、防護ブロック1の上部には防音壁
(図示略)を設置することもできる。蓋板12には、防
音壁設置用の孔12b,12cが形成されており、防音
壁取付用構造体14に防音壁を差し込み緊締金具等で固
定する。防護ブロック1は、支柱2、横板材3〜6及び
長尺基礎7等により頑丈に構成されているので、上部に
防音壁を設置するのにも好適である。防護ブロック1に
防音壁を設置すると、近隣周辺への自動車等の騒音が漏
れるのを防止することができ、効果的である。
【0025】この設置された防護ブロック1に、自動車
等が誤って衝突してきた場合には、支柱2及び横板材3
〜6、上部側板8等が激突時の衝撃を吸収し和らげる構
造となっているので、車両や乗員の被害も最小限に留め
ることができる。また、内部空間20に土砂や鉄屑等を
充填することにより重量も増すので、トラック等の大型
自動車等が誤って衝突したときでも、突き破って落下し
二次災害が発生することを防止できる。
【0026】使用済みの防護ブロック1は、鉄製なので
比較的融通が利き、解体して再利用も可能である。ま
た、鉄製の防護ブロック1であれば、コンクリート製の
それと比較して破損しにくく、何度でも使用できること
から、貸出し用として機能することもでき、業者にとっ
ては新規購入の費用の面からも大幅なコスト削減が期待
できる。しかも、内部空間20に充填するものが土砂等
の自然物であれば、防護ブロック1の解体後は自然に還
す等して土砂等のリサイクルまでもが可能であり、地球
環境にも優しい。
【0027】以上説明したように、鉄骨構造体を備え、
組立て分解が自在な本実施形態の防護ブロック1によれ
ば、コンクリートと比較して非常に軽量で、現場までの
運搬及び現場での施工の負担が減り、搬送効率及び組立
作業の効率が向上し、短時間に大量の防護ブロック1を
施工することも可能となり、運搬コスト等の諸費用を低
減することができる。また、材料の破損も少なく、使い
回しも容易であるため、貸出し用として機能することも
でき、新規購入に係る費用の面からもコスト削減に貢献
する。さらに、自動車等の衝突に対しても、コンクリー
ト製防護ブロックと比較しても遜色ない安全性を確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における鉄骨構造体防護ブロック1
の内部構造を示す骨組の斜視図である。
【図2】同防護ブロック1の内部構造を示す正面図であ
る。
【図3】同防護ブロック1の連結板の斜視図である。
【図4】同防護ブロック1の防音壁取付用構造体の斜視
図である。
【図5】同防護ブロック1の斜視図である。
【図6】同防護ブロック1の側面図である。
【図7】同防護ブロック1の正面からの斜視図である。
【図8】同防護ブロック1の背面からの斜視図である。
【図9】同防護ブロック1を連結したときの連結部の部
分拡大図である。
【符号の説明】
1・・・鉄骨構造体防護ブロック 2・・・支柱 3〜6・・・横板材 7・・・長尺基礎 8・・・上部側板 9・・・下部側板 10・・・谷型連結板 11・・・山型連
結板 12・・・蓋板 13・・・アンカ
ーピン 20・・・内部空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、複数の支柱と、前記支柱と直
    交して連結する複数の横板材と、前記支柱を連結する1
    つ以上の長尺基礎と、から構成される鉄骨構造体と、 該鉄骨構造体に取り付けられる覆い板と、を備え、 前記鉄骨構造体及び覆い板の全部又は大半部を緊締金具
    で組立て及び分解可能とし、 車両が衝突するとき、前記覆い板及び鉄骨構造体が変形
    することで衝突による衝撃を吸収することを特徴とする
    鉄骨構造体防護ブロック。
  2. 【請求項2】前記横板材は、側面視で直角に折り曲げら
    れている請求項1記載の鉄骨構造体防護ブロック。
  3. 【請求項3】前記支柱の上部に防音壁を取付けることが
    できる取付構造体を備えたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の鉄骨構造体防護ブロック。
  4. 【請求項4】前記覆い板が、 前記鉄骨構造体の両端面を覆う一対の連結板と、 前記鉄骨構造体の側面を覆う一対の側板と、 前記鉄骨構造体の上面を覆う蓋板と、 前記鉄骨構造体の底面を覆う底板と、 を備えた請求項1ないし3いずれかに記載の鉄骨構造体
    防護ブロック。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011174372A (ja) * 2011-05-02 2011-09-08 Krt:Kk 鋼製高欄

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JP2011174372A (ja) * 2011-05-02 2011-09-08 Krt:Kk 鋼製高欄

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