JP2002371402A - 臀部被覆衣類 - Google Patents
臀部被覆衣類Info
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Abstract
方、下方及び殿裂部の蒸れ感・熱のこもり感を解消する
ことができる臀部被覆衣類を提供する。 【解決手段】 着用時に臀部の後中心の殿裂部に形成さ
れ歩行時の脚部動作に伴い大きさが変化する縦長の空間
に対し上方に連通した仙骨部18及び下方に連通したク
ロッチ部16の通気性が脚部及び臀部14a、14bの
通気性よりも良くなるよう構成したので、殿裂部への空
気の流れが自然に発生するとともに、さらに歩行動作時
には、ふいご現象により当該歩行動作に伴い、仙骨部1
8、クロッチ部16及び殿裂部の空間に大きな空気の流
れが発生する。このため、従来の造形機能を保持しなが
ら、蒸れ感・熱のこもり感を解消することができる。
Description
着し、少なくとも臀部を被覆する臀部被覆衣類に関す
る。
発明に係る第2の箇所に相当し、股下箇所だけでなく、
少なくとも殿裂部下方を含む領域を意味する。また、仙
骨部は本発明に係る第1の箇所に相当し、いわゆる仙骨
付近だけでなく、殿裂部の上方の少なくとも仙骨近傍及
び腰椎近傍の一方を含む領域を意味する。
外力に対し伸縮しにくく、伸ばした場合に強い反発力
(縮む力)を生じる性質を意味する。また、「伸縮性が
高い」とは、外力に対し伸縮し易く、伸ばした場合に生
じる反発力(縮む力)が弱いという性質を意味する。
するボトム下着は、お腹押さえやヒップアップといった
体型補整機能を有し、広く普及している。ただ、このよ
うなボトム下着は、夏季の着用時に汗をかいて、蒸れ感
や熱のこもり感を感じるという題点があった。
0、この殿裂部90の上方に連通した仙骨部92及び下
方に連通したクロッチ部94において、皮膚温度が高く
発汗量も多いという実験データが得られており、これら
の部位で蒸れ感・熱のこもり感が顕著に感じられてい
る。
使用したものがある。また、殿裂部、クロッチ部、腰部
周辺等にメッシュ地等の通気性の良い素材を用いた下着
等が各種提案されている(実用新案登録3052111
号、実開昭49−58525号、実公平3−54092
号、実開昭60−117804号、実公昭43−166
48号等)。
を良くしただけでは空気の動きはあまり発生しないた
め、熱のこもり感を解消する効果はあまり高くなく、着
用者に涼しさ感を実感してもらえないのが現状である。
れたものであり、従来の造形機能を保持しつつ、仙骨
部、クロッチ部及び殿裂部の蒸れ感・熱のこもり感を解
消することができる臀部被覆衣類を提供することを目的
とする。
に、本発明に係る臀部被覆衣類は、着用時に臀部に密着
し、少なくとも前記臀部を被覆する臀部被覆衣類であっ
て、着用時に臀部の後中心の殿裂部の上方の少なくとも
仙骨近傍及び腰椎近傍の一方を含む第1の箇所、並びに
少なくとも殿裂部下方を含む第2の箇所の通気性を、殿
裂部及び当該殿裂部を挟んで左右部分の通気性よりも良
くしたことを特徴とする。
近傍のうち一方のみを含む場合もあれば、両方とも含む
場合もあり、また、仙骨近傍及び腰椎近傍を含みながら
さらに面積が広いこともある。第2の箇所は、殿裂部下
方のみの場合もあれば、殿裂部下方を含んで股下箇所ま
で含む場合もある。
殿裂部の上方の少なくとも仙骨近傍及び腰椎近傍の一方
を含む第1の箇所、並びに少なくとも殿裂部下方を含む
第2の箇所の通気性を、殿裂部及び当該殿裂部を挟んで
左右部分の通気性よりも良くしたので、蒸れ感や熱のこ
もり感を感じやすい臀部箇所において殿裂部の上方と下
方に空気の入口と出口が形成されることとなる。このた
め、殿裂部に空気の流通が発生し従来のものに比べて良
好な通気性を実現することができ、臀部箇所における蒸
れ感や熱のこもり感を解消することができる。また、通
気性に差異を設けるという構造で実現できるので、従来
からのヒップ等の造形機能を保持することができる。
箇所が、着用時に臀部の後中心の殿裂部に形成され歩行
時の脚部動作に伴い大きさが変化する縦長の空間に対し
上方に連通し、第2の箇所が、前記空間に対し下方に連
通した構成とすることが望ましい。
状は変化し、また動作そのものによって空気の流れが生
じる。このような縦長の空間に対し上方に連通した第1
の箇所及び下方に連通した第2の箇所の通気性を、殿裂
部及び当該殿裂部を挟んで左右部分の通気性よりも良く
したので、歩行時の脚部動作に伴い縦長の空間の大きさ
が変化すると、相対的に通気性が悪い殿裂部及び当該殿
裂部を挟んで左右部分がポンプ部に、相対的に通気性が
良い第1の箇所及び第2の箇所が吸排気部になり、ふい
ご現象により以下のような空気の流れが発生する。
足が前に出たとき、図2(b)のように上記殿裂部の空
間が狭まるので、当該殿裂部に貯まっていた空気は、上
方に連通した第1の箇所及び下方に連通した第2の箇所
へ流れ排出される。そして、図2(c)のように両足が
揃ったとき、図2(d)のように上記殿裂部の空間が広
がるので、外気が第1の箇所及び第2の箇所から吸い込
まれ当該殿裂部の空間に流れ込む。
の箇所、第2の箇所、及び殿裂部の空間に空気の流れが
発生するので、これらの部位の通気性がさらに良くな
り、蒸れ感・熱のこもり感を解消することができる。
差異を設けるために、さまざまな手法を採用することが
できる。例えば、請求項3のように、第1の箇所及び第
2の箇所と、殿裂部及び当該殿裂部を挟んで左右部分と
に、異なる生地を使用することで、通気性の差異を設け
てもよいし、請求項4のように、1枚の中で通気性の良
い部分と通気性の悪い部分とを編み分けた生地を使用す
ることで、第1の箇所及び第2の箇所と、殿裂部及び当
該殿裂部を挟んで左右部分とに、通気性の差異を設けて
もよい。
殿裂部を挟んで左右部分に樹脂加工、例えば、樹脂の接
着等、を施すことで、第1の箇所及び第2の箇所に対し
相対的に通気性を悪くしてもよいし、請求項6のよう
に、第1の箇所及び第2の箇所にオパール加工、即ち、
生地を溶かして薄くする加工、を施すことで、殿裂部及
び当該殿裂部を挟んで左右部分に対し相対的に通気性を
良くしてもよい。このように本発明の構成はさまざまな
手法で実現可能であるという利点がある。
ように、少なくとも殿裂部の上端付近を頂点とする略二
等辺三角形の領域における通気性を、殿裂部及び当該殿
裂部を挟んで左右部分の通気性よりも良くしたことを特
徴とする。当該殿裂部の上端付近を頂点とする略二等辺
三角形の領域は、殿裂部の空間と直結した部分なので、
少なくとも当該略二等辺三角形の領域における通気性を
相対的に良くすることで、上記ふいご現象による歩行時
の空気の流れを発生させることができ、第1の箇所及び
殿裂部の蒸れ感・熱のこもり感を解消することができ
る。
求項8のように、少なくとも殿裂部の下端付近を頂点と
する略二等辺三角形の領域における通気性を、殿裂部及
び当該殿裂部を挟んで左右部分の通気性よりも良くした
ことを特徴とする。当該殿裂部の下端付近を頂点とする
略二等辺三角形の領域は、殿裂部の空間と直結した部分
なので、少なくとも当該略二等辺三角形の領域における
通気性を相対的に良くすることで、上記ふいご現象によ
る歩行時の空気の流れを発生させることができ、第2の
箇所及び殿裂部の蒸れ感・熱のこもり感を解消すること
ができる。
所及び第2の箇所に使用する生地としてメッシュ地を採
用することができる。なお、第2の箇所の股下箇所に当
接するクロッチ布をメッシュ地とし、このクロッチ布の
内側に綿などの生地をさらに取り付けてもよい。
箇所の通気性が第2の箇所の通気性よりも良くなるよう
構成してもよい。一般に、殿裂部の上方の第1の箇所は
第2の箇所よりも熱がこもりやすく体温そのものが若干
高い箇所である。このため、第1、第2の箇所の両方の
通気性を良くしつつも、これらの間では、第1の箇所の
通気性が第2の箇所の通気性よりも良くなるよう構成す
ることで、殿裂部の空間において下方から上方への通気
が促進され、第1の箇所での放熱を促進し、例えば、着
用者が涼しさを感じやすくなる。
良い素材を使用する方法及び面積を大きくする方法の少
なくとも1つを採用することで、第1の箇所の通気性を
第2の箇所の通気性よりも良くすることができる。即
ち、通気性の良い素材を使用する方法のみを採用しても
よいし、面積を大きくする方法のみを採用してもよい
し、これら両方を組み合わせて採用してもよい。
積は小さくても通気性を良くする効果は大きい。また、
通気性の差としては、第1の箇所の通気性は第2の箇所
の通気性の2倍以上が好ましい。また、通気性を良くす
る第1の箇所の面積は10平方センチメートル以上とす
ることが好ましく、さらには40平方センチメートル以
上とすることがより好ましい。第2の箇所の面積は5平
方センチメートル以上とすることが好ましく、さらには
10平方センチメートル以上とすることがより好まし
い。
被覆する衣類であれば、さまざまなものに適用でき、請
求項12のように、本発明に係る臀部被覆衣類は、ブリ
ーフ、ショーツ、ガードル、ハイウエスト型のガード
ル、スポーツ用ボトム、スパッツ及びボディースーツを
含んでいる。このように汎用性が極めて高いという利点
がある。
明に係る臀部被覆衣類の実施形態としてガードルの例を
説明する。
ル10は、前身頃12、左右一対の脚部及び臀部14
a、14b、クロッチ部16及び仙骨部18から成り、
これらの生地は互いに縫着されている。
0において、脚部及び臀部14a、14bに標準的又は
それ以下の通気性を有する生地(例えばパワーネット)
を、クロッチ部16及び仙骨部18に上記生地よりも通
気性の良い生地(例えばメッシュ布)を用いることで、
クロッチ部16及び仙骨部18の通気性が脚部及び臀部
14a、14bの通気性よりも相対的に良くなるよう構
成されていることである。
のように通気性の異なる複数の布をはぎ合わせる方法
(所謂カット&ソー)を採用してもよいし、1枚の生地
の中に編み組織を変化させることにより通気性に差異を
設け、通気性の異なる編み組織部位が所要箇所となるよ
う、生地を裁断し縫合する方法を採用してもよい。以
下、採用可能な方法を説明する。
ロッチ部16及び仙骨部18に当接する通気性の良い素
材として、経編素材であるメッシュパワーネット、柄パ
ワーネット、ラッセルレース、ダブルラッセル等をあて
る方法や、クロッチ部16及び仙骨部18にメッシュ調
組織又は針抜き組織の丸編素材をあてる方法を採用する
ことができる。なお、脚部及び臀部14a、14bの身
生地素材に、サテンパワーネット、ツーウェイトリコッ
ト、ツーウェイラッセル、丸編ニット等を用いる方法を
採用することができる。
方法としては、編み組織を切り替える方法、樹脂加工に
よる後処理、オパール加工による後処理等を採用するこ
とができる。このうち編み組織を切り替えて1枚の生地
の中に通気性の異なる部位を形成する方法には、シング
ルラッシェル機による編み組織変化、丸編み機による編
み組織変化、ダブルラッシェル機による編み組織変化、
ダブルニット機による編み組織変化等が挙げられる。上
記樹脂加工による後処理としては、生地に樹脂を接着或
いは溶着するなどの加工を行うことで通気性を低下させ
る等の処理が挙げられる。オパール加工による後処理と
しては、生地の所要箇所を溶融し薄くさせることによっ
て通気性の良い箇所を形成する等の処理が挙げられる。
説明する。ガードル10を着用したとき、殿裂部に沿っ
て縦長の空間30(図2(d)参照)が形成されるが、
歩行時の脚部動作により身体20とガードル10との間
隔が変化するのに伴い、空間30の大きさも変化する。
ガードル10では、仙骨部18及びクロッチ部16の通
気性を脚部及び臀部14a、14bの通気性よりも良く
したので、歩行時の脚部動作に伴い空間30の大きさが
変化すると、相対的に通気性が悪い脚部及び臀部14
a、14bがポンプ部に、相対的に通気性が良い仙骨部
18及びクロッチ部16が吸排気部になり、ふいご現象
により以下のような空気の流れが発生する。
方の足が他方の足よりも前に出た状態と、図2(c)の
ように両足が揃った状態とが繰り返すことになるが、こ
のうち図2(a)のように一方の足が前に出たとき、図
2(b)のように空間30が狭まるので、空間30に貯
まっていた空気は、上方に連通した仙骨部18及び下方
に連通したクロッチ部16へ流出し仙骨部18及びクロ
ッチ部16から外部へ排出される。そして、図2(c)
のように両足が揃ったとき、図2(d)のように空間3
0が広がるので、外気が仙骨部18及びクロッチ部16
から吸い込まれ空間30に流れ込む。このため、歩行中
は殿裂部の空間30からの空気の排出と空気の吸い込み
とが繰り返すことになる。
部18及びクロッチ部16と殿裂部の空間30との間に
空気の流れが発生するので、これらの部位の蒸れ感・熱
のこもり感を解消することができる。また、所要箇所の
通気性に差異を設けるという構造で実現することがで
き、その他の部位についてはヒップアップやお腹おさえ
のための構造を併用してもよく、また、通気性を必要と
しない部位にはサテンパワーネットなどの伸縮性の低い
生地を使用することにより、従来からガードルが有する
ヒップ等の造形機能を保持することができる。
気性の良い部分(以下、「通気性良好部」という)の各
種変形例を説明する。
は、図3(a)のように殿裂部の上端付近を頂点とし上
端まで到達した略二等辺三角形の領域18Aとしてもよ
いし、図3(b)のように殿裂部の上端付近を頂点の1
つとした菱形の領域(いわゆる仙骨菱形の領域)18B
としてもよい。また、図10(a)のように殿裂部の上
端付近から上方へ広がる半円状の領域18Cとしてもよ
いし、図10(b)のように仙骨部及び腰部に当接する
底辺の長い三角形状の領域18Dとしてもよいし、図1
0(c)のように五角形状の領域18Eとしてもよい。
また、仙骨部18に設ける通気性良好部の形状は、花柄
の模様など左右非対称な形状でもかまわない。
部は、図4に示す各種形状を採用することができる。な
お、図4の各図において上側が殿裂部の空間30(図2
(d)参照)に連通した側である。
ように殿裂部の空間30(図2(d)参照)と連通した
略二等辺三角形の領域16Aを含む略五角形とし領域1
6Aの先端に丸みを持たせた態様、図4(b)のように
図4(a)と同様の略五角形とし領域16Bの先端を尖
った形状とした態様、図4(c)のように図4(a)の
略五角形から領域16Aを除いた略四角形とした態様、
図4(d)のように図4(a)と同様だが領域16Cを
略半円形とした態様、図4(e)のように図4(a)の
領域16Aのみを通気性良好部とした態様、図4(f)
のように図4(b)の領域16Bのみを通気性良好部と
した態様、図4(g)のように図4(d)の領域16C
のみを通気性良好部とした態様など、様々な態様を採用
することができる。また、クロッチ部16に設ける通気
性良好部の形状は、花柄の模様など左右非対称な形状で
もかまわない。
のクロッチ布をあて、このクロッチ布の内側に綿などの
生地をさらに取り付けてもよい。
ガードラッセル編物による1枚の中で通気性の良い部分
と通気性の悪い部分とを編み分けた生地を使用すること
で、通気性の異なる部分を設けることができる。その手
法を、図11を用いて説明する。
ッセル編物100の中に、半円弧状に編み組織を切替
え、領域100A、100Bを形成する。このうち領域
100Bはサテン調編み組織とする。サテン調編み組織
は編み目が比較的つまっており通気性が低いが、一方で
伸縮性が低い組織なので、この領域100Bからロング
ガードルの左右見頃104を裁断し使用する。このよう
に伸縮性の低い見頃でロングガードルを形成するため、
体型補整機能を持たせることができる。
とする。メッシュ調編み組織はサテン調編み組織に比べ
編み目が粗く通気性が良い。このようなメッシュ調編み
組織の領域100Aに、ロングガードルの上方の通気性
を良くする部分が当接するように、左右見頃104を裁
断する。また、クロッチ部に用いるクロッチ布102も
領域100Aから裁断する。
ッチ布102と、図示しない腹部布の計4枚を縫合する
ことによって、図1のようなロングガードル10とな
る。なお、この場合、仙骨部18は略二等辺三角形とな
るが、その2本の等辺部分は内側に窪んだ曲線となる。
異なる緊締力部及び異なる通気性部を編み分けることが
できるシングルジャガードラッセル編地のさらなる応用
例として、当該シングルジャガードラッセル編地をショ
ートガードル及びロングガードルに適用した例を説明す
る。
で説明すると、図13に示す領域S1、S3、S4の様
に曲線部を有する大きなジャカード柄を生地に編み込ん
で、1枚の生地の中に異なる通気性部を編み分け、さら
に、生地の編み方向(矢印P方向)に帯状の領域SA、
SB、SCで弾性糸を直線状に切り替えることによって
領域SA、SB、SCにおける緊締力に差を設けること
を特徴とする。こうした特徴を有するシングルジャガー
ドラッセル編地を用いてガードルを作製するため、ヒッ
プラインから2枚の生地を縫合することによって生じる
縫合ラインの段差を無くすことができるとともに、縫合
箇所も少なくて済むため、縫製の手間を削減することが
でき、生産効率を向上させることができる。
グガードルへの適用例を順に説明する。まず、ショート
ガードルへの適用例に関する図12(a)はショートガ
ードルへの適用例を斜め後方から見た図を、図12
(b)は正面から見た図を示し、図13は編地の裁断前
の状態を示している。
織、領域S1、S4がメッシュ編み組織、領域S2、S
5が弱サテン編み組織とされ、ラインC1が左右身頃の
裁断線を表している。この裁断線C1の内側における領
域S1〜S5が、それぞれ図12の領域S1〜S5に対
応する。
3が、ヒップ下部からウエストにかけて湾曲したヒップ
下部の幅約7cmの帯状の領域に該当し、この領域S3
を、伸びの少ない強サテン編み組織としたことで、ヒッ
プアップ効果を奏する。
S1が殿裂部上方箇所に、それぞれ相当し、これら領域
S4、S1を、目の粗いメッシュ編み組織とし、他の目
の詰まった強サテン編み組織や弱サテン編み組織部分よ
りも通気性を良くしている。これにより、前述したよう
に、殿裂部上方の領域S1と殿裂部下方の領域S4間に
おいて、空気が流通し、蒸れを感じない通気性の良いガ
ードルが実現する。なお、一例として、領域S4は幅9
cm、高さ3.5cmのかまぼこ形状とし、領域S1は
底辺15cm、高さ9cmの二等辺三角形状としてい
る。
し、強サテン編み組織の領域S3よりは伸びを良くする
ことで、ヒップの膨らみに追随できる様にしている。
印P方向)に沿って、弾性糸による緊締力の切り替えが
施されており、領域SCの緊締力が最も強く、以下、領
域SB、領域SAの順とされている。一例として、領域
SAには、200デシテックス(以下「dtex」と表
記する)の弾性糸を1本挿入し、ヒップ下部に相当する
幅4cmの領域SBには、200dtexの弾性糸を2
本挿入している。また、裾ラインに相当する幅3.5c
mの領域SCには、200dtexの弾性糸を3本挿入
している。
7cmの緊締力の強い強サテンのジャカード編み組織の
領域S3と、弾性糸が2本挿入された幅4cmの領域S
B、及びその下に弾性糸が3本挿入された幅3.5cm
の領域SCとが、ほぼ重なることから、最も緊締力の強
い部分が形成され、ヒップアップ効果が増大する。
る。図14(a)はロングガードルへの適用例を斜め後
方から見た図を、図14(b)は正面から見た図を示
し、図15は編地の裁断前の状態を示している。
織、領域L1、L4がメッシュ編み組織、領域L2、L
5が弱サテン編み組織とされ、ラインC2が左右身頃の
裁断線を表している。この裁断線C2の内側における領
域L1〜L5が、それぞれ図14の領域L1〜L5に対
応する。
3が、ヒップ下部からウエストにかけて湾曲したヒップ
下部の幅約7cmの帯状の領域に該当し、この領域L3
を、伸びの少ない強サテン編み組織としたことで、ヒッ
プアップ効果を奏する。
L1が殿裂部上方箇所に、それぞれ相当し、これら領域
L4、L1を、目の粗いメッシュ編み組織とし、他の目
の詰まった強サテン編み組織や弱サテン編み組織部分よ
りも通気性を良くしている。これにより、前述したよう
に、殿裂部上方の領域L1と殿裂部下方の領域L4間に
おいて、空気が流通し、蒸れを感じない通気性の良いガ
ードルが実現する。なお、一例として、領域L4は幅5
cm、高さ4.5cmのかまぼこ形状とし、領域L1は
底辺16cm、高さ8cmの二等辺三角形状としてい
る。
し、強サテン編み組織の領域L3よりは伸びを良くする
ことで、ヒップの膨らみに追随できるようにしている。
印Q方向)に沿って、弾性糸による緊締力の切り替えが
施されており、領域LCの緊締力が最も強く、以下、領
域LB、領域LAの順とされている。一例として、領域
LAには、200dtexの弾性糸を1本挿入し、ヒッ
プ下部から太腿に相当する幅18cmの領域LBには、
200dtexの弾性糸を2本・1本・1本挿入してい
る。これは、ウェール毎に、2本、1本、1本、2本、
1本、1本、2本、1本、1本…と挿入していることを
意味する。また、裾ラインに相当する幅3cmの領域L
Cには、200dtexの弾性糸を2本挿入している。
7cmの緊締力の強い強サテンのジャカード編み組織の
領域L3と、弾性糸が2本・1本・1本挿入された領域
LBとが、ほぼ重なることから、緊締力の強い部分が形
成され、ヒップアップ効果が増大する。
ングともに、ヒップに充当する見頃を示しており、これ
らの左右見頃は後中心の殿裂部で縫合される。これに別
途、腹部布1枚とクロッチ布1枚とが縫合されガードル
を形成する。
が、本発明は、臀部に密着し少なくとも臀部を被覆する
衣類であれば、さまざまなものに適用することができ
る。例えば、図5に示すようなハイウエスト型のガード
ル40、図6に示すようなショーツ50、図7に示すよ
うなブリーフ60、図8に示すようなボディースーツ7
0、その他、スポーツ用ボトムやスパッツ等において
も、仙骨部及びクロッチ部(各図の斜線部分)の通気性
を相対的に高くすることで、上記同様のふいご現象によ
る歩行時の空気の流れを発生させることができ、仙骨
部、殿裂部の蒸れ感・熱のこもり感を解消することがで
きる。
も応用することができる。丸編みの編み組織を切り替え
ることによって、殿裂部上方及び下方を、その他の箇所
に比べ、通気性の良い編み組織とすることで実現するこ
とができる。
にも、殿裂部上方及び下方と同様に、通気性の良いメッ
シュ布を採用してもよく、蒸れ感をさらに減少させるこ
とができる。
着用時に臀部の後中心の殿裂部に形成された縦長の空間
に対し、上方に連通した仙骨部及び下方に連通したクロ
ッチ部の通気性を、殿裂部及び当該殿裂部を挟んで左右
部分の通気性よりも良くしたので、殿裂部への空気の流
れが自然に発生するとともに、さらに歩行動作時には、
ふいご現象により当該歩行動作に伴い、仙骨部、クロッ
チ部、及び殿裂部の空間に空気の流れが発生し、これら
の部位の蒸れ感・熱のこもり感を解消することができ
る。
り、(a)は前方から見た図、(b)は後方から見た
図、(c)は下方から見た図である。
ための図であり、(a)は歩行時に一方の足を前に出し
たときの空気の流れを示す図であり、(b)は殿裂部の
空間が狭まり空気が排出されることを示す図であり、
(c)は歩行時に両足がそろったときの空気の流れを示
す図であり、(d)は殿裂部の空間が広がり空気が吸い
込まれることを示す図である。
り、(a)は三角形状とした例を、(b)は菱形状とし
た例を示す図である。
気口の各種例を示す図である。
である。
すい部位を説明するための図である。
あり、(a)は半円状とした例を、(b)は底辺の長い
三角形状とした例を、(c)は五角形状とした例を示す
図である。
気性の良い部分と通気性の悪い部分とを編み分けた生地
を使用する例を示す図である。
る手法をショートガードルへ適用した例を示す図であ
り、(a)は斜め後方から見た図を、(b)は正面から
見た図を示す。
示す図である。
る手法をロングガードルへ適用した例を示す図であり、
(a)は斜め後方から見た図を、(b)はほぼ正面から
見た図を示す。
す図である。
…クロッチ部、18…仙骨部、30…空間、40…ハイ
ウエスト型のガードル、50…ショーツ、60…ブリー
フ、70…ボディースーツ。
Claims (12)
- 【請求項1】 着用時に臀部に密着し、少なくとも前記
臀部を被覆する臀部被覆衣類であって、 着用時に臀部の後中心の殿裂部の上方の少なくとも仙骨
近傍及び腰椎近傍の一方を含む第1の箇所、並びに少な
くとも殿裂部下方を含む第2の箇所の通気性を、殿裂部
及び当該殿裂部を挟んで左右部分の通気性よりも良くし
たことを特徴とする臀部被覆衣類。 - 【請求項2】 前記第1の箇所は、着用時に臀部の後中
心の殿裂部に形成され歩行時の脚部動作に伴い大きさが
変化する縦長の空間に対し上方に連通し、前記第2の箇
所は、前記空間に対し下方に連通していることを特徴と
する請求項1記載の臀部被覆衣類。 - 【請求項3】 前記第1の箇所及び前記第2の箇所と、
前記殿裂部及び当該殿裂部を挟んで左右部分とに、異な
る生地を使用することで、通気性の差異が設けられたこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の臀部被覆
衣類。 - 【請求項4】 1枚の中で通気性の良い部分と通気性の
悪い部分とを編み分けた生地を使用することで、前記第
1の箇所及び前記第2の箇所と、前記殿裂部及び当該殿
裂部を挟んで左右部分とに、通気性の差異が設けられた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の臀部被
覆衣類。 - 【請求項5】 前記殿裂部及び当該殿裂部を挟んで左右
部分に樹脂加工を施すことで、前記第1の箇所及び前記
第2の箇所に対し相対的に通気性を悪くしたことを特徴
とする請求項1又は請求項2に記載の臀部被覆衣類。 - 【請求項6】 前記第1の箇所及び前記第2の箇所にオ
パール加工を施すことで、前記殿裂部及び当該殿裂部を
挟んで左右部分に対し相対的に通気性を良くしたことを
特徴とする請求項1又は請求項2に記載の臀部被覆衣
類。 - 【請求項7】 前記第1の箇所では、少なくとも前記殿
裂部の上端付近を頂点とする略二等辺三角形の領域にお
ける通気性を、前記殿裂部及び当該殿裂部を挟んで左右
部分の通気性よりも良くしたことを特徴とする請求項1
〜6の何れか1項に記載の臀部被覆衣類。 - 【請求項8】 前記第2の箇所では、少なくとも前記殿
裂部の下端付近を頂点とする略二等辺三角形の領域にお
ける通気性を、前記殿裂部及び当該殿裂部を挟んで左右
部分の通気性よりも良くしたことを特徴とする請求項1
〜7の何れか1項に記載の臀部被覆衣類。 - 【請求項9】 前記第1の箇所及び前記第2の箇所に使
用する生地がメッシュ地であることを特徴とする請求項
1〜8の何れか1項に記載の臀部被覆衣類。 - 【請求項10】 前記第1の箇所の通気性を、前記第2
の箇所の通気性よりも良くしたことを特徴とする請求項
1〜9の何れか1項に記載の臀部被覆衣類。 - 【請求項11】 通気性の良い素材を使用する方法及び
面積を大きくする方法の少なくとも1つを採用すること
で、前記第1の箇所の通気性を、前記第2の箇所の通気
性よりも良くしたことを特徴とする請求項10記載の臀
部被覆衣類。 - 【請求項12】 前記臀部被覆衣類は、ブリーフ、ショ
ーツ、ガードル、ハイウエスト型のガードル、スポーツ
用ボトム、スパッツ及びボディースーツを含むことを特
徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の臀部被覆
衣類。
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