JP2002370481A - 光回折構造体を形成した帳票及びこれを使用した契約締結方法 - Google Patents

光回折構造体を形成した帳票及びこれを使用した契約締結方法

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聡 恵本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偽造を困難にし、契約内容を検証する手段と、
契約者である顧客の情報を入手できる契約書、および、
契約の締結方法を提供する。 【解決手段】上記目的達成のために、切り取り部で分割
されることで2つの役割を持った帳票として機能する1
つの帳票で、前記切取り部で分割される2つの帳票のそ
れぞれに光回折構造体が形成され、前記2つの光回折構
造体のそれぞれに対して、分割前の帳票に固有のコード
が目視可能に印字された帳票を提供することと、この帳
票を使用し、前記契約申込者の固有情報が記入された前
記契約申込書を回収する回収手段と、回収された前記契
約申込者の固有情報と契約開始日を契約者情報として登
録する契約登録手段を実行する契約の締結方法を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偽造を困難にし、
顧客である契約者の情報が入手できる契約書、および、
契約申込みを伴う契約書の運用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーコピー機の性能向上に伴い
各種契約書や、契約内容を保証する保証書等が偽造さ
れ、不正に利用される事件が増加している。大量に供給
される保証書は、偽造し難いデザインが選択され、更
に、特殊な印刷手法によって印刷されて使用されるが、
小規模に使用される保証書などは、簡易デザインで、簡
易印刷機によって印刷されて使用されるケースもあり、
格好の偽造対象になっている。前述の特殊な印刷手法に
よって製造された保証書でも、カラーコピーによればほ
とんど正規なものと判別ができないほどに複製されてし
まう。このようにコピー機のスキャナーの解像度が向上
し、カラートナーの粒子が細かくなってくると、印刷に
よる細線や、網点1個1個まで再現してしまう。
【0003】このような偽造の対象になる保証書として
家電製品に対する保証書がある。家電製品は、通常、購
入して使用されてから6ヶ月乃至、1年間は故障しても
保証書があればメーカーが無償で修理に応じてくれる。
そのために、家電を購入した消費者は、保証書を大切に
保管している。
【0004】一方、現行の家電製品の保証書(図3の説
明参照)は、製品が販売された時点で、販売店により保
証書に販売店の店名、購入年月日が記載され、顧客に渡
されているために、メーカー側には全く顧客の情報が入
ってこない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように製品の保
証書からは、契約の対象者であるメーカーに対して一切
の情報が入らない。また、契約内容の記載に関し、契約
締結の窓口となる販売店に任せているために、メーカー
として契約内容を検証する手段が無い。例えば、契約内
容の重要な項目である、契約開始日が未記入であったた
めに発生した契約開始日の改竄を防止できなかったり、
契約内容を保証する保証書の偽造を発見、防止すること
ができなかった。そこで、偽造を困難にし、契約内容を
検証する手段と、契約者である顧客の情報を入手できる
契約書、および、契約の締結方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明の光回折構造体が形成された
帳票は、切り取り部で分割されることで2つの役割を持
った帳票として機能する1つの帳票で、前記切取り部で
分割される2つの帳票のそれぞれに光回折構造体が形成
され、前記2つの光回折構造体のそれぞれに対して、分
割前の帳票に固有なコードが目視可能に印字されたこと
を特徴とするものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記固有のコードはレーザーに
よって印字されていることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項
1、または、2に記載の発明において、 前記切り取
り部は、ミシン目状に形成されていることを特徴とする
ものである。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3何れかに記載の発明において、前記2つの帳票は、
契約申込書と、契約内容を保証する保証書であることを
特徴とするものである。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記契約申込書と前記保証書の
双方には、契約内容が出力され、契約開始日の記入欄が
設けられていて、前記契約申込書には契約申込者の固有
情報記入欄が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0011】また、請求項6に記載の発明の光回折構造
体を形成した帳票及びこれを使用した契約締結方法は、
請求項5に記載の光回折構造体が形成された帳票を使用
し、前記契約申込者の固有情報が記入された前記契約申
込書を回収する回収手段と、回収された前記契約申込者
の固有情報と契約開始日を契約者情報として登録する契
約登録手段を実行することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の光回
折構造体を形成した帳票、および、これを使用した契約
締結方法について説明する。図1は、本発明の光回折構
造体を形成した帳票で契約申込書となる顧客登録申込書
と、契約内容を保証する製品保証書を例に説明する図、
図2は、光回折構造体を形成した帳票が顧客登録申込書
と製品保証書の場合で、顧客登録申込書に顧客情報が記
入されて郵送される実施例について説明するための図、
図3は、従来の製品保証書、図4は、帳票に光回折構造
体を形成する工程について説明するための光回折構造体
を形成した帳票の断面図、図5、図6は、光回折構造体
に固有コードを形成する工程の一例について説明するた
めのフロー図、図7は、光回折構造体原版を作製する原
理について説明するための図である。
【0013】図1を参照して本発明の光回折構造体を形
成した帳票、顧客登録申込書と製品保証書について説明
する。顧客登録申込書1と、製品保証書2は、切取り部
3によって連接されており、切取り部の下端部分に切取
り部を挟んで光回折構造体11、21が転写されて形成
されている。光回折構造体11、21の内側に固有のコ
ード(以下固有番号という。)が印字されている。顧客
登録申込書1には、顧客登録申込書のタイトル名、製品
を購入した顧客の住所、氏名、電話番号等、購入した製
品の製品名、製品番号(製品コード)購入した購入年月
日を記載する欄がデザインされて印刷されている。ま
た、製品保証書2には、製品保証書のタイトル名、製品
名、製品番号(製品コード)、購入年月日を記載する欄
がデザインされ、保証対象製品の限定や、保証期間等の
保証内容が記載されている。
【0014】顧客登録申込書、および、製品保証書の製
品名、製品番号、および、購入年月日等は、少なくと
も、顧客に対して製品が提供される時点で記入もしくは
出力されている。顧客登録申込書の住所、氏名、電話番
号等の固有情報は購入者である顧客によって記入され
る。
【0015】光回折構造体11、21は、金属光沢を有
する構造で、図1の例では、2個同様の絵柄のものが繋
がった状態で形成されている。この実施例のように、光
回折構造体を繋がった状態で形成する理由は、図4で詳
述するように別工程で作製した転写フィルムから熱板に
よって光回折構造体だけを基材に転写し、貼付する際に
複数回行うとコストがその分高くなるために1回で済ま
せるためである。したがって、光回折構造体を顧客登録
申込書と製品保証書の自由な位置に形成してもかまわな
い。この場合も、光回折構造体の内部に印字されている
固有番号が同一、または、関連付けられている必要があ
る。
【0016】図2は、図1の顧客登録申込書と製品保証
書に必要事項を記入し顧客登録申込書1だけを郵送手段
4に入れてメーカー、または、修理管理会社に郵送し顧
客として登録する。製品保証書2は、顧客が保管して製
品が修理交換の対象となったときに、メーカー、また
は、修理管理会社に提示する。メーカー、または、修理
管理会社は、提示された製品保証書の左下に貼付されて
いる光回折構造体、および、その中の固有番号をから保
証内容を確認し、修理作業を実施する。
【0017】図2では、顧客登録申込書と製品保証書を
切取り部で切り離し、顧客登録申込書だけを送付した
が、顧客登録申込書と製品保証書を繋がった状態で送付
しても良い。この場合には、メーカー、または、修理管
理会社は、内容確認の後、製品保証書を顧客の住所宛に
郵送するため郵送費が嵩むが、製品保証書だけの偽造が
完全に防止できる。また、例えば、顧客登録申込書、製
品保証書に通信欄を設けることによって、メーカーは顧
客登録申込書に記載された顧客からの意見、要望を把握
することができる。一方顧客は、製品保証書の通信欄か
ら前記顧客の意見、要望に対するメーカーからの回答を
入手することができ、メーカーと顧客との間に新たな信
頼関係が生まれる。また、そのことによってメーカー、
または、修理管理会社は、前記郵送費を容易に回収する
ことができる。
【0018】図3は、従来の製品保証書の一例で、記入
する項目は本発明のものと略同じであるが、偽造対策な
どが施されていないためにカラーコピーなどで複製さ
れ、保証期限が過ぎた家電製品などを無償で修理させる
ことができる。図3の、従来の製品保証書は、単票の場
合と、複写伝票になっている場合があり、単票の場合
は、購入顧客のデータベース管理は行われていないこと
が多い。複写形式が取られている場合は、多くの場合、
複写された伝票はメーカーの修理管理会社等に送付され
顧客データベースに登録される。
【0019】図4を参照して顧客登録申込書、または、
製品保証書(116)の表面に光回折構造体を熱転写す
る場合について説明する。光回折構造体熱転写フィルム
は、ベースフィルム111、剥離材層112、光回折構
造体層113、反射層114、接着剤層からなり、基材
(顧客登録申込書、または、製品保証書)116の所定
の位置に熱板で加熱加圧される。ベースフィルムには光
検知マークが光回折構造体に連動して形成されており、
転写装置のセンサーによってこのマークが検知される
と、光回折構造体熱転写フィルムが停止し、決められた
範囲の絵柄が基材に転写される。
【0020】前記ベースフィルム111には熱に対して
比較的軟化温度が高いポリエステルフィルムが多く使用
されている。また、剥離材層112としてはメラミン系
樹脂が、光回折構造体層113には、量産性に優れたポ
リアクリル樹脂や、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂が
使用される。また、反射層114には汎用性が高いアル
ミニウム、ニッケル、スズ等が使用される。接着剤層1
15には、接着させる基材によって選択されるが、顧客
登録申込書や、保証書は紙である場合が多いために、塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体系樹脂や、ポリウレタン系
の樹脂が使用される。また転写温度は転写スピードによ
り、転写する面積により設定が変わるが、熱板表面温度
で150〜250℃から選択される。上記のような層構
成、材料構成で紙の表面に押圧された熱転写フィルム
は、加熱加圧後、ベースフィルム111は、剥離材層1
12で剥離し、基材116の上には剥離材層112、光
回折構造体層113、反射層114、接着剤層115が
残る。この転写された光回折構造体は、反射層が金属光
沢を伴って反射し、光回折構造体による立体像や、見る
角度によってレインボー状に反射光を変化するために、
カラーコピーしたものと一見して判別することができ
る。
【0021】図5は、光回折構造体を形成した帳票の製
造フローの一例である。まず、光回折構造体を形成した
熱転写フィルムを製造する(ステップ501)。この実
施例の場合は、同じ光回折構造体が横2列状にレイアウ
ト(2面付けともいう。)されている。ベースフィルム
はロール状に巻き取られ、前述のように光回折構造体
は、幅方向に2面付けされていてその側端に光検知マー
クがついている。ロール状のフィルムが駆動ローラによ
って駆動を始め、光検知マークがセンサーの下を通過し
た瞬間フィルムが停止する。
【0022】ここでレーザーによって固有番号が光回折
構造体を形成した熱転写フィルムの決められた位置に印
字される(ステップ503)。印字はコンピュータで制
御されたレーザーによって前述の反射層(図4の11
4)を形成している金属の薄膜部を(ベースフィルム、
光回折構造体層を通過して)文字の形状に溶融破壊す
る。装置の構造によってレーザーを接着剤層(図4の1
15)側から照射し、逆文字で溶融破壊することもでき
る。溶融された金属は微細な球形となって印字の周辺に
残るが、微細であるために人間の目は破壊された部分し
か見えなく、固有番号として見える。
【0023】別工程で製造された顧客登録申込書、製品
保証書一体型帳票と、光回折構造体が形成された熱転写
フィルムは専用転写装置にセットされ、前述の検知マー
クによって光回折構造体が顧客登録申込書、製品保証書
の所定の位置に転写される(ステップ504)。
【0024】図6は、光回折構造体を形成した帳票の他
の製造フロー例である。まず、光回折構造体を形成した
熱転写フィルムを製造する(ステップ601)。この実
施例の場合は、同じ光回折構造体が横に2面付けされて
いる。ベースフィルムはロール状に巻き取られ、前述の
ように幅方向に2面並べて面付けされている光回折構造
体の側端に光検知マークがついている。ロール状のフィ
ルムが駆動ローラによって駆動を始め、光検知マークが
センサーの下を通過した瞬間フィルムが停止する。
【0025】別工程で製造された顧客登録申込書、製品
保証書一体型帳票(ステップ602)と、光回折構造体
が形成された熱転写フィルムは専用転写装置にセットさ
れ、前述の検知マークによって転写テープが制御され
て、光回折構造体が顧客登録申込書、製品保証書の所定
の位置に転写される(ステップ603)。
【0026】光回折構造体が転写された顧客登録申込
書、製品保証書一体帳票はレーザー印字専用装置にセッ
トされる。レーザー印字専用装置は、光回折構造体が転
写された顧客登録申込書、製品保証書一体帳票に固有番
号を印字する(ステップ604)。印字はコンピュータ
で制御されたレーザーによって前述の反射層(図4の1
14)を形成している金属の薄膜部を(光回折構造体層
を通過して)文字の形状に溶融破壊する。溶融された金
属は微細な球形となって印字の周辺に残る。微細である
ために人間の目は破壊された部分しか見えなく、固有番
号として見える。
【0027】ここでレーザ印字について説明する。レー
ザーによって印字される反射層の金属薄膜層は、前述の
アルミニウム、スズ、ニッケルの他に、亜鉛などの単体
金属、もしくはそれらの合金で構成されている。また、
これら金属による薄膜の形成方法は、真空蒸着法、スパ
ッタリング法などが一般的に利用される。前記方法によ
って形成される前記金属の薄膜は、10〜1000n
m、好ましくは100〜500nmの厚さに形成され
る。
【0028】前述のように反射層は極めて薄い金属層で
あるために文字を表現するためのレーザーも低エネルギ
ーのレーザーが選択でき、効率も極めて良い。さらに、
前記金属薄膜層で構成される反射層に照射するレーザー
は、連続光よりも、ごくわずかな時間高出力を有するパ
ルス光であることが望ましい。また、パルス光は、基材
などに熱が蓄積しないため、その部分での変形、変質等
のダメージを起こさずに文字の描写等を行うことができ
る。ここで使用するパルスレーザーには、CWのレーザ
ーを外部変調して出力を制御する方法や、Qスイッチを
レーザー共振器内に挿入し、Qスイッチのスイッチング
によってレーザー媒質に蓄積されたエネルギーを瞬時に
出力させる方法がある。上記レーザーには、アルゴンレ
ーザー、He−Neレーザー、YAGレーザー、半導体
レーザーなどがある。また、外部変調器として、メカニ
カルシャッター、A/O変調素子、E/O変調素子など
をQスイッチとして挿入し、共振器のQ値をコントロー
ルすることにより50〜600nsec時間幅のパルス
光を発生させることができる。図5で説明したように、
転写フィルムの状態でレーザー印字する場合には、ベー
スフィルム側、接着層側のどちら側からでも印字するこ
とができるが、ベースフィルム側から印字するよりも接
着層側から逆文字で印字する方法が低エネルギーで反射
層を破壊することができ、好ましい。
【0029】図6に示す工程のように光回折構造体を先
に顧客登録申込書および、製品保証書に転写し、前記顧
客登録申込書と、製品保証書が一体加工された1枚の光
回折構造体付き帳票に固有番号を印字する方法を選択す
る場合は、印字部が接近している方が効率が良く、図1
に示すように顧客登録申込書と、製品保証書が連接する
境界部分即ち、切取り部に設定することが好ましいこと
がわかる。
【0030】次に、図7を参照して光回折構造体の代表
例、ホログラムの一般的な作成方法について簡単に説明
する。ホログラムは、光の干渉を利用して物体の情報を
記録したもので、できあがったホログラムに再生光を照
射すると回折によって被写体となった物体の形を再現す
ることができる。例えば前述の物体が立体であれば、再
生光によって立体を再現することができる。
【0031】まずホログラムの作製には、原版を作製し
てこれを元に複数の複版を作製し、複版から製品を複製
する方法が一般的である。上述のホログラム原版70を
作製するには、レーザー源71からレーザーを発生さ
せ、ハーフミラー72を介して半分はレンズ73によっ
て被写体74に照射し、反射光である物体光75を生成
させる。一方、ハーフミラーによって得られた残り半分
のレーザーをレンズを介して参照光76とし、前述の物
体光75に重ねる。その結果生じる干渉縞77を感光材
料(70)に焼き付けて記録する。焼き付けた感光材料
を原版として復版を作製しホログラムを作製する。この
ようにホログラムを作製するためには、特殊な装置と、
特殊な環境と、特殊な技術が必要なため簡単に模造品を
作製することができず、偽造防止媒体としてクレジット
カードや、特殊な証明書に利用されている。ホログラム
には、見る角度によって虹色に変化し、立体感も再現で
きるレインボーホログラム、強力な立体感と重厚感を表
現できるリップマンホログラムがあるが、本発明のよう
に帳票に転写して利用されるものとして、比較的安価な
レインボーホログラムが利用される。
【0032】
【発明の効果】従来の保証書は、カラーコピーなどによ
り偽造が可能なため、偽造品による被害が年を追って増
加してきた。特に家電リサイクル法の施行に伴い更なる
被害の拡大が懸念されている。本発明によれば、顧客が
製品を購入した後に顧客登録を申し込むことで初めて製
品保証資格が得られ、一方、このために使用される顧客
登録申込書、製品保証書に光回折構造体を貼付すること
によって偽造を困難にし、更に光回折構造体の一部を形
成する固有番号に特殊性を持たせることによって偽造、
改竄を更に困難にし、より安全な保証システムを構築す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光回折構造体を形成した帳票で契約申
込書となる顧客登録申込書と、契約内容を保証する製品
保証書を例に説明する図
【図2】光回折構造体を形成した帳票が顧客登録申込書
と製品保証書の場合で、顧客登録申込書に顧客情報が記
入されて郵送される実施例について説明するための図
【図3】従来の製品保証書
【図4】帳票に光回折構造体を形成する工程について説
明するための光回折構造体を形成した帳票の断面図
【図5】、
【図6】光回折構造体に固有番号を形成する工程の一例
について説明するためのフロー図
【図7】光回折構造体原版を作製する原理について説明
するための図
【符号の説明】
1 顧客登録申込書 2 製品保証書 3 切取り部 4 郵送手段 5 従来の製品保証書 11 顧客登録申込書に貼付された光回折構造体 12 顧客登録申込書に貼付された光回折構造体内に
印字された固有番号(固有のコード) 21 製品保証書に貼付された光回折構造体 22 製品保証書に貼付された光回折構造体内に印字
された固有番号(固有のコード) 70 光回折構造体原版 71 レーザー源 72 ハーフミラー 73 レンズ 74 被写体 75 物体光 76 参照光 77 干渉縞 111 ベースフィルム 112 剥離材層 113 光回折構造体層 114 反射層 115 接着剤層 116 基材(顧客登録申込書、または、製品保証書)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/02 G09F 3/02 W Fターム(参考) 2C005 HA04 HB10 JA18 JA19 JB08 JB09 KA40 LA17 LA19 LB07 2H049 AA25 AA34 AA60 AA68 CA05 CA15 CA22 CA28 2K008 AA13 AA16 CC03 FF02 FF03 FF17 HH18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切り取り部で分割されることで2つの役割
    を持った帳票として機能する1つの帳票で、前記切取り
    部で分割される2つの帳票のそれぞれに光回折構造体が
    形成され、前記2つの光回折構造体のそれぞれに対し
    て、分割前の帳票に固有なコードが目視可能に印字され
    たことを特徴とする光回折構造体が形成された帳票。
  2. 【請求項2】前記固有のコードはレーザーによって印字
    されていることを特徴とする請求項1に記載の光回折構
    造体が形成された帳票。
  3. 【請求項3】前記切り取り部は、ミシン目状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1、または2に記載の光
    回折構造体が形成された帳票。
  4. 【請求項4】前記2つの帳票は、契約申込書と、契約内
    容を保証する保証書であることを特徴とする請求項1〜
    3何れかに記載の光回折構造体が形成された帳票。
  5. 【請求項5】前記契約申込書と前記保証書の双方には、
    契約内容が出力され、契約開始日の記入欄が設けられて
    いて、前記契約申込書には契約申込者の固有情報記入欄
    が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の光
    回折構造体が形成された帳票。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の光回折構造体が形成され
    た帳票を使用し、前記契約申込者の固有情報が記入され
    た前記契約申込書を回収する回収手段と、回収された前
    記契約申込者の固有情報と契約開始日を契約者情報とし
    て登録する契約登録手段を実行することを特徴とする契
    約締結方法。
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