JP2002370040A - 圧縮減容造粒化装置 - Google Patents
圧縮減容造粒化装置Info
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- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/78—Recycling of wood or furniture waste
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定刃盤と回転刃盤とによる被処理物の擂潰
作用に伴って発生する軸方向のスラスト力は螺旋状回転
体に作用することになり、一方において、螺旋状回転体
には被処理物の圧縮減容により反対方向の軸方向のスラ
スト力が生じているので、擂潰によるスラスト力と圧縮
減容によるスラスト力とが互いに打ち消し合うことにも
なり、回転刃盤の軸受機構の損傷を抑制することができ
る。 【解決手段】 被処理物Ｗを移送案内可能な移送筒機体
２と、移送筒機体内に設けられ、該移送筒機体内の被処
理物を圧縮減容移送可能な螺旋状回転体４と、圧縮減容
移送されてくる被処理物を固定刃盤６と回転刃盤７との
協働により擂潰造粒化可能な造粒化機構５とを備えてな
り、上記回転刃盤を上記螺旋状回転体に配設してなる。
作用に伴って発生する軸方向のスラスト力は螺旋状回転
体に作用することになり、一方において、螺旋状回転体
には被処理物の圧縮減容により反対方向の軸方向のスラ
スト力が生じているので、擂潰によるスラスト力と圧縮
減容によるスラスト力とが互いに打ち消し合うことにも
なり、回転刃盤の軸受機構の損傷を抑制することができ
る。 【解決手段】 被処理物Ｗを移送案内可能な移送筒機体
２と、移送筒機体内に設けられ、該移送筒機体内の被処
理物を圧縮減容移送可能な螺旋状回転体４と、圧縮減容
移送されてくる被処理物を固定刃盤６と回転刃盤７との
協働により擂潰造粒化可能な造粒化機構５とを備えてな
り、上記回転刃盤を上記螺旋状回転体に配設してなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば畳、もみが
ら、雑草、竹等の植物廃材、幹、枝、葉等の木質廃材の
植繊化、肥料化、燃料化、廃プラスチック等の減容固
化、燃料化等に用いられる圧縮減容造粒化装置に関する
ものである。
ら、雑草、竹等の植物廃材、幹、枝、葉等の木質廃材の
植繊化、肥料化、燃料化、廃プラスチック等の減容固
化、燃料化等に用いられる圧縮減容造粒化装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の圧縮減容造粒化装置とし
て、被処理物を移送案内可能な移送筒機体と、移送筒機
体内に設けられ、移送筒機体内の被処理物を圧縮減容移
送可能な螺旋状回転体と、圧縮減容移送されてくる被処
理物を固定刃盤と回転刃盤との協働により擂潰造粒化可
能な造粒化機構とを備えてなる構造のものが知られてい
る。
て、被処理物を移送案内可能な移送筒機体と、移送筒機
体内に設けられ、移送筒機体内の被処理物を圧縮減容移
送可能な螺旋状回転体と、圧縮減容移送されてくる被処
理物を固定刃盤と回転刃盤との協働により擂潰造粒化可
能な造粒化機構とを備えてなる構造のものが知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら従
来構造の場合、上記回転刃盤は固定刃盤に対向配置され
た回転軸に取り付けられているため、この回転刃盤が取
り付けられた回転軸に被処理物の擂潰に伴って軸方向に
大きなスラスト力が作用することになり、このため回転
軸の軸受機構の損傷が生じ易いことがあるという不都合
を有している。
来構造の場合、上記回転刃盤は固定刃盤に対向配置され
た回転軸に取り付けられているため、この回転刃盤が取
り付けられた回転軸に被処理物の擂潰に伴って軸方向に
大きなスラスト力が作用することになり、このため回転
軸の軸受機構の損傷が生じ易いことがあるという不都合
を有している。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの課題を
解決することを目的とし、本発明のうちで、請求項１記
載の発明は、被処理物を移送案内可能な移送筒機体と、
該移送筒機体内に設けられ、該移送筒機体内の被処理物
を圧縮減容移送可能な螺旋状回転体と、該圧縮減容移送
されてくる被処理物を固定刃盤と回転刃盤との協働によ
り擂潰造粒化可能な造粒化機構とを備えてなり、上記回
転刃盤を上記螺旋状回転体に配設してなることを特徴と
する圧縮減容造粒化装置にある。
解決することを目的とし、本発明のうちで、請求項１記
載の発明は、被処理物を移送案内可能な移送筒機体と、
該移送筒機体内に設けられ、該移送筒機体内の被処理物
を圧縮減容移送可能な螺旋状回転体と、該圧縮減容移送
されてくる被処理物を固定刃盤と回転刃盤との協働によ
り擂潰造粒化可能な造粒化機構とを備えてなり、上記回
転刃盤を上記螺旋状回転体に配設してなることを特徴と
する圧縮減容造粒化装置にある。
【０００５】又、請求項２記載の発明は、上記螺旋状回
転体の螺旋ピッチを被処理物の移送方向前方に行くに従
って次第に小さくなるように設けてなることを特徴とす
るものであり、又、請求項３記載の発明は、上記移送筒
機体の内周面に破砕刃体を設けてなることを特徴とする
ものであり、又、請求項４記載の発明は、上記回転刃盤
を上記螺旋状回転体に着脱自在に設けてなることを特徴
とするものであり、又、請求項５記載の発明は、上記螺
旋状回転体と上記造粒化機構との間の被処理物の移送空
間に複数個の抵抗部材を設けてなることを特徴とするも
のである。
転体の螺旋ピッチを被処理物の移送方向前方に行くに従
って次第に小さくなるように設けてなることを特徴とす
るものであり、又、請求項３記載の発明は、上記移送筒
機体の内周面に破砕刃体を設けてなることを特徴とする
ものであり、又、請求項４記載の発明は、上記回転刃盤
を上記螺旋状回転体に着脱自在に設けてなることを特徴
とするものであり、又、請求項５記載の発明は、上記螺
旋状回転体と上記造粒化機構との間の被処理物の移送空
間に複数個の抵抗部材を設けてなることを特徴とするも
のである。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１乃至図５は本発明の実施の形
態例を示し、図１乃至図４は第一形態例、図５は第二形
態例である。
態例を示し、図１乃至図４は第一形態例、図５は第二形
態例である。
【０００７】図１乃至図４の第一形態例において、１は
機台であって、機台１上に移送筒機体２を横設し、移送
筒機体２の一方側上部に被処理物Ｗを投入する投入口部
３を設けると共に移送筒機体２内に螺旋状回転体４を回
転自在に内装し、この螺旋状回転体４を図示省略の駆動
機構により被処理物Ｗを移送する方向に回転させ、しか
して、被処理物Ｗは螺旋状回転体４の外周面と移送筒機
体２の内周面との間の移送空間Ｒ1により移送されるよ
うに構成している。
機台であって、機台１上に移送筒機体２を横設し、移送
筒機体２の一方側上部に被処理物Ｗを投入する投入口部
３を設けると共に移送筒機体２内に螺旋状回転体４を回
転自在に内装し、この螺旋状回転体４を図示省略の駆動
機構により被処理物Ｗを移送する方向に回転させ、しか
して、被処理物Ｗは螺旋状回転体４の外周面と移送筒機
体２の内周面との間の移送空間Ｒ1により移送されるよ
うに構成している。
【０００８】この場合、上記螺旋状回転体４の螺旋ピッ
チＰを被処理物Ｗの移送方向前方に行くに従って次第に
小さくなるように設定している。
チＰを被処理物Ｗの移送方向前方に行くに従って次第に
小さくなるように設定している。
【０００９】５は造粒化機構であって、固定刃盤６及び
回転刃盤７からなり、この固定刃盤６は螺旋状回転体４
の軸線Ｌに対して円錐角度θ＝７０度の凹円錐状に形成
され、この円錐内周面に複数個の擂潰刃体６ａが取り付
けられ、この固定刃盤６を移送筒機体１に取り付けてな
り、又、回転刃盤７は螺旋状回転体４の軸線Ｌに対して
円錐角度θ＝７０度の凸円錐状に形成され、円錐外周面
に複数個の擂潰刃体７ａが取り付けられ、回転刃盤７を
螺旋状回転体４の先端部に取り付けてなり、この場合、
螺旋状回転体４の先端部に支持軸部４ａを一体に形成
し、回転刃盤７に軸穴７ｂを形成し、支持軸部４ａに螺
旋状回転体４の先端部４ｂを挿通して取付ボルト８及び
キー９により着脱自在に回り止め状態で取付けると共に
支持軸部４ａに回転刃盤７の軸穴７ｂを挿通し、支持軸
部４ａに螺着したナット１０により回転刃盤７を支持軸
部４ａにキー９により回り止めして着脱自在に固定し、
この支持軸部４ａを軸受部１１により軸受し、さらに、
この場合、移送筒機体２の先端部側内周面に間隔を置い
て複数個の破砕刃体１２を取付けてなり、かつ、螺旋状
回転体４の先端部と造粒化機構５との間の移送空間Ｒ2
に位置して上記移送筒機体４の内周面に間隔を置いて、
回転刃盤７による被処理物Ｗの連れ回りを防ぐ複数個の
抵抗部材１３を突設してなり、しかして、上記移送空間
Ｒ1から移送されてくる被処理物Ｗは固定刃盤６の基部
内周面と回転刃盤７の基部外周面との間の移送空間Ｒ2
及び擂潰刃体６ａ・７ａ間の移送空間Ｒ3を介して固定
刃盤６の先端部内周面と回転刃盤７の先端部外周面との
間の移送排出部Ｒ4から排出移送されるように構成して
いる。
回転刃盤７からなり、この固定刃盤６は螺旋状回転体４
の軸線Ｌに対して円錐角度θ＝７０度の凹円錐状に形成
され、この円錐内周面に複数個の擂潰刃体６ａが取り付
けられ、この固定刃盤６を移送筒機体１に取り付けてな
り、又、回転刃盤７は螺旋状回転体４の軸線Ｌに対して
円錐角度θ＝７０度の凸円錐状に形成され、円錐外周面
に複数個の擂潰刃体７ａが取り付けられ、回転刃盤７を
螺旋状回転体４の先端部に取り付けてなり、この場合、
螺旋状回転体４の先端部に支持軸部４ａを一体に形成
し、回転刃盤７に軸穴７ｂを形成し、支持軸部４ａに螺
旋状回転体４の先端部４ｂを挿通して取付ボルト８及び
キー９により着脱自在に回り止め状態で取付けると共に
支持軸部４ａに回転刃盤７の軸穴７ｂを挿通し、支持軸
部４ａに螺着したナット１０により回転刃盤７を支持軸
部４ａにキー９により回り止めして着脱自在に固定し、
この支持軸部４ａを軸受部１１により軸受し、さらに、
この場合、移送筒機体２の先端部側内周面に間隔を置い
て複数個の破砕刃体１２を取付けてなり、かつ、螺旋状
回転体４の先端部と造粒化機構５との間の移送空間Ｒ2
に位置して上記移送筒機体４の内周面に間隔を置いて、
回転刃盤７による被処理物Ｗの連れ回りを防ぐ複数個の
抵抗部材１３を突設してなり、しかして、上記移送空間
Ｒ1から移送されてくる被処理物Ｗは固定刃盤６の基部
内周面と回転刃盤７の基部外周面との間の移送空間Ｒ2
及び擂潰刃体６ａ・７ａ間の移送空間Ｒ3を介して固定
刃盤６の先端部内周面と回転刃盤７の先端部外周面との
間の移送排出部Ｒ4から排出移送されるように構成して
いる。
【００１０】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、人為的又は自動的に、畳、もみがら、雑草、竹等の
植物廃材や幹、枝、葉等の木質廃材の植繊化、肥料化、
燃料化又は廃プラスチック等の減容固化、燃料化等に際
し、これら被処理物Ｗを投入口部３より移送筒機体２内
に投入すると共に螺旋状回転体４を図示省略の駆動機構
により回転させると、被処理物Ｗは螺旋状回転体４の外
周面と移送筒機体２の内周面との間の移送空間Ｒ1によ
り混練、圧縮減容されつつ移送され、植物廃材、木質廃
材は自身の発熱により昇温して植物繊維に分離し、廃プ
ラスチックは自身の発熱により溶融固化し、移送空間Ｒ
1から移送されてくる被処理物Ｗは造粒化機構５の固定
刃盤６の基部内周面と回転刃盤７の基部外周面との間の
移送空間Ｒ2より擂潰刃体６ａ・７ａ間の移送空間Ｒ3に
移送され、この移送途中において、被処理物Ｗは固定刃
盤６及び回転刃盤７の各擂潰刃体６ａ・７ａの協働によ
り擂潰されて造粒化され、固定刃盤６の先端部内周面と
回転刃盤７の先端部外周面との間の移送排出部Ｒ4から
排出移送されることになる。
ら、人為的又は自動的に、畳、もみがら、雑草、竹等の
植物廃材や幹、枝、葉等の木質廃材の植繊化、肥料化、
燃料化又は廃プラスチック等の減容固化、燃料化等に際
し、これら被処理物Ｗを投入口部３より移送筒機体２内
に投入すると共に螺旋状回転体４を図示省略の駆動機構
により回転させると、被処理物Ｗは螺旋状回転体４の外
周面と移送筒機体２の内周面との間の移送空間Ｒ1によ
り混練、圧縮減容されつつ移送され、植物廃材、木質廃
材は自身の発熱により昇温して植物繊維に分離し、廃プ
ラスチックは自身の発熱により溶融固化し、移送空間Ｒ
1から移送されてくる被処理物Ｗは造粒化機構５の固定
刃盤６の基部内周面と回転刃盤７の基部外周面との間の
移送空間Ｒ2より擂潰刃体６ａ・７ａ間の移送空間Ｒ3に
移送され、この移送途中において、被処理物Ｗは固定刃
盤６及び回転刃盤７の各擂潰刃体６ａ・７ａの協働によ
り擂潰されて造粒化され、固定刃盤６の先端部内周面と
回転刃盤７の先端部外周面との間の移送排出部Ｒ4から
排出移送されることになる。
【００１１】この際、上記回転刃盤７は上記螺旋状回転
体４に配設されているから、固定刃盤９と回転刃盤７と
による被処理物の擂潰作用に伴って発生する軸方向のス
ラスト力Ｓは螺旋状回転体４に作用することになり、一
方において、螺旋状回転体４には被処理物Ｗの圧縮減容
により反対方向の軸方向のスラスト力Ｔが生じているの
で、スラスト力Ｓとスラスト力Ｔとが互いに打ち消し合
うことにもなり、このため、回転刃盤７の軸受機構の損
傷を抑制することができ、装置の耐久性を向上すること
ができる。
体４に配設されているから、固定刃盤９と回転刃盤７と
による被処理物の擂潰作用に伴って発生する軸方向のス
ラスト力Ｓは螺旋状回転体４に作用することになり、一
方において、螺旋状回転体４には被処理物Ｗの圧縮減容
により反対方向の軸方向のスラスト力Ｔが生じているの
で、スラスト力Ｓとスラスト力Ｔとが互いに打ち消し合
うことにもなり、このため、回転刃盤７の軸受機構の損
傷を抑制することができ、装置の耐久性を向上すること
ができる。
【００１２】又、この場合、上記螺旋状回転体４の螺旋
ピッチＰを被処理物Ｗの移送方向前方に行くに従って次
第に小さくなるように設けてなるから、被処理物Ｗは移
送空間Ｒ1における移送過程で徐々に圧縮減容されるこ
とになり、このため、螺旋状回転体４に対する負荷を軽
減することができて耐久性を高めることができ、又、こ
の場合、上記移送筒機体２の内周面に破砕刃体１２を設
けてなるから、被処理物Ｗが移送筒機体２内を移送する
過程において、擂潰の前処理として、被処理物Ｗを破砕
刃体１２により破砕することができ、それだけ被処理物
Ｗの擂潰を良好に行うことができ、又、この場合、上記
回転刃盤７を上記螺旋状回転体４に着脱自在に設けてな
るから、被処理物Ｗの内容や擂潰条件の変更、刃の摩耗
等に応じて容易に回転刃盤７を交換することができ、
又、この場合、上記螺旋状回転体４と上記造粒化機構５
との間の被処理物Ｗの移送空間Ｒ2に複数個の抵抗部材
１３を設けてなるから、被処理物Ｗが回転刃盤７と一緒
に連れ回りすることを防ぐことができ、それだけ被処理
物Ｗの擂潰を良好に行うことができる。
ピッチＰを被処理物Ｗの移送方向前方に行くに従って次
第に小さくなるように設けてなるから、被処理物Ｗは移
送空間Ｒ1における移送過程で徐々に圧縮減容されるこ
とになり、このため、螺旋状回転体４に対する負荷を軽
減することができて耐久性を高めることができ、又、こ
の場合、上記移送筒機体２の内周面に破砕刃体１２を設
けてなるから、被処理物Ｗが移送筒機体２内を移送する
過程において、擂潰の前処理として、被処理物Ｗを破砕
刃体１２により破砕することができ、それだけ被処理物
Ｗの擂潰を良好に行うことができ、又、この場合、上記
回転刃盤７を上記螺旋状回転体４に着脱自在に設けてな
るから、被処理物Ｗの内容や擂潰条件の変更、刃の摩耗
等に応じて容易に回転刃盤７を交換することができ、
又、この場合、上記螺旋状回転体４と上記造粒化機構５
との間の被処理物Ｗの移送空間Ｒ2に複数個の抵抗部材
１３を設けてなるから、被処理物Ｗが回転刃盤７と一緒
に連れ回りすることを防ぐことができ、それだけ被処理
物Ｗの擂潰を良好に行うことができる。
【００１３】図５の第二形態例は別例構造を示し、この
場合、上記第一形態例の固定刃盤６は螺旋状回転体４の
軸線Ｌに対して角度θ＝１８０度の平盤状に形成され、
又、回転刃盤７は螺旋状回転体４の軸線Ｌに対して角度
θ＝１８０度の円盤状に形成されている。
場合、上記第一形態例の固定刃盤６は螺旋状回転体４の
軸線Ｌに対して角度θ＝１８０度の平盤状に形成され、
又、回転刃盤７は螺旋状回転体４の軸線Ｌに対して角度
θ＝１８０度の円盤状に形成されている。
【００１４】この第二形態例にあっても、上記第一形態
例と同様な作用効果を得ることができる。
例と同様な作用効果を得ることができる。
【００１５】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、例えば移送筒機体１、螺旋状回転体４、
造粒化機構５の構造等は適宜設計して変更され、又、角
度θは０度近傍から約２００度近傍で選択され、上記第
一形態例及び第二形態例の角度θ＝７０度又は１８０度
に限られるものではない。
ものではなく、例えば移送筒機体１、螺旋状回転体４、
造粒化機構５の構造等は適宜設計して変更され、又、角
度θは０度近傍から約２００度近傍で選択され、上記第
一形態例及び第二形態例の角度θ＝７０度又は１８０度
に限られるものではない。
【００１６】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項１記載の発
明にあっては、被処理物は螺旋状回転体の外周面と移送
筒機体の内周面との間の移送空間により混練、圧縮減容
されつつ移送され、この移送空間から移送されてくる被
処理物は造粒化機構の固定刃盤と回転刃盤との協働によ
り擂潰されて造粒化されることになり、この際、上記回
転刃盤は上記螺旋状回転体に配設されているから、固定
刃盤と回転刃盤とによる被処理物の擂潰作用に伴って発
生する軸方向のスラスト力は螺旋状回転体に作用するこ
とになり、一方において、螺旋状回転体には被処理物の
圧縮減容により反対方向の軸方向のスラスト力が生じて
いるので、擂潰によるスラスト力と圧縮減容によるスラ
スト力とが互いに打ち消し合うことにもなり、回転刃盤
の軸受機構の損傷を抑制することができ、装置の耐久性
を向上することができる。
明にあっては、被処理物は螺旋状回転体の外周面と移送
筒機体の内周面との間の移送空間により混練、圧縮減容
されつつ移送され、この移送空間から移送されてくる被
処理物は造粒化機構の固定刃盤と回転刃盤との協働によ
り擂潰されて造粒化されることになり、この際、上記回
転刃盤は上記螺旋状回転体に配設されているから、固定
刃盤と回転刃盤とによる被処理物の擂潰作用に伴って発
生する軸方向のスラスト力は螺旋状回転体に作用するこ
とになり、一方において、螺旋状回転体には被処理物の
圧縮減容により反対方向の軸方向のスラスト力が生じて
いるので、擂潰によるスラスト力と圧縮減容によるスラ
スト力とが互いに打ち消し合うことにもなり、回転刃盤
の軸受機構の損傷を抑制することができ、装置の耐久性
を向上することができる。
【００１７】又、請求項２記載の発明にあっては、上記
螺旋状回転体の螺旋ピッチを被処理物の移送方向前方に
行くに従って次第に小さくなるように設けてなるから、
被処理物は螺旋状回転体による移送過程で徐々に圧縮減
容されることになり、このため、螺旋状回転体に対する
負荷を軽減することができて耐久性を高めることがで
き、又、請求項３記載の発明にあっては、上記移送筒機
体の内周面に破砕刃体を設けてなるから、被処理物が移
送筒機体内を移送する過程において、擂潰の前処理とし
て、被処理物を破砕刃体により破砕することができ、そ
れだけ被処理物の擂潰を良好に行うことができ、又、請
求項４記載の発明にあっては、上記回転刃盤を上記螺旋
状回転体に着脱自在に設けてなるから、被処理物の内容
や擂潰条件の変更、刃の摩耗等に応じて容易に回転刃盤
を交換することができ、又、請求項５記載の発明にあっ
ては、上記螺旋状回転体と上記造粒化機構との間の被処
理物の移送空間に複数個の抵抗部材を設けてなるから、
被処理物が回転刃盤と一緒に連れ回りすることを防ぐこ
とができ、それだけ被処理物の擂潰を良好に行うことが
できる。
螺旋状回転体の螺旋ピッチを被処理物の移送方向前方に
行くに従って次第に小さくなるように設けてなるから、
被処理物は螺旋状回転体による移送過程で徐々に圧縮減
容されることになり、このため、螺旋状回転体に対する
負荷を軽減することができて耐久性を高めることがで
き、又、請求項３記載の発明にあっては、上記移送筒機
体の内周面に破砕刃体を設けてなるから、被処理物が移
送筒機体内を移送する過程において、擂潰の前処理とし
て、被処理物を破砕刃体により破砕することができ、そ
れだけ被処理物の擂潰を良好に行うことができ、又、請
求項４記載の発明にあっては、上記回転刃盤を上記螺旋
状回転体に着脱自在に設けてなるから、被処理物の内容
や擂潰条件の変更、刃の摩耗等に応じて容易に回転刃盤
を交換することができ、又、請求項５記載の発明にあっ
ては、上記螺旋状回転体と上記造粒化機構との間の被処
理物の移送空間に複数個の抵抗部材を設けてなるから、
被処理物が回転刃盤と一緒に連れ回りすることを防ぐこ
とができ、それだけ被処理物の擂潰を良好に行うことが
できる。
【００１８】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
とができる。
【図１】本発明の実施の第一形態例の部分断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の実施の第一形態例の部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図３】本発明の実施の第一形態例の横断面説明図であ
る。
る。
【図４】本発明の実施の第一形態例の横断面説明図であ
る。
る。
【図５】本発明の実施の第二形態例の部分拡大断面図で
ある。
ある。
Ｗ 被処理物 Ｐ 螺旋ピッチ ２ 移送筒機体 ４ 螺旋状回転体 ４ａ 支持軸部 ５ 造粒化機構 ６ 固定刃盤 ６ａ 擂潰刃体 ７ 回転刃盤 ７ａ 擂潰刃体 ７ｂ 軸穴 １２ 破砕刃体 １３ 抵抗部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０２Ｃ 18/18 Ｂ０２Ｃ 18/18 Ｚ ４Ｈ０６１ Ｂ０９Ｂ 3/00 ３０１ Ｂ０９Ｂ 3/00 ３０１Ｑ Ｂ３０Ｂ 9/28 Ｂ３０Ｂ 9/28 Ｋ Ｍ Ｃ０５Ｆ 17/02 Ｃ０５Ｆ 17/02 Ｃ１０Ｌ 5/44 ＺＡＢ Ｃ１０Ｌ 5/44 ＺＡＢ 5/48 5/48 Ｆターム(参考） 4D004 AA07 AA12 AC05 BA03 BA04 CA03 CA04 CA14 CA15 CB16 4D063 DD02 DD07 DD14 GA10 4D065 CA16 CB10 CC01 DD04 DD18 DD24 EA05 EB20 ED03 ED16 ED27 4G004 AA03 LA01 LA03 4H015 AA01 AA02 AA03 AA12 AA17 AB01 BA12 BB10 CB01 4H061 AA03 FF06 GG12 GG16 GG26 GG68
Claims (5)
- 【請求項１】 被処理物を移送案内可能な移送筒機体
と、該移送筒機体内に設けられ、該移送筒機体内の被処
理物を圧縮減容移送可能な螺旋状回転体と、該圧縮減容
移送されてくる被処理物を固定刃盤と回転刃盤との協働
により擂潰造粒化可能な造粒化機構とを備えてなり、上
記回転刃盤を上記螺旋状回転体に配設してなることを特
徴とする圧縮減容造粒化装置。 - 【請求項２】 上記螺旋状回転体の螺旋ピッチを被処理
物の移送方向前方に行くに従って次第に小さくなるよう
に設けてなることを特徴とする請求項１記載の圧縮減容
造粒化装置。 - 【請求項３】 上記移送筒機体の内周面に破砕刃体を設
けてなることを特徴とする請求項１又は２記載の圧縮減
容造粒化装置。 - 【請求項４】 上記回転刃盤を上記螺旋状回転体に着脱
自在に設けてなることを特徴とする請求項１〜３のいず
れか１項に記載の圧縮減容造粒化装置。 - 【請求項５】 上記螺旋状回転体と上記造粒化機構との
間の被処理物の移送空間に複数個の抵抗部材を設けてな
ることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載
の圧縮減容造粒化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001178141A JP2002370040A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 圧縮減容造粒化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001178141A JP2002370040A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 圧縮減容造粒化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002370040A true JP2002370040A (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=19018888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001178141A Pending JP2002370040A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 圧縮減容造粒化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002370040A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101797490B (zh) * | 2010-02-02 | 2012-04-18 | 邢献军 | 生物质造粒设备 |
| WO2015115372A1 (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | シャープ株式会社 | 粉砕装置 |
| JP2017504544A (ja) * | 2013-11-19 | 2017-02-09 | ９１０３−８０３４ ケベック インコーポレイテッド | 圧縮装置のためのスクリューコンベアシステム |
| WO2018171106A1 (zh) * | 2017-03-22 | 2018-09-27 | 柏红梅 | 炉体加热装置 |
-
2001
- 2001-06-13 JP JP2001178141A patent/JP2002370040A/ja active Pending
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| WO2015115372A1 (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | シャープ株式会社 | 粉砕装置 |
| JP2015142878A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | シャープ株式会社 | 粉砕装置 |
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