JP2003334463A - 圧縮減容造粒化装置 - Google Patents
圧縮減容造粒化装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定刃盤と回転刃盤とによる被処理物の擂潰
圧力を回転刃盤の摺動及び緩衝機構により緩衝すること
ができ、固定刃盤と回転刃盤とによる被処理物の擂潰作
用に伴って発生する軸方向のスラスト力は緩衝機構を介
して螺旋状回転体に作用することになり、螺旋状回転体
には被処理物の圧縮減容により反対方向の軸方向のスラ
スト力が生じているので、これらスラスト力が互いに打
ち消し合うことにもなる。 【解決手段】 被処理物Ｗを移送案内可能な移送筒機体
２と、移送筒機体内に設けられ、該移送筒機体内の被処
理物を圧縮減容移送可能な螺旋状回転体４と、圧縮減容
移送されてくる被処理物を固定刃盤６と回転刃盤７との
協働により擂潰造粒化可能な造粒化機構５とを備えてな
り、回転刃盤を上記螺旋状回転体の支持軸部４ａに廻り
止め状態で摺動自在に配設し、回転刃盤を上記固定刃盤
の方向に弾圧可能な緩衝機構１０を配設してなる。
圧力を回転刃盤の摺動及び緩衝機構により緩衝すること
ができ、固定刃盤と回転刃盤とによる被処理物の擂潰作
用に伴って発生する軸方向のスラスト力は緩衝機構を介
して螺旋状回転体に作用することになり、螺旋状回転体
には被処理物の圧縮減容により反対方向の軸方向のスラ
スト力が生じているので、これらスラスト力が互いに打
ち消し合うことにもなる。 【解決手段】 被処理物Ｗを移送案内可能な移送筒機体
２と、移送筒機体内に設けられ、該移送筒機体内の被処
理物を圧縮減容移送可能な螺旋状回転体４と、圧縮減容
移送されてくる被処理物を固定刃盤６と回転刃盤７との
協働により擂潰造粒化可能な造粒化機構５とを備えてな
り、回転刃盤を上記螺旋状回転体の支持軸部４ａに廻り
止め状態で摺動自在に配設し、回転刃盤を上記固定刃盤
の方向に弾圧可能な緩衝機構１０を配設してなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば畳、もみが
ら、雑草、竹等の植物廃材、幹、枝、葉等の木質廃材の
植繊化、肥料化、燃料化、廃プラスチック等の減容固
化、燃料化等に用いられる圧縮減容造粒化装置に関する
ものである。
ら、雑草、竹等の植物廃材、幹、枝、葉等の木質廃材の
植繊化、肥料化、燃料化、廃プラスチック等の減容固
化、燃料化等に用いられる圧縮減容造粒化装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の圧縮減容造粒化装置とし
て、被処理物を移送案内可能な移送筒機体と、移送筒機
体内に設けられ、移送筒機体内の被処理物を圧縮減容移
送可能な螺旋状回転体と、圧縮減容移送されてくる被処
理物を固定刃盤と回転刃盤との協働により擂潰造粒化可
能な造粒化機構とを備えてなる構造のものが知られてい
る。
て、被処理物を移送案内可能な移送筒機体と、移送筒機
体内に設けられ、移送筒機体内の被処理物を圧縮減容移
送可能な螺旋状回転体と、圧縮減容移送されてくる被処
理物を固定刃盤と回転刃盤との協働により擂潰造粒化可
能な造粒化機構とを備えてなる構造のものが知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら従
来構造の場合、上記回転刃盤は固定刃盤に対向配置され
た回転軸に取り付けられているため、この回転刃盤が取
り付けられた回転軸に被処理物の擂潰に伴って軸方向に
大きなスラスト力が作用することになり、このため回転
軸の軸受機構の損傷が生じ易いことがあるという不都合
を有している。
来構造の場合、上記回転刃盤は固定刃盤に対向配置され
た回転軸に取り付けられているため、この回転刃盤が取
り付けられた回転軸に被処理物の擂潰に伴って軸方向に
大きなスラスト力が作用することになり、このため回転
軸の軸受機構の損傷が生じ易いことがあるという不都合
を有している。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの課題を
解決することを目的とし、本発明のうちで、請求項１記
載の発明は、被処理物を移送案内可能な移送筒機体と、
該移送筒機体内に設けられ、該移送筒機体内の被処理物
を圧縮減容移送可能な螺旋状回転体と、該圧縮減容移送
されてくる被処理物を固定刃盤と回転刃盤との協働によ
り擂潰造粒化可能な造粒化機構とを備えてなり、上記回
転刃盤を上記螺旋状回転体の支持軸部に廻り止め状態で
摺動自在に配設し、該回転刃盤を上記固定刃盤の方向に
弾圧可能な緩衝機構を配設してなることを特徴とする圧
縮減容造粒化装置にある。
解決することを目的とし、本発明のうちで、請求項１記
載の発明は、被処理物を移送案内可能な移送筒機体と、
該移送筒機体内に設けられ、該移送筒機体内の被処理物
を圧縮減容移送可能な螺旋状回転体と、該圧縮減容移送
されてくる被処理物を固定刃盤と回転刃盤との協働によ
り擂潰造粒化可能な造粒化機構とを備えてなり、上記回
転刃盤を上記螺旋状回転体の支持軸部に廻り止め状態で
摺動自在に配設し、該回転刃盤を上記固定刃盤の方向に
弾圧可能な緩衝機構を配設してなることを特徴とする圧
縮減容造粒化装置にある。
【０００５】又、請求項２記載の発明は、上記緩衝機構
として、上記支持軸部に固定部材を固定し、該固定部材
と上記回転刃盤との間にバネ部材を介装してなることを
特徴とするものであり、又、請求項３記載の発明にあっ
ては、上記バネ部材を上記回転刃盤の半径上に複数個配
設してなることを特徴とするものであり、又、請求項４
記載の発明にあっては、上記回転刃盤を上記螺旋状回転
体に着脱自在に設けてなることを特徴とするものであ
る。
として、上記支持軸部に固定部材を固定し、該固定部材
と上記回転刃盤との間にバネ部材を介装してなることを
特徴とするものであり、又、請求項３記載の発明にあっ
ては、上記バネ部材を上記回転刃盤の半径上に複数個配
設してなることを特徴とするものであり、又、請求項４
記載の発明にあっては、上記回転刃盤を上記螺旋状回転
体に着脱自在に設けてなることを特徴とするものであ
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１乃至図７は本発明の実施の形
態例を示し、図１乃至図６は第一形態例、図７は第二形
態例である。
態例を示し、図１乃至図６は第一形態例、図７は第二形
態例である。
【０００７】図１乃至図６の第一形態例において、１は
機台であって、機台１上に移送筒機体２を横設し、移送
筒機体２の一方側上部に被処理物Ｗを投入する投入口部
３を設けると共に移送筒機体２内に螺旋状回転体４を回
転自在に内装し、この螺旋状回転体４を図示省略の駆動
機構により被処理物Ｗを移送する方向に回転させ、しか
して、被処理物Ｗは螺旋状回転体４の外周面と移送筒機
体２の内周面との間の移送空間Ｒ1により移送されるよ
うに構成している。
機台であって、機台１上に移送筒機体２を横設し、移送
筒機体２の一方側上部に被処理物Ｗを投入する投入口部
３を設けると共に移送筒機体２内に螺旋状回転体４を回
転自在に内装し、この螺旋状回転体４を図示省略の駆動
機構により被処理物Ｗを移送する方向に回転させ、しか
して、被処理物Ｗは螺旋状回転体４の外周面と移送筒機
体２の内周面との間の移送空間Ｒ1により移送されるよ
うに構成している。
【０００８】この場合、上記螺旋状回転体４の螺旋ピッ
チＰを被処理物Ｗの移送方向前方に行くに従って次第に
小さくなるように設定している。
チＰを被処理物Ｗの移送方向前方に行くに従って次第に
小さくなるように設定している。
【０００９】５は造粒化機構であって、固定刃盤６及び
回転刃盤７からなり、この固定刃盤６は螺旋状回転体４
の軸線Ｌに対して円錐角度θ1の凹円錐状に形成され、
この円錐内周面に複数個の擂潰刃体６ａが設けられ、こ
の固定刃盤６を移送筒機体２に取り付けてなり、又、こ
の回転刃盤７は螺旋状回転体４の軸線Ｌに対して円錐角
度θ2の凸円錐状に形成され、円錐外周面に複数個の擂
潰刃体７ａが設けられ、螺旋状回転体４の先端部に支持
軸部４ａを一体に形成し、支持軸部４ａを軸受部８によ
り軸受し、回転刃盤７の軸穴７ｂを支持軸部４ａに嵌装
し、回転刃盤７を支持軸部４ａにすべりキー機構９によ
り廻り止め状態で軸上に摺動及び着脱自在に設け、回転
刃盤７を上記固定刃盤６の方向に弾圧可能な緩衝機構１
０を配設して構成している。
回転刃盤７からなり、この固定刃盤６は螺旋状回転体４
の軸線Ｌに対して円錐角度θ1の凹円錐状に形成され、
この円錐内周面に複数個の擂潰刃体６ａが設けられ、こ
の固定刃盤６を移送筒機体２に取り付けてなり、又、こ
の回転刃盤７は螺旋状回転体４の軸線Ｌに対して円錐角
度θ2の凸円錐状に形成され、円錐外周面に複数個の擂
潰刃体７ａが設けられ、螺旋状回転体４の先端部に支持
軸部４ａを一体に形成し、支持軸部４ａを軸受部８によ
り軸受し、回転刃盤７の軸穴７ｂを支持軸部４ａに嵌装
し、回転刃盤７を支持軸部４ａにすべりキー機構９によ
り廻り止め状態で軸上に摺動及び着脱自在に設け、回転
刃盤７を上記固定刃盤６の方向に弾圧可能な緩衝機構１
０を配設して構成している。
【００１０】この場合、上記緩衝機構１０として、上記
支持軸部４ａに固定部材１１を螺着すると共に固定部材
１１を固定ボルト１１ａにより位置固定し、固定部材１
１の半径六等配上に調節ボルト１２をそれぞれ螺着し、
回転刃盤６の半径六等配上にバネ受け凹部１３をそれぞ
れ形成し、各バネ受け凹部１３内に複数個の皿バネから
なるバネ部材１４を内装し、バネ部材１４と固定部材１
１との間に押圧盤１５を介装配置し、押圧盤１５にバネ
部材１４の内穴に遊貫挿可能なガイド軸部１５ａを植設
すると共にバネ受け凹部１３にバネ座１６を摺動自在に
嵌合し、調節ボルト１２により押圧盤１５、バネ座１６
及びバネ部材１４を介して回転刃盤７を上記固定刃盤６
の方向に弾圧可能に構成している。
支持軸部４ａに固定部材１１を螺着すると共に固定部材
１１を固定ボルト１１ａにより位置固定し、固定部材１
１の半径六等配上に調節ボルト１２をそれぞれ螺着し、
回転刃盤６の半径六等配上にバネ受け凹部１３をそれぞ
れ形成し、各バネ受け凹部１３内に複数個の皿バネから
なるバネ部材１４を内装し、バネ部材１４と固定部材１
１との間に押圧盤１５を介装配置し、押圧盤１５にバネ
部材１４の内穴に遊貫挿可能なガイド軸部１５ａを植設
すると共にバネ受け凹部１３にバネ座１６を摺動自在に
嵌合し、調節ボルト１２により押圧盤１５、バネ座１６
及びバネ部材１４を介して回転刃盤７を上記固定刃盤６
の方向に弾圧可能に構成している。
【００１１】さらに、この場合、移送筒機体２の先端部
側内周面に間隔を置いて複数個の破砕刃体１７を取付け
てなり、かつ、螺旋状回転体４の先端部と造粒化機構５
との間に移送空間Ｒ2を形成し、しかして、上記移送空
間Ｒ1から移送されてくる被処理物Ｗは固定刃盤６の基
部内周面と回転刃盤７の基部外周面との間の移送空間Ｒ
2及び擂潰刃体６ａ・７ａ間の移送空間Ｒ3を介して固定
刃盤６の先端部内周面と回転刃盤７の先端部外周面との
間の移送排出部Ｒ4から排出移送されるように構成して
いる。
側内周面に間隔を置いて複数個の破砕刃体１７を取付け
てなり、かつ、螺旋状回転体４の先端部と造粒化機構５
との間に移送空間Ｒ2を形成し、しかして、上記移送空
間Ｒ1から移送されてくる被処理物Ｗは固定刃盤６の基
部内周面と回転刃盤７の基部外周面との間の移送空間Ｒ
2及び擂潰刃体６ａ・７ａ間の移送空間Ｒ3を介して固定
刃盤６の先端部内周面と回転刃盤７の先端部外周面との
間の移送排出部Ｒ4から排出移送されるように構成して
いる。
【００１２】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、人為的又は自動的に、畳、もみがら、雑草、竹等の
植物廃材や幹、枝、葉等の木質廃材等の被処理物Ｗを投
入口部３より移送筒機体２内に投入すると共に螺旋状回
転体４を図示省略の駆動機構により回転させると、被処
理物Ｗは螺旋状回転体４の外周面と移送筒機体２の内周
面との間の移送空間Ｒ1により混練、圧縮減容されつつ
移送され、植物廃材、木質廃材は自身の発熱により昇温
して植物繊維に分離し、廃プラスチックは自身の発熱に
より溶融固化し、移送空間Ｒ1から移送されてくる被処
理物Ｗは造粒化機構５の固定刃盤６の基部内周面と回転
刃盤７の基部外周面との間の移送空間Ｒ 2より擂潰刃体
６ａ・７ａ間の移送空間Ｒ3に移送され、この移送途中
において、被処理物Ｗは固定刃盤６及び回転刃盤７の各
擂潰刃体６ａ・７ａの協働により擂潰されて造粒化さ
れ、固定刃盤６の先端部内周面と回転刃盤７の先端部外
周面との間の移送排出部Ｒ4から排出移送されることに
なる。
ら、人為的又は自動的に、畳、もみがら、雑草、竹等の
植物廃材や幹、枝、葉等の木質廃材等の被処理物Ｗを投
入口部３より移送筒機体２内に投入すると共に螺旋状回
転体４を図示省略の駆動機構により回転させると、被処
理物Ｗは螺旋状回転体４の外周面と移送筒機体２の内周
面との間の移送空間Ｒ1により混練、圧縮減容されつつ
移送され、植物廃材、木質廃材は自身の発熱により昇温
して植物繊維に分離し、廃プラスチックは自身の発熱に
より溶融固化し、移送空間Ｒ1から移送されてくる被処
理物Ｗは造粒化機構５の固定刃盤６の基部内周面と回転
刃盤７の基部外周面との間の移送空間Ｒ 2より擂潰刃体
６ａ・７ａ間の移送空間Ｒ3に移送され、この移送途中
において、被処理物Ｗは固定刃盤６及び回転刃盤７の各
擂潰刃体６ａ・７ａの協働により擂潰されて造粒化さ
れ、固定刃盤６の先端部内周面と回転刃盤７の先端部外
周面との間の移送排出部Ｒ4から排出移送されることに
なる。
【００１３】この際、上記回転刃盤７を上記螺旋状回転
体４の支持軸部に廻り止め状態で摺動自在に配設し、回
転刃盤７を上記固定刃盤６の方向に弾圧可能な緩衝機構
１０を配設してなるから、固定刃盤６と回転刃盤７とに
よる被処理物Ｗの擂潰圧力を回転刃盤７の摺動及び緩衝
機構１０により緩衝することができ、擂潰作用を良好に
行うことができ、しかも、固定刃盤６と回転刃盤７とに
よる被処理物の擂潰作用に伴って発生する軸方向のスラ
スト力Ｓは緩衝機構１０を介して螺旋状回転体４に作用
することになり、一方において、螺旋状回転体４には被
処理物Ｗの圧縮減容により反対方向の軸方向のスラスト
力Ｔが生じているので、スラスト力Ｓとスラスト力Ｔと
が互いに打ち消し合うことにもなり、このため、回転刃
盤７の軸受機構の損傷を抑制することができ、装置の耐
久性を向上することができる。
体４の支持軸部に廻り止め状態で摺動自在に配設し、回
転刃盤７を上記固定刃盤６の方向に弾圧可能な緩衝機構
１０を配設してなるから、固定刃盤６と回転刃盤７とに
よる被処理物Ｗの擂潰圧力を回転刃盤７の摺動及び緩衝
機構１０により緩衝することができ、擂潰作用を良好に
行うことができ、しかも、固定刃盤６と回転刃盤７とに
よる被処理物の擂潰作用に伴って発生する軸方向のスラ
スト力Ｓは緩衝機構１０を介して螺旋状回転体４に作用
することになり、一方において、螺旋状回転体４には被
処理物Ｗの圧縮減容により反対方向の軸方向のスラスト
力Ｔが生じているので、スラスト力Ｓとスラスト力Ｔと
が互いに打ち消し合うことにもなり、このため、回転刃
盤７の軸受機構の損傷を抑制することができ、装置の耐
久性を向上することができる。
【００１４】又、この場合、上記緩衝機構１０として、
上記支持軸部４ａに固定部材１１を固定し、固定部材１
１と上記回転刃盤７との間にバネ部材１４を介装してな
るから、バネ部材１４により回転刃盤７は固定刃盤７の
方向に弾圧され、弾圧構造を簡素化することができると
共に弾圧力を容易に可変することができ、又、この場
合、上記バネ部材１４を上記回転刃盤７の半径上に複数
個配設してなるから、回転刃盤７を良好に弾圧すること
ができると共に回転刃盤７の摺動を良好に行うことがで
き、かつ、この場合、上記回転刃盤７を上記螺旋状回転
体４に着脱自在に設けてなるから、被処理物Ｗの内容や
擂潰条件の変更、刃の摩耗等に応じて容易に回転刃盤７
を交換することができる。
上記支持軸部４ａに固定部材１１を固定し、固定部材１
１と上記回転刃盤７との間にバネ部材１４を介装してな
るから、バネ部材１４により回転刃盤７は固定刃盤７の
方向に弾圧され、弾圧構造を簡素化することができると
共に弾圧力を容易に可変することができ、又、この場
合、上記バネ部材１４を上記回転刃盤７の半径上に複数
個配設してなるから、回転刃盤７を良好に弾圧すること
ができると共に回転刃盤７の摺動を良好に行うことがで
き、かつ、この場合、上記回転刃盤７を上記螺旋状回転
体４に着脱自在に設けてなるから、被処理物Ｗの内容や
擂潰条件の変更、刃の摩耗等に応じて容易に回転刃盤７
を交換することができる。
【００１５】又、この場合、上記螺旋状回転体４の螺旋
ピッチＰを被処理物Ｗの移送方向前方に行くに従って次
第に小さくなるように設けてなるから、被処理物Ｗは移
送空間Ｒ1における移送過程で徐々に圧縮減容されるこ
とになり、このため、螺旋状回転体４に対する負荷を軽
減することができて耐久性を高めることができ、又、こ
の場合、上記移送筒機体２の内周面に破砕刃体１７を設
けてなるから、被処理物Ｗが移送筒機体２内を移送する
過程において、擂潰の前処理として、被処理物Ｗを破砕
刃体１７により破砕することができ、それだけ被処理物
Ｗの擂潰を良好に行うことができる。
ピッチＰを被処理物Ｗの移送方向前方に行くに従って次
第に小さくなるように設けてなるから、被処理物Ｗは移
送空間Ｒ1における移送過程で徐々に圧縮減容されるこ
とになり、このため、螺旋状回転体４に対する負荷を軽
減することができて耐久性を高めることができ、又、こ
の場合、上記移送筒機体２の内周面に破砕刃体１７を設
けてなるから、被処理物Ｗが移送筒機体２内を移送する
過程において、擂潰の前処理として、被処理物Ｗを破砕
刃体１７により破砕することができ、それだけ被処理物
Ｗの擂潰を良好に行うことができる。
【００１６】図７の第二形態例は別例構造を示し、この
場合、上記緩衝機構１０として、上記支持軸部４ａに固
定部材１１を螺着すると共に固定部材１１を固定ボルト
１１ａにより位置固定し、回転刃盤６にバネ受け凹部１
３をそれぞれ形成し、各バネ受け凹部１３内に支持軸部
４ａに内穴を嵌装した複数個の皿バネからなるバネ部材
１４を内装し、バネ部材１４と固定部材１１との間に押
圧盤１５を介装配置し、調節ボルト１２により押圧盤１
５及びバネ部材１４を介して回転刃盤７を上記固定刃盤
６の方向に弾圧可能に構成している。
場合、上記緩衝機構１０として、上記支持軸部４ａに固
定部材１１を螺着すると共に固定部材１１を固定ボルト
１１ａにより位置固定し、回転刃盤６にバネ受け凹部１
３をそれぞれ形成し、各バネ受け凹部１３内に支持軸部
４ａに内穴を嵌装した複数個の皿バネからなるバネ部材
１４を内装し、バネ部材１４と固定部材１１との間に押
圧盤１５を介装配置し、調節ボルト１２により押圧盤１
５及びバネ部材１４を介して回転刃盤７を上記固定刃盤
６の方向に弾圧可能に構成している。
【００１７】この第二形態例にあっても、上記第一形態
例と同様な作用効果を得ることができる。
例と同様な作用効果を得ることができる。
【００１８】尚、本発明は上記実施の形態例に限られも
のではなく、例えば移送筒機体２、螺旋状回転体４、造
粒化機構５、固定刃盤６、回転刃盤７、緩衝機構１０の
構造等は適宜設計して変更されるものである。
のではなく、例えば移送筒機体２、螺旋状回転体４、造
粒化機構５、固定刃盤６、回転刃盤７、緩衝機構１０の
構造等は適宜設計して変更されるものである。
【００１９】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項１記載の発
明にあっては、人為的又は自動的に、畳、もみがら、雑
草、竹等の植物廃材や幹、枝、葉等の木質廃材等の被処
理物を移送筒機体内に投入すると共に螺旋状回転体を回
転させると、被処理物は螺旋状回転体の外周面と移送筒
機体の内周面との間の移送空間により混練、圧縮減容さ
れつつ移送され、植物廃材、木質廃材は自身の発熱によ
り昇温して植物繊維に分離し、廃プラスチックは自身の
発熱により溶融固化し、この移送空間から移送されてく
る被処理物は造粒化機構の固定刃盤と回転刃盤との協働
により擂潰されて造粒化されることになり、この際、上
記回転刃盤を上記螺旋状回転体の支持軸部に廻り止め状
態で摺動自在に配設し、回転刃盤を上記固定刃盤の方向
に弾圧可能な緩衝機構を配設してなるから、固定刃盤と
回転刃盤とによる被処理物の擂潰圧力を回転刃盤の摺動
及び緩衝機構により緩衝することができ、擂潰作用を良
好に行うことができ、しかも、固定刃盤と回転刃盤とに
よる被処理物の擂潰作用に伴って発生する軸方向のスラ
スト力は緩衝機構を介して螺旋状回転体に作用すること
になり、一方において、螺旋状回転体には被処理物の圧
縮減容により反対方向の軸方向のスラスト力が生じてい
るので、これらスラスト力が互いに打ち消し合うことに
もなり、このため、回転刃盤の軸受機構の損傷を抑制す
ることができ、装置の耐久性を向上することができる。
明にあっては、人為的又は自動的に、畳、もみがら、雑
草、竹等の植物廃材や幹、枝、葉等の木質廃材等の被処
理物を移送筒機体内に投入すると共に螺旋状回転体を回
転させると、被処理物は螺旋状回転体の外周面と移送筒
機体の内周面との間の移送空間により混練、圧縮減容さ
れつつ移送され、植物廃材、木質廃材は自身の発熱によ
り昇温して植物繊維に分離し、廃プラスチックは自身の
発熱により溶融固化し、この移送空間から移送されてく
る被処理物は造粒化機構の固定刃盤と回転刃盤との協働
により擂潰されて造粒化されることになり、この際、上
記回転刃盤を上記螺旋状回転体の支持軸部に廻り止め状
態で摺動自在に配設し、回転刃盤を上記固定刃盤の方向
に弾圧可能な緩衝機構を配設してなるから、固定刃盤と
回転刃盤とによる被処理物の擂潰圧力を回転刃盤の摺動
及び緩衝機構により緩衝することができ、擂潰作用を良
好に行うことができ、しかも、固定刃盤と回転刃盤とに
よる被処理物の擂潰作用に伴って発生する軸方向のスラ
スト力は緩衝機構を介して螺旋状回転体に作用すること
になり、一方において、螺旋状回転体には被処理物の圧
縮減容により反対方向の軸方向のスラスト力が生じてい
るので、これらスラスト力が互いに打ち消し合うことに
もなり、このため、回転刃盤の軸受機構の損傷を抑制す
ることができ、装置の耐久性を向上することができる。
【００２０】又、請求項２記載の発明にあっては、上記
緩衝機構として、上記支持軸部に固定部材を固定し、固
定部材と上記回転刃盤との間にバネ部材を介装してなる
から、バネ部材により回転刃盤は固定刃盤の方向に弾圧
され、弾圧構造を簡素化することができると共に弾圧力
を容易に可変することができ、又、請求項３記載の発明
にあっては、上記バネ部材を上記回転刃盤の半径上に複
数個配設してなるから、回転刃盤を良好に弾圧すること
ができると共に回転刃盤の摺動を良好に行うことがで
き、又、請求項４記載の発明にあっては、上記回転刃盤
を上記螺旋状回転体に着脱自在に設けてなるから、被処
理物の内容や擂潰条件の変更、刃の摩耗等に応じて容易
に回転刃盤を交換することができる。
緩衝機構として、上記支持軸部に固定部材を固定し、固
定部材と上記回転刃盤との間にバネ部材を介装してなる
から、バネ部材により回転刃盤は固定刃盤の方向に弾圧
され、弾圧構造を簡素化することができると共に弾圧力
を容易に可変することができ、又、請求項３記載の発明
にあっては、上記バネ部材を上記回転刃盤の半径上に複
数個配設してなるから、回転刃盤を良好に弾圧すること
ができると共に回転刃盤の摺動を良好に行うことがで
き、又、請求項４記載の発明にあっては、上記回転刃盤
を上記螺旋状回転体に着脱自在に設けてなるから、被処
理物の内容や擂潰条件の変更、刃の摩耗等に応じて容易
に回転刃盤を交換することができる。
【００２１】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
とができる。
【図１】本発明の実施の第一形態例の部分断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の実施の第一形態例の部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図３】本発明の実施の第一形態例の横断面説明図であ
る。
る。
【図４】本発明の実施の第一形態例の横断面説明図であ
る。
る。
【図５】本発明の実施の第一形態例の横断面説明図であ
る。
る。
【図６】本発明の実施の第一形態例の部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図７】本発明の実施の第二形態例の部分拡大断面図で
ある。
ある。
Ｗ 被処理物
２ 移送筒機体
４ 螺旋状回転体
４ａ 支持軸部
５ 造粒化機構
６ 固定刃盤
７ 回転刃盤
１０ 緩衝機構
１１ 固定部材
１４ バネ部材
１７ 破砕刃体
Claims (4)
- 【請求項１】 被処理物を移送案内可能な移送筒機体
と、該移送筒機体内に設けられ、該移送筒機体内の被処
理物を圧縮減容移送可能な螺旋状回転体と、該圧縮減容
移送されてくる被処理物を固定刃盤と回転刃盤との協働
により擂潰造粒化可能な造粒化機構とを備えてなり、上
記回転刃盤を上記螺旋状回転体の支持軸部に廻り止め状
態で摺動自在に配設し、該回転刃盤を上記固定刃盤の方
向に弾圧可能な緩衝機構を配設してなることを特徴とす
る圧縮減容造粒化装置。 - 【請求項２】 上記緩衝機構として、上記支持軸部に固
定部材を固定し、該固定部材と上記回転刃盤との間にバ
ネ部材を介装してなることを特徴とする請求項１記載の
圧縮減容造粒化装置。 - 【請求項３】 上記バネ部材を上記回転刃盤の半径上に
複数個配設してなることを特徴とする請求項２記載の圧
縮減容造粒化装置。 - 【請求項４】 上記回転刃盤を上記螺旋状回転体に着脱
自在に設けてなることを特徴とする請求項１〜３のいず
れか１項に記載の圧縮減容造粒化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002146661A JP2003334463A (ja) | 2002-05-21 | 2002-05-21 | 圧縮減容造粒化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002146661A JP2003334463A (ja) | 2002-05-21 | 2002-05-21 | 圧縮減容造粒化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003334463A true JP2003334463A (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=29705575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002146661A Pending JP2003334463A (ja) | 2002-05-21 | 2002-05-21 | 圧縮減容造粒化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003334463A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010158637A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Ube Machinery Corporation Ltd | 竪型粉砕機 |
| CN113351327A (zh) * | 2021-05-20 | 2021-09-07 | 陆澄清 | 一种食品加工用辣椒面生产设备 |
| CN114682353A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-07-01 | 江西省建筑卫生陶瓷质量监督检验中心 | 一种建筑陶瓷用多级造粒粉碎装置 |
-
2002
- 2002-05-21 JP JP2002146661A patent/JP2003334463A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010158637A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Ube Machinery Corporation Ltd | 竪型粉砕機 |
| CN113351327A (zh) * | 2021-05-20 | 2021-09-07 | 陆澄清 | 一种食品加工用辣椒面生产设备 |
| CN114682353A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-07-01 | 江西省建筑卫生陶瓷质量监督检验中心 | 一种建筑陶瓷用多级造粒粉碎装置 |
| CN114682353B (zh) * | 2022-03-30 | 2023-11-21 | 江西省建筑卫生陶瓷质量监督检验中心 | 一种建筑陶瓷用多级造粒粉碎装置 |
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