JP2002369871A - 脱臭設備 - Google Patents
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Abstract
を含む脱臭担体を用いて適切に酸化分解することができ
る脱臭設備を提供する。 【解決手段】 脱臭設備1は、好気性微生物3を含む脱
臭担体2を内蔵した生物脱臭器5と、給水タンク4とを
備えている。生物脱臭器5内において、脱臭担体2の上
方には散水管23が配置され、脱臭担体2の下方には滴
水受け7が設けられている。脱臭担体2の下部には臭気
ガス管24が取り付けられ、生物脱臭器5の上部には処
理ガス管25が取り付けられている。また、給水タンク
4と散水管23とは給水管22により連結されており、
給水管22には給水ポンプ6が取り付けられている。給
水タンク4内には散気管20が設けられ、散気管20に
はブロア10が取り付けられた通気管21が接続されて
いる。
Description
臭気成分を微生物により分解処理する脱臭設備に係り、
とりわけ微生物に適量の水分および酸素を供給して、確
実に臭気含有ガスを脱臭処理することができる脱臭設備
に関する。
気を含んだガス(臭気含有ガス)から臭気成分を除去す
る脱臭設備として、微生物(好気性微生物)が含まれる
脱臭担体を用いた脱臭設備が知られている。
中の臭気成分であるアンモニア、硫化水素等を、微生物
により酸化分解して、臭気含有ガスの脱臭処理を行って
いる。微生物を用いた脱臭設備により臭気成分を十分に
酸化分解するためには、微生物に適量の酸素および水分
を供給して、微生物の活性を確保する必要がある。
すると隙間が生じることがある。この場合、脱臭担体に
送られた臭気成分は、未分解の状態で、乾燥により生じ
た脱臭担体の隙間から流出して、脱臭設備の系外へ排出
してしまうことが考えられる。
臭気成分を適切に除去するためには、臭気成分を水分に
溶解する必要があるが、脱臭担体に供給された水分は、
臭気成分を溶解するための水分として好適に用いること
ができる。
亜硝酸菌および硝酸菌から成る微生物が含まれる脱臭担
体を用いて、以下のように酸化分解される。すなわち、
アンモニア含有ガスが脱臭担体内を通過する際、アンモ
ニア含有ガス中のアンモニアは、脱臭担体の水分に溶解
して溶存アンモニアとなる。次に、この溶存アンモニア
は、脱臭担体に含まれる亜硝酸菌により酸化されて、亜
硝酸塩となり、さらに、この亜硝酸塩は、硝酸菌により
更に酸化されて、硝酸塩となる。このようにして、アン
モニアから成る臭気成分は、亜硝酸菌および硝酸菌によ
り段階的に酸化されて亜硝酸塩および硝酸塩とされて、
酸化分解される。
には、脱臭担体に水分を供給して、亜硝酸菌と、硝酸菌
とに酸素および水分を供給する必要がある。特に、脱臭
担体は、アンモニア臭気含有ガスが通過する際に水分が
持ち去られるので、乾燥しやすい。
が含まれる脱臭担体を用いた脱臭設備で臭気含有ガスを
脱臭処理するためには、脱臭担体への水分の供給と、微
生物への酸素および水分の供給と、が必要とされる。
生物による臭気成分の酸化分解が不十分となり、臭気成
分は十分に酸化分解されない。特に、給気ファン等を用
いて脱臭担体に含まれる微生物へ直接酸素を供給する場
合には、脱臭担体内部の微生物への酸素の供給が不十分
となり易い。
高い場合には、臭気成分が溶解した水分の臭気成分濃度
は高くなる。このような臭気成分濃度の高い水分に対し
ては、微生物による更なる臭気成分の酸化分解が必要と
される。従って、臭気成分濃度の高い水分を微生物によ
り酸化分解処理する場合には、微生物による臭気成分の
酸化分解が不十分となり易い。
行われない場合、臭気成分が未分解の状態で、脱臭設備
の系外に排出されることとなる。このように、臭気成分
が未分解の状態で排出されると、排出された未分解の臭
気成分が二次的な臭気問題の要因となるということが考
えられる。
ものであり、臭気含有ガス中の臭気成分を、微生物を含
む脱臭担体を用いて適切に酸化分解するために、脱臭担
体に適量の水分を供給するとともに、微生物に適量の水
分および酸素を供給して、臭気含有ガスを確実に脱臭処
理する脱臭設備を提供することを目的とする。
脱臭担体を内蔵し、臭気含有ガスが脱臭担体を通過する
ことにより臭気含有ガスの脱臭処理を行う生物脱臭器
と、散布水を貯水する給水タンクと、生物脱臭器内の脱
臭担体に給水タンク内の散布水を供給する給水ポンプ
と、脱臭担体に供給される散布水の溶存酸素濃度を増加
させる溶存酸素濃度増加手段と、を備えたことを特徴と
する脱臭設備である。
布水は溶存酸素濃度増加手段により溶存酸素濃度が増加
されているので、脱臭担体に散布水を供給することによ
り、脱臭担体へ適量の水分が供給されるとともに、脱臭
担体に含まれる微生物へ適量の水分および酸素が供給さ
れる。これにより、脱臭担体を通過する臭気含有ガス
は、適切な脱臭処理が施されることとなる。
水タンク内の散布水に空気を供給するブロアを有する。
物脱臭器内の脱臭担体の上方に配置され、給水ポンプか
らの散布水をミスト状に噴出させるミストノズルを有す
る。
物脱臭器内の脱臭担体の上方に配置され、給水ポンプか
らの散布水を薄膜状に引き延ばす気液接触装置を有す
る。
邪魔板を有し、給水ポンプからの散布水は、多段の邪魔
板により薄膜状に引き延ばされる。
粒子を有し、給水ポンプからの散布水は、多段の粒子に
より薄膜状に引き延ばされる。
する。
である。ここで図1は脱臭設備を示す構成図である。
は、微生物3を含む脱臭担体2を内蔵して、臭気含有ガ
スが脱臭担体2を通過することにより臭気含有ガスを脱
臭処理する生物脱臭器5と、散布水を貯水する給水タン
ク4とを備えている。
散布水を散水して脱臭担体2に散布水を供給する散水管
23が配置され、また、生物脱臭器5内の脱臭担体2の
下方には、脱臭担体2から滴下してくる散布水を受ける
滴水受け7が設けられている。さらに、脱臭担体2の下
部には、脱臭担体2に臭気含有ガスを供給する臭気ガス
管24が取り付けられ、生物脱臭器5の上部には、脱臭
担体2において脱臭処理された処理ガスを、脱臭設備1
の系外に排出するための処理ガス管25が取り付けられ
ている。なお、生物脱臭器5内において、脱臭担体2よ
り上方の空間により散水空域30が形成されている。
は、給水管22を介して給水タンク4に接続されてお
り、また、給水管22には、給水タンク4に貯水された
散布水を給水管22を介して散水管23に送る給水ポン
プ6が取り付けられている。
けられ、散気管20は給水タンク4内に貯水された散布
水に空気を散気する。また、散気管20には通気管21
が接続され、この通気管21は給水タンク4外の大気中
に延び、通気管21にはブロア10が取り付けられてい
る。このブロア10は通気管21を介して散気管20に
空気を送り、散気管20に送られた空気は給水タンク4
に貯水された散布水に散気されて、給水タンク4に貯水
された散布水は曝気されている。これにより、給水タン
ク4に貯水された散布水は、散気管から散気される空気
中の酸素を溶解し、溶存酸素濃度が増加するようになっ
ている。
の作用について説明する。
気含有ガスは、臭気ガス管24を介して脱臭担体2の下
部に送られて、脱臭担体2の下方から上方へ通気され
る。脱臭担体2に送られた臭気含有ガスは、脱臭担体2
の水分中に溶解する。この際、臭気含有ガス中の臭気成
分が脱臭担体2に含まれる好気性微生物3により酸化分
解されて、臭気含有ガスは脱臭処理されて処理ガスとな
る。脱臭処理された処理ガスは、その後、処理ガス管2
5を経て大気中に放出される。
水は、ブロア10によって大気中の空気が通気管21お
よび散気管20を介して送られ曝気される。これによ
り、給水タンク4に貯水された散布水は、空気中の酸素
が多量に溶存して溶存酸素濃度が増加する。そして、溶
存酸素濃度が増加した散布水は、給水ポンプ6により給
水タンク4から給水管22を介して生物脱臭器5内に設
けられた散水管23に送られ、脱臭担体2に供給され
る。このようにして、脱臭担体2に散布水が供給され
て、脱臭担体2の乾燥が防がれている。
存酸素濃度が増加しているので、脱臭担体2に散布水が
供給された場合、脱臭担体2に含まれる好気性微生物3
に、散布水と、この散布水に溶存する酸素とが供給され
ることとなる。
うち、一部は脱臭担体2を通過する臭気含有ガスに持ち
去られ、残りは生物脱臭器5の下部に設けられた滴水受
け7に滴下する。滴水受け7に滴下した散布水は、その
後、排水される。
され、これにより、給水タンク4に貯水された散布水の
溶存酸素濃度は、常に、好気性微生物3にとって適切な
値に保たれている。また、給水ポンプ6も適切な時間間
隔で運転されて、常に、脱臭担体2にとって適量の水分
が確保されるとともに、脱臭担体2に含まれる好気性微
生物3にとって適量の水分および酸素が確保される。
水量や、ブロア10の運転間隔あるいは空気送風量のよ
うに、脱臭担体2への水分の供給量や好気性微生物3へ
の酸素および水分の供給量を決定する要素は、実験によ
り予め決定しておき、ブロア10や給水ポンプ6は、図
示しないタイマーにより運転が制御される。
給水タンク4の散布水を脱臭担体2へ供給することによ
り、脱臭担体2への適量の水分の供給と、好気性微生物
3への適量の酸素および水分の供給と、を確実に同時に
行うことができる。これにより、脱臭担体2への水分供
給手段、好気性微生物3への水分供給手段、および好気
性微生物3への酸素供給手段をそれぞれ別体に設ける必
要がない。
ば、適切な溶存酸素濃度を有する散布水が脱臭担体2に
供給されるので、脱臭担体2への水分の供給、および脱
臭担体2に含まれる好気性微生物3への酸素および水分
の供給が適切に行われる。これにより、脱臭担体2の乾
燥を防止することができ、脱臭担体2に乾燥による隙間
が生じることはない。また、好気性微生物3の活性を確
保することができるので、臭気成分の適切な酸化分解が
行われる。これにより、臭気含有ガスは適切な脱臭処理
が施される。さらに、脱臭担体2への水分供給手段と、
好気性微生物3への水分供給手段と、好気性微生物3へ
の酸素供給手段と、をそれぞれ別体として設ける必要が
なく、脱臭設備1全体を簡潔に構成することができる。
で図2は脱臭設備を示す構成図である。
0、通気管21、および散気管20を設置する代わり
に、散水管23にミストノズル11が取り付けられてい
る。このミストノズル11は、散水管23を流れる散布
水を微細なミスト状にして、生物脱臭器5内の散水空域
30へミスト状の散布水を散水するようにしたものであ
る。
略同一である。
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
ポンプ6により給水管22を介して散水管23へ送られ
る。散水管23内の散布水は、ミストノズル11により
微細なミスト状とされて生物脱臭器5内の散水空域30
へ散水され、散水空域30を落下して脱臭担体2に供給
される。
布水は、散水空域30を落下する際に、散水空域30中
の酸素を溶解する。この場合、散水される散布水は、ミ
ストノズル11によりミスト状とされて単位水量当たり
の表面積が大きくなっているので、散水空域30中の空
気との接触面積が大きくなる。従って、ミストノズル1
1から散水されるミスト状の散布水は、散水空域30中
の酸素を容易に溶解する。特に、ミスト状の散布水のミ
スト径が小さくなるほど、散布水の単位水量当たりの表
面積は大きくなり、単位水量当たりの散布水に溶解する
酸素量が増加して、散布水の溶存酸素濃度は増加する。
は、ミストノズル11によりミスト状となって、散水空
域30を落下する際に散水空域30中の酸素を多量に溶
解して、脱臭担体2へ供給される。これにより、脱臭担
体2にとって適量の水分が確保されるとともに、脱臭担
体2に含まれる好気性微生物3に適量の水分を供給する
ことができる。さらに、好気性微生物3に供給される散
布水は、散水空域30中の酸素を多量に溶解して好気性
微生物3にとって十分な溶存酸素濃度を有するので、好
気性微生物3には水分と同時に適量の酸素が供給される
こととなる。これにより、脱臭担体2への水分供給手
段、好気性微生物3への水分供給手段、および好気性微
生物3への酸素供給手段をそれぞれ別体に設ける必要が
ない。
存酸素濃度を決定する、例えば、散布水のミスト径を決
定するミストノズル11の形状、散水空域30の大き
さ、および散水空域30中の酸素濃度は、好気性微生物
3にとって適切な溶存酸素濃度を有するように、実験に
より予め決定しておくことが望ましい。
ば、散布水は、ミストノズル11によりミスト状とされ
て、散水空域30を落下する。この際、散布水は散水空
域30中の酸素を効率良く溶解して、脱臭担体2に供給
される。これにより、脱臭担体2への水分の供給、およ
び好気性微生物3への酸素および水分の供給が適切に行
われて、脱臭担体2の乾燥を防止することができ、好気
性微生物3の活性を確保することができるので、臭気含
有ガスを適切に脱臭処理することができる。さらに、脱
臭担体2への水分供給手段と、好気性微生物3への水分
供給手段と、好気性微生物3への酸素供給手段と、をそ
れぞれ別体として設ける必要がなく、脱臭設備1全体を
簡潔に構成することができる。
で図3は脱臭設備を示す構成図である。
およびミストノズル11を設置する代わりに、生物脱臭
器5内の散水空域30に多段の複数の邪魔板12(気液
接触装置)を配置するとともに、邪魔板12と脱臭担体
2の間の散水空域30に多段の複数の粒子13(気液接
触装置)を配置したものである。また、給水管22は、
生物脱臭器5内の多段の邪魔板12の上方に接続されて
いる。
略同一である。
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
ポンプ6により給水管22を介して生物脱臭器5内の多
段の複数の邪魔板12の上方に送られる。邪魔板12の
上方に送られた散布水は、各邪魔板12に沿って薄膜状
に引き延ばされて、下段の邪魔板12へ送られる。この
ように、多段の複数の邪魔板12の上方に送られた散布
水は、多段の複数の邪魔板12に沿って薄膜状に引き延
ばされて下方に送られることとなる。
れ薄膜状にされることにより、その単位水量当たりの表
面積が大きくなる。このように単位水量当たりの表面積
が大きくなった散布水は、散水空域30中の空気との接
触面積が大きくなるので、散水空域30中の酸素を容易
に溶解することができる。これにより、散布水は、多段
の邪魔板12に沿って下方に送られる間、散水空域30
中の酸素を容易に溶解して溶存酸素濃度が増加する。
水は、その後、邪魔板12と脱臭担体2との間に設置さ
れた多段の複数の粒子13へ送られる。多段の複数の粒
子13に送られた散布水は、各粒子13の表面に沿って
薄膜状に引き延ばされて、下方へ送られる。
れ薄膜状にされることにより、その単位水量当たりの表
面積が大きくなり、散水空域30中の空気との接触面積
が大きくなる。これにより、粒子13に沿って下方に送
られる散布水は、散水空域30中の酸素を容易に溶解し
て溶存酸素濃度が増加する。
の複数の邪魔板12と、多段の複数の粒子13とによっ
て薄膜状に引き延ばされるので、散水空域30中の酸素
を容易に溶解することができる。散布水は、その後、邪
魔板12および粒子13の下方に設置された脱臭担体2
に送られる。これにより、脱臭担体2に供給される散布
水は、多量の酸素を溶存することとなる。特に、薄膜状
の散布水の厚さが薄くなるほど、単位水量当たりの表面
積は大きくなり、散布水は多量の酸素を溶解して溶存酸
素濃度が増加する。また、邪魔板12の段数および粒子
13の段数を多くして、散布水の散水空域30中の移動
時間を長くするほど、散布水と散水空域30中の空気と
の接触時間が長くなるので、散布水は多量の酸素を溶解
して溶存酸素濃度が増加する。
板12および多段の複数の粒子13により薄膜状とされ
て、散水空域30を移動する際に散水空域30中の酸素
を多量に溶解して、脱臭担体2へ供給される。これによ
り、脱臭担体2にとって適量の水分が確保されるととも
に、脱臭担体2に含まれる好気性微生物3に適量の水分
を供給することができる。さらに、好気性微生物3に供
給される散布水は、散水空域30中の酸素を多量に溶解
して好気性微生物3にとって十分な溶存酸素濃度を有す
るので、好気性微生物3には水分と同時に適量の酸素が
供給されることとなる。また、本発明によれば、脱臭担
体2への水分供給手段と、好気性微生物3への水分供給
手段と、好気性微生物3への酸素供給手段と、をそれぞ
れ別体として設ける必要がない。
存酸素濃度を決定する、例えば、邪魔板12の段数、粒
子13の段数、邪魔板12および粒子13に送られる散
布水の膜厚は、好気性微生物3にとって適切な溶存酸素
濃度を有するように、実験により予め決定しておくこと
が望ましい。また、気液接触装置は、邪魔板12や粒子
13に限定されず、板状のバッフルやリング状等の充填
物等のように、気液接触装置を流れる散布水と散水空域
30中の空気とが適切に接触するような形状の物を有し
ていてもよい。
ば、多段の複数の邪魔板12および多段の複数の粒子1
3により薄膜状とされて、散水空域30を移動する際に
効率良く散水空域30中の酸素を溶解した散布水が、脱
臭担体2に供給される。これにより、脱臭担体2への水
分の供給、および好気性微生物3への酸素および水分の
供給が適切に行われて、脱臭担体2の乾燥を防止するこ
とができ、また、好気性微生物3の活性を確保すること
ができるので、臭気含有ガスは適切に脱臭処理が施され
る。さらに、脱臭担体2への水分供給手段、好気性微生
物3への水分供給手段、および好気性微生物3への酸素
供給手段をそれぞれ別体に設ける必要がなく、脱臭設備
1全体を簡潔に構成することができる。
脱臭担体に供給される散布水は、溶存酸素濃度増加手段
により溶存酸素濃度が増加されているので、脱臭担体へ
の水分の供給と同時に、脱臭担体に含まれる微生物への
水分および酸素の供給を行うことができる。これによ
り、脱臭設備に送られる臭気含有ガス中の臭気成分は、
脱臭担体に含まれる微生物により適切に酸化分解され
る。このため、臭気含有ガスの脱臭処理を適切に行うこ
とができ、また、脱臭設備の構成を簡潔にすることがで
きる。
す構成図。
す構成図。
す構成図。
Claims (6)
- 【請求項1】微生物を含む脱臭担体を内蔵し、臭気含有
ガスが脱臭担体を通過することにより臭気含有ガスの脱
臭処理を行う生物脱臭器と、 散布水を貯水する給水タンクと、 生物脱臭器内の脱臭担体に給水タンク内の散布水を供給
する給水ポンプと、 脱臭担体に供給される散布水の溶存酸素濃度を増加させ
る溶存酸素濃度増加手段と、を備えたことを特徴とする
脱臭設備。 - 【請求項2】溶存酸素濃度増加手段は、給水タンク内の
散布水に空気を供給するブロアを有することを特徴とす
る請求項1記載の脱臭設備。 - 【請求項3】溶存酸素濃度増加手段は、生物脱臭器内の
脱臭担体の上方に配置され、給水ポンプからの散布水を
ミスト状に噴出させるミストノズルを有することを特徴
とする請求項1記載の脱臭設備。 - 【請求項4】溶存酸素濃度増加手段は、生物脱臭器内の
脱臭担体の上方に配置され、給水ポンプからの散布水を
薄膜状に引き延ばす気液接触装置を有することを特徴と
する請求項1記載の脱臭設備。 - 【請求項5】気液接触装置は、多段の邪魔板を有し、 給水ポンプからの散布水は、多段の邪魔板により薄膜状
に引き延ばされることを特徴とする請求項4記載の脱臭
設備。 - 【請求項6】気液接触装置は、多段の粒子を有し、 給水ポンプからの散布水は、多段の粒子により薄膜状に
引き延ばされることを特徴とする請求項4記載の脱臭設
備。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001180222A JP4263857B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 脱臭設備 |
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---|---|---|---|
JP2001180222A JP4263857B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 脱臭設備 |
Publications (2)
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JP2002369871A true JP2002369871A (ja) | 2002-12-24 |
JP4263857B2 JP4263857B2 (ja) | 2009-05-13 |
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ID=19020674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001180222A Expired - Fee Related JP4263857B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 脱臭設備 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP4263857B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007260651A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | National Agriculture & Food Research Organization | 悪臭中の窒素回収方法 |
JP2014018779A (ja) * | 2012-07-23 | 2014-02-03 | National Agriculture & Food Research Organization | 脱臭装置 |
-
2001
- 2001-06-14 JP JP2001180222A patent/JP4263857B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007260651A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | National Agriculture & Food Research Organization | 悪臭中の窒素回収方法 |
JP2014018779A (ja) * | 2012-07-23 | 2014-02-03 | National Agriculture & Food Research Organization | 脱臭装置 |
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---|---|
JP4263857B2 (ja) | 2009-05-13 |
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