JP2002369488A - 電磁駆動モータ及びそれを有する電磁駆動絞り装置 - Google Patents

電磁駆動モータ及びそれを有する電磁駆動絞り装置

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JP2002369488A
JP2002369488A JP2001171458A JP2001171458A JP2002369488A JP 2002369488 A JP2002369488 A JP 2002369488A JP 2001171458 A JP2001171458 A JP 2001171458A JP 2001171458 A JP2001171458 A JP 2001171458A JP 2002369488 A JP2002369488 A JP 2002369488A
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Takashi Suzuki
隆司 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化製品への展開等、種々の製品への搭載
条件に十分対応した電磁駆動モータ及びそれを有する電
磁駆動絞り装置を得ること。 【解決手段】 複数の着磁部を設けたロータと、該ロー
タの着磁部に対面する磁極部を有するステータと、該ス
テータの外周部に巻回され、前記ロータを回転させる為
の磁力を発生させるコイルと、を備えた電磁駆動モータ
において、前記ロータは、回転軸方向に第一の外径部
と、該第一の外径部より大きな径を成す第二の外径部と
を有し、該ロータの回転軸方向に対して垂直方向に該第
一の外径部と該第二の外径部とをつなぐ端面部と、を有
し、該ロータの複数の着磁部は、該第一の外径部の外周
に着磁を施された第一の着磁部と、該端面部に該第一の
着磁部と同極同位相にて着磁を施された第二の着磁部
と、を含み、前記ステータの磁極部は、前記ロータの第
一の着磁部と前記ロータの第二の着磁部との両方に対面
して配置していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁駆動モータ及
びその電磁駆動モータを搭載した電磁駆動装置並びに電
磁駆動絞り装置に関し、ビデオカメラ、デジタルカメ
ラ、フィルム用カメラ等の光学機器に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば駆動源にステッピング
モータを使用した電磁駆動絞り装置が、特開平3−20
7254号公報で提案されている。特開平3−2072
54号公報では、ステータヨーク及びコイルがロータの
回転軸線方向に対してラジアル方向に配置してユニット
化されたステッピングモータが、絞り羽根を駆動する作
動部材を内蔵した絞り装置上に該絞り装置に対して出っ
張る形にて配置しているのが一般的である。この為に、
この電磁駆動絞り装置を製品(レンズ鏡筒、カメラ等)
に搭載する場合にはスペース的に非常に不利になり、近
年での小型化が要望されている製品への対応に支障をき
たしているのが現状である。
【0003】これに対応する為には電磁駆動モータの出
っ張りをなるべく少なくすることが必要となる。その方
法のひとつとして電磁駆動モータ自体を絞り装置内に極
力収納する構成が考えられる。この方法を達成する為に
は電磁駆動モータ(ステッピングモータ)として小型化
を図ることが必須である。
【0004】そこで、電磁駆動モータ構成としては、ス
テータの積層化廃止(一枚のステータで構成)、ロータ
マグネット部の薄型化等を実行すれば対応可能である
が、その構成(小型化)への展開での弊害としてはモー
タパワー不足があげられる。この対策としては、ロータ
マグネットの材質変更(ネオジウム、サマリウム等)等
でのパワーアップを図ることでの対応が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、ロー
タマグネットの材質変更は非常に高価であり、近年の安
価な製品の要求には十分に対応出来ない結果となってし
まうという問題点があった。
【0006】一方、小型化した製品への対応に関して
も、電磁駆動モータ自体を絞り装置内に収納する方法に
おいては、どうしてもステータヨークの外周に巻回され
ているコイルが、ステータヨーク外周より出っ張ること
になる。
【0007】この部分の小型化を考えると、コイル巻数
を減少、またはステータヨークの板厚削減を図る必要が
あり、いずれもモータとしてのパワーダウンは否めず
(ステータヨークの板厚削減に関しては、ロータとの対
向面積が減少する)、モータの性能が低下する傾向があ
った。
【0008】本発明は、モータのパワーアップ及びその
小型化を図り、狭い空間内に効率良く収納することがで
き、それをレンズ鏡筒やカメラ全体等に適用したとき、
それらの小型化を容易に図ることができる電磁駆動モー
タ及びそれを有する電磁駆動絞り装置の提供を目的とす
る。
【0009】この他本発明は、例えば絞り装置等のユニ
ットに対して出っ張りのほとんど無い形で搭載可能であ
り、かつ安価で性能ダウンをも発生させない電磁駆動モ
ータ及び、その電磁駆動モータを製品搭載する際におい
ての搭載条件に十分に対応した電磁駆動装置及び電磁駆
動絞り装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電磁駆
動モータは、複数の着磁部を設けたロータと、該ロータ
の着磁部に対面する磁極部を有するステータと、該ステ
ータの外周部に巻回され、前記ロータを回転させる為の
磁力を発生させるコイルと、を備えた電磁駆動モータに
おいて、前記ロータは、回転軸方向に第一の外径部と、
該第一の外径部より大きな径を成す第二の外径部とを有
し、該ロータの回転軸方向に対して垂直方向に該第一の
外径部と該第二の外径部とをつなぐ端面部と、を有し、
該ロータの複数の着磁部は、該第一の外径部の外周に着
磁を施された第一の着磁部と、該端面部に該第一の着磁
部と同極同位相にて着磁を施された第二の着磁部と、を
含み、前記ステータの磁極部は、前記ロータの第一の着
磁部と前記ロータの第二の着磁部との両方に対面して配
置していることを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記ロータの第二の外径部の回転軸方向の厚さは、
前記ステータに巻回されたコイルの出っ張り量寸法内に
設定していることを特徴としている。
【0012】請求項3の発明の電磁駆動装置は、複数の
着磁部を設けたロータと、該ロータの着磁部に対面する
磁極部を有するステータと、該ステータの外周部に巻回
され、前記ロータを回転させる為の磁力を発生させるコ
イルと、前記ロータの回転により該ロータの回転軸と略
平行な軸の回りで回転駆動される回転部材と、を備えた
電磁駆動装置において、前記ロータは、回転軸方向に第
一の外径部と、該第一の外径部より大きな径を成す第二
の外径部とを有し、該ロータの回転軸方向に対して垂直
方向に該第一の外径部と該第二の外径部とをつなぐ端面
部と、を有し、該ロータの複数の着磁部は、該第一の外
径部の外周に着磁を施された第一の着磁部と、該端面部
に該第一の着磁部と同極同位相にて着磁を施された第二
の着磁部と、を含み、前記ステータの磁極部は、前記ロ
ータの第一の着磁部と前記ロータの第二の着磁部との両
方に対面して配置しており、前記ロータの第二の外径部
の回転軸方向の厚さは、前記ステータに巻回されたコイ
ルの出っ張り量寸法内に設定していることを特徴として
いる。
【0013】請求項4の発明の電磁駆動絞り装置は、内
周に撮影光が通過する開口部を有した第一の固定部材
と、該撮影光の通過光量を調節する為の複数の絞り羽根
と、該複数の絞り羽根を駆動する為の回転部材と、内周
に撮影光が通過する開口部を有すると共に前記絞り羽根
と前記回転部材を前記第一の固定部材との間に挟み込む
形で保持する第二の固定部材と、外周に複数着磁された
着磁部を有し、かつ、前記回転部材を回転させる為の回
転出力部を有したロータと、該ロータの着磁部に対面す
る磁極部を有するステータと、該ステータの外周部に巻
回され、前記ロータを回転させる為の磁力を発生させる
コイルと、を備えた電磁駆動絞り装置において、前記ロ
ータは、回転軸方向に第一の外径部と、該第一の外径部
より大きな径を成す第二の外径部とを有し、該ロータの
回転軸方向に対して垂直方向に該第一の外径部と該第二
の外径部とをつなぐ端面部と、を有し、該ロータの複数
の着磁部は、該第一の外径部の外周に着磁を施された第
一の着磁部と、該端面部に該第一の着磁部と同極同位相
にて着磁を施された第二の着磁部と、を含み、前記ステ
ータの磁極部は、前記ロータの第一の着磁部と前記ロー
タの第二の着磁部との両方に対面して配置しており、前
記ロータの第二の外径部の回転軸方向の厚さは、前記ス
テータに巻回されたコイルの出っ張り量寸法内に設定と
したことを特徴としている。
【0014】請求項5の発明のレンズ鏡筒は、請求項4
の電磁駆動絞り装置を具備していることを特徴としてい
る。
【0015】請求項6の発明の光学機器は、請求項5の
レンズ鏡筒を具備していることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電磁駆動モータを
有する電磁駆動装置と、それを具備した電磁駆動絞り装
置の分解斜視図である。
【0017】電磁駆動絞り装置Cは、符号Aで表示され
ている電磁駆動モータ(ステッピングモータ)と符号B
で表示されている絞り装置を有している。尚、絞り装置
Bに電磁駆動モータAが装着されることで、電磁駆動モ
ータAの回転出力が絞り装置Bに伝達可能となり、絞り
を開閉する構成である。また、図2は図1の電磁駆動モ
ータ(ステッピングモータ)Aの断面図、図3、図4は
電磁駆動絞り装置Cのレイアウト関係を示した詳細図で
ある。
【0018】まず電磁駆動絞り装置Cの電磁駆動モータ
Aの構成を説明する。
【0019】図1において、1は、例えばケイ素鋼板に
て作られた断面形状が略コの字形状を成す第1のステー
タである。該第1のステータ1には第1及び第2の伸長
部1a、1bが設けられ、該伸長部1a、1bの先端部
には、それぞれ後述するロータ5の着磁部5d、5fと
所定の空隙を介して対向する第1及び第2の磁極部1
c、1dが設けられている。
【0020】尚、第1のステータ1の第1及び第2の磁
極部1c、1dはそれぞれ電気角で略90°の開角を有
するとともに、互いに電気角で180°離間されてい
る。
【0021】2は第1のステータ1の伸長部1aに装着
される第1のコイルである。該第1のコイル2は、プラ
スチックで作られたボビン2aに銅線2bを巻き回し、
前記ボビン2aに圧入された端子2c、2dに銅線2b
の両端、すなわち巻き始めと巻き終りを半田付け等の手
段により、電気的に接続して成るものである。
【0022】3は第2のステータである。該第2のステ
ータ3は前記第1のステータ1と同様に例えばケイ素鋼
板にて作られ、断面形状が略コの字形状を成している。
また、第2のステータ3には第1及び第2の伸長部3
a、3bが設けられ、該伸長部3a、3bの先端部に
は、それぞれ後述するロータ5の着磁部5d、5fと所
定の空隙を介して対向する第1及び第2の磁極部3c、
3dが設けられている。
【0023】尚、第2のステータ3の第1及び第2の磁
極部3c、3dはそれぞれ電気角で略90°の開角を有
するとともに、互いに電気角で180°離間されてい
る。
【0024】4は第2のステータ3の伸長部3aに装着
される第2のコイルである。該第2のコイル4は、前記
第1のコイル2と同様にプラスチックで作られたボビン
4aに銅線4bを巻き回し、前記ボビン4aに圧入され
た端子4c、4dに銅線4bの両端、すなわち巻き始め
と巻き終りを半田付け等の手段により、電気的に接続し
て成る。尚、第1コイル2の端子2c、2d、第2コイ
ル4の端子4c、4dが図示せぬドライブ回路に接続さ
れることで電磁駆動モータとして駆動可能となる。
【0025】5は電磁駆動モータの駆動源となるロータ
であり、該ロータ5には、回転軸5a、5bが一体成形
されており、また回転軸5bの先端部にはギア(回転出
力部)5cが一体成形されている。
【0026】また、図2にてわかるように該ロータ5に
は第一の外径部5dと、該第一の外径部5dより大きな
径を成す第二の外径部5eと、該ロータ5の回転軸5a
方向に対して垂直方向に該第一の外径部5dと該第二の
外径部5eとをつなぐ端面部5fとを有し、該第一の外
径部5dの外周には第一の着磁部(今後第一の着磁部を
5dとして説明する)、該端面部5fには第二の着磁部
(今後第二の着磁郎を5fとして説明する)が、それぞ
れ同極同位相でかつ6極の磁極ができる様に形成されて
いる。
【0027】この第一の着磁部5dと第二の着磁部5f
に対して前記第一のステータ1の磁極部1c、1d及び
第二のステータ3の磁極部3c、3dが所定の空隙を介
して対向している為、モータのパワーとしては、 (第一の着磁部5dの磁束量)+(第二の着磁部5fの
磁束量) の2箇所で発生することになる。これによってパワーア
ップを図っている。
【0028】一方、図2にてわかるように、前記ロータ
5の第二の外径部5eのロータ回転軸方向5aの厚さ
を、第一のステータ1と第二のステータ3に巻回された
コイル2、4の出っ張り量寸法内に収納可能に設定とし
たことで、ロータ5がモータの回転軸方向に出っ張って
しまうことがない。これによって、所定の空間内に効率
良く、収納できるようにしている。
【0029】6は、例えばプラスチックにより一体成形
で作られたモータ固定部材であり、該モータ固定部材6
には前記ロータ5の回転軸5aを嵌合する穴6a、前記
ボビン2aの端子2c、2d、ボビン4aの端子4c、
4dを貫通させる穴6b、6c、6d、6eを有してい
る。また該モータ固定部材6は周知(接着、圧入等)の
方法にて第一のステータ1、第二のステータ3を支持す
ると共に、このモータ固定部材6を周知の方法(接着、
ビス止め等)により後述する環状地板11に固定するこ
とで前記ロータ5の回転軸5aをモータ固定部材6の穴
6aに、また該ロータ5の回転軸5bを後述する回転部
材12の穴12bに嵌合させ、前記ロータ5自体を回転
自在に軸支可能としている。
【0030】次に前述した電磁駆動モータ(ステッピン
グモータ)Aを搭載した電磁駆動絞り装置Cでの絞り装
置Bについて説明する。
【0031】11は導電性の環状地板(第1の固定部
材)で、中央に撮影光が通過する開口を有し、環状地板
11には前述した電磁駆動モータAが接着、ビス止め等
の方法で固定される(実際には、前述したようにモータ
固定部材6が環状地板11に接着、ビス止め等の周知の
方法にて固定される)。
【0032】12は絶縁部材である環状のカム板(第2
の固定部材)であり、カム板12には周知の複数本の絞
りカム12aが切られている。
【0033】13は複数枚の絞り羽根であり、カム板1
2の絞りカム12aに各絞り羽根13の裏面のダボ13
aが嵌合している。
【0034】14は光軸(撮影レンズの光軸)を中心に
回転する回転部材であり、中央に撮影光が通過する開口
を有し、回転部材14に設けられた複数の穴14aには
各絞り羽根13の表面ダボ13bがそれぞれ嵌合してい
る。
【0035】また、該回転部材14にはフランジ部14
bが形成され、該フランジ部14bは前記環状地板11
の内径部11aに嵌合することで回転部材14は環状地
板11に回転自在に支持されている。また、回転部材1
4の外周部にはギア部(回転出力部)14cが設けられ
ており、ギア部14cは前記電磁駆動モータA内のロー
タ5のギア5cと噛み合うように構成されている。これ
によってモータの駆動力が回転部材14に伝達されるよ
うにしている。
【0036】さらに、回転部材14には突起部14dが
設けられており、突起部14dは環状地板11に設けら
れた長穴11bに対して周方向に移動可能に挿入されて
いる。
【0037】一方、前記カム板12には鈎部12cが全
部で3ヵ所設けられており、鈎部12cが環状地板11
の3ヵ所の切欠部11cに係合されることにより回転部
材14を挟み、環状地板11、カム板12、絞り羽根1
3及び回転部材14をユニット化して絞り装置Bが構成
されている。
【0038】この絞り装置Bは絞り開放か否かを検出す
るスイッチを備えている。
【0039】15はスイッチの−構成要素である導電部
材のバネであり、カム板12に一体的に設けられたスイ
ッチ取付け部12dに挿入され、一端がカム板12の突
起部12eに、他端は環状地板11に植設したスイッチ
ピン16に、それぞれ係止されている。スイッチピン1
6は導電部材であり、環状地板11に加締められること
で環状地板11と常時導通されている。
【0040】即ち、環状地板11自体が電気的にグラン
ドになり、立ち曲げ部11dとバネ15との係合による
電気的信号バネ15とスイッチピン16の接触、非接触
で検知することによりスイッチを構成している。このス
イッチの接触、非接触は回転部材14の突起部14dで
絞り開放になった時、バネ15とスイッチピン16との
接触を断たせスイッチがOFFするようバネ15の一端
と衝突させる構成になっている。以上が絞り装置Bの構
成である。
【0041】以上の構成による作動を説明する。まず電
磁駆動モータAを回転させる為に前記第一のコイル2の
端子2c、2d及び前記第二のコイル4の端子4c、4
dにそれぞれ周知の電気信号を与えると電磁駆動モータ
Aが回転するのは周知である。
【0042】尚、この際、前述したように前記第一のス
テータ1及び前記第二のステータ3は、ロータ5の第一
の着磁部5d、第二の着磁部5fと対向している為、モ
ータとしては、 (該第一の着磁部5dの磁束量)+(該第二の着磁部5
fの磁束量) の2箇所で回転力が与えられる為、小型なモータでもパ
ワーアップが図れている構成となっている。
【0043】そしてこの電磁駆動モータAが回転すると
その出力はロータ5のギア5cにより回転部材14のギ
ア部14cに伝達され、回転部材14を所定角度回転さ
せる。
【0044】この回転部材14の回転によって絞り羽根
13の表面ダボ13bは回転方向に移動される。そして
絞り羽根13の裏面ダボ13aはカム板12に設けられ
た絞りカム12aと相対関係により、絞り羽根13を開
方向もしくは閉方向に揺動させて周知の絞り開閉動作を
行い、露出調節が行われる。
【0045】以上が電磁駆動絞り装置の構成、作動であ
る。
【0046】次に電磁駆動絞り装置の配置(レイアウ
ト)について説明する。
【0047】図3は電磁駆動絞り装置を平面方向から見
た図であり、図4はその部分の断面図である。尚、図3
には以降の説明をし易くする為に環状地板11、カム板
12等の図を省略している。
【0048】図1において、第一のステータ(第1のス
テータヨーク)1及び第二のステータ(第2のステータ
ヨーク)3はロータ5の第一の着磁部5d及び第二の着
磁部5fに対して電気角で(90+180×m)゜(こ
こで、mは0または正の整数である)離間して配置され
ている。
【0049】尚、図3の場合においては、第一のステー
タ1及び第二のステータ3の離間角度は回転部材14の
回転中心側において電気角で450°(θ2)となるよ
うに構成されており、その反対側(回転部材14の外周
側)では電気角で270°(θ1)となるように構成さ
れている。即ち、回転部材14の回転中心側での第一の
ステータ1及び第二のステータ3の離間角度を広く設定
してある為、実質的に第一のステータ1の伸長部3a及
び第二のステータ3のそれぞれの伸長部3aに装着され
たコイル2、4を平面的に回転部材14の外径より大方
向に配置することが可能となる。
【0050】従って、平面的にコイル2、4を回転部材
14の回転軌跡外に配置でき(平面的にコイル2、4と
回転部材14の干渉が無くなる)、かつ、このことによ
り図4で示すように回転部材14のスラスト方向に対し
てコイル2、4をオーバーラップして配置することが可
能となる為、絞り装置Bに対して電磁駆動モータ(ステ
ッピングモータ)Aの出っ張る量を極力少なくすること
が可能(スラスト長の短い構成が可能)となる。
【0051】また、前述したように、前記ロータ5の第
二の外径部5eのロータ回転軸5a方向の厚さを、第一
のステータ1と第二のステータ3に巻回されたコイル
2、4の出っ張り量寸法内に収納可能に設定している
為、ロータ5がモータとして回転軸方向に出っ張ってし
まうことがなく、絞り装置Bに対して電磁駆動モータ
(ステッピングモータ)Aの出っ張る量を極力少なくす
ることが可能となる。
【0052】以上説明したように、本実施形態の電磁駆
動モータによれば、複数の着磁部5d、5fを設けたロ
ータ5と、該ロータ5の着磁部5d、5fに対面する磁
極部1cを有するステータ1と、該ステータ1の外周部
に巻回され、前記ロータ5を回転させる為の磁力を発生
させるコイル2と、を備え、前記ロータ5は、回転軸方
向に第一の外径部5dと、該第一の外径部5dより大き
な径を成す第二の外径部5eとを有し、該ロータ5の回
転軸方向5aに対して垂直方向に該第一の外径部5dと
該第二の外径部5eとをつなぐ端面部5fと、を有し、
該ロータ5の複数の着磁部は、該第一の外径部5dの外
周に着磁を施された第一の着磁部と、該端面部5fに該
第一の着磁部5dと同極同位相にて着磁を施された第二
の着磁部5fと、を含み、前記ステータ1の磁極部1c
は、前記ロータ5の第一の着磁部5dと前記ロータ5の
第二の着磁部5fとの両方に対面して配置されたこと
で、ステータ1はロータ5に対してラジアル方向(第一
の着磁部5dと対面)及びスラスト方向(第二の着磁部
5fと対面)においても該ロータ5の着磁部と対面して
いる為、ロータの磁束をより多くステータ1に取り入れ
ることができ、モータパワー不足を補うことが可能とな
り、即ち小型化によるモータ性能ダウンを発生させない
電磁駆動モータが達成している。これによって小型化製
品への展開等、種々の製品への搭載条件に十分対応した
電磁駆動モータを得ている。
【0053】又、本実施形態の電磁駆動モータによれ
ば、前記ロータ5の第二の外径部5eの回転軸5a方向
の厚さは、前記ステータ1に巻回されたコイル2の出っ
張り量寸法内に設定している。
【0054】これによって、ロータ5に設けた第二の着
磁部5fをステータに対してコイルが出っ張る部分内に
配置できる為、ロータ部の出っ張りの無い形でステータ
がロータの第一の着磁部5dと第二の着磁部5fの2箇
所と対面することによるモータのパワーアップを図るこ
とができ、即ちモータの性能ダウンを発生させずに小型
化が図られた電磁駆動モータを得ている。
【0055】又、本実施形態の電磁駆動装置によれば、
複数の着磁部を設けたロータと、該ロータの着磁部に対
面する磁極部を有するステータと、該ステータの外周部
に巻回され、前記ロータを回転させる為の磁力を発生さ
せるコイルと、前記ロータの回転により該ロータの回転
軸と略平行な軸の回りで回転駆動される回転部材14
と、を備え、前記ロータは、回転軸方向に第一の外径部
と、該第一の外径部より大きな径を成す第二の外径部と
を有し、該ロータの回転軸方向に対して垂直方向に該第
一の外径部と該第二の外径部とをつなぐ端面部と、を有
し、該ロータの複数の着磁部は、該第一の外径部の外周
に着磁を施された第一の着磁部と、該端面部に該第一の
着磁部と同極同位相にて着磁を施された第二の着磁部
と、を含み、前記ステータの磁極部は、前記ロータの第
一の着磁部と前記ロータの第二の着磁部との両方に対面
して配置され、かつ、前記ロータの第二の外径部5eの
回転軸5a方向の厚さを、前記ステータ1に巻回された
コイル2の出っ張り量寸法内に収納可能な寸法に設定し
ている。
【0056】これによって、ステータ1がロータ5の第
一の着磁部5dと第二の着磁部5fの2箇所と対面する
ことによるモータのパワーアップが図られた電磁駆動モ
ータを電磁駆動装置内に収納している。
【0057】又、ロータ5に設けた第二の着磁部5fを
ステータ1に対してコイル2が出っ張る部分内に配置し
て、電磁駆動装置内に電磁駆動モータをほぼ出っ張りの
無い形で収納しており、これにより小型化製品への展開
等、種々の製品への搭載条件に十分対応した電磁駆動装
置を得ている。
【0058】又、本実施形態の電磁駆動絞り装置によれ
ば、内周に撮影光が通過する開口部を有した第一の固定
部材11と、該撮影光の光量を調節する為の複数の絞り
羽根13と、該複数の絞り羽根13を駆動する為の回転
部材14と、内周に撮影光が通過する開口部を有すると
共に前記絞り羽根13と前記回転部材14を前記第一の
固定部材11との間に挟み込む形で保持する第二の固定
部材12と、外周に複数着磁された着磁部5d、5fを
有する一方、前記回転部材14を回転させる為の回転出
力部5cを有したロータ5と、該ロータ5の着磁部5
d、5fに対面する磁極部1c、1dを有するステータ
1と、該ステータ1の外周部に巻回され、前記ロータを
回転させる為の磁力を発生させるコイル2と、を備え、
前記ロータは、回転軸方向に第一の外径部と、該第一の
外径部より大きな径を成す第二の外径部とを有し、該ロ
ータの回転軸方向に対して垂直方向に該第一の外径部と
該第二の外径部とをつなぐ端面部と、を有し、該ロータ
の複数の着磁部は、該第一の外径部の外周に着磁を施さ
れた第一の着磁部と、該端面部に該第一の着磁部と同極
同位相にて着磁を施された第二の着磁部と、を含み、前
記ステータの磁極部は、前記ロータの第一の着磁部と前
記ロータの第二の着磁部との両方に対面して配置され、
かつ、前記ロータの第二の外径部の回転軸方向の厚さ
は、前記ステータに巻回されたコイルの出っ張り量寸法
内に設定している。
【0059】これにより、ステータ1がロータ5の第一
の着磁部5dと第二の着磁部5fの2箇所と対面するこ
とによるモータのパワーアップが図られた電磁駆動モー
タを電磁駆動絞り装置内に収納している。
【0060】一方、ロータ5に設けた第二の着磁部5f
をステータ1に対してコイル2が出っ張る部分内に配置
し、電磁駆動絞り装置内に電磁駆動モータをほぼ出っ張
りの無い形で収納している。
【0061】これによって、小型化製品への展開等、種
々の製品への搭載条件に十分対応した電磁駆動装置を得
ている。
【0062】次に本発明の電磁駆動絞り装置を有するレ
ンズ鏡筒とそれを具備した光学機器として、レンズシャ
ッター形式のコンパクトカメラの実施形態を図5を用い
て説明する。
【0063】図5において、110はコンパクトカメラ
本体、111は本発明の電磁駆動絞り装置を用いたレン
ズ鏡筒、112はカメラ本体に内蔵されたストロボ、1
13は外部式ファインダー、114はシャッターボタン
である。
【0064】このように本発明のレンズ鏡筒をレンズシ
ャッターカメラ等の光学機器に適用することにより、小
型の光学機器を実現している。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、モータのパワーアップ
及びその小型化を図り、狭い空間内に効率良く収納する
ことができ、それをレンズ鏡筒やカメラ全体等に適用し
たとき、それらの小型化を容易に図ることができる電磁
駆動モータ及びそれを有する電磁駆動絞り装置を達成す
ることができる。
【0066】この他本発明によれば、例えば絞り装置等
のユニットに対して出っ張りのほとんど無い形で搭載可
能であり、かつ安価で性能ダウンをも発生させない電磁
駆動モータ及び、その電磁駆動モータを製品搭載する際
においての搭載条件に十分に対応した電磁駆動装置及び
電磁駆動絞り装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電磁駆動絞り装置の分解斜視図
【図2】 図1における電磁駆動モータの断面図
【図3】 図1における電磁駆動絞り装置のレイアウト
関係を示した詳細図
【図4】 図1における電磁駆動絞り装置のレイアウト
関係を示した詳細図
【図5】 本発明の光学機器の要部概略図
【符号の説明】
1 第一のステータ 2 第一のコイル 3 第二のステータ 4 第二のコイル 5 ロータ 5d 第一の外径部(第一の着磁部) 5e 第二の外径部 5f 端面部(第二の着磁部) 6 モータ固定部材 11 環状地板 12 カム板 13 絞り羽根 14 回転部材 A 電磁駆動モータ B 絞り装置 110 カメラ本体 111 レンズ鏡筒 112 ストロボ 113 外部式ファインダー 114 シャッターボタン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の着磁部を設けたロータと、該ロー
    タの着磁部に対面する磁極部を有するステータと、該ス
    テータの外周部に巻回され、前記ロータを回転させる為
    の磁力を発生させるコイルと、を備えた電磁駆動モータ
    において、 前記ロータは、回転軸方向に第一の外径部と、該第一の
    外径部より大きな径を成す第二の外径部とを有し、該ロ
    ータの回転軸方向に対して垂直方向に該第一の外径部と
    該第二の外径部とをつなぐ端面部と、を有し、該ロータ
    の複数の着磁部は、該第一の外径部の外周に着磁を施さ
    れた第一の着磁部と、該端面部に該第一の着磁部と同極
    同位相にて着磁を施された第二の着磁部と、を含み、前
    記ステータの磁極部は、前記ロータの第一の着磁部と前
    記ロータの第二の着磁部との両方に対面して配置してい
    ることを特徴とする電磁駆動モータ。
  2. 【請求項2】 前記ロータの第二の外径部の回転軸方向
    の厚さは、前記ステータに巻回されたコイルの出っ張り
    量寸法内に設定していることを特徴とする請求項1の電
    磁駆動モータ。
  3. 【請求項3】 複数の着磁部を設けたロータと、該ロー
    タの着磁部に対面する磁極部を有するステータと、該ス
    テータの外周部に巻回され、前記ロータを回転させる為
    の磁力を発生させるコイルと、 前記ロータの回転により該ロータの回転軸と略平行な軸
    の回りで回転駆動される回転部材と、を備えた電磁駆動
    装置において、 前記ロータは、回転軸方向に第一の外径部と、該第一の
    外径部より大きな径を成す第二の外径部とを有し、該ロ
    ータの回転軸方向に対して垂直方向に該第一の外径部と
    該第二の外径部とをつなぐ端面部と、を有し、該ロータ
    の複数の着磁部は、該第一の外径部の外周に着磁を施さ
    れた第一の着磁部と、該端面部に該第一の着磁部と同極
    同位相にて着磁を施された第二の着磁部と、を含み、前
    記ステータの磁極部は、前記ロータの第一の着磁部と前
    記ロータの第二の着磁部との両方に対面して配置してお
    り、前記ロータの第二の外径部の回転軸方向の厚さは、
    前記ステータに巻回されたコイルの出っ張り量寸法内に
    設定していることを特徴とする電磁駆動装置。
  4. 【請求項4】 内周に撮影光が通過する開口部を有した
    第一の固定部材と、該撮影光の通過光量を調節する為の
    複数の絞り羽根と、該複数の絞り羽根を駆動する為の回
    転部材と、内周に撮影光が通過する開口部を有すると共
    に前記絞り羽根と前記回転部材を前記第一の固定部材と
    の間に挟み込む形で保持する第二の固定部材と、外周に
    複数着磁された着磁部を有し、かつ、前記回転部材を回
    転させる為の回転出力部を有したロータと、該ロータの
    着磁部に対面する磁極部を有するステータと、該ステー
    タの外周部に巻回され、前記ロータを回転させる為の磁
    力を発生させるコイルと、を備えた電磁駆動絞り装置に
    おいて、 前記ロータは、回転軸方向に第一の外径部と、該第一の
    外径部より大きな径を成す第二の外径部とを有し、該ロ
    ータの回転軸方向に対して垂直方向に該第一の外径部と
    該第二の外径部とをつなぐ端面部と、を有し、該ロータ
    の複数の着磁部は、該第一の外径部の外周に着磁を施さ
    れた第一の着磁部と、該端面部に該第一の着磁部と同極
    同位相にて着磁を施された第二の着磁部と、を含み、前
    記ステータの磁極部は、前記ロータの第一の着磁部と前
    記ロータの第二の着磁部との両方に対面して配置してお
    り、前記ロータの第二の外径部の回転軸方向の厚さは、
    前記ステータに巻回されたコイルの出っ張り量寸法内に
    設定としたことを特徴とする電磁駆動絞り装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の電磁駆動絞り装置を具備して
    いることを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 請求項5のレンズ鏡筒を具備しているこ
    とを特徴とする光学機器。
JP2001171458A 2001-06-06 2001-06-06 電磁駆動モータ及びそれを有する電磁駆動絞り装置 Pending JP2002369488A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8503104B2 (en) 2010-09-10 2013-08-06 Canon Kabushiki Kaisha Motor having small size and high output, and light amount adjustment device equipped with the motor
WO2021168786A1 (zh) * 2020-02-28 2021-09-02 深圳市大疆创新科技有限公司 曝光单元、镜头组件、拍摄设备及曝光单元的组装方法

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