JP2002368580A - 平衡型弾性表面波フィルタ - Google Patents

平衡型弾性表面波フィルタ

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JP2002368580A
JP2002368580A JP2001168019A JP2001168019A JP2002368580A JP 2002368580 A JP2002368580 A JP 2002368580A JP 2001168019 A JP2001168019 A JP 2001168019A JP 2001168019 A JP2001168019 A JP 2001168019A JP 2002368580 A JP2002368580 A JP 2002368580A
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electrode
acoustic wave
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idt
filter
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JP2001168019A
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Kazuo Ishikawa
賀津雄 石川
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦続接続型横結合二重モードSAWフィルタ
の表面波の伝搬方向の寸法を短縮する手段を得る。 【解決手段】 圧電基板に横結合二重モードSAWフィ
ルタを2段縦続接続したフィルタであって、外寄りに配
置したIDT電極の外側バスバーから延在するリード電
極をIDT電極とグレーティング反射器との間を電極指
と平行に延在し、2つの横結合二重モード弾性表面波フ
ィルタの段間に設けた入出力電極パッドに接続して平衡
型弾性表面波フィルタを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平衡型弾性表面波フ
ィルタに関し、特に横結合二重モードSAWフィルタに
おける表面波伝搬方向の寸法を小さくした平衡型横結合
二重モードSAWフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、弾性表面波フィルタ(以下、SA
Wフィルタと称す)は通信分野で広く利用され、高性
能、小型、量産性等の優れた特徴を有することから特に
携帯電話機等に多く用いられている。米国のTDMA、
欧州のGSM等の携帯電話に用いられるIFフィルタの
中心周波数は80MHzから500MHz、帯域幅は3
0kHzから300kHzのフィルタが要求されてい
る。これらのIFフィルタを実現するには弾性表面波の
横結合を用いた共振子型弾性表面波フィルタが適してい
る。図4は共振子型弾性表面波フィルタの1つで、横結
合の1次モードと2次モードとを用いた従来の横結合型
二重モードSAWフィルタ(以下、二重モードSAWフ
ィルタと称す)の構成を示す平面図である。圧電基板5
1の主表面上に2つのIDT電極52、53をこれらが
励起する弾性表面波の伝搬方向と直交する位置に近接配
置すると共に、併置したIDT電極52、53の両側に
グレーティング反射器(以下、反射器と称す)54a、
54bを配設して、二重モードSAWフィルタを構成す
る。なお、不平衡型二重モードSAWフィルタの場合に
は、IDT電極52と53とを近接させるべく内側のバ
スバーを共通バスバーとするのが一般的であるが、平衡
型二重モードSAWフィルタを構成する場合には、図4
に示すように互いのバスバーを電気的に独立させるため
に微小な間隔をあけて配置する。
【0003】IDT電極52、53はそれぞれ互いに間
挿し合う複数本の電極指を有する一対のくし形電極によ
り形成され、IDT電極52の一方のくし形電極は入力
端子IN1に接続すると共に、他方のくし形電極は入力
端子IN2に接続する。さらに、IDT電極53の一方
のくし形電極は出力端子OUT1に接続すると共に、他
方のくし形電極はOUT2に接続して平衡型二重モード
SAWフィルタを構成している。
【0004】IDT電極52、53で励起された弾性表
面波は反射器54a、54bの間で音響結合が生じ、そ
の内IDT電極のパターンにより表面波の伝搬方向と直
交する方向に、振動変位分布が対称な1次モード(共振
周波数f1)と、反対称な2次モード(共振周波数f
2)とが強勢に励振され、適当な終端を施すことにより
二重モードSAWフィルタとして動作し、その帯域幅は
(f2−f1)に比例することがよく知られている。
【0005】図5は、二重モードSAWフィルタの減衰
傾度と阻止域減衰量とを大きくするために、図4に示し
た平衡型二重モードSAWフィルタを2段縦続接続した
フィルタの構成を示す平面図である。即ち、IDT電極
61、62と反射器63a、63bとからなる二重モー
ドSAWフィルタF1と、IDT電極64、65と反射
器66a、66bとからなる二重モードSAWフィルタ
F2とを中央のリード電極L1にて縦続接続している。
平衡型フィルタを構成するには、入出力用としてそれぞ
れ2個の電極パッドIN1、IN2とOUT1、OUT
2と、グランド用パッドGとが必要であり、それらのパ
ッドを二重モードSAWフィルタF1とF2との段間に
設けて、小型化を図るのが一般的である。そして、縦続
接続型二重モードSAWフィルタの外寄り、即ち図中上
下に位置したIDT電極61、65のそれぞれのバスバ
ーからリード電極を延在し、電極パッドIN1、IN2
及びOUT1、OUT2と接続する。このとき、IDT
電極61、65の電極パターンの中央寄りに位置するバ
スバーから延在するリード電極はIDT電極62と反射
器63aとの間、IDT電極64と反射器66bとの間
をIDT電極の電極指と平行してリード電極を延在し、
電極パッドIN2とOUT2とにそれぞれ接続する。一
方、IDT電極61、65の外寄りに位置するバスバー
からは図5に示すようにリード電極L2、L3を反射器
63a、66bの外側を迂回するようにして、電極パッ
ドIN1、OUT1と接続することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように従来の平衡型の縦続接続型二重モードSAWフ
ィルタにおいては、リード電極を反射器の外側を迂回し
て配設するために、表面波の伝搬方向の寸法が大きくな
るという問題があった。本発明は上記問題を解決するた
めになされたものであって、表面波の伝搬方向の寸法を
小さくし、ひいてはパッケージの形状を小型化した平衡
型の縦続接続型二重モードSAWフィルタ提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る平衡型弾性表面波フィルタの請求項1記
載の発明は、圧電基板の主表面上に表面波の伝搬方向と
直交する位置に2つのIDT電極を近接配置すると共
に、該IDT電極の両側にグレーティング反射器を配設
して形成する横結合二重モード弾性表面波フィルタを2
つ所定の間隔にて同一圧電基板上に並行配置し、これら
を2段縦続接続した縦続接続型フィルタにおいて、前記
縦続接続型フィルタの表面波の伝搬方向と直交する方向
の外寄りに配置したIDT電極の外側バスバーから延在
するリード電極を前記IDT電極とグレーティング反射
器との間をIDT電極の電極指と平行に延在し、前記2
つの横結合二重モード弾性表面波フィルタの段間に設け
た入出力電極パッドに接続したことを特徴とする平衡型
弾性表面波フィルタである。請求項2記載の発明は、請
求項1記載の平衡型弾性表面波フィルタであって、表面
波の伝搬方向に直交する方向の内寄りに配置した2つの
IDT電極を該IDT電極が対向するそれよりグレーテ
ィング反射器の方へ長くしたことを特徴とする平衡型弾
性表面波フィルタである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る平
衡型の縦続接続型二重モードSAWフィルタの構成を示
す平面図であって、圧電基板(図示しない)の主表面上
に2つのIDT電極1、2をこれらが励起する弾性表面
波の伝搬方向と直交して併置すると共に、併置したID
T電極1、2の両側に反射器3a、3bを配設して、二
重モードSAWフィルタF1を構成する。さらに、二重
モードSAWフィルタF1と所定の間隙をあけると共に
該フィルタF1と同様に、IDT電極4、5を併置し、
それらの両側に反射器6a、6bを配設して、二重モー
ドSAWフィルタF2を構成する。そして、二重モード
フィルタF1とF2とをリード電極L1にて接続して縦
続接続型二重モードSAWフィルタを構成する。入出力
用の電極パッドIN1、IN2、OUT1、OUT2及
びグランドパッドGは2つの二重モードSAWフィルタ
F1、F2の段間に設ける。
【0009】本発明の特徴はIDT電極1、5を構成す
るくし形電極のうち外側に位置するもののバスバーから
延在するリード電極L2、L3の配設の仕方にある。即
ち、IDT電極1の外寄りのバスバーからIDT電極2
と反射器3aの間をIDT電極の電極指と平行してリー
ド電極L2を延在して、入力用の電極パッドIN1に接
続する。同様に、IDT電極5の外寄りのバスバーから
IDT電極4と反射器6bの間を電極指と平行してリー
ド電極L3を延在して、出力用の電極パッドOUT1と
接続する。なお、IDT電極1、5の中央寄りのバスバ
ーから、入力用電極パッドIN2、出力用電極パッドO
UT2に接続するリード電極の引き回しは、従来のもの
と同様に、IDT電極2、4のそれぞれの電極指に平行
して延在し、二重モードSAWフィルタF1、F2の段
間配設した電極パッドIN2、OUT2にそれぞれ接続
する。
【0010】リード電極L2、L3の電極幅及び該電極
と隣接する両隣の電極指あるいはリード電極とのスペー
スは、IDT1、2、4、5電極あるいは反射器3a、
6bの電極指幅及びスペースと同様に設定している。こ
のように設定することによりリード電極L2、L3は導
通電極であると共に反射機能を有し、反射器3a、6b
の一部の作用を担うことになる。このように、本発明の
縦続接続型二重モードフィルタは、従来の反射器の外側
を迂回するリード電極を除去できるようになり、表面波
の伝搬方向の寸法を小さくすることが可能となった。
【0011】図2は本発明に係る第2の変形実施例であ
って、IDT電極11のバスバーと電極パッドIN1、
IN2とを接続リード電極L2、L2’を、IDT電極
12の両端と反射器13a、13bとの間にそれぞれ設
けたことである。この場合もリード電極L2、L2’の
幅及び該電極の両隣の電極指とのスペースを、IDT電
極、反射器のそれと同一とすることにより、図1に示し
たリード電極L2と同様に機能する。二重モードフィル
タF2は、電極パターンの中央に対してフィルタF1と
点対称に構成しているので、リード電極L3、L3’の
構成と作用は上述の通りである。
【0012】図3は本発明に係る第3の実施例であっ
て、図1に示した反射器3bの一部をIDT電極に置換
し、これをIDT電極2と接続して、IDT電極22を
形成したものである。このようなIDT電極22の構成
とすることにより、C部のIDT電極は反射器の機能を
有すると共にリード電極L1と接地Gとの間に容量を形
成することになり、通過帯域の比較的狭い縦続接続型二
重モードSAWフィルタを設計する場合に通過域の幅を
設定し易く、リップルを減少するのに貢献する。二重モ
ードSAWフィルタF1とF2は電極パターンの中央に
対して点対称に構成してあるので、IDT電極24の作
用は上述した通りである。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、請求項1に記載の発明は弾性表面波の伝搬方向の
寸法を小さくし、ひいてはSAWフィルタの形状を小型
化するという優れた効果を表す。請求項2に記載の発明
はSAWフィルタの形状を小型化すると共に、比較的狭
いフィルタを構成する際に、2つの二重モードSAWフ
ィルタの段間に要する静電容量を、フィルタ特性を損な
うことなく反射器の一部を用いて形成し、小型化に貢献
するという優れた効果を表す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平衡型の縦続接続型二重モードS
AWフィルタの構成を示す平面図である。
【図2】第2の実施例である平衡型の縦続接続型二重モ
ードSAWフィルタの構成を示す平面図である。
【図3】第3の実施例である平衡型の縦続接続型二重モ
ードSAWフィルタの構成を示す平面図である。
【図4】従来の1次−2次横結合二重モードSAWフィ
ルタの構成を示す平面図である。
【図5】従来の平衡型の縦続接続型二重モードSAWフ
ィルタの構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1、2、4、5、11、12、14、15、21、2
2、24、25・・IDT電極 3a、3b、6a6b、13a、13b、16a、16
b、23a、23b、26a、26b、・・グレーティ
ング反射器 L1、L2、L2’、L3、L3’・・リード電極 F1、F2・・二重モードSAWフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板の主表面上に表面波の伝搬方向
    と直交する位置に2つのIDT電極を近接配置すると共
    に、該IDT電極の両側にグレーティング反射器を配設
    して形成する横結合二重モード弾性表面波フィルタを2
    つ所定の間隔にて同一圧電基板上に並行配置し、これら
    を2段縦続接続した縦続接続型フィルタにおいて、 前記縦続接続型フィルタの表面波の伝搬方向と直交する
    方向の外寄りに配置したIDT電極の外側バスバーから
    延在するリード電極を前記IDT電極とグレーティング
    反射器との間をIDT電極の電極指と平行に延在し、前
    記2つの横結合二重モード弾性表面波フィルタの段間に
    設けた入出力電極パッドに接続したことを特徴とする平
    衡型弾性表面波フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の平衡型弾性表面波フィル
    タであって、表面波の伝搬方向に直交する方向の内寄り
    に配置した2つのIDT電極を該IDT電極が対向する
    それよりグレーティング反射器の方へ長くしたことを特
    徴とする平衡型弾性表面波フィルタ。
  3. 【請求項3】
JP2001168019A 2001-06-04 2001-06-04 平衡型弾性表面波フィルタ Pending JP2002368580A (ja)

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