JP2001237668A - 弾性表面波フィルタ - Google Patents

弾性表面波フィルタ

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JP2001237668A
JP2001237668A JP2000043791A JP2000043791A JP2001237668A JP 2001237668 A JP2001237668 A JP 2001237668A JP 2000043791 A JP2000043791 A JP 2000043791A JP 2000043791 A JP2000043791 A JP 2000043791A JP 2001237668 A JP2001237668 A JP 2001237668A
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JP
Japan
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filter
mode saw
electrode
surface acoustic
acoustic wave
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Application number
JP2000043791A
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Inventor
Kazuo Ishikawa
賀津雄 石川
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭帯域の縦続接続型横結合二重モードフィル
タにおける通過帯域内のリップルを減少する手段を得
る。 【解決手段】 縦続接続型二重モードフィルタの4つの
反射器の外側に位置する電極指の一部を反射器のバスバ
ーから切り離し、2つの二重モードSAWフィルタの外
側に沿って設けたリード電極に接続して、段間の並列容
量を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾性表面波フィルタ
に関し、特に狭帯域の縦続接続型横結合二重モードSA
Wフィルタにおいて、外付け部品を用いることなく通過
域特性を改善した弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、弾性表面波フィルタは通信分野で
広く利用され、高性能、小型、量産性等の優れた特徴を
有することから特に携帯電話等に多く用いられている。
図2は共振子型弾性表面波フィルタの中で、1次−2次
横結合型二重モードSAWフィルタ(以下、二重モード
SAWフィルタと称す)と云われる従来の弾性表面波フ
ィルタの構成を示す平面図であって、圧電基板11の主
面上に2つのIDT電極12、13をこれらが励起する
弾性表面波の伝搬方向と直角に、且つ相互に並列に近接
配置すると共にこれらIDT電極12、13の両端側に
グレーティング反射器(以下、反射器と称す)14a、
14bを配設して、二重モードSAWフィルタを構成す
る。なお、この種のフィルタでは、IDT電極12と1
3との内側のバスバーを共通とするのが一般的である
が、この例は所謂平衡型の二重モードSAWフィルタを
構成するために所定の間隔をあけている。
【0003】IDT電極12、13はそれぞれ互いに間
挿し合う複数本の電極指を有する一対のくし形電極によ
り形成され、IDT電極12の一方のくし形電極は入力
端子IN1に接続すると共に、他方のくし形電極は入力
端子IN2に接続する。さらに、IDT電極13の一方
のくし形電極は出力端子OUT1に接続すると共に、他
方のくし形電極はOUT2に接続して平衡型二重モード
SAWフィルタを構成している。
【0004】IDT電極12、13で励起された弾性表
面波は反射器14a、14bの間で音響結合が生じ、そ
の内IDT電極のパターンにより表面波の伝搬方向と直
交する方向に、振動変位分布が対称な1次モード(共振
周波数f1)と、反対称な2次モード(共振周波数f
2)とが強勢に励振され、適当な終端を施すことにより
二重モードSAWフィルタとして動作し、その帯域幅は
(f2−f1)に比例することがよく知られている。
【0005】図3は、減衰傾度と阻止域減衰量とを大き
くするために、図2に示した平衡型二重モードSAWフ
ィルタを2段縦続接続したフィルタの構成を示す平面図
である。即ち、IDT電極20、21と反射器22a、
22bとからなる第1の二重モードSAWフィルタと、
IDT電極23、24と反射器25a、25bとからな
る第2の二重モードSAWフィルタとをリード電極L1
にて縦続接続している。最近、TDMA方式携帯電話の
IFフィルタに要求される狭帯域二重モードSAWフィ
ルタ、例えば中心周波数百数十MHZ、帯域幅60〜8
0kHzのフィルタを構成する際に、第1の二重モード
SAWフィルタと第2の二重モードSAWフィルタとを
縦続接続するリード電極L1とアースとの間に容量を並
列接続して、フィルタの通過域のリップルを減少させて
いる。これは二重モードSAWフィルタを構成する反共
振周波数を、容量を並列接続することにより低周波側に
移動させて周波数配列を調整し、リップルを減少させて
いるのである。
【0006】図3の例では段間に並列接続する容量を反
射器22b、25aの電極指に工夫を施して形成してい
る。即ち、反射器22bのα1、α2で示す電極指は反
射器のバスバーから切断され、IDT電極21のバスバ
ーに接続されている。該バスバーはリード電極L1にて
第2のSAWフィルタのIDT電極23のバスバーに接
続される。反射器のバスバーは接地されているので、α
1、α2で示す電極指と反射器22bの他の電極指との
間に静電容量が形成され、リード電極L1とアースとの
間に、容量が並列接続されることになる。反射器25a
のβ1、β2で示す電極指についても、リード電極L1
とアース間に静電容量が形成されるのは反射器22bの
場合と同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示したような従来の電極パターンの二重モードSAWで
は、更なる小型化のために反射器本数を減らす場合、あ
るいは従来より狭帯域の二重モードSAWフィルタを構
成する場合には、反射器22bの電極指α1、α2及び
反射器25aの電極指β1、β2が形成する容量だけで
は容量が不足し、最適な通過帯域特性が得られないとい
う問題があった。これを解決するために、他方の反射器
22aあるいは25bの一部の電極指をバースバーから
切り離して容量を形成することが考えられるが、反射器
22aから切り離した電極指とリード電極L1とを接続
するリード電極が、入力端子IN2と交差するという問
題が生じ、これを避けようとするとリード電極の引き回
しが複雑になり、チップサイズが大きくなるという問題
があった。また、反射器の切り離した電極指と他の電極
指との容量を単に増やすだけなら、反射器中央部のバス
バーを端に移動させ、交差長を長くして容量を増やすこ
とも考えられるが、この場合IDT内の導波路構造と反
射器内の導波路構造が異なり、フィルタ特性が劣化する
という問題があった。本発明は上記問題を解決するため
になされたものであって、IDT電極の両側の反射器に
容量を形成して、小型化し、あるいは狭帯域化しても通
過域の平坦な二重モードSAWフィルタ提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る弾性表面波フィルタの請求項1記載の発
明は、圧電基板の主面上に表面波の伝搬と直交する方向
に2つのIDT電極を近接配置すると共に、その両側に
グレーティング反射器を配設した1次−2次横結合二重
モードSAWフィルタを2つ備えた縦続接続型二重モー
ドフィルタにおいて、前記4つのグレーティング反射器
の外側に位置する電極指の一部をグレーティング反射器
のバスバーから切り離し、前記2つの1次−2次横結合
二重モードSAWフィルタの外側に沿って設けたリード
電極に接続して、容量を形成したことを特徴とする弾性
表面波フィルタである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る縦
続型二重モードSAWフィルタを示す平面図であって、
圧電基板(図示しない)の主面上に弾性表面波の伝搬方
向と直交して、2つのIDT電極1、2を相互に並列し
て近接配置すると共に、これらの両側に反射器3a、3
bを配設して、第1の二重モードSAWフィルタを構成
する。さらに、同一基板上に、第1の二重モードSAW
フィルタと同様に、2つのIDT電極4、5を相互に並
列して近接配置すると共に、これらの両側に反射器6
a、6bを配設して、第2の二重モードSAWフィルタ
を構成し、第1の二重モードSAWフィルタと第の二重
モードSAWフィルタとを縦続接続して縦続型二重モー
ドSAWフィルタ構成する。
【0010】本発明の特徴は反射器3a、3bと反射器
6a、6bとの一部の電極指をそのバスバーから切り離
して、縦続接続する第1と第2の二重モードSAWフィ
ルタの段間に並列容量を形成したことと、これを実現す
るために第1と第2の二重モードSAWフィルタのリー
ド電極L1の引き回しを2つの二重モードSAWフィル
タの外側を回すようにしたリード電極L1の形状であ
る。即ち、段間の並列容量を増加させるために、反射器
3aの図中上方の外側に位置する電極指α1、α2と、
反射器3bの図中上方の外側に位置する電極指α3、α
4とをそれぞれの反射器のバスバーから分離し、図中上
方の外側に配設したリード電極L1に接続したことであ
る。さらに、併置した2つのIDT電極1、2のうち、
図中内側に配置したIDT電極2のくし形電極をそれぞ
れ入力IN1、IN2とし、IDT電極1の外側に位置
するくし形電極をリード電極L1に接続し、内側のくし
形電極を接地している。第2の二重モードSAWフィル
タの電極パターンについては、第1の二重モードSAW
フィルタの電極パターンと基板の中央線に対して対称に
配置する。
【0011】上記のように、第1と第2の二重モードS
AWフィルタの外側を取り囲むようにリード電極L1を
配置することにより、第1及び第2の二重モードSAW
フィルタの両側に設けた反射器3a、3b及び6a、6
bのそれぞれの一部の電極指を、段間の並列容量として
活用することが可能となった。さらに、図中左端にリー
ド電極を引き回す必要がなくなるので、フィルタの小型
化にも貢献する。また、入力端子IN1、IN2及び出
力端子OUT1、OUT2とをパターンの中央部に配置
したので、フィルタの小型化にもなる。
【0012】さらに、反射器3a、3b内の交差電極は
1波長あたり1対としてもよいが、図1に示したように
2波長あたり1対とした方が該部で励振する表面波の周
波数が、IDT電極1、2で励起する周波数のほぼ半分
となるためにフィルタの特性に及ぼす影響が小さくな
り、望ましい。また、以上では平衡型二重モードSAW
フィルタについて説明したが、不平衡型二重モードSA
Wフィルタについても、上述した反射器の構造は同等の
効果が得られることは云うまでもない。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、狭帯域の縦続接続型二重モードSAWフィルタの
段間に必要な並列容量を所望の値に形成することができ
るようになった。そのため、フィルタの通過帯域が平坦
となると共に、小型な表面波フィルタが構成できるよう
になり、本フィルタをTDMA方式の携帯電話のIFフ
ィルタに用いれば通話品質の良好な小型な携帯電話を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦続接続型二重モードSAWフィ
ルタの構成を示す平面図である。
【図2】従来の1次−2次横結合二重モードSAWフィ
ルタの構成を示す平面図である。
【図3】従来の縦続接続型二重モードSAWフィルタの
構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1、2、4、5・・IDT電極指 3a、3b、6a、6b・・グレーティング反射器 L1・・リード電極 α1、α2、α3、α4、β1、β2、β3、β4・・
容量形成用の電極指 IN1、IN2・・入力端子 OUT1、OUT2・・出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板の主面上に表面波の伝搬と直交
    する方向に2つのIDT電極を近接配置すると共に、そ
    の両側にグレーティング反射器を配設した1次−2次横
    結合二重モードSAWフィルタを2つ備えた縦続接続型
    二重モードフィルタにおいて、 前記4つのグレーティング反射器の電極指の一部をグレ
    ーティング反射器のバスバーから切り離し、前記2つの
    1次−2次横結合二重モードSAWフィルタの外側に沿
    って設けたリード電極に接続して、容量を形成したこと
    を特徴とする弾性表面波フィルタ。
JP2000043791A 2000-02-22 2000-02-22 弾性表面波フィルタ Pending JP2001237668A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017076903A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 京セラ株式会社 弾性波素子、分波器および通信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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