JP2002368510A - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JP2002368510A
JP2002368510A JP2001171409A JP2001171409A JP2002368510A JP 2002368510 A JP2002368510 A JP 2002368510A JP 2001171409 A JP2001171409 A JP 2001171409A JP 2001171409 A JP2001171409 A JP 2001171409A JP 2002368510 A JP2002368510 A JP 2002368510A
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JP
Japan
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radome
reflector
heater
main
reflecting mirror
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JP2001171409A
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English (en)
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Kiyoshi Fukuda
清 福田
Takuya Koizumi
拓也 小泉
Takeshi Nakayama
岳史 中山
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Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ特性を劣化させることなく融雪ヒー
タの熱効率を高くする。 【解決手段】 主反射鏡10の周側縁を拡張する拡張部
10aを設け、この拡張部10a内にリング状の断熱材
14を収納する。断熱材14の内周面にはヒータ13が
設けられている。ヒータ13から外側に放射する放射熱
は、レドーム12と主反射鏡10とで形成される空間を
暖め、ヒータ13から内側へ放射する放射熱は断熱材1
4で遮断される。このため、ヒータ13の熱効率を高め
ることができ、効率的にレドーム12を暖めることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主反射鏡の前面を
覆うように設けられているレドームの融雪装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波の公衆通信回線においては、
一般にパラボラアンテナやパラボラアンテナを変形した
カセグレンアンテナを用いてマイクロ波回線が構築され
ている。カセグレンアンテナは、鏡面修正による利得や
指向性などの特性改善の可能性、給電損の減少、インピ
ーダンス整合の広帯域化、偏波面調整の容易さなどの長
所があるため、特に10GHz以上の高い周波数帯にお
いて使用されている。このような従来のカセグレンアン
テナの構成を図11に示す。
【0003】図11に示すカセグレンアンテナ100
は、凹状の主反射鏡110と、凸状の副反射鏡111と
の2枚の反射鏡と、ホーン116とから構成されてい
る。主反射鏡110の反射面は放物面とされており、副
反射鏡111の反射面は双曲面とされている。副反射鏡
111は、ホーン116と主反射鏡110とに対する球
面波の変換器として作用し、主反射鏡110は球面波と
平面波との変換器として作用している。また、副反射鏡
111は主反射鏡110の前面を覆うように主反射鏡1
10に固着されている電波透過性の材質からなるレドー
ム112のほぼ中央に固着されている。このレドーム1
12は主反射鏡110の前面を覆うことにより雪や氷が
付着することを防止している。これは、主反射鏡110
等に雪や氷が付着するとアンテナ特性が劣化するからで
ある。なお、インタフェース115はODU(送受信
機)を取り付ける部分、および、カセグレンアンテナ1
00をアンテナ取付架台に取り付ける際に、アンテナ取
付架台に取り付けられる部分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レドーム1
12は主反射鏡110に雪や氷が付着することを防止し
ているが、場合によってはこのレドーム112に積雪す
ることがある。この場合には、カセグレンアンテナ10
0のアンテナ特性が劣化することから積雪を防止するこ
とが必要となる。そこで、図13に示すように主反射鏡
110の裏面にヒータ213を設けるようにしたカセグ
レンアンテナ200が提案されている。このようにする
と、ヒータ213により主反射鏡110が暖められ、こ
れにより、主反射鏡110からの放射熱によりレドーム
112と主反射鏡110で形成されている閉空間の温度
が上昇するようになる。この結果、レドーム112が暖
められてレドーム112に付着した雪や氷が溶けるよう
になり、レドーム112に積雪することを防止すること
ができる。しかしながら、図13に示す構成ではヒータ
213が主反射鏡110を暖める際に外部へ放射される
放射熱量が大きくなり、ヒータ213の熱効率が低いと
いう問題点がある。
【0005】そこで、これを改善するために図14に示
す構成のカセグレンアンテナが提案されている。図14
に示すカセグレンアンテナ300は、主反射鏡110の
内面にヒータ213を設けるようにしている。このよう
にすると、ヒータ313から直接放射される放射熱によ
りレドーム112と主反射鏡110で形成されている閉
空間の温度が上昇するようになる。従って、熱効率が向
上するようになる。しかしながら、図14に示す構成で
はヒータ313が主反射鏡110の反射鏡面とされてい
る内面に設けられていることから、ヒータ313により
電波の反射効率が劣化しカセグレンアンテナのアンテナ
特性が劣化するという問題点がある。
【0006】そこで、本発明は、熱効率が高いと共にア
ンテナ特性を劣化させることのない融雪装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の融雪装置は、少なくとも主反射鏡と、該主
反射鏡の前面を覆うレドームとからなるアンテナの融雪
装置であって、前記主反射鏡の外周縁を拡張するように
形成されている拡張部の内側にリング状の断熱材が収納
されており、該断熱材の内周面に融雪用のヒータ手段が
設けられている。さらに、上記本発明の融雪装置におい
て、前記アンテナがカセグレンアンテナとされて、前記
主反射鏡に対向するように前記レドームのほぼ中央に副
反射鏡が固着されていてもよい。
【0008】次に、上記目的を達成することのできる本
発明の融雪装置は、少なくとも主反射鏡と、該主反射鏡
の前面を覆うレドームと、前記主反射鏡に対向するよう
に前記レドームのほぼ中央に固着されている副反射鏡か
らなるカセグレンアンテナの融雪装置であって、前記副
反射鏡を前記レドームに固着する支持手段の側周面に融
雪用のヒータ手段が設けられている。
【0009】また、上記目的を達成することのできる本
発明の融雪装置は、少なくとも主反射鏡と、該主反射鏡
の前面を覆うレドームと、前記主反射鏡に対向するよう
に固着されている副反射鏡からなるカセグレンアンテナ
の融雪装置であって、前記副反射鏡は複数本のステーに
より前記主反射鏡に固着されており、前記副反射鏡の裏
面に融雪用のヒータ手段が設けられている。
【0010】さらに、上記目的を達成することのできる
本発明の融雪装置は、少なくとも主反射鏡と、該主反射
鏡の前面を覆うレドームと、前記主反射鏡に対向するよ
うに前記レドームのほぼ中央に固着されている副反射鏡
からなるカセグレンアンテナの融雪装置であって、前記
副反射鏡は複数本のステーにより前記主反射鏡に固着さ
れており、前記ステーに融雪用のヒータ手段が設けられ
ている。さらにまた、上記本発明の融雪装置において、
前記レドームが平板状に形成されていてもよい。
【0011】このような本発明によれば、主反射鏡の外
周縁を拡張するように形成されている拡張部の内側に収
納されたリング状の断熱材の内周面にヒータ手段を設け
るようにしたので、ヒータ手段から直接放射される放射
熱により主反射鏡とレドームとで形成されている閉空間
が暖められるようになる。これにより、ヒータ手段の熱
効率を高くすることができる。また、拡張部にヒータ手
段が収納されていることから、アンテナ特性が劣化する
おそれをなくすことができる。また、副反射鏡を前記レ
ドームに固着する支持手段の側周面にヒータ手段を設け
たり、副反射鏡の裏面にヒータ手段を設けたり、副反射
鏡を支持するステーにヒータ手段を設けるようにして
も、ヒータ手段の熱効率を高くすることができると共
に、アンテナ特性の劣化を防止することができるように
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の融雪装置が適用されたカ
セグレンアンテナの第1の実施の形態の全体の構成の平
面断面図を図1に示し、その正面図を図2に示す。図1
および図2に示すカセグレンアンテナ1は、凹状の主反
射鏡10と、凸状の副反射鏡11との2枚の反射鏡と、
主反射鏡10の前面を覆うように主反射鏡10の外周縁
に固着されているレドーム12と、ホーン16とから構
成されている。主反射鏡10の反射面は放物面とされて
いると共に、副反射鏡11の反射面は双曲面とされてい
る。副反射鏡11は、ホーン16と主反射鏡10とに対
する球面波の変換器として作用し、主反射鏡10は球面
波と平面波との変換器として作用している。また、副反
射鏡11は主反射鏡10の前面を覆うように主反射鏡1
0に固着されている電波透過性の材質からなるレドーム
12のほぼ中央に固着されている。このレドーム12は
主反射鏡10の前面を覆うことにより雪や氷が付着する
ことを防止している。さらに、インタフェース15はO
DU(送受信機)を取り付ける部分、および、カセグレ
ンアンテナ1をアンテナ取付架台に取り付ける際に、ア
ンテナ取付架台に取り付けられる部分である。
【0013】本発明の第1の実施の形態にかかるカセグ
レンアンテナ1において特徴的な構成は、主反射鏡10
の外周縁を外側に拡張する拡張部10aが形成されてい
る構成である。このように外周縁を拡張した拡張部10
a内にはリング状の断熱材14が収納されており、断熱
材14の内周面にはヒータ13が設けられている。この
ようにすると、ヒータ13からの放射熱のうち、主反射
鏡10側へ放射される放射熱は断熱材14で遮断されて
主反射鏡10側へ逃げる放射熱を抑制することができる
ようになる。これにより、レドーム12と主反射鏡10
とで形成された閉空間を、ヒータ13からの放射熱によ
り効率的に暖めることができる。従って、レドーム12
も効率的に暖められるようになり、確実にレドーム12
に付着する雪や氷を溶かすことができるようになる。こ
の結果、大雪の地方にカセグレンアンテナ1を設置する
ようにしても、レドーム12に積雪することが防止され
アンテナ特性の劣化しないカセグレンアンテナ1とする
ことができる。
【0014】次に、本発明の融雪装置が適用されたカセ
グレンアンテナの第1の実施の形態の変形例の全体の構
成の平面断面図を図3に示し、その正面図を図4に示
す。図3および図4に示すカセグレンアンテナ2は、凹
状の主反射鏡20と、凸状の副反射鏡21との2枚の反
射鏡と、主反射鏡20の前面を覆うように主反射鏡20
の外周縁に固着されている平板状のレドーム22と、ホ
ーン26とから構成されている。主反射鏡20の反射面
は放物面とされていると共に、副反射鏡21の反射面は
双曲面とされている。副反射鏡21は、ホーン26と主
反射鏡20とに対する球面波の変換器として作用し、主
反射鏡20は球面波と平面波との変換器として作用して
いる。また、副反射鏡21は主反射鏡20の前面を覆う
ように主反射鏡20に固着されている電波透過性の材質
からなる平板状のレドーム22のほぼ中央に固着されて
いる。このレドーム22は主反射鏡20の前面を覆うこ
とにより雪や氷が付着することを防止している。さら
に、インタフェース25はODU(送受信機)を取り付
ける部分、および、カセグレンアンテナ2をアンテナ取
付架台に取り付ける際に、アンテナ取付架台に取り付け
られる部分である。
【0015】本発明の第1の実施の形態の変形例にかか
るカセグレンアンテナ2において特徴的な構成は、主反
射鏡20の外周縁を外側に拡張する拡張部20aが形成
されている構成である。このように外周縁を拡張した拡
張部20a内にはリング状の断熱材24が収納されてお
り、断熱材24の内周面にはヒータ23が設けられてい
る。このようにすると、ヒータ23からの放射熱のう
ち、主反射鏡20側へ放射される放射熱は断熱材24で
遮断されて主反射鏡20側へ逃げる放射熱を抑制するこ
とができるようになる。これにより、レドーム22と主
反射鏡20とで形成された閉空間を、ヒータ23からの
放射熱により効率的に暖めることができる。従って、レ
ドーム22も効率的に暖められるようになり、確実にレ
ドーム22に付着する雪や氷を溶かすことができるよう
になる。この結果、大雪の地方にカセグレンアンテナ2
を設置するようにしても、レドーム22に積雪すること
が防止されアンテナ特性の劣化しないカセグレンアンテ
ナ2とすることができる。
【0016】次に、本発明の融雪装置が適用されたカセ
グレンアンテナの第2の実施の形態の全体の構成の平面
一部断面図を図5に示し、その一部を破断した正面図を
図6に示す。図5および図6に示すカセグレンアンテナ
3は、凹状の主反射鏡30と、凸状の副反射鏡31との
2枚の反射鏡と、主反射鏡30の前面を覆うように主反
射鏡30の外周縁に固着されているレドーム32と、ホ
ーン36とから構成されている。主反射鏡30の反射面
は放物面とされていると共に、副反射鏡31の反射面は
双曲面とされている。副反射鏡31は、ホーン36と主
反射鏡30とに対する球面波の変換器として作用し、主
反射鏡30は球面波と平面波との変換器として作用して
いる。また、副反射鏡31は主反射鏡30の前面を覆う
ように主反射鏡30に固着されている電波透過性の材質
からなるレドーム32のほぼ中央に固着されている。こ
のレドーム32は主反射鏡30の前面を覆うことにより
雪や氷が付着することを防止している。さらに、インタ
フェース35はODU(送受信機)を取り付ける部分、
および、カセグレンアンテナ3をアンテナ取付架台に取
り付ける際に、アンテナ取付架台に取り付けられる部分
である。
【0017】本発明の第2の実施の形態にかかるカセグ
レンアンテナ3において特徴的な構成は、副反射鏡31
をレドーム32に固着している支持部材37の周側面に
ヒータ33が設けられている構成である。このようにヒ
ータ33を主反射鏡30から離隔して配置することによ
り、ヒータ33から外側に放射される放射熱はレドーム
32と主反射鏡30とで形成された閉空間内に放射され
て、その閉空間を暖めるようになる。また、ヒータ33
から内側へ放射される放射熱は副反射鏡31を暖めるよ
うになり、副反射鏡31が暖められることにより、レド
ーム32と主反射鏡30とで形成された閉空間が暖めら
れるようになる。すなわち、ヒータ33から放射される
全ての放射熱によりレドーム32と主反射鏡30とで形
成された閉空間を効率的に暖めることができる。従っ
て、レドーム32も効率的に暖められるようになり、確
実にレドーム32に付着する雪や氷を溶かすことができ
るようになる。この結果、大雪の地方にカセグレンアン
テナ3を設置するようにしても、レドーム32に積雪す
ることが防止されアンテナ特性の劣化しないカセグレン
アンテナ3とすることができる。
【0018】次に、本発明の融雪装置が適用されたカセ
グレンアンテナの第3の実施の形態の全体の構成の平面
一部断面図を図7に示し、その一部を破断した正面図を
図8に示す。図7および図8に示すカセグレンアンテナ
4は、凹状の主反射鏡40と、凸状の副反射鏡41との
2枚の反射鏡と、主反射鏡40の前面を覆うように主反
射鏡40の外周縁に固着されている電波透過性の材質か
らなるレドーム42と、ホーン46とから構成されてい
る。主反射鏡40の反射面は放物面とされていると共
に、副反射鏡41の反射面は双曲面とされている。副反
射鏡41は、ホーン46と主反射鏡40とに対する球面
波の変換器として作用し、主反射鏡40は球面波と平面
波との変換器として作用している。また、副反射鏡41
は4本のステー44a、44b、44c、44dにより
主反射鏡40に固着されている。レドーム42は主反射
鏡40の前面を覆うことにより雪や氷が付着することを
防止している。さらに、インタフェース45はODU
(送受信機)を取り付ける部分、および、カセグレンア
ンテナ4をアンテナ取付架台に取り付ける際に、アンテ
ナ取付架台に取り付けられる部分である。
【0019】本発明の第3の実施の形態にかかるカセグ
レンアンテナ4において特徴的な構成は、副反射鏡41
の裏面にヒータ43が設けられている構成である。この
ようにヒータ43を主反射鏡40から離隔して配置する
ことにより、ヒータ43からレドーム42方向へ放射さ
れる放射熱はレドーム42と主反射鏡40とで形成され
た閉空間内に放射されて、その閉空間を暖めるようにな
る。また、ヒータ43から内側へ放射される放射熱は副
反射鏡41を暖めるようになり、副反射鏡41が暖めら
れることにより、レドーム42と主反射鏡40とで形成
された閉空間が暖められるようになる。すなわち、ヒー
タ43から放射される全ての放射熱によりレドーム42
と主反射鏡40とで形成された閉空間を効率的に暖める
ことができる。従って、レドーム42も効率的に暖めら
れるようになり、確実にレドーム42に付着する雪や氷
を溶かすことができるようになる。この結果、大雪の地
方にカセグレンアンテナ4を設置するようにしても、レ
ドーム42に積雪することが防止されアンテナ特性の劣
化しないカセグレンアンテナ4とすることができる。
【0020】次に、本発明の融雪装置が適用されたカセ
グレンアンテナの第4の実施の形態の全体の構成の平面
一部断面図を図9に示し、その一部を破断した正面図を
図10に示す。図9および図10に示すカセグレンアン
テナ5は、凹状の主反射鏡50と、凸状の副反射鏡51
との2枚の反射鏡と、主反射鏡50の前面を覆うように
主反射鏡50の外周縁に固着されている電波透過性の材
質からなるレドーム52と、ホーン56とから構成され
ている。主反射鏡50の反射面は放物面とされていると
共に、副反射鏡50の反射面は双曲面とされている。副
反射鏡51は、ホーン56と主反射鏡50とに対する球
面波の変換器として作用し、主反射鏡50は球面波と平
面波との変換器として作用している。また、副反射鏡5
1は4本のステー54a、54b、54c、54dによ
り主反射鏡50に固着されている。レドーム52は主反
射鏡40の前面を覆うことにより雪や氷が付着すること
を防止している。さらに、インタフェース55はODU
(送受信機)を取り付ける部分、および、カセグレンア
ンテナ5をアンテナ取付架台に取り付ける際に、アンテ
ナ取付架台に取り付けられる部分である。
【0021】本発明の第4の実施の形態にかかるカセグ
レンアンテナ5において特徴的な構成は、4本のステー
54a、54b、54c、54dにヒータ53が設けら
れている構成である。このようにヒータ53を4本のス
テー54a、54b、54c、54dに設けることによ
り、ヒータ53から放射される放射熱はレドーム42と
主反射鏡40とで形成された閉空間内に放射されて、そ
の閉空間を暖めるようになる。これにより、レドーム5
2が効率的に暖められるようになり、確実にレドーム5
2に付着する雪や氷を溶かすことができるようになる。
この結果、大雪の地方にカセグレンアンテナ5を設置す
るようにしても、レドーム52に積雪することが防止さ
れアンテナ特性の劣化しないカセグレンアンテナ5とす
ることができる。
【0022】また、上記説明した第2の実施の形態ない
し第4の実施の形態のカセグレンアンテナにおいて、レ
ドームを図3および図4に示すように平板状としてもよ
い。なお、レドームを平板状とするには、主反射鏡の周
側縁を立ち上げるようにして、その上端縁に平板状のレ
ドームの周縁部を固着するようにすればよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、主反射鏡
の外周縁を拡張するように形成されている拡張部の内側
に収納されたリング状の断熱材の内周面にヒータ手段を
設けるようにしたので、ヒータ手段から直接放射される
放射熱により主反射鏡とレドームとで形成されている閉
空間が暖められるようになる。これにより、ヒータ手段
の熱効率を高くすることができる。また、拡張部にヒー
タ手段が収納されていることから、アンテナ特性が劣化
するおそれをなくすことができる。また、副反射鏡を前
記レドームに固着する支持手段の側周面にヒータ手段を
設けたり、副反射鏡の裏面にヒータ手段を設けたり、副
反射鏡を支持するステーにヒータ手段を設けるようにし
ても、ヒータ手段の熱効率を高くすることができると共
に、アンテナ特性の劣化を防止することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の融雪装置が適用されたカセグレンアン
テナの第1の実施の形態の全体の構成を示す平面断面図
である。
【図2】本発明の融雪装置が適用されたカセグレンアン
テナの第1の実施の形態の全体の構成を示す正面図であ
る。
【図3】本発明の融雪装置が適用されたカセグレンアン
テナの第1の実施の形態の変形例の全体の構成を示す平
面断面図である。
【図4】本発明の融雪装置が適用されたカセグレンアン
テナの第1の実施の形態の変形例の全体の構成を示す正
面図である。
【図5】本発明の融雪装置が適用されたカセグレンアン
テナの第2の実施の形態の全体の構成を示す平面一部断
面図である。
【図6】本発明の融雪装置が適用されたカセグレンアン
テナの第2の実施の形態の全体の構成を示す一部破断し
た正面図である。
【図7】本発明の融雪装置が適用されたカセグレンアン
テナの第3の実施の形態の全体の構成を示す平面一部断
面図である。
【図8】本発明の融雪装置が適用されたカセグレンアン
テナの第3の実施の形態の全体の構成を示す一部破断し
た正面図である。
【図9】本発明の融雪装置が適用されたカセグレンアン
テナの第4の実施の形態の全体の構成を示す平面一部断
面図である。
【図10】本発明の融雪装置が適用されたカセグレンア
ンテナの第4の実施の形態の全体の構成を示す一部破断
した正面図である。
【図11】従来のカセグレンアンテナの構成を示す平面
図である。
【図12】従来のカセグレンアンテナの構成を示す正面
図である。
【図13】従来のカセグレンアンテナにおいて主反射鏡
にヒータを設けるようにした構成を示す平面図である。
【図14】従来のカセグレンアンテナにおいて主反射鏡
の内側にヒータを設けるようにした構成を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 カセグレンアンテナ、2 カセグレンアンテナ、3
カセグレンアンテナ、4 カセグレンアンテナ、5
カセグレンアンテナ、10 主反射鏡、10a拡張部、
11 副反射鏡、12 レドーム、13 ヒータ、14
断熱材、15インタフェース、16 ホーン、20
主反射鏡、20a 拡張部、21 副反射鏡、22 レ
ドーム、23 ヒータ、24 断熱材、25 インタフ
ェース、26 ホーン、30 主反射鏡、31 副反射
鏡、32 レドーム、33 ヒータ、35 インタフェ
ース、36 ホーン、37 支持部材、40 主反射
鏡、41 副反射鏡、42 レドーム、43 ヒータ、
44a〜44d ステー、45 インタフェース、46
ホーン、50 主反射鏡、50 副反射鏡、51副反
射鏡、52 レドーム、53 ヒータ、54a〜54d
ステー、55インタフェース、56 ホーン、100
カセグレンアンテナ、110 主反射鏡、111 副
反射鏡、112 レドーム、115 インタフェース、
116ホーン、200 カセグレンアンテナ、213
ヒータ、300 カセグレンアンテナ、313 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 岳史 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA17 DA03 5J046 AA15 CA12 RA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも主反射鏡と、該主反射鏡の前
    面を覆うレドームとからなるアンテナの融雪装置であっ
    て、 前記主反射鏡の外周縁を拡張するように形成されている
    拡張部の内側にリング状の断熱材が収納されており、該
    断熱材の内周面に融雪用のヒータ手段が設けられている
    ことを特徴とする融雪装置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナがカセグレンアンテナとさ
    れて、前記主反射鏡に対向するように前記レドームのほ
    ぼ中央に副反射鏡が固着されていることを特徴とする請
    求項1記載の融雪装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも主反射鏡と、該主反射鏡の前
    面を覆うレドームと、前記主反射鏡に対向するように前
    記レドームのほぼ中央に固着されている副反射鏡からな
    るカセグレンアンテナの融雪装置であって、 前記副反射鏡を前記レドームに固着する支持手段の側周
    面に融雪用のヒータ手段が設けられていることを特徴と
    する融雪装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも主反射鏡と、該主反射鏡の前
    面を覆うレドームと、前記主反射鏡に対向するように固
    着されている副反射鏡からなるカセグレンアンテナの融
    雪装置であって、 前記副反射鏡は複数本のステーにより前記主反射鏡に固
    着されており、前記副反射鏡の裏面に融雪用のヒータ手
    段が設けられていることを特徴とする融雪装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも主反射鏡と、該主反射鏡の前
    面を覆うレドームと、前記主反射鏡に対向するように前
    記レドームのほぼ中央に固着されている副反射鏡からな
    るカセグレンアンテナの融雪装置であって、 前記副反射鏡は複数本のステーにより前記主反射鏡に固
    着されており、前記ステーに融雪用のヒータ手段が設け
    られていることを特徴とする融雪装置。
  6. 【請求項6】 前記レドームが平板状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    融雪装置。
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