JPH07120894B2 - 複反射鏡アンテナ - Google Patents

複反射鏡アンテナ

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JPH07120894B2
JPH07120894B2 JP1119429A JP11942989A JPH07120894B2 JP H07120894 B2 JPH07120894 B2 JP H07120894B2 JP 1119429 A JP1119429 A JP 1119429A JP 11942989 A JP11942989 A JP 11942989A JP H07120894 B2 JPH07120894 B2 JP H07120894B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,衛星通信又は電波天文に用いられる複反射
鏡アンテナに関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は,例えば公開実用新案公報昭54−82537に開示
された従来の複反射鏡アンテナの一種であるカセグレン
アンテナの概略構成を示す断面図である。図において,
(1)は回転放物面より成る主反射鏡,(2)は回転双
曲面より成る副反射鏡,(3)はホーンアンテナを用い
た一次放射器,(4)は副反射鏡(2)を保持する発泡
誘電体により構成された支持体である。支持体(4)は
一次放射器(3)と副反射鏡(2)を結合する中空の錐
状であり,一次放射器(3)の開口部に固定されてい
る。また,図中の点F1と点F2は副反射鏡(2)の双曲面
の2つの焦点であり,点F1は一次放射器(3)より放射
される球面波の位相中心と一致し,点F2は主反射鏡
(1)の放物面と焦点に一致している。
次に動作について,送信の場合を例にとり説明する。
一次放射器(3)より放射される点F1を曲率中心とする
球面波は,支持体(4)の中空部分を伝搬し,副反射鏡
(2)により反射された後,他方の焦点F2から放射され
たごとく支持体(4)をよぎつて主反射鏡(1)方向へ
伝搬し、主反射鏡(1)により反射された後に平面波に
変換され放射される。なお,図中の破線矢印は上記の伝
搬経路を示す。また,一次放射器(3)には導波管が接
続され,給電系より給電される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記,従来の複反射鏡アンテナは以上のように構成さ
れ,一次放射器(3)は肉厚金属で形成され,さらに支
持体(4)を介して副反射鏡(2)も接続されるので,
一次放射器(3)が大きい場合には重量が重くなるとい
う問題点があつた。さらに,一次放射器(3)と支持体
(4)が個別の構成となつているので,一次放射器
(3)と副反射鏡(2)の位置設定誤差が大きくなると
いう問題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので,電気的特性劣化を生じさせずに,構造を簡単
にすることによって重量を軽くするとともに,一次放射
器と副反射鏡の位置設定誤差を小さくすることを目的と
する。また,ホーンアンテナと給電用導波管との接続を
容易かつ確実にすることを目的とする。また,副反射鏡
の位置を容易に調整可能とし,支持体の製作寸法精度を
下げることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る複反射鏡アンテナは,主反射鏡と,副反
射鏡と,一次放射器となるホーンアンテナと,上記副反
射鏡を保持して上記ホーンアンテナに固定する支持体と
を備えた複反射鏡アンテナにおいて,上記支持体を少な
くともその内壁の一部に錐状部分を有する中空の誘電体
で形成し,この錐状部分の内壁の一部ないし全部に金属
層を設けて上記ホーンアンテナのホーンを構成したもの
である。
また,ホーンアンテナのホーンを構成する金属層をホー
ンアンテナの給電部側の支持体上に延長して形成した金
属層を設け,上記金属層をホーンアンテナへの給電用導
波管との接続に供したものである。
また,一次放射器と副反射鏡との距離を可変とする伸縮
機構を,ホーンアンテナのホーンと副反射鏡との間の支
持体に設けたものである。
〔作用〕
この発明における複反射鏡アンテナは,一次放射器が支
持体の内壁に設けられているため,ホーンアンテナのホ
ーンの内側に誘電体は存在せず,不整合等による電気的
特性劣化を生じさせずに構造が簡単になり,一次放射器
と副反射鏡を容易に精度良く位置設定でき,かつ,薄い
金属層で一次放射器を構成できるので軽量にすることが
できる。
〔発明の実施例〕
第1図はこの発明の一実施例である複反射鏡アンテナの
全体の概略構造を示す側面から見た一部切欠いて示す断
面図であり,複反射鏡アンテナの一種であるカセグレン
アンテナで送信する場合を示している。図において,
(1)は主反射鏡,(2)は副反射鏡,(5)は副反射
鏡と保持し,中空で錐状の内壁を有する誘電体で形成さ
れた支持体,(6)は支持体(5)の錐状の内壁及び後
部に連らねて設けられた金属層,(7)は支持体(5)
の後部金属層(6)と接続された金属部である。金属層
(6)は一次放射器となるホーンアンテナのホーンを構
成している。また,(8)は金属部(7)を介して金属
層(6)に接続され,ホーンアンテナに給電するための
導波管,(9)は給電系,(10)は副反射鏡(2)と金
属層(6)を備えた支持体(5)を主反射鏡(1)と副
反射鏡(2)が従来例と同様の所定の配置をとるよう主
反射鏡(1)に固定する支持柱,(11)は複反射鏡アン
テナを構築するための基礎,(12)は主反射鏡(1)並
びに放射系を支える架台である。ここで上記構造の複反
射鏡アンテナでは一般に主反射鏡(1)の中央付近は電
波の放射には寄与しない領域であるので,主反射鏡
(1)の中央付近に一次放射器へ接続する導波管(8)
を通す穴が設けられ,支持柱(10)が設置されている。
図中の点F1と点F2は従来例と同一であり,服反射鏡
(2)の双曲面の2つの焦点である。また,図中の破線
矢印は電波の伝搬経路を示すものであり,従来例と同様
であるため,ここでは上記実施例の動作の説明を省略す
る。
上記のように構成された複反射鏡アンテナにおいては,
一次放射器となるホーンアンテナのホーンが支持体
(5)の内壁に金属層(6)を設けることで構成されて
おり,電気的特性劣化を生じさせずに構造が簡単にな
り,軽量化できるので支持柱(10)の部材も小形軽量化
され,主反射鏡の有効面も広くなる効果がある。また,
一次放射器と副反射鏡(2)との位置設定誤差が低減で
きる効果がある。さらに,上記実施例に示したように金
属層(6)を支持体の内壁のみならず後部にも連らねて
設けているので,金属部(7)をホーンとなる金属層
(6)と確実に結合でき,給電系(9)からの導波管
(8)とホーンとの接続がこの金属部(7)を介して容
易かつ確実に行なえる効果がある。なお,金属層(6)
と導波管(8)との接続部分の詳細構成については後述
する。
また,上記実施例では送信の場合を例にとり説明した
が,上記複反射鏡アンテナは受信の場合に際し可逆的に
作用するものであり,この発明は受信に対しても有効で
ある。
第2図はこの発明の他の実施例である複反射鏡アンテナ
における発明関連部分を示す拡大断面図であり,第1図
に示した支持体(5)の他の実施態様を示すものであ
る。支持体(5)を中空で錐状の内壁を有する誘電体部
分(13)に上記錐状の最大開口部の形を包含する形を断
面内側にもつ筒状誘電体部分(14)を連らねた構造とし
たものである。誘電体部分(13)の錐状の内壁には一次
放射器となるホーンアンテナのホーンとなる金属層
(6)が設けられ,さらに金属層(6)は支持体(5)
の後部にも連らねて設けられており,支持体(5)後部
の金属層(6)には金属部(7)が結合されており,誘
電体部分(14)には所定の位置に副反射鏡(2)が保持
されている。上述の第2図に示す構造を有する複反射鏡
アンテナにおいても第1図に示した実施例と同様に作用
し,同様の効果を有する。
また,第3図はこの発明のさらに他の実施例である複反
射鏡アンテナにおける発明関連部分を示す拡大断面図で
あり,第1図に示した支持体(5)のさらに他の実施態
様を示すもので,第2図に示した実施例における支持体
(5)に副反射鏡(2)の位置を可変とする伸縮装置
(15)を設けたものである。伸縮装置(15)は例えば,
はめ合いによるスライド方式やネジ送り方式等により構
成され,副反射鏡(2)の位置を容易に調整可能とする
ため,支持体(5)まわりの製作寸法精度を下げられる
という効果がある。なお,上述の第3図に示す構造を有
する複反射鏡アンテナにおいても,電波の送信または受
信に対しては第1図に示した実施例と同様に作用し,同
様の効果を有する。
ここで,上記実施例においては,支持体(5)の内壁に
設けた金属層(6)により形成されるホーンと導波管
(8)との接続部についての一構成例として前述のごと
く支持体(5)の内壁及び後部に連らなる金属層(6)
を設ける場合の概略を示したが,この接続部の構成の実
施態様に次に示す。第4図は上記接続部の構成を示す拡
大断面図であり,第4図(a)は第1図〜第3図に示し
た実施例に示した構成の詳細を示す拡大断面図,第4図
(b)は金属層(6)を支持体(5)の内壁にのみ設け
た場合の構成の詳細を示す拡大断面図である。図におい
て,(16)は金属部(7)と金属層(6)とを結合させ
ているろう付部分,(17)は金属部(7)に導波管
(8)をそのフランジで結合させているネジである。な
お,ネジ(17)に換えてろう付けリベツト留めによる結
合を行なつても良い。
以上に示した実施例において支持体(5)を形成する誘
電体は一種一層であつても誘電率の異なるものを多層に
用いても良く,インピーダンス調整用の部材を含ませて
も良い。また,支持体(5)の錐状の内壁に設ける金属
層(6)は金属板の張り付けでもスパツタリングや蒸着
等により形成する金属膜でも良い。
さらに,以上に示した実施例においては複反射鏡アンテ
ナとしてカセグレンアンテナの場合を示したが,主反射
鏡(1)を放物面,副反射鏡(2)を楕円面として構成
されるグレゴリアンアンテナの場合であつても同様な効
果を有する。
ところで上記説明では,この発明をカセグレンアンテナ
やグレゴリアンアンテナ等の一次放射器及び副反射鏡部
分の形成に利用する場合について述べたが,その他のア
ンテナの放射系の形成にも利用できることはいうまでも
ない。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したように構成されているので,電
気的特性劣化を生じさせずに,軽量にするとともに,一
次放射器と副反射鏡の位置設定誤差を小さくする効果が
ある。また,ホーンアンテナと給電用導波管との接続を
容易かつ確実にする効果がある。さらに,支持体の製作
寸法精度を下げる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である複反射鏡アンテナの
全体の概略構造を示す側面から見た一部切欠いて示す断
面図,第2図はこの発明の他の実施例である複反射鏡ア
ンテナにおける発明関連部分を示す拡大断面図,第3図
はこの発明のさなに他の実施例である複反射鏡アンテナ
における発明関連部分を示す拡大断面図,第4図は金属
層と導波管との接続部分の詳細構成を示す拡大断面図,
第5図は従来の複反射鏡アンテナの概略構成を示す主要
部分の拡大断面図である。 図において,(1)は主反射鏡,(2)は副反射鏡,
(3)は一次放射器,(4)及び(5)は支持体,
(6)は金属層,(7)は金属部、(8)は導波管,
(9)は給電系,(10)は支持柱,(11)は基礎,(1
2)は架台,(13)及び(14)は支持体を構成する誘電
体部分,(15)は伸縮装置,(16)はろう付部分,(1
7)はネジである。 なお,各図中同一符号は同一または相対部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主反射鏡と,副反射鏡と,一次放射器とな
    るホーンアンテナと,上記副反射鏡を保持して上記ホー
    ンアンテナに固定する支持体とを備えた複反射鏡アンテ
    ナにおいて,上記支持体を少なくともその内壁の一部に
    錐状部分を有する中空の誘電体で形成し,この錐状部分
    の内壁の一部ないし全部に金属層を設けて上記ホーンア
    ンテナのホーンを構成したことを特徴とする複反射鏡ア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】ホーンアンテナのホーンを構成する金属層
    をホーンアンテナの給電部側の支持体上に延長して形成
    した金属層を設け,上記金属層をホーンアンテナへの給
    電用導波管との接続に供したことを特徴とする請求項1
    記載の複反射鏡アンテナ。
  3. 【請求項3】一次放射器と副反射鏡との距離を可変とす
    る伸縮機構を,ホーンアンテナのホーンと副反射鏡との
    間の支持体に設けたことを特徴とする請求項1記載の複
    反射鏡アンテナ。
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