JP2002368511A - アンテナの取付装置 - Google Patents

アンテナの取付装置

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JP2002368511A
JP2002368511A JP2001176911A JP2001176911A JP2002368511A JP 2002368511 A JP2002368511 A JP 2002368511A JP 2001176911 A JP2001176911 A JP 2001176911A JP 2001176911 A JP2001176911 A JP 2001176911A JP 2002368511 A JP2002368511 A JP 2002368511A
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JP
Japan
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antenna
fixing member
radome
reflecting mirror
main
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JP2001176911A
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English (en)
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Kiyoshi Fukuda
清 福田
Takuya Koizumi
拓也 小泉
Takeshi Nakayama
岳史 中山
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Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの取付装置からの放熱を防止する。 【解決手段】 カセグレンアンテナ1における主反射鏡
10の背面に設けられているインタフェース14は、樹
脂製のアンテナ固着部材30を介してマスト2に固着さ
れている。主反射鏡10には、主反射鏡10を暖めるヒ
ータが設けられているが、アンテナ固着部材30が樹脂
製とされていることから、主反射鏡10の熱がアンテナ
固着部材30を介してマスト2等に放熱することを防止
することができる。これにより、レドーム12の表面温
度が効率的に上昇し、その積雪を融雪することができる
ようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主反射鏡の前面を
覆うように設けられているレドームの融雪手段を備える
アンテナの取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波の公衆通信回線においては、
一般にパラボラアンテナやパラボラアンテナを変形した
カセグレンアンテナを用いてマイクロ波回線が構築され
ている。カセグレンアンテナは、鏡面修正による利得や
指向性などの特性改善の可能性、給電損の減少、インピ
ーダンス整合の広帯域化、偏波面調整の容易さなどの長
所があるため、特に10GHz以上の高い周波数帯にお
いて使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパラボラアンテ
ナやカセグレンアンテナにおいては、反射鏡に雪や氷が
付着すると、アンテナ特性が劣化することから反射鏡の
開口面を覆うレドームが装着されている。しかし、場合
によってはこのレドームに積雪することがある。この場
合には、パラボラアンテナやカセグレンアンテナのアン
テナ特性が劣化してしまうようになる。そこで、反射鏡
にヒータを設けることにより、間接的にレドームを暖め
てレドームの積雪を融雪することが行われている。しか
しながら、パラボラアンテナやカセグレンアンテナは、
金属製の取付装置によりマスト等に取り付けられている
ことから、反射鏡の熱が熱伝導率の大きい金属製の取付
装置を介してマスト等に放熱してしまい、融雪手段の熱
効率が低くなってしまうという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、融雪手段の熱効率を高
くすることのできるアンテナの取付装置を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアンテナの取付装置は、主反射鏡と、該主
反射鏡の前面を覆うレドームと、該レドームの融雪手段
を少なくとも備えるアンテナの取付装置であって、前記
アンテナが固着される樹脂製のアンテナ固着部材と、該
アンテナ固着部材を支持手段に取り付ける取付具とを備
えている。
【0006】さらに、上記本発明のアンテナの取付装置
において、平板状とされている前記アンテナ固着部材の
一端部に前記アンテナが固着されていると共に、前記ア
ンテナ固着部材の他端部に前記取付具が装着されていて
もよい。さらにまた、上記本発明のアンテナの取付装置
において、前記アンテナ固着部材が繊維強化プラスチッ
ク製とされていてもよい。
【0007】このような本発明によれば、アンテナ固着
部材を熱伝導率の小さい樹脂製としたので、アンテナ固
着部材を介してアンテナ支持手段に放熱することを防止
することができ、融雪手段の熱効率を高くすることがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】カセグレンアンテナを本発明のア
ンテナの取付装置により取り付けた実施の形態の全体の
構成を示す平面図を図1に示し、その背面図を図2に示
す。図1および図2に示すカセグレンアンテナ1は、凹
状の主反射鏡10と、凸状の副反射鏡11との2枚の反
射鏡と、主反射鏡10の前面を覆うように主反射鏡10
の外周縁に固着されている略円錐状に形成されているレ
ドーム12と、ホーン13とから構成されている。主反
射鏡10の反射面は放物面とされていると共に、副反射
鏡11の反射面は双曲面とされている。副反射鏡11
は、ホーン13と主反射鏡10とに対する球面波の変換
器として作用し、主反射鏡10は球面波と平面波との変
換器として作用している。また、副反射鏡11は主反射
鏡10の前面を覆うように主反射鏡10に固着されてい
る電波透過性の材質からなるレドーム12のほぼ中央に
固着されている。このレドーム12は主反射鏡10の前
面を覆うことにより、主反射鏡10に雪や氷が付着する
ことを防止している。
【0009】さらに、インタフェース14はODU(送
受信機)を取り付ける部分であると共に、本発明にかか
るアンテナの取付装置が装着されて、マスト2に取り付
けられる部分である。なお、主反射鏡10はアルミニウ
ム等の金属製とされて、この主反射鏡10を暖めるヒー
タが設けられている。そして、暖められた主反射鏡10
からの放射熱により間接的にレドーム12が暖められて
レドーム12の積雪が融雪されるようになされている。
【0010】次に、本発明の実施の形態にかかるアンテ
ナの取付装置について説明する。図1および図2に示す
ようにカセグレンアンテナ1は、平板状に形成されたア
ンテナ固着部材30の一端部に取り付けられている。こ
の場合、主反射鏡10の裏面に設けられているインタフ
ェース14が、例えば4本のボルトによりアンテナ固着
部材30の一端部に固着される。このアンテナ固着部材
30は繊維強化プラスチック(FRP)や、カーボン繊
維強化プラスチック(CFRP)製とされて、熱伝導率
が小さくされている。このようなアンテナ固着部材30
の他端部の上下が一対の取付具32a、32bを介して
一対のUボルト33a、33bによりパイプ状のマスト
2に固着されている。この場合、Uボルト33a、33
bの両端部はアンテナ固着部材30を貫通して、その先
端にそれぞれナット34a、34bが締着される。この
Uボルト33a、33bおよびマスト2は金属製とされ
ており、取付具32a、32bは金属製あるいはFRP
やCFRP製とされている。
【0011】また、アンテナ固着部材30におけるイン
タフェース14が固着される部分の略中央に貫通孔が形
成されており、この貫通孔内にアンテナ出力を出力する
インタフェース14の背面に設けられている出力導波管
15が挿通されている。このように、本発明のアンテナ
の取付装置によれば、インタフェース14とカセグレン
アンテナ1の支持手段であるマスト2との間に樹脂製の
アンテナ固着部材30が介在するようになる。
【0012】ここで、主反射鏡10にヒータを設ける構
成例について図3および図4を参照しながら説明する。
ただし、図3および図4ではカセグレンアンテナ1のみ
の構成を示している。図3に示す構成は、ヒータを主反
射鏡10に設ける第1の構成を示す図であり、主反射鏡
10の裏面にヒータ16が設けられている。このように
すると、ヒータ16により金属製の主反射鏡10が暖め
られ、これにより、主反射鏡10からの放射熱によりレ
ドーム12と主反射鏡10で形成されている閉空間の温
度が上昇するようになる。この結果、レドーム12が暖
められてレドーム12に付着した雪や氷が溶けるように
なり、レドーム12に積雪することを防止することがで
きる。
【0013】また、図4に示す構成は、ヒータを主反射
鏡10に設ける第2の構成を示す図であり、主反射鏡1
0の内面にヒータ17が設けられている。このようにす
ると、ヒータ17により金属製の主反射鏡10が内面か
ら暖められ、これにより、主反射鏡10からの放射熱に
よりレドーム12と主反射鏡10で形成されている閉空
間の温度が上昇するようになる。この結果、レドーム1
2が暖められてレドーム12に付着した雪や氷が溶ける
ようになり、レドーム12に積雪することを防止するこ
とができる。主反射鏡10の内面にヒータ17を設ける
ようにすると、主反射鏡10の裏面に設けた場合より、
ヒータの熱効率を高めることができる。
【0014】ところで、図3や図4に示すように主反射
鏡10にヒータ16,17が設けられることから、ヒー
タ16,17により直接暖められるのは主反射鏡10と
なる。ここで、主反射鏡10は金属製のインタフェース
14を介して樹脂製のアンテナ固着部材30に固着され
ていることから、主反射鏡10から熱伝導率の小さいア
ンテナ固着部材30を介してマスト2等に放熱すること
を防止することができる。これにより、主反射鏡10か
らの放射熱がレドーム12と主反射鏡10で形成されて
いる閉空間に効率的に放射されるようになり、該閉空間
の温度が効率的に上昇するようになる。この結果、効率
的にレドーム12が暖められてレドーム12に付着した
雪や氷が溶けるようになる。なお、図1および図2に示
す構成を低温試験装置内に収納し、主反射鏡10に設け
たヒータ16あるいはヒータ17に通電した結果、本発
明にかかるアンテナ固着部材30を樹脂製とすることに
より、レドーム12の表面温度が格段に上昇することが
確かめられた。
【0015】なお、以上の説明では、アンテナ固着部材
30をFRPあるいはCFRP製としたが、これに限る
ものではなく熱伝導率が小さく強度の高い樹脂であれ
ば、アンテナ固着部材30の樹脂として使用することが
できる。また、本発明が適用されるアンテナはカセグレ
ンアンテナに限るものではなく、パラボラアンテナ等の
反射表面を有するアンテナに適用することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、アンテナ
固着部材を熱伝導率の小さい樹脂製としたので、アンテ
ナ固着部材を介してアンテナ支持手段に放熱することを
防止することができ、融雪手段の熱効率を高くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カセグレンアンテナを本発明のアンテナの取付
装置により取り付けた実施の形態の全体の構成を示す平
面図である。
【図2】カセグレンアンテナを本発明のアンテナの取付
装置により取り付けた実施の形態の全体の構成を示す背
面図である。
【図3】カセグレンアンテナにおいて主反射鏡にヒータ
を設けるようにした構成を示す平面図である。
【図4】カセグレンアンテナにおいて主反射鏡の内側に
ヒータを設けるようにした構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1 カセグレンアンテナ、2 マスト、10 主反射
鏡、11 副反射鏡、12レドーム、13 ホーン、1
4 インタフェース、15 出力導波管、16,17
ヒータ、30 アンテナ固着部材、32a,32b 取
付具、33a,33b Uボルト、34a,34b ナ
ット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 岳史 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内 Fターム(参考) 5J046 AA13 AB05 AB18 CA03 5J047 AA13 AB05 AB18 BB07 BB14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主反射鏡と、該主反射鏡の前面を覆うレ
    ドームと、該レドームの融雪手段を少なくとも備えるア
    ンテナの取付装置であって、 前記アンテナが固着される樹脂製のアンテナ固着部材
    と、該アンテナ固着部材を支持手段に取り付ける取付具
    とを備えていることを特徴とするアンテナの取付装置。
  2. 【請求項2】 平板状とされている前記アンテナ固着部
    材の一端部に前記アンテナが固着されていると共に、前
    記アンテナ固着部材の他端部に前記取付具が装着されて
    いるようにしたことを特徴とする請求項1記載のアンテ
    ナの取付装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ固着部材が繊維強化プラス
    チック製とされていることを特徴とする請求項1記載の
    アンテナの取付装置。
JP2001176911A 2001-06-12 2001-06-12 アンテナの取付装置 Withdrawn JP2002368511A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114243255A (zh) * 2022-01-14 2022-03-25 东莞东石新材料开发有限公司 一种毫米波天线结构

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080902