JP3808536B2 - 開口面アンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、太陽発電衛星のマイクロ波送電、電波天文等の観測、衛星通信等に用いる超大形の開口面アンテナに関するものであり、特に、効率よく開口上のエネルギーを使用し、また、グレーティングローブを発生させない開口面アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の地上で用いられる開口面アンテナとして、図32に示すようなものがあった。この図は、三浦公亮、市川満、浦崎修治、佐藤滋、松本治、”大型アンテナの設計”、三菱電機技報、vol.59,no.9,p.625,1985年に示されたものである。
【0003】
この図において、101は地上における重力や風による指向精度ならびに鏡面精度の劣化を抑えるために十分な強度を備えた回転放物面からなる開口径64mの主反射鏡、102は回転2次曲面からなる副反射鏡、103は複数の反射鏡とホーンアンテナからなるビーム給電系である。ビーム給電系103は、第一集束反射鏡103a、第二集束反射鏡103b、第三集束反射鏡103c、第四集束反射鏡103d、第五集束反射鏡103e、および、ホーンアンテナ103fから構成される。また、104は鏡軸である。
【0004】
図1の開口面アンテナにおいて、送信の場合、ビーム給電系103より伝送された電波は、副反射鏡102により反射された後、主反射鏡101の焦点を曲率中心とする球面波に変換され、主反射鏡101に向けて伝搬し、主反射鏡101により反射されて平面波に変換され、鏡軸104の方向に向けて放射される。
図1の開口面アンテナは、地上に設置された深宇宙探査用大型アンテナ装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、太陽発電衛星のマイクロ波送電、あるいは電波天文等の観測等に用いるために宇宙空間で超大形の開口面アンテナを構成することが検討されている。宇宙空間で数百mを越える開口径を実現しようとすると、資材の運搬等の関係から、図1の主反射鏡101のように1枚の板状に構成することは困難である。そこで、複数の開口面アンテナを用いて超大形の開口面アンテナを構成することが考えられる。
【0006】
しかし、このような構成では、隣り合う開口面アンテナの間には間隙ができ、アレーアンテナとして開口全体を効率よく用いることができず、単一の反射鏡に比べ利得低下が生じる。さらに、等価的に各アンテナ素子間の間隔が広くなり、グレーティングローブが発生するという問題点があった。
【0007】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、開口全体を効率よく用いることができ、また、グレーティングローブの発生を抑制できる超大形の開口面アンテナを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る開口面アンテナは、隙間を有して配列された複数個のアンテナを備え、上記複数個のアンテナ全体で空間に電波を放射するとともに、空間からの電波を受波する開口面アンテナにおいて、
上記隙間に設けられ、隣接するアンテナと電磁波的に結合して励振され、上記複数個のアンテナ間の電流分布を連続的にし、上記空間に電波を放射する電磁波的結合素子とを備えたものである。
【0009】
この発明の開口面アンテナにおいて、複数個のアンテナのうちの隣接するものとの相互結合により電磁波的結合素子が励振され、この電磁波的結合素子が複数個のアンテナの間における励振部分となり、開口面アンテナの電流分布を滑らかにする。このことは、サブ反射鏡アンテナ間の距離が等価的に小さくなることを意味し、複数個のアンテナ間に隙間があることに起因するグレーティングローブの発生を低減できる。また、スピルオーバを低減し、全体としての開口が効率よく使用される。
【0010】
請求項2に係る開口面アンテナは、上記アンテナを、反射鏡、および、給電系を備えたサブ反射鏡アンテナとしたものである。
【0011】
請求項3に係る開口面アンテナは、上記アンテナを、複数の素子アンテナからなるサブアレーアンテナとしたものである。
【0012】
請求項4に係る開口面アンテナは、上記電磁波的結合素子を、反射鏡、この反射鏡と電磁波的に結合する伝送線路、および、この伝送線路の一端に設けられた反射手段を備えた無給電素子としたものである。
【0013】
請求項5に係る開口面アンテナは、上記電磁波的結合素子を、アレーアンテナ、このアレーアンテナと電磁波的に結合する伝送線路、および、この伝送線路の一端に設けられた反射手段を備えた無給電素子としたものである。
【0014】
請求項6に係る開口面アンテナは、上記電磁波的結合素子を、八木宇田アンテナ、この八木宇田アンテナと電磁波的に結合する伝送線路、および、この伝送線路の一端に設けられた反射手段を備えた無給電素子としたものである。
【0015】
請求項7に係る開口面アンテナは、上記電磁波的結合素子を、パッチアンテナ、このパッチアンテナと電磁波的に結合する伝送線路、および、この伝送線路の一端に設けられた反射手段を備えた無給電素子としたものである。
【0016】
請求項8に係る開口面アンテナは、上記電磁波的結合素子を、スロットアンテナ、このスロットアンテナと電磁波的に結合する伝送線路、および、この伝送線路の一端に設けられた反射手段を備えた無給電素子としたものである。
【0017】
請求項9に係る開口面アンテナは、上記伝送線路に、反射位相を調整する移相器を備えたものである。
【0018】
請求項10に係る開口面アンテナは、上記電磁波的結合素子を、断面が放物線であり、その焦点が上記複数のアンテナの焦点と一致し、かつ、反射位相が上記複数のアンテナの反射位相と一致する部分反射鏡としたものである。
【0019】
この発明の開口面アンテナにおいて、複数個のアンテナのうちの隣接するものの間の間隙に、その焦点が開口面アンテナの焦点と一致し、かつ、反射位相が開口面アンテナの反射位相と一致する放物線の部分反射鏡を設けたものであり、反射後の光線は平行光線になる。このことは複数個のアンテナ間の距離が等価的に小さくなることを意味し、グレーティングローブの発生を低減することができる。また、スピルオーバを低減できて、全体としての開口が効率よく使用される。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の開口面アンテナの概略構成図である。同図において、5は多数のサブ反射鏡アンテナ、7はサブ反射鏡アンテナ5の間に設けられた多数の電磁波的結合素子である。これら多数のサブ反射鏡アンテナ5と多数の電磁波的結合素子7とから開口面アンテナ1が構成される。なお、図1において、電磁波的結合素子7は、便宜上、開口面アンテナ1の右上の部分についてのみ表現しているが、実際は開口面アンテナ1の全体にわたって設けられている。また、開口面アンテナ1の周囲の円、十字線、多数のサブ反射鏡アンテナ5間を結ぶ線は理解を助けるための補助線であり、開口面アンテナ1の構成要素ではない。
【0021】
図2は、図1の開口面アンテナ1の一部の拡大図である。
図3は、図2のA−A’線の断面図である。サブ反射鏡アンテナ5には導波管あるいは同軸ケーブル等の給電系3がそれぞれ接続されている。一方、電磁波的結合素子7には給電系は接続されていない。
【0022】
電磁波的結合素子7は、隣り合うサブ反射鏡アンテナ5の間の間隙部分に装荷されているので、サブ反射鏡アンテナ5との相互結合により励振される。また、電磁波的結合素子7はサブ反射鏡アンテナ5間の間隙の励振部分として機能するので、サブ反射鏡アンテナ5間の距離は等価的に小さくなる。なお、電磁波的結合素子7の具体的構成については後述する。
【0023】
次に動作について、図4ないし図12を用いて説明する。
説明の便宜上、まず、電磁波的結合素子7を備えない開口面アンテナの動作について、図8ないし図12を用いて説明する。
【0024】
宇宙でのマイクロ波電力伝送用に、直径130mや1kmの開口面アンテナが検討されている。直径10m程度までは宇宙用に展開性を付与した開口面アンテナで実現できるが、直径10mを越えるとアンテナの構成法から考える必要がある。
【0025】
アンテナの構成法として、図8に示すように、開口を分割して中開口の配列で実現する方法がある。同図は全体の四分の一の部分を示しており、サブ反射鏡アンテナ5の直径は、例えば10mである。
この開口を分割して中開口の配列で実現する方法は、他の方法((1)1つの開口で構成する方法、(2)二分の一波長のスロットやダイポール等の一次放射器の配列で構成する方法)に比べて、高い機械精度が要求される寸法を小さくできて製造上有利であること、放射素子間の機械的誤差は位相調整により補正できること、輸送を開口単位で行うことができること、組み立て途中で試験を行うことができること、(2)の方法に比べて素子数を大幅に少なくできること、などの点で有利である。
【0026】
しかし、サブ反射鏡アンテナ5開口を分割すると中開口間には電界が存在しない領域ができる。この領域は開口全体で周期的に分布する。このため遠方放射パターンに量子化ローブが発生するという問題が生じる。
【0027】
例えば、中開口(サブ反射鏡アンテナ5)の形状を半径a1の円と仮定する。主ローブの幅を一定にするために、図8のように、中開口の分布域を最外周を一定にして半径a0(例えば50m)の大開口円の中に等分させる。
【0028】
a1=a0/9(中開口間にギャップなし)の場合の放射パターンを図9に示す。同図からわかるように、0.6度、1.2度付近(GRATING LOBE X1、X2)、0.7度付近(GRATING LOBE Y)に量子化ローブがある。また、図12は、図9の関係を模式的に表した図である。図中の点線は半径a1の開口面アンテナの放射パターンを示す。同図によれば量子化ローブは周期的に複数存在する。これは、図11のようにサブ反射鏡アンテナ5の間隔bが波長より大きいため、特定の方向で電波が強めあうからである。なお、一枚の反射鏡からなる開口面アンテナにおいては、波源は連続して分布し、これらの間隔は非常に短いため、図12のような特性はもたない。
【0029】
a1を変えたときのアンテナ利得と第1サイドローブレベル(x方向、y方向もほぼ同じ)、各量子化ローブレベルを図10に示す。同図から次のことがわかる。
(1)利得はa1とともに増加する。
(2)a1≦5.1mの範囲ではy方向量子化ローブレベルが第1サイドローブレベルより高い。
(3)1.2度付近の量子化ローブレベルがa1=3.6m付近で極小となっている。これは、単一開口面の零点がその付近にあるためと思われる。
(4)x方向の量子化ローブが2種類あり、かつy方向のレベルより低いのは、中開口の配列の仕方による。
【0030】
以上のことから、開口を分割して中開口の配列で大開口を実現する方法を用いるときは、量子化ローブレベルを考慮しなければならないことがわかる。
【0031】
次に、電磁波的結合素子7を備える開口面アンテナの動作について、図1ないし図7を用いて説明する。
上述したように、量子化ローブは波源の間隔が広いために生じる。これは、図5に示すように、電磁波的結合素子7がない場合の電流の強度分布53が不連続だからである。電流の強度分布53は、サブ反射鏡アンテナ5の部分の電流強度が大きく、サブ反射鏡アンテナ5の間では電流強度はほとんど零である。一方、図7に示すように、量子化ローブが生じない超大形開口の電流の強度分布56は連続的である。そこで、何等かの手段によりサブ反射鏡アンテナ5の間で電流分布を生じさせれば電流分布は連続的あるいはこれに近い分布になり、量子化ローブの発生を防止できると考えられる。
【0032】
このために用いられるものが電磁波的結合素子7である。図6に示すように、サブ反射鏡アンテナ5と電磁波的結合素子7との間の結合55により、電磁波的結合素子がある場合の電流の強度分布54は、サブ反射鏡アンテナ5間において電流分布が生じるので、図5の電流の強度分布53に比べて連続的になる。このことは、サブ反射鏡アンテナ5間の距離が等価的に小さくなることを意味する。したがって量子化ローブの発生を抑制できる。
【0033】
このときの放射特性図を図4に示す。中開口の配列による放射パターン51は、超大形開口による放射パターン52に近似し、量子化ローブは存在しない。
【0034】
以上のように、この実施の形態1の装置によれば、電磁波的結合素子7は隣り合うサブ反射鏡アンテナ5の間の間隙部分に装荷され、電磁波的結合素子7とサブ反射鏡アンテナ5との間で相互結合が生じ、電流の強度分布が連続的になるので、グレーティングローブの発生が少なくなる。
また、電流の強度分布が連続的になるのでスピルオーバがなくなり、開口全体の効率が向上する。
また、大形の開口面アンテナを、中開口の複数のサブ反射鏡アンテナ5で構成し、これらの隙間をうめるように電磁波的結合素子7を配置すればよいから、サブ反射鏡アンテナ5の配置の自由度は高くなり、設計、製造の自由度が大きくなる。
【0035】
実施の形態2.
実施の形態1において、サブ反射鏡アンテナ5と電磁波的結合素子7はいずれも円形であったが、この形状に限らない。図13は実施の形態2の開口面アンテナを表す概略構成図である。同図において、8は複数個の素子アンテナからなるサブアレーアンテナである。サブアレーアンテナ8は矩形(あるいは他の四角形)である。サブアレーアンテナ8の間にやはり矩形(あるいは他の四角形)の電磁波的結合素子7bが配置されている。このとき、図13の実線の矢印のように結合が生じる。
【0036】
この実施の形態2の場合にも、隣り合うサブアレーアンテナ8の間の間隙部分に電磁波的結合素子7bが装荷され、実施の形態1の場合と同様に動作し、同じ効果を奏するのは明らかである。
【0037】
実施の形態3.
図14は本発明の実施の形態3を表す概略構成図である。同図において、電磁波的結合素子7cは、反射鏡と一次放射器からなる電磁波的結合反射鏡アンテナ71と、電磁波的結合反射鏡アンテナ71の給電端を短絡あるいは開放にする短絡素子あるいは開放素子72から構成されている。サブ反射鏡アンテナ5は図1に示されたものと同様のものである。また、電磁波的結合素子7cは図1の電磁波的結合素子7と同様に動作する。
【0038】
図14の構成の開口面アンテナの電磁波的結合素子7cは無給電素子である。サブ反射鏡アンテナ5との相互結合により、短絡素子あるいは開放素子72による短絡あるいは開放の給電端条件を持つ電磁波的結合反射鏡アンテナ71は励振される。このために、間隙を挟む電磁波的結合反射鏡アンテナ71間に励振部分が存在することになるので、開口全体が効率よく使用され、また、グレーティングローブは発生しない。
【0039】
この実施の形態3の場合にも、隣り合うサブ反射鏡アンテナ5の間の間隙部分に電磁波的結合素子7cが装荷され、実施の形態1の場合と同様に動作し、同じ効果を奏するのは明らかである。
【0040】
実施の形態4.
図15は本発明の実施の形態4を表す概略構成図である。同図において、電磁波的結合素子7dは複数個の素子アンテナからなる電磁波的結合アレーアンテナ73を備える。他の構成要素は実施の形態1等に示したものと同様のものである。
【0041】
この実施の形態4の場合にも、隣り合うサブアレーアンテナ8の間の間隙部分に電磁波的結合素子7dが装荷され、実施の形態1の場合と同様に動作し、同じ効果を奏するのは明らかである。
【0042】
実施の形態5.
図16は本発明の実施の形態5を表す概略構成図である。同図において、74は一端が電磁波的結合反射鏡アンテナ71の給電端に接続され、他端が短絡素子あるいは開放素子72に接続された伝送線路、75は伝送線路74の途中の装荷された移相器である。他の構成要素は実施の形態1等に示したものと同様のものである。
【0043】
図16の構成の、サブ反射鏡アンテナ5との相互結合により励振された電磁波的結合素子7eにおいて、その受波された電界は短絡素子あるいは開放素子72に至るまでに移相器75により位相変化を受けるとともに、その短絡素子あるいは開放素子72から反射された電界は移相器75により再度位相変化を受ける。移相器75での移相変化量を適当に選ぶことにより、サブ反射鏡アンテナ5から放射される電界の位相を調節でき、この開口面アンテナ全体として所望の放射特性を実現できる。
【0044】
この実施の形態5の場合にも、隣り合うサブアレーアンテナ8の間の間隙部分に電磁波的結合素子7eが装荷され、実施の形態1の場合と同様に動作し、同じ効果を奏するのは明らかである。
【0045】
実施の形態6.
図17は本発明の実施の形態6を表す概略構成図である。同図の、電磁波的結合素子7fを構成する、短絡素子あるいは開放素子72、電磁波的結合アレーアンテナ73、伝送線路74、移相器75は上記実施の形態1等で示されたものと同じものであり、同様に動作する。
【0046】
この実施の形態6の場合にも、隣り合うサブアレーアンテナ8の間の間隙部分に電磁波的結合素子7fが装荷され、実施の形態1の場合と同様に動作し、同じ効果を奏するのは明らかである。
【0047】
なお、この実施の形態6では、電磁波的結合アレーアンテナ73に対して一つの移相器75が接続されているが、電磁波的結合アレーアンテナ73を分割し、それら分割したアンテナにそれぞれ移相器75を接続しても同様な効果が得られる。
【0048】
実施の形態7.
図18は本発明の実施の形態7を表す概略構成図である。図19は電磁波的結合素子7gの詳細図である。これらの図において、76は八木・宇田アンテナである。電磁波的結合素子7gを構成する短絡素子あるいは開放素子72は上記実施の形態1等で示されたものと同じものであり、同様に動作する。
【0049】
この実施の形態7では無給電素子として、給電端に短絡素子あるいは開放素子72を持つ2素子の八木・宇田アンテナの場合を示している。
【0050】
この実施の形態7の場合にも、隣り合うサブアレーアンテナ8の間の間隙部分に電磁波的結合素子7gが装荷され、実施の形態1の場合と同様に動作し、同じ効果を奏するのは明らかである。
【0051】
実施の形態8.
図20は本発明の実施の形態8を表す概略構成図である。図21は電磁波的結合素子7hの詳細図である。これらの図において、電磁波的結合素子7gを構成する、短絡素子あるいは開放素子72、伝送線路74、八木・宇田アンテナ76は上記実施の形態1等で示されたものと同じものであり、同様に動作する。
【0052】
この実施の形態8は、無給電素子として八木・宇田アンテナ76の給電端と、短絡素子あるいは開放素子72との間を伝送線路74で接続した場合を示している。
【0053】
この実施の形態8の場合にも、隣り合うサブアレーアンテナ8の間の間隙部分に電磁波的結合素子7hが装荷され、実施の形態1の場合と同様に動作し、同じ効果を奏するのは明らかである。
【0054】
実施の形態9.
図22は本発明の実施の形態9を表す概略構成図である。図23は電磁波的結合素子7iの詳細図である。これらの図において、電磁波的結合素子7iを構成する、短絡素子あるいは開放素子72、伝送線路74、移相器75、八木・宇田アンテナ76は上記実施の形態1等で示されたものと同じものであり、同様に動作する。
【0055】
この実施の形態9は、伝送線路の途中に移相器75を装荷した場合を示している。
【0056】
この実施の形態9の場合にも、隣り合うサブアレーアンテナ8の間の間隙部分に電磁波的結合素子7iが装荷され、実施の形態1の場合と同様に動作し、同じ効果を奏するのは明らかである。
【0057】
実施の形態10.
図24は本発明の実施の形態10の電磁波的結合素子7jを表す概略構成図である。同図は、無給電素子としてパッチアンテナ77を用いた場合を示している。短絡素子あるいは開放素子72、伝送線路74、移相器75は、上記実施の形態1等で示されたものと同様のものであり、同様に動作する。
【0058】
この実施の形態10の電磁波的結合素子を用いた場合でも、実施の形態1の場合と同様に動作し、同じ効果を奏するのは明らかである。
【0059】
実施の形態11.
図25は本発明の実施の形態11の電磁波的結合素子7kを表す概略構成図である。同図は、無給電素子としてスロットアンテナ78を用いた場合を示している。短絡素子あるいは開放素子72、伝送線路74、移相器75は、上記実施の形態1等で示されたものと同様のものであり、同様に動作する。
【0060】
この実施の形態11の電磁波的結合素子を用いた場合でも、実施の形態1の場合と同様に動作し、同じ効果を奏するのは明らかである。
【0061】
実施の形態12.
図26および図27は本発明の実施の形態12を表す概略構成図であり、本発明の効果を示す実験に用いたアンテナの構成を表すものである。これらの図において、9は導波管、10は電界の方向である。
図26は導波管9と八木・宇田アンテナ76がE面結合している場合を示す図であり、図27は導波管9と八木・宇田アンテナ76がH面結合している場合を示す図である。
【0062】
図28および図29に本発明の実施の形態12の開口面振幅分布の概略図を示す。図28は八木・宇田アンテナ76がある場合、図29は八木・宇田アンテナ76がない場合の開口面振幅分布を示す。これらの図において、11は電界等レベル線である。
【0063】
この実施の形態12では、導波管9の間隙に八木・宇田アンテナ76を設けている。八木・宇田アンテナ76は実施の形態7の場合と同様に給電端を開放にしている。図28および図29により、八木・宇田アンテナ76がない場合には開口面分布はまゆ形になるのに対して、無給電素子として八木・宇田アンテナ76を用いることにより、開口面分布は長方形に近くなる。導波管9の間隙に八木・宇田アンテナ76を設けた効果が大きく出ていることがわかる。
【0064】
実施の形態13.
図30および図31は本発明の実施の形態13を表す概略構成図である。
図30は前面から見た概略構成図を示す。図31は、図30のB−B’線の断面図を示す。これらの図において、12は部分反射鏡、14は中開口主反射鏡の光線、15は部分反射鏡の光線、51は中開口主反射鏡、52はサブ反射鏡アンテナ用一次放射器である。
【0065】
では、隣り合うサブ反射鏡アンテナ5bの間の間隙に、実施形態1等の無給電素子ではなく、部分反射鏡12を設けている。部分反射鏡12は放物面であり、その焦点が各中開口主反射鏡51の焦点と一致し、かつ、反射位相が中開口主反射鏡51の反射位相と一致するように設けられている。したがって、中開口主反射鏡の光線14および部分反射鏡の光線15は、中開口主反射鏡51および部分反射鏡12で反射された後は平行光線になっている。
【0066】
この実施の形態13のように、隣り合うサブ反射鏡アンテナ5の間の間隙に部分反射鏡12を設けることにより、電流の強度分布が連続的になるので、グレーティングローブの発生が少なくなる。
また、電流の強度分布が連続的になるのでスピルオーバがなくなり、開口全体の効率が向上する。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、隙間を有して配列された複数個のアンテナを備え、上記複数個のアンテナ全体で空間に電波を放射するとともに、空間からの電波を受波する開口面アンテナにおいて、上記隙間に設けられ、隣接するアンテナと電磁波的に結合して励振され、上記複数個のアンテナ間の電流分布を連続的にし、上記空間に電波を放射する電磁波的結合素子とを備え、この電磁波的結合素子が複数個のアンテナの間における励振部分となり、開口面アンテナの電流分布を滑らかにする。このことは、サブ反射鏡アンテナ間の距離が等価的に小さくなることを意味し、複数個のアンテナ間に隙間があることに起因するグレーティングローブの発生を低減できる。また、スピルオーバを低減し、全体としての開口が効率よく使用される。
【0068】
また、この発明によれば、上記電磁波的結合素子を、断面が放物線であり、その焦点が上記複数のアンテナの焦点と一致し、かつ、反射位相が上記複数のアンテナの反射位相と一致する部分反射鏡とし、反射後の光線は平行光線になる。このことは複数個のアンテナ間の距離が等価的に小さくなることを意味し、グレーティングローブの発生を低減することができる。また、スピルオーバを低減できて、全体としての開口が効率よく使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの全体の概略構成図である。
【図2】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの一部の拡大図である。
【図3】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの一部の断面図である。
【図4】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの放射特性図である。
【図5】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの動作説明図(電磁波的結合素子がない場合)である。
【図6】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの動作説明図(電磁波的結合素子がある場合)である。
【図7】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの動作説明図(一枚の反射鏡の場合)である。
【図8】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの動作説明図(全体の開口半径a0と複数のサブ反射鏡の半径a1の関係を示す)である。
【図9】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの動作説明図(電磁波的結合素子がない場合の放射特性を示す)である。
【図10】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの動作説明図(全体の開口半径a0と複数のサブ反射鏡の半径a1の関係を変えたときの利得変化を示す)である。
【図11】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの動作説明図(量子化サイドローブ発生の原理を示す)である。
【図12】 発明の実施の形態1の開口面アンテナの動作説明図(電磁波的結合素子がない場合の放射特性を示す)である。
【図13】 発明の実施の形態2の開口面アンテナの全体の概略構成図である。
【図14】 発明の実施の形態3の開口面アンテナの全体の概略構成図である。
【図15】 発明の実施の形態4の開口面アンテナの全体の概略構成図である。
【図16】 発明の実施の形態5の開口面アンテナの全体の概略構成図である。
【図17】 発明の実施の形態6の開口面アンテナの全体の概略構成図である。
【図18】 発明の実施の形態7の開口面アンテナの全体の概略構成図である。
【図19】 発明の実施の形態7の八木・宇田アンテナからなる電磁波的結合素子の概略構成図である。
【図20】 発明の実施の形態8の開口面アンテナの全体の概略構成図である。
【図21】 発明の実施の形態8の八木・宇田アンテナからなる電磁波的結合素子の概略構成図である。
【図22】 発明の実施の形態9の開口面アンテナの全体の概略構成図である。
【図23】 発明の実施の形態9の八木・宇田アンテナからなる電磁波的結合素子の概略構成図である。
【図24】 発明の実施の形態10のパッチアンテナからなる電磁波的結合素子の概略構成図である。
【図25】 発明の実施の形態11のスロットアンテナからなる電磁波的結合素子の概略構成図である。
【図26】 発明の実施の形態12の開口面アンテナの概略構成図である。
【図27】 発明の実施の形態12の他の開口面アンテナの概略構成図である。
【図28】 発明の実施の形態12の開口面アンテナの動作説明図である。
【図29】 発明の実施の形態12の開口面アンテナの動作説明図である。
【図30】 発明の実施の形態13の開口面アンテナの概略構成図である。
【図31】 発明の実施の形態13の開口面アンテナの概略断面図である。
【図32】 従来例の開口面アンテナの概略構成図である。
【符号の説明】
1 開口面アンテナ、3 給電系、5 サブ反射鏡アンテナ、7 電磁波的結合素子、12 部分反射鏡、51 中開口主反射鏡、52 サブ反射鏡アンテナ用一次放射器、71 電磁波的結合反射鏡アンテナ、72 短絡素子あるいは開放素子、73 電磁波的結合アレーアンテナ、74 伝送線路、75 移相器、76 八木・宇田アンテナ、77 パッチアンテナ、78 スロットアンテナ。

Claims (10)

  1. 間隙を有して配列された複数個のアンテナを備え、上記複数個のアンテナ全体で空間に電波を放射するとともに、空間からの電波を受波する開口面アンテナにおいて、
    上記間隙に設けられ、隣接するアンテナと電磁波的に結合して励振され、上記複数個のアンテナ間の電流分布を連続的にし、上記空間に電波を放射する電磁波的結合素子とを備えた開口面アンテナ。
  2. 上記アンテナを、反射鏡、および、給電系を備えたサブ反射鏡アンテナとしたことを特徴とする請求項1記載の開口面アンテナ。
  3. 上記アンテナを、複数の素子アンテナからなるサブアレーアンテナとしたことを特徴とする請求項1記載の開口面アンテナ。
  4. 上記電磁波的結合素子を、反射鏡、この反射鏡と電磁波的に結合する伝送線路、および、この伝送線路の一端に設けられた反射手段を備えた無給電素子としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載の開口面アンテナ。
  5. 上記電磁波的結合素子を、アレーアンテナ、このアレーアンテナと電磁波的に結合する伝送線路、および、この伝送線路の一端に設けられた反射手段を備えた無給電素子としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載の開口面アンテナ。
  6. 上記電磁波的結合素子を、八木宇田アンテナ、この八木宇田アンテナと電磁波的に結合する伝送線路、および、この伝送線路の一端に設けられた反射手段を備えた無給電素子としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載の開口面アンテナ。
  7. 上記電磁波的結合素子を、パッチアンテナ、このパッチアンテナと電磁波的に結合する伝送線路、および、この伝送線路の一端に設けられた反射手段を備えた無給電素子としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載の開口面アンテナ。
  8. 上記電磁波的結合素子を、スロットアンテナ、このスロットアンテナと電磁波的に結合する伝送線路、および、この伝送線路の一端に設けられた反射手段を備えた無給電素子としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載の開口面アンテナ。
  9. 上記伝送線路に、反射位相を調整する移相器を備えたことを特徴とする請求項4ないし請求項8いずれかに記載の開口面アンテナ。
  10. 上記電磁波的結合素子を、断面が放物線であり、その焦点が上記複数のアンテナの焦点と一致し、かつ、反射位相が上記複数のアンテナの反射位相と一致する部分反射鏡としたことを特徴とする請求項1記載の開口面アンテナ。
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