JP2002367617A - 燃料電池用ガス拡散層の製造方法 - Google Patents
燃料電池用ガス拡散層の製造方法Info
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Abstract
散層内にガス拡散用の気孔を均一に形成する。 【解決手段】 カーボンブラック粒子32と、撥水性粒
子34と、界面活性剤36,38を第1の溶媒である水
30に分散させてスラリー状の一次分散液を生成したの
ち、水30に対して非溶解性であって水30より高沸点
の非水系溶媒40と界面活性剤42とを一次分散液に分
散又は乳化させペースト状の二次分散液を生成させ、こ
の二次分散液を電極基材上に塗布しガス拡散層用被膜を
形成し、次いで、ガス拡散用被膜より非水系溶媒40が
揮発することのない乾燥温度で水30を主に揮発させ、
その後乾燥温度を上げて、水30が揮発し乾燥したガス
拡散用被膜より非水系溶媒40を揮発させ、非水系溶媒
40の揮発した部分に気孔を形成させる燃料電池用ガス
拡散層の製造方法である。
Description
あるとともに、触媒層との密着性の良好なガス拡散層を
有する燃料電池に関する。
料電池は、高効率と優れた環境特性を有することから小
電力電池として近年脚光を浴びている。燃料電池の原理
は、水の電気分解の逆反応、すなわち水素と酸素が結び
ついて電子イオンと水とが生成する仕組みを利用してい
る。
電解質とするリン酸型燃料電池と、炭酸リチウムと炭酸
カリウムとの混合炭酸塩を含浸させた電界質板を用いる
溶融炭酸塩型燃料電池と、リン酸水溶液や溶融炭酸塩の
ような液体上材料の代わりにイオン導電性を有する固体
の安定化ジルコニアを電解質とし作動温度1000℃の
固体電解質型燃料電池と、水酸化カリウム水溶液を電解
質とするアルカリ型燃料電池と、水素イオン導電性のフ
ッ素樹脂系のイオン交換膜(例えばナフィオン(Nafion
デュポン社の登録商標))を電解質として作動温度8
0〜90℃である固体高分子型燃料電池がある。
なく、常温で起動しかつ起動時間が極めて早い等の利点
を有する固体高分子型燃料電池が注目されている。この
固体高分子型燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyt
e Fuel Cells)の構造は、固体高分子電解質膜を2枚の
ガス拡散電極で挟み、これらを一体として接合したセル
が少なくとも1つ以上が積層されスタックを形成してな
る。
ように、電解質11に上述した高分子イオン交換膜を用
い、この電解質11の両側には、それぞれアノード側触
媒電極12とカソード側触媒電極16(いずれも例えば
触媒として白金を含む)が配置され、更に両触媒電極1
2,16の外側には、それぞれアノード側ガス拡散電極
14とカソード側ガス拡散電極18が配置され、セル1
0が形成されている。
を図6に示す。図6に示すように、カソード側ガス拡散
電極18は、カーボンペーパーやカーボンシートからな
る電極基材52上に撥水カーボン層24を形成したガス
拡散層からなる。そして、撥水カーボン層24は、酸化
ガスが拡散可能な気孔を複数有するように、カーボンブ
ラック粒子と撥水性樹脂粒子が分散されている分散液を
塗布し、乾燥、焼成させて形成している。そして、撥水
カーボン層24の上面は、触媒層からなるカソード側触
媒電極16に密着するように配置されている。なお、こ
こでは、カソード側ガス拡散電極について説明したが、
アノード側ガス拡散電極も同様の構造を有する。
れるポリテトラフルオロエチレン(以下「PTFE」と
いう)粒子は水に分散された状態で市販されている。そ
こで、PTFE粒子の水分散液にカーボンブラック粒子
を分散させ、水系撥水カーボン層用分散液を生成した
後、この水系撥水カーボン層用分散液を電極基材52に
塗布し、乾燥、焼成させて撥水カーボン層24を製造し
ていた。
水系撥水カーボン層用分散液は粘度が低いため、電極基
材に塗布すると該基材中に浸透してしまい、基材表面に
十分な量の撥水カーボン層を形成することができない。
そのため、ガス拡散電極と接触する撥水カーボン層の面
積が小さくなり燃料電池の出力が小さくなる。
液の電極基材への浸透を防止するため、該分散液に増粘
剤を添加して粘性を増大させることも提案されている。
十分な分散液が保持できるものの、その後の乾燥による
溶媒の除去、焼成による撥水カーボン層の形成の過程で
撥水カーボン層に大きな亀裂が生ずる。亀裂の存在によ
りガスの拡散が不均一となり、やはり燃料電池としての
出力が小さくなってしまう。
たものであり、その目的は、ガス拡散層に均一な気孔を
形成するとともに触媒層との密着性を向上させた燃料電
池用ガス拡散層の製造方法を提供することである。
に、本発明の燃料電池用ガス拡散層の製造方法は、以下
の特徴を有する。
撥水性粒子と、を第1の溶媒に分散させて一次分散液を
生成させる一次分散液生成工程と、前記第1の溶媒に対
して非溶解性であって前記第1の溶媒より高沸点の第2
の溶液を前記一次分散液に分散させ二次分散液を生成さ
せる二次分散液生成工程と、前記二次分散液を電極基材
上に塗布しガス拡散層用被膜を形成する塗布工程と、前
記ガス拡散用被膜より前記第1の溶媒を揮発させる第1
の除去工程と、前記ガス拡散用被膜より前記第2の溶媒
を揮発させる第2の除去工程と、を有する燃料電池用ガ
ス拡散層の製造方法である。
分散させることにより、二次分散液を増粘させることが
できる。これにより、例えば水を第1の溶媒として用い
た場合の乾燥収縮を抑制することができ、ガス拡散層の
ひび割れを防止することができる。その結果、触媒層と
の密着性が向上し、導電性を高めることができる。ま
た、第2の溶媒は、第1の溶媒より高沸点の溶媒を用い
ているため、第1の溶媒を揮発させたのち除去温度を上
げることによって、拡散用被膜内に分散されていた第2
の溶媒が揮発し、その揮発した部分に気孔を形成させる
ことができる。すなわち、第2の溶媒を造孔材として機
能させることができる。これにより、製造されたガス拡
散層には、複数の気孔が形成されているため、ガス拡散
性が向上する。従って、燃料電池の出力を向上させるこ
とができる。
拡散層の製造方法において、前記第2の溶媒の添加量を
制御することにより、前記二次分散液の粘度及び製造さ
れたガス拡散層の気孔率の少なくとも一方を制御する燃
料電池用ガス拡散層の製造方法である。
に非溶解であるため、第2の溶媒の添加量を変えること
によって、二次分散液の分散状態又は乳化状態を変える
ことができる。この分散状態又は乳化状態によって、二
次分散液の粘度を変えることができ、これにより、第1
及び第2の溶媒の除去後の乾燥収縮を抑制することがで
きるとともに、電極基材への塗布性を向上させることが
できる。また、第2の溶媒の添加量を変えることによっ
て、製造されたガス拡散層の気孔率、例えば気孔量を制
御することができる。
拡散層の製造方法において、更に、前記二次分散液生成
工程では、前記一次分散液に界面活性剤が添加される燃
料電池用ガス拡散層の製造方法である。
によって、第1の溶媒中に第2の溶媒を均一に分散又は
乳化させることができる。このように生成された二次分
散液を電極基材に塗布した後、第1の溶媒に続き第2の
溶媒を揮発させることによって、ガス拡散層における気
孔を均一に形成させることができる。
拡散層の製造方法において、前記界面活性剤の添加量を
制御することにより、前記二次分散液の粘度及び製造さ
れたガス拡散層の気孔率の少なくとも一方を制御する燃
料電池用ガス拡散層の製造方法である。
って、第1の溶媒中の第2の溶媒の分散滴又は乳化滴の
大きさを調整することができる。これにより、製造され
たガス拡散層の気孔率、例えば気孔径や気孔量を制御す
ることができる。
電池用ガス拡散層の製造方法において、前記二次分散液
生成工程における分散時の機械的応力を制御することに
よって、前記二次分散液の粘度及び製造されたガス拡散
層の気孔率の少なくとも一方を制御する燃料電池用ガス
拡散層の製造方法である。
力、例えば攪拌力を変えることによって、二次分散液の
分散状態又は乳化状態を調整することができる。これに
より、二次分散液の粘度や製造されたガス拡散層の気孔
率、例えば気孔径を変化させることができる。
説明する。なお、先に説明した従来の燃料電池と同じ構
成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
拡散層の製造に用いる分散液の模式図が示されている。
また、図2には、本実施の形態のガス拡散層の製造方法
のフローチャートが示されている。
造方法は、次の通りである。まず、撥水性粒子34とカ
ーボンブラック粒子32を第1の溶媒である水30に添
加し、更に、界面活性剤36,38を用いて分散させ、
一次分散液を生成させる(S100)。ここで、一次分
散液は粘性の少ないスラリー状である。次いで、一次分
散液内に、水30には非溶解性の第2の溶媒である非水
系溶媒40を界面活性剤42を用いて分散又は乳化さ
せ、二次分散液を生成させる(S102)。ここで、二
次分散液は、チクソトロピー性を有するペースト状にな
る。このペースト状の二次分散液を電極基材上に塗布
し、ガス拡散用被膜を形成する(S104)。その後、
ガス拡散用被膜から主に水30だけを揮発させための乾
燥温度で、ガス拡散用被膜を乾燥させる(S106)。
この乾燥工程では、後述するように、非水系溶媒40は
揮発することなく、ガス拡散用被膜内に残留している。
次いで、温度を上昇させて、ガス拡散用被膜から主に非
水系溶媒40を揮発させるための焼成温度において、非
水系溶媒40を揮発させる(S108)。この焼成工程
では、乾燥したガス拡散用被膜から非水系溶媒40が揮
発するため、非水系溶媒40が揮発した部分に気孔が形
成されることとなる。これにより、製造されたガス拡散
層内には、気孔が均一に形成される。
の溶媒に溶解することなく、また第2の溶媒の沸点は、
第1の溶媒の沸点より高いという点である。従って、乾
燥工程と焼成工程の2段の溶媒除去工程によって、第2
の溶媒を造孔材として機能させることができる。
第1の溶媒は、例えば水が好ましいが、沸点100℃程
度又はそれ以下の水系溶媒であってもよい。
解しない非水系の溶媒であって、上述したように、第1
の溶媒より高沸点の溶媒が好ましい。例えば、第1の溶
媒を水とした場合には、第2の溶媒は、沸点が110℃
以上、好ましくは150℃以上、更に200℃以上であ
ればより好ましい。第2の溶媒としては、上記沸点を考
慮して、例えばパラフィンやイソパラフィン等の脂肪族
炭化水素類、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、又はこれ
らの誘導体を用いることができる。
ッ素系樹脂粒子が好ましく、フッ素系樹脂粒子として
は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が
好ましい。
とは、固形分重量比で1:1で添加されていることが好
ましいが、比率はこれに限定されるものではなく、所望
の撥水性等を考慮し必要に応じて比率を変化させてもよ
い。
ばカーボンクロス、カーボンペーパー、カーボン抄紙等
を用途に応じて選択される。
ける乾燥温度は、第1の溶媒が蒸発できる温度であれば
よいが、第1の溶媒の沸点温度近傍、第2の溶媒の沸点
以下であることが好ましく、例えば第1の溶媒が水の場
合には、乾燥温度は50℃以上、更に100℃を越える
高温で行うことにより乾燥時間を短縮することができ
る。
ける焼成温度は、第2の溶媒の沸点以上、例えば110
℃以上、好ましくは150℃以上、更に200℃以上で
あればより好ましいが、上記フッ素系樹脂の耐熱温度以
下に焼成温度を保つことがより好適である。
は、金属イオンを含まない界面活性剤が好適であり、例
えばノニオン系界面活性剤、金属イオンを含まないアニ
オン系界面活性剤又はカチオン系界面活性剤を用いるこ
とができる。また、上記界面活性剤36,38,42
は、上記焼成温度において揮発するものであることが好
ましい。
第2の溶媒の添加量を制御することにより、上記二次分
散液の粘度や製造されたガス拡散層の気孔率を制御する
ことができる。
第1の溶媒に非溶解であるため、第2の溶媒の添加量を
変えることによって、二次分散液の分散状態又は乳化状
態を変えることができる。この分散状態又は乳化状態に
よって、ペースト状の二次分散液の粘度を変えることが
できる。これにより、第1の溶媒及び第2の溶媒を揮発
させた後の乾燥収縮を抑制することができ、ガス拡散層
の表面の平滑性を保つことができる。その結果、ガス拡
散層と触媒層と密着性が向上し、導電性が高くなり、燃
料電池の出力が向上する。また、第2の溶媒の添加量を
変えることによって、上記ガス拡散用被膜に含有される
第2の溶媒の量を調整することができる。従って、第2
の溶媒を揮発させることによって、製造されたガス拡散
層の気孔率、例えば気孔量を制御することができる。こ
こで、気孔は、主にガス拡散時にガスの流通路となる。
る際に界面活性剤を添加することによって、第1の溶媒
中に第2の溶媒を均一に分散又は乳化させることができ
る。このように生成された二次分散液を電極基材に塗布
した後、第1の溶媒に続き第2の溶媒を揮発させること
によって、ガス拡散層における気孔を均一に形成させる
ことができる。
ことにより、第1の溶媒中の第2の溶媒の分散滴又は乳
化滴の大きさを調整することができる。これにより、製
造されたガス拡散層の気孔率、例えば気孔径や気孔量を
制御することができる。また、二次分散液の粘度を調整
することができる。
的応力、例えば攪拌力を変えることによって、二次分散
液の分散状態又は乳化状態を調整することができる。こ
れにより、二次分散液の粘度を調整することができる。
また、機械的応力を調整して、分散滴又は乳化滴の大き
さを調整できるので、製造されたガス拡散層の気孔率を
変化させることができる。
及び比較例を説明する。
粒子と界面活性剤とを水に分散させ、PTFE粒子とカ
ーボンブラック粒子の固形分重量比が1:1のスラリー
状の一次分散液を作成した。ここで、一次分散液の粘度
は500mPa・s以下であることが望ましい。更に、
一次分散液にパラフィン(沸点:約200℃)と界面活
性剤とを添加し攪拌し、パラフィン系溶媒をエマルショ
ンとして水中に微分散させた二次分散液を作成した。こ
のエマルションの効果により、二次分散液の粘度は上昇
し、チクソトロピー性を有した。このペースト状の二次
分散液を、電極基材に塗布し、常温で乾燥後、不活性ガ
ス雰囲気下330℃で焼成した。
(a)に示す。ガス拡散層50の電極基材52上に形成
された撥水カーボン層60の気孔は、均一に分散されて
いるとともに、拡散層50上面の平滑性が保たれてい
た。
ク粒子と界面活性剤とを水に分散させ、PTFE粒子と
カーボンブラック粒子の固形分重量比が1:1のスラリ
ー状の一次分散液を作成した。このスラリー状の一次分
散液を、電極基材に塗布し、常温で乾燥後、不活性ガス
雰囲気下330℃で焼成した。
(b)に示す。ガス拡散層の電極基材52上に形成され
た撥水カーボン層70は、電極基材52に含浸され、そ
のため、拡散層上面の平滑性が損なわれていた。また、
撥水カーボン層70はマクロ的に粗密分布となってい
た。
ク粒子と界面活性剤とを水に分散させ、PTFE粒子と
カーボンブラック粒子の固形分重量比が1:1のスラリ
ー状の一次分散液を作成した。更に、一次分散液に増粘
剤を添加し、粘度調整されたペースト状液を得た。次
に、このペースト状液を、電極基材に塗布し、常温で乾
燥後、不活性ガス雰囲気下330℃で焼成した。
(c)に示す。ガス拡散層の電極基材52上に形成され
た撥水カーボン層80の上面の平滑性は保たれていた
が、撥水性カーボン層80は、緻密な凝集部と亀裂で構
成されていた。
れたガス拡散層を有する燃料電池において、電流密度と
電圧との関係を測定した結果を図4に示す。
対するガス拡散層の密着性の高いものほど導電性が高く
なり触媒活性が高くなるため電圧が高くなる。従って、
図4より、本発明の実施例のガス拡散層が触媒層に対す
る密着性が高いことが判明した。
性が高いほど電池反応が促進されるため燃料電池セル温
度の上昇するため、電圧の低下を抑制することができ
る。従って、図4より、本発明の実施例のガス拡散層
は、ガス拡散性が高いことが判明した。
ば、ガス拡散層の上面の平滑性を保ちつつ、ガス拡散層
内の気孔を均一に形成することができる。
模式図である。
ートである。
により製造されたガス拡散層の断面模式図である。
されたガス拡散層を有する燃料電池の電流密度と電圧と
の関係を示すグラフ図である。
の図である。
一例を示す断面模式図である。
粒子、36,38,42 界面活性剤、40 非水系溶
媒、50 ガス拡散層、52 電極基材、60撥水カー
ボン層、62 気孔。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくともガス拡散用基材粒子と、撥水
性粒子と、を第1の溶媒に分散させて一次分散液を生成
させる一次分散液生成工程と、 前記第1の溶媒に対して非溶解性であって前記第1の溶
媒より高沸点の第2の溶液を前記一次分散液に分散させ
二次分散液を生成させる二次分散液生成工程と、 前記二次分散液を電極基材上に塗布しガス拡散層用被膜
を形成する塗布工程と、 前記ガス拡散用被膜より前記第1の溶媒を揮発させる第
1の除去工程と、 前記ガス拡散用被膜より前記第2の溶媒を揮発させる第
2の除去工程と、を有することを特徴とする燃料電池用
ガス拡散層の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の燃料電池用ガス拡散層
の製造方法において、 前記第2の溶媒の添加量を制御することにより、前記二
次分散液の粘度及び製造されたガス拡散層の気孔率の少
なくとも一方を制御することを特徴とする燃料電池用ガ
ス拡散層の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の燃料電池用ガス拡散層
の製造方法において、 更に、前記二次分散液生成工程では、前記一次分散液に
界面活性剤が添加されることを特徴とする燃料電池用ガ
ス拡散層の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の燃料電池用ガス拡散層
の製造方法において、 前記界面活性剤の添加量を制御することにより、前記二
次分散液の粘度及び製造されたガス拡散層の気孔率の少
なくとも一方を制御することを特徴とする燃料電池用ガ
ス拡散層の製造方法。 - 【請求項5】 請求項2又は請求項4に記載の燃料電池
用ガス拡散層の製造方法において、 前記二次分散液生成工程における分散時の機械的応力を
制御することによって、前記二次分散液の粘度及び製造
されたガス拡散層の気孔率の少なくとも一方を制御する
ことを特徴とする燃料電池用ガス拡散層の製造方法。
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