JP2002366989A - バス料金支払いシステム - Google Patents

バス料金支払いシステム

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JP2002366989A
JP2002366989A JP2001169284A JP2001169284A JP2002366989A JP 2002366989 A JP2002366989 A JP 2002366989A JP 2001169284 A JP2001169284 A JP 2001169284A JP 2001169284 A JP2001169284 A JP 2001169284A JP 2002366989 A JP2002366989 A JP 2002366989A
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Yukio Adachi
幸夫 足立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者がバス料金を常に確認する必要がな
く、また容易にバス料金を支払うことができるようにし
た、バス料金支払いシステムを提供する。 【解決手段】 利用者100がバスの乗車時および降車
時に支払い用カード110をバス200に設けられた運
賃収納装置210のカード読取部220,230に挿入
することにより、運賃収納装置210が、乗車場所およ
び降車場所によるバス料金を、当該支払いカード110
の識別情報とと共に、決済センター300に送信し、決
済センター300が識別情報に基づいて当該利用者10
0の決済口座120からバス料金を引き落とすことによ
り、バス料金の決済を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者がバスに乗
車する際のバス料金の支払いのためのバス料金支払いを
円滑に処理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、路線バスにおいては、均一料金の
路線を除いて、利用者は、乗車時に乗車場所を明示する
カードとしての整理券を受け取り、降車時に整理券と共
にバス料金を支払うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バス料金の
支払いの際には、必ず硬貨により支払う必要があり、硬
貨の持ち合わせのない場合には、両替機により紙幣を硬
貨に両替してから、硬貨によりバス料金を支払わなけれ
ばならない。このため、混雑時には、両替する利用者が
多いと、利用者の降車に時間がかかり、場合によっては
バスの運行時間が遅れてしまうことがあった。
【0004】また、バス料金は、乗車距離に応じて決め
られており、バスの運行中はバス車内に、整理券に表示
された番号と、この番号に対するバス料金が表示される
ようになっているが、この路線に不慣れな利用者にとっ
ては、自分の降車する停留所に到着するまで、常にこの
案内表示を見ながら、バス料金を確認する必要があるの
で、煩わしいという問題があった。また、整理券を紛失
した場合には、当該バスの始発からのバス料金を支払わ
なければならなくなってしまう。
【0005】これに対して、プリペイドカード(所謂バ
スカード)を利用したバス料金の支払い方法も実用化さ
れているが、利用者は、前払いでバスカードを購入しな
ければならず、またバスカードの利用可能料金が限定さ
れているため、利用者は常にバスカードの残高を確認す
る必要がある。さらに、あまりバスを利用しない利用者
の場合には、バスカードの残高が不使用となってしまう
こともあった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、利用者がバス料金を常に確認する必要が
なく、また容易にバス料金を支払うことができるように
した、バス料金支払いシステムの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のバス料金支払いシステム
は、バスに設置された運賃収納装置が、利用者の支払い
用カードを使用して、利用者のバス乗車および降車の場
所を特定し、通信ネットワークを介して決済センターに
てバス料金の決済を行なうバス料金支払いシステムであ
って、上記運賃収納装置が、バス位置情報を検出するバ
ス位置検出部と、利用者の乗車時に、当該利用者の支払
い用カードから識別情報を読み込む第一のカード読取部
と、利用者の降車時に、当該利用者の支払い用カードか
ら識別情報を読み込む第二のカード読取部と、上記第一
および第二のカード読取部により読み取った識別情報お
よびバス位置検出部からのバス位置情報に基づいて、当
該利用者の乗車場所および降車場所を特定して、バス料
金を決定する処理部と、処理部からの当該利用者の識別
情報およびバス料金を通信ネットワークを介して決済セ
ンターに送信する送信部と、を備えており、上記決済セ
ンターが、受信部により、当該送信部からの識別情報と
バス料金を受信して、これらに基づいて、当該識別情報
により特定される利用者の決済口座からバス料金を引き
落とす構成としてある。
【0008】バス料金支払いシステムをこのような構成
とすると、利用者は、バス乗車の際に、バスに設けられ
た第一のカード読取部に自分の支払い用カードを挿入す
る。これにより、第一のカード読取部が、当該支払い用
カードの識別情報を読み込んで、処理部が、第一のカー
ド読取部からの識別情報と共に、そのときのバス位置情
報を乗車場所として記憶する。
【0009】そして、利用者は、バス降車の際に、バス
に設けられた第二のカード読取部に自分の支払い用カー
ドを挿入する。これにより、第二のカード読取部が、当
該支払い用カードの識別情報を読み込んで、処理部が、
第一のカード読取部からの識別情報に基づいて、そのと
きのバス位置情報を降車場所とし、また記憶している当
該識別情報とそれに関連する乗車場所を読み出して、当
該利用者の乗車場所および降車場所を特定し、バス料金
を決定する。
【0010】その後、処理部は、バス料金および識別情
報を送信部に出力し、送信部は、通信ネットワークを介
してこれらのバス料金および識別情報を送信する。これ
に対して、決済センターは、その受信部により、これら
のバス料金及識別情報を受信し、この識別情報により特
定される利用者の決済口座からバス料金を引き落とす。
【0011】このようにして、利用者は、バスを利用す
る際、乗車時および降車時に自分の支払い用カードを、
バスに設けられた第一のカード読取部および第二のカー
ド読取部に挿入するだけで、バス料金の支払いを行なう
ことができるので、硬貨を用意しておく必要がなく、ま
た従来のような乗車場所を明示するための整理券を取る
必要がなく、さらにバスの運行に連れて代わる運賃表示
を気にすることなく、目的地の降車場所までゆっくりと
バスに乗っていることができる。さらに、この場合、バ
ス料金は、従来のプリペイドカードのように前払いする
必要がなく、また残額に注意する必要もないので、取扱
いが容易である。また、例えば混雑時であっても、各利
用者は、両替する必要がなく、第二のカード読取部に支
払い用カードを挿入すればよいので、利用者の降車が円
滑になり、バスの運行時間が確実になる。
【0012】請求項2記載のバス料金支払いシステム
は、上記支払い用カードが、磁気カードである構成とし
てある。請求項3記載のバス料金支払いシステムは、上
記支払い用カードが、ICカードである構成としてあ
る。
【0013】バス料金支払いシステムをこのような構成
とすると、第一のカード読取部および第二のカード読取
部は、既存の磁気カードリーダまたはICカードリーダ
を利用することができるので、コストを低減することが
できる。
【0014】請求項4記載のバス料金支払いシステム
は、上記支払い用カードが、クレジットカードである構
成としてある。バス料金支払いシステムをこのような構
成とすると、支払い用カードを特に用意することなく、
一般に広く普及しているクレジットカードを支払い用カ
ードとして利用することにより、決済センターもクレジ
ットカードの決済センターを利用することができるの
で、コストを低減することができる。
【0015】請求項5記載のバス料金支払いシステム
は、上記支払い用カードが、デビットカードである構成
としてある。バス料金支払いシステムをこのような構成
とすると、支払い用カードを特に用意することなく、一
般に広く普及している銀行等の金融機関のキャッシュカ
ードを支払い用カードとして利用することにより、決済
センターも金融機関の決済センターを利用することがで
きるので、コストを低減することができると共に、決済
が即時に行なわれるので、バス料金の回収を迅速に行な
うことができる。
【0016】請求項6記載のバス料金支払いシステム
は、上記運賃収納装置の送信部から、決済センターの受
信部まで、中継局を介して、送受信が行なわれる構成と
してある。バス料金支払いシステムをこのような構成と
すると、バス路線が広い範囲にわたって設定されている
場合であっても、各バスの運賃収納装置の送信部からの
送信信号を中継局を介して受信することにより、決済セ
ンターの受信部を一箇所に設ければ済むので、コストを
低減することができる。
【0017】請求項7記載のバス料金支払いシステム
は、上記中継局が、地上に設けられた基地局である構成
としてある。バス料金支払いシステムをこのような構成
とすると、運賃収納装置の送信部および決済センターの
受信部として、携帯電話やPHS等を利用し、中継局と
して、携帯電話やPHS等の基地局を利用することによ
って、設備コストを大幅に低減することができる。
【0018】請求項8記載のバス料金支払いシステム
は、上記中継局が、通信衛星局である構成としてある。
バス料金支払いシステムをこのような構成とすると、運
賃収納装置の送信部および決済センターの受信部によ
り、通信衛星局を介して衛星電波の送受信を行なうこと
により、バス路線が山あい等の地上波が到達しにくい場
所に設定されている場合であっても、各バスの運賃収納
装置の送信部からの送信信号を、通信衛星局を介して決
済センターの受信部により確実に受信することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態に
おける運賃収納装置の情報処理装置での処理は、プログ
ラムに制御されたコンピュータにより実行される。記録
媒体としては、例えば磁気ディスク,半導体メモリ,そ
の他の任意のコンピュータで読み取り可能なものを使用
することができる。また、記録媒体に記録されたプログ
ラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コ
ンピュータに読み込ませてもよく、また通信ネットワー
クを介してコンピュータに読み込ませてもよい。
【0020】本発明のバス料金支払いシステムの一実施
形態について、図1乃至図 を参照して説明する。図1
は、本実施形態のバス料金支払いシステムの構成を示す
ブロック図である。
【0021】図1に示すように、バス料金支払いシステ
ム10は、利用者100と、路線バス200と、決済セ
ンター300と、通信ネットワーク400と、を設けて
ある。なお、図1においては、利用者100,路線バス
200は、一つだけ図示されているが、一つに限定され
るものではない。
【0022】また、通信ネットワーク400は、携帯電
話,PHS,衛星電話等を含む無線式の一般公衆回線網
あるいは専用回線網等の通信ネットワークである。
【0023】利用者100は、路線バス200を利用し
ようとする者であって、そのバス料金支払いのための支
払い用カード110を持っている。
【0024】上記支払い用カード110は、当該利用者
100を特定して、バス料金の支払いのための決済機能
を備えており、専用のカードを用意してもよく、また例
えば既存のクレジットカード,デビットカード等を利用
することができる。なお、支払い用カード110は、磁
気カード,ICカード等により、当該利用者100を特
定する識別情報が記録可能であるように、構成されてい
る。
【0025】ここで、支払い用カード110が専用のカ
ードである場合には、利用者100は自分の支払い用カ
ード110を作成する際に、バス料金を引き落とすため
の決済口座120として金融機関等の預金口座等を指定
しておく。また、支払い用カード110がクレジットカ
ード,デビットカード等の既存のカードである場合に
は、利用者100は、バス料金の決済口座120とし
て、クレジットカード,デビットカード等の決済口座を
利用することができる。これにより、利用者100は、
路線バス200の乗車または降車の際に、自分の支払い
用カード110を、路線バス20に設けられたカード読
取部に挿入することにより、支払い用カード110に記
録された識別情報に基づいて、一意に特定される。
【0026】路線バス200は、運賃収納装置210を
備えている。この運賃収納装置210は、バス車内に設
けられた情報処理装置としてのコンピュータから構成さ
れており、図2に示すように、乗車時用の第一のカード
読取部220と、降車時用の第二のカード読取部230
と、バス位置検出部240と、処理部250と、記憶部
260と、送信部270と、を有している。
【0027】上記第一のカード読取部220は、上記支
払い用カード110に記録された情報の読取を行なうよ
うに構成されており、路線バス200のバス車体の乗車
口付近に設けられている。さらに、上記第一のカード読
取部220は、例えば路線バス200が停留所に停車し
て乗車口のドアが開いたとき動作可能となり、利用者1
00が支払い用カード110を挿入口(図示せず)から
挿入したとき、この支払い用カード110に記録された
識別情報を読み取って、処理部250に送出するように
なっている。なお、上記第一のカード読取部220は、
支払い用カード110の読取後、当該支払いカード11
0を挿入口または排出口から排出するようになってい
る。
【0028】上記第二のカード読取部230は、第一の
カード読取部220と同様に、上記支払い用カード11
0に記録された情報の読取を行なうように構成されてお
り、路線バス200のバス車体の降車口付近に設けられ
ている。さらに、上記第二のカード読取部230は、路
線バス200が停留所に停車して降車口のドアが開いた
とき動作可能となり、利用者100が支払い用カード1
10を挿入口から挿入したとき、この支払い用カード1
10に記録された識別情報を読み取って、処理部250
に送出するようになっている。なお、上記第二のカード
読取部230は、支払い用カード110の読取後、当該
支払いカード110を挿入口または排出口から排出する
ようになっている。
【0029】上記バス位置検出部240は、手動式また
は自動式に構成されており、そのときの路線バス200
の位置を検出して、処理部250に出力するようになっ
ている。なお、手動式の場合には、バス位置検出部24
0は、例えば路線バス200の車内放送における次停留
所の案内の際に、運転手が放送装置のスイッチを操作し
たとき、その都度次の停留所をバスの位置として検出す
る。また、自動式の場合には、バス位置検出部240
は、例えばGPSシステム等により路線バス200の現
在位置を取得して、その位置から次の停留所をバスの位
置として検出する。
【0030】上記処理部250は、第一のカード読取部
220,第二のカード読取部230およびバス位置検出
部240から、それぞれ支払い用カード110の識別情
報とバス位置が入力される。そして、上記処理部250
は、第一のカード読取部220から支払い用カード11
0の識別情報が入力されたとき、バス位置検出部240
からのバス位置を乗車場所として、識別情報と関連付け
て記憶部260に記録する。
【0031】また、上記処理部250は、第二のカード
読取部230から支払い用カード110の識別情報が入
力されたとき、この識別情報に基づいて、同じ識別情報
にら関連付けられた乗車場所を記憶部260から読み出
して、当該識別情報に関する乗車場所および降車場所を
特定し、この乗車場所および降車場所に基づいてバス料
金を決定する。なお、バス料金は、乗車場所および降車
場所に対するデータベースとして、記憶部260に登録
されていてもよい。そして、上記処理部250は、決定
したバス料金を、当該利用者100の識別情報と共に、
送信部270に出力する。
【0032】上記記憶部260は、上述したように、利
用者100の乗車時に、当該利用者100の支払い用カ
ード110の識別情報と、乗車時のバス位置情報とを関
連付け登録されると共に、好ましくは乗車場所および降
車場所に対するバス料金のデータベースが登録される。
【0033】上記送信部270は、処理部250からの
バス料金および利用者100の識別情報を、送信する。
【0034】これに対して、上記決済センター300
は、適宜の場所に設けられており、図3に示すように、
受信部310と、処理部320と、記憶部330と、決
済部340と、を設けてある。上記受信部310は、各
路線バス200の運賃収納装置210の送信部270か
ら送信されてくるバス料金および利用者100の識別情
報を受信し、このバス料金および識別情報を処理部32
0に出力する。
【0035】上記処理部320は、受信部310からの
バス料金および利用者100の識別情報により、この識
別情報毎に、バス料金のデータを決済情報として記憶部
330に登録する。そして、決済部340は、例えば一
ヶ月毎に決められた決済日に、各識別情報毎の決済情報
を記憶部330から読み出して、この決済情報による合
計バス料金を、当該識別情報により特定される利用者1
00が指定した決済口座から一括して引き落とすと共
に、個々の利用者100に対して、それぞれバス料金の
利用明細を送付する。
【0036】なお、支払い用カード110として既存の
クレジットカード,デビットカードを利用する場合に
は、決済センター300の決済部340は、それぞれク
レジット会社の決済センター,金融機関の決済センター
を利用することになる。そして、支払い用カード110
がデビットカードの場合には、バス料金の決済は、利用
の都度、指定の金融機関の預金口座等から引き落とされ
る。また、支払い用カード110がクレジットカードの
場合には、バス料金の利用明細は、クレジットカードの
利用明細に含まれることになり、クレジット会社から各
利用者100宛に送付されることになる。
【0037】次に、本実施形態のバス料金支払いシステ
ム10の動作について、図4〜図6を参照して説明す
る。バス料金支払いシステム10は、図4に示す利用者
100によるバス乗車時の作業,図5に示す利用者10
0によるバス降車時の作業および図6に示す決済センタ
ー300による決済作業の処理の各ステップで利用され
る。
【0038】まず、利用者100のバス乗車時の作業に
ついて図4を参照して説明する。図4において、先ず符
号A1で示すように、路線バス200があるバス停留所
に停車する。このとき、路線バス200の運賃収納装置
210のバス位置検出部250は、当該バス停留所をバ
スの位置として検出し、バス位置情報を処理部240に
出力している。
【0039】ここで、符号A2で示すように、利用者1
00が路線バス200に乗車する場合、利用者100が
路線バス200の乗車口からバスに乗り込んで、運賃収
納装置210の第一のカード読取部220の挿入口に、
自分の支払い用カード110を挿入する。
【0040】これにより、第一のカード読取部220
は、符号A3で示すように、当該支払い用カード110
の識別情報を読み取って、処理部240に出力する。
【0041】これを受けて、処理部240は、符号A4
で示すように、バス位置検出部250からのバス位置情
報を乗車場所として、第一のカード読取部220からの
識別情報と共に、記憶部260に登録する。なお、第一
のカード読取部220で認識情報の読取が終了した支払
い用カード110は、符号A5で示すように、第一のカ
ード読取部220から排出され、利用者100は、自分
の支払い用カード110を受け取る。以上で、利用者1
00の乗車時の作業が完了する。
【0042】次に、利用者100の降車時の作業につい
て、図5を参照して説明する。図5において、先ず符号
B1で示すように、路線バス200はその運行にしたが
って、順次にバス停留所に停車しあるいは通過する。そ
の際、路線バス200の運賃収納装置210のバス位置
検出部250は、バス停留所毎に、当該バス停留所をバ
スの位置として検出し、バス位置情報を処理部240に
出力している。
【0043】ここで、符号B2で示すように、利用者1
00が降車する場合、利用者100が路線バス200の
降車口にて、運賃収納装置210の第二のカード読取部
230の挿入口に、自分の支払い用カード110を挿入
する。
【0044】これにより、第二のカード読取部230
は、符号B3で示すように、当該支払い用カード110
の識別情報を読み取って、処理部240に出力する。
【0045】これを受けて、処理部240は、符号B4
で示すように、第二のカード読取部230からの識別情
報に基づいて、バス位置検出部250からのバス位置情
報を降車場所とする。続いて、処理部240は、符号B
5で示すように、当該識別情報に基づいて、同じ識別情
報に関連付けられた乗車場所を記憶部260から読み出
す。そして、処理部240は、符号B6で示すように、
これらの乗車場所および降車場所を特定し、これらの乗
車場所および降車場所から、記憶部260に登録された
バス料金のデータベースから、対応するバス料金を読み
出す。
【0046】次に、処理部240は、符号B7で示すよ
うに、識別情報およびバス料金を送信部270に出力す
る。これにより、送信部270は、符号B8で示すよう
に、上記識別情報およびバス料金を決済センター300
に対して通信ネットワーク400を介して送信する。
【0047】これを受けて、決済センター300は、符
号B9で示すように、その受信部310が上記識別情報
およびバス料金を受信して、処理部320に出力する。
これにより、処理部320は、符号B10で示すよう
に、受信部310からの識別情報およびバス料金によ
り、識別情報毎に、バス料金のデータを決済情報として
記憶部330に登録する。なお、第二のカード読取部2
30で認識情報の読取が終了した支払い用カード110
は、符号B11で示すように、第二のカード読取部23
0から排出され、利用者100は、自分の支払い用カー
ド110を受け取る。以上で、利用者100の降車時の
作業が完了する。
【0048】次に、バス料金の決済作業について、図6
を参照して説明する。図6において、先ず決済センター
300の決済部340は、符号C1で示すように、例え
ば一ヶ月毎に決められた決済日(例えば月末)またはそ
の前に、記憶部330に登録された決済情報から、各識
別情報毎の決済情報を読み出す。
【0049】そして、決済部340は、符号C2で示す
ように、この決済情報による一ヶ月間の合計バス料金の
利用明細を、各利用者100に対して送付する。また、
決済部340は、符号C3で示すように、この決済情報
による一ヶ月間の合計バス料金を、当該識別情報により
特定される利用者100が指定した決済口座120から
決済日に一括して引き落とす。以上で、バス料金の決済
作業が終了する。
【0050】ここで、上記決済口座は、支払い用カード
110が専用の支払い用カードの場合には、利用者10
0が指定する金融機関の預金口座等であり、当該預金口
座等から直接にバス料金の引き落としが行なわれる。ま
た、上記決済口座は、支払い用カード110がクレジッ
トカードの場合には、クレジットカードにより指定され
たクレジット会社の支払い口座である。したがって、こ
の場合、決済部340は、クレジット会社に対してバス
料金の支払い請求を行なう。なお、上記決済口座は、支
払い用カード110がデビットカードの場合には、デビ
ットカードにより指定された金融機関等の預金口座等で
ある。なお、この場合、決済部340は、上述したよう
に例えば一ヶ月毎にバス料金を一括して引き落とすよう
にしてもよく、また利用者100の路線バス200の利
用の都度、個々のバス料金を引き落とすようにしてもよ
い。
【0051】このようにして、本実施形態によるバス料
金支払いシステム10によれば、利用者100は、路線
バス200に乗車する際に、路線バス200の運賃収納
装置210の第一のカード読取部220に支払い用カー
ド110を挿入し、また降車時には、第二のカード読取
部230に支払い用カード110を挿入するだけで、バ
ス料金の支払いを行なうことができる。
【0052】したがって、バス料金の支払いのために硬
貨を用意しておく必要がなく、また従来のような乗車場
所を明示するための整理券を取る必要がない。さらに、
バスの運行に連れて代わる運賃表示を気にすることな
く、目的地の降車場所までゆっくりとバスに乗っている
ことができる。
【0053】また、降車する利用者が多い場合であって
も、各利用者100は、バス料金の支払いのために両替
する必要がないので、降車が円滑に行なわれることにな
り、バスの運行時間が遅延してしまうようなことが避け
られる。
【0054】上述した実施形態においては、路線バス2
00に設けられた運賃収納装置210は、乗車時用の第
一のカード読取部220と降車時用の第二のカード読取
部230を備えているが、路線バス200が一つの乗降
口を有している場合には、乗降口付近に乗車時用および
降車時用の唯一つのカード読取部を備えるようにしても
よい。
【0055】また、上述した実施形態においては、路線
バス200の運賃収納装置210の送信部270は、決
済センター300の受信部310に対して直接に識別情
報およびバス料金を送信するようになっているが、これ
に限らず、中継局を介して識別情報およびバス料金の送
信を行なうようにしてもよい。この場合、例えば送信手
段として、携帯電話やPHS等の無線式の一般公衆回線
網を利用すれば、通信ネットワークの構築のためのコス
トが大幅に削減されることになる。また、中継局とし
て、通信衛星局を利用するようにすれば、地形による送
信の影響が大幅に低減されるので、路線バス200の運
行範囲が制限されるようなことはない。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、バスを
利用する際、乗車時および降車時に自分の支払い用カー
ドを、バスに設けられた第一のカード読取部および第二
のカード読取部に挿入するだけで、バス料金の支払いを
行なうことができるので、硬貨を用意しておく必要がな
く、また従来のような乗車場所を明示するための整理券
を取る必要がなく、さらにバスの運行に連れて代わる運
賃表示を気にすることなく、目的地の降車場所までゆっ
くりとバスに乗っていることができる。さらに、この場
合、バス料金は、従来のプリペイドカードのように前払
いする必要がなく、また残額に注意する必要もないの
で、取扱いが容易である。また、例えば混雑時であって
も、各利用者は、両替する必要がなく、第二のカード読
取部に支払い用カードを挿入すればよいので、利用者の
降車が円滑になり、バスの運行時間が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のバス料金支払いシステム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のバス料金支払いシステムにおける路線バ
スの運賃収納装置の構成を示す図である。
【図3】図1のバス料金支払いシステムにおける決済セ
ンターの構成を示す図である。
【図4】図1のバス料金支払いシステムにおける利用者
の乗車時の作業を示すフローチャートである。
【図5】図1のバス料金支払いシステムにおける利用者
の降車時の作業を示すフローチャートである。
【図6】図1のバス料金支払いシステムにおける決済セ
ンターの決済作業を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 利用者 110 支払い用カード 200 路線バス 210 運賃収納装置 220 第一のカード読取部 230 第二のカード読取部 240 処理部 250 バス位置検出部 260 記憶部 270 送信部 300 決済センター 310 受信部 320 処理部 330 記憶部 340 決済部 400 通信ネットワーク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスに設置された運賃収納装置が、利用
    者の支払い用カードを使用して、利用者のバス乗車およ
    び降車の場所を特定し、通信ネットワークを介して決済
    センターにてバス料金の決済を行なうバス料金支払いシ
    ステムであって、 上記運賃収納装置が、 バスの位置を検出してバス位置情報を出力するバス位置
    検出部と、 利用者の乗車時に、当該利用者の支払い用カードから識
    別情報を読み込む第一のカード読取部と、 利用者の降車時に、当該利用者の支払い用カードから識
    別情報を読み込む第二のカード読取部と、 上記第一および第二のカード読取部により読み取った識
    別情報およびバス位置検出部からのバス位置情報に基づ
    いて、当該利用者の乗車場所および降車場所を特定し
    て、バス料金を決定する処理部と、 処理部からの当該利用者の識別情報およびバス料金を通
    信ネットワークを介して決済センターに送信する送信部
    と、 を備えており、 上記決済センターが、受信部により、当該送信部からの
    識別情報とバス料金を受信して、これらに基づいて、当
    該識別情報により特定される利用者の決済口座からバス
    料金を引き落とすことを特徴とするバス料金支払いシス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記支払い用カードが、磁気カードであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のバス料金支払いシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 上記支払い用カードが、ICカードであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のバス料金支払いシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記支払い用カードが、クレジットカー
    ドであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載のバス料金支払いシステム。
  5. 【請求項5】 上記支払い用カードが、デビットカード
    であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載のバス料金支払いシステム。
  6. 【請求項6】 上記運賃収納装置の送信部から、決済セ
    ンターの受信部まで、中継局を介して、送受信が行なわ
    れることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    のバス料金支払いシステム。
  7. 【請求項7】 上記中継局が、地上に設けられた基地局
    であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記
    載のバス料金支払いシステム。
  8. 【請求項8】 上記中継局が、通信衛星局であることを
    特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のバス料金
    支払いシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005339304A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Clarion Co Ltd 乗降処理システム、方法及びプログラム、コントローラ並びにバス車両
CN106960349A (zh) * 2017-04-28 2017-07-18 美载(厦门)网络科技有限公司 一种公交人脸识别支付与安防控制系统

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