JP2002366915A - 意匠性の高いrfidタグ、およびその製造方法 - Google Patents

意匠性の高いrfidタグ、およびその製造方法

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JP2002366915A JP2001170392A JP2001170392A JP2002366915A JP 2002366915 A JP2002366915 A JP 2002366915A JP 2001170392 A JP2001170392 A JP 2001170392A JP 2001170392 A JP2001170392 A JP 2001170392A JP 2002366915 A JP2002366915 A JP 2002366915A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】RFIDタグのコイル状、または対をなす2枚
アンテナパターンの外観を、改良して意匠性を高めたア
ンテナを有するRFIDタグを提供する。 【解決手段】シート状基材にICチップとアンテナパタ
ーンとを電気的に接続状態で構成するRFIDタグにお
いて、該アンテナパターンが光回折構造層と導電性の光
反射層であることを特徴とする。さらに、上記RFID
タグの製造方法において、アンテナパターンを、アンテ
ナ転写箔またはアンテナタックラベルとし、シート状基
体へ転写または貼着して設け、該アンテナパターンへ交
信可能にICチップルを装着することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RFIDタグ、お
よびその製造方法に関し、さらに詳しくは、該RFID
タグがリーダライタと交信するアンテナ部の意匠性を高
めたRFIDタグ、およびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来、RFIDタグがリーダライタと交信
するアンテナ部としては、RFIDタグ基体にラミネー
トしたアルミ箔や銅箔などの金属箔を、フォトエッチン
グやレジスト印刷後のエッチングによりコイル状のアン
テナパターンとする。また、静電結合型のRFIDタグ
のアンテナ部は、対をなす2つのアンテナパターンから
なり、該アンテナパターンの形成は、導電性インキを使
用して、オフセット・グラビア・フレキソ・シルクスク
リーン印刷などによって形成する。導電性インクには、
カーボン・黒鉛・アルミ粉・銀紛、あるいはそれらの混
合体などをビヒクルに分散したインキを使用する方法が
知られている。
【0003】しかしながら、コイル状のアンテナパター
ンの外観は、機械的な幾何学模様であり、人間の感性に
そぐわないという欠点がある。また、対をなす2つのア
ンテナパターンの外観は、形成する導電性インキが黒色
またはそれに近い色調であり、さらにリーダライタと交
信するアンテナとして機能するために一定以上の面積が
必要で、結果的にRFIDタグの大部分の面積を占めて
しまって、最終的な用途である媒体へ載置した場合の外
観を損ねるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、こ
のような問題点を解消すべく、アンテナパターンを、ホ
ログラムまたは回折格子などの光回折構造層と導電性の
光反射層から構成し、また、該アンテナパターンを予め
転写箔またはタックラベルとしておいて、RFIDタグ
のシート状基体へ載置することを着想して、本発明の完
成に至ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明の要旨は、シート状基材にICチップ
とアンテナパターンとを電気的に接続状態で構成するR
FIDタグにおいて、該アンテナパターンが光回折構造
層と導電性の光反射層であることを特徴とする。第2の
発明の要旨は、上記RFIDタグの製造方法において、
アンテナパターンを、アンテナ転写箔またはアンテナタ
ックラベルとし、シート状基体へ転写または貼着して設
け、該アンテナパターンへ交信可能にICチップルを装
着することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施態様について、図を
参照して詳細に説明する。まず、本発明に用いるRFI
Dタグとは、RFID(Radio Frequenc
y Identification)システムの媒体と
して、電波を用いて非接触で情報の交信ができるタグで
ある。RFIDタグは、紙やプラスチック等の基材に設
けたアンテナパターンとICチップからなり、該アンテ
ナパターンとICチップに内蔵された容量素子とにより
共振回路を形成している。該共振回路は、リーダライタ
から一定の周波数の呼出し電波を受信すると、メモリに
記憶している情報を発信源であるリーダライタに送信し
て返す。このようにRFIDタグは、リーダライタと非
接触で情報を交信することができる。
【0007】尚、「RFIDタグ」には、「非接触IC
タグ」、「非接触データキャリア」、「無線ICタ
グ」、「非接触IC」、「非接触ICラベル」、「非接
触ICカード」、「トランスポンダ」等と、種々の名称
で表現される場合もあるので、本発明においては、代表
して「RFIDタグ」と表現し、前記のように表現され
ている名称のものも包含するものとする。
【0008】RFIDタグが交信に使用する周波数は、
UHF−SHF帯(850〜950MHzと、2.4〜
5GHz)、HF帯(10〜15MHz)、LF−MF
帯(100〜500KHz)があり、本発明ではいずれ
の周波数を用いるRFIDタグも適用できる。UHF−
SHF帯やHF帯の周波数を用いる電磁誘導方式のRF
IDタグでは、交信距離が長いが価格的に高い。LF−
MF帯の周波数を用いる静電結合方式のRFIDタグ
は、読み取り距離が比較的短いが、RFIDタグ、リー
ダライタおよび制御機器を含めてのシステム全体の価格
が比較的安価で用途面も広く、本発明には好適に使用す
ることができる。
【0009】図1は、本発明で使用するRFIDタグの
1例を示す平面図および断面図である。図1(A)はR
FIDタグの平面図で、図1(B)は断面図である。R
FIDタグ10は、RFIDタグ基体17にアンテナパ
ターン14を形成し、当該アンテナパターンとICチッ
プ11に内蔵された容量素子とにより共振回路を形成し
ている。共振回路は、リーダライタから一定の周波数の
呼出し電波を受信すると、同時にRFIDタグの駆動電
力も受けて、ICチップ11のメモリに記憶されている
情報を発信源であるリーダライタに送信して返す。
【0010】アンテナパターン14は、コイル形状で導
通部材13によりRFIDタグ基体17の裏面でジャン
ピング回路を形成して、コイル接続素子15、16によ
りICチップ11のバンプまたはパッドに接続してい
る。RFIDタグ基体17の材料としては、絶縁性材料
であれば特に限定されるものではなく、例えばポリエチ
レンテレフタレート、ポリ塩化ビニール、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネイト、ポリエーテルサルフォン、ポリ
アミド、酢酸セルロースなどのフィルムが適用できる。
該フィルムの厚みも、特に限定されるものではなく、1
2μm〜100μm程度が好適である。また、RFID
タグ基体17には機能に影響のない範囲で、着色剤、帯
電防止剤、滑剤、安定剤などの添加剤を混入させても良
い。
【0011】従来のRFIDタグのアンテナパターン
は、該RFIDタグ基体17にラミネートしたアルミ箔
や銅箔などの金属箔を、フォトエッチングやレジスト印
刷後のエッチングによりコイル状に形成するので、その
材料の外観を呈している。本発明では、アンテナパター
ン14を光回折構造層と導電性の光反射層から構成す
る。該光回折構造層が、意匠性のあるデザインができる
ホログラムや回折格子を用いて、光反射層として金属、
または光回折構造層との屈折率の差が0.1以上の透明
金属化合物を用いることで、光輝性が高まりさらに高い
意匠性が実現する。しかも、金属、または光回折構造層
との屈折率の差が0.1以上の透明金属化合物が、リー
ダライタと交信するアンテナの役目を果たすので、RF
IDタグとしての機能には何らの支障もない。
【0012】該アンテナパターンに、ICチップ11を
装着して形成することができる。その大きさも50mm
×50mm以下のサイズにできる。具体的には、大日本
印刷社製の製品名「accuwave」が例示できる。
該RFIDタグのアンテナパターンはコイル状であり、
後述するように本発明の主旨である意匠性を高めること
ができるが、次に説明するアンテナパターンがベタ状態
で構成されている静電結合型RFIDタグが意匠性の向
上にはより好適であり、請求項2の実施態様である。
【0013】図2は、本発明で使用するRFIDタグの
他の例を示す平面図である。ICチップ100を有する
ICチップラベル100Lを、一対をなすアンテナパタ
ーン111、112の双方に接続するように貼着した静
電結合型のRFIDタグの平面図である。従来のRFI
Dタグにおける一対のアンテナパターンの形成は、導電
性インキを使用して、オフセット・グラビア・フレキソ
・シルクスクリーン印刷などによって形成する。導電性
インクには、カーボン・黒鉛・アルミ粉・銀紛、あるい
はそれらの混合体などをビヒクルに分散したインキを使
用するので、黒色またはそれに近い色調で、意匠性に乏
しいものである。
【0014】本発明では、アンテナパターン14を光回
折構造層と導電性の光反射層から構成する。該光回折構
造層が、意匠性のあるデザインができるホログラムや回
折格子を用いて、光反射層として金属、または光回折構
造層との屈折率の差が0.1以上の透明金属化合物を用
いることで、光輝性が高まりさらに高い意匠性が実現す
る。しかも、金属、または光回折構造層との屈折率の差
が0.1以上の透明金属化合物が、リーダライタと交信
するアンテナの役目を果たすので、RFIDタグとして
の機能には何らの支障もない。
【0015】具体的には、モトローラ社製の製品名「B
istatix」が例示でき、安価で信頼性も高く、リ
ーダライタと交信できる距離は短いものの、本発明のよ
うに意匠性を高める場合には、アンテナパターンがベタ
状態で構成されているRFIDタグには、好適に使用す
ることができる。
【0016】なお、「ICチップラベル」とは、シリコ
ン基板に集積回路またはメモリ、あるいはその双方を設
けたICチップ100を、RFIDタグ101の一対の
アンテナパターン111、112に装着可能にタックラ
ベル化した状態のものを意味し、該タックラベル自体に
もICチップに接続した小型で一対の子アンテナパター
ンを有する場合もある。
【0017】一般に、ICチップラベル100Lは、R
FIDタグの基体へ形成されたアンテナパターン11
1、112に対して貼着して使用されるが、ICチップ
ラベル100Lにも、小型で一対の子アンテナパターン
が導電性の印刷インキなどにより印刷されている。
【0018】RFIDタグ101の基体に形成されたア
ンテナパターン111、112とICチップラベル10
0Lの一対の子アンテナパターンとは、異方導電性もし
くは非導電性の粘着剤により貼着し結合される。該粘着
剤は、予めICチップラベル100Lの一対の子アンテ
ナパターン面に、塗工してタックラベル化させている。
【0019】RFIDタグの記録容量としては、ICチ
ップ100の一般的なICメモリの場合は、1024B
itsで128文字の記録ができ、通常の製品や梱包さ
れた荷物の最低限の情報記録には充分に適用できる。ま
た、数キロビットであれば、従来の荷物管理に用いられ
ていた2次元バーコード以上の記録が可能である。さら
に、2次元バーコードと異なり、情報を必要に応じて逐
次追加記録しまた書き換えできる利点があり、荷物の搬
入搬出管理はもちろん、製品の授受や品質管理に用いる
こともできる。
【0020】本発明のRFIDタグの用途としては、製
品自身、包装梱包したダンボール箱やコンテナへ貼着す
る。また、配送伝票や納品票へ貼着して使用することも
できる。用途の製品としては特に限定されるものではな
く、例えば日用品、飲料、食品、アパレル商品、機械や
機械部品類、電気製品、建築用品などの製品やそれらを
複数梱包した箱でも良い。また、航空業界のバッケージ
用、運輸流通業界の配送用、図書館蔵書の管理用、レン
タルCDやビデオの管理用などの搬入搬出や貸し出しの
自動認識システムとしても適用できる。
【0021】図3は、本発明のRFIDタグを貼着した
製品を示す斜視図である。本発明では、RFIDタグ1
0、101の形態については、タグ形状、ラベル形状、
カード形状、コイン形状、インレット形状などの種々の
形状があるが、いずれの形状のRFIDタグでも適用で
き、図3のように、製品を1つまたは複数を包装または
梱包した化粧箱、段ボール、木箱、包み、封書、手提げ
袋、コンテナなどの外装体へ貼着したり結び付けたりす
る。または種々の製品へ直接貼着しても結び付けても良
い。貼着方法は特に限定されるものではなく、粘着剤や
セロテープ(登録商標)で貼り付けたり、紙やポリエチ
レンなどの小袋に入れて貼着しても良い。また、RFI
Dタグを予めタックラベルとしておいて貼着したり、紐
などで結び付ける。
【0022】また、RFIDタグ10、101は、無線
で交信ができて、外観上も光輝性があって美麗であり、
RFIDタグ10、101基体を、通常使用している銘
板ラベルと兼用しても良く、透明な銘板ラベルで覆って
も良い。RFIDタグ10、101は、透明な銘板ラベ
ルと製品やダンボールとの間に貼着したり、もしくは、
銘板ラベル兼用することで、美麗性が向上し価格的にも
より好適である。また、用途によっては包装や梱包の内
側でもあっても良い。
【0023】銘板ラベルは、一般的な製品名・セールス
ポイント・販売者・製造月日・納入先などが手書き、ま
たはオフセット印刷・樹脂凸版印刷・グラビア印刷・フ
レキソ印刷・シルクスクリーン印刷などの印刷で表示さ
れた糊貼りラベル・タックラベルなどが適用できる。印
刷による表示部は、基体のアンテナ側の表面でも、非ア
ンテナ側の表面のいずれでも良い。
【0024】上記の紐付きタグ、または糊貼りラベル・
タックラベルの基体としては、特に制限されるものでは
ないが、例えば上質紙・コート紙・含浸紙・合成紙など
の紙類、ポリエチレンテレフタレート・ポリプロピレン
・ポリ塩化ビニール・エチレン酢酸ビニール共重合体な
どの合成樹脂類、アルミニウムなどの金属箔類、および
それらの2層またはそれ以上の積層体などが適用でき
る。
【0025】図4は、本発明のアンテナ転写箔の1例を
示す断面図である。転写基体21へ、剥離層22を介し
て保護層23、光回折構造層24、光反射層25、熱接
着層26が設けられている。転写基体21は、アンテナ
パターンをRFIDタグ基体17に接着した後、剥離さ
れるものであるから、その材質、厚さ、および光学的特
性は限定されず、具体例としては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリカー
ボネート等が挙げられる。転写基体21の保護層23お
よび/または、光回折構造層24層形成面には、剥離を
容易化するために、剥離層22を設ける。剥離層22と
しては、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ワック
ス、メラミン系樹脂等が例示できる。
【0026】保護層23は転写基体21と光回折構造層
24との剥離性を高め、かつ転写基体21の剥離後に光
回折構造層24を保護する作用を果たす。保護層23の
材質としては、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、
アミド系樹脂、セルロース系樹脂、ビニル系樹脂、ウレ
タン系樹脂、オレフィン系樹脂、エポキシ系樹脂等が例
示でき、その膜厚は0.5〜5μmが好適であるが、こ
れらに限定されることはない。該保護層23は、RFI
Dタグとしての使用方法、例えばダンボール箱の内部に
貼着する場合には、設けずとも良い。
【0027】光回折構造層24は、無色または着色され
た透明または半透明なもので、単層であっても多層状で
あってもよく、具体的な材質としては、アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性
樹脂;ウレタン系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、メ
ラミン系樹脂、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂;ある
いはアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系
樹脂などの紫外線または電離放射線硬化性樹脂など、従
来公知の材料であれば適用できる。
【0028】剥離層22、保護層23、光回折構造層2
4の形成は、上述したそれぞれの材料を溶剤に溶解また
は分散させて、適宜添加剤を添加するなどして、公知の
ロールコーティング、グラビアコーティングなどの方法
で、塗布し乾燥させてそれぞれの層を得る。乾燥後の厚
さとしては、剥離層2が0.1μmから5μm、保護層
23が1μmから10μm、光回折構造層24が0.1
μmから10μm程度である。
【0029】光回折構造層24は、2次元または3次元
画像を再生可能な表面凹凸パターン(光回折パターン)
が形成されたものである。この表面凹凸パターンとして
は、物体光と参照光との光の干渉による干渉縞の光の強
度分布が凹凸模様で記録されたホログラムや回折格子が
適用できる。ホログラムとしては、フレネルホログラ
ム、フラウンホーファーホログラム、レンズレスフーリ
エ変換ホログラム、イメージホログラム等のレーザ再生
ホログラム、及びレインボーホログラム等の白色光再生
ホログラム、さらに、それらの原理を利用したカラーホ
ログラム、コンピュータホログラム、ホログラムディス
プレイ、マルチプレックスホログラム、ホログラフィッ
クステレオグラムなどがある。
【0030】回折格子としては、ホログラム記録手段を
利用したホログラフィック回折格子が挙げられ、その
他、電子線描画装置等を用いて機械的に回折格子を作成
することにより、計算に基づいて任意の回折光が得られ
る回折格子をあげることもできる。これらのホログラム
および/または回折格子を用いるのが請求項3の実施態
様であり、単一若しくは多重に記録しても、組み合わせ
て記録しても良い。
【0031】ホログラムおよび/または回折格子を記録
する表面凹凸パターン(光回折パターン)は、光回折構
造層24の光反射層25の側に設ける。光回折パターン
を複製する際には、マスターそのものも使用できるが、
摩耗や損傷の恐れがあるため、アナログレコード等にお
けるのと同様、マスターに金属メッキまたは紫外線硬化
樹脂を塗布し、紫外線を照射して硬化させて剥がす等の
方法により、金属または樹脂による複製を行ない、複製
された型を使用して商業的複製を行なう。
【0032】商業的複製の方法は、金型または樹脂型を
利用し、熱可塑性の合成樹脂を素材として使用し、プレ
スによりホログラムを複製するか、または、金型または
樹脂型面に電離放射線硬化性樹脂などの液状樹脂を塗布
し、紫外線や電子線を照射して硬化させる。この商業的
な複製は、長尺状で行うことで連続な複製作業ができ
て、ホログラムを一方の表面に有する光回折構造層24
が得られる。さらに、金型によるプレス複製では、次に
述べる光反射層25を設けた後に、複製工程を行っても
良い。
【0033】光回折構造層24に設けた光回折パターン
は、該光回折パターン面に光反射層25を設けることに
より、ホログラムの再生像および/または回折格子が明
瞭に視認できるようになり、請求項4の実施態様であ
る。光反射層25としては、金属、または光回折構造層
24と屈折率に差のある導電性の透明金属化合物が適用
できる。
【0034】金属としては、金属光沢を有し光を反射す
る金属元素の薄膜で、蒸着、スパッタリングにより得ら
れるが、その他、メッキなどによっても形成できる。光
反射層25の金属の薄膜としては、アルミニウム、クロ
ム、ニッケル、金、銀などが特に好ましく、光回折構造
層24面に、200オングストローム、あるいはそれ以
上の厚みになるよう、蒸着、スパッタリング等で設け
る。
【0035】また、光反射層25は、その光学的な屈折
率がホログラム形成層のそれとは異なることにより、ホ
ログラムを視認できるものとすることもできる。光反射
層25として、光回折構造層24とは異なる屈折率を有
するものを用いると、ほぼ無色透明な色相で、金属光沢
が無いにもかかわらず、ホログラムが視認できるから、
透明なホログラムを作製することができ、かつ、導電性
を有することで、アンテナとしての機能を果たす。例え
ば、導電性で、光回折構造層24よりも屈折率が大き
く、可視光の領域で透明なものとして、ITO、酸化ス
ズ等が挙げられる。
【0036】光反射層25の屈折率としては、光回折構
造層24との屈折率の差が大きいほど効果があり、屈折
率の差が0.1以上が適用できる。ITOおよび酸化ス
ズの屈折率はいずれも2.0であり、充分な屈折率の差
を有している。なお、この透明とは、可視光が十分透過
すれば良く、無色または有色で透明なものも含まれる。
透明金属化合物の形成は、金属の薄膜と同様、光回折構
造層24面に、200オングストローム、あるいはそれ
以上の厚みになるよう、蒸着、スパッタリング等により
設ける。
【0037】次に、光反射層25面に熱接着層26を設
ける。該熱接着層26の材料としては、公知の加熱され
ると溶融または軟化して接着効果を発揮する感熱接着剤
が適用でき、具体的には、塩化ビニール酢酸ビニール共
重合樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂などが
挙げられる。該材料樹脂を溶剤に溶解または分散させ
て、適宜顔料などの添加剤を添加して、公知のロールコ
ーティング、グラビアコーティングなどの方法で塗布し
乾燥させて、厚さ0.1μmから30μmの層を得る。
このようにして、光回折構造層24および光反射層25
からなるアンテナ転写箔を得る。
【0038】図5は、本発明のアンテナ転写箔をRFI
Dタグへ転写する製造方法の概念図である。図6は、本
発明のアンテナ転写箔を転写して製造したRFIDタグ
の断面図である。上述したアンテナ転写箔を用いてRF
IDタグを製造する方法が、請求項5の発明である。図
5に示すように、アンテナ転写箔の熱接着層をRFID
タグ基体17と重ね合わせた状態で、転写金型51で両
者を加熱圧着させる。熱接着層26が溶融してRFID
タグ基体17に接着し、その後、転写基体21を剥離さ
せれば、光回折構造層24および光反射層25からなる
アンテナパターンがRFIDタグ基体17上に形成され
る。この場合に、転写金型51をアンテナパターンの形
状としておくことで、所定のパターンが得られる。
【0039】この所定パターンがコイル状で転写して、
図1のアンテナパターン14を形成した後に、該アンテ
ナパターン14の両端へ、ICチップ11を導電部材1
3で接続素子15、16を介して電気的に接続すること
で、電磁誘導方式のRFIDタグ10を得る。また、所
定パターンを1対で2個のベタ状で転写して、図2のア
ンテナパターン111、112を形成した後に、該アン
テナパターン111、112へ、ICチップ100を内
蔵するICチップラベル100Lを交信可能に貼着する
ことで、図6の静電結合方式のRFIDタグ101を得
る。
【0040】所定パターンを持つ転写金型51は、該パ
ターン形状を変えるだけで、種々のアンテナパターンを
形成することができる。即ち、用途によっては、RFI
Dタグとリーダライタとの交信距離を変えたい場合が発
生するが、転写金型51のパターン形状を、例えばコイ
ルの外周の大きさ、および/またはコイルの巻き数を変
えるだけで、交信距離への長短へ対応させることができ
る。
【0041】図7は、本発明のアンテナタックラベルの
1例を示す断面図である。アンテナパターンをタックラ
ベル化して、RFIDタグ基体へ貼着した後に、ICチ
ップを交信可能に装着することで、RFIDタグを製造
する方法が請求項6の発明である。まず、ラベル基体4
1へ、プライマー層42、光回折構造層24、光反射層
25、粘着層43をこの順に設けて、剥離紙44へ分離
可能に載置して、アンテナパターンを持つタックラベル
とする。ラベル基体41は請求項5との転写基体21
と、光回折構造層24と光反射層25は請求項5と同様
であり、説明を省略する。
【0042】プライマー層42は、ラベル基体41と光
回折構造層24との接着性を高めるために設けられるの
で、ラベル基体41と光回折構造層24の材料の組み合
わせにより接着が強固であれば設けずとも良い。該プラ
イマー層42の材質としては、アクリル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、アミド系樹脂、ビニル系樹脂、ウレタン
系樹脂等が例示でき、その層の厚みは0.1〜5μmが
好適であるが、これらに限定されることはない。
【0043】粘着層43の材質としては、公知のアクリ
ル酸エステル系やゴム系のものを用いて、バーコーティ
ング、ロールコーティングなどで、乾燥時の厚みが10
μmから50μmになるように塗布し乾燥する。剥離紙
44は、粘着層43から剥離するもので、剥離するまで
の間、粘着層を保護し、不用意に周囲の物品と接着する
のを防ぐ。具体的には、上質紙やポリエチレンテレフタ
レートなどの表面に、シリコーンなどを薄くコーティン
グした所謂セパ紙を称される一般的なもので良い。
【0044】アンテナタックラベルは、まず、ラベル基
体41へプライマー層42と光回折構造層24を設け
て、該光回折構造層24へホログラムおよび/または回
折格子などの回折構造である表面凹凸パターンを複製
し、該光回折構造層24面へ光反射層25を形成する。
次に、該光反射層25面を、レジストまたはフォトエッ
チング法で、アンテナパターン状にエッチングして、ア
ンテナパターンとする。
【0045】剥離紙44へ、粘着剤を塗布し乾燥して粘
着層43として、前記の該光反射層25面とを重ね合わ
せて、図7のアンテナタックラベルを得る。アンテナパ
ターンとしては、1対で2面のベタ状のアンテナパター
ン111、112では、アンテナパターン111、11
2を1枚のタックラベルとしても、片方のアンテナパタ
ーン111をタックラベルとして、この2枚を図2のよ
うに組み合わせても良い。
【0046】図8は、本発明のアンテナタックラベルを
RFIDタグへ貼着する製造方法の概念図である。図9
は、本発明のアンテナタックラベルを貼着して製造した
RFIDタグの断面図である。アンテナタックラベルの
粘着層43を被覆する剥離紙44を剥がした後に、RF
IDタグ基体17に貼り付ける。このとき、アンテナタ
ックラベルの平面形状を、用途に合わせて円形、四角
形、楕円形等の幾何学形や、適宜な形になるよう、予め
打ち抜き等の型を変えて作っておいても良い。
【0047】このようにして、コイル状アンテナタック
ラベルを貼着して、アンテナパターン14を形成した後
に、該アンテナパターン14の両端へ、ICチップ11
を導電部材13で接続素子15、16を介して電気的に
接続することで、電磁誘導方式のRFIDタグ10を得
る。また、1対で2個のベタ状のアンテナタックラベル
を貼着して、図2のアンテナパターン111、112を
形成した後に、該アンテナパターン111、112へ、
ICチップ100を内蔵するICチップラベル100L
を交信可能に貼着することで、図6の静電結合方式のR
FIDタグ101を得る。
【0048】
【実施例】(実施例1)転写基体21として東レ社製の
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートを用いて、
酢酸セルロース樹脂(10重量部)を、酢酸エチル(4
5重量部)とメチルエチルケトン(45重量部)の混合
溶剤に溶解させた塗料をグラビアコーティング法で塗布
し乾燥させて、厚さ0.5μmの剥離層22とした。該
剥離層22面へ東洋紡社製の商品名バイロン200(2
0重量部)を、酢酸エチル(40重量部)とトルエン
(40重量部)の混合溶剤に溶解させた塗料をグラビア
リバースコーティング法で塗布し乾燥させて、厚さ2.
0μmの保護層23とした。つぎに、保護層23面へ、
三菱化学社製の商品名ユピマー樹脂(20重量部)を、
シクロヘキサノン(45重量部)とメチルエチルケトン
(45重量部)の混合溶剤に溶解させた塗料をグラビア
リバースコーティング法で塗布し乾燥させて、厚さ2.
0μmの光回折構造層24とした。
【0049】該光回折構造層24へ、アルゴンレーザ光
線での干渉法で、立体模型を撮影し現像して得たホログ
ラムのガラス乾板から、レリーフホログラムから作成し
た複製型を、加熱加圧しながら紫外線を照射して硬化し
た後に、複製型から分離することで光回折構造層24を
得る。該光回折構造層24面へ、アルミニウムを真空蒸
着法で800オングストロームの厚さに設けて光反射層
25とした。該光反射層25面へ、塩ビ酢ビ共重合樹脂
(20重量部)と顔料(炭酸カルシウム10重量部)
を、酢酸エチル(35重量部)とトルエン(35重量
部)の混合溶剤に分散および溶解させた塗料をグラビア
リバースコーティング法で塗布し乾燥させて、厚さ3.
0μmの熱接着層26を設けた。
【0050】このようにして得たアンテナ転写箔を、東
レ社製の厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートを
RFIDタグ基体17として重ねて、ナビタス社製の箔
押し機で、図1のアンテナパターンを描いた転写金型5
1を温度180℃に加熱して、1秒間加圧して、アンテ
ナパターン14を得た。該該アンテナパターン14の両
端へ、800Bitのメモリを内蔵するICチップ11
をアルミニウムの導電部材13で接続素子15、16を
介して電気的に接続して電磁誘導方式のRFIDタグ1
0を得る。
【0051】該RFIDタグ10のアンテナ部分は、レ
リーフホログラムが輝いて美麗であり、コイル状の隙間
部分には光反射層が設けられていないが、充分な訴求力
があった。また、リーダライタとは問題なく、交信をす
ることができた。
【0052】(実施例2)アンテナパターンの形状を、
図2のような対で2枚のベタ状のアンテナパターン11
1、112とした以外は実施例1と同様に作成して、R
FIDタグ101のを得た。該RFIDタグ101のア
ンテナ部分は、レリーフホログラムが輝いて美麗であ
り、アンテナ部の全面に光反射層が設けられているの
で、一際目立った訴求力があった。また、リーダライタ
とは問題なく、交信をすることができた。
【0053】(実施例3)ラベル基体41として東レ社
製の厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートを用い
て、東洋紡社製の商品名バイロン200(10重量部)
を、酢酸エチル(45重量部)とトルエン(45重量
部)の混合溶剤に溶解させた塗料をグラビアコーティン
グ法で塗布し乾燥させて、厚さ1.0μmの保護層23
とした。つぎに、保護層23面へ、三菱化学社製の商品
名ユピマー樹脂(20重量部)を、シクロヘキサノン
(45重量部)とメチルエチルケトン(45重量部)の
混合溶剤に溶解させた塗料をグラビアリバースコーティ
ング法で塗布し乾燥させて、厚さ2.0μmの光回折構
造層24とした。
【0054】該光回折構造層24へ、アルゴンレーザ光
線での干渉法で、撮影し現像して得た回折格子のガラス
乾板から作成した複製型を、加熱加圧しながら紫外線を
照射して硬化した後に、複製型から分離することで光回
折構造層24を得る。該光回折構造層24面へ、ITO
をスパッタリング法で200オングストロームの厚さに
設けて透明な光反射層25とした。次に、市販の厚さ1
00μmのPETセパ紙を剥離紙として、アクリル系樹
脂(30重量部)を、酢酸エチル(35重量部)とトル
エン(35重量部)の混合溶剤に溶解させた塗料をバー
コーティング法で塗布し乾燥させて、厚さ20μmの粘
着層43を設けた後に、前記光反射層25面と貼合させ
た。
【0055】このようにして得たアンテナタックラベル
を、図2のアンテナパターン111にの形状にハーフカ
ットし、剥離紙より剥がして、110g/m2の黒上質
紙へ貼着し、もう1枚のハーフカットしたアンテナパタ
ーンを左右反転させて、図2のアンテナパターン112
として対で2枚のアンテナパターン111、112を得
た。該アンテナパターン111、112の両方のパター
ンへ跨るように、モトローラ社製の商品名Bistat
ixインターポーザをICチップラベル100Lとし
て、貼着して静電結合方式のRFIDタグ101を得
る。
【0056】該RFIDタグ101の2枚のアンテナ部
分は、下地の黒色を背景に、透明な回折格子がキラキラ
輝いて美麗であり、コイル状アンテナのように隙間部分
がないので、高級感が感じられた。また、モトローラ社
製の商品名ARCHリーダライタとは問題なく、交信を
することができた。
【0057】
【発明の効果】従来のアンテナパターンは機能面だけ
で、どちらかと言えば意匠面では不利であったが、本発
明のRFIDタグでは、機能を果たすアンテナ部分を利
用して、意匠に使用する面積も増加させることなく、極
めて効果的に意匠性を向上させることができる。
【0058】請求項2の実施態様によれば、静電結合型
のRFIDタグでは、アンテナが対で2枚のベタ状アン
テナであり、面積的にも大きくできて、より意匠効果が
高まる。請求項3の実施態様によれば、回折構造層をホ
ログラムおよび/または回折格子とすることで、一般的
な印刷と比較して、立体像やキラキラ輝く効果があり、
高級感や独特の意匠性を発揮できる。
【0059】請求項4の実施態様によれば、反射層を反
射率の高い金属層とすることで、輝度を高められ、アイ
キャッチ力に発生する。また、透明反射層とすること
で、背景色と組み合わせることで、独特の高級感を醸し
出すことができる。
【0060】請求項5の発明によれば、従来の量産設備
が流用でき、また、必要分だけ生産することができ、さ
らに、転写金型を変えるだけで、交信距離などのによる
アンテナパターンへの変化対応することができる。ま
た、請求項6の発明によれば、少量への対応ができ、ま
た、ラベル基体やRFIDタグ基体が保護層となって、
耐汚染性、機械的な耐久力が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で使用するRFIDタグの1例を示す
平面図および断面図である。
【図2】 本発明で使用するRFIDタグの他の例を示
す平面図である。
【図3】 本発明のRFIDタグを貼着した製品を示す
斜視図である。
【図4】 本発明のアンテナ転写箔の1例を示す断面図
である。
【図5】 本発明のアンテナ転写箔をRFIDタグへ転
写する製造方法の概念図である。
【図6】 本発明のアンテナ転写箔を転写して製造した
RFIDタグの断面図である。
【図7】 本発明のアンテナタックラベルの1例を示す
断面図である。
【図8】 本発明のアンテナタックラベルをRFIDタ
グへ貼着する製造方法の概念図である。
【図9】 本発明のアンテナタックラベルを貼着して製
造したRFIDタグの断面図である。
【符号の説明】
2 製品 10、101 RFIDタグ 11、100 ICチップ 12 IC基板 13 導通部材 14、111、112 アンテナパターン 15、16 接続素子 17 RFIDタグ基体 21 転写基体 22 剥離層 23 保護層 24 光回折構造層 25 光反射層 26 熱接着層 41 ラベル基体 42 プライマー層 43 粘着層 44 剥離紙 51 転写金型 100L ICチップラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/00 H01Q 1/38 3/02 23/00 H01Q 1/24 G06K 19/00 H 1/38 K 23/00 C Fターム(参考) 2C005 NA09 NA10 PA04 PA16 PA18 PA29 PA40 RA04 5B035 AA00 BA05 BB09 CA23 5J021 AA01 AA09 AB04 CA06 FA26 HA05 HA10 JA07 JA08 5J046 AA04 AA07 AA09 AB11 PA07 5J047 AA04 AA07 AA09 AB11 FC06 FD01 FD06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材にICチップとアンテナパ
    ターンとを電気的に接続状態で構成するRFIDタグに
    おいて、該アンテナパターンが光回折構造層と導電性の
    光反射層であることを特徴とするRFIDタグ。
  2. 【請求項2】 上記RFIDタグが、静電結合型RFI
    Dタグであることを特徴とする請求項1記載のRFID
    タグ。
  3. 【請求項3】 上記光回折構造層が、ホログラムおよび
    /または回折格子であることを特徴とする請求項1記載
    のRFIDタグ。
  4. 【請求項4】 上記光反射層が、金属、または光回折構
    造層との屈折率の差が0.1以上の透明金属化合物であ
    ることを特徴とする請求項1および請求項2記載のRF
    IDタグ。
  5. 【請求項5】 シート状基材にICチップとアンテナパ
    ターンとを電気的に接続状態で構成するRFIDタグの
    製造方法において、アンテナパターンを、転写基体へ剥
    離層と光回折構造層と光反射層と熱接着層とを、この順
    に設けてアンテナ転写箔とし、該アンテナ転写箔の熱接
    着層面をシート状基材に重ねて、該アンテナ転写箔側か
    らアンテナパターン状に加熱加圧してシート状基体へ転
    写して設け、該アンテナパターンへ交信可能にICチッ
    プを装着することを特徴とするRFIDタグの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 上記アンテナ転写箔の代わりに、ラベル
    基体へ光回折構造層と光反射層からなるアンテナパター
    ンと、粘着層とをこの順に設けて、該アンテナパターン
    を含むラベルを、剥離紙へ分離可能に載置するタックラ
    ベルとし、該タックラベルの粘着層でシート状基材に貼
    着することでアンテナパターンとすることを特徴とする
    請求項5記載のRFIDタグの製造方法。
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