JP2002366803A

JP2002366803A - 製品販売システム及びその方法

Info

Publication number: JP2002366803A
Application number: JP2001170078A
Authority: JP
Inventors: Eiichi Hayashi; 栄一林
Original assignee: Oiles Industry Co Ltd
Current assignee: Oiles Industry Co Ltd
Priority date: 2001-06-05
Filing date: 2001-06-05
Publication date: 2002-12-20

Abstract

(57)【要約】【課題】顧客に対して販売実績、販売個数の多寡等と
の関連で適切な見積価格をリアルタイムで迅速に提供で
き、しかも、受注した製品を迅速に顧客に提供でき、加
えて、販売実績、売れ筋、顧客等の情報を迅速に取得で
き、製造計画、在庫管理及び顧客管理等をリアルタイム
で行い得る製品販売システム及びその方法を提供するこ
と。【解決手段】製品販売システム１は、送出する手段と
しての製造、販売元Ａのサーバコンピュータ２と、海外
顧客としての例えばドイツの顧客Ｂ１、フランスの顧客
Ｂ２のコンピュータ３と、海外販売者としてのドイツの
販売者Ｃ１、米国の販売者Ｃ２のコンピュータ４と、サ
ーバコンピュータ２並びにコンピュータ３及び４の間に
介在されたインターネット５とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば完成品、機
械部品等における規格品、標準品等の製品をグローバル
に販売する際に、受注活動を簡単にできて受注した製品
を迅速に顧客に提供でき、しかも、在庫管理及び顧客管
理を集中して行い得る製品販売システム及びその方法に
関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】例えば機械部品を海外
に販売する場合には、見積、受注等を多くは海外の子会
社又は委託した代理店等の海外販売者に行わせている。

【０００３】ところで、見積、受注等を海外の子会社又
は委託した代理店等の海外販売者に行わせると、これら
からの販売実績、売れ筋、顧客等の情報の製造、販売元
での入手が遅くなり、製造、販売元での製造計画、在庫
管理及び顧客管理等に支障をきたす虞があり、また、顧
客に対して販売実績、販売個数の多寡との関連で適切な
見積価格を迅速に提供し難い。

【０００４】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、顧客に対して販売
実績、販売個数の多寡等との関連で適切な見積価格をリ
アルタイムで迅速に提供でき、しかも、受注した製品を
迅速に顧客に提供でき、加えて、販売実績、売れ筋、顧
客等の情報を迅速に取得でき、製造計画、在庫管理及び
顧客管理等をリアルタイムで行い得る製品販売システム
及びその方法を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明による第一の態様
の製品販売システムは、製造、販売元において通信回線
を介して受信した海外顧客のコンピュータからの製品の
引き合い情報に基づいて当該製品の見積価格と当該海外
顧客に対して当該製品を出荷するに好ましい国に存在す
ると共に製造、販売元と関連する海外販売者の連絡先と
を含む情報を当該海外顧客のコンピュータを宛先として
通信回線に送出すると共に、当該海外顧客に前記製品の
見積価格を通知した旨を含む情報を前記海外販売者のコ
ンピュータを宛先として通信回線に送出する手段を具備
している。

【０００６】第一の態様の製品販売システムによれば、
顧客からの製品の引き合い情報に基づいて製品の製造、
販売元において海外顧客に当該製品の見積価格を含む情
報を送出するため、顧客に対して販売実績、販売個数の
多寡等との関連で適切な見積価格を計算でき、この計算
結果に基づいて斯かる見積価格を迅速に提供でき、しか
も、海外顧客に製品の見積価格を通知した旨を含む情報
を海外販売者のコンピュータを宛先として通信回線に送
出するため、海外販売者からの海外顧客への製品受注活
動を迅速に行い得る。

【０００７】本発明による第二の態様の製品販売システ
ムは、製造、販売元において通信回線を介して受信した
海外顧客のコンピュータからの製品の引き合い情報に基
づいて当該製品の見積価格を含む情報を当該海外顧客の
コンピュータを宛先として通信回線に送出し、製造、販
売元において通信回線を介して受信した海外顧客のコン
ピュータからの製品に対する受注情報に基づいて、海外
顧客に対して当該製品を出荷するに好ましい国に存在す
ると共に製造、販売元と関連する海外販売者のコンピュ
ータを宛先として当該海外販売者から前記海外顧客に当
該製品を出荷できるように製品の受注情報を含む情報を
通信回線に送出する手段を具備している。

【０００８】第二の態様の製品販売システムによれば、
顧客からの製品の引き合い情報に基づいて製品の製造、
販売元において海外顧客に当該製品の見積価格を含む情
報を送出するため、顧客に対して販売実績、販売個数の
多寡等との関連で適切な見積価格を計算でき、この計算
結果に基づいて斯かる見積価格を迅速に提供でき、しか
も、製造、販売元において通信回線を介して受信した海
外顧客からの製品に対する受注情報に基づいて海外販売
者のコンピュータに製品の受注情報を含む情報を通信回
線を介して送出するため、販売実績、売れ筋、顧客等の
情報を迅速に取得でき、製造計画、在庫管理及び顧客管
理等をリアルタイムで行い得、加えて、海外顧客に対し
て当該製品を出荷するに好ましい国に存在する海外販売
者のコンピュータに製品の受注情報を含む情報を通信回
線を介して送出するため、当該海外販売者から顧客に対
して受注した製品を迅速に提供できる。

【０００９】本発明の第三の態様の製品販売システム
は、第一又は第二の態様の製品販売システムにおいて、
各製品についての各国の現地通貨又は国際決済通貨での
見積価格を算出する見積価格算出プログラムを具備して
おり、ここで、送出する手段は、海外顧客のコンピュー
タからの製品の引き合い情報に基づいて見積価格算出プ
ログラムの実行により得られた現地通貨又は国際決済通
貨での見積価格を含む情報を当該海外顧客のコンピュー
タを宛先として通信回線に送出するようになっている。

【００１０】斯かる第三の態様の製品販売システムによ
れば、海外顧客のコンピュータからの製品の引き合い情
報に基づいて見積価格算出プログラムで現地通貨又は国
際決済通貨での見積価格を計算してこれを通信回線に送
出するため、見積価格の計算作業を大幅に短縮でき、迅
速に海外顧客に見積価格を提示できる。

【００１１】なお、海外顧客に対する販売実績、販売個
数の多寡等を変動要因として見積価格を計算するように
見積価格算出プログラムを構成すると、各顧客に対して
最適な見積価格を提示できる。

【００１２】本発明の第四の態様の製品販売システム
は、第一から第三のいずれかの態様の製品販売システム
において、各国と当該各国に対して出荷するに好ましい
国に存在する海外販売者とを関連付けて予め記憶した海
外販売者データベースを具備しており、送出する手段
は、受注情報に基づく海外販売者データベースの検索結
果により海外販売者を特定するようになっている。

【００１３】第四の態様の製品販売システムによれば、
海外販売者データベースを用いて顧客に対して出荷する
に好ましい海外販売者を簡単に特定でき、而して、受注
した製品を更に迅速に顧客に提供できる。

【００１４】本発明の第五の態様の製品販売システム
は、第一から第四のいずれかの態様の製品販売システム
において、製造、販売元における製造、販売できる製品
群を予め記憶した製品群データベースを具備しており、
ここで、送出する手段は、製品群データベースから読み
出した製品群についての情報を海外顧客のコンピュータ
からの要求により当該海外顧客のコンピュータを宛先と
して通信回線に送出するようになっている。

【００１５】第五の態様の製品販売システムによれば、
海外顧客に対して製造、販売元における製造、販売でき
る製品群を通知できるために、海外顧客による製品の引
き合い情報の製造、販売元への送出を誤りなく容易にで
きる。

【００１６】本発明の第六の態様の製品販売システム
は、第一から第五のいずれかの態様の製品販売システム
において、製造、販売元における販売できる各製品の在
庫数及び海外販売者における出荷できる各製品の在庫数
を記憶した在庫数データベースを具備しており、ここ
で、在庫数データベースは、その内容が少なくとも海外
販売者による製品の出荷に基づいて更新されるようにな
っている。

【００１７】第六の態様の製品販売システムによれば、
更新されるデータベースに基づいて各海外販売者への製
品の補充の要否を容易に把握でき、したがって、製造、
販売元及び各海外販売者での在庫を最適にできて顧客に
対して受注した製品を迅速に提供できる。

【００１８】本発明の第一の態様の製品販売方法は、製
造、販売元において通信回線を介して受信した海外顧客
のコンピュータからの製品の引き合い情報に基づいて、
当該製品の見積価格と当該海外顧客に対して当該製品を
出荷するに好ましい国に存在すると共に製造、販売元と
関連する海外販売者の連絡先とを含む情報を当該海外顧
客のコンピュータを宛先として通信回線に送出すると共
に、当該海外顧客に前記製品の見積価格を通知した旨を
含む情報を前記海外販売者のコンピュータを宛先として
通信回線に送出する段階を具備しており、本発明の第二
の態様の製品販売方法は、製造、販売元において通信回
線を介して受信した海外顧客のコンピュータからの製品
の引き合い情報に基づいて当該製品の見積価格を含む情
報を当該海外顧客のコンピュータを宛先として通信回線
に送出する段階と、製造、販売元において通信回線を介
して受信した海外顧客のコンピュータからの製品に対す
る受注情報に基づいて、海外顧客に対して当該製品を出
荷するに好ましい国に存在すると共に製造、販売元と関
連する海外販売者のコンピュータを宛先として当該海外
販売者から前記海外顧客に当該製品を出荷できるよう
に、製品の受注情報を含む情報を通信回線に送出する段
階とを具備しており、本発明の第三の態様の製品販売方
法は、第一又は第二の態様の製品販売方法において、各
製品についての各国の現地通貨又は国際決済通貨での見
積価格を算出する見積価格算出プログラムを海外顧客の
コンピュータからの製品の引き合い情報に基づいて実行
し、この実行により得られた現地通貨又は国際決済通貨
での見積価格を含む情報を当該海外顧客のコンピュータ
を宛先として通信回線に送出する段階を具備しており、
本発明の第四の態様の製品販売方法は、第一から第三の
いずれかの態様の製品販売方法において、各国と当該各
国に対して出荷するに好ましい国に存在する海外販売者
とを関連付けて予め記憶した海外販売者データベースに
対する受注情報に基づく検索結果により海外販売者を特
定する段階を具備している。

【００１９】また本発明の第五の態様の製品販売方法
は、第一から第四のいずれかの態様の製品販売方法にお
いて、製造、販売元における製造、販売できる製品群を
予め記憶した製品群データベースから読み出した製品群
についての情報を海外顧客のコンピュータからの要求に
より当該海外顧客のコンピュータを宛先として通信回線
に送出する段階を更に具備しており、本発明の第六の態
様の製品販売方法は、第一から第五のいずれかの態様の
製品販売方法において、製造、販売元における販売でき
る各製品の在庫数及び海外販売者における出荷できる各
製品の在庫数とを記憶した在庫数データベースの内容を
少なくとも海外販売者による製品の出荷に基づいて更新
する段階を具備している。

【００２０】本発明のいずれの態様のシステムにおいて
も、製造、販売元の送出する手段及び更新する手段等
は、通常、コンピュータ、例えばサーバコンピュータで
具体化されて、斯かるサーバコンピュータの記憶部に、
送出する手段及び更新する手段等の機能を行うプログラ
ムが予め内蔵されており、また、海外顧客のコンピュー
タ及び海外販売者のコンピュータを宛先として情報を送
出する通信回線は、所謂インターネットでもよいが、こ
れに代えて、公衆通信回線、専用通信回線又はインター
ネット、公衆通信回線及び専用通信回線のうちの少なく
とも二つを混合したもの等のその他の通信回線であって
もよい。

【００２１】なお、上記の製品販売方法を実行するため
のプログラムをコンピュータで読み出し得る記録媒体に
記録しておいてもよい。

【００２２】以下、本発明の実施の形態の例を、図を参
照して詳細に説明する。尚、本発明はこれら例に何等限
定されない。

【００２３】

【発明の実施の形態】図１において、本例の製品販売シ
ステム１は、送出する手段としての製造、販売元Ａのサ
ーバコンピュータ２と、海外顧客としての例えばドイツ
の顧客Ｂ１、フランスの顧客Ｂ２、・・・のコンピュー
タ３、３、・・・と、海外販売者としてのドイツの販売
者Ｃ１、米国の販売者Ｃ２、・・・のコンピュータ４、
４、・・・と、サーバコンピュータ２並びにコンピュー
タ３、３、・・・及び４、４・・・の間に介在された通
信回線、本例ではインターネット５とを具備している。

【００２４】サーバコンピュータ２は、製造、販売元Ａ
の各製品についての米国、ドイツ、フランス等の各国の
現地通貨又は国際決済通貨での見積価格を算出するべ
く、予め記憶装置１５に記憶された見積価格算出プログ
ラム１１と、米国、ドイツ、フランス等の各国と当該各
国に対して出荷するに好ましい国に存在する海外販売
者、例えば出荷する国（発注元の国）がフランスであっ
て、このフランスに製造、販売元の海外販売者（販売委
託会社又は製造、販売元Ａの子会社）が存在しなくフラ
ンスに出荷するに好ましい国として地理的に近いドイツ
に製造、販売元の販売者（販売委託会社又は子会社）Ｃ
１が存在する場合には、ドイツの販売者Ｃ１とが関連付
けられて予め記憶装置１５に記憶された海外販売者デー
タベース１２と、製造、販売元Ａにおける製造、販売で
きる製品群が予め記憶装置１５に記憶された製品群デー
タベース１３と、製造、販売元Ａにおける販売できる各
製品の在庫数及び販売者Ｃ１、Ｃ２、・・・における出
荷できる各製品の在庫数が予め記憶装置１５に記憶され
た在庫数データベース１４とを具備している。記憶装置
１５には、サーバコンピュータ２の以下の動作プログラ
ムもまた予め記憶されている。

【００２５】以下、斯かる製品販売システム１の動作を
説明すると、まず、海外顧客としての例えばドイツの顧
客Ｂ１は、製造、販売元Ａの製品群についての情報を得
たい場合には、顧客Ｂ１のコンピュータ３からインター
ネット５にサーバコンピュータ２のアドレス（ＵＲＬ）
を送出する。

【００２６】サーバコンピュータ２は、ドイツの顧客Ｂ
１のコンピュータ３からの要求により製品群データベー
ス１３から読み出した製品群についての情報、具体的に
は各製品についての仕様等の画面情報に加えて、顧客Ｂ
１の国名を含んだ住所（納品場所）、購入希望の製品及
びその数量等の見積価格を決定できる情報、即ち引き合
い情報を顧客Ｂ１側で入力するための画面情報をドイツ
の顧客Ｂ１のコンピュータ３を宛先としてインターネッ
ト５に送出する。

【００２７】顧客Ｂ１のコンピュータ３は、サーバコン
ピュータ２からの斯かる画面情報を受け取るとそれをデ
ィスプレイ２１に表示し、顧客Ｂ１は、ディスプレイ２
１に表示された製品についての仕様等から購入希望の製
品を選定すると共に、ディスプレイ２１の表示に従って
顧客Ｂ１の国名を含んだ住所（納品場所）、購入希望の
製品及びその数量等の見積価格を決定できる情報をコン
ピュータ３に入力して、斯かる情報をインターネット５
に当該コンピュータ３を介して送出する。

【００２８】サーバコンピュータ２は、インターネット
５を介して受信した顧客Ｂ１のコンピュータ３からの製
品の引き合い情報に基づいて見積価格算出プログラム１
１を実行し、この実行により得られた現地通貨又は国際
決済通貨での当該製品の見積価格を含む情報、具体的に
は製品の見積価格の画面情報及び斯かる見積価格でもっ
て正式発注する旨を入力するための画面情報を含む情報
を顧客Ｂ１のコンピュータ３を宛先としてインターネッ
ト５に送出する。

【００２９】顧客Ｂ１のコンピュータ３は、サーバコン
ピュータ２からの斯かる画面情報を受け取るとそれをデ
ィスプレイ２１に表示し、顧客Ｂ１は、ディスプレイ２
１に表示された見積価格をもって正式発注する場合に
は、ディスプレイ２１の表示に従って正式発注する旨を
コンピュータ３に入力して、斯かる入力情報をインター
ネット５に当該コンピュータ３を介して送出する。

【００３０】次に、サーバコンピュータ２は、製造、販
売元Ａにおいてインターネット５を介して受信した顧客
Ｂ１のコンピュータ３からの製品に対する受注情報に基
づいて海外販売者データベース１２を検索し、斯かる受
注情報に基づく海外販売者データベースの検索結果によ
り海外販売者、本例では、販売者Ｃ１を特定し、この販
売者Ｃ１のコンピュータ４を宛先として、当該販売者Ｃ
１から顧客Ｂ１に当該製品を出荷できるように、製品の
受注情報を含む詳細情報、具体的には、受注した製品の
種類、数量、納期、顧客名及び納品場所等を含む画面情
報をインターネット５に送出する。

【００３１】販売者Ｃ１のコンピュータ４は、サーバコ
ンピュータ２からの斯かる画面情報を受け取るとそれを
ディスプレイ２２に表示し、販売者Ｃ１の担当者は、コ
ンピュータ４のディスプレイ２２に表示された受注製品
の種類、数量、納期、顧客名及び納品場所等に従って納
品の準備を行い、当該受注製品を納品場所に納品する。
納品後、販売者Ｃ１の担当者は、当該販売者Ｃ１のコン
ピュータ４を必要によりインターネット５に接続して請
求書を含む画面情報を顧客Ｂ１のコンピュータ３宛てに
送出する一方、納品完了を含む情報をコンピュータ４を
介してサーバコンピュータ２宛てにインターネット５に
送出する。

【００３２】サーバコンピュータ２は、販売者Ｃ１のコ
ンピュータ４からの納品完了を含む情報を受信すると、
在庫数データベース１４の内容、具体的には、販売者Ｃ
１の在庫数を自動更新する。

【００３３】販売者Ｃ１のコンピュータ４は、請求書を
含む画面情報の顧客Ｂ１のコンピュータ３への送出と共
に取引銀行のコンピュータ（図示せず）に対して請求書
の請求額を含む情報を送出して、当該請求額の支払いを
顧客Ｂ１の銀行口座から自動引き落としでもって行う。

【００３４】以上の製品販売システム１によれば、顧客
Ｂ１からの製品の引き合い情報に基づいて製品の製造、
販売元Ａにおいて海外顧客である顧客Ｂ１に当該製品の
見積価格を含む情報を送出するため、顧客Ｂ１に対して
販売実績、販売個数の多寡等との関連で適切な見積価格
を計算でき、この計算結果に基づいて斯かる見積価格を
迅速に提供でき、しかも、製造、販売元Ａにおいてイン
ターネット５を介して受信した顧客Ｂ１からの製品に対
する受注情報に基づいて販売者Ｃ１のコンピュータ４に
製品の受注情報を含む詳細情報をインターネット５を介
して送出するため、販売実績、売れ筋、顧客等の情報を
迅速に取得でき、製造計画、在庫管理及び顧客管理等を
リアルタイムで行い得る。

【００３５】また製品販売システム１によれば、顧客Ｂ
１に対して当該製品を出荷するに好ましい国に存在する
販売者Ｃ１のコンピュータ４に製品の受注情報を含む詳
細情報をインターネット５を介して送出するため、当該
販売者Ｃ１から顧客Ｂ１に対して受注した製品を迅速に
提供でき、また、顧客Ｂ１のコンピュータ３からの製品
の引き合い情報に基づいて見積価格算出プログラム１１
で現地通貨又は国際決済通貨での見積価格を計算してこ
れをインターネット５に送出するため、見積価格の計算
作業を大幅に短縮でき、迅速に顧客Ｂ１に見積価格を提
示でき、海外販売者データベース１２を用いて顧客Ｂ１
に対して出荷するに好ましい販売者Ｃ１を簡単に特定で
き、而して、顧客Ｂ１から受注した製品を更に迅速に当
該顧客Ｂ１に提供できる。

【００３６】更にまた製品販売システム１によれば、顧
客Ｂ１に対して製造、販売元Ａにおける製造、販売でき
る製品群を通知できるため、顧客Ｂ１による製品の引き
合い情報の製造、販売元Ａへの送出を誤りなく容易に送
出でき、更新される在庫数データベース１４に基づいて
各販売者Ｃ１、Ｃ２、・・・への製品の補充の要否を容
易に把握でき、したがって、製造、販売元Ａ及び各販売
者Ｃ１、Ｃ２、・・・での在庫を最適にできて顧客Ｂ
１、Ｂ２、・・・に対して受注した製品を迅速に提供で
きる。

【００３７】なお、上記の製品販売システム１において
は、サーバコンピュータ２において顧客Ｂ１、Ｂ２、・
・・からの正式受注の情報を受け取るようにしたが、こ
れに代えて、製造、販売元Ａにおいてインターネット５
を介して受信した顧客Ｂ１のコンピュータ３からの製品
の引き合い情報に基づいて、当該製品の見積価格と当該
顧客Ｂ１に対して当該製品を出荷するに好ましい国に存
在すると共に製造、販売元と関連する販売者Ｃ１の連絡
先とを含む情報を当該顧客Ｂ１のコンピュータ３を宛先
としてインターネット５に送出すると共に、当該顧客Ｂ
１に製品の見積価格を通知した旨を含む情報を販売者Ｃ
１のコンピュータ４を宛先としてインターネット５に送
出し、顧客Ｂ１の正式受注の情報を販売者Ｃ１のコンピ
ュータ４で受け取るようにしてもよい。

【００３８】

【発明の効果】本発明によれば、顧客に対して販売実
績、販売個数の多寡等との関連で適切な見積価格をリア
ルタイムで迅速に提供でき、しかも、受注した製品を迅
速に顧客に提供でき、加えて、販売実績、売れ筋、顧客
等の情報を迅速に取得でき、製造計画、在庫管理及び顧
客管理等をリアルタイムで行い得る製品販売システム及
びその方法を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の例の説明図である。

【符号の説明】

１製品販売システム２製造、販売元のサーバコンピュータ３顧客のコンピュータ４海外販売者のコンピュータ５インターネット

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】製造、販売元において通信回線を介して
受信した海外顧客のコンピュータからの製品の引き合い
情報に基づいて当該製品の見積価格と当該海外顧客に対
して当該製品を出荷するに好ましい国に存在すると共に
製造、販売元と関連する海外販売者の連絡先とを含む情
報を当該海外顧客のコンピュータを宛先として通信回線
に送出すると共に、当該海外顧客に前記製品の見積価格
を通知した旨を含む情報を前記海外販売者のコンピュー
タを宛先として通信回線に送出する手段を具備した製品
販売システム。
【請求項２】製造、販売元において通信回線を介して
受信した海外顧客のコンピュータからの製品の引き合い
情報に基づいて当該製品の見積価格を含む情報を当該海
外顧客のコンピュータを宛先として通信回線に送出し、
製造、販売元において通信回線を介して受信した海外顧
客のコンピュータからの製品に対する受注情報に基づい
て、海外顧客に対して当該製品を出荷するに好ましい国
に存在すると共に製造、販売元と関連する海外販売者の
コンピュータを宛先として当該海外販売者から前記海外
顧客に当該製品を出荷できるように製品の受注情報を含
む情報を通信回線に送出する手段を具備した製品販売シ
ステム。
【請求項３】各製品についての各国の現地通貨又は国
際決済通貨での見積価格を算出する見積価格算出プログ
ラムを具備しており、送出する手段は、海外顧客のコン
ピュータからの製品の引き合い情報に基づいて見積価格
算出プログラムの実行により得られた現地通貨又は国際
決済通貨での見積価格を含む情報を当該海外顧客のコン
ピュータを宛先として通信回線に送出するようになって
いる請求項１又は２に記載の製品販売システム。
【請求項４】各国と当該各国に対して出荷するに好ま
しい国に存在する海外販売者とを関連付けて予め記憶し
た海外販売者データベースを具備しており、送出する手
段は、受注情報に基づく海外販売者データベースに対す
る検索結果により海外販売者を特定するようになってい
る請求項１から３のいずれか一項に記載の製品販売シス
テム。
【請求項５】製造、販売元における製造、販売できる
製品群を予め記憶した製品群データベースを具備してお
り、送出する手段は、製品群データベースから読み出し
た製品群についての情報を海外顧客のコンピュータから
の要求により当該海外顧客のコンピュータを宛先として
通信回線に送出するようになっている請求項１から４の
いずれか一項に記載の製品販売システム。
【請求項６】製造、販売元における販売できる各製品
の在庫数及び海外販売者における出荷できる各製品の在
庫数を記憶した在庫数データベースを具備しており、在
庫数データベースは、その内容が少なくとも海外販売者
による製品の出荷に基づいて更新されるようになってい
る請求項１から５のいずれか一項に記載の製品販売シス
テム。
【請求項７】製造、販売元において通信回線を介して
受信した海外顧客のコンピュータからの製品の引き合い
情報に基づいて、当該製品の見積価格と当該海外顧客に
対して当該製品を出荷するに好ましい国に存在すると共
に製造、販売元と関連する海外販売者の連絡先とを含む
情報を当該海外顧客のコンピュータを宛先として通信回
線に送出すると共に、当該海外顧客に前記製品の見積価
格を通知した旨を含む情報を前記海外販売者のコンピュ
ータを宛先として通信回線に送出する段階を具備した製
品販売方法。
【請求項８】製造、販売元において通信回線を介して
受信した海外顧客のコンピュータからの製品の引き合い
情報に基づいて当該製品の見積価格を含む情報を当該海
外顧客のコンピュータを宛先として通信回線に送出する
段階と、製造、販売元において通信回線を介して受信し
た海外顧客のコンピュータからの製品に対する受注情報
に基づいて、海外顧客に対して当該製品を出荷するに好
ましい国に存在すると共に製造、販売元と関連する海外
販売者のコンピュータを宛先として当該海外販売者から
前記海外顧客に当該製品を出荷できるように、製品の受
注情報を含む情報を通信回線に送出する段階とを具備し
た製品販売方法。
【請求項９】各製品についての各国の現地通貨又は国
際決済通貨での見積価格を算出する見積価格算出プログ
ラムを海外顧客のコンピュータからの製品の引き合い情
報に基づいて実行し、この実行により得られた現地通貨
又は国際決済通貨での見積価格を含む情報を当該海外顧
客のコンピュータを宛先として通信回線に送出する段階
を具備している請求項７又は８に記載の製品販売方法。
【請求項１０】各国と当該各国に対して出荷するに好
ましい国に存在する海外販売者とを関連付けて予め記憶
した海外販売者データベースに対する受注情報に基づく
検索結果により海外販売者を特定する段階を具備してい
る請求項７から９のいずれか一項に記載の製品販売方
法。
【請求項１１】製造、販売元における製造、販売でき
る製品群を予め記憶した製品群データベースから読み出
した製品群についての情報を海外顧客のコンピュータか
らの要求により当該海外顧客のコンピュータを宛先とし
て通信回線に送出する段階を更に具備している請求項７
から１０のいずれか一項に記載の製品販売方法。
【請求項１２】製造、販売元における販売できる各製
品の在庫数及び海外販売者における出荷できる各製品の
在庫数とを記憶した在庫数データベースの内容を少なく
とも海外販売者による製品の出荷に基づいて更新する段
階を具備している請求項７から１１のいずれか一項に記
載の製品販売方法。
【請求項１３】請求項７から１２のいずれか一項に記
載の製品販売方法を実行するためのプログラムを記録し
ていると共に、コンピュータで読み出し得る記録媒体。