JP2002366370A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2002366370A
JP2002366370A JP2001172812A JP2001172812A JP2002366370A JP 2002366370 A JP2002366370 A JP 2002366370A JP 2001172812 A JP2001172812 A JP 2001172812A JP 2001172812 A JP2001172812 A JP 2001172812A JP 2002366370 A JP2002366370 A JP 2002366370A
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Japan
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interrupt
address
value
storage device
program counter
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JP2001172812A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Iwamoto
泰彦 岩本
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Toshiba Corp
Kioxia Systems Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Memory Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、割込み処理の処理時間を短縮し
た情報処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 この発明は、割込み受付応答処理と、割
込み受付応答サイクルにおけるプログラムカウンタや各
種レジスタのバックアップ処理を並行して行うように構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、割込み要求に対
する受付け応答時間の短縮を達成し得る情報処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】割込み処理を制御する構成を備えた従来
の情報処理装置としては、例えば図5に示すようなもの
がある。図5において、情報処理装置は、装置の制御中
枢となる中央演算処理装置(以下、CPUと呼ぶ)10
1と、記憶装置として各種のデータを記憶するRAM1
02、ROM103を備えて構成されている。CPU1
01は、入力される割込み要求信号に対して割込みの許
可、禁止や、割込みベクタアドレスの生成等を行う割込
み制御回路(INTC)104と、命令をデコードして
そのデコード結果に応じて命令の実行や、装置全体の動
作を制御する制御部(IR)105と、レジスタファイ
ル106を備えている。
【0003】レジスタファイル106は、プログラムカ
ウンタ(以下、PCと呼ぶ)107、スタックポインタ
(以下、SPと呼ぶ)108、アドレスラッチ回路(以
下、ALと呼ぶ)109、ステータスレジスタ(図示せ
ず)ならびにワーキングレジスタ(図示せず)等を備え
ている。RAM102は、アドレスバス102Aを介し
てAL109と接続され、かつデータバス102Dを介
して制御部105と接続されている。ROM103は、
アドレスバス103Aを介してAL109に接続され、
かつデータバス103Dを介して制御部105に接続さ
れている。また、割込み制御回路104と制御部105
とはデータバス104Dを介して接続され、制御部10
5とレジスタファイル106とはデータバス105Dを
介して接続されている。
【0004】このような構成において、アドレスバス1
02A、103Aとデータバス102D、103Dのビ
ット数が同数で、ベクタ方式により割込み処理を制御す
る場合の割込み処理の手順について説明する。
【0005】(1)第1マシンサイクルでは、割込み制
御回路104は、割込み要求信号を受付けると、割込み
ベクタアドレスを生成し、生成した割込みベクタアドレ
スならびに割込み要求を制御部105に与える。これに
より、制御部105は割込み受付応答動作を開始する。
【0006】(2)第2マシンサイクルでは、割込みベ
クタアドレスがAL109にセットされ、AL109に
セットされた割込みベクタアドレスがアドレスバス10
3Aを介してROM103に与えられ、これにより割込
み飛び先アドレスがROM103からデータバス103
Dを介して制御部105に読み込まれる。
【0007】(3)第3マシンサイクルでは、SP10
8が示すアドレスがAL109にセットされ、AL10
9にセットされたアドレスがアドレスバス102Aを介
してRAM102に与えられ、RAM102のこのアド
レスで示される領域に、データバス102Dを介してP
C107の値が転送されて書き込まれる。これにより、
PC107の値がRAM102に退避される。
【0008】(4)第4マシンサイクルでは、PC10
7の値がRAM102に退避されたと同様なRAM10
2のアクセスにより、ステータスレジスタ等の値がSP
108の示すRAM102のアドレスの領域に書き込ま
れて退避される。
【0009】(5)第5マシンサイクルでは、割込み飛
び先アドレスがAL109にセットされ、割込み飛び先
アドレスで指定される命令がROM3から読み出され、
読み出された命令の実行が開始される。
【0010】このような手順にしたがって割込み処理の
実行が開始されるが、上記の手順(3)と(4)の順序
は前後する場合もある。いずれにせよ、上記手順では、
PC107とSP108が1つのAL109を使用する
ために、割込み受付け応答動作は順次処理されることに
なる。このため、割込み要求を受け付けてから割込み処
理が開始されるまでには、最低5マシンサイクルの割込
み受付応答時間を必要としていた。
【0011】一方、アドレスバスのビット数がデータバ
スのビット数よりも多い場合には、割込み飛び先アドレ
スの読み込み、PCの値の格納に複数サイクルを必要と
するため、割込み受付応答動作のサイクル数は更に増加
することになる。例えば、図5に示す情報処理装置にお
いて、(アドレスバス102A、103Aのビット数)
=(データバス102D、103Dのビット数)×2で
ある場合には、割込み処理の手順は以下に示すようにな
る。
【0012】(1)第1マシンサイクルでは、割込み制
御回路104が割込み要求信号を受付けると、割込みベ
クタアドレスを生成し、生成した割込みベクタアドレス
ならびに割込み要求を制御部105に与える。これによ
り、制御部105は割込み受付応答動作を開始する。
【0013】(2)第2マシンサイクルでは、割込みベ
クタアドレスがAL109にセットされ、AL109に
セットされた割込みベクタアドレスがアドレスバス10
3Aを介してROM103に与えられ、これにより割込
み飛び先アドレスの全ビットの内半分の上位側ビット又
は下位側ビットがROM103からデータバス103D
を介して制御部105に読み込まれる。
【0014】(3)第3マシンサイクルでは、第2マシ
ンサイクルで読み込まれなかった割込み飛び先アドレス
の残りの下位側ビット又は上位側ビットが、第2マシン
サイクルと同様にしてROM103からデータバス10
3Dを介して制御部105に読み込まれる。
【0015】(4)第4マシンサイクルでは、SP10
8が示すアドレスがAL109にセットされ、AL10
9にセットされたアドレスがアドレスバス102Aを介
してRAM102に与えられ、RAM102のこのアド
レスで示される領域に、データバス102Dを介してP
C107の値の内半分の上位側又は下位側の値が転送さ
れて書き込まれる。
【0016】(5)第5マシンサイクルでは、第4マシ
ンサイクルでRAM102に書き込まれなかったPC1
07の値の残りの半分の下位側又は上位側の値が、第4
マシンサイクルと同様にして転送されて書き込まれる。
【0017】(6)第6マシンサイクルでは、PC10
7の値がRAM102に退避されたと同様なRAM10
2のアクセスにより、ステータスレジスタ等の値がSP
108の示すRAM102のアドレスの領域に書き込ま
れて退避される。
【0018】(7)第7マシンサイクルでは、割込み飛
び先アドレスがAL109にセットされ、割込み飛び先
アドレスで指定される命令の実行が開始される。
【0019】このように、(アドレスバスのビット数)
=(データバスのビット数)×2である場合には、上述
したように、最低7マシンサイクルの割込み受付応答時
間を必要としていた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の情報処理装置においては、PCの値やステータス
レジスタ等の値がRAMに退避される際に、値が退避さ
れるRAMの領域を指定するアドレスがセットされるア
ドレスラッチ回路が1つであったため、割込み応答動作
は順次行われていた。このため、割込み応答動作が開始
されて割込み処理が行われるまでに多くの時間が必要に
なるといった不具合を招いていた。
【0021】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、割込み処理の
処理時間を短縮した情報処理装置を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、課題を解決する第1の手段は、割込み処理の実行時
に、第1の記憶装置がアクセスされる際に、前記第1の
記憶装置に与えられるアクセスアドレスが、プログラム
カウンタの値としてセットされる第1のアドレスラッチ
回路と、割込み処理の実行時に、第2の記憶装置がアク
セスされる際に、前記第2の記憶装置に与えられるアク
セスアドレスが、プログラムカウンタの値又はスタック
ポインタの値としてセットされる第2のアドレスラッチ
回路と、割込み処理の実行時に、前記プログラムカウン
タの値が一時的に退避されて保持される保持手段と、割
込み処理の動作を含む装置全体の動作を制御し、割込み
処理の実行時に、並行して行われる前記第1の記憶装置
のアクセス、前記第2の記憶装置のアクセス、前記保持
手段への退避動作を制御する制御部とを有することを特
徴とする。
【0023】第2の手段は、割込み処理の実行時に、第
1の記憶装置がアクセスされる際に、前記第1の記憶装
置に与えられるアクセスアドレスが、プログラムカウン
タの値としてセットされる第1のアドレスラッチ回路
と、割込み処理の実行時に、第2の記憶装置がアクセス
される際に、前記第2の記憶装置に与えられるアクセス
アドレスが、プログラムカウンタの値又はスタックポイ
ンタの値としてセットされる第2のアドレスラッチ回路
と、前記プログラムカウンタと同じ値を有して同時に動
作し、カウント値が割込み処理の実行時に一時的に退避
される第2のプログラムカウンタと、割込み処理の動作
を含む装置全体の動作を制御し、割込み処理の実行時
に、並行して行われる前記第1の記憶装置のアクセス、
前記第2の記憶装置のアクセス、前記第2のプログラム
カウンタの動作を制御する制御部とを有することを特徴
とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施形態を説明する。
【0025】図1はこの発明の一実施形態に係る情報処
理装置の構成を示す図である。図1において、この実施
形態の情報処理装置は、装置の制御中枢となる中央演算
処理装置(以下、CPUと呼ぶ)1と、第1、第2の記
憶装置として各種のデータを記憶するRAM2、ROM
3を備えて構成されている。CPU1は、入力される割
込み要求信号に対して割込みの許可、禁止や、割込みベ
クタアドレスの生成等を行う割込み制御回路(INT
C)4と、命令をデコードしてそのデコード結果に応じ
て命令の実行や、割込み処理の動作を含めて装置全体の
動作を制御する制御部(IR)5と、レジスタファイル
6を備えている。
【0026】レジスタファイル6は、プログラムカウン
タ(以下、PC1と呼ぶ)−61と、割込み発生時にP
C1−61の値をコピーして保持する保持手段として機
能するプログラムカウンタ(以下、PC2と呼ぶ)−6
2と、SP63と、命令実行時にPC61−1によって
指定されるアドレス専用のアドレスラッチ回路(以下、
AL1と呼ぶ)−64と、割込み発生時等にSP63に
よって指定されるアドレス、又はPC1−61により指
定されるアドレスが選択的にセットされるアドレスラッ
チ回路(以下、AL2)−65と、ステータスレジスタ
(図示せず)ならびにワーキングレジスタ(図示せず)
等を備えている。
【0027】RAM2は、アドレスバス2Aを介してA
L2−65と接続され、かつデータバス2Dを介して制
御部5と接続されている。ROM3は、アドレスバス3
Aを介してAL1−64と接続され、かつデータバス3
Dを介して制御部5と接続されている。また、割込み制
御回路4と制御部5とはデータバス4Dを介して接続さ
れ、制御部5とレジスタファイル6とはデータバス5D
を介して接続されている。
【0028】このような構成において、アドレスバスの
ビット数がデータバスのビット数よりも大きな場合、例
えば(アドレスバス2A、3Aのビット数)=(データ
バス2D、3Dのビット数)×2である場合の、割込み
処理の手順について説明する。
【0029】(1)第1マシンサイクルでは、割込み制
御回路4が割込み要求信号を受付けると、割込みベクタ
アドレスを生成し、生成した割込みベクタアドレスなら
びに割込み要求を制御部5に与える。これにより、制御
部5は割込み受付応答動作を開始する。
【0030】(2)第2マシンサイクルでは、割込みベ
クタアドレスがAL1−64にセットされ、AL1−6
4にセットされた割込みベクタアドレスがアドレスバス
3Aを介してROM3に与えられ、これにより割込み飛
び先アドレスの全ビットの内半分の上位側ビット又は下
位側ビットがROM3からデータバス3Dを介して制御
部5に読み込まれる。これと同時に、SP63が示すア
ドレスがAL2−65にセットされ、AL2−65にセ
ットされたアドレスがアドレスバス2Aを介してRAM
2に与えられ、RAM2のこのアドレスで示される領域
に、データバス2Dを介してステータスレジスタの値が
書き込まれて退避される。また、PC1−61の値がP
C2−62にコピーされる。
【0031】(3)第3マシンサイクルでは、第2マシ
ンサイクルで読み込まれなかった割込み飛び先アドレス
の残りの下位側ビット又は上位側ビットが、第2マシン
サイクルと同様にしてROM3からデータバス3Dを介
して制御部5に読み込まれる。制御部5に読み込まれた
割込み飛び先アドレスはPC1−61にセットされる。
【0032】これと同時に、AL2−65にセットされ
たSP63のアドレスがアドレスバス2Aを介してRA
M2に与えられ、RAM2のこのアドレスで示される領
域に、データバス2Dを介してPC2−62の値の内半
分の上位側又は下位側が書き込まれて退避される。
【0033】(4)第4マシンサイクルでは、PC1−
61にセットされた割込み飛び先アドレスがAL1−6
4にセットされ、割込み飛び先アドレスで指定される命
令がROM3から読み出され、読み出された命令の実行
が開始される。これと同時に、第3マシンサイクルでR
AM2に書き込まれなかったPC2−62の値の残りの
半分の下位側又は上位側の値が、第3マシンサイクルと
同様にしてRAM2に転送されて書き込まれる。
【0034】このように、上記実施形態においては、制
御部5おける割込み受付応答処理と、割込み受付応答サ
イクルにおけるPC1−61やステータスレジスタのバ
ックアップ(退避処理)を並列に処理しているので、割
込み受付けから割込み飛び先アドレスでの命令実行まで
4マシンサイクルの時間しか要せず、前述した従来の7
マシンサイクルに比べて3マシンサイクルの時間を短縮
することができる。また、このような割込み処理時間の
短縮は、図5に示す従来の構成に比べて、情報処理装置
の外部仕様の変更を要せず、AL2−65ならびにPC
2−62といった若干の回路の追加だけで実現すること
が可能となる。
【0035】図2はこの発明の他の実施形態に係る情報
処理装置の構成を示す図である。図1に示す実施形態で
は割込み飛び先アドレスをROM3に格納するのに対し
て、この実施形態の特徴とするところは、図2におい
て、割込み制御回路21に割込み飛び先アドレスを格納
する記憶装置として機能するベクタ(Vector)ROM2
2を設け、ROM2に代えてこのベクタROM22に割
込み飛び先アドレスを格納し、格納された割込み飛び先
アドレスがアドレスバス21Aを介してAL1−64に
転送されてセットされ、ROM2からの読込みサイクル
を費やさずに直接AL1−64に対して割込み飛び先ア
ドレスをセットするようにしたことにあり、他は図1に
示す実施形態と同様である。
【0036】次に、このような構成において、図1と同
様に(アドレスバス2A、3Aのビット数)=(データ
バス2D、3Dのビット数)×2である場合の、割込み
処理の手順について説明する。
【0037】(1)第1マシンサイクルでは、割込み制
御回路4が割込み要求信号を受付けると、割込みベクタ
アドレスを生成し、生成した割込みベクタアドレスなら
びに割込み要求を制御部5に与える。これにより、制御
部5は割込み受付応答動作を開始する。
【0038】(2)第2マシンサイクルでは、割込み制
御回路21が割込みベクタアドレスに基づいてベクタR
OM22に格納されている割込み飛び先アドレスを指定
する。
【0039】これと同時に、SP63が示すアドレスが
AL2−65にセットされ、AL2−65にセットされ
たアドレスがアドレスバス2Aを介してRAM2に与え
られ、RAM2のこのアドレスで示される領域に、デー
タバス2Dを介してステータスレジスタの値が書き込ま
れて退避される。また、PC1−61の値がPC2−6
2にコピーされる。
【0040】(3)第3マシンサイクルでは、PC1−
61にセットされた割込み飛び先アドレスがAL1−6
4にセットされ、割込み飛び先アドレスで指定される命
令がROM3から読み出され、読み出された命令の実行
が開始される。これと同時に、SP63が示すアドレス
がAL2−65にセットされ、AL2−65にセットさ
れたアドレスがアドレスバス2Aを介してRAM2に与
えられ、RAM2のこのアドレスで示される領域に、デ
ータバス2Dを介してPC2−62の値の内半分の上位
側又は下位側が書き込まれて退避される。
【0041】(4)第4マシンサイクルでは、第3マシ
ンサイクルでRAM2に書き込まれなかったPC2−6
2の値の残りの半分の下位側又は上位側の値が、第3マ
シンサイクルと同様にしてRAM2に転送されて書き込
まれる。
【0042】このような実施形態においては、割込みベ
クタアドレスを割込み制御回路21のベクタROM22
に格納することにより、割込み受付けから割込み飛び先
アドレスでの命令実行まで3マシンサイクルとなり、従
来に比べて4マシンサイクルを短縮することが可能とな
る。
【0043】ただし、割込み飛び先アドレスで指定され
る命令が実行されて、上記第4マシンサイクルまでの間
は、RAM2へのアクセスサイクルが発生してはならな
いが、CPU1内のシステムレジスタ等へのアクセスは
可能となる。
【0044】図3はこの発明の他の実施形態に係る情報
処理装置の構成を示す図である。図1に示す実施形態で
はPC1−61の値をPC2−62にコピーするのに対
して、図3において、この実施形態の特徴とするところ
は、第2のプログラムカウンタとして機能し、PC1−
61と同じ値を持って同時に動作するプログラムカウン
タ(以下、PC3と呼ぶ)−31をレジスタファイル6
に設けたことにあり、他は図1に示す実施形態と同様で
ある。
【0045】次に、このような構成において、図1と同
様に(アドレスバス2A、3Aのビット数)=(データ
バス2D、3Dのビット数)×2である場合の、割込み
処理の手順について説明する。
【0046】(1)第1マシンサイクルでは、割込み制
御回路4が割込み要求信号を受付けると、割込みベクタ
アドレスを生成し、生成した割込みベクタアドレスなら
びに割込み要求を制御部5に与える。これにより、制御
部5は割込み受付応答動作を開始する。
【0047】(2)第2マシンサイクルでは、割込みベ
クタアドレスがAL1−64にセットされ、AL1−6
4にセットされた割込みベクタアドレスがアドレスバス
3Aを介してROM3に与えられ、これにより割込み飛
び先アドレスの全ビットの内半分の上位側ビット又は下
位側ビットがROM3からデータバス3Dを介して制御
部5に読み込まれる。これと同時に、SP63が示すア
ドレスがAL2−65にセットされ、AL2−65にセ
ットされたアドレスがアドレスバス2Aを介してRAM
2に与えられ、RAM2のこのアドレスで示される領域
に、データバス2Dを介してステータスレジスタの値が
書き込まれて退避される。また、PC3−31はその動
作が停止される。
【0048】(3)第3マシンサイクルでは、第2マシ
ンサイクルで読み込まれなかった割込み飛び先アドレス
の残りの下位側ビット又は上位側ビットが、第2マシン
サイクルと同様にしてROM3からデータバス3Dを介
して制御部5に読み込まれる。制御部5に読み込まれた
割込み飛び先アドレスはPC1−61にセットされる。
【0049】これと同時に、SP63が示すアドレスが
AL2−65にセットされ、AL2−65にセットされ
たアドレスがアドレスバス2Aを介してRAM2に与え
られ、RAM2のこのアドレスで示される領域に、デー
タバス2Dを介してPC3−31の値の内半分の上位側
又は下位側が書き込まれて退避される。
【0050】(4)第4マシンサイクルでは、割込み飛
び先アドレスがAL1−64にセットされ、割込み飛び
先アドレスで指定される命令がROM3から読み出さ
れ、読み出された命令の実行が開始される。これと同時
に、第3マシンサイクルでRAM2に書き込まれなかっ
たPC3−31の値の残りの半分の下位側又は上位側の
値が、第3マシンサイクルと同様にしてRAM2に転送
されて書き込まれる。
【0051】(5)第5マシンサイクルでは、PC1−
61の値がPC3−31にコピーされる。
【0052】(6)第6マシンサイクルでは、PC3−
31の動作が再開される。
【0053】このような実施形態においては、PC1−
61と同様に動作するPC3−31の値を割込み処理前
のプログラムカウンタの値としてRAM2に退避するよ
うにしているので、割込み受付から割込み飛び先アドレ
スでの命令実行まで4マシンサイクルとなり、従来に比
べて3マシンサイクルを短縮することが可能となる。
【0054】ただし、割込み飛び先アドレスで指定され
る命令が実行されて、上記第4マシンサイクルまでの間
は、RAM2へのアクセスサイクルが発生してはならな
いが、CPU1内のシステムレジスタ等へのアクセスは
可能となる。また、多重割込みの場合には、割込み飛び
先にて実行される命令が実行されて上記第6マシンサイ
クルまでの間は割込み要求を受付けることができない。
【0055】図4はこの発明の他の実施形態に係る情報
処理装置の構成を示す図である。図4において、この実
施形態の特徴とするところは、図2に示す実施形態と図
3に示す実施形態を組み合わせたことを特徴とし、他は
図1に示す実施形態と同様である。
【0056】次に、この実施形態において、図1と同様
に(アドレスバス2A、3Aのビット数)=(データバ
ス2D、3Dのビット数)×2である場合の、割込み処
理の手順について説明する。
【0057】(1)第1マシンサイクルでは、割込み制
御回路4が割込み要求信号を受付けると、割込みベクタ
アドレスを生成し、生成した割込みベクタアドレスなら
びに割込み要求を制御部5に与える。これにより、制御
部5は割込み受付応答動作を開始する。
【0058】(2)第2マシンサイクルでは、割込み制
御回路21が割込みベクタアドレスに基づいてベクタR
OM22に格納されている割込み飛び先アドレスを指定
する。これと同時に、SP63が示すアドレスがAL2
−65にセットされ、AL2−65にセットされたアド
レスがアドレスバス2Aを介してRAM2に与えられ、
RAM2のこのアドレスで示される領域に、データバス
2Dを介してステータスレジスタの値が書き込まれて退
避される。また、PC3−31はその動作が停止され
る。
【0059】(3)第3マシンサイクルでは、割込み飛
び先アドレスがPC1−61にセットされる。これと同
時に、SP63が示すアドレスがAL2−65にセット
され、AL2−65にセットされたアドレスがアドレス
バス2Aを介してRAM2に与えられ、RAM2のこの
アドレスで示される領域に、データバス2Dを介してP
C3−31の値の内半分の上位側又は下位側が書き込ま
れて退避される。
【0060】(4)第4マシンサイクルでは、割込み飛
び先アドレスがAL1−64にセットされ、割込み飛び
先アドレスで指定される命令がROM3から読み出さ
れ、読み出された命令の実行が開始される。これと同時
に、第3マシンサイクルでRAM2に書き込まれなかっ
たPC3−31の値の残りの半分の下位側又は上位側の
値が、第3マシンサイクルと同様にしてRAM2に転送
されて書き込まれる。
【0061】(5)第5マシンサイクルでは、PC1−
61の値がPC3−31にコピーされる。
【0062】(6)第6マシンサイクルでは、PC3−
31の動作が再開される。
【0063】このような実施形態にあっては、図2なら
びに図3に示す実施形態で得られる効果と同様の効果を
得ることができる。ただし、多重割込みの場合には、割
込み飛び先にて実行される命令が実行されて上記第6マ
シンサイクルまでの間は割込み要求を受付けることがで
きない。
【0064】なお、上記実施形態においては、(アドレ
スバスのビット数)=(データバスのビット数)×2で
ある場合の、割込み処理の手順について説明したが、
(アドレスバスのビット数)=(データバスのビット
数)×n(n≧3)、あるいは(アドレスバスのビット
数)=(データバスのビット数)であっても同様の効果
を得られることは可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、割込み受付応答処理と、割込み受付応答サイクルに
おけるPCや各種レジスタのバックアップ処理を並行し
て行うようにしたので、構成の大型化ならびに複雑化を
招くことなく、割込み処理の処理時間を短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る情報処理装置の構
成を示す図である。
【図2】この発明の他の実施形態に係る情報処理装置の
構成を示す図である。
【図3】この発明の他の実施形態に係る情報処理装置の
構成を示す図である。
【図4】この発明の他の実施形態に係る情報処理装置の
構成を示す図である。
【図5】従来の情報処理装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 中央演算処理装置 2 RAM 3 ROM 4,21 割込み制御回路 5 制御部 6 レジスタファイル 22 ベクタROM 31,61,62 プログラムカウンタ 63 スタックポインタ 64,65 アドレスラッチ回路 2A,3A,21A アドレスバス 2D,3D,4D,5D データバス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割込み処理の実行時に、第1の記憶装置
    がアクセスされる際に、前記第1の記憶装置に与えられ
    るアクセスアドレスが、プログラムカウンタの値として
    セットされる第1のアドレスラッチ回路と、 割込み処理の実行時に、第2の記憶装置がアクセスされ
    る際に、前記第2の記憶装置に与えられるアクセスアド
    レスが、プログラムカウンタの値又はスタックポインタ
    の値としてセットされる第2のアドレスラッチ回路と、 割込み処理の実行時に、前記プログラムカウンタの値が
    一時的に退避されて保持される保持手段と、 割込み処理の動作を含む装置全体の動作を制御し、割込
    み処理の実行時に、並行して行われる前記第1の記憶装
    置のアクセス、前記第2の記憶装置のアクセス、前記保
    持手段への退避動作を制御する制御部とを有することを
    特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 割込み処理の実行時に、第1の記憶装置
    がアクセスされる際に、前記第1の記憶装置に与えられ
    るアクセスアドレスが、プログラムカウンタの値として
    セットされる第1のアドレスラッチ回路と、 割込み処理の実行時に、第2の記憶装置がアクセスされ
    る際に、前記第2の記憶装置に与えられるアクセスアド
    レスが、プログラムカウンタの値又はスタックポインタ
    の値としてセットされる第2のアドレスラッチ回路と、 前記プログラムカウンタと同じ値を有して同時に動作
    し、カウント値が割込み処理の実行時に一時的に退避さ
    れる第2のプログラムカウンタと、 割込み処理の動作を含む装置全体の動作を制御し、割込
    み処理の実行時に、並行して行われる前記第1の記憶装
    置のアクセス、前記第2の記憶装置のアクセス、前記第
    2のプログラムカウンタの動作を制御する制御部とを有
    することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 割込み飛び先アドレスを格納する記憶装
    置を備え、 前記記憶装置に格納された割込み飛び先アドレスが前記
    第1のアドレスラッチ回路にセットされることを特徴と
    する請求項1又は2記載の情報処理装置。
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