JP2002366007A - プロセスカートリッジ、プロセスカートリッジの製造方法および画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ、プロセスカートリッジの製造方法および画像形成装置

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JP2002366007A
JP2002366007A JP2001168757A JP2001168757A JP2002366007A JP 2002366007 A JP2002366007 A JP 2002366007A JP 2001168757 A JP2001168757 A JP 2001168757A JP 2001168757 A JP2001168757 A JP 2001168757A JP 2002366007 A JP2002366007 A JP 2002366007A
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process cartridge
image forming
developing
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Ryuji Araki
龍二 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易にリサイクル加工を行うことができると
ともに、高品質な画像形成を可能とするプロセスカート
リッジ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 現像スリーブ4b−2をリサイクル品で
構成したプロセスカートリッジにおいて、現像スリーブ
をリサイクル品(4b−2)で構成した場合と新品(4
b−1)で構成した場合との寸法差に対応して、現像ス
リーブ4b−2と感光体ドラムとの相対位置を位置決め
するリサイクル専用SDコロ4e−2を組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
電子写真プリンタ、ファクシミリ装置などの電子写真方
式の画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジ、
およびそのプロセスカートリッジの構成部品を再生・再
利用するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機や電子写真プリンタ等の
画像形成装置は、帯電手段によって電子写真感光体を一
様に帯電した後、画像情報に応じた露光を行って電子写
真感光体表面に静電潜像を形成し、次いで、現像手段に
て前記潜像に現像剤を付着させて可視画像(トナー像)
とし、その後このトナー像をシート等の記録媒体に転写
して画像を形成する。転写後に電子写真感光体上に残留
したトナーはクリーニング手段によって除去される。
【0003】このような装置においては、電子写真感光
体の他、帯電手投、現像手段、クリーニング手段等のプ
ロセス手段を枠体内にまとめてカートリッジ化して、装
置本体に対して着脱自在にしたプロセスカートリッジが
実用化されている。
【0004】プロセスカートリッジには、帯電手段、現
像手段、クリーニング手段および電子写真感光体を一体
的にカートリッジ化したものの他、現像手段と電子写真
感光体のみで構成したもの、あるいはこれに帯電手段や
クリーニング手段を具備したものなど、画像形成装置の
構成にあわせて種々のものがある。
【0005】プロセスカートリッジはいわゆる消耗品と
して提供され、ユーザー自身がカートリッジを画像形成
装置本体に対して交換自在とすることによって、装置の
メンテナンスの容易化が図られている。
【0006】昨今の環境問題への意識の高まりから、こ
のようなプロセスカートリッジの構成部品のうち比較的
寿命が長く、また高価な部品に関しては、トナー使用後
のカートリッジを回収して、当該部品を取り出して再生
・再利用(リサイクル)するようになってきている。
【0007】たとえば、現像手段の一構成部品である現
像スリーブ(電子写真感光体の感光層上の静電潜像に現
像剤を供給するための回転式の現像剤担持体)をリサイ
クルする際には、その主要部たる円筒状基材(例えばア
ルミニウム管など)の外周面上に形成されている導電性
コート層を切削することにより除去し、再び導電性コー
ト層をコーティングして再利用することが行われてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現像スリーブは、電子
写真感光体表面に対して約100μm〜400μmの間
隔を開けて配置されるものであって、その外径寸法には
高い精度が要求される。また、現像剤(トナー)との摩
擦を生ぜしめ現像剤を良好に担持するために、スリーブ
表面を所定の表面粗さに加工する必要もある。この外径
寸法及び表面粗さは狭い公差範囲の値に収めなければな
らず、上述したリサイクル方法においてかかる高精度な
加工を行うためには、切削の切り込み量を大きくとるほ
うが容易である。
【0009】また、現像スリーブのロットの違いや初回
使用時の摩耗状態などによって現像スリーブの外径寸法
や真直度にバラツキがある場合もあるので、切り込み量
を大きめにとり、導電性コート層を十分に除去できるよ
うにするほうが望ましい。
【0010】しかしその一方で、切削の切り込み量を大
きくすると、現像スリーブの外径寸法が小さくなり過ぎ
てしまい、他の構成部品との組み付けが甘くなって現像
プロセスに支障を招くおそれがでてくる。
【0011】このように、従来のプロセスカートリッジ
においては、互いに相反する要求を満たさねばならず、
リサイクル加工の容易性と製品の信頼性との両立が困難
であった。
【0012】本発明は上記実情を鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、容易にリサイクル加
工を行うことができるとともに、高品質な画像形成を可
能とするプロセスカートリッジ及びその製造方法を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、静電潜像を担持する感光体と、該
感光体上の静電潜像を現像する現像手段とを備え、該現
像手段の一構成部品をリサイクル品で構成した画像形成
装置用プロセスカートリッジにおいて、前記一構成部品
を新品で構成した場合とリサイクル品で構成した場合と
の寸法差に対応して、該一構成部品と前記感光体との相
対位置を位置決めする位置決め部材を備えたことを特徴
とする。
【0014】前記一構成部品は、前記感光体の表面と所
定間隔を開けて配置され、該感光体上の静電潜像に現像
剤を供給する現像スリーブであるとよい。
【0015】前記現像スリーブは、摩耗によって、新品
に比べて外径寸法が縮径していてもよい。
【0016】前記現像スリーブは、リサイクル加工時に
表面を削られて再生され、新品に比べて外径寸法が縮径
していてもよい。
【0017】前記位置決め部材は、前記現像スリーブと
同心的に組み付けられ、前記感光体の表面に当接して前
記現像スリーブと前記感光体表面との間隔を所定間隔に
保持するとよい。
【0018】前記位置決め部材は、前記現像スリーブの
外径寸法と略同径の内周面を有する環状部材であって、
前記現像スリーブの端部に嵌装されるとよい。
【0019】また、本発明のプロセスカートリッジの製
造方法は、静電潜像を担持する感光体と、該感光体上の
静電潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置用
プロセスカートリッジの製造方法であって、前記現像手
段の一構成部品をリサイクル品で構成し、該一構成部品
を新品で構成した場合とリサイクル品で構成した場合と
の寸法差に対応して、該一構成部品と前記感光体との相
対位置を位置決めする位置決め部材を組み付けることを
特徴とする。
【0020】前記一構成部品は、前記感光体の表面と所
定間隔を開けて配置され、該感光体上の静電潜像に現像
剤を供給する現像スリーブであるとよい。
【0021】前記現像スリーブは、摩耗によって、新品
に比べて外径寸法が縮径していてもよい。
【0022】前記現像スリーブは、リサイクル加工時に
表面を削られて再生され、新品に比べて外径寸法が縮径
していてもよい。
【0023】前記位置決め部材を前記現像スリーブと同
心的に組み付け、前記感光体の表面に当接させて、前記
現像スリーブと前記感光体表面との間隔を所定間隔に保
持させるとよい。
【0024】前記位置決め部材を、前記現像スリーブの
外径寸法と略同径の内周面を有する環状部材で構成し、
前記現像スリーブの端部に嵌装するとよい。
【0025】また、本発明の画像形成装置は、上記のう
ちいずれかのプロセスカートリッジを着脱自在に備えた
ことを特徴とする。
【0026】さらに、この画像形成装置が、複写機の機
能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を有することが
好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0028】(第1の実施の形態)先ず、図3を参照し
て、本発明に従って構成されるプロセスカートリッジを
装着可能な電子写真画像形成装置の一実施の形態につい
て説明する。
【0029】本実施の形態にて、プロセスカートリッジ
Cは、例えばドラム形状もしくはベルト形状等の電子写
真感光体、即ち感光体ドラム1と、その周囲に配置され
た帯電手段2、現像手段4、クリーニング手段5などの
プロセス手段を有し、これら各手段は、プラスチック製
の枠体6,7により一体化されている。このプロセスカ
ートリッジCは、画像形成装置本体に対して装着ガイド
手段30を介して装着自在とされる。なお、プロセスカ
ートリッジCは装置本体に対して装着ガイド手段30に
よって感光体ドラム1の軸線方向に着脱される。
【0030】また、プロセスカートリッジC内の感光体
ドラム1が位置する下方の装置本体には、転写帯電手段
15が配置される。更に、この転写帯電手段15に対し
給紙側には給紙トレイ16、給紙ローラ17、レジスト
ローラ18が配置され、一方、排紙側には紙ガイド1
9、定着手段20、排紙ローラ21、排紙トレイ22が
配置される。
【0031】更に、プロセスカートリッジC上方には、
原稿照明用の照明ランプ23及び照明ランプ23から原
稿Oに照射された光の反射画像光を感光体ドラム1に露
光する短焦点光学素子アレイ24が配置される。又、装
置本体の上部には、図示矢印A方向に移動可能な原稿台
25が設けられ、原稿台25には、原稿圧着板26が付
設されている。
【0032】上記構成にて、画像形成装置は、帯電手段
2により一様帯電された電子写真感光体ドラム1上に、
照明ランプ23から原稿Oに照射された光の反射画像光
が短焦点光学素子アレイ24を介して照射されると、こ
の感光体ドラム1上には原稿情報に応じた静電潜像が形
成される。この静電潜像は感光体ドラム1の回転に伴い
現像手段4に対向する位置に送られる。現像手段4は、
現像剤(トナー)を担持し搬送する現像剤担持体たる現
像スリーブ4bを一構成部品として備えている。感光体
ドラム1上の潜像は、この現像スリーブ4bからトナー
が供給されることにより、可視画像、即ち、トナー像と
される。
【0033】一方、記録媒体としての転写紙Pは、搬送
手段を構成する給紙トレイ16及び給紙ローラ17を介
してレジストローラ18に送られ、このレジストローラ
18によってタイミングを合わされて感光体ドラム1と
転写帯電手段15との間に搬送される。そして、転写帯
電手段15の作用により、この転写紙P上に感光体ドラ
ム1上のトナー像が転写される。
【0034】転写されたトナー像を担持する転写紙P
は、定着手段20に送られてそのトナー像が定着された
後、排紙ローラ21により排紙トレイ22上に積載され
る。
【0035】また、転写の終了した感光体ドラム1は、
その残留トナーが例えば弾性クリーニングブレード等の
クリーニング手段5により除去され、次の画像形成工程
に供される。
【0036】次に本実施の形態のプロセスカートリッジ
Cについて更に詳しく説明する。
【0037】図1に、上述したプロセスカートリッジC
の詳細が示される。本実施の形態にて、プロセスカート
リッジCは、例えばドラム形状の電子写真感光体、即
ち、電子写真感光体ドラム1と、少なくとも現像手段を
一つのプロセス手段として備えている。
【0038】ここで、プロセス手段としては、感光体ド
ラム1に形成された静電潜像を現像するための現像手段
4のほか、例えば感光体ドラム1の表面を帯電させる帯
電手段2、感光体ドラム1の表面に残留したトナーを除
去するためのクリーニング手段5などがある。本実施の
形態のプロセスカートリッジCは、図1に示すように、
感光体ドラム1の周囲に帯電手段2、トナー(現像剤)
を収納するトナー溜り4aを備えた現像手段4、及びク
リーニング手段5を配置し、枠体6,7からなるハウジ
ングで覆って一体的にカートリッジとし、画像形成装置
本体に対して着脱自在に構成している。
【0039】次に本実施の形態における現像手段4につ
いて説明する。これは前記露光によって感光体ドラム1
に形成された静電潜像をトナーによって可視化するもの
である。尚、この画像形成装置は現像に使用するトナー
として磁性及び非磁性の何れでも使用出来るが、この実
施の形態では一成分磁性現像剤としての磁性トナーを収
納したプロセスカートリッジCを装着する例を示してい
る。
【0040】前記磁性トナーによってトナー像を形成す
る現像手段4は、図1に示すように、トナーを収納する
前記トナー溜り4aを有し、そこから重力によって押し
出されたトナーを、内部に磁石を有する現像スリーブ4
bを回転させてこの表面に薄いトナー層を形成するよう
に構成している。この現像スリーブ4bにトナー層が形
成されるときに、トナーと現像スリーブ4bとの摩擦に
よって感光体ドラム1上の静電潜像を現像可能な摩擦帯
電電荷を得ている。またトナーの層厚を規制するため
に、現像ブレード4cが現像スリーブ4bの表面に圧接
している。現像スリーブ4bは、不図示の付勢手段によ
って位置決め部材たるSDコロ4eを介して感光体ドラ
ム1に圧接することにより、感光体ドラム1の表面か
ら、約100μm〜400μmのギャップ幅をもって臨
むように取り付けてある。すなわち、SDコロ4eは、
現像スリーブ4bと感光体ドラム1との相対位置を位置
決めする役割を担っている。
【0041】現像手段4の主要構成部品である現像スリ
ーブ4bは寿命が長く、カートリッジ内のトナーを使用
し終った後も再使用可能であると同時に、高価である。
そのため最近ではトナー使用後のカートリッジを回収
し、現像スリーブ4bを取り出して再生、再利用(リサ
イクル)するようになってきた。
【0042】現像スリーブ4bをリサイクル使用する
際、その主要部品である円筒状基材の、例えばアルミニ
ウム管の外周面上に設けられている導電性コート層を切
削または研磨することにより除去し、再度導電性コート
層をコーティングすることが行われる。これは、現像ス
リーブ4bには、非常に高精度な表面粗さ(狭い公差範
囲の値に収めなければならない。)が要求されている為
である。従って、前記アルミニウム管の外周面を切削す
る際には、その切り込み量を十分に取り、導電性コート
層を完全に除去することが重要となる。
【0043】前記切り込み量を50μm程度とした場
合、導電性コート層を完全に除去出来ない場合がある。
また、現像スリーブのロットの違いや初回使用時の摩耗
状態によって、現像スリーブの外径寸法や真直度等にバ
ラツキがある場合もある。したがって、導電性コート層
を完全に除去する為には、切り込み量を100μm程度
以上とすることが望ましい。
【0044】ところが、切り込み量を100μm程度以
上とした現像スリーブをリサイクル使用する場合に、現
像スリーブ4bと感光体ドラム1とのギャップ幅を約1
00μm〜400μmに保つための部品であるSDコロ
4eを初回使用時と同じものを使用すると、現像スリー
ブ4bの外径寸法が小さくなった分、現像スリーブ外径
とSDコロ4eの内径とのガタが大きくなる。これによ
り、SDコロ4eと現像スリーブ4bの外径との間にト
ナーが回り込み、融着が発生する等の問題があった。
【0045】そこで、本実施の形態では、リサイクル品
である現像スリーブ4bを用いてプロセスカートリッジ
Cを構成する際に、新品の現像スリーブ4bとの寸法差
を考慮して、初回使用時のSDコロとは異なるサイズの
リサイクル専用SDコロを組み付けるようにしている。
【0046】本実施の形態で用いるSDコロについて図
2に示す。
【0047】図2(a)に、初回使用時の現像スリーブ
4b−1とSDコロ4e−1を示す。現像スリーブ4b
−1の外径とSDコロ4e−1の内径との差、すなわち
ガタ量は、約30μm〜300μmとすることが望まし
い。
【0048】また、図2(b)に、リサイクル品、すな
わち使用済みの前記現像スリーブ4b−1の主要部品で
あるアルミニウム管の外周面をリサイクル使用の為に切
削を行った後の現像スリーブ4b−2と、この現像スリ
ーブ4b−2の外径寸法に合致する内外径寸法のリサイ
クル専用SDコロ4e−2を示す。
【0049】同図に示すように、本実施の形態のSDコ
ロ4e−2は、現像スリーブ4b−2の外径寸法と略同
径の内周面を有する環状部材であって、現像スリーブ4
b−2の両端部に同心的に組み付けられ、その外周面を
感光体ドラム1の表面に当接させることで現像スリーブ
4b−2と感光体ドラム1表面との間隔を約100μm
〜400μmに保持する。現像スリーブ4b−2の外径
とSDコロ4e−2の内径との差は、やはり約30μm
〜300μmとすることが望ましい。
【0050】例えば、リサイクル加工時のアルミニウム
管の外周面の切り込み量を100μmとしたときは、現
像スリーブ4b−2の外径は、現像スリーブ4b−1の
外径と比較し200μm小さくなる為、リサイクル専用
SDコロ4e−2の内径および外径は、初回使用時のS
Dコロ4e−1よりも200μm小さいものとする。
【0051】このように、現像スリーブを新品で構成し
た場合とリサイクル品で構成した場合との寸法差に対応
して、リサイクル専用SDコロ4e−2という適宜のサ
イズの位置決め部材を組み付け、現像スリーブ4b−2
と感光体ドラム1との相対位置を位置決めすることによ
って、リサイクル加工前の現像スリーブに多少の真直度
等のバラツキがあっても導電性コート層を十分に除去
し、かつ、所望の外径寸法及び表面粗さに容易に加工す
ることができるように、切り込み量を100μm程度以
上に大きくすることができ、リサイクル加工の容易なプ
ロセスカートリッジを提供することが可能となる。
【0052】また、現像スリーブ4b−2外径とSDコ
ロ4e−2内径との径差を適正にすることができるの
で、現像スリーブ4b−2とSDコロ4e−2との間に
トナーが回り込み、融着が発生することが防止でき、プ
ロセスカートリッジの信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0053】なお、本実施の形態では、本発明を複写機
の機能を有する画像形成装置(電子写真複写機)に適用
した例を示したが、本発明の適用範囲はこれに限られ
ず、たとえばプリンタ機能を有する画像形成装置(レー
ザービームプリンタ)やファクシミリ機能を有する画像
形成装置(レーザーファクシミリ装置)などにも好適に
用いることができ、上記と同様の効果を得ることができ
る。
【0054】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、図2(b)に示すように、現像スリーブ4b−
2の外径寸法と合致する内外径寸法のリサイクル専用S
Dコロ4e−2を使用しているが、このリサイクル専用
部品としては、SDコロ4e−2のような形状である必
要はない。
【0055】本実施の形態では、現像スリーブと感光体
ドラムとの相対位置を位置決めする位置決め部材の別の
形態を示す。その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、ここでは詳しい説明は省略す
る。
【0056】図4に示すように、本実施の形態では、位
置決め部材として単純な円環形状のスペーサ4fを用い
ている。スペーサ4fは、現像スリーブ4b−2の外径
寸法と略同径の内周面を有する環状部材であって、現像
スリーブ4b−2の両端部に同心的に組み付けられ、そ
の外周面を感光体ドラム1の表面に当接させることで現
像スリーブ4b−2と感光体ドラム1表面との間隔を約
100μm〜400μmに保持する。
【0057】このように、現像スリーブを新品で構成し
た場合とリサイクル品で構成した場合との寸法差に対応
して、リサイクル専用スペーサ4fという適宜のサイズ
の位置決め部材を組み付け、現像スリーブ4b−2と感
光体ドラム1との相対位置を位置決めすることによって
も、上記第1の実施の形態と同様の効果を達成すること
ができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、リサイ
クル品で構成した場合と新品で構成した場合との寸法差
に対応して、当該リサイクル部品と感光体との相対位置
を位置決めする位置決め部材を設けたので、リサイクル
部品の加工範囲を大きく取ることができ寸法精度を高め
ることができる。また、リサイクル品と新品とにかかわ
らず、感光体との相対位置が一定となるので、高品質な
画像形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッ
ジの概略断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る現像スリーブ
およびSDコロの説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略
断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る現像スリーブ
およびスペーサの説明図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電手段 4 現像手段 4a トナー溜り 4b 現像スリーブ 4b−1 新品の現像スリーブ 4b−2 リサイクル品の現像スリーブ 4c 現像ブレード 4e SDコロ 4e−1 新品専用SDコロ 4e−2 リサイクル専用SDコロ 4f スペーサ 5 クリーニング手段 6,7 枠体 15 転写帯電手段 16 給紙トレイ 17 給紙ローラ 18 レジストローラ 19 紙ガイド 20 定着手段 21 排紙ローラ 22 排紙トレイ 23 照明ランプ 24 短焦点光学素子アレイ 25 原稿台 26 原稿圧着板 30 装着ガイド手段 C プロセスカートリッジ O 原稿 P 転写紙

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像を担持する感光体と、該感光体上
    の静電潜像を現像する現像手段とを備え、該現像手段の
    一構成部品をリサイクル品で構成した画像形成装置用プ
    ロセスカートリッジにおいて、 前記一構成部品を新品で構成した場合とリサイクル品で
    構成した場合との寸法差に対応して、該一構成部品と前
    記感光体との相対位置を位置決めする位置決め部材を備
    えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】前記一構成部品は、前記感光体の表面と所
    定間隔を開けて配置され、該感光体上の静電潜像に現像
    剤を供給する現像スリーブであることを特徴とする請求
    項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】前記現像スリーブは、摩耗によって、新品
    に比べて外径寸法が縮径していることを特徴とする請求
    項2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】前記現像スリーブは、リサイクル加工時に
    表面を削られて再生され、新品に比べて外径寸法が縮径
    していることを特徴とする請求項2に記載のプロセスカ
    ートリッジ。
  5. 【請求項5】前記位置決め部材は、前記現像スリーブと
    同心的に組み付けられ、前記感光体の表面に当接して前
    記現像スリーブと前記感光体表面との間隔を所定間隔に
    保持することを特徴とする請求項2,3または4に記載
    のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】前記位置決め部材は、前記現像スリーブの
    外径寸法と略同径の内周面を有する環状部材であって、
    前記現像スリーブの端部に嵌装されることを特徴とする
    請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】静電潜像を担持する感光体と、該感光体上
    の静電潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置
    用プロセスカートリッジの製造方法であって、 前記現像手段の一構成部品をリサイクル品で構成し、 該一構成部品を新品で構成した場合とリサイクル品で構
    成した場合との寸法差に対応して、該一構成部品と前記
    感光体との相対位置を位置決めする位置決め部材を組み
    付けることを特徴とするプロセスカートリッジの製造方
    法。
  8. 【請求項8】前記一構成部品は、前記感光体の表面と所
    定間隔を開けて配置され、該感光体上の静電潜像に現像
    剤を供給する現像スリーブであることを特徴とする請求
    項7に記載のプロセスカートリッジの製造方法。
  9. 【請求項9】前記現像スリーブは、摩耗によって、新品
    に比べて外径寸法が縮径していることを特徴とする請求
    項8に記載のプロセスカートリッジの製造方法。
  10. 【請求項10】前記現像スリーブは、リサイクル加工時
    に表面を削られて再生され、新品に比べて外径寸法が縮
    径していることを特徴とする請求項8に記載のプロセス
    カートリッジの製造方法。
  11. 【請求項11】前記位置決め部材を前記現像スリーブと
    同心的に組み付け、前記感光体の表面に当接させて、前
    記現像スリーブと前記感光体表面との間隔を所定間隔に
    保持させることを特徴とする請求項8,9または10に
    記載のプロセスカートリッジの製造方法。
  12. 【請求項12】前記位置決め部材を、前記現像スリーブ
    の外径寸法と略同径の内周面を有する環状部材で構成
    し、前記現像スリーブの端部に嵌装することを特徴とす
    る請求項11に記載のプロセスカートリッジの製造方
    法。
  13. 【請求項13】請求項1〜6のうちいずれか1項に記載
    のプロセスカートリッジを着脱自在に備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】複写機の機能を有することを特徴とする
    請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】プリンタ機能を有することを特徴とする
    請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】ファクシミリ機能を有することを特徴と
    する請求項13に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101620404B (zh) * 2008-07-04 2011-11-30 珠海天威飞马打印耗材有限公司 将一种感光鼓改制成另一种感光鼓的方法

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