JP2002365568A - 2次元光走査装置、及び該2次元光走査装置の駆動方法 - Google Patents

2次元光走査装置、及び該2次元光走査装置の駆動方法

Info

Publication number
JP2002365568A
JP2002365568A JP2001168745A JP2001168745A JP2002365568A JP 2002365568 A JP2002365568 A JP 2002365568A JP 2001168745 A JP2001168745 A JP 2001168745A JP 2001168745 A JP2001168745 A JP 2001168745A JP 2002365568 A JP2002365568 A JP 2002365568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical scanning
optical
dimensional
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001168745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002365568A5 (ja
JP4620901B2 (ja
Inventor
Atsushi Katori
篤史 香取
Masao Majima
正男 真島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001168745A priority Critical patent/JP4620901B2/ja
Priority to US10/157,971 priority patent/US6800844B2/en
Publication of JP2002365568A publication Critical patent/JP2002365568A/ja
Publication of JP2002365568A5 publication Critical patent/JP2002365568A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4620901B2 publication Critical patent/JP4620901B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/101Scanning systems with both horizontal and vertical deflecting means, e.g. raster or XY scanners
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/02Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes by tracing or scanning a light beam on a screen
    • G09G3/025Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes by tracing or scanning a light beam on a screen with scanning or deflecting the beams in two directions or dimensions
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
    • G09G3/3433Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using light modulating elements actuated by an electric field and being other than liquid crystal devices and electrochromic devices
    • G09G3/346Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using light modulating elements actuated by an electric field and being other than liquid crystal devices and electrochromic devices based on modulation of the reflection angle, e.g. micromirrors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平方向及び垂直方向への光走査の同期ズレ
を防止する。 【解決手段】 水平方向xに走査している光を垂直方向
yにも走査することにより、2次元画像を表示する。第
1光検知部Pは、第1方向xへの光走査速度が最も速く
なり第2方向yへの光走査速度が最も遅くなる領域に配
置されて、第2光検知部Qは、第2方向yへの光走査速
度が最も速くなり第1方向xへの光走査速度が最も遅く
なる領域に配置されて、いずれも、光走査のタイミング
を精度良く検知できるようになっている。これらの検知
部P,Qからの信号を用いることによって、光走査の同
期ズレを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1方向に走査し
ている光を第2方向にも走査することに基き2次元画像
を表示する用途等に用いることができる2次元光走査装
置及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(1) 従来、光偏向器で光走査して画像
等を表示させる2次元光走査装置が広い範囲で利用され
ている。
【0003】(2) 図10は、そのような2次元光走査
装置の従来構造の一例を示す模式図であるが、かかる走
査装置は、変調手段を有する光源1と、該光源からの光
を偏向する第1及び第2光偏向器A,Bと、出射補正光
学系40等から構成されていて、x方向に走査している
光をy方向にも走査することに基き2次元画像を表示す
るようになっていた。
【0004】(3) 光偏向器A,Bとしては、ガルバノ
ミラー等の変位角速度が時間的に変化されるタイプのも
のが使用されていた。以下、この光偏向器について補足
する。
【0005】通常このような装置では、光偏向器として
ガルバノミラーを用い、図11(a)で示すようなノコギ
リ波で駆動することによって、ガルバノミラーの変位が
走査時間に対して線形に変化するようにしていた。ま
た、別の方法としては、図11(b) に示すような正弦波
で駆動したりして、変位角速度が時間的に変化するよう
な駆動が行なわれる場合もあった。
【0006】また近年は、半導体材料であるシリコン加
工技術により、ミラー角が数mmの超小型光偏向器(マ
イクロミラー)が実現されている(特登録027223
14号公報)。図12はそのような光偏向器(ガルバノ
ミラー)の構造の一例を示す平面図であるが、符号50
はシリコン基板、符号51は上側ガラス基板、符号52
は下側ガラス基板を示す。また、符号53は可動板、符
号54はトーションバー、符号55は平面コイル、符号
56は全反射ミラー、符号57は電極端子、符号60〜
63は永久磁石を示す。この光偏向器は、平面コイル5
5に駆動電流を流し、永久磁石とのローレンツ力を利用
して駆動する電磁型である(詳細は後述)。その他に
は、静電型や圧電型のマイクロミラーも数多く提案され
てきている。
【0007】この光偏向器は、ミラーの共振を利用し
て、共振周波数付近で駆動するため、正弦波駆動しかで
きない。正弦波駆動したガルバノミラーや共振型光偏向
器を2つ用い、ラスタ走査して2次元画像表示を行なう
場合、画像中心部で光走査速度が速く、画像周辺部で片
方の光偏向器の光走査速度が0まで減少し速度方向が反
転してしまう。図13にこの場合の走査特性を示す。上
記の理由で、光学系で補正して投射面上での光走査速度
がほぼ一定とみなすことができる走査中心部分のみに画
像表示を行ない、周辺部分は画像表示に使用せず、画像
表示には不要な領域となっている。また、正弦波駆動し
たガルバノミラーや共振型光偏向器では、正方向走査時
間と逆方向走査時間が等しくなるように走査するため、
通常のテレビ画像やコンピュータ画像を表示するために
は、正方向または逆方向の片側のみを走査に用いるか、
または両方向で走査を行なう場合は、画像情報を並び替
える画像処理を行なっている。
【0008】以下、1次元光走査装置について説明す
る。
【0009】通常の1次元光走査装置の場合、例えば図
14に示すようなポリゴンミラー70を用いたレーザビ
ームプリンタでは、画像領域の周辺にミラー(同期検出
用ミラー)71を設けて走査光が反射されるようにし、
該反射された走査光を同期検出用光検知部72によって
検知し、駆動タイミングを1走査毎に検知できるように
している。なお、図中の符号73は、変調手段を有する
光源を示し、符号74は出射補正光学系を示し、符号7
5は感光ドラムを示す。
【0010】(4) ところで、上述のようなタイプの光
走査装置では光偏向器の駆動周期や駆動タイミングをモ
ニターしておく必要がある。以下、この点について説明
する。
【0011】例えば2次元光走査装置の場合、各光偏向
器の同期が取れていない状態では、表示画像にズレが生
じ、ひどい場合には画像が流れるように見え、表示画像
の品質低下をもたらす。しかし、各光偏向器の駆動周期
や駆動タイミングは一定ではなくて温度などの条件によ
って変動するものであるため、1度同期させれば足りる
というようなものではなく、実際の駆動周期や実際に駆
動しているタイミングを常にモニターしておいて同期を
常に確保しておく必要がある。また、2次元画像は出射
補正光学系の補正領域に表示する必要があり、その点か
らも、光偏向器の実際の駆動周期や実際に駆動している
タイミングをモニターしておく必要がある。
【0012】(5) しかし、上述の1次元光走査装置で
は角速度が一定で走査されるのに対し、2次元光走査装
置に用いられるガルバノミラー等の光偏向器は変位角速
度が時間的に変化するタイプであるため、1次元光走査
装置のような検出方法では不十分である。特許番号26
57769の特許掲載公報にはガルバノミラーの変位角
検出方法として、 検出コイルを利用した方法(図15参照) 光を利用した方法(図16参照) 静電容量を利用した方法(図17参照) が開示されている。以下、これらについて説明する。
【0013】図15は、マイクロメカニクス技術を用い
て作製された超小型光偏向器(ガルバノミラー)の詳細
構成(特に、変位検出部)を示す図である。このガルバ
ノミラーは、同図(b) に示すように上下のガラス基板5
1,52と真中のシリコン基板50とによって3層構造
とされており、シリコン基板50にはトーションバー5
4を介して平板状の可動板53が揺動可能に支持されて
いる。この可動板53の上面中央部には全反射ミラー5
6が蒸着形成されており、レーザー光を反射するように
なっている。一方、可動板53の周縁部には平面コイル
55が形成されており、可動板53の各端部に対向する
位置には永久磁石60〜63が配置されており、平面コ
イル55に駆動電流を流すことによって可動板53及び
全反射ミラー56が揺動されるようになっている。ま
た、下側ガラス基板52には図に示す位置に検出コイル
81,82が形成されており、相互インダクタンスに基
いて出力される電圧信号の変化を差動で検出することに
より可動板53の変位角を検出するようになっている。
【0014】一方、図16に示すものでは、変位角検出
用の光ビーム91を反射鏡93の裏面側に照射すると共
に、該光ビームの反射光をPSD92で受光し、PSD
92での受光位置から反射鏡93の変位角を検出するよ
うになっている。また、図17に示すものでは、反射鏡
93の裏面側両端部に電極100,101を設け、各電
極100,101に対向する位置に電極102,103
をそれぞれ設けてコンデンサC1,C2を構成し、両コ
ンデンサC1,C2の容量差に基いて反射鏡93の変位
角を検出するようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、検出コイル
(図15)や静電式(図17)で検出する場合、センサ
の特性が非常に重要となり、温度特性の変化や基板組み
立て時のセンサ配置誤差などによるオフセットが発生
し、正確な検出をするには、予め特性の測定などを行な
う必要が出てくる。また、光学式(図16)で検出する
場合、光路長が短いため、検出用光源90とミラー9
3、PSD92間での位置調整が非常に困難であり、P
SD92の位置分解能にも高性能なものが求められる問
題がある。またこれらの方式は、光の走査状態を直接検
出している訳ではないため、ミラーの歪みや回転軸から
のズレの影響を受ける走査光線の状態を正確にモニタす
ることはできない。そのため、画像表示装置に用いた場
合、この検出方法のみで、高画質な画像表示を行なうこ
とは困難である。
【0016】そこで、本発明は、光検知部によるモニタ
ーを正確なものとして画像表示品質の劣化を防止する2
次元光走査装置及び該装置の駆動方法を提供することを
目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情を考慮
してなされたものであり、第1方向に走査している光を
第2方向にも走査することに基き2次元画像を表示する
2次元光走査装置において、少なくとも前記第1方向の
光走査速度が周期的に変化され、該走査される光を検知
する第1光検知部が、検知可能な光走査速度の領域内で
あって、該第1方向の光走査速度が最も速くなる領域に
配置されることに基き、前記第1方向への光走査のタイ
ミングを検知する、ことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図7を参照して、
本発明の実施の形態について説明する。
【0019】本発明に係る2次元光走査装置(画像表示
装置)は、図1に例示するように、第1方向xに走査し
ている光を第2方向yにも走査することに基き2次元画
像を表示するようになっている。本明細書において「光
を第1方向xに走査」とは、第1方向xの正方向及び負
方向に光を往復走査することを意味し、「光を第2方向
yに走査」とは、第2方向yの正方向及び負方向に光を
往復走査することを意味する。
【0020】この場合の光は、変調手段を有する光源
(図1及び図2の符号1参照)から出射されるようにす
れば良い。また、第1方向xへの光走査は、光源1から
出射された光を第1光偏向器Aによって偏向することよ
って行えば良く、第2方向yへの光走査は、光源1から
出射された光を第2光偏向器Bによって偏向することに
よって行えば良い。なお、本明細書においては、第1光
偏向器を構造によって区別したい場合にはA1,A2,
…等の符号を使用して区別することとし、区別する必要
が無い場合にはAの符号を使用する。同様に、第2光偏
向器を構造によって区別したい場合にはB1,B2,…
等の符号を使用し、区別する必要が無い場合にはBの符
号を使用する。
【0021】ところで、本発明においては、少なくとも
前記第1方向xの光走査速度は周期的に変化するように
構成されている。この場合、前記第2方向yの光走査速
度は、周期的に変化するようにしても、一定となるよう
にしても良い。
【0022】そして、走査される光を検知する第1光検
知部Pを所定領域に配置することによって、前記第1方
向xへの光走査のタイミングを検知するようにすると良
い。ここで、第1光検知部Pの配置位置について説明す
る。一般に、光検知部が検知できる光(光の走査速度)
は光検知部の感度に依存するものであって、感度の低い
光検知部では走査速度の遅い光しか検知できず、感度の
高い光検知部では走査速度の速い光をも検知できる。し
たがって、必要な光走査速度の光を本発明における第1
光検知部Pが、検知可能な感度を持つような位置に配置
する必要がある。
【0023】ところで、検知可能な光走査速度の領域内
に第1光検知部Pを配置した場合であっても、その出力
信号の時間精度は光走査速度と共に変化する。例えば、
図3での出力信号を検出するコンパレータの検出信号に
対する雑音がABの幅で存在するとすれば、光走査速度
が速ければ図3(a) に符号CDで示すように検出時間へ
の誤差は大きく、光走査速度が遅ければ同図(b) に符号
EFで示すように検出時間への誤差は大きくなる。本発
明では、(検知可能な光走査速度の領域内であって)第
1方向への光走査速度が最も速くなる領域に第1光検知
部Pを配置しているため、検出信号に対する誤差は狭く
なり、精度良く光走査タイミングを検知することができ
る。
【0024】なお、前記第2方向yの光走査速度も周期
的に変化するようにした場合には、この第1光検知部P
は、上述した領域(すなわち、検知可能な光走査速度の
領域内であって、前記第1方向xの光走査速度が最も速
くなる領域)であって、しかも、前記第2方向yの光走
査速度が最も遅くなる領域内に配置すると良い。
【0025】ところで、前記第1光検知部Pとは別に第
2光検知部Qを設け、この第2光検知部Qによって光を
検知し、前記第2方向yへの光走査のタイミングを検知
するようにすると良い。
【0026】なお、前記第2方向yの光走査速度も周期
的に変化するようにした場合には、この第2光検知部Q
は、検知可能な光走査速度の領域内であって、前記第2
方向yの光走査速度が最も速くなり、しかも前記第1方
向の光走査速度が最も遅くなる領域内に配置すると良
い。これにより、第1光検知部Pの場合と同様に、精度
良く光走査タイミングを検知することができる。
【0027】ところで、上述した第1光検知部Pや第2
光検知部Qは、光が走査される部分に配置されていれば
良く、 ・ 光走査によって2次元画像が表示される面(図2に
符号2で示すような走査光線が投射される面)、 ・ 該面2と光偏向器A及びBとの間、 ・ 第1光偏向器Aと第2光偏向器Bとの間、 のいずれに配置されていても良い。すなわち、全ての光
検知部P,Qを上記面2に配置しても、全ての光検知部
P,Qを該面2と光偏向器との間に配置しても、全ての
光検知部P,Qを第1光偏向器Aと第2光偏向器Bとの
間に配置しても、一部の光偏向器を上記面2に配置する
と共に他の光偏向器を面以外の部分(例えば、面と光偏
向器との間や、光偏向器と光偏向器との間)に配置する
ようにしても良い。また、これらの光検知部は、ミラー
等による反射光を検出できる位置に配置してもよい。
【0028】ところで、光検知部P,Qを上述した面2
上に配置する場合、画像形成領域E内に配置しても、画
像形成領域E以外の部分に配置しても良い。後者の場
合、光検知部P,Qを配置した部分(画像形成領域以外
の部分)にも光を走査する必要がある。そのためには、
例えば、信号処理回路10から光源1に光検出用の変調
情報を所定のタイミングで入力してやり、光検知部P,
Qに対しては(画像表示用の光ではなく)走査タイミン
グを検知するための光を照射すると良い(図6参照)。
【0029】また、検知可能な光走査速度の領域内であ
って、前記第1方向xの光走査速度が最も速くなる領域
に第1光検知部を複数設け(図8の符号P,R参照)、
検知可能な光走査速度の領域内であって、前記第2方向
yの光走査速度が最も速くなる領域に第2光検知部を複
数設ける(図8の符号Q,S参照)ようにしても良い。
これにより、更に高精度な走査タイミングの検出が可能
となる(図7)。かかる場合、光検出用の変調情報は、
検出された走査タイミング信号20,21から信号処理
回路10によって生成される。また、走査開始時の走査
タイミングが不明な場合は、初期設定されている走査周
期と入力信号と走査タイミングの位相差を元に、光検出
用の変調情報が生成される。また、走査開始時、画像情
報の変調を行なう前に、走査タイミングの初期検出を行
なうために、任意の走査タイミング初期検出用の変調情
報を変調手段を有する光源1に入力し、走査タイミング
を検出した後、画像表示用の変調情報による変調を開始
するウォーミングアップの期間を設けてもよい。
【0030】上記では、正弦波状駆動の光偏向器を有す
る2次元光走査装置を、投射型画像表示装置として説明
したが、本発明の同期制御方法はこの装置に限ったもの
ではない。変位角速度が時間的に変化する光偏向器を少
なくとも1つ用いて構成した2次元光走査装置であれ
ば、本発明の制御方法を用いることができる。また、上
記以外の構成の投射型画像表示装置や投射型画像記録装
置、走査型描画加工装置、走査型光検出装置などにも使
用できる。
【0031】ところで、上述のように第1方向の光走査
速度を周期的に変化させるには、前記第1光偏向器Aの
変位角速度を周期的に変化(例えば、変位角を時間的に
正弦波状に変化)させれば良い。また、第2方向の光走
査速度を周期的に変化させるには、前記第2光偏向器B
の変位角速度を周期的に変化(例えば、変位角を時間的
に正弦波状に変化)させれば良い。かかる場合の光偏向
器としては、変位角速度を時間的に変化させる駆動が可
能な光偏向器や、変位角速度が時間的に変化する特性を
持った光偏向器を挙げることができ、具体的にはガルバ
ノミラー(ガルバノミラーを正弦波駆動させたもの)や
共振型偏向器を挙げることができる。第1方向及び第2
方向の光走査速度を周期的に変化させる場合、第1光偏
向器A及び第2光偏向器Bの両方にガルバノミラーを用
いても(図2参照)共振型光偏向器を用いても(図4参
照)良い。また、一方の光偏向器をガルバノミラーと
し、他方の光偏向器を共振型光偏向器としても良い。な
お、第2方向への光走査速度を(周期的に変化させず
に)一定にする場合、第2光偏向器には、走査中心領域
において変位角速度がほぼ一定とみなすことができるポ
リゴンミラーやノコギリ波駆動したガルバノミラーを用
いると良い。
【0032】第1光偏向器Aとして、十数kHzから数
十kHzでの光走査が可能な高速光偏向器を用い、第2
光偏向器Bとして、数十Hzから百数十Hzでの光走査
が可能な低速光偏向器を用い、図1に示すように水平方
向のラスタ走査を行うようにしても良い。また逆に、第
1の光偏向器Aを低速光偏向器とし第2の光偏向器Bを
高速光偏向器として、垂直方向にラスタ走査を行なわせ
ても、また走査周波数を上記以外の組み合わせとしても
良い。
【0033】なお、図4に示す第1光偏向器A2及び第
2光偏向器B2は別体に形成したが、もちろんこれに限
られるものではなく、図5に示すように一体型としても
良い。すなわち、光偏向面3を2つの軸(交差又は直交
する光偏光軸)31,32によって揺動自在に支持し、
第1光偏向器A3によって水平方向への光走査を行い、
第2光偏向器B3によって垂直方向への光走査を行うよ
うにすると良い。
【0034】これらの光偏向器としては、マイクロミラ
ーを有するものであって、半導体加工技術を用いて作製
されたものを用いることができる。
【0035】なお、上述した光検知部P,Qにはデジタ
ル信号処理回路10を接続し、該処理回路10には、第
1光偏向器Aを駆動する第1駆動手段11や、第2光偏
向器Bを駆動する第2駆動手段12を接続すると良い。
【0036】ところで、光源1としては、レーザーダイ
オード、LED等の半導体発光素子、無機EL、有機E
L等のエレクトロ・ルミネッセンス素子などの直接変調
可能な光線源や、気体レーザーやSHGなどの光を出射
する光源であって変調器を付加したものを用いれば良
い。カラー画像を表示する場合には、複数の波長を有す
る複数種類の光源を組み合わせたものでもよい。その場
合光偏向器を1組しか用いない場合、光学系などなんら
かの手段を用いて、複数の出力光を1本の光線にする必
要がある。複数の光偏向器を用いる場合は、複数の光線
を複数のミラーに入射させるようにしてもよい。
【0037】また、第2光偏向器Bによる光走査に伴
い、第2光偏向器Bと画像表示領域Eとの間で光路が変
化し、それに伴って、画像表示領域Eにおいて焦点ズレ
が発生するおそれがあるときは、出射補正光学系を該光
路中に配置して、焦点ズレを補正すると良い。この場合
の出射補正光学系には、走査を行なうことにより光偏向
器ミラーと走査光投射面間の光路の変化による投射面上
での焦点ズレを補正するf−θレンズと、正弦波駆動型
光偏向器の角速度の変化によるスポット形状の歪みを走
査光投射面上で補正するアークサインレンズ等の機能を
有したものを用いると良い。この出射補正光学系は、走
査領域の大部分を補正することができるが、周辺部分ま
では補正を行なうことはできない。そのため、画像はこ
の光学系が補正できる中心部分に表示される。
【0038】次に、2次元光走査装置の駆動方法(2次
元光走査装置の同期信号の生成方法、及び同期制御方
法)について説明する。
【0039】本実施の形態では、画像情報に応じて変調
した光を、第1方向xに走査しつつ第2方向yにも走査
することに基き2次元画像を表示するようになってい
る。この場合、少なくとも前記第1方向xの光走査速度
が周期的に変化され、検知可能な光走査速度の領域内で
あって、該第1方向xの光走査速度が最も速くなる領域
に配置された第1光検知部Pが光を検知することに基
き、前記第1方向xへの光走査のタイミングを検知す
る、ようになっている。
【0040】なお、前記第2方向yの光走査速度が周期
的に変化されるようにした場合には、第2光検知部Q
を、検知可能な光走査速度の領域内であって、前記第2
方向yの光走査速度が最も速くなる領域に配置し、前記
第2方向yへの光走査のタイミングを検知すると良い。
【0041】そして、前記第1方向xへの光走査タイミ
ングと前記第2方向yへの光走査のタイミングとを同期
させながら2次元画像を表示する、ようにすると良い。
【0042】以下、2次元光走査装置の駆動方法につい
て、図1に沿って詳細に説明する。
【0043】<光の2次元走査>光源1から出射された
光(変調された光)は、第1光偏向器Aによって偏向さ
れ、さらに第2光偏向器Bによって偏向されることによ
り、第1方向x及び第2方向yに走査され、その結果、
2次元画像が表示される。なお、光源1は、変調手段を
有しており、画像情報の変調開始信号(詳細は後述)を
受け取ると転送されてメモリに蓄えられている画像情報
の変調を開始し、水平方向1ライン分の画像情報の変調
を行なう。また、該光は、第2光偏向器Bにて偏向され
た後に、出射補正光学系で補正されるようになってい
る。
【0044】<駆動タイミング信号の生成>この状態
で、第1光検知部Pが第1方向xへの光走査のタイミン
グを検知すると、信号処理回路10では、第1の光検知
部Pからの検知信号20に基いて第1の光偏向器の駆動
タイミング信号22が生成される。同様に、第2光検知
部Qが第2方向yへの光走査タイミングを検知すると、
信号処理回路10では、第2の光検知部Qからの検知信
号21に基づいて第2の光偏向器の駆動タイミング信号
23が生成される。
【0045】ここで、第1光検知部Pは、第1の光偏向
器Aの変位角速度の時間変化が最大となる付近(且つ第
2の光偏向器の変位角速度が最小となる付近)の走査光
を検出して、該光偏向器の同期信号を生成し、第2光検
知部Qは、第2の光偏向器Bの変位角速度の時間変化が
最大となる付近(且つ第1の光偏向器の変位角速度が最
小となる付近)の走査光を検出して、該光偏向器の同期
信号を生成することとなる。そして、これらの光検知部
によって、第1の光偏向器Aと第2の光偏向器Bの実際
に駆動しているタイミング並びに実際の駆動周期を検出
することとなる。
【0046】<光偏向器の同期制御>ところで、この信
号処理回路10では、第1光偏向器Aの駆動周期が第2
光偏向器Bの駆動周期の整数倍になるように駆動タイミ
ング信号22と駆動タイミング信号23との同期が取ら
れる。
【0047】そして、第1の光偏向器のための駆動タイ
ミング信号22は第1の光偏向器駆動回路11にて第1
の光偏向器の駆動信号25に変換され、該駆動信号によ
って第1光偏向器Aが駆動される。また、第2の光偏向
器のための駆動タイミング信号23は第2の光偏向器駆
動回路12にて第2の光偏向器の駆動信号26に変換さ
れ、該駆動信号によって第2光偏向器Bが駆動される。
つまり、駆動タイミング信号(同期信号)22,23に
基いて、光偏向器A,Bの駆動タイミングや駆動周期が
制御されることとなる。
【0048】<変調開始信号の生成>一方、上述した信
号処理回路10では、第1の光偏向器の駆動タイミング
信号22から、表示画面位置を調整するための変調開始
信号24が生成される。
【0049】<変調開始信号による制御>そして、変調
手段を有する光源1は、画像情報の変調開始信号24を
受け取ると転送されてメモリに蓄えられている画像情報
の変調を開始し、水平方向1ライン分の画像情報の変調
を行なう。つまり、変調開始信号によって光源1の変調
タイミングが制御されることとなる。
【0050】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0051】本実施の形態によれば、第1光検知部Pや
第2光検知部Qは、走査される光を直接に検知するもの
であるため、検出コイル(図15参照)や静電容量(図
17参照)を利用する場合と異なり、特性の測定などの
必要は無く正確な検知が可能となる。また、光学式(図
16参照)のようなミラーの歪や回転軸からのズレの影
響を受けることもなく、正確なモニターが可能となる。
【0052】また、第1光検知部Pは、検知可能な光走
査速度の領域内であって、第1方向xの光走査速度が最
も速くなる領域に配置されているため、検出時間への誤
差を小さくして、精度良く光走査タイミングを検知する
ことができる。特に、第2方向yの光走査速度が最も遅
くなる領域に第1光検知部Pを配置した場合には、第2
光偏向器走査時のジッタ、ウォブル等の走査特性の影響
を受けることなく、第1方向の走査タイミングのみを高
精度に検出することができる。そして、光偏向器の実際
の駆動周期や実際に駆動しているタイミングを正確に検
出することができ、表示品質を良好にできる。
【0053】第2光検知部Qについても同様である。す
なわち、第2光検知部Qを、検知可能な光走査速度の領
域内であって、第2方向yの光走査速度が最も速くなる
領域に配置した場合には、検出時間への誤差を小さくし
て、精度良く光走査タイミングを検知することができ
る。さらに、第1方向xの光走査速度が最も遅くなる領
域に第2光検知部Qを配置した場合には、第1光偏向器
走査時のジッタ、ウォブル等の走査特性の影響を受ける
ことなく、第2方向の走査タイミングのみを高精度に検
出することができる。
【0054】一方、第1光検知部Pや第2光検知部Q
を、 ・ 2次元画像が表示される面(図2に符号2で示すよ
うな走査光線が投射される面)と光偏向器A,Bとの間
や、 ・ 第1光偏向器Aと第2光偏向器Bとの間、 に配置した場合には、制約を比較的受けずに配置位置を
選択することができ、装置のコンパクト化等を図ること
ができる。
【0055】また、検知可能な光走査速度の領域内であ
って、前記第1方向xの光走査速度が最も速くなる領域
に第1光検知部を複数設け(図8の符号P,R参照)、
検知可能な光走査速度の領域内であって、前記第2方向
yの光走査速度が最も速くなる領域に第2光検知部を複
数設けた場合(図8の符号Q,S参照)には、更に高精
度な走査タイミングの検出が可能となり、高精度且つ安
定した実際の駆動周期、実際に駆動しているタイミング
の検出を行なうことができる。
【0056】さらに、本実施の形態によれば、光偏向器
の偏向特性等の変化にかかわらず、各光偏向器A,Bの
同期を取ることができ、その結果、表示画像のズレ等を
防止して、表示品質を向上させることができる。本発明
の制御方法を用いることにより、走査特性の変化が起こ
りやすい正弦波状駆動光偏向器や変位角速度が時間的に
変化する光偏向器の2次元走査を安定して行なうことが
できるようになり、レーザーディスプレイに用いた場
合、高画質な表示画像を提供することが可能となった。
【0057】またさらに、上述のような変調開始信号に
よる制御(画像情報の変調開始信号と第1の光偏向器の
駆動タイミング信号との同期)を行った場合には、表示
画面位置を調整でき、例えば表示画像を出射補正光学系
の補正領域に正確に表示できる。また、本発明では、光
学補正を行なうことができないため非画像表示領域とな
る部分を、有効に利用し検出することができる。
【0058】
【実施例】以下、実施例に沿って本発明を更に詳細に説
明する。
【0059】(実施例1)本実施例においては、図1及
び図2に示す構造の投射型レーザーディスプレイ(2次
元光走査装置)Dを作製した。
【0060】すなわち、第1光偏向器A及び第2光偏
向器Bにはガルバノミラーを用い、第1光偏向器A
を10kHzで正弦波駆動することによって光の水平方
向走査を行い、第2光偏向器Bを60Hzで正弦波駆
動することによって光の垂直方向走査を行うようにし
た。なお、光源1には、レーザーダイオードを直接駆動
させて使用した。
【0061】一方、画像形成領域Eの上縁部中央(すな
わち、検知可能な光走査速度の領域内であって、水平方
向xの光走査速度が最も速くなると共に垂直方向yの光
走査速度が最も遅くなる領域)には第1光検知部Pを配
置し、画像形成領域Eの左縁部中央(すなわち、検知可
能な光走査速度の領域内であって、垂直方向yの光走査
速度が最も速くなると共に水平方向xの光走査速度が最
も遅くなる領域)には第2光検知部Qを配置した。
【0062】本実施例においては、次のように駆動し
た。
【0063】光源1から出射された光(変調された光)
は、第1光偏向器A及び第2光偏向器Bによって偏
向されることにより、水平方向(第1方向)xに走査さ
れながら垂直方向(第2方向)yにも走査される。
【0064】第1光検知部Pが水平方向xへの光走査の
タイミングを検知し、第2光検知部Qが垂直方向yへの
光走査のタイミングを検知すると、第1光検知部Pから
の検知信号20及び第2光検知部Qからの検知信号21
は信号処理回路10にて、実際の駆動周期及び、実際に
駆動しているタイミング情報に変換され、それに基づい
て駆動タイミング信号22及び23が生成され、同期が
取られる。つまり、これらの検知信号から光偏向器
,Bの駆動周期や駆動タイミングが検出される。
【0065】そして、駆動タイミング信号22は第1の
光偏向器駆動回路11にて第1の光偏向器の駆動信号2
5に変換され、該駆動信号によって第1光偏向器A
駆動される。また、駆動タイミング信号23は第2の光
偏向器駆動回路12にて第2の光偏向器の駆動信号26
に変換され、該駆動信号によって第2光偏向器Bが駆
動される。
【0066】一方、上述した信号処理回路10では、第
1の光偏向器の駆動タイミング信号20から、表示画面
位置を調整するための変調開始信号24が生成される。
そして、変調手段を有する光源1は、画像情報の変調開
始信号24を受け取ると転送されてメモリに蓄えられて
いる画像情報の変調を開始し、水平方向1ライン分の画
像情報の変調を行なう。
【0067】本実施例によれば、光偏向器の偏向特性等
の変化にかかわらず、良好な品質の画像を表示できた。
【0068】(実施例2)本実施例においては、図4に
示す構造の投射型レーザーディスプレイ(2次元光走査
装置)Dを作製した。
【0069】すなわち、第1光偏向器A及び第2光偏
向器Bには共振型光偏向器を用い、第1光偏向器A
を20kHzで正弦波駆動することによって光の水平方
向走査を行い、第2光偏向器Bを120Hzで正弦波
駆動することによって光の垂直方向走査を行うようにし
た。その他の構成及び駆動方法は実施例1と同じにし
た。
【0070】本実施例によれば、実施例1と同様の効果
が得られた。
【0071】(実施例3)本実施例においては、図5に
示す構造の投射型レーザーディスプレイ(2次元光走査
装置)Dを作製した。
【0072】すなわち、第1光偏向器A及び第2光偏
向器Bを1枚の基板上に入れ子状に配置して一体型の
2軸共振型光偏向器30を構成した。そして、第1光偏
向器Aを20kHzで正弦波駆動することによって光
の水平方向走査を行い、第2光偏向器Bを200Hz
で正弦波駆動することによって光の垂直方向走査を行う
ようにした。その他の構成及び駆動方法は実施例1と同
じにした。
【0073】本実施例によれば、実施例1と同様の効果
が得られた。
【0074】(実施例4)本実施例においては、図8に
示す構造の投射型レーザーディスプレイ(2次元光走査
装置)Dを作製した。
【0075】すなわち、光検知部P,Qの他に、画像形
成領域Eの下縁部中央(すなわち、検知可能な光走査速
度の領域内であって、水平方向xの光走査速度が最も速
くなると共に垂直方向yの光走査速度が最も遅くなる領
域)には第1光検知部Rを配置し、画像形成領域Eの右
縁部中央(すなわち、検知可能な光走査速度の領域内で
あって、垂直方向yの光走査速度が最も速くなると共に
水平方向xの光走査速度が最も遅くなる領域)には第2
光検知部Sを配置した。その他の構成及び駆動方法は実
施例1と同じにした。
【0076】本実施例によれば、光偏向器の実際の駆動
周期、実際に駆動しているタイミングの検知を(光検知
部を1つずつ用いる場合に比べて)高精度にでき、第
1、第2の光偏向器の同期を完全に取ることができた。
【0077】(実施例5)本実施例においては、図9に
示す構造の投射型レーザーディスプレイ(2次元光走査
装置)Dを作製した。
【0078】すなわち、第1光検知部Pは、光投射面
(図2の符号2参照)と光偏向器A,Bとの間であ
って、画像表示領域Eに平行な領域Fの上縁部中央(す
なわち、検知可能な光走査速度の領域内であって、水平
方向xの光走査速度が最も速くなると共に垂直方向yの
光走査速度が最も遅くなる領域)に配置し、第2光検知
部Qは、該領域Fの左縁部中央(すなわち、検知可能な
光走査速度の領域内であって、垂直方向yの光走査速度
が最も速くなると共に水平方向xの光走査速度が最も遅
くなる領域)に配置した。
【0079】本実施の形態によれば、投射面Eとの関係
を考慮した上で光検知部P,Qを配置したりする必要が
なく、2次元光走査装置のみで、高精度な光偏向器の駆
動周期、実際に駆動しているタイミングの検出ができ、
第1、第2の光偏向器の同期を完全に取ることができ
た。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
第1光検知部や第2光検知部は、走査される光を直接に
検知するものであるため、検出コイル(図15参照)や
静電容量(図17参照)を利用する場合と異なり、特性
の測定などの必要は無く正確な検知が可能となる。ま
た、光学式(図16参照)のようなミラーの歪や回転軸
からのズレの影響を受けることもなく、正確なモニター
が可能となる。
【0081】また、第1光検知部は、検知可能な光走査
速度の領域内であって、第1方向の光走査速度が最も速
くなる領域に配置されているため、検出時間への誤差を
小さくして、精度良く光走査タイミングを検知すること
ができる。特に、第2方向の光走査速度が最も遅くなる
領域に第1光検知部を配置した場合には、第2光偏向器
走査時のジッタ、ウォブル等の走査特性の影響を受ける
ことなく、第1方向の走査タイミングのみを高精度に検
出することができる。そして、光偏向器の駆動周期や駆
動タイミングを正確に検出することができ、表示品質を
良好にできる。
【0082】第2光検知部についても同様である。すな
わち、第2光検知部を、検知可能な光走査速度の領域内
であって、第2方向の光走査速度が最も速くなる領域に
配置した場合には、検出時間への誤差を小さくして、精
度良く光走査タイミングを検知することができる。さら
に、第1方向の光走査速度が最も遅くなる領域に第2光
検知部を配置した場合には、第1光偏向器走査時のジッ
タ、ウォブル等の走査特性の影響を受けることなく、第
2方向の走査タイミングのみを高精度に検出することが
できる。
【0083】一方、第1光検知部や第2光検知部を、 ・ 2次元画像が表示される面と光偏向器との間や、 ・ 第1光偏向器と第2光偏向器との間、 に配置した場合には、制約を比較的受けずに配置位置を
選択することができ、装置のコンパクト化等を図ること
ができる。
【0084】また、検知可能な光走査速度の領域内であ
って、前記第1方向の光走査速度が最も速くなる領域に
第1光検知部を複数設け、検知可能な光走査速度の領域
内であって、前記第2方向の光走査速度が最も速くなる
領域に第2光検知部を複数設けた場合には、更に高精度
な走査タイミングの検出が可能となり、高精度且つ安定
した実際の駆動周期、実際駆動しているタイミングの検
出を行なうことができる。
【0085】さらに、本発明によれば、光偏向器の偏向
特性等の変化にかかわらず、各光偏向器の同期を取るこ
とができ、その結果、表示画像のズレ等を防止して、表
示品質を向上させることができる。本発明の制御方法を
用いることにより、走査特性の変化が起こりやすい正弦
波状駆動光偏向器や変位角速度が時間的に変化する光偏
向器の2次元走査を安定して行なうことができるように
なり、レーザーディスプレイに用いた場合、高画質な表
示画像を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2次元光走査装置の全体構成を示
すブロック図。
【図2】本発明に係る2次元光走査装置の全体構成を示
す模式図。
【図3】2次元光走査装置の作動原理を説明するための
図。
【図4】本発明に係る2次元光走査装置の全体構成を示
す模式図。
【図5】本発明に係る2次元光走査装置の全体構成を示
す模式図。
【図6】2次元光走査装置の作動を説明するための図。
【図7】第1及び第2光検知部を複数個ずつ設けた場合
の作用を説明するための図。
【図8】本発明に係る2次元光走査装置の全体構成を示
す模式図。
【図9】本発明に係る2次元光走査装置の全体構成を示
す模式図。
【図10】2次元光走査装置の従来構造の一例を示す模
式図。
【図11】光偏向器の駆動波形を示す波形図。
【図12】従来の光偏向器(ガルバノミラー)の構造の
一例を示す平面図。
【図13】光走査の様子を示す図。
【図14】1次元走査装置の全体構成を説明するための
模式図。
【図15】超小型光偏向器の詳細構成を示す図。
【図16】従来の光偏向器の構造の一例を示す図。
【図17】従来の光偏向器の構造の一例を示す図。
【符号の説明】
A 第1光偏向器 B 第2光偏向器 D 2次元光走査装置 D 2次元光走査装置 D 2次元光走査装置 D 2次元光走査装置 D 2次元光走査装置 P 第1光検知部 Q 第2光検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 1/04 104Z Fターム(参考) 2H045 AB13 AB33 AB53 AB62 BA13 CA88 CA98 5C051 AA02 CA06 DB02 DB24 DB28 DC02 DC07 DE02 DE09 DE26 5C058 BB25 EA05 EA13 5C072 AA03 BA04 HA01 HA14 HB08 HB13 HB15 VA02 WA05

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1方向に走査している光を第2方向に
    も走査することに基き2次元画像を表示する2次元光走
    査装置において、 少なくとも前記第1方向の光走査速度が周期的に変化さ
    れ、 該走査される光を検知する第1光検知部が、検知可能な
    光走査速度の領域内であって、該第1方向の光走査速度
    が最も速くなる領域に配置されることに基き、前記第1
    方向への光走査のタイミングを検知する、 ことを特徴とする2次元光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記第1光検知部とは別に第2光検知部
    が設けられ、かつ、 該第2光検知部が光を検知することに基き、前記第2方
    向への光走査のタイミングを検知する、 ことを特徴とする請求項1に記載の2次元光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記第2方向の光走査速度も周期的に変
    化され、 前記第1光検知部が、検知可能な光走査速度の領域内で
    あって、前記第1方向の光走査速度が最も速くなり前記
    第2方向の光走査速度が最も遅くなる領域内に配置さ
    れ、かつ、 前記第2光検知部が、検知可能な光走査速度の領域内で
    あって、前記第2方向の光走査速度が最も速くなり前記
    第1方向の光走査速度が最も遅くなる領域内に配置され
    た、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の2次元光走査
    装置。
  4. 【請求項4】 光源からの光を第1光偏向器によって偏
    向することに基き前記第1方向に光を走査し、かつ、 該光を第2光偏向器によって偏向することに基き前記第
    2方向に光を走査する、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の2次元光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記第1光偏向器の変位角速度を時間的
    に変化させることに基き、前記第1方向の光走査速度を
    周期的に変化させる、 ことを特徴とする請求項4に記載の2次元光走査装置。
  6. 【請求項6】 前記第1光偏向器は、変位角が時間的に
    正弦波状に変化するものである、ことを特徴とする請求
    項5に記載の2次元光走査装置。
  7. 【請求項7】 前記第1偏向器はガルバノミラーであ
    る、ことを特徴とする請求項6に記載の2次元光走査装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1偏向器は共振型偏向器である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の2次元光走査装置。
  9. 【請求項9】 前記第2光偏向器の変位角速度を時間的
    に変化させることに基き、前記第2方向の光走査速度を
    周期的に変化させる、 ことを特徴とする請求項4に記載の2次元光走査装置。
  10. 【請求項10】 前記第2光偏向器は、変位角が時間的
    に正弦波状に変化するものである、ことを特徴とする請
    求項9に記載の2次元光走査装置。
  11. 【請求項11】 前記第2偏向器はガルバノミラーであ
    る、ことを特徴とする請求項10に記載の2次元光走査
    装置。
  12. 【請求項12】 前記第2偏向器は共振型偏向器であ
    る、ことを特徴とする請求項10に記載の2次元光走査
    装置。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2光偏向器が一体に構
    成された、ことを特徴とする請求項4乃至12のいずれ
    か1項に記載の2次元光走査装置。
  14. 【請求項14】 前記第1及び第2光偏向器が、1つの
    光偏向面と、該光偏向面を揺動自在に支持する2つの光
    偏向軸と、を有する、ことを特徴とする請求項13に記
    載の2次元光走査装置。
  15. 【請求項15】 前記の一体に構成された第1及び第2
    の光偏向器の持つ光偏向軸が直交している、ことを特徴
    とする請求項14に記載の2次元走査装置。
  16. 【請求項16】 前記光偏向器が、半導体加工技術にて
    形成されたマイクロミラーを有する、ことを特徴とする
    請求項4乃至15のいずれか1項に記載の2次元光走査
    装置。
  17. 【請求項17】 前記第1光検知部及び前記第2光検知
    部の少なくとも一方が、光走査によって2次元画像が表
    示される面に配置された、ことを特徴とする請求項2乃
    至16のいずれか1項に記載の2次元光走査装置。
  18. 【請求項18】 前記第1光検知部及び前記第2光検知
    部の少なくとも一方が、光走査によって2次元画像が表
    示される面と前記光偏向器との間に配置された、ことを
    特徴とする請求項2乃至16のいずれか1項に記載の2
    次元光走査装置。
  19. 【請求項19】 第1方向に走査している光を第2方向
    にも走査することに基き2次元画像を表示する2次元光
    走査装置の駆動方法において、 少なくとも前記第1方向の光走査速度が周期的に変化さ
    れ、 検知可能な光走査速度の領域内であって、該第1方向の
    光走査速度が最も速くなる領域に配置された第1光検知
    部が光を検知することに基き、前記第1方向への光走査
    のタイミングを検知する、 ことを特徴とする2次元光走査装置の駆動方法。
  20. 【請求項20】 前記第2方向の光走査速度が周期的に
    変化され、 検知可能な光走査速度の領域内であって、前記第2方向
    の光走査速度が最も速くなる領域に配置された第2光検
    知部が光を検知することに基き、前記第2方向への光走
    査のタイミングを検知する、 ことを特徴とする請求項19に記載の2次元光走査装置
    の駆動方法。
  21. 【請求項21】 前記第1方向への光走査タイミングと
    前記第2方向への光走査のタイミングとを同期させなが
    ら2次元画像を表示する、 ことを特徴とする請求項19又は20に記載の2次元光
    走査装置の駆動方法。
JP2001168745A 2001-06-04 2001-06-04 2次元光走査装置、及び該2次元光走査装置の駆動方法 Expired - Fee Related JP4620901B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168745A JP4620901B2 (ja) 2001-06-04 2001-06-04 2次元光走査装置、及び該2次元光走査装置の駆動方法
US10/157,971 US6800844B2 (en) 2001-06-04 2002-05-31 Two-dimensional optical scanner and method of driving the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168745A JP4620901B2 (ja) 2001-06-04 2001-06-04 2次元光走査装置、及び該2次元光走査装置の駆動方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002365568A true JP2002365568A (ja) 2002-12-18
JP2002365568A5 JP2002365568A5 (ja) 2008-07-17
JP4620901B2 JP4620901B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=19010926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001168745A Expired - Fee Related JP4620901B2 (ja) 2001-06-04 2001-06-04 2次元光走査装置、及び該2次元光走査装置の駆動方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6800844B2 (ja)
JP (1) JP4620901B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005062358A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Seiko Epson Corp 光走査装置および画像形成装置
JP2005077431A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Canon Inc 画像表示装置及びそれを有する撮像装置
JP2006235274A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Canon Inc 走査型画像表示装置
JP2008065310A (ja) * 2006-08-08 2008-03-21 Seiko Epson Corp 走査型画像表示装置
JP2009075309A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Fujifilm Corp 光走査素子およびその駆動方法、並びに光走査素子を用いた光走査プローブ
US7652786B2 (en) 2003-02-17 2010-01-26 Seiko Epson Corporation Device adapted for adjustment of scan position of light beam
WO2012077417A1 (ja) * 2010-12-08 2012-06-14 日本電気株式会社 映像投影装置、映像投影方法
JP2013041289A (ja) * 2012-09-19 2013-02-28 Hitachi Ltd 画像表示装置、及び画像表示装置における反射鏡の振動状態調整方法
WO2013047656A1 (ja) * 2011-09-27 2013-04-04 日本電気株式会社 画像投影装置および光軸ずれ補正方法
JP2018005007A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 株式会社リコー 光走査装置、プロジェクタ装置およびヘッドアップディスプレイ装置
EP3349441A2 (en) 2016-12-21 2018-07-18 Mitsumi Electric Co., Ltd. Image projection apparatus and compensation method
EP3367157A1 (en) 2017-02-14 2018-08-29 Mitsumi Electric Co., Ltd. Light scanning device and light scanning method
EP3481061A1 (en) 2017-11-01 2019-05-08 Mitsumi Electric Co., Ltd. Image projection apparatus and image projection method

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6987595B2 (en) * 2002-12-23 2006-01-17 Lexmark International, Inc. Oscillator imaging with control of media speed and modulation frequency
JP2005331348A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光検出装置
JP2006047590A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Sumitomo Precision Prod Co Ltd ジッタ測定方法、ジッタ測定装置及び画像形成装置
KR100636347B1 (ko) * 2004-08-18 2006-10-19 엘지전자 주식회사 스캐닝 디스플레이 시스템
JP2006171182A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Olympus Corp 光偏向器
DE102004063554A1 (de) * 2004-12-30 2006-07-13 Siemens Ag Kompensation der variierenden Zeilenabstandes bei Projektionssystemen mit Schwingspiegel
US8576924B2 (en) * 2005-01-25 2013-11-05 Advanced Micro Devices, Inc. Piecewise processing of overlap smoothing and in-loop deblocking
KR20060091655A (ko) * 2005-02-16 2006-08-21 삼성전자주식회사 영상 신호 주사방법 및 장치
KR100682944B1 (ko) * 2005-05-03 2007-02-15 삼성전자주식회사 영상 왜곡 방지 장치 및 방법
JP2006350256A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Canon Inc 走査型画像表示装置
JP4379391B2 (ja) * 2005-07-14 2009-12-09 セイコーエプソン株式会社 光走査装置、光走査装置の制御方法及び画像表示装置
US7239436B2 (en) * 2005-08-17 2007-07-03 Texas Instruments Incorporated Method for aligning consecutive scan lines on bi-directional scans of a resonant mirror
CN101517455B (zh) * 2006-09-15 2012-01-11 日本电气株式会社 激光投影仪
US7993005B2 (en) * 2006-11-10 2011-08-09 Seiko Epson Corporation Color laser image generation
CN102314054B (zh) * 2006-11-14 2015-01-28 奥斯兰姆有限公司 具有改进的投影特征的投影方法
US8169454B1 (en) * 2007-04-06 2012-05-01 Prysm, Inc. Patterning a surface using pre-objective and post-objective raster scanning systems
US7997742B2 (en) * 2008-03-25 2011-08-16 Microvision, Inc. Capacitive comb feedback for high speed scan mirror
JP2010020091A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Funai Electric Co Ltd 画像表示装置
US8248541B2 (en) * 2009-07-02 2012-08-21 Microvision, Inc. Phased locked resonant scanning display projection
DE102012206729A1 (de) * 2012-04-24 2013-10-24 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Ausrichten eines Lichtstrahls und Spiegelvorrichtung
KR102048361B1 (ko) * 2013-02-28 2019-11-25 엘지전자 주식회사 거리 검출 장치, 및 이를 구비하는 영상처리장치
EP3104212A3 (en) 2015-06-11 2017-02-22 Ricoh Company, Ltd. Microlens array, image display apparatus, and optical scanner
DE102016111531B4 (de) * 2016-06-23 2022-02-17 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Optischer Scanner
JP6781930B2 (ja) * 2016-07-06 2020-11-11 株式会社リコー 光走査装置、投影装置及び表示装置
JP2020122858A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 株式会社リコー 光走査装置、表示システムおよび移動体
JP2020129087A (ja) * 2019-02-12 2020-08-27 株式会社リコー 表示装置、表示システム、移動体、表示制御方法および表示制御プログラム
JP2020148976A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社リコー 光走査装置、表示システムおよび移動体
US11025871B1 (en) * 2019-04-04 2021-06-01 Facebook Technologies, Llc Driving scanning projector display with pulses shorter than pixel duration
DE102019212446A1 (de) * 2019-08-20 2021-02-25 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Recheneinheit zur Ansteuerung wenigstens einer Antriebseinheit wenigstens einer Ablenkungseinheit einer Mikroscannervorrichtung
JP2021089400A (ja) * 2019-12-06 2021-06-10 ミツミ電機株式会社 表示装置
DE102020116511B4 (de) * 2020-06-23 2022-03-24 OQmented GmbH Glassubstratbasierte MEMS-Spiegelvorrichtung und Verfahren zu ihrer Herstellung

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61209424A (ja) * 1985-03-14 1986-09-17 Hitachi Ltd 液晶投射形デイスプレイの書込み位置補正装置
JPH04181225A (ja) * 1990-01-25 1992-06-29 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び2次元光走査装置
JPH11501419A (ja) * 1996-09-30 1999-02-02 エルディティ ゲーエムベーハー ウント シーオー.レーザー―ディスプレー―テクノロギー カーゲー 画像表示装置
JP2000501520A (ja) * 1995-12-05 2000-02-08 カペイ,マーチン 走査システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3717772A (en) * 1971-09-03 1973-02-20 Midland Capital Corp Linear bidirectional scanning system
US3919527A (en) * 1973-07-26 1975-11-11 Ibm Omnidirectional optical scanner
US5150249A (en) * 1990-07-06 1992-09-22 General Scanning, Inc. Two-mirror scanner with pincushion error correction
JP2722314B2 (ja) 1993-12-20 1998-03-04 日本信号株式会社 プレーナー型ガルバノミラー及びその製造方法
JP2657769B2 (ja) 1994-01-31 1997-09-24 正喜 江刺 変位検出機能を備えたプレーナー型ガルバノミラー及びその製造方法
US5691535A (en) * 1996-02-08 1997-11-25 Eastman Kodak Company Ganged laser scanning system which corrects beam alignment along a bow-tie path
US6246504B1 (en) * 1999-06-30 2001-06-12 The Regents Of The University Of Caifornia Apparatus and method for optical raster-scanning in a micromechanical system
US6285489B1 (en) * 1999-08-05 2001-09-04 Microvision Inc. Frequency tunable resonant scanner with auxiliary arms

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61209424A (ja) * 1985-03-14 1986-09-17 Hitachi Ltd 液晶投射形デイスプレイの書込み位置補正装置
JPH04181225A (ja) * 1990-01-25 1992-06-29 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び2次元光走査装置
JP2000501520A (ja) * 1995-12-05 2000-02-08 カペイ,マーチン 走査システム
JPH11501419A (ja) * 1996-09-30 1999-02-02 エルディティ ゲーエムベーハー ウント シーオー.レーザー―ディスプレー―テクノロギー カーゲー 画像表示装置

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7652786B2 (en) 2003-02-17 2010-01-26 Seiko Epson Corporation Device adapted for adjustment of scan position of light beam
US7990572B2 (en) 2003-02-17 2011-08-02 Seiko Epson Corporation Device adapted for adjustment of scan position of light beam
JP2005062358A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Seiko Epson Corp 光走査装置および画像形成装置
JP2005077431A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Canon Inc 画像表示装置及びそれを有する撮像装置
JP4497861B2 (ja) * 2003-08-29 2010-07-07 キヤノン株式会社 画像表示装置及びそれを有する撮像装置
US8085262B2 (en) 2003-08-29 2011-12-27 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus and image taking apparatus including the same
JP2006235274A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Canon Inc 走査型画像表示装置
JP4574394B2 (ja) * 2005-02-25 2010-11-04 キヤノン株式会社 走査型画像表示装置
JP2008065310A (ja) * 2006-08-08 2008-03-21 Seiko Epson Corp 走査型画像表示装置
US8294968B2 (en) 2007-09-20 2012-10-23 Fujifilm Corporation Optical scanning element, driving method for same, and optical scanning probe employing optical scanning element
JP2009075309A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Fujifilm Corp 光走査素子およびその駆動方法、並びに光走査素子を用いた光走査プローブ
WO2012077417A1 (ja) * 2010-12-08 2012-06-14 日本電気株式会社 映像投影装置、映像投影方法
CN103250088A (zh) * 2010-12-08 2013-08-14 日本电气株式会社 图像投影装置和图像投影方法
US8960919B2 (en) 2010-12-08 2015-02-24 Nec Corporation Image projection device and image projection method
WO2013047656A1 (ja) * 2011-09-27 2013-04-04 日本電気株式会社 画像投影装置および光軸ずれ補正方法
JP2013041289A (ja) * 2012-09-19 2013-02-28 Hitachi Ltd 画像表示装置、及び画像表示装置における反射鏡の振動状態調整方法
JP2018005007A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 株式会社リコー 光走査装置、プロジェクタ装置およびヘッドアップディスプレイ装置
EP3349441A2 (en) 2016-12-21 2018-07-18 Mitsumi Electric Co., Ltd. Image projection apparatus and compensation method
US10120185B2 (en) 2016-12-21 2018-11-06 Mitsumi Electric Co., Ltd. Image projection apparatus and compensation method
EP3367157A1 (en) 2017-02-14 2018-08-29 Mitsumi Electric Co., Ltd. Light scanning device and light scanning method
US10451867B2 (en) 2017-02-14 2019-10-22 Mitsumi Electric Co., Ltd. Light scanning device and light scanning method
EP3481061A1 (en) 2017-11-01 2019-05-08 Mitsumi Electric Co., Ltd. Image projection apparatus and image projection method
US11243459B2 (en) 2017-11-01 2022-02-08 Mitsumi Electric Co., Ltd. Image projection apparatus and image projection method

Also Published As

Publication number Publication date
JP4620901B2 (ja) 2011-01-26
US20030015652A1 (en) 2003-01-23
US6800844B2 (en) 2004-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4620901B2 (ja) 2次元光走査装置、及び該2次元光走査装置の駆動方法
JP4174252B2 (ja) 光偏向装置、それを用いた画像形成装置およびその駆動方法
US6670603B2 (en) Image projector and image correction method
US6937372B2 (en) Light beam deflecting apparatus, image forming apparatus utilizing the same and drive method therefor
US7239436B2 (en) Method for aligning consecutive scan lines on bi-directional scans of a resonant mirror
JP4986479B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP5221965B2 (ja) 二次元走査装置、及び投射型画像表示装置
JP5392894B2 (ja) パターン上でデータ信号をスキャンミラーの動きに同期させる装置
JP7069640B2 (ja) 可動装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、車両及び光走査方法
WO2001033281A1 (en) Scanned display with pinch, timing, and distortion correction
US8274724B2 (en) Optical beam control based on flexure actuation with positioning sensing and servo control
JP2009198988A (ja) 画像表示装置
JP2004517350A (ja) 変動補償を有する走査型表示装置
JP2003005110A (ja) 2次元光走査装置
EP1275998B1 (en) Light beam deflecting apparatus, image forming apparatus utilizing the same and drive method therefor
JP5234514B2 (ja) 画像形成装置
JP4852971B2 (ja) 画像表示装置
JP2004517352A (ja) 切替式光供給と撓み補正とを有する走査型表示装置
EP1242844A1 (en) Scanned display with pinch, timing, and distortion correction
JP2017227868A (ja) 制御装置、画像投影装置、および制御方法
JP7027689B2 (ja) 光偏向装置および画像投影装置
JP2010133999A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP3283177B2 (ja) 走査光学装置およびポリゴンミラーカバー
JP2004518992A (ja) 補助腕部を有する周波数調整可能の共振型走査装置
JP2012145754A (ja) 画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080602

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees