JP2002364761A - シール材 - Google Patents

シール材

Info

Publication number
JP2002364761A
JP2002364761A JP2001168607A JP2001168607A JP2002364761A JP 2002364761 A JP2002364761 A JP 2002364761A JP 2001168607 A JP2001168607 A JP 2001168607A JP 2001168607 A JP2001168607 A JP 2001168607A JP 2002364761 A JP2002364761 A JP 2002364761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
base material
seal member
seal
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001168607A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kato
崇行 加藤
Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2001168607A priority Critical patent/JP2002364761A/ja
Priority to US10/158,289 priority patent/US20020182072A1/en
Priority to DE10224175A priority patent/DE10224175A1/de
Publication of JP2002364761A publication Critical patent/JP2002364761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/08Sealings
    • F04D29/10Shaft sealings
    • F04D29/106Shaft sealings especially adapted for liquid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/1081Casings, housings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3204Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
    • F16J15/3228Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip formed by deforming a flat ring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム部を基材から取り外しやすくすることで
リサイクル活用を容易にすることができるシール材を提
供する。 【解決手段】 圧縮機のハウジング17に形成された収
容部18にはリップシール11が装着されている。リッ
プシール11は収容部18の壁面と回転軸16の周面と
の隙間をシールする。リップシール11は、芯環12、
第1及び第2シール部材13,14及びバックアップリ
ング15から構成されている。各部材(12,13,1
4,15)は、互いに接着剤を用いることなく組みつけ
られている。芯環12には、インサート成形により接着
剤を用いることなく第1シール部材13が付着された状
態となっている。これによれば、第1シール部材13を
芯環12に対して取り外し可能に装着することが可能に
なるとともにその取り外し作業が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、空調装置
に使用される圧縮機の回転軸の外周を密封するリップシ
ールや分割されたハウジングの接合面を密封するガスケ
ット等のシール材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の構成としては、たとえば、実開
平5−30637公報に開示されたものが挙げられる。
【0003】すなわち、金属板からなる基材(オイルシ
ールのハウジング)には、ゴム部(ゴム製リップシー
ル)の基端部が固定されている。このゴム部の基端部
は、前記基材の一部をかしめたり折り曲げたりすること
で、補強部材や合成樹脂製のシール材などとともに固定
される。
【0004】ゴム部はそれ自体が柔軟で変形しやすいた
め、前記ゴム部が前記基材から脱落することを防止する
ために、前記ゴム部の基端部と前記基材とは、一般に接
着剤によって接着された状態で固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ゴ
ム部と前記基材とが接着された状態では、前記基材から
前記ゴム部を取り外すことが困難である。たとえ両者を
強い力で引き剥がしたとしても、たとえば、前記基材に
前記ゴム部の一部が残存するなど、リサイクル活用には
困難な状態になる。
【0006】本発明の目的は、ゴム部を基材から取り外
しやすくすることでリサイクル活用を容易にすることが
できるシール材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、基材のほぼ全面を覆
うように、接着剤を用いることなくゴム部を付着させた
ことを要旨とする。
【0008】この発明によれば、ゴム部を基材から取り
外すための作業が容易になる。つまり、前記ゴム部を前
記基材から取り外して、前記ゴム部及び前記基材をリサ
イクル活用することが容易になる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記基材は、金属板からなっているこ
とを要旨とする。この発明によれば、基材の耐熱性を高
く確保することが容易になる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、インサート成形によって前記
ゴム部を形成したことを要旨とする。この発明によれ
ば、シール材の量産が容易になる。すなわち、コストダ
ウンを図ることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の発明において、前記基材の両面側に前記ゴム
部の一部を収容するための凹部を形成したことを要旨と
する。
【0012】この発明によれば、ゴム部の一部が凹部に
収容されることにより、該ゴム部が基材から不用意に外
れることが抑制される。請求項5に記載の発明は、請求
項2〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記基
材には厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、該基材の
両面側の前記ゴム部は互いに該貫通孔を介して連結され
ていることを要旨とする。
【0013】この発明によれば、貫通孔を介して両面側
のゴム部が互いに連結された状態となることで、前記ゴ
ム部が前記基材から不用意に外れることが抑制される。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項
に記載の発明において、前記シール材は環状の前記基材
を有するリップシールであることを要旨とする。
【0014】この発明によれば、リップシールにおける
ゴム部及び基材のリサイクル活用が容易になる。請求項
7に記載の発明は、請求項1,2,4及び5のいずれか
一項に記載の発明において、前記シール材はガスケット
であることを要旨とする。
【0015】この発明によれば、ガスケットにおけるゴ
ム部及び基材のリサイクル活用が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、圧縮機
で使用されるリップシールに具体化した第1の実施形態
を図1に従って説明する。図1はリップシール11が装
着された状態の上半分を示す断面図である。なお、図1
においては左方を前方、右方を後方とする。
【0017】リップシール11は、金属板からなる基材
としての環状の芯環12、ゴム部としてのゴム製の第1
シール部材13、樹脂製の第2シール部材14及び金属
板からなるバックアップリング15から構成されてい
る。
【0018】第1シール部材13は、アクリロニトリル
ブタジエンゴム等の合成ゴムからなり、環状に形成され
ている。なお、この合成ゴムのスプリング硬度Hsの値
は、形状安定性の面から75以上のもの(さらには80
以上、85以上が望ましい)が好適であるとされてい
る。また、第2シール部材14は、PTFE(ポリ四フ
ッ化エチレン)等のフッ素樹脂からなり、環状に形成さ
れている。また、バックアップリング15は断面略L字
状に形成されており、円筒状部15Aと、該円筒状部1
5Aの後端からリップシール11の中心軸線に向けて延
出形成された延設壁部15Bとからなっている。
【0019】芯環12は、断面略コの字状を呈してお
り、該芯環12の軸線方向に沿った円筒面を有する円筒
状部12A及び、その前後側の端部に、それぞれ、芯環
12の中心軸線側に向かって延設された環状の前側延設
壁部12B,後側延設壁部12Cを有している。
【0020】芯環12は、そのほぼ全体が第1シール部
材13にインサート成形されている。すなわち、芯環1
2は、円筒状部12A及び後側延設壁部12Cの全体と
前側延設壁部12Bの前面が、第1シール部材13を構
成するゴム材に覆われた状態となっている。第1シール
部材13は、芯環12に対して接着剤を用いることなく
付着されている。
【0021】芯環12には厚さ方向に貫通する貫通孔1
2Dが複数形成されている。第1シール部材13を構成
するゴム材は貫通孔12D内に入り込んだ状態となって
おり、芯環12の両面側の前記ゴム材が互いに貫通孔1
2Dを介して連結されている。
【0022】第1シール部材13は、芯環12を収容す
る環状基部13Aと、該環状基部13Aから延設された
環状のリップ部13Bとを有している。第1シール部材
13の円筒状部12Aの内側(図では下側)を覆う部分
及び後側延設壁部12Cの前面を覆う部分と、芯環12
の前側延設壁部12Bとで囲まれた部分には、前方から
順に、バックアップリング15及び第2シール部材14
の外周側の一部が収容されている。第2シール部材14
及びバックアップリング15は、第1シール部材13の
後側延設壁部12Cの前面を覆う部分に形成された凸条
と前側延設壁部12Bとで挟まれるようにしてカシメ固
定されている。第2シール部材14及びバックアップリ
ング15は、芯環12や第1シール部材13に対して接
着剤を用いることなく分解可能に組みつけられている。
【0023】バックアップリング15の延設壁部15B
の後面は、そのほぼ全体が第2シール部材14に接触し
ている。第2シール部材14の回転軸16との摺接面1
4Aには、潤滑油を密閉空間A側に戻す作用をなす螺旋
溝14Bが形成されている。
【0024】リップシール11は、環状基部13Aの外
周側に設けられた凸条が圧縮機のハウジング17に形成
された収容部18の壁面に圧接する状態で装着される。
また、リップシール11は、ハウジング17に支持され
るとともに両シール部材13,14に挿通された回転軸
16の外周面に第1シール部材13のリップ部13Bの
先端及び第2シール部材14の摺接面14Aが接触する
ように圧縮機に組みつけられる。
【0025】なお、環状基部13Aの外周側や第1シー
ル部材13の後側延設壁部12Cの前面を覆う部分に形
成された前記凸条によって高いシール性が確保される。
そのため、円筒状部15Aの前端と前側延設壁部12B
の後面との間にゴム材が介在されていない本実施形態の
状態であっても、リップシール11のシール性が損なわ
れることはない。
【0026】本実施形態では、以下のような効果を得る
ことができる。 (1) 芯環12のほぼ全体を覆うように、接着剤を用
いることなく第1シール部材13を付着させた。これに
よれば、第1シール部材13を芯環12から取り外すた
めの作業が容易になる。つまり、第1シール部材13を
芯環12から取り外して、第1シール部材13及び芯環
12をリサイクル活用することが容易になる。
【0027】(2) 芯環12は、金属板からなってい
る。これによれば、基材の耐熱性を高く確保することが
容易になる。例えば、芯環12を樹脂などにより形成し
た場合に比較して、高温下での変形などを抑えることが
容易になり、高温な環境での利用が容易になるととも
に、芯環12自体の気体透過性においても金属は樹脂に
比較して有利である。
【0028】(3) インサート成形によって第1シー
ル部材13を形成した。これによれば、リップシール1
1の量産が容易になる。すなわち、コストダウンを図る
ことができる。
【0029】(4)芯環12には厚さ方向に貫通する貫
通孔12Dが形成され、該芯環12の両面側の第1シー
ル部材13は互いに該貫通孔12Dを介して連結されて
いる。これによれば、貫通孔12Dを介して芯環12の
両面側の第1シール部材13が互いに連結された状態と
なることで、第1シール部材13が芯環12から不用意
に外れることが抑制される。
【0030】(5) 芯環12(基材)の外周側と収容
部18の壁面との間の部分は、第1シール部材13の環
状基部13Aの一部によってシールされている。つま
り、この部分をシールするために特段にO(オー)リン
グなどのシール部材を設ける必要がない。したがって、
前記シール部材によって基材の外周側と収容部18の壁
面との隙間をシールする構成に比較して、部品点数を低
減することが可能になる。
【0031】(第2の実施形態)この第2の実施形態
は、前記第1の実施形態においてリップシールの構成を
変更したものであり、その他の点では第1の実施形態と
同一の構成になっている。従って、第1の実施形態と共
通する構成部分については重複した説明を省略する。
【0032】リップシール20は、金属板からなる環状
のケース21、ゴム部としてのゴム製の第1シール部材
22、樹脂製の第2シール部材23及び金属製のバック
アップリング24から構成されている。
【0033】第1シール部材22は、アクリロニトリル
ブタジエンゴム等の合成ゴムからなり、環状に形成され
ている。また、第2シール部材23は、PTFE(ポリ
四フッ化エチレン)等のフッ素樹脂からなり、環状に形
成されている。また、バックアップリング24は環状の
円板状に形成されている。
【0034】ケース21は、断面略S字状を呈してお
り、その後側の部分には、該ケース21の軸線方向に沿
った円筒面を有するとともに最大外径部分となる外輪部
21Aが形成されている。外輪部21Aの前後側の端部
には、それぞれ、ケース21の中心軸線側に向かって環
状の前側延設壁部21B,後側延設壁部21Cが形成さ
れている。また、ケース21には、前側延設壁部21B
の前記中心軸線側の端部から前方に環状のOリング装着
部21Dが延設されている。
【0035】外輪部21A、及び両延設壁部21B,2
1Cで形成された収容凹部21Eには、前方から順に、
バックアップリング24、第2シール部材23及び第1
シール部材22の外周側の一部が収容されている。両シ
ール部材22,23及びバックアップリング24は、両
延設壁部21B,21Cによって挟まれるようにしてカ
シメ固定されている。両シール部材22,23及びバッ
クアップリング24は、ケース21に対して接着剤を用
いることなく分解可能に組みつけられている。
【0036】第1シール部材22の外周側の端部には、
金属板からなる基材としての芯環25がインサート成形
されている。芯環25の一部は、前記カシメ固定による
押圧力を受ける位置に配置されている。
【0037】芯環25には厚さ方向(図2では前後方
向)に貫通する貫通孔25Aが複数形成されている。第
1シール部材22を構成するゴム材は貫通孔25A内に
入り込んだ状態となっており、芯環25の両面側の前記
ゴム材が互いに貫通孔25Aを介して連結されている。
第1シール部材22は、芯環25に対して接着剤を用い
ることなく付着されている。
【0038】なお、第2シール部材23の回転軸16と
の摺接面23Aには、潤滑油を密閉空間A側に戻す作用
をなす螺旋溝23Bが形成されている。前側延設壁部2
1B及びOリング装着部21Dによって形成された環状
凹部には、O(オー)リング26が外嵌された状態で収
容される。リップシール20が収容部18内に装着され
た状態では、Oリング26が収容部18の壁面とケース
21の外周側との隙間をシールするとともに、第1シー
ル部材22の先端及び第2シール部材23の摺接面23
Aが回転軸16の外周面に密着してこの部分をシールす
る。
【0039】本実施形態では、上記の(1)〜(4)と
同様の効果の他に、以下のような効果を得ることができ
る。 (6) 芯環25の一部は、前記カシメ固定による押圧
力を受ける位置に配置されている。この場合、第1シー
ル部材22の芯環25が設けられた部分のゴム部分の肉
厚は小さいため、前記カシメ加工による挟持によってこ
の部分に発生する第1シール部材22の面圧が大きくな
り易い。つまり、この部分のシール効果が向上する。
【0040】実施の形態は前記に限定されるものではな
く、例えば、以下の様態としてもよい。 ○ 前記両実施形態では、基材(芯環12,25)に厚
さ方向に貫通する貫通孔(12D,25A)を形成し、
該基材の両面側のゴム部(第1シール部材13,22)
を該貫通孔を介して互いに連結するようにした。これに
対して、前記基材の両面側に前記ゴム部の一部を収容す
るための凹部を形成してもよい。この場合、例えば、図
3に示すような構成にする。図3(a)に示す芯環40
は、前述の芯環12から貫通孔12Dを省略したものの
両面側に凹部としての溝41を複数(図3では各面につ
き一つのみ図示)形成したものである。溝41は、底部
の幅が開口部の幅よりも大きい断面略矩形状を呈してお
り(図3(b)参照)、前側延設壁部40Aの先端(中
心軸線側の先端)から後側延設壁部40Bの先端(中心
軸線側の先端)にかけて連続した状態で形成されてい
る。これによれば、芯環40の表面にゴム部を接着剤を
用いることなく付着させた場合にも、溝41に前記ゴム
部の一部が収容されることにより、前記ゴム部が芯環4
0から不用意に外れることが抑制される。
【0041】○ 前記両実施形態において、基材(芯環
12,25)に厚さ方向に貫通する貫通孔を形成すると
ともに、前記基材の両面側に前記ゴム部の一部を収容す
るための凹部を形成してもよい。
【0042】○ 前記両実施形態において、基材(芯環
12,25)には貫通孔(12D,25A)が形成され
ていなくてもよい。 ○ 前記両実施形態において、第2シール部材(14,
23)に設けた螺旋溝(14B,23B)を省略しても
よい。
【0043】○ 前記両実施形態では、インサート成形
によってゴム部(第1シール部材13,22)を形成し
たが、インサート成形以外の方法によってゴム部を基材
(芯環12,25)に付着させるようにしてもよい。
【0044】○ 前記両実施形態では、基材(12,2
5)を板材からなるものとしたが、板材以外のもので構
成してもよい。例えば、第2の実施形態においては、金
属板からなる芯環25に代えて、断面矩形の線材や断面
円形の線材を利用したものを用いてもよい。
【0045】○ 前記シール材をガスケットに適用して
もよい。例えば、図4(a)に示すように、圧縮機のリ
ヤハウジング30とシリンダブロック31との間に配設
される弁形成体32のガスケット33に適用する。図4
(b)に示すように、ガスケット33は、基材としての
金属板34と、該金属板34の表面に設けられたゴム部
としてのゴム層35とから構成されている。ゴム層35
は、金属板34に対して接着剤を用いることなく付着さ
れている。金属板34には厚さ方向に貫通する複数の貫
通孔34Aが形成され、該金属板34の両面側のゴム層
35は互いに貫通孔34Aを介して連結されている。図
4(c)に示すように、ガスケット33にはバルブプレ
ート36の吸入ポートや吐出ポートと対応する孔37
や、ボルト挿通孔38等が形成されている。なお、図4
(b)においては、ゴム層35が実際の厚さよりもかな
り厚い状態で図示されている。この構成によれば、ゴム
層35を金属板34に対して取り外し可能に装着するこ
とが可能になるとともにその取り外し作業が容易にな
る。
【0046】○ 前記実施形態では、基材(12,2
5,34)を金属からなるものとしたが、金属以外のも
ので構成してもよい。例えば、樹脂やFRPなどを用い
て形成してもよい。
【0047】次に、前記実施形態から把握できる技術的
思想について以下に記載する。 (1) 前記リップシールは、圧縮機のハウジングと該
ハウジングに支持された回転軸との間に配設されている
請求項6に記載のシール材。
【0048】(2) 前記ガスケットは、圧縮機のハウ
ジングに収容されている請求項7に記載のシール材。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜7に記
載の発明によれば、シール材において、ゴム部を基材か
ら取り外しやすくすることでリサイクル活用を容易にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のリップシールの部分模式断面
図。
【図2】第2の実施形態のリップシールの部分模式断面
【図3】(a)別例の芯環の部分断面図、図3(a)の
b−b線における部分断面図。
【図4】(a)ガスケットが使用された圧縮機の部分断
面図、(b)ガスケットの部分拡大模式断面図、(c)
ガスケットの正面図。
【符号の説明】
11,20…リップシール、12,25,40…基材と
しての芯環、12D,25A…貫通孔、13,22…ゴ
ム部としての第1シール部材、16…回転軸、17…ハ
ウジング、33…ガスケット、34…基材としての金属
板、35…ゴム部としてのゴム層、41…凹部としての
溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J006 AD01 AE08 AE41 AE45 CA01 3J040 AA01 AA11 EA27 EA48 FA01 FA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材のほぼ全面を覆うように、接着剤を
    用いることなくゴム部を付着させたシール材。
  2. 【請求項2】 前記基材は、金属板からなっている請求
    項1に記載のシール材。
  3. 【請求項3】 インサート成形によって前記ゴム部を形
    成した請求項1または2に記載のシール材。
  4. 【請求項4】 前記基材の両面側に前記ゴム部の一部を
    収容するための凹部を形成した請求項2または3に記載
    のシール材。
  5. 【請求項5】 前記基材には厚さ方向に貫通する貫通孔
    が形成され、該基材の両面側の前記ゴム部は互いに該貫
    通孔を介して連結されている請求項2〜4のいずれか一
    項に記載のシール材。
  6. 【請求項6】 前記シール材は環状の前記基材を有する
    リップシールである請求項1〜5のいずれか一項に記載
    のシール材。
  7. 【請求項7】 前記シール材はガスケットである請求項
    1,2,4及び5のいずれか一項に記載のシール材。
JP2001168607A 2001-06-04 2001-06-04 シール材 Pending JP2002364761A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168607A JP2002364761A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 シール材
US10/158,289 US20020182072A1 (en) 2001-06-04 2002-05-30 Seal device
DE10224175A DE10224175A1 (de) 2001-06-04 2002-05-31 Dichtungseinrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168607A JP2002364761A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 シール材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002364761A true JP2002364761A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19010817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001168607A Pending JP2002364761A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 シール材

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20020182072A1 (ja)
JP (1) JP2002364761A (ja)
DE (1) DE10224175A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009068643A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Eagle Ind Co Ltd リップタイプシール
JP2009127833A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Eagle Ind Co Ltd リップタイプシール
WO2009139235A1 (ja) * 2008-05-15 2009-11-19 イーグル工業株式会社 リップタイプシール
US7670111B2 (en) 2005-05-25 2010-03-02 Ab Skf Seal
WO2014119204A1 (ja) * 2013-01-29 2014-08-07 イーグル工業株式会社 密封装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006026812B4 (de) * 2006-06-09 2016-04-07 Ab Skf Dichtung für einen Kompressor
JP2012514547A (ja) * 2008-12-31 2012-06-28 サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション 多層ポリマー物品およびその製造方法
CN104583652A (zh) * 2012-08-23 2015-04-29 伊格尔工业股份有限公司 密封装置
CN102818031B (zh) * 2012-09-05 2015-04-15 重庆市嘉龙密封件制造有限公司 矿用无油自润滑油封

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3838862A (en) * 1968-10-31 1974-10-01 Dowty Seals Ltd Seals for use between two relatively-rotating surfaces
DE3469795D1 (en) * 1983-08-03 1988-04-14 Freudenberg Carl Fa Sealed pipe coupling joint.
JPH01169669U (ja) * 1988-05-23 1989-11-30

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7670111B2 (en) 2005-05-25 2010-03-02 Ab Skf Seal
JP2009068643A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Eagle Ind Co Ltd リップタイプシール
JP2009127833A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Eagle Ind Co Ltd リップタイプシール
WO2009139235A1 (ja) * 2008-05-15 2009-11-19 イーグル工業株式会社 リップタイプシール
JP5216084B2 (ja) * 2008-05-15 2013-06-19 イーグル工業株式会社 リップタイプシール
US9163731B2 (en) 2008-05-15 2015-10-20 Eagle Industry Co., Ltd. Lip type seal
WO2014119204A1 (ja) * 2013-01-29 2014-08-07 イーグル工業株式会社 密封装置
US9297457B2 (en) 2013-01-29 2016-03-29 Eagle Industry Co., Ltd. Sealing device
JPWO2014119204A1 (ja) * 2013-01-29 2017-01-26 イーグル工業株式会社 密封装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20020182072A1 (en) 2002-12-05
DE10224175A1 (de) 2003-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4634299B2 (ja) リップ型シール
JP5150259B2 (ja) ガスケットアセンブリ
JP5037682B2 (ja) リップタイプシール
CN101802465B (zh) 唇式密封件的安装构造
JP5009629B2 (ja) 軸封装置
WO2011030585A1 (ja) リップタイプシール
JP2002364761A (ja) シール材
US6401322B1 (en) Method of manufacturing a sealing apparatus
JP5108889B2 (ja) シール装置
JP2012253179A (ja) 電子機器およびそれに用いるカバー部材
JP2010230164A (ja) 回転軸用シールに用いられる金属製の一体の支持体
JP2005195091A (ja) ガスケット
JP2002364759A (ja) リップシール
US20150183299A1 (en) Air-conditioner, in particular for a motor vehicle
WO2020080408A1 (ja) 密封装置
JP2003294154A (ja) 往復動用シール
JP3261309B2 (ja) 密封装置及び密封装置の製造方法
US7591360B2 (en) Clutch assembly
JP3247564B2 (ja) 密封装置およびその製造方法
JP3066627B2 (ja) ベアリングシール
JP2015155711A (ja) ガス利用システム
JP2008195170A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置およびシール部材
JP4150889B2 (ja) 密封装置
JPH03265766A (ja) リップシール装置
JP2024003437A (ja) 密封装置