JP2002364697A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents

減衰力調整式油圧緩衝器

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JP2002364697A
JP2002364697A JP2001170163A JP2001170163A JP2002364697A JP 2002364697 A JP2002364697 A JP 2002364697A JP 2001170163 A JP2001170163 A JP 2001170163A JP 2001170163 A JP2001170163 A JP 2001170163A JP 2002364697 A JP2002364697 A JP 2002364697A
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damping force
piston
damper cylinder
oil chamber
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JP2001170163A
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Nobuo Mori
信男 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、電磁減衰
弁の構造を複雑にすることなく、減衰力特性を滑らかに
変化させ、減衰力の可変巾も大きくとること。 【解決手段】 ダンパシリンダ13の油室に作動油を吸
入する第1連通路31と、ダンパシリンダ13の油室の
作動油を排出する第2連通路32を有し、第2連通路3
2に電磁減衰弁28を設けた減衰力調整式油圧緩衝器1
0において、電磁減衰弁28が、板弁57を備えたスプ
ール弁58からなるメインバルブ56を第2連通路32
に設け、スプール弁58の背圧をニードル弁66で調整
することによりスプール弁58の開弁圧を制御するも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は減衰力調整式油圧緩
衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伸側と圧側の両行程の流路を一方
向とし、単一の電磁減衰弁によりそれら両行程の減衰力
を調整可能とする油圧緩衝器がある。
【0003】この減衰力調整式油圧緩衝器は、アウタチ
ューブ内にダンパシリンダを配置し、ダンパシリンダに
ピストンを摺動自在に挿入してピストンの両側に油室を
画成し、ピストンに連結したピストンロッドをダンパシ
リンダの一端側のロッドガイドに摺動自在に支持し、ピ
ストンにピストン側の油室からピストンロッド側の油室
への作動油の流れのみを許容する第1バルブを設け、ア
ウタチューブとダンパシリンダの間に、ピストンロッド
側の油室からの作動油を流す循環通路と、ピストンロッ
ドの出入に伴うダンパシリンダ内の油量変化を補償する
リザーバを設けている。また、アウタチューブ内で、ダ
ンパシリンダの他端側の底部を閉塞するボトムピースを
設け、このボトムピースの下部に電磁減衰弁を備え、リ
ザーバをピストン側の油室につなぐ第1連通路と、循環
通路を電磁減衰弁を介して該電磁減衰弁の吐出口からリ
ザーバにつなぐ第2連通路が形成されるとともに、第1
連通路はリザーバからピストン側の油室への作動油の流
れのみを許容する第2バルブを介してピストン側の油室
とつながり、循環通路からリザーバへの流路面積を電磁
減衰弁によって増減することにより減衰力を調整可能と
している。
【0004】即ち、従来の減衰力調整式油圧緩衝器にあ
っては、伸側行程では、ピストンの第1バルブが閉じて
おり、ダンパシリンダのピストンロッドの側の油室の油
が、循環通路を経て第2連通路から電磁減衰弁を通り、
電磁減衰弁の吐出口からリザーバへと流れ、この間の電
磁減衰弁が減衰力を発生させる。
【0005】他方、圧側行程では、ボトムピースに設け
てある第2バルブが閉じており、ダンパシリンダのピス
トン側の油室の油が、ピストンの第1バルブを経てピス
トンロッドの側の油室を通り、更に循環通路を経て第2
連通路から電磁減衰弁を通り、電磁減衰弁の吐出口から
リザーバへと流れ、この間の電磁減衰弁が減衰力を発生
させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の減衰
力調整式油圧緩衝器の電磁減衰弁は、特許3046127の如
く、ポペット弁からなるメインバルブを第2連通路のバ
ルブシートに突き当て、ポペット弁にはダンパシリンダ
のピストン側の油室と絞り孔を介して連通する背圧室を
設け、背圧室にはポペット弁をバルブシートに押圧する
スプリングと、該背圧室の圧力(背圧)を調整するニー
ドル弁を配置している。ニードル弁をソレノイドで移動
することでポペット弁の背圧を調整し、メインバルブ
(ポペット弁)の開弁圧を制御するものである。
【0007】しかしながら、メインバルブをポペット弁
により構成する電磁減衰弁の減衰力特性は、メインバル
ブが開くまでは減衰力がニードル弁の2乗特性(減衰力
がニードル弁を通過する流量の2乗に比例するもの)で
立上り、メインバルブが開いた後には減衰力が略一定の
ブロー特性になる。従って、メインバルブが開く前後で
減衰力特性に屈曲点を生ずるものとなり、この屈曲点に
おける減衰力の不連続の変化が乗り心地を悪くする。
【0008】尚、特開2001-12534の如く、固定板弁から
なるメインバルブを第2連通路のバルブシートに突き当
て、固定板弁の背圧を調整する他の板弁をソレノイドで
移動するものもある。他の板弁をソレノイドで移動する
ことで固定板弁の背圧を調整し、メインバルブ(固定板
弁)の開弁圧を制御するものである。
【0009】しかしながら、メインバルブを固定板弁に
より構成する電磁減衰弁の減衰力特性は、固定板弁のた
わみ特性だけで減衰力が決まってしまい、固定板弁が閉
じ側にあって減衰力を大とするハード側から、固定板弁
が開き側にあって減衰力を小とするソフト側までの、減
衰力の可変巾を大きくとれない。また、メインバルブ
と、その背圧調整弁の双方を板弁により構成しているか
ら、構造が複雑で、部品点数が多く、組立工数も多くな
って生産性が悪い。
【0010】本発明の課題は、減衰力調整式油圧緩衝器
において、電磁減衰弁の構造を複雑にすることなく、減
衰力特性を滑らかに変化させ、減衰力の可変巾も大きく
とることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ダン
パシリンダの油室に作動油を吸入する第1連通路と、ダ
ンパシリンダの油室の作動油を排出する第2連通路を有
し、ダンパシリンダの油室における作動油の流れを伸側
行程も圧側行程も同一方向の流れとし、第2連通路に電
磁減衰弁を設けた減衰力調整式油圧緩衝器において、電
磁減衰弁が、板弁を備えたスプール弁からなるメインバ
ルブを第2連通路に設け、スプール弁の背圧をニードル
弁で調整することによりスプール弁の開弁圧を制御する
ようにしたものである。
【0012】請求項2の発明は、アウタチューブ内にダ
ンパシリンダを配置し、ダンパシリンダにピストンを摺
動自在に挿入してピストンの両側に油室を画成し、ピス
トンに連結したピストンロッドをダンパシリンダの一端
側のロッドガイドに摺動自在に支持し、ピストンにピス
トン側の油室からピストンロッド側の油室への作動油の
流れのみを許容する第1バルブを設け、アウタチューブ
とダンパシリンダの間に、ピストンロッド側の油室から
の作動油を流す循環通路と、ピストンロッドの出入に伴
うダンパシリンダ内の油量変化を補償するリザーバを設
け、アウタチューブ内で、ダンパシリンダの他端側の底
部を閉塞するボトムピースを設け、このボトムピースの
下部に電磁減衰弁を備え、リザーバをピストン側の油室
につなぐ第1連通路と、循環通路を電磁減衰弁を介して
該電磁減衰弁の吐出口からリザーバにつなぐ第2連通路
が形成されるとともに、第1連通路はリザーバからピス
トン側の油室への作動油の流れのみを許容する第2バル
ブを介してピストン側の油室とつながり、電磁減衰弁に
より減衰力を調整可能にしてなる減衰力調整式油圧緩衝
器において、電磁減衰弁が、板弁を備えたスプール弁か
らなるメインバルブを第2連通路に設け、スプール弁の
背圧をニードル弁で調整することによりスプール弁の開
弁圧を制御するようにしたものである。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記ダンパシリンダの油室側に臨むスプ
ール弁の受圧面積をA1とし、該油室側に連通する背圧
室に臨むスプール弁の受圧面積をA2とするとき、A1<
A2となるように設定したものである。
【0014】
【作用】請求項1、2の発明によれば下記〜の作用
がある。 電磁減衰弁が、板弁を備えたスプール弁をメインバル
ブにしたから、スプール弁が開く前後で減衰力特性に屈
曲点を生ずることがなく、減衰力は連続的に滑らかに変
化して乗り心地は良い。
【0015】メインバルブがスプール弁に板弁を備え
たから、減衰力はハード側(減衰力大)からソフト側
(減衰力小)までの可変巾を大きくとれる。
【0016】メインバルブがスプール弁に板弁を設け
るだけで構成でき、簡単な構造であり、板弁を交換する
だけで減衰力のセッティングを容易に行なえる。メイン
バルブの背圧調整弁をニードル弁によって構成すること
によっても、構造を簡素化できる。
【0017】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 ダンパシリンダの油室側に臨むスプール弁の受圧面積
をA1とし、該油室側に連通する背圧室に臨むスプール
弁の受圧面積をA2とするとき、A1<A2となるように
設定した。これにより、メインバルブを閉じ方向に付勢
するプリセット荷重(スプリン力と背圧)が大きくな
り、スプール弁が開きにくくなるから、減衰力の可変巾
を大きくとれる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は油圧緩衝器を示す断面図、
図2は図1の要部断面図、図3は油圧緩衝器の油の流れ
と減衰力特性を示す模式図、図4は電磁減衰弁を示す要
部断面図、図5は電磁減衰弁の減衰力特性とメインバル
ブの受圧面積の関係を示す模式図である。
【0019】油圧緩衝器10は、図1に示す如く、アウ
タチューブ11の内部に、バイパスチューブ12とダン
パシリンダ13を同軸的に配置した3重管構造からな
る。
【0020】油圧緩衝器10は、ダンパシリンダ13に
ピストン14を摺動自在に挿入してピストン14の両側
に油室15A、15Bを画成し、ピストン14に連結し
たピストンロッド16をダンパシリンダ13の上端側の
ロッドガイド17に摺動自在に支持してある。18はオ
イルシール、19はエンドプレート、20はキャップで
ある。
【0021】油圧緩衝器10は、ピストンロッド16の
上端部に車体側取付部101を備えるとともに、アウタ
チューブ11の下端部に車輪側取付部(不図示)を備
え、車体側取付部101に支持させた上スプリングシー
ト102と、アウタチューブ11に固定した下スプリン
グシート103の間に懸架スプリング104を介装して
ある。油圧緩衝器10は、路面からの衝撃を懸架スプリ
ング104の伸縮により吸収し、後述する電磁減衰弁2
8によりこの懸架スプリング104の伸縮振動を制振す
る。尚、105はダストカバー、106はバンプラバ
ー、107はバンプストッパキャップ、108はリバウ
ンドシート、109はリバウンドラバーであり、バンプ
ラバー106はバンプストッパキャップ107に衝合し
て最圧縮ストロークを規制し、リバウンドラバー109
はロッドガイド17に衝合して最伸長ストロークを規制
する。以下、電磁減衰弁28を用いる減衰力発生構造に
ついて説明する。
【0022】ピストン14には油室15Aと油室15B
を連通する流路21が設けられ、ピストン14の側の油
室15Bからピストンロッド16の側の油室15Aへの
作動油の流れのみを許容し、その逆方向の流れを阻止す
る、換言すれば縮時にのみ開く第1バルブ22(チェッ
ク弁)をピストン14における流路21の出口側に設け
てある。
【0023】ダンパシリンダ13とバイパスチューブ1
2の間には循環通路23を形成してある。循環通路23
は、ダンパシリンダ13の上端部の周方向複数位置(例
えば4位置)に切欠き形成した連通路24を介してピス
トンロッド16の側の油室15Aにつながる。また、ア
ウタチューブ11とバイパスチューブ12の間にはリザ
ーバ25を形成してある。リザーバ25は、ピストンロ
ッド16の出入に伴うダンパシリンダ13内の油量変化
を補償する。リザーバ25の上部空間は加圧ガス室とさ
れている。110はガス封入プラグである。
【0024】油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11内
でバイパスチューブ12とダンパシリンダ13の他端側
の底部を閉塞するボトムピース26を有する。ボトムピ
ース26は、有底筒状のダンパチューブ11のテーパ状
縮径部11Aと、ダンパシリンダ13の他端部との間に
挟持される鍛造製等のボトムケース27を備え、ボトム
ケース27の空間部39に電磁減衰弁28を組込んで構
成されている。
【0025】このとき、ボトムケース27は有天筒状を
なし、ボトムケース27の下端内径部には電磁減衰弁2
8の雄ねじ部28Aが螺着されるとともに、ボトムケー
ス27の下端面には電磁減衰弁28のフランジ28Bが
衝合される位置決め状態で、電磁減衰弁28が締結され
ている。そして、ボトムケース27の上端側のテーパ部
に設けた小径段部27Aにはダンパシリンダ13が液密
に圧入され、大径段部27Bにはバイパスチューブ12
が液密に圧入され、結果として、ボトムケース27と電
磁減衰弁28からなるボトムピース26にバイパスチュ
ーブ12、ダンパシリンダ13を組付けたサブ組立体が
構成される。ボトムピース26はバイパスチューブ1
2、ダンパシリンダ13を組付けた上述のサブ組立体に
おいては、バイパスチューブ12、ダンパシリンダ13
の上端部にロッドガイド17を圧入できる。即ち、ロッ
ドガイド17の小径段部17Aにはダンパシリンダ13
を液密に圧入し、大径段部17Bにはバイパスチューブ
12を液密に圧入できる。このサブ組立体においては、
ダンパシリンダ13の両端部がロッドガイド17の小径
段部17Aとボトムケース27の小径段部27Aとの間
に軸方向で隙間なく挟持されるとき、バイパスチューブ
12の例えば上端部はロッドガイド17の大径段部17
Bに対し軸方向でギャップgを形成する。
【0026】油圧緩衝器10にあっては、アウタチュー
ブ11の上端開口から上述のサブ組立体を挿入し、ボト
ムケース27の外周溝部に装着してあるOリング29を
アウタチューブ11の内周に液密に封着し、ボトムケー
ス27のテーパ状拡径部27Cを前述のアウタチューブ
11のテーパ状縮径部11Aに衝合する。また、バイパ
スチューブ12の外周に装着したセンタリングプレート
12Aをアウタチューブ11の内周に当てて両チューブ
11、12を同軸セットする。そして、サブ組立体を構
成しているロッドガイド17の上面側にオイルシール1
8、エンドプレート19を装填し、アウタチューブ11
の上端内径部にキャップ20を螺着することにより、キ
ャップ20とアウタチューブ11の縮径部11Aとの間
に上述のサブ組立体を挟持固定化する。このとき、キャ
ップ20が付与する軸力は、上述のバイパスチューブ1
2のギャップgの存在により、ロッドガイド17から、
ダンパシリンダ13、ボトムケース27を介して確実に
縮径部11Aに担持される。尚、電磁減衰弁28のリー
ド線30はアウタチューブ11の底部に設けた通線口1
1Bから延出される。
【0027】ボトムピース26は、図2に示す如く、リ
ザーバ25をピストン14の側の油室15Bにつなぐ第
1連通路31と、循環通路23を電磁減衰弁28を介し
て該電磁減衰弁28の吐出口63からリザーバ25につ
なぐ第2連通路32をボトムケース27に形成するとと
もに、ボトムケース27に上述の如くに電磁減衰弁28
を組込む。第1連通路31はリザーバ25からピストン
14の側の油室15Bへの作動油の流れのみを許容し、
その逆方向の流れを阻止する、換言すれば伸び時にのみ
開く第2バルブ33(チェック弁)を介して、リザーバ
25をピストン14の側の油室15Bにつなぐ。第2連
通路32は、循環通路23を、ボトムケース27の空間
部39が電磁減衰弁28の弁ケース51が仕切る上部空
間39A、電磁減衰弁28、ボトムケース27の下部空
間39B、連通口39Cを介してリザーバ25につな
ぐ。
【0028】ボトムピース26は、ボトムケース27の
上端面に、第2バルブ33のための燒結金属等からなる
バルブシート41を備える。バルブシート41は、ボル
ト42によりボトムケース27の上端面に固定される。
バルブシート41は、第1連通路31の出口部分を構成
する流路31Aを備える。ボルト42はバルブストッパ
43を介して第2バルブ33をバルブシート41の流路
31Aまわりのシート面41Aに圧接する。
【0029】ボトムピース26は、電磁減衰弁28の第
2連通路32が接続される吸入口にフィルタ44を備え
る。フィルタ44は、樹脂フレームにメッシュを貼った
テーパ籠状をなし、弾性パッキン45を介して弁ケース
51に係着され、ボトムケース27の上部空間39Aの
内部でボトムケース27と弁ケース51の間に隙間なく
装填され、第2連通路32から電磁減衰弁28への油の
流れが必ずフィルタ44を通るようにしている。
【0030】電磁減衰弁28は、後述する如くに、比例
的に減衰力を調整可能とするものであり、励磁電流に応
じて減衰弁の開度を調整可能とするものである。従っ
て、電磁減衰弁28は、油圧緩衝器10の伸縮両行程
で、車両の運転条件に応じてソレノイドの励磁電流を制
御し、ダンパシリンダ13の油室15Aから循環通路2
3、第2連通路32を介して電磁減衰弁28を通り、リ
ザーバ25に至る作動油経路で、開弁面積を制御するこ
とにより、油圧緩衝器10の減衰力を調整する。
【0031】しかるに、油圧緩衝器10にあっては、ダ
ンパシリンダ13の横断面積からピストンロッド16の
断面積を差し引いた伸側受圧面積Aと、ピストンロッド
16の断面積に等しい圧側受圧面積Bを同一としてい
る。
【0032】以下、油圧緩衝器10の減衰動作について
説明する(図3)。図3(A)は油圧緩衝器10の回路
図であり、伸側行程も圧側行程も同一方向の流れとな
る。
【0033】(1)伸側行程 ピストン14に設けてある第1バルブ22が閉じてお
り、ダンパシリンダ13の伸側受圧面積(A)の油が、
ピストンロッド16の側の油室15Aから循環通路23
を経て第2連通路32から電磁減衰弁28を通り、リザ
ーバ25へと流れ、電磁減衰弁28は各ピストン速度V
Pにおいて、伸側受圧面積(A)分の流量Qaに相当す
る減衰力Faを発生させる。尚、油室15Bにはリザー
バ25から第1連通路31、第2バルブ33を通り、ピ
ストンロッド16の退出容積分の油が補償される。
【0034】(2)圧側行程 ボトムピース26のボトムケース27に設けてある第2
バルブ33が閉じており、ダンパシリンダ13の圧側受
圧面積(B=A)の油が、ピストン14の側の油室15
Bから第1バルブ22を経てピストンロッド16の側の
油室15Aを通り、更に循環通路23を経て第2連通路
32から電磁減衰弁28を通り、リザーバ25へと流
れ、電磁減衰弁28は各ピストン速度VPにおいて、圧
側受圧面積(B)分の流量Qbに相当する減衰力Fbを
発生させる。
【0035】尚、上述(1)の伸側行程で、電磁減衰弁2
8のソレノイドの通電励磁により制御せしめられる減衰
力は、ハード側の最大値Famaxとソフト側の最小値F
aminの範囲内で可変とされ、可変巾は図3(B)にΔ
Faで示した。また、上述(2)の圧側行程で、電磁減衰
弁28がソレノイドの通電励磁により制御せしめられる
減衰力は、ハード側の最大値Fbmaxとソフト側の最小
値Fbminの範囲内で可変とされ、可変巾は図3(B)
にΔFbで示した。
【0036】以下、電磁減衰弁28の構成について詳述
する(図4、図5)。電磁減衰弁28は、基体50にソ
レノイドを内蔵し、基体50に結合された取付体52に
弁ケース51を螺着して備え、取付体52に前述のめね
じ部28Aとフランジ28Bを備える。電磁減衰弁28
は、ソレノイドの通電励磁により進退せしめられるプラ
ンジャ53を有し、通電励磁の電流値に比例した推力を
プランジャ53に付与し、プランジャ53の位置を電流
値に比例して制御せしめる。
【0037】電磁減衰弁28は、弁ケース51の上部開
口から順にカバーカラー54、スプリング55、ナット
59により板弁57をスプール弁58に装填したメイン
バルブ56、バルブシート61、ストッパ62を装着
し、ストッパ62を弁ケース51の上部開口に螺着す
る。メインバルブ56は、ダンパシリンダ13のピスト
ンロッド16の側の油室15Aに循環通路23、第2連
通路32を介して連通されているボトムケース27の上
部空間39A(フィルタ44)に臨み、油室15Aの圧
力P0を印加される。弁ケース51は、油室15Aの油
を、開弁状態の板弁57を介して、ボトムケース27の
下部空間39B、連通口39Cからリザーバ25に流す
吐出口63を備える。また、スプール弁58は絞り孔6
4を介して上述の上部空間39A(フィルタ44)に連
通し、背圧P1を生成する背圧室65を備える。メイン
バルブ56は、カラー54とスプール弁58の間に介装
されるスプリング55を背圧室65に配置し、板弁57
をバルブシート61に押圧して着座せしめる。
【0038】電磁減衰弁28は、弁ケース51の下部開
口からニードル弁66を装填し、カラー54に設けられ
て背圧室65に連通する2乗孔67にニードル弁66を
嵌合可能とする。ニードル弁66は、弁ケース51との
間に介装されるスプリング68により2乗孔67から離
隔して2乗孔67を開放する付勢力を付与されるととも
に、プランジャ53によりバックアップされて該プラン
ジャ53の前述した推力により2乗孔67に嵌合して2
乗孔67を絞る付勢力を付与され、この2乗孔67の絞
り度合の調整によってスプール弁58(背圧室65)の
背圧P1を調整することによりスプール弁58の開弁圧
を制御する。弁ケース51は、ニードル弁66により開
放された2乗孔67を、ボトムケース27の下部空間3
9B、連通口39Cからリザーバ25に連絡する背圧逃
し口69を備える。
【0039】電磁減衰弁28による減衰力調整動作は以
下の如くなされる。 (1)油圧緩衝器10の伸側でも圧側でも、メインバルブ
56が大きな減衰力Famax、Fbmaxを発生させるハー
ド側では、電磁減衰弁28がソレノイドの電流値を増加
してプランジャ53の推力を大きくし、ニードル弁66
により2乗孔67を絞ってスプール弁58の背圧P1を
大とする。これにより、スプール弁58の開弁圧を高く
設定し、メインバルブ56の開き初期段階でスプール弁
58を閉じ側に保持し、油室15Aの作動油(圧力P
0)を板弁57だけの開弁によってリザーバ25の側に
流し、結果として減衰力をきつく立上げ、その後、ピス
トン速度VPの増大とともにスプール弁58を開いて板
弁57の開度を更に拡大させつつ減衰力を増大させる
(図5)。
【0040】(2)油圧緩衝器10の伸側でも圧側でも、
メインバルブ56が小さな減衰力Famin、Fbminを発
生させるソフト側では、電磁減衰弁28がソレノイドの
電流値を減少してプランジャ53の推力を小さくし、ニ
ードル弁66により2乗孔67を開放側にしてスプール
弁58の背圧P1を小とする。これにより、スプール弁
58の開弁圧を低く設定し、メインバルブ56の開き初
期段階からスプール弁58を開いた状態で板弁57を開
き、油室15Aの作動油(圧力P0)を板弁57とスプ
ール弁58の開弁によってリザーバ25の側に流し、結
果として当初から小減衰力を発生させ、その後、板弁5
7の開度を拡大させつつ減衰力を徐々に増大させる(図
5)。
【0041】電磁減衰弁28では、ダンパシリンダ13
の油室15A側であるボトムケース27の上部空間39
A(フィルタ44)に臨むスプール弁58の受圧面積を
A1(スプール弁58に一体の板弁57の直径D1)と
し、背圧室65に臨むスプール弁58の受圧面積をA2
(直径D2)とするとき(図5)、A1<A2とすること
が好ましく、より好ましくはD1をD2の5%〜10%程度
小さくするのが良い。A1をA2と同等以上にすると、
メインバルブ56を閉じ方向に付勢するプリセット荷重
(背圧P1の圧力)が小さくなり、スプール弁58が開
き易くなり、減衰力の可変巾ΔFa、ΔFbを大きくと
れない。また、油圧緩衝器10に作用する荷重の変動に
起因するダンパシリンダ13の作動油の圧力変動に対
し、スプール弁58が開き易くなり、減衰力波形の乱れ
を生ずる。尚、A1をA2より10%以上小さくしても良い
が、減衰力可変巾が大きくなりすぎるし、電磁減衰弁2
8が制御したニードル弁66による2乗孔67の絞り度
合の変化に対する減衰力可変巾の分解能が落ち、減衰力
の細かな調整に困難を伴う。
【0042】図5は、背圧室65に臨むスプール弁58
の直径D2を12.0mmとしたとき、板弁57の直径D1を1
1.5mmとしたときのハード側のFamax、ソフト側のFa
min、ΔFaを実線で示し、板弁57の直径D1を11.7mm
としたときのハード側のFamax、ソフト側のFamin、
ΔFaを破線で示した。
【0043】本実施形態によれば、以下の作用がある。 電磁減衰弁28が、板弁57を備えたスプール弁58
をメインバルブ56としたから、減衰力特性は、スプー
ル弁58が開くまでは減衰力がニードル弁66の2乗特
性(減衰力がニードル弁66を通過する流量の2乗に比
例するもの)と板弁57の2/3乗特性(減衰力が板弁
57を通過する流量の2/3乗に比例するもの)の合成
特性で立上り、スプール弁58が開いた後には減衰力が
板弁57の2/3乗特性で立上る。従って、スプール弁
58が開く前後で減衰力特性に屈曲点を生ずることがな
く、減衰力は連続的に滑らかに変化して乗り心地は良
い。
【0044】メインバルブ56がスプール弁58に板
弁57を備えたから、メインバルブ56が大きな減衰力
を発生させるハード側では、ニードル弁66を絞ってス
プール弁58の背圧P1を大とすることにより、スプー
ル弁58の開弁圧P0が高く設定され、メインバルブ5
6の開き初期段階でスプール弁58を閉じ側に保持し、
板弁57だけの開弁によって減衰力をきつく立上げ、そ
の後、スプール弁58が開いて板弁57の開度を更に拡
大させつつ減衰力を増大させる。他方、メインバルブ5
6が小さな減衰力を発生させるソフト側では、ニードル
弁66を開放側にしてスプール弁58の背圧P1を小と
することにより、スプール弁58の開弁圧P0を低く設
定し、メインバルブ56の開き初期段階からスプール弁
58を開いた状態で板弁57を開いて当初から小減衰力
を発生させ、その後、板弁57の開度を拡大させつつ減
衰力を増大させる。これにより、減衰力はハード側(減
衰力大)からソフト側(減衰力小)までの可変巾を大き
くとれる。また、ソフト側では、メインバルブ56の開
き初めの初期減衰力がスプール弁58の開弁によって生
成され、板弁57のたわみ特性に影響されない、ソフト
な値にセッティングできる。
【0045】メインバルブ56がスプール弁58に板
弁57を設けるだけで構成でき、簡単な構造であり、板
弁57を交換するだけで減衰力のセッティングを容易に
行なえる。メインバルブ56の背圧調整弁をニードル弁
66によって構成することによっても、構造を簡素化で
きる。
【0046】ダンパシリンダ13の油室15A側に臨
むスプール弁58の受圧面積をA1とし、該油室15A
側に連通する背圧室65に臨むスプール弁58の受圧面
積をA2とするとき、A1<A2となるように設定した。
これにより、メインバルブ56を閉じ方向に付勢するプ
リセット荷重(スプリング力と背圧)が大きくなり、ス
プール弁58が開きにくくなるから、減衰力の可変巾を
大きくとれる。また、油圧緩衝器10に作用する荷重の
変動に起因するダンパシリンダ13の作動油の圧力変動
に対し、スプール弁58が開きにくくなり、減衰力波形
を乱れにくくする。
【0047】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、減衰力調
整式油圧緩衝器において、電磁減衰弁の構造を複雑にす
ることなく、減衰力特性を滑らかに変化させ、減衰力の
可変巾も大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は油圧緩衝器を示す断面図である。
【図2】図2は図1の要部断面図である。
【図3】図3は油圧緩衝器の油の流れと減衰力特性を示
す模式図である。
【図4】図4は電磁減衰弁を示す要部断面図である。
【図5】図5は電磁減衰弁の減衰力特性とメインバルブ
の受圧面積の関係を示す模式図である。
【符号の説明】
10 油圧緩衝器 11 アウタチューブ 12 バイパスチューブ 13 ダンパシリンダ 14 ピストン 15A、15B 油室 16 ピストンロッド 17 ロッドガイド 22 第1バルブ 23 循環通路 24 連通路 25 リザーバ 26 ボトムピース 28 電磁減衰弁 31 第1連通路 32 第2連通路 33 第2バルブ 56 メインバルブ 57 板弁 58 スプール弁 65 背圧室 66 ニードル弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンパシリンダの油室に作動油を吸入す
    る第1連通路と、ダンパシリンダの油室の作動油を排出
    する第2連通路を有し、ダンパシリンダの油室における
    作動油の流れを伸側行程も圧側行程も同一方向の流れと
    し、第2連通路に電磁減衰弁を設けた減衰力調整式油圧
    緩衝器において、 電磁減衰弁が、板弁を備えたスプール弁からなるメイン
    バルブを第2連通路に設け、スプール弁の背圧をニード
    ル弁で調整することによりスプール弁の開弁圧を制御す
    ることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
  2. 【請求項2】 アウタチューブ内にダンパシリンダを配
    置し、 ダンパシリンダにピストンを摺動自在に挿入してピスト
    ンの両側に油室を画成し、ピストンに連結したピストン
    ロッドをダンパシリンダの一端側のロッドガイドに摺動
    自在に支持し、ピストンにピストン側の油室からピスト
    ンロッド側の油室への作動油の流れのみを許容する第1
    バルブを設け、 アウタチューブとダンパシリンダの間に、ピストンロッ
    ド側の油室からの作動油を流す循環通路と、ピストンロ
    ッドの出入に伴うダンパシリンダ内の油量変化を補償す
    るリザーバを設け、 アウタチューブ内で、ダンパシリンダの他端側の底部を
    閉塞するボトムピースを設け、このボトムピースの下部
    に電磁減衰弁を備え、リザーバをピストン側の油室につ
    なぐ第1連通路と、循環通路を電磁減衰弁を介して該電
    磁減衰弁の吐出口からリザーバにつなぐ第2連通路が形
    成されるとともに、第1連通路はリザーバからピストン
    側の油室への作動油の流れのみを許容する第2バルブを
    介してピストン側の油室とつながり、 電磁減衰弁により減衰力を調整可能にしてなる減衰力調
    整式油圧緩衝器において、 電磁減衰弁が、板弁を備えたスプール弁からなるメイン
    バルブを第2連通路に設け、スプール弁の背圧をニード
    ル弁で調整することによりスプール弁の開弁圧を制御す
    ることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
  3. 【請求項3】 前記ダンパシリンダの油室側に臨むスプ
    ール弁の受圧面積をA1とし、該油室側に連通する背圧
    室に臨むスプール弁の受圧面積をA2とするとき、A1<
    A2となるように設定した請求項1又は2に記載の減衰
    力調整式油圧緩衝器。
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