JP2002364435A - 燃料噴射式エンジン - Google Patents
燃料噴射式エンジンInfo
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- fuel injection
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/30—Controlling fuel injection
- F02D41/32—Controlling fuel injection of the low pressure type
- F02D41/34—Controlling fuel injection of the low pressure type with means for controlling injection timing or duration
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P1/00—Installations having electric ignition energy generated by magneto- or dynamo- electric generators without subsequent storage
- F02P1/02—Installations having electric ignition energy generated by magneto- or dynamo- electric generators without subsequent storage the generator rotor being characterised by forming part of the engine flywheel
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P1/00—Installations having electric ignition energy generated by magneto- or dynamo- electric generators without subsequent storage
- F02P1/04—Installations having electric ignition energy generated by magneto- or dynamo- electric generators without subsequent storage the generator being specially adapted for use with specific engine types, e.g. engines with V arrangement of cylinders
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料噴射量や噴射タイミングの決定を簡単な
構成でしかも低コストで実行できる燃料噴射式エンジン
を提供すること。 【解決手段】 吸入空気に燃料を噴射する燃料噴射器6
と、エンジンEの回転に同期した点火信号を生成して点
火プラグ41,42を作動させる点火コイル31,32
と、前記点火コイル31,32の1次側から取り出した
点火電流信号eに基づきエンジン回転数(回転速度)と
位相を求めて、前記燃料噴射器6の噴射量および噴射タ
イミングを制御する噴射制御装置5とを備える。
構成でしかも低コストで実行できる燃料噴射式エンジン
を提供すること。 【解決手段】 吸入空気に燃料を噴射する燃料噴射器6
と、エンジンEの回転に同期した点火信号を生成して点
火プラグ41,42を作動させる点火コイル31,32
と、前記点火コイル31,32の1次側から取り出した
点火電流信号eに基づきエンジン回転数(回転速度)と
位相を求めて、前記燃料噴射器6の噴射量および噴射タ
イミングを制御する噴射制御装置5とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射エンジン
に関し、特に簡単な構成で燃料噴射量や噴射タイミング
を設定することのできる燃料噴射式エンジンに関する。
に関し、特に簡単な構成で燃料噴射量や噴射タイミング
を設定することのできる燃料噴射式エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小型汎用エンジンでは、製造コス
トを低く抑えるために、燃料系統として気化器を、点火
系統としていわゆるマグネット点火方式を採用してい
る。このマグネット点火方式は、エンジンのクランク軸
に取り付けたフライホイールと、このフライホールに設
けたマグネットと、点火コイルとから構成されており、
前記マグネットによって点火コイルに誘起された高電圧
により、点火を行っている。このような気化器式エンジ
ンを、エンジンの始動性や始動直後の運転性、排出ガス
規制対策のため各回転数および各負荷運転において、適
切な混合比の吸入空気を供給できる点で優れた燃料噴射
式に変更する場合、次の課題が生じる。
トを低く抑えるために、燃料系統として気化器を、点火
系統としていわゆるマグネット点火方式を採用してい
る。このマグネット点火方式は、エンジンのクランク軸
に取り付けたフライホイールと、このフライホールに設
けたマグネットと、点火コイルとから構成されており、
前記マグネットによって点火コイルに誘起された高電圧
により、点火を行っている。このような気化器式エンジ
ンを、エンジンの始動性や始動直後の運転性、排出ガス
規制対策のため各回転数および各負荷運転において、適
切な混合比の吸入空気を供給できる点で優れた燃料噴射
式に変更する場合、次の課題が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、燃料噴射式
エンジンでは、燃料噴射量や噴射タイミングを決定する
ために、エンジンの回転数rpm(回転速度)および位
相を判別しており、この判別手段として、通常、パルサ
コイルと、外周に多数の突起を設けた回転板とを用いて
いる。そのため、燃料噴射式にすると、点火コイルとは
別に、パルサーコイルおよび回転板といった構成部品の
追加が新たに必要となり、構造の複雑化とコストアップ
を招く。
エンジンでは、燃料噴射量や噴射タイミングを決定する
ために、エンジンの回転数rpm(回転速度)および位
相を判別しており、この判別手段として、通常、パルサ
コイルと、外周に多数の突起を設けた回転板とを用いて
いる。そのため、燃料噴射式にすると、点火コイルとは
別に、パルサーコイルおよび回転板といった構成部品の
追加が新たに必要となり、構造の複雑化とコストアップ
を招く。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、燃料噴射量や噴射タイミングの決定手段を簡単で安
価なものにできる燃料噴射式エンジンを提供することを
目的とする。
で、燃料噴射量や噴射タイミングの決定手段を簡単で安
価なものにできる燃料噴射式エンジンを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る燃料噴射式エンジンは、吸入空気に燃
料を噴射する燃料噴射器と、エンジンの回転に同期した
点火電流を生成して点火プラグを作動させる点火コイル
と、前記点火コイルの1次側から取り出した点火電流を
タイミング信号としてエンジン回転数(回転速度)と位
相を求めて前記燃料噴射器の噴射量および噴射タイミン
グを制御する噴射制御装置とを備えている。
に、本発明に係る燃料噴射式エンジンは、吸入空気に燃
料を噴射する燃料噴射器と、エンジンの回転に同期した
点火電流を生成して点火プラグを作動させる点火コイル
と、前記点火コイルの1次側から取り出した点火電流を
タイミング信号としてエンジン回転数(回転速度)と位
相を求めて前記燃料噴射器の噴射量および噴射タイミン
グを制御する噴射制御装置とを備えている。
【0006】上記構成によれば、点火コイルからの点火
電流をタイミング信号として用いて燃料噴射器の噴射量
と噴射タイミングを制御することができる。したがっ
て、従来の燃料噴射式エンジンに不可欠であったパルサ
ーコイルや回転板が不要となり、部品点数および製造コ
ストの削減を図ることができる。
電流をタイミング信号として用いて燃料噴射器の噴射量
と噴射タイミングを制御することができる。したがっ
て、従来の燃料噴射式エンジンに不可欠であったパルサ
ーコイルや回転板が不要となり、部品点数および製造コ
ストの削減を図ることができる。
【0007】また、本発明の好ましい実施形態では、前
記点火コイルがV形2気筒の各気筒に対応して1つずつ
設けられている。
記点火コイルがV形2気筒の各気筒に対応して1つずつ
設けられている。
【0008】上記構成によれば、例えば90°のバンク
角を持つ2つの気筒に対応して設けた点火コイルから、
90°および270°位相のずれた不等ピッチのタイミ
ング信号が得られるので、この不等ピッチ信号を利用す
ることにより、別の判別回路なしに気筒を判別でき、い
ずれの気筒に対しても独立して、燃料噴射器の噴射量と
噴射タイミングを制御できる。
角を持つ2つの気筒に対応して設けた点火コイルから、
90°および270°位相のずれた不等ピッチのタイミ
ング信号が得られるので、この不等ピッチ信号を利用す
ることにより、別の判別回路なしに気筒を判別でき、い
ずれの気筒に対しても独立して、燃料噴射器の噴射量と
噴射タイミングを制御できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
燃料噴射式エンジンを図1〜図4を参照しながら説明す
る。図1において、エンジンEは、農業機械、産業用機
械等の駆動源として使用される小型汎用のV形2気筒4
サイクルエンジンであり、クランク軸20の軸心CTの
回りにV形に配置された第1および第2の気筒11,1
2を備えている。この例では、振動等の問題から両気筒
11,12間のバンク角度αは90°に設定されてい
る。両気筒11,12には、エアクリーナ13から吸気
通路14を通って、吸入空気15が吸引される。吸気通
路15には、各気筒11,12に1つずつ燃料噴射器6
が配置されており。この燃料噴射器6から吸入空気15
に燃料が噴射されて、混合気が生成される。
燃料噴射式エンジンを図1〜図4を参照しながら説明す
る。図1において、エンジンEは、農業機械、産業用機
械等の駆動源として使用される小型汎用のV形2気筒4
サイクルエンジンであり、クランク軸20の軸心CTの
回りにV形に配置された第1および第2の気筒11,1
2を備えている。この例では、振動等の問題から両気筒
11,12間のバンク角度αは90°に設定されてい
る。両気筒11,12には、エアクリーナ13から吸気
通路14を通って、吸入空気15が吸引される。吸気通
路15には、各気筒11,12に1つずつ燃料噴射器6
が配置されており。この燃料噴射器6から吸入空気15
に燃料が噴射されて、混合気が生成される。
【0010】前記クランク軸20に取り付けられるフラ
イホイール1の外周部に対し、周方向の所定部位にマグ
ネット2が1個設けられており、このマグネット2の外
周に対向する位置で、左右に所定のバンク角αだけ周方
向に離れて、左側に第1の点火コイル31が、右側に第
2の点火コイル32が、それぞれ配置されている。第1
の点火コイル31には第1の点火プラグ41が接続さ
れ、第2の点火コイル32には第2の点火プラグ42が
接続されている。前記第1および第2の点火コイル3
1,32はいずれも,U字状のコアCと1次側コイルL
1と2次側コイルL2とを有している。図2に示すよう
に、1次側から取り出した点火電流信号eがタイミング
信号として噴射制御装置(ECU)5に入力され、燃料
の噴射量および噴射タイミングが演算処理されるように
なっている。
イホイール1の外周部に対し、周方向の所定部位にマグ
ネット2が1個設けられており、このマグネット2の外
周に対向する位置で、左右に所定のバンク角αだけ周方
向に離れて、左側に第1の点火コイル31が、右側に第
2の点火コイル32が、それぞれ配置されている。第1
の点火コイル31には第1の点火プラグ41が接続さ
れ、第2の点火コイル32には第2の点火プラグ42が
接続されている。前記第1および第2の点火コイル3
1,32はいずれも,U字状のコアCと1次側コイルL
1と2次側コイルL2とを有している。図2に示すよう
に、1次側から取り出した点火電流信号eがタイミング
信号として噴射制御装置(ECU)5に入力され、燃料
の噴射量および噴射タイミングが演算処理されるように
なっている。
【0011】前記点火コイル31,32は、フライホイ
ール1の回転により誘起された1次電流を遮断して、2
次側に高電圧を発生させる電流遮断方式に基づくもので
あり、次のように動作する。すなわち、1)フライホイ
ール1の回転によるマグネット2の移動により、1次側
コイルL1に電圧が発生し、まず、パワートランジスタ
Tr1にベース電流IB1が流れる。これにより導直し
たパワートランジスタTr1に、増幅されたコレクタ電
流Ic1が流れ、1 次回路が形成される。
ール1の回転により誘起された1次電流を遮断して、2
次側に高電圧を発生させる電流遮断方式に基づくもので
あり、次のように動作する。すなわち、1)フライホイ
ール1の回転によるマグネット2の移動により、1次側
コイルL1に電圧が発生し、まず、パワートランジスタ
Tr1にベース電流IB1が流れる。これにより導直し
たパワートランジスタTr1に、増幅されたコレクタ電
流Ic1が流れ、1 次回路が形成される。
【0012】2)さらにフライホイール1が回転し、1
次側コイルL1に発生する電圧が高まり、点火タイミン
グの位置に達すると、発生電圧が抵抗(Tr2のベース
電流規制用抵抗)r2に打ち勝って、新たにドライブト
ランジスタTr2にベース電流IB2が流れ始める。I
B2が流れ始めると、その瞬間、Tr2は導通状態とな
り、コレクタ電流I c2が流れるようになる。3)とこ
ろが一方、パワートランジスタTr1に比べ、ドライブ
トランジスタTr2の内部抵抗値が格段に低いため、そ
れまでTr1を通って流れていたIB1はすべてIc2
となってTr2経由の方向に流れを変える。
次側コイルL1に発生する電圧が高まり、点火タイミン
グの位置に達すると、発生電圧が抵抗(Tr2のベース
電流規制用抵抗)r2に打ち勝って、新たにドライブト
ランジスタTr2にベース電流IB2が流れ始める。I
B2が流れ始めると、その瞬間、Tr2は導通状態とな
り、コレクタ電流I c2が流れるようになる。3)とこ
ろが一方、パワートランジスタTr1に比べ、ドライブ
トランジスタTr2の内部抵抗値が格段に低いため、そ
れまでTr1を通って流れていたIB1はすべてIc2
となってTr2経由の方向に流れを変える。
【0013】4)このように、パワートランジスタTr
1にベース電流IB1が瞬間的に流れなくなるので、そ
れまで1次側コイルL1を通って流れていた大電流Ic
1も急激に遮断される。5)1 次回路の急激な電流変化
により、2次側コイルL2に高電圧が発生し、点火プラ
グ41(42)にスパークが発生して混合気への点火が
行われる。なお、r1はTr1のベース電流規制用抵抗
である。
1にベース電流IB1が瞬間的に流れなくなるので、そ
れまで1次側コイルL1を通って流れていた大電流Ic
1も急激に遮断される。5)1 次回路の急激な電流変化
により、2次側コイルL2に高電圧が発生し、点火プラ
グ41(42)にスパークが発生して混合気への点火が
行われる。なお、r1はTr1のベース電流規制用抵抗
である。
【0014】ここで、本発明では、特に前記点火コイル
31,32の一次側に噴射制御装置5を接続し、この噴
射制御装置5により、前記点火コイル31,32の1次
側から取り出した点火電流信号eに基づいてエンジン回
転数と位相を求め、前記燃料噴射器の噴射量と噴射タイ
ミングとが制御できるようにした。
31,32の一次側に噴射制御装置5を接続し、この噴
射制御装置5により、前記点火コイル31,32の1次
側から取り出した点火電流信号eに基づいてエンジン回
転数と位相を求め、前記燃料噴射器の噴射量と噴射タイ
ミングとが制御できるようにした。
【0015】前記噴射制御装置5は、マイクロコンピュ
ータを有し、図3に示すように、前記点火電流信号eを
受けて回転数算出手段7によりエンジンの回転数rpm
(回転速度)を算出し、次いで噴射量決定手段8によ
り、燃料噴射器6から吸気通路内に噴射すべき燃料の噴
射量を決定する。また、前記点火電流信号eから位相を
判別できるので、この点火電流信号eは噴射タイミング
決定手段9にも入力されて噴射タイミングが決定され、
前記噴射量決定手段8からの噴射量決定情報と共に噴射
制御手段10に入力される。この入力情報により噴射制
御手段10は、図示しないバッテリーからの電流を所定
のタイミングで所定の時間にわたって燃料噴射器6へ流
し、燃料噴射器6を所定のタイミングで所定の時間にわ
たり開弁して、所定の噴射タイミングおよび噴射量で燃
料を噴射させる。
ータを有し、図3に示すように、前記点火電流信号eを
受けて回転数算出手段7によりエンジンの回転数rpm
(回転速度)を算出し、次いで噴射量決定手段8によ
り、燃料噴射器6から吸気通路内に噴射すべき燃料の噴
射量を決定する。また、前記点火電流信号eから位相を
判別できるので、この点火電流信号eは噴射タイミング
決定手段9にも入力されて噴射タイミングが決定され、
前記噴射量決定手段8からの噴射量決定情報と共に噴射
制御手段10に入力される。この入力情報により噴射制
御手段10は、図示しないバッテリーからの電流を所定
のタイミングで所定の時間にわたって燃料噴射器6へ流
し、燃料噴射器6を所定のタイミングで所定の時間にわ
たり開弁して、所定の噴射タイミングおよび噴射量で燃
料を噴射させる。
【0016】前記点火電流信号eは、図4に示すような
信号波形となっている。例えば前記V形2気筒エンジン
の場合、図1に示す第1の気筒11の点火コイル31
と、第2の気筒12の点火コイル32とは90°離れて
配置されていることから、クランク軸に取り付けたフラ
イホイール1が1回転する毎に、図4の点火電流信号e
が2度、1:3の不等角度間隔で発生する。つまり、前
記点火電流信号eによる波形のピークは、180°の等
間隔ではなく、90°と270°の不等角度間隔(不等
ピッチ)で出現するので、前記第1の気筒用と第2の気
筒用の点火電流信号の判別が可能になる。例えば先行す
る信号e1を第1の気筒用の燃焼噴射制御に、90°離
れて後続する信号e2を第2の気筒用の燃焼噴射制御
に、それぞれ使用する。こうして、各気筒に対する噴射
タイミングを容易に決定することができる。
信号波形となっている。例えば前記V形2気筒エンジン
の場合、図1に示す第1の気筒11の点火コイル31
と、第2の気筒12の点火コイル32とは90°離れて
配置されていることから、クランク軸に取り付けたフラ
イホイール1が1回転する毎に、図4の点火電流信号e
が2度、1:3の不等角度間隔で発生する。つまり、前
記点火電流信号eによる波形のピークは、180°の等
間隔ではなく、90°と270°の不等角度間隔(不等
ピッチ)で出現するので、前記第1の気筒用と第2の気
筒用の点火電流信号の判別が可能になる。例えば先行す
る信号e1を第1の気筒用の燃焼噴射制御に、90°離
れて後続する信号e2を第2の気筒用の燃焼噴射制御
に、それぞれ使用する。こうして、各気筒に対する噴射
タイミングを容易に決定することができる。
【0017】なお、構成を簡単にするため、信号e1ま
たは信号e2のいずれか一方を基準にして、各気筒の噴
射タイミングをそれぞれ決定してもよいし、各気筒共通
に噴射タイミングを定めてもよい。また、始動時等、気
筒が判別されていない時点では、最初に検知した信号を
基準に所定のタイミングで燃料を噴射し、気筒を判別後
は各気筒に対し前もって決められた位相で燃料を噴射す
ることもできる。
たは信号e2のいずれか一方を基準にして、各気筒の噴
射タイミングをそれぞれ決定してもよいし、各気筒共通
に噴射タイミングを定めてもよい。また、始動時等、気
筒が判別されていない時点では、最初に検知した信号を
基準に所定のタイミングで燃料を噴射し、気筒を判別後
は各気筒に対し前もって決められた位相で燃料を噴射す
ることもできる。
【0018】上記構成において、図1の点火コイル3
1,32の1次側から取り出した図4の点火電流信号e
を受けて、噴射制御装置5により、エンジン回転数(回
転速度)と位相を算出し、前記燃料噴射器の噴射量と噴
射タイミングとが制御される。したがって、既存の点火
コイル31,32に噴射制御装置5を接続するだけで燃
料噴射を制御でき、従来必要としたパルサーコイルと、
多数の突起を設けた回転板(フライホイール等)が不要
となるので、部品点数および製造コストの削減が可能と
なる。また、マグネット付きフライホイール1および点
火コイル31,32を、気化器式エンジンと燃料噴射式
エンジンとで共通化できるから、さらなるコストダウン
が可能になる。
1,32の1次側から取り出した図4の点火電流信号e
を受けて、噴射制御装置5により、エンジン回転数(回
転速度)と位相を算出し、前記燃料噴射器の噴射量と噴
射タイミングとが制御される。したがって、既存の点火
コイル31,32に噴射制御装置5を接続するだけで燃
料噴射を制御でき、従来必要としたパルサーコイルと、
多数の突起を設けた回転板(フライホイール等)が不要
となるので、部品点数および製造コストの削減が可能と
なる。また、マグネット付きフライホイール1および点
火コイル31,32を、気化器式エンジンと燃料噴射式
エンジンとで共通化できるから、さらなるコストダウン
が可能になる。
【0019】なお、前記燃料噴射量の決定に際し、図示
しない圧力センサ、吸気温度センサおよび水温計での検
出データ等についてもすべて噴射制御装置5であるEC
U(エレクトリックコントロールユニット)に入力さ
れ、このECUで、補正用ではなく、噴射量の決定手段
として用いられるため、最適な燃料の噴射量が決定され
る。
しない圧力センサ、吸気温度センサおよび水温計での検
出データ等についてもすべて噴射制御装置5であるEC
U(エレクトリックコントロールユニット)に入力さ
れ、このECUで、補正用ではなく、噴射量の決定手段
として用いられるため、最適な燃料の噴射量が決定され
る。
【0020】また、上記実施形態では、特にV形2気筒
エンジンへの適用を例示的に示したが、本発明は、これ
以外に、単気筒エンジン、インライン形複数気筒エンジ
ンにも同様に適用することができる。
エンジンへの適用を例示的に示したが、本発明は、これ
以外に、単気筒エンジン、インライン形複数気筒エンジ
ンにも同様に適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る燃料噴射式
エンジンによれば、エンジンの回転数検出用の回転板や
パルサーコイル等の部品が不要となるので、燃料噴射量
や燃料噴射タイミングの決定手段の製造コストが安価と
なる。また、燃料噴射式と気化器式のエンジンに対して
共通で安価な点火コイルを使用することができるので、
一層の設計の簡略化とコストダウンが実現される。
エンジンによれば、エンジンの回転数検出用の回転板や
パルサーコイル等の部品が不要となるので、燃料噴射量
や燃料噴射タイミングの決定手段の製造コストが安価と
なる。また、燃料噴射式と気化器式のエンジンに対して
共通で安価な点火コイルを使用することができるので、
一層の設計の簡略化とコストダウンが実現される。
【図1】本発明の一実施形態に係る燃料噴射式エンジン
の概略を示す正面図である。
の概略を示す正面図である。
【図2】同エンジンにおける点火コイル図である。
【図3】同エンジンにおける点火コイルに付加した燃料
制御手段のブロック図である。
制御手段のブロック図である。
【図4】同エンジンにおける検出信号波形を示すグラフ
である。
である。
1…フライホイール、2…マグネット、5…噴射制御装
置、6…燃料噴射器(インジェクタ)、7…回転数算出
手段、8…噴射量算出手段、9…噴射タイミング決定手
段、10…噴射制御手段、11…第1の気筒、12…第
2の気筒、14…吸気通路、15…吸入空気、20…ク
ランク軸、31…第1の点火コイル、32…第2の点火
コイル、41…第1の点火プラグ、42…第2の点火プ
ラグ、e…点火電流信号、E…エンジン
置、6…燃料噴射器(インジェクタ)、7…回転数算出
手段、8…噴射量算出手段、9…噴射タイミング決定手
段、10…噴射制御手段、11…第1の気筒、12…第
2の気筒、14…吸気通路、15…吸入空気、20…ク
ランク軸、31…第1の点火コイル、32…第2の点火
コイル、41…第1の点火プラグ、42…第2の点火プ
ラグ、e…点火電流信号、E…エンジン
フロントページの続き (72)発明者 白井 哲秋 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 Fターム(参考) 3G019 AB03 AC01 BA01 BA07 BA08 GA06 KC10 LA03 3G301 HA08 HA28 KA01 MA11 MA18 PA10 PB08 PE01 PE09
Claims (2)
- 【請求項1】 吸入空気に燃料を噴射する燃料噴射器
と、 エンジンの回転に同期した点火信号を生成して点火プラ
グを作動させる点火コイルと、 前記点火コイルの1次側から取り出した点火電流をタイ
ミング信号として、エンジン回転数と位相を求めて前記
燃料噴射器の噴射量および噴射タイミングを制御する噴
射制御装置とを備えた燃料噴射式エンジン。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記点火コイルはV形2気筒の各気筒に対応して1つず
つ設けられているV形2気筒の燃料噴射式エンジン。
Priority Applications (2)
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JP2001166637A JP2002364435A (ja) | 2001-06-01 | 2001-06-01 | 燃料噴射式エンジン |
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2002
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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