JP2002364180A - 鉄骨建入直し調整治具 - Google Patents

鉄骨建入直し調整治具

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JP2002364180A
JP2002364180A JP2001168931A JP2001168931A JP2002364180A JP 2002364180 A JP2002364180 A JP 2002364180A JP 2001168931 A JP2001168931 A JP 2001168931A JP 2001168931 A JP2001168931 A JP 2001168931A JP 2002364180 A JP2002364180 A JP 2002364180A
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Japan
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erection piece
steel column
jig
base plate
horizontal position
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Application number
JP2001168931A
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English (en)
Inventor
Yasuo Wada
保雄 和田
Takaaki Shibamoto
高明 芝本
Shuji Ota
修二 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elephant Chain Block Co Ltd
Original Assignee
Elephant Chain Block Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成および操作によって、エレクショ
ンピースの移動を微調整して、確実な水平方向位置の調
整を行なうことができ、しかも、耐久性に優れる鉄骨建
入直し調整治具を提供すること。 【解決手段】 治具1における上側取付部9に、上側エ
レクションピース65の両側面に当接可能な楔状の右側
爪部30および左側爪部31が一体的に形成されるスラ
イドプレート22を支持フレーム21によってスライド
可能に支持する水平方向調整装置4を設ける。このスラ
イドプレート22を支持フレーム21に対してスライド
させて、右側爪部30および左側爪部31を選択的に上
側エレクションピース65の両側面に挿入することによ
り、上側エレクションピース65を水平方向両方向にお
いて徐々に移動させ、これにより、下側の鉄骨柱61に
対する上側の鉄骨柱62の水平方向位置を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下側の鉄骨柱に上
側の鉄骨柱を接合するために用いられる鉄骨建入直し調
整治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建設現場において、下側の鉄
骨柱に上側の鉄骨柱を接合する時には、まず、クレーン
によって上側の鉄骨柱を吊り上げて、下側の鉄骨柱の上
方に配置した後、治具を用いて、これら下側の鉄骨柱と
上側の鉄骨柱とを連結させた後、その下側の鉄骨柱の上
端部と上側の鉄骨柱の下端部とを溶接または高力ボルト
によって、接合するようにしている。
【0003】このような治具としては、たとえば、特開
平8−189201号公報に記載されるものが知られて
いる。すなわち、特開平8−189201号公報に記載
される治具は、エレクションピースの側面を遊動自在に
挟持できるように構成されており、この挟持部分に、そ
の先端がエレクションピースの両側面にそれぞれ対接可
能な1対の水平位置調整ボルトが螺合されている。そし
て、この治具では、下側の鉄骨柱に上側の鉄骨柱を連結
する時に、1対の水平位置調整ボルトをそれぞれ進退さ
せてエレクションピースの両側面を調整しながら押圧す
ることにより、下側の鉄骨柱に対する上側の鉄骨柱の水
平方向位置を調整して、これら下側の鉄骨柱と上側の鉄
骨柱とを連結するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−1
89201号公報に記載される治具では、水平位置調整
ボルトを挟持部分に螺合させ、これを螺進および螺退さ
せることにより、直接、エレクションピースの両側面を
押圧するので、エレクションピースの移動を微調整する
ことが煩雑かつ困難で、また、その挟持部分や水平位置
調整ボルトの耐力などによっては、それらが損傷あるい
は変形して、確実な水平方向位置の調整を行なうことが
できない場合があり、さらには、修理や廃棄の必要を生
じるという不具合がある。
【0005】本発明は、このような不具合に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、簡易な構成お
よび操作によって、エレクションピースの移動を微調整
して、確実な水平方向位置の調整を行なうことができ、
しかも、耐久性に優れる鉄骨建入直し調整治具を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、エレクションピースが取
り付けられている下側の鉄骨柱に、エレクションピース
が取り付けられている上側の鉄骨柱を接合するために用
いられる鉄骨建入直し調整治具であって、前記上側の鉄
骨柱のエレクションピースに取付可能な上側取付部と、
前記下側の鉄骨柱のエレクションピースに取付可能な下
側取付部とを備え、前記上側取付部および/または前記
下側取付部には、前記下側の鉄骨柱に対する前記上側の
鉄骨柱の水平方向位置を調整するための水平方向位置調
整手段が設けられており、前記水平方向位置調整手段
は、前記エレクションピースの前方に対向配置され、そ
のエレクションピースの両側に挿入可能な右側挿入部材
および左側挿入部材を備え、前記右側挿入部材および前
記左側挿入部材には、前記エレクションピースに当接可
能な傾斜面が形成されていることを特徴としている。
【0007】このような構成によると、エレクションピ
ースの前方から、右側挿入部材を、その傾斜面がエレク
ションピースの右側に当接するように挿入すれば、右側
挿入部材の挿入とともに、エレクションピースがその傾
斜面の傾斜方向に沿って徐々に移動される。また、エレ
クションピースの前方から、左側挿入部材を、その傾斜
面がエレクションピースの左側に当接するように挿入す
れば、左側挿入部材の挿入とともに、エレクションピー
スがその傾斜面の傾斜方向に沿って徐々に移動される。
そのため、このような右側挿入部材および左側挿入部材
のエレクションピースの両側に対する選択的な挿入によ
って、エレクションピースを水平方向両方向において徐
々に移動させることができる。そのため、簡易かつ確実
に、エレクションピースの移動を微調整して、下側の鉄
骨柱に対する上側の鉄骨柱の水平方向位置を調整するこ
とができる。しかも、右側挿入部材および左側挿入部材
は、傾斜面においてエレクションピースと当接されるの
で、損傷や変形が少なく、長期にわたって使用すること
ができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記上側取付部および/または
前記下側取付部は、前記エレクションピースを挟んで両
側に対向配置される右側ベースプレートおよび左側ベー
スプレートを備えており、前記右側挿入部材および前記
左側挿入部材は、楔状をなし、前記右側挿入部材は、前
記右側ベースプレートと前記エレクションピースの右側
面との間に挿入されるとともに、前記左側挿入部材は、
前記左側ベースプレートと前記エレクションピースの左
側面との間に挿入されることを特徴としている。
【0009】このような構成によると、楔状とされた右
側挿入部材を右側ベースプレートとエレクションピース
の右側面との間に挿入し、また、これとは選択的に、楔
状とされた左側挿入部材を左側ベースプレートとエレク
ションピースの左側面との間に挿入することによって、
エレクションピースの移動をより一層確実に微調整する
ことができる。そのため、下側の鉄骨柱に対する上側の
鉄骨柱の水平方向位置の調整を、より一層、簡易かつ確
実に達成することができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記水平方向位置調整
手段は、前記エレクションピースの前方に、スライド部
材と、前記スライド部材をスライド移動可能に支持する
支持部材とを備え、前記スライド部材には、前記右側挿
入部材および前記左側挿入部材が一体的に形成されると
ともに、前記支持部材は、前記スライド部材の前記右側
挿入部材および前記左側挿入部材を、前記エレクション
ピースの両側に選択的に配置できるように、前記スライ
ド部材を支持していることを特徴としている。
【0011】このような構成によると、支持部材に支持
されるスライド部材を、スライド移動させるのみで、右
側挿入部材および左側挿入部材を、エレクションピース
の両側に選択的に配置することができる。そのため、よ
り簡易かつ確実に、右側挿入部材および左側挿入部材を
エレクションピースの両側に選択的に挿入することがで
きるので、下側の鉄骨柱に対する上側の鉄骨柱の水平方
向位置の調整を、より一層容易なものとすることができ
る。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の発明において、鉄前記上側
取付部および前記下側取付部には、前記水平方向位置調
整手段による前記下側の鉄骨柱に対する前記上側の鉄骨
柱の水平方向位置の調整後に、前記エレクションピース
の移動を規制するための移動規制手段を備えていること
を特徴としている。
【0013】このような構成によると、水平方向位置調
整手段による下側の鉄骨柱に対する上側の鉄骨柱の水平
方向位置の調整後に、移動規制手段によりエレクション
ピースの移動を規制すれば、下側の鉄骨柱に接合された
上側の鉄骨柱に、横梁などが組み付けられた場合におい
て、その横梁の組み付け精度の誤差や、材料の残留応
力、さらには、溶接時の引っ張り応力などによって、下
側の鉄骨柱と上側の鉄骨柱との間の接合部分に変形応力
が作用しても、その接合部分における位置ずれを有効に
防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の鉄骨建入直し調
整治具の一実施形態としての治具を示す斜視図、図2
は、図1に示す治具のジャッキ装置の要部断面図、図3
は、図1に示す治具を上側エレクションピースに連結し
た状態を示す正面図、図4は、図1に示す治具を上側エ
レクションピースおよび下側エレクションピースに連結
した状態を示す正面図、図5ないし図8は、図1に示す
治具の水平方向調整装置の使用状態を説明するための平
面断面図、図9は、図1に示す治具のジャッキ装置の使
用状態を説明するための斜視図、図10は、図1に示す
治具に用いられる歯付き固定ボルトの一実施形態を示
す、(a)は斜視図、(b)は側断面図、図11は、上
側の鉄骨柱に横梁が組み付けられた状態を示す概略説明
図である。これら図1ないし図11を参照して、本発明
の鉄骨建入直し調整治具の一実施形態について説明す
る。
【0015】図1、図3および図4において、この治具
1は、治具本体2、ジャッキ装置3および水平方向位置
調整手段としての水平方向調整装置4を備えている。
【0016】治具本体2は、鋼製であって、下方が開放
される略逆U字板状をなし、互いに所定の間隔を隔てて
対向する右側ベースプレート5および左側ベースプレー
ト6と、これら右側ベースプレート5および左側ベース
プレート6の上端部を連結する上側ベースプレート7と
が一体として形成されており、その下部には、右側ベー
スプレート5と左側ベースプレート6との間を前方側に
おいて連結する2つの連結プレート8を備えている。
【0017】そして、右側ベースプレート5および左側
ベースプレート6における上部が、後述する上側エレク
ションピース65に取付可能な上側取付部9とされ、ま
た、右側ベースプレート5および左側ベースプレート6
における下部が、後述する下側エレクションピース63
に取付可能な下側取付部10とされている。
【0018】上側取付部9には、後で詳述する水平方向
調整装置4が設けられるとともに、上側エレクションピ
ース65の上側挿通孔66に挿通される上側挿通ボルト
11が、右側ベースプレート5および左側ベースプレー
ト6に螺着されている。また、上側挿通ボルト11の上
方には、上側エレクションピース65の両側面にそれぞ
れ対向する方向から当接可能な移動規制手段としての第
1上側固定ボルト12および13が、右側ベースプレー
ト5および左側ベースプレート6にそれぞれ螺着される
とともに、上側挿通ボルト11の下方にも、上側エレク
ションピース65の両側面にそれぞれ対向する方向から
当接可能な移動規制手段としての第2上側固定ボルト1
4および15が、右側ベースプレート5および左側ベー
スプレート6にそれぞれ螺着されている。
【0019】また、下側取付部10には、下側エレクシ
ョンピース63の下側挿通孔64に挿通される下側挿通
ボルト16が、右側ベースプレート5および左側ベース
プレート6に螺着されるとともに、下側エレクションピ
ース63の左側面に当接可能な2つの移動規制手段とし
ての下側固定ボルト17および18が、左側ベースプレ
ート6において、下側挿通ボルト16の上下方向両側に
おいて、それぞれ螺着されている。
【0020】また、上側ベースプレート7には、上側エ
レクションピース65の上面に当接される上部固定ボル
ト19が螺着されている。
【0021】また、2つの連結プレート8は、下側取付
部10における右側ベースプレート5および左側ベース
プレート6の間において、互いに所定の間隔を隔てて上
下方向に平行する状態で、略コ字状に前方に向かって突
出するように形成されている。
【0022】また、ジャッキ装置3は、図1に示すよう
に、上側取付部9と下側取付部10との間であって、右
側ベースプレート5と左側ベースプレート6との間の空
間において、治具本体2に、ねじ41および42を介し
て取り付けられている略U字状のバンドホルダ43によ
って支持されている。
【0023】すなわち、このジャッキ装置3は、1つの
ユニットとして構成され、図2に示すように、ジャッキ
本体44、プランジャ部材45、ピストン部材46、受
け部材47およびばね48などを備えている。
【0024】ジャッキ本体44は、略L字円筒形状をな
し、プランジャ部材45が収容されるプランジャ筒部4
9と、そのプランジャ筒部49から略直角上方に延び、
ピストン部材46が収容されるピストン筒部50とが一
体に形成されており、プランジャ筒部49内とピストン
筒部50内とは、連通路51によって連通されている。
【0025】プランジャ部材45は、軸方向に沿ってね
じ山が形成されるプランジャ軸52と、そのプランジャ
軸52の一端に設けられるボルト頭部53と、その他端
に設けられるプランジャ54とからなり、プランジャ5
4がシールされた状態でプランジャ筒部49内に挿入さ
れるとともに、プランジャ軸52が、プランジャ筒部4
9の遊端部に設けられているシールナット55に螺進お
よび螺退可能に螺着されている。
【0026】また、ピストン部材46は、大径部56と
小径軸部58とが一体に形成されており、大径部56が
シールされるとともに、小径軸部58のまわりにばね4
8が配置された状態で、ピストン筒部50内に収容さ
れ、その状態において、ピストン筒部50の先端に、小
径軸部58を進退自在に挿通する蓋57が設けられてい
る。また、小径軸部58の先端部には、上側エレクショ
ンピース65の下面を受ける溝が形成されている円板状
の受け部材47がボルトを介して取り付けられている。
【0027】そして、プランジャ筒部49内、ピストン
筒部50内および連通路51内には、オイルが充填され
ており、レンチ59(図9参照)によってボルト頭部5
3をプランジャ軸52の螺進方向に回動させれば、油圧
により、ピストン部材46が移動して受け部材47が上
昇し、一方、レンチ59によってボルト頭部53をプラ
ンジャ軸52の螺退方向に回動させれば、ばね48の付
勢力により、ピストン部材46が逆方向に移動して、受
け部材47が下降される。
【0028】また、水平方向調整装置4は、上側取付部
10における右側ベースプレート5および左側ベースプ
レート6の前方側に設けられており、支持部材としての
支持フレーム21、スライド部材としてのスライドプレ
ート22および押圧ボルト23を備えている。
【0029】支持フレーム21は、治具本体2と一体的
に形成されており、上側取付部9における右側ベースプ
レート5および左側ベースプレート6(より具体的に
は、第2上側固定ボルト14および15が螺着されてい
る部分)の間を連結するように、前方に向かって突出さ
れており、図5ないし図8にも示すように、互いに対向
する右側壁24および左側壁25と、それら右側壁24
および左側壁25の前端部を連結する前壁26とが一体
的に形成されている。
【0030】この支持フレーム21の右側壁24および
左側壁25には、略矩形状の右側長孔27および左側長
孔28が突出方向に沿ってそれぞれ形成されるととも
に、その前壁26には、押圧ボルト23が螺着されてい
る。
【0031】また、スライドプレート22は、角筒状の
プレート本体29と、そのプレート本体29から、長手
方向において互いに所定の間隔を隔てて対向状に突出さ
れる右側挿入部材としての右側爪部30および左側挿入
部材としての左側爪部31とが一体的に形成されてい
る。
【0032】より具体的には、右側爪部29は、プレー
ト本体29に連続する基端部から先端部に向かって先細
状に形成される楔形をなし、その外側面がプレート本体
29の長手方向に対して略直角方向に延びるとともに、
その内側面が、基端部から先端部に向かって外側に傾斜
する傾斜面32とされている。なお、傾斜面32の先端
部には、上側エレクションピース65の受け入れを容易
にすべく、凹状に湾曲した受入面33が形成されてい
る。
【0033】また、左側爪部30も、プレート本体29
に連続する基端部から先端部に向かって先細状に形成さ
れる楔形をなし、その外側面がプレート本体29の長手
方向に対して略直角方向に延びるとともに、その内側面
が、基端部から先端部に向かって外側に傾斜する傾斜面
34とされている。なお、傾斜面34の先端部には、上
側エレクションピース65の受け入れを容易にすべく、
凹状に湾曲した受入面35が形成されている。
【0034】そして、これら右側爪部29および左側爪
部30は、プレート本体29の長手方向において、それ
らの先端部が、上側エレクションピース65の幅と、右
側ベースプレート5または左側ベースプレート6の幅の
合計以上の所定の間隔を隔てて、右側爪部29の傾斜面
32と左側爪部30の傾斜面34との間が、それらの基
端部から先端部に向かって幅広となるように、すなわ
ち、右側爪部29の傾斜面32と左側爪部30の傾斜面
34とで略ハの字が形成されるように、プレート本体2
9の中央部に対して略対称に形成されている。
【0035】また、このプレート本体29の一方側端部
には、プレート本体29の上面および下面から突出する
第1ストッパ36が設けられるとともに、他方側端部に
は、プレート本体29の厚さ方向を貫通する貫通孔37
(図1参照)に着脱自在に挿入されるピン状の第2スト
ッパ38が設けられている。これら第1ストッパ36お
よび第2ストッパ38を設けることによって、後述する
水平方向位置の調整時において、スライドプレート22
の支持フレーム21からの抜け落ちを防止している。
【0036】そして、このスライドプレート22は、第
2ストッパ38が取り外された状態で、支持フレーム2
1の右側壁24の右側長孔27から左側壁25の左側長
孔28に向かって挿入され、左側壁25の左側長孔28
から突出したプレート本体29の他方側端部に形成され
ている貫通孔37に、第2ストッパ38を挿入すること
によって、右側爪部29の傾斜面32と左側爪部30の
傾斜面34との間で、上側エレクションピース65を遊
嵌状に挟持可能な状態で、支持フレーム21の右側壁2
4の右側長孔27内および左側壁25の左側長孔28内
において、上側エレクションピース65の厚さ方向に沿
ってスライド移動可能に支持されている。
【0037】また、この治具1において、上側取付部9
における右側ベースプレート5および左側ベースプレー
ト6の間は、下側取付部10における右側ベースプレー
ト5および左側ベースプレート6の間よりも幅広に形成
されており、これによって、後述するように、下側エレ
クションピース63に対する下側取付部10の確実な取
り付けを図るとともに、上側エレクションピース65に
対する水平方向調整装置4による水平方向位置の調整を
容易にしている。
【0038】また、この治具1では、下側取付部10に
おける互いに対向する右側ベースプレート5および左側
ベースプレート6の間が、その互いに対向する対向距離
が下端縁部に向かって拡がるように形成されており、こ
れによって、下側エレクションピース63を良好に誘い
込むことができるようにされている。
【0039】さらに、この治具1では、第1上側固定ボ
ルト12および13、第2上側固定ボルト14および1
5、下側固定ボルト17および18、上部固定ボルト1
9は、図10(a)および(b)に示すように、歯付き
固定ボルト71として構成されている。すなわち、この
歯付き固定ボルト71は、図10(a)および(b)に
示すように、工具(レンチ)によって回転させるための
頭部72と、頭部72から軸方向に延び、右側ベースプ
レート5または左側ベースプレート6に形成される各螺
着孔に螺着するためのねじ山が形成されている螺合部7
3と、その螺合部73の先端部に、上側エレクションピ
ース65または下側エレクションピース63の表面に食
い込み可能な歯部74とが形成されている。この歯部7
4は、略円筒形状をなし、その先端部が円環状の楔状に
形成されており、上側エレクションピース65または下
側エレクションピース63の表面に食い込んで確実な固
定を確保している。
【0040】また、この治具1では、第1上側固定ボル
ト12および13、第2上側固定ボルト14および1
5、下側固定ボルト17および18、上部固定ボルト1
9を、1つの工具(レンチ)で作業できるように、すべ
て同一形状の歯付き固定ボルト71として形成してお
り、現場における高所作業の利便性を図っている。
【0041】次に、図3および図4を参照して、この治
具1を用いて、下側の鉄骨柱61の上に、上側の鉄骨柱
62を連結する方法について説明する。
【0042】下側の鉄骨柱61は、既にその下端部が他
の鉄骨柱に接合された状態にある鉄骨柱であって、たと
えば、その断面形状が略4角形状をなし、その上端部お
よび下端部において、外周面の各辺の中央部に、4つの
略矩形板状の下側エレクションピース63が、この下側
の鉄骨柱61の周方向に対する直交方向において、それ
ぞれ溶接固定されている。また、各下側エレクションピ
ース63の中央部には、図3に示すように、クレーンの
吊り具(図示せず)を挿通するために用いられる下側挿
通孔64が、厚さ方向を貫通するようにして、それぞれ
形成されている。
【0043】また、上側の鉄骨柱62は、これから、そ
の下端部を下側の鉄骨柱61の上端部に接合しようとす
る鉄骨柱であって、たとえば、その断面形状が略4角形
状をなし、その上端部および下端部において、外周面の
各辺の中央部に、4つの略矩形板状の上側エレクション
ピース65が、この上側の鉄骨柱62の周方向に対する
直交方向において、それぞれ溶接固定されている。ま
た、各上側エレクションピース65の中央部には、図3
に示すように、クレーンの吊り具(図示せず)を挿通す
るために用いられる上側挿通孔66が、厚さ方向を貫通
するようにして、それぞれ形成されている。
【0044】そして、この方法では、まず、上側の鉄骨
柱62の下端部に設けられている4つの上側エレクショ
ンピース65のそれぞれに、4つの治具1をそれぞれ連
結する。各治具1を各上側エレクションピース65に連
結するには、図3に示すように、治具1の上側取付部9
における右側ベースプレート5および左側ベースプレー
ト6の間に上側エレクションピース65を挿入して挟ん
だ後、上側挿通ボルト11を、上側エレクションピース
65の上側挿通孔66に挿通するとともに、これら右側
ベースプレート5および左側ベースプレート6に螺着さ
せる。これによって、この治具1が、上側エレクション
ピース65に連結される。
【0045】次いで、この上側の鉄骨柱62をクレーン
によって吊り上げて、下側の鉄骨柱61の上方におい
て、各上側エレクションピース65と各下側エレクショ
ンピース63とが対向するように配置する。この上側の
鉄骨柱62のクレーンによる吊り上げは、公知の方法で
行なうことができ、たとえば、上側の鉄骨柱62の上端
部に設けられる各上側エレクションピース65の上側挿
通孔64に、吊り具を挿入して吊り上げればよい。
【0046】そして、下側の鉄骨柱61の上端部に設け
られている4つの下側エレクションピース63のそれぞ
れに、4つの治具1をそれぞれ連結する。各治具1を各
下側エレクションピース63に連結するには、まず、図
3に示すように、クレーンによって上側の鉄骨柱62を
徐々に下げ、治具1の下側取付部10における右側ベー
スプレート5および左側ベースプレート6の間に下側エ
レクションピース63を挿入して挟むようにする。
【0047】この挿入においては、上記したように、右
側ベースプレート5および左側ベースプレート6の下端
部の間が、その互いに対向する対向距離が下端縁部に向
かって拡がるように形成されているので、下側エレクシ
ョンピース63を良好に誘い込んで、下側取付部10に
おいて簡易かつ円滑に挟むことができる。そのため、従
来では、この治具1を誘導するための作業者が4人程度
必要とされていたが、この治具1を用いれば、2人程度
でも良好な作業が可能であり、効率的な作業を達成する
ことができる。
【0048】次いで、図4に示すように、下側挿通ボル
ト16を、下側エレクションピース63の下側挿通孔6
4に挿通するとともに、これら右側ベースプレート5お
よび左側ベースプレート6に螺着させる。これによっ
て、この治具1が、下側エレクションピース63に連結
される。
【0049】その後、下側の鉄骨柱61に対する上側の
鉄骨柱62の水平方向位置を、水平方向調整装置4を用
いて調整する。すなわち、この調整は、まず、左側ベー
スプレート6の下側取付部10の下側固定ボルト17お
よび18を螺進させて、下側エレクションピース63
を、右側ベースプレート5に向けて押圧することによ
り、下側取付部10を下側エレクションピース63に対
して固定する。なお、この固定においては、下側固定ボ
ルト17および18の歯部74が、下側エレクションピ
ース63の側面に食い込むので、下側エレクションピー
ス63は確実に固定される。
【0050】次いで、図5に示すように、たとえば、右
側ベースプレート5および左側ベースプレート6の間の
中心に対して上側エレクションピース65が右側に偏っ
ている場合には、スライドプレート22を左方向にスラ
イド移動させて、右側爪部30を右側ベースプレート5
と上側エレクションピース65の右側面との間の前方に
配置して、図6に示すように、押圧ボルト23を螺進さ
せることにより、右側爪部30をその間に挿入する。そ
うすると、右側爪部30の挿入とともに、上側エレクシ
ョンピース65の右側面が受入面33に当接し、その傾
斜面32の傾斜方向に沿って徐々に左方向に移動され
る。
【0051】そして、上側エレクションピース65が右
側ベースプレート5および左側ベースプレート6の間の
中心に配置された後に、第1上側固定ボルト12および
13、および、第2上側固定ボルト14および15を螺
進させて、上側エレクションピース65の両側面を対向
方向から押圧することによって、上側の鉄骨柱62の下
側の鉄骨柱61に対する水平方向位置を固定する。
【0052】一方、図7に示すように、たとえば、右側
ベースプレート5および左側ベースプレート6の間の中
心に対して上側エレクションピース65が左側に偏って
いる場合には、スライドプレート22を右方向にスライ
ド移動させて、左側爪部31を左側ベースプレート6と
上側エレクションピース65の左側面との間の前方に配
置して、図8に示すように、押圧ボルト23を螺進させ
ることにより、左側爪部31をその間に挿入する。そう
すると、左側爪部31の挿入とともに、上側エレクショ
ンピース65の左側面が受入面35に当接し、その傾斜
面34の傾斜方向に沿って徐々に右方向に移動される。
【0053】そして、上側エレクションピース65が右
側ベースプレート5および左側ベースプレート6の間の
中心に配置された後に、第1上側固定ボルト12および
13、および、第2上側固定ボルト14および15を螺
進させて、上側エレクションピース65の両側面を対向
方向から押圧することによって、上側の鉄骨柱62の下
側の鉄骨柱61に対する水平方向位置を固定する。
【0054】なお、このような、右側ベースプレート5
と上側エレクションピース65の右側面との間に対する
右側爪部30の挿入動作、および、左側ベースプレート
6と上側エレクションピース65の左側面との間に対す
る左側爪部31の挿入動作は、上側エレクションピース
65が適正位置に配置されるまで、適宜、選択的に繰り
返して行なってもよく、その手順は、特に限定されな
い。
【0055】そして、このような水平方向調整装置4を
用いれば、右側爪部30および左側爪部31の上側エレ
クションピース65の両側に対する選択的な挿入によっ
て、上側エレクションピース65を水平方向両方向にお
いて徐々に移動させることができ、簡易かつ確実に、上
側エレクションピース65の移動を微調整して、下側の
鉄骨柱61に対する上側の鉄骨柱62の水平方向位置を
調整することができる。しかも、右側爪部30および左
側爪部31は、各傾斜面32および34において上側エ
レクションピース65と当接されるので、損傷や変形が
少なく、長期にわたって使用することができる。
【0056】さらに、この水平方向調整装置4では、プ
レート本体29に右側爪部30および左側爪部31を一
体的に形成しているので、支持フレーム21に対してス
ライドプレート22を、スライド移動させるのみで、右
側爪部30および左側爪部31を、上側エレクションピ
ース65の両側に選択的に配置することができるので、
より簡易かつ確実に、右側爪部30および左側爪部31
を上側エレクションピース65の両側に選択的に挿入す
ることができ、下側の鉄骨柱61に対する上側の鉄骨柱
62の水平方向位置の調整を、より一層容易なものとす
ることができる。
【0057】そして、この治具1では、このように下側
の鉄骨柱61に対する上側の鉄骨柱62の水平方向位置
が調整された後には、第1上側固定ボルト12および1
3と、第2上側固定ボルト14および15とを螺進させ
て、上側エレクションピース65の両側面に、その先端
部に形成される歯部74を食い込ますことにより、上側
エレクションピース65を確実に固定することができる
ので、これによって、下側エレクションピース63に対
する上側エレクションピース65の移動が確実に規制さ
れる。そのため、たとえば、図11に示すように、下側
の鉄骨柱61に接合された上側の鉄骨柱62に、横梁6
8などが組み付けられた場合において、その横梁68の
組み付け精度の誤差や、材料の残留応力、さらには、溶
接時の引っ張り応力などによって、下側の鉄骨柱61と
上側の鉄骨柱62との間の接合部分69に変形応力が作
用しても、その接合部分69における位置ずれを有効に
防止することができる。
【0058】また、このような下側の鉄骨柱61に対す
る上側の鉄骨柱62の水平方向位置の調整とともに、上
部固定ボルト19を螺進させて、上側エレクションピー
ス65の上面を下方に向けて押圧することにより、上側
の鉄骨柱62を下側の鉄骨柱61に対して密着するよう
に調整する。
【0059】さらに、図9に示すように、ジャッキ装置
3のボルト頭部53をレンチ59で回動させることによ
り、受け部材47を昇降させて、上側エレクションピー
ス65の下面を、持ち上げ、または、持ち下げることに
より、上側エレクションピース65を適正位置で支持す
ることにより、下側の鉄骨柱61に対する上側の鉄骨柱
62の鉛直方向の姿勢を調整する。
【0060】なお、このような下側の鉄骨柱61に対す
る上側の鉄骨柱62の姿勢調整、すなわち、水平方向調
整装置4による水平方向位置調整、上部固定ボルト19
による密着調整、および、ジャッキ装置3による鉛直方
向の姿勢調整は、その順序は適宜決定すればよく、いず
れが先後してもよい。
【0061】そして、このようにして、下側の鉄骨柱6
1に対する上側の鉄骨柱62の姿勢を調整した後に、下
側の鉄骨柱61の上端部と、上側の鉄骨柱62の下端部
とを溶接または高力ボルトによって接合する。なお、こ
の方法においては、各治具1によって、上側の鉄骨柱6
2と下側の鉄骨柱61とが連結されていれば、その後、
適宜の時点において、クレーンの吊り具を、上側の鉄骨
柱62の上端部に設けられる各上側エレクションピース
65から取り外すようにすればよい。
【0062】このような治具1を用いることにより、簡
易かつ確実に、下側の鉄骨柱61に対する上側の鉄骨柱
62の位置調整が達成され、精度の良い建方を実現する
ことができる。
【0063】なお、以上の説明においては、下側の鉄骨
柱61および上側の鉄骨柱62は、その断面形状が略4
角形状をなし、その外周面の各辺の中央部に形成される
各下側エレクションピース63および各上側エレクショ
ンピース65のそれぞれに、各治具1を連結するように
したが、下側の鉄骨柱61および上側の鉄骨柱62の形
状は、何ら限定されず、たとえば、断面多角形状、断面
円形状などであってもよく、また、各下側エレクション
ピース63および各上側エレクションピース65の数も
限定されず、さらには、各治具1を、各下側エレクショ
ンピース63および各上側エレクションピース65に必
ず対応させて連結する必要もない。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、簡易かつ確実に、エレクションピースの移
動を微調整して、下側の鉄骨柱に対する上側の鉄骨柱の
水平方向位置を調整することができるとともに、損傷や
変形が少なく、長期にわたって使用することができる。
【0065】請求項2に記載の発明によれば、エレクシ
ョンピースの移動をより一層確実に微調整することがで
き、下側の鉄骨柱に対する上側の鉄骨柱の水平方向位置
の調整を、より一層、簡易かつ確実に達成することがで
きる。
【0066】請求項3に記載の発明によれば、より簡易
かつ確実に、右側挿入部材および左側挿入部材をエレク
ションピースの両側に選択的に挿入することができるの
で、下側の鉄骨柱に対する上側の鉄骨柱の水平方向位置
を調整を、より一層容易なものとすることができる。
【0067】請求項4に記載の発明によれば、水平方向
位置調整手段による下側の鉄骨柱に対する上側の鉄骨柱
の水平方向位置の調整後に、移動規制手段によってエレ
クションピースの移動を規制して、下側の鉄骨柱に接合
された上側の鉄骨柱に、横梁などが組み付けられた場合
における接合部分の位置ずれを有効に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄骨建入直し調整治具の一実施形態と
しての治具を示す斜視図である。
【図2】図1に示す治具のジャッキ装置の要部断面図で
ある。
【図3】図1に示す治具を上側エレクションピースに連
結した状態を示す正面図である。
【図4】図1に示す治具を上側エレクションピースおよ
び下側エレクションピースに連結した状態を示す正面図
である。
【図5】図1に示す治具の水平方向調整装置の使用状態
(スライドプレートを左方向に移動させる状態)を説明
するための平面断面図である。
【図6】図1に示す治具の水平方向調整装置の使用状態
(右側爪部を挿入する状態)を説明するための平面断面
図である。
【図7】図1に示す治具の水平方向調整装置の使用状態
(スライドプレートを右方向に移動させる状態)を説明
するための平面断面図である。
【図8】図1に示す治具の水平方向調整装置の使用状態
(左側爪部を挿入する状態)を説明するための平面断面
図である。
【図9】図1に示す治具のジャッキ装置の使用状態を説
明するための斜視図である。
【図10】図1に示す治具に用いられる歯付き固定ボル
トの一実施形態を示す、(a)は斜視図、(b)は側断
面図である。
【図11】上側の鉄骨柱に横梁が組み付けられた状態を
示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 治具 4 水平方向調整装置 5 右側ベースプレート 6 左側ベースプレート 9 上側取付部 10 下側取付部 12 第1上側固定ボルト 13 第1上側固定ボルト 14 第2上側固定ボルト 15 第2上側固定ボルト 17 下側固定ボルト 18 下側固定ボルト 21 支持フレーム 22 スライドプレート 30 右側爪部 31 左側爪部 32 傾斜面 34 傾斜面 61 下側の鉄骨柱 62 上側の鉄骨柱 63 下側エレクションピース 65 上側エレクションピース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 修二 大阪府大阪狭山市岩室2丁目180番地 象 印チェンブロック株式会社内 Fターム(参考) 2E174 AA01 BA03 DA12 DA32 DA38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレクションピースが取り付けられてい
    る下側の鉄骨柱に、エレクションピースが取り付けられ
    ている上側の鉄骨柱を接合するために用いられる鉄骨建
    入直し調整治具であって、 前記上側の鉄骨柱のエレクションピースに取付可能な上
    側取付部と、 前記下側の鉄骨柱のエレクションピースに取付可能な下
    側取付部とを備え、 前記上側取付部および/または前記下側取付部には、前
    記下側の鉄骨柱に対する前記上側の鉄骨柱の水平方向位
    置を調整するための水平方向位置調整手段が設けられて
    おり、 前記水平方向位置調整手段は、前記エレクションピース
    の前方に対向配置され、そのエレクションピースの両側
    に挿入可能な右側挿入部材および左側挿入部材を備え、 前記右側挿入部材および前記左側挿入部材には、前記エ
    レクションピースに当接可能な傾斜面が形成されている
    ことを特徴とする、鉄骨建入直し調整治具。
  2. 【請求項2】 前記上側取付部および/または前記下側
    取付部は、前記エレクションピースを挟んで両側に対向
    配置される右側ベースプレートおよび左側ベースプレー
    トを備えており、 前記右側挿入部材および前記左側挿入部材は、楔状をな
    し、 前記右側挿入部材は、前記右側ベースプレートと前記エ
    レクションピースの右側面との間に挿入されるととも
    に、前記左側挿入部材は、前記左側ベースプレートと前
    記エレクションピースの左側面との間に挿入されること
    を特徴とする、請求項1に記載の鉄骨建入直し調整治
    具。
  3. 【請求項3】 前記水平方向位置調整手段は、前記エレ
    クションピースの前方に、スライド部材と、前記スライ
    ド部材をスライド移動可能に支持する支持部材とを備
    え、 前記スライド部材には、前記右側挿入部材および前記左
    側挿入部材が一体的に形成されるとともに、 前記支持部材は、前記スライド部材の前記右側挿入部材
    および前記左側挿入部材を、前記エレクションピースの
    両側に選択的に配置できるように、前記スライド部材を
    支持していることを特徴とする、請求項1または2に記
    載の鉄骨建入直し調整治具。
  4. 【請求項4】 前記上側取付部および前記下側取付部に
    は、前記水平方向位置調整手段による前記下側の鉄骨柱
    に対する前記上側の鉄骨柱の水平方向位置の調整後に、
    前記エレクションピースの移動を規制するための移動規
    制手段を備えていることを特徴とする、請求項1ないし
    3のいずれかに記載の鉄骨建入直し調整治具。
JP2001168931A 2001-06-05 2001-06-05 鉄骨建入直し調整治具 Pending JP2002364180A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108411775A (zh) * 2018-04-10 2018-08-17 南京工业职业技术学院 一种桥梁伸缩缝单缝调节装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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