JP5690640B2 - 鉄骨柱の目違い修正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄骨構造あるいは鉄骨コンクリート構造における、鉄骨柱ごとにレベル調整(柱目違いの調整及び柱水平精度の確保)を簡単に行うための、鉄骨柱の目違い修正装置に関するものである。
従来、鉄骨構造の建物を建設する場合は、予め工場にて数層分を一節として加工した鉄骨柱を、建設現場にてタワークレーン等で吊り上げて既設の鉄骨柱の上端部に仮締めして、数本の鉄骨柱を立設し、その上部を梁で仮に接続した後に、ブロック毎にその起立姿勢をワイヤーロープ等を用いて調整して所謂「建ち」を入れ直し、所要の建方精度を得た後、鉄骨柱の本締めを行い又は溶接により接続している。
また、鉄骨柱のレベル調整治具としては、対向する鉄骨柱のジョイント部分に相対して支持される一対の取付基部と、取付基部のそれぞれに突設された支持受部と、支持受部間に取り付けられるジャッキ等の変位可動部とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
更に、鉄骨柱のレベル調整を行うテンションジャッキとしては、鉄骨柱の一対のエレクションピース間に介在させる伸縮アジャスターと、一端が伸縮アジャスターに固定され他端が一方のエレクションピースを押圧するレベル調整手段とを備えたものもある(特許文献2参照)。
特開2005−180101号公報 特開2006−28821号公報
上述した従来の建方技術においては、その組立の構造上、転倒や倒壊の防止措置として、ワイヤーロープ、シャックル、クリップ等の器具が必要であるために、作業コストが高くなり、また、その鉄骨の建て入れ直し(歪み直し)作業では、接続位置に誘導作業員が必要であって人件費も嵩む。更には、建て入れ調整作業員に合図をしたり、無線機を用いて誘導しなければならないため、微妙な調整誘導が困難で相当の熟練を要するという種々の問題点を有している。
また、従来の治具においては、ジョイント部分への取り付けの際、取付基部や変位可動部が意に反して落下してしまうおそれがあるといった問題点があり、安全で取り付けの簡単な治具が要望されている。
更に、従来のテンションジャッキにおいては、伸縮アジャスターを一対のエレクションピースに当接させて使用するので、エレクションピースが単独で設けられている部位には使用できないという欠点もある。
従って、従来例における場合においては、作業コストの削減を図り、鉄骨柱のレベル調整が容易であって、かつ安全性を向上させること等に解決しなければならない課題を有している。
前記従来例の課題を解決するための本発明の要旨は、貫通孔を有するエレクションピースが外面上部に設けられた下位鉄骨柱と、該下位鉄骨柱の上端に接続する上位鉄骨柱との接続部の目違いを修正する鉄骨柱の目違い修正装置であって、該目違い修正装置は、所要間隔を開けた一対の本体プレートで形成され、前記エレクションピースの両側を挟持させ、前記貫通孔と連通させた挿通孔にボルトを挿通して前記エレクションピースにボルト止めする本体部と、該本体部に一端側が挟持され、当該挟持部位の外側に他端側が延出する延出プレートと、該延出プレートの他端側に螺入され、下端部を前記エレクションピースの縁部に圧接させる圧接用ボルトと、後部側を前記本体部の側部に当接させる油圧ジャッキと、から少なくとも構成され、該油圧ジャッキの駆動時に、ラムの先端部が前記上位鉄骨柱の下部近傍を押圧する構成である。
また、前記本体部は、間隔保持用の長尺プレートが挟持され、該長尺プレートの一側面には、前記油圧ジャッキのシリンダを並列させるガイドプレートが連設されること、;
前記油圧ジャッキの後部側は、高さ調整用の介在物を介して前記本体部の側部に当接させること、;
を含むものである。
本発明に係る鉄骨柱の目違い修正装置によれば、油圧ジャッキのラムで上位鉄骨柱の下部近傍を押圧し、その反力を本体部で受けることとなり、その結果、接続部のズレや捻れの調整を行い、目違いの修正及び建ち直しの調整を行うことができる。
また、目違い修正装置は比較的簡易な構造であり、従来例のような器具や人件費が必要ないので、製造コストや作業コストを低減することができる。そして、作業に熟練を要することなく誰にでも簡単で安全に作業を行うことができるので、作業効率が向上して作業時間が短縮できる。
更に、目違い修正装置は、単独のエレクションピースに取り付けるので、エレクションピースを一対設けられない細身の鉄骨柱であっても使用できるという種々の優れた効果を奏する。
本体部は、間隔保持用の長尺プレートが挟持され、該長尺プレートの一側面には、前記油圧ジャッキのシリンダを並列させるガイドプレートが連設されることによって、長尺プレートの存在により本体部の間隔が保持される。また、ガイドプレートの存在によって、油圧ジャッキを上位鉄骨柱に対して垂直に設置することができるという種々の優れた効果を奏する。
更に、油圧ジャッキの後部側は、高さ調整用の介在物を介して前記本体部の側部に当接させることによって、油圧ジャッキを最適な高さに設置することができるという優れた効果を奏する。
本発明に係る鉄骨柱の目違い修正装置11の正面図である。 本発明に係る鉄骨柱の目違い修正装置11の側面図である。 本発明に係る鉄骨柱の目違い修正装置11の、油圧ジャッキ15を省略した平面図である。 鉄骨柱の目違い修正装置11を下位鉄骨柱18のエレクションピース17に取り付けた状態を示す斜視図である。 鉄骨柱の目違い修正装置11を下位鉄骨柱18のエレクションピース17に取り付けた状態を示す斜視図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1から図3において、符号11は鉄骨柱の目違い修正装置を示し、この目違い修正装置11は、本体部12と、本体部12に挟持される延出プレート13と、延出プレート13の他端側13bに螺入される圧接用ボルト14と、本体部12の側部12cに当接させる油圧ジャッキ15とから構成される。
鉄骨柱の目違い修正装置11は、図1から図5に示すように、貫通孔16を有するエレクションピース17が外面上部に設けられた下位鉄骨柱18と、下位鉄骨柱18の上端に接続する上位鉄骨柱19との接続部20の目違いの修正及び建ち直しの調整を行うための装置である。なお、図中の符号34は、上位鉄骨柱19に設けられたエレクションピースを示す。
本体部12は、所要の間隔を開けた一対の本体プレート12dで形成される。本体プレート12dは、略L字状に形成され、一端側12aの近傍に挿通孔21が穿設されており、他端側12bの近傍に長孔24が形成されており、他端側12bの反対側には側部12cが形成されている。
このような形状の本体部12は、図1及び図3に示すように、一端側12aをエレクションピース17の両側に挟持させ、貫通孔16と連通させた挿通孔21に、ボルト22を挿通してナット23を螺着することによって(図4及び図5参照)、本体部12をエレクションピース17にボルト止めする。
また、長孔24は、目違い修正装置11を持ち運びあるいは操作する時に、この長孔24に指を差し入れて他端側12bを把持することができるので、操作時の使い勝手が良好である。
延出プレート13は、一端側13aが本体部12に挟持され、図1及び図2に示すように、本体プレート12dの両側からボルト25で固着される。また、挟持部位の外側に延出プレート13の他端側13bが延出する。
圧接用ボルト14は、延出プレート13の他端側13bに螺入され、下端部14aをエレクションピース17の縁部17aに圧接させる。このような圧接用ボルト14は、油圧ジャッキ15のラム29で上位鉄骨柱19の下部19a近傍を押圧して、その反力を本体部12で受けた時に、当該本体部12の傾斜を防止すると共に、本体部12の位置調整の役目を有する。
本体部12の側部12cの近傍には、間隔保持用の長尺プレート26が挟持され、図1及び図2に示すように、本体プレート12dの両側からボルト31で固着される。この長尺プレート26の存在によって、本体部12の間隔、即ち、本体プレート12d同士の間隔が保持される。
また、長尺プレート26の一側面には、ガイドプレート27がボルト33で取り付けられている。このガイドプレート27は、油圧ジャッキ15のシリンダ28を並列させる位置に設けられ(図1参照)、これによって油圧ジャッキ15を上位鉄骨柱19に対して垂直に設置できる。
油圧ジャッキ15は、シリンダ28の後部側28aを本体部12の側部12cに当接させて、ラム29を上位鉄骨柱19の下部19aに向けて設置する。油圧ジャッキ15には、油圧ホース32が接続される(図4参照)。
また、油圧ジャッキ15のシリンダ28の後部側28aは、高さ調整用の介在物30を介して側部12cに当接させることが望ましい(図4及び図5参照)。適宜の厚さの介在物30を介することによって、油圧ジャッキ15を最適高さの位置に設置できることとなる。
以上のように構成される鉄骨柱の目違い修正装置11は、上述のように、本体部12の一端側12aをエレクションピース17の両側に挟持させてから、貫通孔16と連通させた挿通孔21にボルト22を挿通して、ナット23で強固に螺着して、本体部12をエレクションピース17にボルト止めする。
次に、上述のように、油圧ジャッキ15の後部側28aに、適宜厚さの介在物30を介して側部12cに当接させ、ラム29を上位鉄骨柱19の下部19aに向けて設置すると共に、圧接用ボルト14を螺入して、下端部14aをエレクションピース17の縁部17aに圧接させて、本体部12の位置調整を行う。
そして、油圧ジャッキ15を駆動させて、ラム29の先端部で上位鉄骨柱19の下部19a近傍を押圧し、その反力を本体部12で受けることとなり、その結果、接続部20のズレや捻れの調整を行い目違いを修正する。
このような鉄骨柱の目違い修正装置11は、比較的簡易な構造であり、従来例のような器具や人件費が必要ないので、製造コストや作業コストを低減することができる。また、作業に熟練を要することなく誰にでも簡単で安全に作業を行うことができるので、作業効率が向上して作業時間が短縮できる。更に、目違い修正装置11は、単独のエレクションピース17に取り付けるので、エレクションピースを一対設けられない細身の鉄骨柱であっても使用できる(図5参照)。
11 鉄骨柱の目違い修正装置
12 本体部
12a 一端側
12b 他端側
12c 側部
12d 本体プレート
13 延出プレート
13a 一端側
13b 他端側
14 圧接用ボルト
14a 下端部
15 油圧ジャッキ
16 貫通孔
17 エレクションピース
17a 縁部
18 下位鉄骨柱
19 上位鉄骨柱
19a 下部
20 接続部
21 挿通孔
22 ボルト
23 ナット
24 長孔
25 ボルト
26 長尺プレート
27 ガイドプレート
28 シリンダ
28a 後部側
29 ラム
30 介在物
31 ボルト
32 油圧ホース
33 ボルト
34 エレクションピース

Claims (3)

  1. 貫通孔を有するエレクションピースが外面上部に設けられた下位鉄骨柱と、該下位鉄骨柱の上端に接続する上位鉄骨柱との接続部の目違いを修正する鉄骨柱の目違い修正装置であって、
    該目違い修正装置は、
    所要間隔を開けた一対の本体プレートで形成され、前記エレクションピースの両側を挟持させ、前記貫通孔と連通させた挿通孔にボルトを挿通して前記エレクションピースにボルト止めする本体部と、
    該本体部に一端側が挟持され、当該挟持部位の外側に他端側が延出する延出プレートと、
    該延出プレートの他端側に螺入され、下端部を前記エレクションピースの縁部に圧接させる圧接用ボルトと、
    後部側を前記本体部の側部に当接させる油圧ジャッキと、から少なくとも構成され、
    該油圧ジャッキの駆動時に、ラムの先端部が前記上位鉄骨柱の下部近傍を押圧する構成であること
    を特徴とする鉄骨柱の目違い修正装置。
  2. 前記本体部は、間隔保持用の長尺プレートが挟持され、
    該長尺プレートの一側面には、前記油圧ジャッキのシリンダを並列させるガイドプレートが連設されること
    を特徴とする請求項1に記載の鉄骨柱の目違い修正装置。
  3. 前記油圧ジャッキの後部側は、高さ調整用の介在物を介して前記本体部の側部に当接させること
    を特徴とする請求項1に記載の鉄骨柱の目違い修正装置。
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