JP2002363748A - 酸化珪素膜の製造方法 - Google Patents

酸化珪素膜の製造方法

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JP2002363748A JP2001174880A JP2001174880A JP2002363748A JP 2002363748 A JP2002363748 A JP 2002363748A JP 2001174880 A JP2001174880 A JP 2001174880A JP 2001174880 A JP2001174880 A JP 2001174880A JP 2002363748 A JP2002363748 A JP 2002363748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、プラズマCVD法により酸化珪素
膜を成膜する際に、原料ガスである有機珪素ガスと共に
用いられる酸素原子を含む酸化性ガスもしくは不活性ガ
スによる基材に対する不具合を最小限に抑えることがで
きる酸化珪素膜の製造方法を提供することを主目的とす
る。 【解決手段】 本発明は、反応チャンバー内での気化が
可能であり、かつ炭素−珪素結合を分子内に有さない有
機珪素化合物を成分とする有機珪素ガスと、上記有機珪
素化合物1モルに対して14モル以下の酸素原子を含む
酸化性ガスとを原料ガスとして用い、反応チャンバー内
でプラズマCVD法により基材に対して酸化珪素膜を成
膜することを特徴とする酸化珪素膜の製造方法を提供す
ることにより上記目的を達成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマCVD法
により基材上に酸化珪素膜を成膜するにあたり、基材に
対して悪影響を及ぼすことの少ない酸化珪素膜の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品、医薬品、化学薬品等の包装には、
水蒸気や酸素の透過防止のため、ガスバリア性のプラス
チックフィルムが使用されている。そして、内容物の変
質を防ぐためさらに良好な水蒸気や酸素の透過防止性が
必要な用途には、高度なガスバリア性を有するフィルム
が用いられている。
【0003】このようなフィルムとしては、従来よりア
ルミ箔が知られているが、使用後の廃棄処理が問題にな
っている他に、基本的に不透明であり、内容物を外から
見ることができない問題がある。このような問題点を解
決するために、高いガスバリア性を有する酸化珪素膜を
プラスチックフィルム上に成膜することにより、透明で
かつ高度なガスバリア性をフィルムに付与する技術が提
案されている。
【0004】酸化珪素膜を基材上に成膜する手段として
は、真空蒸着法やスパッタリング法、熱CVD法等があ
るが、いずれも基材を高温とする必要があることから、
基材がポリエチレンフィルムである場合等の耐熱性に問
題がある場合や、基材が半導体である場合等熱を加える
ことができない場合等においては用いることができない
といった問題があった。
【0005】このような問題を解決する手段として、プ
ラズマCVD法が提案されている。プラズマCVD法に
よれば、基材の表面温度が100℃以下でも十分に酸化
珪素膜を基材表面に成膜することが可能であり、上述し
た基材の耐熱性に問題がある場合や基材を加熱できない
場合等に有効であることが確認されている。
【0006】プラズマCVD法により酸化珪素膜を成膜
する場合、原料ガスとして、有機珪素ガスと共に酸素ガ
スおよび不活性ガスが用いられる。この際、酸素ガス
は、プラズマ中で有機珪素化合物、特に有機珪素化合物
中の珪素−炭素結合を分解するために必要であり、また
不活性ガスはプラズマを安定化させる等の効果があるこ
とから用いられている。
【0007】しかしながら、有機珪素ガスと共にこの酸
素ガスを用いた場合は、プラズマCVD法により酸化珪
素膜を製造する際に、基材表面をエッチングしてしまう
といった問題が生じる。また、不活性ガスを原料ガスに
含めて用いた場合は、基材を黄変させてしまうという問
題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたものであり、プラズマCVD
法により酸化珪素膜を成膜する際に、原料ガスである有
機珪素ガスと共に用いられる酸素原子を含む酸化性ガス
もしくは不活性ガスによる基材に対する不具合を最小限
に抑えることができる酸化珪素膜の製造方法を提供する
ことを主目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1に記載するように、反応チャン
バー内での気化が可能であり、かつ炭素−珪素結合を分
子内に有さない有機珪素化合物を成分とする有機珪素ガ
スと、上記有機珪素化合物1モルに対して14モル以下
の酸素原子を含む酸化性ガスとを原料ガスとして用い、
反応チャンバー内でプラズマCVD法により基材に対し
て酸化珪素膜を成膜することを特徴とする酸化珪素膜の
製造方法を提供する。
【0010】本発明によれば、原料ガスとして用いられ
る有機珪素化合物が、炭素−珪素結合を有するものでは
ないので、この結合を分解するために用いられる酸素原
子を含む酸化性ガスを上述したように最小限とすること
ができ、これにより基材に対するエッチングといった不
具合を最小限とすることができる。
【0011】また、本発明は、請求項2に記載するよう
に、反応チャンバー内での気化が可能であり、かつ炭素
−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化合物を成分と
する有機珪素ガスを原料ガスとして用い、かつ酸素原子
を含む酸化性ガスを原料ガス中に含まない状態で、反応
チャンバー内でプラズマCVD法により基材に対して酸
化珪素膜を成膜することを特徴とする酸化珪素膜の製造
方法を提供する。上述したように有機珪素化合物が炭素
−珪素化合物を有するものではないので、原料ガス中に
酸素原子を含む酸化性ガスは不要である。よって、酸素
原子を含む酸化性ガスを原料ガス中から除去することに
より、基材に対するエッチングといった不具合を防止す
ることができる。
【0012】また、請求項3に記載された発明において
は、反応チャンバー内での気化が可能であり、かつ炭素
−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化合物を成分と
する有機珪素ガスと、上記有機珪素ガスの体積を1とし
た場合に1以下の体積となる不活性ガスとを原料ガスと
して用い、反応チャンバー内でプラズマCVD法により
基材に対して酸化珪素膜を成膜することを特徴とする酸
化珪素膜の製造方法を提供する。本発明においては、有
機珪素ガスに用いる有機珪素化合物が分子内に炭素−珪
素結合を有するものでなく、よって比較的容易にプラズ
マ内で分解が生じイオン化され易い特性がある。したが
って、不活性ガスの量が上述したように少ない場合であ
っても、プラズマを不安定化させることなく酸化珪素膜
を形成することが可能となる。これにより、基材を黄変
させることなくプラズマCVD法による酸化珪素膜の成
膜を行なうことが可能となる。
【0013】さらに、請求項4に記載された発明におい
ては、反応チャンバー内での気化が可能であり、かつ炭
素−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化合物を成分
とする有機珪素ガスを原料ガスとして用い、かつ不活性
ガスを原料ガス中に含まない状態で、反応チャンバー内
でプラズマCVD法により基材に対して酸化珪素膜を成
膜することを特徴とする酸化珪素膜の製造方法を提供す
る。この場合は、完全に不活性ガスを用いていないこと
から、黄変を完全に防止することができる。
【0014】また、上記請求項1または請求項2に記載
された発明においては、請求項5に記載するように、上
記有機珪素ガスの体積を1とした場合に、1以下の体積
となる不活性ガスを原料ガスとして用いることが好まし
い。このように酸素原子を有する酸化性ガスを少量とす
る、もしくは全く用いない状態で、不活性ガスの使用量
をこのように少量とすることにより、基材に対するエッ
チングといった不具合を防止し、かつ基材の黄変も同時
に防止することが可能となるからである。
【0015】さらに、上記請求項1または請求項2に記
載された発明においては、請求項6に記載するように、
上記不活性ガスを原料ガス中に含まないことがさらに好
ましい。このように不活性ガスを含まなければ、基材の
黄変を完全に防止することができ、基材に対するエッチ
ングの防止と共に基材に対する不具合を効果的に防ぐこ
とができるからである。
【0016】上記請求項1から請求項6までのいずれか
の請求項に記載された発明においては、請求項7に記載
するように、上記有機珪素ガスが、下記化学式(1)ま
たは(2)で示される有機珪素化合物の内の少なくとも
1種類を成分とするものであることが好ましい。
【0017】
【化2】
【0018】このように、置換基としてアルコキシ基を
有する有機珪素化合物は、珪素とアルコキシ基の酸素と
の間での切断が比較的低いエネルギーで行なうことが可
能であることから、酸素原子を有する酸化性ガスもしく
は不活性ガスの存在が少ない場合、もしくは含まれてい
ない場合であっても、問題無く基材上に酸化珪素膜を形
成することができるからである。
【0019】上記請求項7に記載された発明において
は、請求項8に記載するように、上記有機珪素ガスが、
テトラメトキシシランおよびテトラエトキシシランの内
の少なくとも1種類を成分とするものであることが好ま
しい。これらの有機珪素化合物は、反応チャンバー内で
気化し易く、取り扱いが容易であるからである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の酸化珪素膜の製造
方法について説明する。本発明の酸化珪素膜の製造方法
における第1の特徴は、反応チャンバー内での気化が可
能であり、かつ炭素−珪素結合を分子内に有さない有機
珪素化合物を成分とする有機珪素ガスと、上記有機珪素
化合物1モルに対して14モル以下の酸素原子を含む酸
化性ガスとを原料ガスとして用い、反応チャンバー内で
プラズマCVD法により基材に対して酸化珪素膜を成膜
するところにある。すなわち、プラズマCVD法による
酸化珪素膜の製造方法において、原料ガスとして酸素原
子を含有する酸化性ガスの使用量を低下させる、もしく
は使用しないようにしたところに特徴を有するものであ
る。
【0021】ここで、本発明でいう酸素原子を含有する
酸化性ガスとしては、NO、酸素ガス、CO、CO
等を挙げることができるが、一般的には酸素ガスやN
Oが用いられる。
【0022】本発明においては、有機珪素ガスとして、
反応チャンバー内での気化が可能であり、かつ炭素−珪
素結合を分子内に有さない有機珪素化合物を成分とする
ガスを用いている。ここで、酸素原子を含有する酸化性
ガスは、切断するためには比較的高いエネルギーを必要
とする炭素−珪素結合を切断するために用いられるもの
である。したがって、このように有機珪素ガスとして炭
素−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化合物を用い
る本発明においては、原則的には上記酸素原子を有する
酸化性ガスが不要となる。
【0023】一方、この酸素原子を含有する酸化性ガス
は、反応チャンバー内においてプラズマCVD法による
酸化珪素膜の形成を行なう際に、基材をエッチングして
しまい、表面の平滑性を低下させてしまうといった不具
合を有するものである。
【0024】このような点から、本発明においては、上
記炭素−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化合物1
モルに対して14モル以下の酸素原子を含む酸化性ガス
を用いることにより、基材に対するエッチングといった
不具合を低減させるようにしたものである。
【0025】本発明においては、上記有機珪素化合物に
対する酸素原子を含む酸化性ガスの含有量は少なければ
少ないほど、基材に対するエッチングが生じないことか
ら好ましいのであるが、上記有機珪素化合物の種類にも
よるが、この有機珪素化合物を分解するのに必要な酸素
原子は存在しても、理論的には基材に対するエッチング
は生じない。このような観点から、本発明においては、
上記炭素−珪素結合を分子内に有さない化合物1モルに
対して14モル以下の酸素原子を含む酸化性ガス量とす
ることが好ましく、特に好ましくは1分子あたりに含む
シリコン原子数(n)に対してn=1((RO)Si
タイプ)ならば4モル以下、n=2((RO)Si−
O−Si(RO)タイプ)ならば、6モル以下であ
る。最も好ましくは、酸素原子を含有する酸化性ガスを
原料ガスとして全く含まないようにして形成する場合で
ある。
【0026】一方、本発明の第2の特徴は、反応チャン
バー内での気化が可能であり、かつ炭素−珪素結合を分
子内に有さない有機珪素化合物を成分とする有機珪素ガ
スと、上記有機珪素ガスの体積を1とした場合に1以下
の体積となる不活性ガスとを原料ガスとして用い、反応
チャンバー内でプラズマCVD法により基材に対して酸
化珪素膜を成膜するところにある。すなわち、プラズマ
CVD法による酸化珪素膜の製造方法において、原料ガ
スとして不活性ガスの使用量を低下させる、もしくは使
用しないようにしたところに特徴を有するものである。
【0027】ここで、本発明でいう不活性ガスとは、ヘ
リウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、
クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)、およびラドン
(Rn)といった希ガス類元素を意味するものであり、
一般的にはヘリウムもしくアルゴン等が用いられる。
【0028】本発明においては、有機珪素ガスとして、
反応チャンバー内での気化が可能であり、かつ炭素−珪
素結合を分子内に有さない有機珪素化合物を成分とする
ガスを用いている。これは、比較的安定な炭素−珪素結
合以外の結合により、珪素と他の有機置換基とが結合さ
れていることを意味するものであり、プラズマ内におい
て比較的分解され易い有機珪素化合物であることを意味
するものである。このように、プラズマ内で分解され易
いということは、分解された成分がイオン化することか
らプラズマの安定に寄与することになる。
【0029】ここで、上記不活性ガスは、一般的にはプ
ラズマCVDにより膜を形成する際のプラズマを安定さ
せるため等に用いられるものである。したがって、この
ように有機珪素ガスとして炭素−珪素結合を分子内に有
さない有機珪素化合物を用いる本発明においては、原則
的にはプラズマは安定していると考えられ、上記不活性
ガスは不要となる。
【0030】一方、この不活性ガスは、反応チャンバー
内においてプラズマCVD法による酸化珪素膜の形成を
行なう際に、基材を黄変させるという不具合を生じさせ
るものである。
【0031】このような点から、本発明においては、上
記炭素−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化合物を
成分とする有機珪素ガスの体積を1とした場合に1以下
の体積となる不活性ガスを原料ガスとして用いることに
より、基材を黄変させるという不具合を低減させるよう
にしたものである。
【0032】本発明においては、上記有機珪素化合物に
対する不活性ガスの量は少なければ少ないほど、基材を
黄変させる度合いが少なくなることから好ましいのであ
るが、用途によっては、ある程度の黄変は許容範囲であ
る場合もある。このような観点から、本発明において
は、上記炭素−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化
合物を成分とする有機珪素ガスの体積を1とした場合に
1以下の体積となる不活性ガスのガス量とすることが好
ましく、最も好ましくは、不活性ガスを原料ガスとして
全く含まないようにして形成する場合である。
【0033】本発明においては、上述した第1の特徴お
よび第2の特徴は組み合わせて用いることが好ましい。
例えば、酸素原子を有する酸化性ガスが上記有機珪素ガ
スの成分である有機珪素化合物1モルに対して14モル
以下であり、かつ上記有機珪素ガスの体積1に対して不
活性ガスの体積が1以下となるようにしてプラズマCV
D法により酸化珪素膜を成膜した場合は、基材がエッチ
ングされて平滑性が損なわれる不具合を低減することが
できると同時に、基材の黄変を低減することが可能とな
るのである。本発明においては、上記酸素原子を有する
酸化性ガスおよび不活性ガスの含有量が少なくなる組み
合わせとすることが好ましい組み合わせであるといえ、
最も好ましい組み合わせは、酸素原子を有する酸化性ガ
スおよび不活性ガスが原料ガスとして全く用いらずに酸
化珪素膜が製造される場合である。
【0034】本発明においては、上述したように原料ガ
スとして用いられる有機珪素ガスが、炭素−珪素結合を
分子内に有さない有機珪素化合物であるが、この炭素−
珪素結合を分子内に有さない有機珪素化合物として好ま
しい化合物は、下記化学式(1)または化学式(2)で
示される化合物であるといえる。
【0035】
【化3】
【0036】この式で示される有機珪素化合物は、全て
炭素が酸素を介して珪素と結合されているものであり、
この酸素と珪素との結合は比較的不安定であり、小さい
エネルギーで切断することが可能であることから、本発
明においては好適であるといえる。
【0037】さらに、本発明においては、上記有機珪素
化合物がテトラメトキシシランもしくはテトラエトキシ
シランであることが好ましい。これらの有機珪素化合物
は上記化学式で示される化合物の中でも低分子量のもの
であり、気化しやすいことから取り扱いが容易であるか
らである。
【0038】ここで、有機珪素化合物がテトラメトキシ
シランであり、酸素原子を含有する酸化性ガスが酸素ガ
スである場合に、テトラメトキシシランを分解するため
に消費される酸素から換算した酸素ガス量の上限につい
て説明する。
【0039】通常TMOS(テトラメトキシシラン:S
i(OCH)を酸素添加により分解する場合に必
要な酸素量は以下の通りである。
【0040】分解生成物は通常、HO、CO、C
、およびCHの形で分解する。ここで、CH
はCHが生成し、全ての分解生成物は等しいモル数発
生すると仮定する。また計算上Cが余る場合は、必要酸
素量を最大限見積もる場合を仮定し、余ったC原子数分
だけCOが余計に生成されると仮定すると、TMOS
の分解は以下の通り考えられる。
【0041】TMOS+7O → SiO+CO+2
CO+CH+4HOであるので、TMOSが1モ
ルに対して、酸素原子7モルが必要と考えられる。した
がって、これ以下の酸素量であれば、基材のエッチング
に供される酸素は理論的上存在せず、よってエッチング
は生じにくいと考えることができる。
【0042】次にテトラエトキシシラン(TEOS)に
ついて考察すると、同様の計算からTEOSが1の体積
量を分解するのに、酸素原子は14モル必要と考えられ
る。したがって、これ以下の酸素量であれば、基材のエ
ッチングは生じにくいと考えることができる。
【0043】本発明は、このような原料ガスを用いて反
応チャンバー内でプラズマCVD法により基材に対して
酸化珪素膜を成膜する。ここで、本発明で用いるプラズ
マCVD法としては、特に限定されるものではなく、誘
導結合型であっても、容量結合型であってもよく、また
リモートプラズマ方式であってもダイレクト方式であっ
ても用いることが可能である。また、用いる反応チャン
バーの形状等に関しても特に限定されるものではない
が、通常は、長尺の高分子樹脂フィルムを基材として用
い、それを搬送させながら連続的に酸化珪素膜を形成す
ることができる連続成膜可能な装置が好ましく用いられ
る。
【0044】また、本発明の酸化珪素膜の製造方法によ
り得られる酸化珪素膜が、ガスバリアフィルムとして用
いる場合の基材としては、上述した酸化珪素膜を保持す
ることができるフィルムであれば特に限定されるもので
はなく、いかなるフィルムをも用いることができる。
【0045】具体的には、 ・エチレン、ポリプロピレン、ブテン等の単独重合体ま
たは共重合体または共重合体等のポリオレフィン(P
O)樹脂、 ・環状ポリオレフィン等の非晶質ポリオレフィン樹脂
(APO)、 ・ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレ
ン2,6−ナフタレート(PEN)等のポリエステル系
樹脂、 ・ナイロン6、ナイロン12、共重合ナイロン等のポリ
アミド系(PA)樹脂、ポリビニルアルコール(PV
A)樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EV
OH)等のポリビニルアルコール系樹脂、 ・ポリイミド(PI)樹脂、 ・ポリエーテルイミド(PEI)樹脂、 ・ポリサルホン(PS)樹脂、 ・ポリエーテルサルホン(PES)樹脂、 ・ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、 ・ポリカーボネート(PC)樹脂、 ・ポリビニルブチラート(PVB)樹脂、 ・ポリアリレート(PAR)樹脂、 ・エチレン−四フッ化エチレン共重合体(ETFE)、
三フッ化塩化エチレン(PFA)、四フッ化エチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(FE
P)、フッ化ビニリデン(PVDF)、フッ化ビニル
(PVF)、パーフルオロエチレン−パーフロロプロピ
レン−パーフロロビニルエーテル−共重合体(EPA)
等のフッ素系樹脂、 等を用いることができる。
【0046】また、上記に挙げた樹脂以外にも、ラジカ
ル反応性不飽和化合物を有するアクリレート化合物によ
りなる樹脂組成物や、上記アクリルレート化合物とチオ
ール基を有するメルカプト化合物よりなる樹脂組成物、
エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエ
ステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート等のオ
リゴマーを多官能アクリレートモノマーに溶解せしめた
樹脂組成物等の光硬化性樹脂およびこれらの混合物等を
用いることも可能である。さらに、これらの樹脂の1ま
たは2種以上をラミネート、コーティング等の手段によ
って積層させたものを基材フィルムとして用いることも
可能である。
【0047】上記に挙げた樹脂等を用いた本発明の基材
は、未延伸フィルムでもよく、延伸フィルムでもよい。
【0048】本発明の基材は、従来公知の一般的な方法
により製造することが可能である。例えば、材料となる
樹脂を押し出し機により溶融し、環状ダイやTダイによ
り押し出して急冷することにより、実質的に無定形で配
向していない未延伸の基材を製造することができる。ま
た、未延伸の基材を一軸延伸、テンター式逐次二軸延
伸、テンター式同時二軸延伸、チューブラー式同時二軸
延伸などの公知の方法により、基材の流れ(縦軸)方
向、または基材の流れ方向と直角(横軸)方向に延伸す
ることにより延伸基材を製造することができる。この場
合の延伸倍率は、基材の原料となる樹脂に合わせて適宜
選択することできるが、縦軸方向および横軸方向にそれ
ぞれ2〜10倍が好ましい。
【0049】また、本発明に用いられる基材において
は、上記酸化珪素膜を形成する前にコロナ処理、火炎処
理、プラズマ処理、グロー放電処理、粗面化処理、薬品
処理などの表面処理を行ってもよい。
【0050】さらに、このような基材の表面には、酸化
珪素膜との密着性の向上を目的としてアンカーコート剤
層を形成してもよい。このアンカーコート剤層に用いら
れるアンカーコート剤としては、ポリエステル樹脂、イ
ソシアネート樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エチ
レンビニルアルコール樹脂、ビニル変性樹脂、エポキシ
樹脂、変性スチレン樹脂、変性シリコン樹脂、およびア
ルキルチタネート等を、1または2種以上併せて使用す
ることができる。これらのアンカーコート剤には、従来
公知の添加剤を加えることもできる。そして、上記のア
ンカーコート剤は、ロールコート、グラビアコート、ナ
イフコート、ディップコート、スプレーコート等の公知
の方法により基材上にコーティングし、溶剤、希釈剤等
を乾燥除去することによりアンカーコーティングするこ
とができる。上記のアンカーコート剤の塗布量として
は、0.1〜5g/m(乾燥状態)程度が好ましい。
【0051】基材は、ロール状に巻き上げられた長尺品
が便利である。基材の厚さは、得られるガスバリアフィ
ルムの用途によって異なるので一概には規定できない
が、一般的な包装材料やパッケージ材料用の基材として
用いる場合には、3〜188μmが好ましい。
【0052】このようなフィルム上に上記本発明の酸化
珪素膜の製造方法により酸化珪素膜を形成してガスバリ
アフィルムとするためには通常5〜300nm程度の膜
厚で形成される。酸化珪素膜の厚さが5nm未満の場合
は、酸化珪素膜が基材の全面を覆うことができないこと
があり、ガスバリア性を向上させることができない。一
方、酸化珪素膜の厚さが300nmを超えると、クラッ
クが入り易くなること、透明性や外観が低下すること等
の不具合が起こり易くなるからである。
【0053】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0054】
【実施例】以下、本発明の酸化珪素膜について、実施例
を挙げて具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施
例に限定されるものではない。
【0055】(実施例1:酸素ガス(酸化性ガス)) [実施例1−1]図1に示すように、基材20としてシ
ート状(30cm×21cm)の2軸延伸ポリエステル
フィルム(東洋紡績社製、E5101、厚さ100μ
m)を準備し、プラズマCVD装置101のチャンバー
102内の下部電極114にコロナ未処理面を上側(成
膜面側)として装着した。
【0056】次に、CVD装置101のチャンバー内1
02内を、油回転ポンプおよびターボ分子ポンプにより
到達真空度3.0×10−5Torr(4.0×10−3P
a)まで減圧した。
【0057】原料ガスとして、テトラメトキシシラン
(TMOS)ガス(信越化学工業(株)製、KBM−0
4)のみを用いた。
【0058】次に下部電極114に90kHzの周波数を
有する電力(投入電力150W)を印加した。そしてチャン
バー102内の電極近傍に設けられたガス導入口109
から、テトラメトキシシラン5sccmを導入し、真空
ポンプ108とチャンバー102との間にあるバルブ1
13の開閉度を制御することにより、成膜チャンバー内
圧力を0.25Torrに保ち、バリア層付き基材上に
酸化珪素膜の成膜を行った。ここでsccmとはstanda
rd cubic centimeter per minuteの略である。成膜時間
は5分間として、実施例1−1の酸化珪素膜を得た。
【0059】[実施例1−2]原料ガスとして、酸素ガ
スをTMOS1モルに対して7モルとなるように導入し
た以外は、実施例1−1と同様にして実施例1−2の酸
化珪素膜を得た。
【0060】[比較例1−1および1−2]原料ガスと
して、酸素ガスをTMOS1モルに対して、それぞれ2
0モル、40モルとなるように導入した以外は、実施例
1−1と同様にして比較例1−1および1−2の酸化珪
素膜を得た。
【0061】[実施例1−3]原料ガスとして、テトラ
エトキシシラン(TEOS)ガス(信越化学工業(株)
製、KBE−04)のみを用いた以外は、実施例1−1
と同様にして実施例1−3の酸化珪素膜を得た。
【0062】[実施例1−4]原料ガスとして、酸素ガ
スをTEOS1モルに対して14モルとなるように導入
した以外は、実施例1−3と同様にして実施例1−4の
酸化珪素膜を得た。
【0063】[比較例1−3および1−4]原料ガスと
して、酸素ガスをTEOS1モルに対して、それぞれ2
0モル、40モルとなるように導入した以外は、実施例
1−3と同様にして比較例1−3および1−4の酸化珪
素膜を得た。
【0064】[比較例1−5〜1−8]原料ガスとして
ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)ガス(東レダ
ウコーニングシリコーンSH-200 0.65cSt)を用いた以外
は、実施例1−1と同様にして比較例1−5の酸化珪素
膜を得た。さらに酸素ガスをHMDSO1モルに対し
て、それぞれ14モル、20モル、40モル導入した以
外は比較例1−5と同様にして比較例1−6〜1−8の
酸化珪素膜を得た。
【0065】(評価方法) 1.ガス透過試験 酸素ガス透過率は、酸素ガス透過率測定装置(MOCO
N社製、OX−TRAN 2/20)を用い、23℃、
ドライ(0%Rh)の条件で測定した。水蒸気透過率
は、水蒸気透過率測定装置(MOCON社製、PERM
ATRAN−W3/31)を用い、37.8℃、100
%Rhの条件で測定した。
【0066】2.表面粗さ 測定には Digital Instruments製、セイコー電子製、To
pometrix製等のAFMを使用できるが、今回はDigital
Instruments製のNano Scpoe IIIを使用した。そして、
この場合には、タッピングモードで表面形状を500n
m×500nmの面積で測定したAFM像について、表
面粗さとしてRMS(最小自乗平均)値を測定した。
【0067】なお、上記タッピングモードとは、Q. Zon
gらが Surface Science Letter, 1993年 Vol.290, L688
-690に説明している通りであり、ピエゾ加振器を用い
て、先端に探針を付けたカンチレバーを共振周波数近傍
(約50〜500MHz)で加振させ、試料表面上を断
続的に軽く触れながら走査する方法であって、検出され
る振幅の変化量を一定に維持するように、カンチレバー
の位置を凹凸方向(Z方向)に移動させ、このZ方向へ
の移動に基づいた信号と平面方向(XY方向)の信号と
によって3次元表面形状を測定する方法である。
【0068】(評価結果)評価結果を以下の表1にまと
める。
【0069】
【表1】
【0070】(実施例2:ヘリウムガス(不活性ガ
ス)) [実施例2−1]実施例1−1と同様にして酸化珪素膜
を形成し、実施例2−1の酸化珪素膜とした。
【0071】[実施例2−2]原料ガスとして、ヘリウ
ムガスをTMOSの体積1に対して1となるように導入
した以外は、実施例2−1と同様にして実施例2−2の
酸化珪素膜を得た。
【0072】[比較例2−1〜2−3]原料ガスとし
て、ヘリウムガスをTMOSの体積1に対して、それぞ
れ2、5、および10となるように導入した以外は、実
施例2−1と同様にして比較例2−1、2−2および2
−3の酸化珪素膜を得た。
【0073】[実施例2−3]原料ガスとして、テトラ
エトキシシラン(TEOS)ガス(信越化学工業(株)
製、KBE−04)のみを用いた以外は、実施例2−1
と同様にして実施例2−3の酸化珪素膜を得た。
【0074】[実施例2−4]原料ガスとして、ヘリウ
ムガスをTEOSの体積1に対して1となるように導入
した以外は、実施例2−3と同様にして実施例2−4の
酸化珪素膜を得た。
【0075】[比較例2−5〜2−7]原料ガスとし
て、ヘリウムガスをTEOSの体積1に対して、それぞ
れ2、5、および10となるように導入した以外は、実
施例2−3と同様にして比較例2−5、2−6および2
−7の酸化珪素膜を得た。
【0076】[比較例2−8〜2−12]原料ガスとし
てヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)ガス(東レ
ダウコーニングシリコーンSH-200 0.65cSt)を用いた以
外は、実施例2−1と同様にして比較例2−8の酸化珪
素膜を得た。さらにヘリウムガスをHMDSOの体積1
に対して、それぞれ1、2、5、および10となるよう
に導入した以外は比較例2−8と同様にして比較例2−
9〜2−12の酸化珪素膜を得た。
【0077】(評価方法) 1.ガス透過試験 実施例1の場合と同様にして測定した。
【0078】2.ΔYi YiとはYellowness Indexのことで、光学的に透過で測
定し、白色標準板との比較でどのくらい黄色味を帯びて
いるか示すものである。この値が大きいほど黄色いこと
を示す。ΔYiはリファレンスとのYi値の差を表す。
【0079】単体で見て(比較サンプルなしで)人間の
目で見て黄色いと感じるのが大体0.5以上であるの
で、0.5を基準として判断した。
【0080】(評価結果)評価結果を以下の表2にまと
める。
【0081】
【表2】
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原料ガスとして用いられる有機珪素化合物が、炭素−珪
素結合を有するものではないので、この結合を分解する
ために用いられる酸素原子を含む酸化性ガスを上述した
ように最小限とすることができ、これにより基材に対す
るエッチングといった不具合を最小限とすることができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマCVD装置の一例を示す構成図であ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応チャンバー内での気化が可能であ
    り、かつ炭素−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化
    合物を成分とする有機珪素ガスと、前記有機珪素化合物
    1モルに対して14モル以下の酸素原子を含む酸化性ガ
    スとを原料ガスとして用い、反応チャンバー内でプラズ
    マCVD法により基材に対して酸化珪素膜を成膜するこ
    とを特徴とする酸化珪素膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 反応チャンバー内での気化が可能であ
    り、かつ炭素−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化
    合物を成分とする有機珪素ガスを原料ガスとして用い、
    かつ酸素原子を含む酸化性ガスを原料ガス中に含まない
    状態で、反応チャンバー内でプラズマCVD法により基
    材に対して酸化珪素膜を成膜することを特徴とする酸化
    珪素膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 反応チャンバー内での気化が可能であ
    り、かつ炭素−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化
    合物を成分とする有機珪素ガスと、前記有機珪素ガスの
    体積を1とした場合に1以下の体積となる不活性ガスと
    を原料ガスとして用い、反応チャンバー内でプラズマC
    VD法により基材に対して酸化珪素膜を成膜することを
    特徴とする酸化珪素膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 反応チャンバー内での気化が可能であ
    り、かつ炭素−珪素結合を分子内に有さない有機珪素化
    合物を成分とする有機珪素ガスを原料ガスとして用い、
    かつ不活性ガスを原料ガス中に含まない状態で、反応チ
    ャンバー内でプラズマCVD法により基材に対して酸化
    珪素膜を成膜することを特徴とする酸化珪素膜の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記有機珪素ガスの体積を1とした場合
    に、1以下の体積となる不活性ガスを原料ガスとして用
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    酸化珪素膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 不活性ガスを原料ガス中に含まないこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の酸化珪素
    膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記有機珪素ガスが、下記化学式(1)
    または(2)で示される有機珪素化合物の内の少なくと
    も1種類を成分とするものであることを特徴とする請求
    項1から請求項6までのいずれかの請求項に記載の酸化
    珪素化合物の製造方法。 【化1】
  8. 【請求項8】 前記有機珪素ガスが、テトラメトキシシ
    ランおよびテトラエトキシシランの内の少なくとも1種
    類を成分とするものであることを特徴とする請求項7に
    記載の酸化珪素膜の製造方法。
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